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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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ラスト・ナイツ
d0030824_03095749.jpg『LAST KNIGHTS』アメリカ/2015
監督:
紀里谷和明
出演:クライヴ・オーウェン モーガン・フリーマン
クリフ・カーティス アクセル・ヘニー
ペイマン・モアディ アイェレット・ゾラー
ショーレ・アグダシュルー 伊原剛志
アン・ソンギ





公開時コピー
『CASSHERN』『GOEMON』で全世界を魅了し、
5年の歳月をかけて放つハリウッド進出第一弾


「CASSHERN」「GOEMON」の紀里谷和明によるハリウッドデビュー作品。
忠臣蔵をベースにした仇討ちのアクション作。
出演は「マイ・ブラザー 哀しみの銃弾」のクライヴ・オーウェン、「テッド2」のモーガン・フリーマン、「コロンビアーナ」のクリフ・カーティス、「ヘラクレス」アクセル・ヘニー、「ストレイヤーズ・クロニクル」の伊原剛志など。

<あらすじ>
ある帝国に使える領主の1人、バルトーク卿(モーガン・フリーマン)は、皇帝の腹心である大臣ギザ・モット(アクセル・ヘニー)のあからさまな賄賂要求を突っぱねる。
しかし、モットの奸計に嵌まり、刃傷沙汰を起こしたことから皇帝より領土の没収と死罪を言い渡される。
バルトークの処刑を命じられたのは、バルトーク配下の騎士団隊長を務めるライデン(クライヴ・オーウェン)だった。抵抗するライデンだったが、バルトークに諭され仕方なく剣を振り下ろす。
領地から追い出されたバルトーク配下の者たち…1年後、ライデンは酒と女に溺れ、見る影も無く落ちぶれていた。しかし、モットはライデンが何かを企んでいるはずと疑心暗鬼にかられ、自らの騎士イトウ(伊原剛志)に見張りを続けさせるが…。



<総評>
忠臣蔵といえば日本の仇討ちの定番。キアヌ・リーブス主演でファンタジックかつぶっとび設定な「47 RONIN」も作られましたが、個人的には本作の方が好きです。
紀里谷和明監督といえば、「CASSHERN」「GOEMON」の両作品ともに酷評されていましたが、映像センスは抜群だし、「GOEMON」で見せたぶっ飛び加減も嫌いじゃありません。むしろ、アニメ的な面白さがあり、ドラゴンボールとか撮ったらおもしろいことになるんじゃないの?とか思ったりします。まあ、作品よりも監督のキャラがアレと思われているのは良くないかもですね。
さて、忠臣蔵をベースにした本作。舞台となるのは中世ヨーロッパ的な世界観の帝国。やりたい放題の悪徳大臣に逆らった領主が自らの部下ライデンに処刑されてしまいます。そして1年後、女と酒に溺れたライデンを見張り続ける悪徳大臣。実はすごい小心者で、人徳に優れたライデンが復讐しに来ることを恐れているという設定です。
今までの忠臣蔵はどちらかというと、主役である大石内蔵助をメインに据えていることが多いんですが、本作は敵となる大臣が本当にクズでゲスということを徹底して描写しています。
つまり、本作は日本の時代劇である勧善懲悪であり、元となる忠臣蔵とは少し趣が異なります(忠臣蔵は刃傷沙汰の原因がハッキリせず、なんとなく悪口言われたから…程度の憶測)。
しかし、本作は大石内蔵助=ライデンを描き過ぎた為に、他の登場人物が希薄なのが残念。人物描写に深みが足りない感じ。
アクションシーンは意外と大人しめで、ほぼ全て剣による戦いとなります。気になったのが、剣を刀と表現しているところでしょうか…普通に剣でいいんじゃないかなぁ。
映像は全体的に灰色がかっており、前2作品とは大きく異なります。しかし、美術や衣装、映像は相変わらず素晴らしく、日本の映画監督でこれほどの映像を撮れる人はほとんどいないでしょう。
出演陣は素晴らしいの一言。クライブ・オーウェンにモーガン・フリーマンの共演とは!
それだけにクリフ・カーティスが勿体ないかも。伊原剛志はもう少し見せ場が欲しかったかな。
大臣役のアクセル・ヘニーの小ずるそうな感じがはまっていました。
全体的に落ち着きすぎた感じの作品でした。映像は素晴らしかったし、もちろん演技も十分。音楽もいい…足りないのは伏線の張り方や細部、そして驚きでしょうか。脚本次第で紀里谷監督は大化けしそうです。

