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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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マイノリティ・リポート
マイノリティ・リポート_d0030824_17575572.jpg『MINORITY REPORT』 アメリカ/2002
監督:スティーブン・スピルバーグ 
出演:トム・クルーズ コリン・ファレル サマンサ・モートン
    ロイス・スミス マックス・フォン・シドー ピーター・ストーメア
    ティム・ブレイク・ネルソン



公開時コピー
誰でも逃げる

最近のスピルバーグ映画は見る気がしない!と思っていたんだけど、久々にスピルバーグらしいというか・・・それなりにおもしろいです。
原作は「ブレードランナー」の原作者フィリップ・K・ディック。
出演はもはや知らない人はいないであろうトム・クルーズ、「フォーン・ブース」のコリン・ファレル、「CODE46」のサマンサ・モートン、「10億分の1の男」のマックス・フォン・シドー、「ツイスター」のロイス・スミスなど。

<あらすじ>
2054年、ワシントン。
政府は凶悪犯罪を未然に防ぐため、“プリコグ”と呼ばれる3人の予言者の能力によって、犯罪を起こす事が決定している“犯人”を逮捕する制度を取り入れていた。
その制度は着々と成果をあげ、犯罪は減少していた。
ジョン・アンダートンは犯罪予防局のチーフとして活躍していた。
ある日、ジョンは36時間以内に自分が見知らぬ誰かを殺すという予言を見てしまう。
突然追われる立場となったジョンは、その予言と容疑を晴らそうと逃亡するのだった。

***

映画自体はベーシックなSFで「SFが苦手」っていう人にも取っつきやすい作りですね。
いわゆる大衆映画というか、それなりにツッコミをいれるところもあるけど、それを補っても余るくらい見やすい。

なんていうんかなぁ、CGが多用され始めて爆発シーンも銃撃戦のシーンも、はたまたカーチェイスも誤魔化しが多い中、あくまでもこれは「CGありきの映画」というのは評価されるべきところだと思いますね。
「スターウォーズ」の模型を使った特殊撮影からここまで、架空の世界のリアリティを求めているならこの映画のあり方は正統派。
ストーリーもSFなんだから。
どうも話題性の強い映画に対しては世間一般の評価というか、特に有名監督、人気俳優の出演作に対しては理想的映画を求める人が多いけど、それは映画に対しての不満じゃなく自分が見たかったものが出来ていない事への不満じゃないかと思うんですね。
まあ、こんな事かいても所詮評価は「人それぞれ」の世界なので何とも深くは言えないけど。

この映画はアクションシーンは控えめだし、いまいち緊張感もそれほど強くはないけれど、気軽に見られるSFサスペンス。
トム・クルーズはこの映画からどうも「悪役」がやりたくなったんじゃないかなぁ。
シリアスな映画なのに軽いユーモアが入ったり(ダンシングベイビーが出ていたときは笑った)、コリン・ファレルの役柄もなかなか。
ただ、脇役があと少し色を出せていたらもうちょっと良くなったかも。

145分は些か長いという気もするけど、見て損はない映画です。

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by syosei7602 | 2004-11-10 23:17 | SF/ファンタジー/パニック
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