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『宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-』監督:西久保瑞穂 声:菅沼隆之 公開時コピー 宮本武蔵は本当に求道者だったのか… 押井流“歴史アニメドキュメンタリー” 押井守の原案・脚本をテレビシリーズ「お伽草子」の西久保瑞穂監督が映像化。 通常のアニメーション作品ではなく、実写を交えたドキュメンタリーとなる。 主題歌は泉谷しげる。 <あらすじ> 天下無双と呼ばれた剣豪・宮本武蔵。彼の兵法である「五輪書」を元に、その生き様、そして現在知られている“武蔵像”とは異なる彼の目指したものを解読していく。 1600年、関ヶ原の戦い。 西軍の兵士だった武蔵は、先陣を切って戦いに挑む。対するは騎馬部隊だった。 そこで彼は己の行く末を見出すのだが…。 <作品解説> 運良く公開日で押井守と西久保瑞穂監督の舞台挨拶付きで見られました。 本作の構想について、色々と話されていたのでこちらを若干。 押井守が10年来の構想としていたのが本作だそうで、通常の映画だとリサーチしたものはごくわずかにしか使われず、それをドキュメンタリーとすることで全体の3割に情報をいれることが可能。さらに、宮本武蔵は五輪書をはじめ、数々の文献では脚色の必要がないほどに面白い人生を送っていて、実に興味深いと、解説していました。 さて、宮本武蔵のアニメ部分は多くなく、そのほとんどが3Dのキャラクターによる解説とナレーション。 実質的なアニメは決闘シーンとなります。 蘊蓄部分は実に細かく、ヨーロッパの騎士、中国の騎兵、そして日本の武士への変遷やその役割などが描かれていたり、一見関係なさそうな展開でも、それが宮本武蔵という人物に繋がっていく様は面白い。 ドキュメンタリーということで、退屈な部分も散見しますが再現シーンをアニメでやる、というところは素直に評価できます。武蔵自身にセリフがないのも、アニメを絡めたドキュメンタリーとしての挑戦に思えます。 また、決闘シーンも五輪書を元に動きを付けているそうで、制作者のこだわりが感じられますね。 <見どころ> 決闘をもって、その無双ぶりを天下に知らしめた武蔵。 彼が生涯目指したものは何か…押井流の結末は興味深いところ。 決闘シーンに浪曲がかかるのも渋い。 <その他> 舞台挨拶がユーモアあふれていて、楽しかったですね。 「プロジェクトX」まではいかないけれど、「歴史発見」「その時、歴史は動いた」を目指したと言っていたように、意外性に溢れた作品でした。 なので、決して「バガボンド」を期待しないようという注釈付き。 もし本作が成功?すれば、次はアインシュタインだそうです(笑)。 <総評> 総じて興味深く、武蔵が好きなら必見でしょう。 ただ、舟島(巌流島の決闘)については、佐々木小次郎の人物像が知られている一般像と変わらなかったのが残念。 しかし、それを差し引いても面白い作品です。 よろしければクリックお願いします。
by syosei7602
| 2009-06-13 23:59
| ドキュメンタリー
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