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by syosei7602 | 2015-11-22 23:59 | SF/ファンタジー/パニック
コードネーム U.N.C.L.E.
d0030824_01364155.jpg『THE MAN FROM U.N.C.L.E.』イギリス/2015
監督:ガイ・リッチー
出演:ヘンリー・カヴィル アーミー・ハマー
アリシア・ヴィカンダー エリザベス・デビッキ
ジャレッド・ハリス ヒュー・グラント
ルカ・カルヴァーニ シルヴェスター・グロート
クリスチャン・ベルケル ミシャ・クズネツォフ
ミシャ・クズネツォフ デヴィッド・ベッカム




公開時コピー
史上最高にセクシーで、
史上最悪の相性の、
史上最強のスパイコンビ、登場。


日本でも人気を博したTVシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」を、「シャーロック・ホームズ」のガイ・リッチー監督がリメイク。
出演は「マン・オブ・スティール」のヘンリー・ガヴィル、「ローン・レンジャー」のアーミー・ハマ-、「ガンズ&ゴールド」のアリシア・ヴィカンダー、「華麗なるギャッツビー」のエリザベス・デビッキなど。

<あらすじ>
アメリカとソ連の冷戦まっただ中の1960年代前半。CIAのスパイであるナポレオン・ソロ(ヘンリー・ガヴィル)は東ベルリンへと向かう。彼の目的は、失踪した天才科学者テラー博士の娘ギャビー(アリシア・ヴィカンダー)だった。ソ連KGBのスパイに追われたソロとギャビーだったが、なんとか東ベルリンを脱出する。
しかし、テラー博士の核研究が悪用されることを恐れたCIAとKGBは手を組み、ソロ達を追っていたKGBのスパイであるクリヤキン(アーミー・ハマー)をソロの相棒にする。
まるで考え方の違う2人はぶつかりながらも、ギャビーを守りつつテラー博士の奪還を目指すのだが…。



<総評>
60年代のTVシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」。何度か見た記憶はあるんですが、スパイ映画といえば「007」「スパイ大作戦(ミッション・インポッシブル)」の印象が一番かもしれません。両作品ともに時代を現代に置き換えていますが、本作は冷戦時代という背景をそのままにリメイクするという挑戦的な作品ともいえます。
ただ、邦題をオリジナルと同じものにしなかったのは、オリジナルファンの取り込みをこぼしている感じが…まあ、原題は「U.N.C.L.E」だけど。
さて、物語は世界が東と西に分かれ、ドイツにベルリンの壁が作られていた時代。女たらしで軽口を叩きつつも凄腕のCIAスパイのナポレオン・ソロ、堅物で短気なKGBスパイのクリヤキンは、ヒロインのギャビーを守りつつ、世界の危機に立ち向かいます。
東西冷戦の最中ということで、最大の危機は核兵器。当然ながら、携帯電話もGPSもインターネットもないアナログな時代…つまり、旧世代なスパイ活動が実に小気味よく、パワフルかつコミカルに展開されていきます。物語の中心はソロとクリヤキンのコンビであり、敵側についてはそれほど深く描かれていません。
アクションはマーシャルアーツやワイヤーアクションを多用しているわけでもなく、実にシンプル。こういった表現はオリジナルを尊重している感じですね。しかしながら、本作の小気味よい展開に合わせて見どころとなるのが、70年代ファッション。
アリシア・ヴィカンダー演じるギャビーのファッションが実にステキです。衣服の色遣いや現在より短いと思われるスカートの丈とかに注目ですね。
また、サントラも聴き応え十分です。ちょっと欲しいかも。
出演陣はよかったですね。ナポレオン・ソロ役のヘンリー・ガヴィルが昔の007みたいだし、色男ぶりやスーツがとてもよく似合う。クリヤキン役のアーミー・ハマーも同様で、堅物感とロシアな巨体(笑)が存在感を放っていました。
なによりもギャビー役のアリシア・ヴィカンダー。序盤の化粧気のなさから70年代ファッションに身を固めた姿がとてもいいんです。
こう言ってはなんですが、本当に化粧映えのする女優ですね。
個人的にはこういう女優はとても好み。
蛇足ですが、本作は19日にオープンとなったエキスポシティで鑑賞しました。ここのフードコートそばに展示されている大阪万博で使用されていた制服が、まさに本作のファッションと被っていてツボにはまっています。
そういったことも相まって、とても楽しい作品でした。
シリーズ化、希望です。

