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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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25時
25時_d0030824_0394318.jpg『25TH HOUR』 アメリカ/2002
監督:スパイク・リー
出演:エドワード・ノートン フィリップ・シーモア・ホフマン
    バリー・ペッパー ロザリオ・ドーソン アンナ・パキン
    ブライアン・コックス



公開時コピー
俺に残された 最後の自由な24時間

「マルコムX」のスパイク・リー監督による刑務所収監前を控えた男の心情を描き出した秀作。
シナリオは原作者であるデイヴィッド・ベニオフが手がけた。
主演は「レッド・ドラゴン」「ファイトクラブ」のエドワード・ノートン。
共演は「パンチドランク・ラブ」のフィリップ・シーモア・ホフマン、「プライベート・ライアン」のバリー・ペッパー、現在日本では公開前の「シン・シティ」のロザリオ・ドーソン、「トロイ」のブライアン・コックス、「X-MEN」のアンナ・パキンなど。

<あらすじ>
ニューヨーク、麻薬ディーラーのモンティは瀕死の犬を助ける。
それから数ヶ月後、彼はドイルと名付けた犬と共に公園のベンチに座って佇んでいた。
彼は密告によって逮捕され、25時間後に刑務所に入ることになっていたのだ。
7年間という服役期間が重くのし掛かり、さらに二枚目のモンティが刑務所で他の囚人から受けるであろう行為は目に見えて明らかだった。
最後の夜を過ごすため、親友のジェイコブとフランクを誘う。
しかし、モンティの頭の中には恋人のナチュレルが彼を密告したのではないかという疑心暗鬼が渦巻いていた。
そして、最後の24時間が始まる。

***

犬の悲鳴から始まるこの映画、この冒頭のシーンは主人公モンティの人間性を一番良く表わしているシーン。
しかし麻薬密売という法を犯し、誰かを中毒にして築いてきた富、そして7年の服役をしなければならないモンティに対し、親友のフランクはそれを「自業自得」と言ってのける。
このバリー・ペッパー演じるフランクがこの映画では1番まともなキャラクターです。
ただ、それだけがこの映画の全てではないのが当然で、E・ノートンがなで肩のしょぼくれた雰囲気で犬を散歩しつつ、NYを闊歩する姿、これこそが肝なんじゃないかと思いますね。
テーマ自体は主人公に同情するといったものではなく、人生は取り戻せない、進んでいくだけだというもっとも当たり前の事を、刑務所収監という題材を据えることでうまく表現していると思います。

主役のE・ノートン、この人いいですね。個人的に好きな俳優の1人です。
未だにオスカーを獲れていないのが不思議な位、うまい人です(「アメリカン・ヒストリーX」の時なんかゾクゾクしました)。
監督のスパイク・リーは社会派監督としてその地位を確立していますが、その多くが黒人差別の問題についてのものだったのに対し、本作では人間の心情にスポットを当てています。
テンポの良い映画を作りますね。
共演のバリー・ペッパー、フィリップ・シーモア・ホフマンも良い味だしています。
個人的に残念だったのが、女優陣がいまひとつパッとしなかったところです。
まあ、必要だけれど気にならないというか、そんな感じでした。
ラストに感じるものは、泣くとかそういった単純なものではない映画です。
ただ、じんわりと感じるものがある良作なのでお薦めです。

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by syosei7602 | 2005-05-09 23:46 | ヒューマン/ドラマ
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