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『NIGHT AT THE MUSIAM』 アメリカ/2006
監督:ショーン・レヴィ 出演:ベン・スティラー カーラ・グギーノ ディック・ヴァン・ダイク ミッキー・ルーニー ビル・コッブス ジェイク・チェリー ロビン・ウィリアムズ ミズオ・ペック ラミ・マレック 公開時コピー みんな みんな、動き出す! アメリカでヒットしたファンタジーコメディ。 監督は「ピンク・パンサー」のショーン・レヴィ。 出演は「ミート・ザ・ペアレンツ」のベン・スティラー、「スパイキッズ」シリーズのカーラ・グギーノ、「メリー・ポピンズ」のディック・ヴァン・ダイク、「ティファニーで朝食を」のミッキー・ルーニー、「ラストサマー2」のビル・コッブス、「インソムニア」のロビン・ウィリアムズなど。 <あらすじ> ニューヨークに住む元会社経営者でバツイチ子持ちのラリー(ベン・スティラー)は、仕事と住む場所を転々とし、一人息子のニック(ジェイク・チェリー)や別れた妻に心配をかける日々。 いつか転機が来ると信じていたが、ニックが妻の再婚相手の仕事に興味を持ち始めたことから、遂に定職に就くことを決意する。 就職安定所に紹介してもらったのは自然史博物館の夜警。 ラリーは、引退する老警備員セシル(ディック・ヴァン・ダイク)達3人から仕事を引き継ぐ。 そして仕事初日、退屈のあまりに寝てしまったラリーは椅子から転げ落ちるが、その直後誰もいないはずの館内に水の音が響き渡る。 恐る恐る音のする場所へ向かったラリーが見たのは、ティラノサウルスの全身骨格がウォータークーラーから水を飲んでいる瞬間だった。 <作品解説> 予告編だけ見ると、とんでもないコメディかと思いきやほのぼの系のファンタジーでした。 自分の力ではなく「運」が向けば、人生を立て直せると思っている主人公ラリー。 されど、多くの映画に出てくるダメな父親の様に渋々という感じではなく、息子の為に頑張ろうという前向きなキャラクターです。 結構広い建物なのに、夜警は1人だけというかなり赤字かと思える博物館、しかし夜になるとおおよそ生命体をかたどっている者(蝋人形)は全て動き出すという展開。 しかも、彼らはちゃんと自らの歴史を知っているという凄い連中なのです(笑)。 さて、本作はベン・スティラーの映画にしてはめずらしく、下ネタはありません。まあ、そうでなくとも面白いのが彼の持ち味でもありますが、展示されている人物達でわかったのはルーズベルトとコロンブスくらいで、あとはサッパリ。 アメリカの歴史だからといえばそれまでですが、作中ラリーが歴史を勉強していたように、少し知ってから見ると面白さが増すかもしれません。 また、本作で語られる「偉人」についての定義、実は本作のキモでもあります。 はてさて、偉人とは一体なんぞや?もちろん、映画を見終わったときにちゃんとわかります。 <見どころ> CGの整合性もさることながら、ちょっとずつ差し込まれるユーモアはほっとするような笑いを提供してくれます。 大爆笑じゃなくて、クスッとした笑いですね。 ラストのちょっとしたオチも見逃さずに。 <出演者> ベン・スティラーの映画にはこの人、そうオーウェン・ウィルソンが出ています。 クレジットはされていないんですが、カメオ出演でもなく特別出演なのかな? ロビン・ウィリアムズは相変わらずの芸達者ぶりを発揮しています。個人的にはそれほど好きな俳優じゃないんですが、ユーモアのある映画に出ているこの人はいいですね~。 子役のジェイク・チェリーも好演。 全体的に質の高いファンタジー作品です。 家族連れで見てもいいし、1人で見たって楽しい、映画らしい映画でした。 もう少し歴史の勉強になるシーンがあっても良かったかな、という感じかな。 <関連作品> ナイト ミュージアム ナイト ミュージアム2 よろしければクリックお願いします。
by syosei7602
| 2007-03-22 23:58
| SF/ファンタジー/パニック
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