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by syosei7602 | 2015-11-21 23:59 | アクション/アドベンチャー
劇場版 MOZU
d0030824_02542801.jpg『MOZU:THE MOVIE』日本/2015
監督:羽住英一郎
出演:西島秀俊 香川照之 真木よう子 池松壮亮
伊藤淳史 杉咲花 マーシュ彩 阿部力 伊勢谷友介
松坂桃李 長谷川博己 小日向文世 ビートたけし







公開時コピー
終止符を、打て。

逢坂剛のハードボイルド小説「百舌シリーズ」を原作とし、人気を博したTBSとWOWOW共同制作のTVドラマの劇場版。Season1、Season2、スピンオフから続く完結編となる。
監督は「海猿」シリーズの羽住英一郎。
出演はシリーズの西島秀俊、香川照之、真木よう子、池松壮亮、伊藤淳史、小日向文世、長谷川博己に加え、伊勢谷友介、松坂桃李、ビートたけしなど。

<あらすじ>
ある日、東京で高層ビルの一部が爆破され、テロリストに占拠される。時を同じくしてペナム大使館の車が襲撃されるが、偶然通りかかった公安の倉木(西島秀俊)によって鎮圧される。
テロリストのリーダー権藤(松阪桃李)の狙いは、ペナム大使館に保護されていたエレナ(マーシュ彩)だった。
一方、偶然からエレナを保護した探偵の大杉(香川照之)だったが、否応なしに事件に巻き込まれ娘のめぐみを攫われてしまう。
津城警視正(小日向文世)は、その背後に都市伝説ともいわれるダルマの存在があると告げ、倉木に事件から手を引くようにと忠告するが…。



<総評>
劇場版の予告編を見ただけで、とにかくシリーズ全てを見たくなり、ここ数日でシリーズを一気見。何とも濃密なドラマで力が入っており、そこからの完結編ということでかなりの期待値。いやもう、すごく楽しみにしてたのです。
が、しかし、個人的には物足りなかった。ストーリーとしては十分なんですが、TVシリーズからの伏線が全て回収しきれていないように感じました。
さて、物語はシリーズ全てに存在だけを告げられているダルマを主題においています。都市伝説でありながら、様々な事件の背後に見え隠れするダルマ。
そして、倉木の一貫した信念である真実の追求が再び描かれています。
このダルマを追う為にペナム共和国(架空の国)に降り立った倉木と大杉。既に信頼関係ができあがっている2人、さらにシリーズ通して事件のヒントを与える男・東が絡みながら、ダルマへの真実へと迫っていきます。
この描き方自体はとてもよくできているんですが、やっぱり物足りない。
なぜかといえば、Season1の残った伏線はSeason2で回収されたものの、明星の実家にかかる無言電話や殺し屋百舌の話が置きっ放しに…。
うーん、本当に少しだけ残った伏線が気になって仕方なかったので、入れて欲しかったところです。
シリーズの見どころであるアクションシーンは、近年の邦画、ドラマとしては本当に十分なほどよくできています。でも、シリーズの雰囲気といえば夜だったりするので、フィリピン撮影でももう少し夜の怪しい感じとかを出して欲しかったところ。
まあ、一番の見どころは長谷川博己演じる東の狂った感じが最高!
悪役が良いと、ドラマはおもしろい。
出演陣の西島秀俊は相変わらずキレのあるアクションとヘビースモーカーぶりを発揮。シリーズ通してほとんど血塗れ(笑)。香川照之は娘めぐみ役の杉咲花との掛け合いがいいですね。あ、Season2で見終わっている人は、スピンオフの「大杉探偵事務所」も見ましょう。いきなり、警察やめてるもんなぁ。
真木よう子と池松壮亮、伊藤淳史、小日向文世の出番が意外と少なかったのは残念。
そして、長谷川博己と松阪桃李。もうね、悪役楽しみ過ぎで、見ていると笑っちゃう位にイカれてます。こういう悪役好きだな~。
この2人に比べて伊勢谷友介が割とステレオタイプなのが勿体ない。
ビートたけしはうーん、胡散臭い感じは最高なんだけど、予告編に出して欲しくなかった。意外性のあるキャスティングとして隠していればよかったのに。
全体的に面白かったのは確かなんですが、物足りなさが大きかった。
明星と百舌視点のスピンオフか、ディレクターズカットで全部の伏線回収して欲しい…ホントにそう思うのですよ。

