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『METAL GEAR SOLID:PHILANTHROPY PART.1』
イタリア/2009 監督・出演:ジアコーモ・タラミーニ 出演:パトリシア・リカルディ ニコラ・セッコーニ マルコ・サラン ジョバンニ・コンテソット アンドレア・フラン エンリコ・パソッティ 全世界で大ヒットしている「メタルギア」シリーズ。第1作から既に25年経ち、ハリウッドでも実写化が決定されているのに先立ち、イタリアのファンが自主制作で映画化し、無償公開されている。 制作期間は約5年(実際は予告編も含め7年)、制作費は日本円にして130万円という超低予算で制作された。 第1部となっているが、第2部は予算の都合などにより制作は未定となっているが、本作だけでも楽しめる。 エンディングはシリーズ1作目のエンディングを歌ったAoife Ferry。 なお、シリーズの生みの親である小島秀夫は同作を絶賛している(非公式の公認?) <あらすじ> 2007年、黒海上空。「反メタルギア財団フィランソロピー」のスネーク(ジアコーモ・タラミーニ)は、メンバーのハリソン(マルコ・サラン)からアルメニアとアゼルバイジャンの境にあるダスカサン地方への降下し、父親で上院議員のエイブラハム(ジョバンニ・コンテソット)の救出を依頼される。 エイブラハムはダスカサン地方で展開するアームズテック社と深い関わりがあり、メタルギア関連についての情報を握っていた。 任務にあたって、スナイパーのピエール(ニコラ・セコーニ)と元デルタの女性兵士エリザベス(パトリシア・リカルディ)が雇われるが…。 <総評> まさかのファン制作の実写化、しかもかなり本格的ながらも予算が130万円。低予算映画の代名詞といえばロバート・ロドリゲス監督の「エル・マリアッチ」が70万円(1992年当時)ですが、CGやかなりの数の出演者、ロケーションを考えても130万という金額は破格といえます。 本作はニコニコ動画で日本語訳が付けられ、これがオフィシャルの字幕となっています。また、イタリア人が演じていると言うことで、少し濃いめのキャスティングに台詞は英語は吹き替えです。 さて、本作は第1部で1時間弱の作品となっていますが、見どころは十分。CGの甘さなどはありますが、恐らくこれでも現在の邦画のレベルに少し足りないくらいかと。 物語は反メタルギア財団が不穏な動きを続けるダスカサン地方における軍事企業の動きと、企業に繋がりがある上院議員を連れ出すことが任務となります。主人公はスネークなのですが、物語に深みを持たせるためか、2人の兵士が仲間に。 この2人、なかなかキャラが立っており、特にエリザベスはいわゆる美女然とした感じがしないのがいいかも。 ブリーフィングに出てくるのはオタコンではなく、ビショップというオリジナルキャラのようです。まあ、話として考えるなら第2部とかでメイリンとか出すつもりだったのかも。 アクションシーンは銃撃戦がメイン、スネークの持ち味であるCQC(近接格闘)は見られないのが残念ですね。 出演者の演技はなかなかのもの。ただし、スネークはちょっと感情的すぎる感じかも。ピエールはキャラのまんま(笑)。エリザベスを演じた女優はちょっと格闘家っぽい雰囲気ですね。 明確な敵役が出てこなかったのは勿体ないですが、全3部作構成なのできっと2部からなのでしょう。 是非とも制作してもらいたいですが、イタリアの経済状況もヤバイ感じ。 うーん、勿体ない。誰か日本語版サイトを手がけてくれたら多少なりとも個人スポンサーが付くかも。 なお、キャストと監督はいい加減に読んだものなので悪しからず。 よろしければクリックお願いします。
by syosei7602
| 2013-08-20 23:59
| アクション/アドベンチャー
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