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『SKY CAPTAIN AND THE WORLD OF TOMORROW』
アメリカ・イギリス/2004 監督:ケリー・コンラン 出演:ジュード・ロウ グウィネス・パルトロー アンジェリーナ・ジョリー ジョヴァンニ・リビシ マイケル・ガンボン バイ・リン 公開時コピー 1939年、ニューヨーク、巨大ロボット襲撃――。 監督のケリー・コンランが4年かけて作り上げたわずか6分間のCG映像が認められて撮ったSFアドベンチャー。 出演は「クローサー」「スターリングラード」のジュード・ロウ、「リプリー」でジュード・ロウと共演したグウィネス・パルトロー、「トゥームレイダー」シリーズのアンジェリーナ・ジョリー、「ロスト・イン・トランスレーション」のジョヴァンニ・リビシ、「ハリー・ポッター」2作目からダンブルドア校長を演じているマイケル・ガンボンなど。 <あらすじ> 1939年、ニューヨーク。 飛行船ヒンデンブルグ3号がエンパイアステートビルに停泊する。 しかし、乗客である科学者が失踪してしまった。 NYクロニクルの女性記者ポリーがその記事を書いた直後、1人の科学者が接触してくる。 その直後、NYを巨大ロボットが襲いポリーは記事用にロボットの写真を撮影していたが危うく死にかけるが、窮地を救ったのは恋人だったスカイキャプテンことジョー・サリバンだった。 ロボット襲撃と科学者失踪事件が関連していると知ったジョーとポリーは協力して、首謀者と思われる30年前に失踪したドイツのトーテンコフ博士を追い始めた。 *** セットもロケも存在しない俳優以外は全部CGという驚異的な映画。 そういやエンキ・ビラル監督の「ゴッド・ディーバ」も撮り方の主旨は一緒ですが、あちらはアート系だからなぁ。 本編ですが、セピア調でクラシカルな映像がこの映画の特徴ですが、少々ソフトにしすぎて見づらかったのが正直なところ。特に序盤は馴れないせいか、物語に入り込むことより馴れることに気が回ってしまいましたね。 ところが、馴れてしまうとかなり面白い! 荒唐無稽な設定、随所に見られるユーモアや、単純なストーリーなどエンターティメント性は抜群です。 ただ、思ったのはこの映画、女性よりも男性のファンが多くついたんじゃないかと言うこと。 クラシカルなのにSF、戦闘機、巨大ロボ、そしてアドベンチャーに美女とくれば一昔前のアニメそのものですよ(まあ、宮崎アニメの影響はかなり見られるけれど)。 監督のケリー・コンランはかなりのマニアです、きっと(笑)。 主演のジュード・ロウ、実はあんまり印象にない俳優でした。 「リプリー」で見たときに、映画全体の暗い雰囲気とマット・ディモンの不気味さが記憶に残っちゃってそれ以来全く見てないのです。 それに日本でブラッド・ピットのようにあんまりメジャーじゃないですね。 ともかくとして、この映画のジュード・ロウはかなり格好いいです。いやはや、こんなに良い俳優だったとは知らなかった。 個人的に次期007をやって貰いたいくらい。 そして、グウィネス・パルトロー。 1939年のファッション、ヘアスタイルがバッチリ決まってます。 「恋におちたシェイクスピア」でもそうでしたが、この女優はいわゆる現代的な顔じゃないですね。 それが良いんだけど。 そうそう、アンジェリーナ・ジョリーは主役より脇を固める方が良い味でるかも。 CG映像さえ馴れてしまえば、かなり楽しめる映画。 男女問わず、お薦めの1本です。 よろしければクリックお願いします。
by syosei7602
| 2005-05-25 23:45
| アクション/アドベンチャー
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