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by syosei7602 | 2015-11-08 02:56 | ハードボイルド/犯罪
るろうに剣心 伝説の最期編
d0030824_03303317.jpg『るろうに剣心 伝説の最期編』日本/2014
監督:大友啓史
出演:佐藤健 武井咲 伊勢谷友介 青木崇高
蒼井優 神木隆之介 福山雅治 江口洋介 藤原竜也
小澤征悦 土屋太鳳 大八木凱斗 滝藤賢一 丸山智己
高橋メアリージュン 田中泯






公開時コピー
未来のために。

和月伸宏原作のベストセラーコミック「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」の実写化第2弾。前後編の後編となる。
監督は1作目、前編と同じく「プラチナデータ」の大友啓史。
出演は引き続き、佐藤健、武井咲、青木崇高、蒼井優、江口洋介、大八木凱斗など。本作からの出演は小澤征悦、また前編で少しだけ登場した福山雅治など。

<あらすじ> ※前編のネタバレが含まれています!
瀬田宗次郎(神木隆之介)に攫われた薫(武井咲)を助けるべく、志々雄(藤原竜也)の甲鉄艦・煉獄に乗り込んだ剣心(佐藤健)。しかし、人質に取られた薫を嵐の海で見失い、自身もまた遭難してしまう。
浜辺に打ち上げられた剣心を助けたのは、飛天御剣流の師匠である比古清十郎(福山雅治)だった。
今のままでは志々雄を倒せないと悟った剣心は、清十郎に最終奥義の伝授を請うが…。



<総評>
志々雄との戦いに決着がつく後編。前編以上に激しいアクションが繰り広げられます。原作をベースにしつつ、十本刀との戦いが大幅に削られてしまう展開となっており、原作ファンとしては些か残念です。
さて、本作は原作でも重要なエピソードになる最終奥義の修得から始まり、蒼紫や最終局面となる十本刀、そして志々雄との戦いがメインとなります。
対決する十本刀は、瀬田宗次郎vs剣心、悠久山安慈vs左之助、あと一応は魚沼宇水vs斎藤一と原作通り。
刈羽蝙也と本条鎌足とかその他諸々は出ていたような…という感じです。
それはさておき、戦いの場所は原作では沈められてしまった煉獄内となります。こういった設定変更は全然アリだし、うまくまとまっています。
戦いのメインは当然、志々雄との対決となりますが、とにかく剣戟の早さが素晴らしい。志々雄vs剣心達という原作の戦いを非常に迫力のある戦いとして再現しています(アニメ版は冗長過ぎてアレでしたが…)。
物語としての見どころはほとんどアクションなので、中身は全体的に意外とあっさりとしていますね。
出演陣の中で特に際立ったのは、滝藤賢一演じる佐渡島方治でしょうか。十本刀で唯一まともに戦わないキャラであり、とにかく胡散臭い小物感が半端ない(笑)。
志々雄を演じる藤原竜也は見事な殺陣を披露してくれます。というより、佐藤健、青木崇高、江口洋介、伊勢谷友介ともども凄いですね。
そして福山雅治が意外なほどの重厚感。剣の達人的雰囲気を非常によく醸し出していました。
前後編の長さながら、思い切ったまとめ方をした作品です。
欲を言えば、アクションが少し食傷気味になったことでしょうか。もちろん素晴らしいのは間違いないのですが、もっとアイディアが欲しかった。
海外で流行ったアクションを取り入れるのは非常にうまいし、再現もされていますが、やはり映画独自の何かがあれば…と思わずにはいられません。
できれば原作でも一番人気だった「追憶編」も…と思わず期待していますが、無理かなぁ。

