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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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シティ・オブ・ゴッド
シティ・オブ・ゴッド_d0030824_18152021.jpg『CIDADE DE DEUS』 ブラジル/2002
監督:フェルナンド・メイレレス 
出演:アレクサンドル・ロドリゲス レアンドロ・フィルミノ・ダ・オラ 
    セウ・ジョルジ アリス・ブラガ ダグラス・シルヴァ
受賞:アカデミー賞/外国映画賞・編集賞(2002)



公開時コピー
ブラジル リオデジャネイロ 神の街
暴力も銃もドラッグもすぐそこにある日常を駆け抜ける
少年たちの 事実にもとづく物語


「シティ・オブ・ゴッド」と呼ばれるリオのスラム街を舞台に繰り広げられる若いギャングの栄枯盛衰とそれを見続けカメラマンに憧れる1人の青年の物語。
実話に基づいて作られたこの映画は暴力と銃と血に溢れている。

<あらすじ>
3人のチンピラとその取り巻きリトル・ダイスとマネ、そして主人公ブスペカ。
3人は取り巻きのうちの1人リトル・ダイスの提案でモーテルを襲う。ルールは人を殺さない。
しかし、計画はリトル・ダイスの暴走により破綻する。

***

物語は60年代から始まり、70年代後半まで続きます。
ここで注目すべき点は登場人物が10歳以下から20代前半迄ということ。
10歳にも満たない子供がマリファナとコカインを吸い、銃を手にして「縄張り」を主張する。
邪魔者は殺し、金が無ければ奪い、自分の強さを誇示し、時には復讐のために命をかける。
まさしく仁義なき戦いといったところで、日本はまだマシと思ってしまう。

映画は130分とちょっと長めですが、全編ブラジル音楽と抗争の連続で飽きさせない。
怖いのはこの映画が実話に基づいているという事。
そして彼らは街を抜け出すことを考えずにひたすら突っ走る。
そういった意味では決して娯楽映画とは言えない。これは地球の裏側で起きた「事実」なんだ、と。
およそ日本では結びつかない世界だから映画として見ることは出来るんでしょう。

制作総指揮にはウォルター・サレス。
前日のブログに書いた「モーターサイクル・ダイアリーズ」の監督。
南米にこだわり続ける監督の初制作ということで、これからも南米映画には注目です。

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by syosei7602 | 2004-10-25 22:56 | ハードボイルド/犯罪
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