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by syosei7602 | 2015-11-06 23:59 | 戦争/歴史/時代劇
るろうに剣心 京都大火編
d0030824_01321490.jpg『るろうに剣心 京都大火編』日本/2014
監督:大友啓史
出演:佐藤健 武井咲 伊勢谷友介 青木崇高
蒼井優 神木隆之介 江口洋介 藤原竜也
宮沢和史 土屋太鳳 大八木凱斗 滝藤賢一 三浦涼介
田中泯 福山雅治






公開時コピー
最狂の敵、あらわる

和月伸宏原作のベストセラーコミック「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」の実写化第2弾。前後編の前編となる。
監督は1作目と同じく「プラチナデータ」の大友啓史。
出演は1作目に引き続き、佐藤健、武井咲、青木崇高、蒼井優、江口洋介、大八木凱斗など。本作からの出演は藤原竜也、伊勢谷友介、神木隆之介、土屋太鳳、滝藤賢一など。

<あらすじ>
幕末、維新志士として戦いぬいた伝説の暗殺者“人斬り抜刀斎”こと緋村剣心(佐藤健)は神谷道場で神谷薫(武井咲)や左之助(青木崇高)、高荷恵(蒼井優)といった面々と平和に過ごしていた。
ある日、剣心は新政府の大久保利通(宮沢和史)から呼び出される。用件は、かつて剣心の後釜として人斬りをした男、志々雄真実(藤原竜也)を倒すこと。
志々雄は維新が為された直後、口封じの為に殺されたはずだったが奇跡的に復活し、政府転覆を狙っていた。
送り込まれた政府の討伐隊は壊滅し、その強さから剣心以外に倒せる者はいない。
かくして剣心は薫の制止を振り切り、京都に旅立つ。



<総評>
公開当時、かなり楽しみにして前後編ともに劇場で見ました。何せ1作目は見事(細かいところはさておいて)な出来映えであり、日本のアクション映画に一石を投じたといっても過言でありません。
原作ではかなり長尺の京都編、前後編とはいえどこまで収まるのかが注目でした。
結果として、ポイントを抑えた展開、充実したアクションと見所は十分です。
時代劇というのは、とにかく手間がかかります。舞台、衣装、作法、小道具等とコミックが原作とはいえ、それなりのリアリティが必要なわけなので、これほど力の入った作品、邦画では珍しいですね。
一応、2作目、3作目と続きますが前作との接点は登場人物くらいなので、本作から見ても十分に楽しめます。
さて、剣心と同等かそれ以上に強いとされる志々雄とその一派との対決が本作のメイン。政府を倒すことを目論む志々雄は十本刀と呼ばれる強者を集め、部隊を造ります。この辺の荒唐無稽さはマンガならではですね。
全体的な脚本のうまさはあるんですが、非常に残念なのが十本刀と蒼紫の扱い。
前作で原作通りに蒼紫が出ていれば無理はなかったんですが、剣心を逆恨みする動機のこじつけ感が強すぎます。そして、十本刀に至っては沢下条張のみがピックアップされる形になりました。
まあ、原作でも重要なエピソードなのは確かですが、本作のクライマックスで何人かを登場させればよかったのに…と、残念でなりません。
出演の佐藤健は高い身体能力を活かした殺陣が相変わらず見事です。しかし、本作で強烈なインパクトを残したのは伊勢谷友介演じる四乃森蒼紫、田中泯演じる翁でしょう。巻町操を演じた土屋太鳳も良かったんですが、この2人の印象が強かったですね。藤原竜也の配役が志々雄というのは意外。原作の作画は面長なキャラが多いため、個人的には伊勢谷友介が志々雄というイメージでした。
しかし、結果的には凄みのある演技を披露してくれたので、ハマっていたと言えます。
物足りない部分も散見されますが、原作にあるアクションの荒唐無稽さをうまく表現しており、見応えがあります。
本作を見て思うのは、昔の時代劇が好きだった人がこれを見てなんと思うのだろうか…ということ。昔の殺陣とは違うし、主人公は浪人だし(笑)。
後編に続きます。

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by syosei7602 | 2015-11-05 23:59 | 戦争/歴史/時代劇
俺物語!!
d0030824_00473459.jpg『俺物語!!』日本/2015
監督:河合勇人
出演:鈴木亮平 永野芽郁 坂口健太郎 森高愛
高橋春織 恒松祐里 健太郎 篠田諒 小松直樹
中尾明慶 高田里穂 富田海人  堀越太耀  
池谷のぶえ 安井順平 緑友利恵 鈴木砂羽
寺脇康文





公開時コピー
好きだ
男の中の“漢(おとこ)”
剛田猛男15歳
そんな男の――本気(ピュア)な恋


少女漫画としては異例のコワモテな巨漢男子が主人公のラブストーリーの実写化。
本作に先立ってアニメ版も放送された。
監督は「映画 鈴木先生」の河合勇人。
出演は「HK/変態仮面」の鈴木亮平、「るろうに剣心」の永野芽郁、「ヒロイン失格」の坂口健太郎など。
主題歌は槇原敬之。

<あらすじ>
高校1年生の剛田猛男(鈴木亮平)は、巨体とコワモテな風貌から女子に怖がられていた。しかし、彼は純情で正義感に溢れた真面目な男だった。彼の親友は小学校から幼なじみで隣に住む砂川誠(坂口健太郎)。彼はイケメンで女子にモテるのは当たり前、猛男が好きになった女子は全て砂川のことを好きになっていた。
そんなある日、猛男は街でチンピラ(中尾明慶)にからまれていた女子高生・大和凛子(永野芽郁)を助け、一目惚れしてしまう。
後日、彼女と再会した猛男は、凛子もまた砂川が好きだと思い込んでしまう。親友のため、そして彼女のため、猛男は2人の仲を取り持とうとするのだが…。



<総評>
アニメ放映時から気になっていた「俺物語!!」。結局は実写版の予告編にやられ、勢いのままに見てきました。
結果として、とても面白く、そして感動してしまった…。
ラブコメの部類にはなるんですが、中身は王道のすれ違い純情ラブストーリーであり、見終わったあとは爽快な気持ちになれます。
さて、物語はコワモテかつイカツイ男子高校生の猛男、イケメンの親友・砂川と猛男が惚れる凛子という3人で進みます。
物語全体を通して猛男と凛子の気持ちが語られ続けるために、少々蛇足気味。砂川が客観視する部分をもう少し多めにしても良かった気がしますね。
しかし、猛男のある意味で高校生らしさが少ない分、凛子と友達のガールズトークがバランス良く入っているのがいい感じです。
コメディ部分はマンガ的要素を含みつつも若干少なめ、ただしエンドロール後がとても良いので、最後まで見ることをオススメします。
主演の鈴木亮平は、若手俳優の中でもデニーロアプローチの第一人者。俳優になりたくて仕方なかったというエピソードを聞きましたが、やりたいことを一生懸命にするという気持ちが伝わってきます。本作では笑顔がとても素晴らしく、猛男が凛子を思う気持ちを表現していました。
ヒロインの永野芽郁、この子は美人というより可愛いというのがピッタリで、凛子を好演しています。
猛男の親友、砂川役の坂口健太郎は、爽やかなイメージよりもクールな感じが良く出ていました。もう少しコメディ感のあるシーンがあってもよかったと思います。
全体的に非常によくまとまっていて、クライマックスのある意味スピード感と潔さは見事なもの。中盤は猛男と凛子のモヤモヤした感じと、砂川の達観しつつ暖かく見守るというスタンスにツッコミを入れたくなりますが、その分だけラストが盛り上がります。
人を好きになることを真正面から描いた作品、オススメです。

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by syosei7602 | 2015-11-04 23:59 | 恋愛/青春/スポーツ
トランスポーター イグニション
d0030824_00584791.jpg『THE TRANSPORTER REFUELED』フランス/2015
監督:
カミーユ・ドゥラマーレ
出演:エド・スクレイン レイ・スティーヴンソン
ロアン・シャバノル ガブリエラ・ライト
タティアナ・パイコヴィッチ ウェンシア・ユー
ラシャ・ブコヴィッチ  レン・クドリアヴィツキ
アナトール・トーブマン ノエミ・ルノワール





公開時コピー
依頼品は3人の美女
報酬は父の命


ジェイソン・スティサムをスターダムに押し上げた「トランスポーター」シリーズが新しいストーリーでリメイク。
監督は「96時間/リベンジ」「トランスポーター3 アンリミテッド」の編集を手がけ、「フルスロットル」で監督デビューを果たしたカミーユ・ドゥラマーレ。
主演は「バトルフィールド」のエド・スクレイン、「G.I.ジョー バック2リベンジ」のレイ・スティーヴンソン、モデル出身で新進気鋭の女優ロアン・シャバノルなど。

<あらすじ>
プロの運び屋フランク(エド・スクレイン)は、久しぶりに会った父親(レイ・スティーヴンソン)との余暇を過ごしていた。そんな彼にアンナ(ロアン・シャバノル)という女性から依頼が入る。
彼女の依頼は2つの荷物。しかし、実際にはアンナの他に2人の美女が乗り込んでくる。
荷物ではないと憤るフランクだったが、アンナはフランクの父親を誘拐したことを告げ、彼は否応なしに仕事をするはめに。
彼女らの目的は、彼女たちを娼婦としてこき使い、利潤を得ていた組織への復讐だった。



<総評>
リュック・ベッソンの映画会社ヨーロッパコープの最新作。となれば、新しい俳優達の発掘も兼ねているわけですが、ここ最近は同じような作品ばかりのような気がします。特に「トランスポーター」シリーズは既にジェイソン・スティサムの出世作として知られているだけに、TVシリーズ以外で映画化となると、ハードルが高いような…作品自体に新鮮味があるかと言われると微妙なところです。
さて、本作はシリーズ同様に主人公はフランク。3つのルールは同じで、運ぶものが美女というお約束パターン。
父親を誘拐され、仕方なく彼女たちと協力するわけですが、相変わらずのカーアクション、格闘という展開です。
本作の面白さはなんといっても父親の存在でしょう。
裏の仕事をするなら家族の関係は伏せておくのがセオリーのような感じもしますが、この父親が実に良い味を出しています。
アクションシーンに目立って特長的かつ目新しい部分が無く、極めて平均的。もう少し想像力が欲しかったところです。
主演のエド・スクレインは少し線が細く、ジェイソン・スティサムほどの強さを感じられません。アクションは良かったんですが、もうちょっと特長的な何かが欲しかった。父親を演じたレイ・スティーヴンソンはちょいエロ親父感が抜群です。一番味が出ていたかな。
ヒロインのロアン・シャバノル、ベッソン映画にしては珍しいタイプかもしれません。もう少し薄めのメイクで見たかった。
作品全体としては小粒感が否めません。やっぱり同じネタで設定を変えて…となると、期待するのは新鮮さです。いっそのこと、車を小型車に変えるとか位あれば、面白さがアップしたかもしれません。

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by syosei7602 | 2015-11-03 23:59 | アクション/アドベンチャー