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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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レイン・オブ・アサシン
d0030824_142862.jpg『REIGN OF ASSASSINS』 中国・香港・台湾/2010
監督:スー・チャオピン ジョン・ウー
出演:ミシェル・ヨー チョン・ウソン ワン・シュエチー
バービー・スー ショーン・ユー ケリー・リン レオン・ダイ
グオ・シャオドン リー・ゾンファン ジャン・イーイェン
パウ・ヘイチン ペース・ウー アンジェスル・ウー





公開時コピー
愛に舞い、
宿命を
斬る。


ジョン・ウー監督が「現実の続き 夢の終わり」の脚本を手がけたスー・チャオピンと組んだ武侠アクション。
アクション女優として名高いミシェル・ヨーと韓国の人気俳優チョン・ウソンによるダブル主演作。
衣装デザインはワダ・エミが手がけた。
中国お得意のワイヤーアクションと武器によるカンフーアクションが見どころとなっている。

<あらすじ>
時は明の時代。転輪王(ワン・シュエチー)率いる暗殺組織“黒石”は、約800年前にインドから中国に渡って武術を極めた達磨大師のミイラを狙い、時の宰相とその息子レンフォン(グオ・シャオドン)を抹殺する。
達磨大師のミイラを手中におさめたものは、名実共に武術界の頂点に君臨し、願い事が叶うという噂が流れていたのだ。
黒石の中でも転輪王が最も信頼を寄せる凄腕の女暗殺者、シーユー(ケリー・リー)はレンフォンを殺した後、ルージュー(リー・ゾンファン)という僧侶と出会ったことで、ミイラを手にしたまま忽然と姿をくらましてしまう。
そして、顔を替え、名前をザン・ジン(ミシェル・ヨー)と改めると、都の片隅で空き家を借りて暮らし始める。世話好きな大家から何度となく見合いを薦められるが、全て断り続ける彼女の前に、配達人のアシャン(チョン・ウソン)が現れる。
実直なアシャンに惹かれ、ザン・ジンは一緒になることを決意するが…。
一方、転輪王はシー・ユーの後釜として、結婚式で夫を殺したジャンチン(バービー・スー)を死刑間際から拾い上げ、ミイラの行方を追い始めていた。
d0030824_142247.jpg

<総評>
中国や香港の武侠映画といえば、ワイヤーアクションによるあり得ないジャンプ力やどこかチープな妖怪のようなものが出てきたりするわけですが、近年はさすがにクオリティ重視になってきたように思います。
そんな武侠映画では、割と色恋ものが多く、悲恋的な物語が多いわけですが、本作もそのひとつとも言える作品になっています。
監督のスー・チャオピンはホラー作品のシナリオを手がけていた人ですが、ジョン・ウーとの共同監督によって、いわゆる伝奇ものとしての色合いになっており、作品全体が落ち着いた雰囲気となっています。
さて、物語は達磨大師(禅宗の開祖、少林寺で修行した)のミイラを巡っての戦いとなります。
達磨大師のミイラを手にした者が武術界の覇者になれる…という突拍子もない噂から、暗殺集団が暗躍し、そのうちの1人が裏切ります。この暗殺集団はオーソドックスな剣にはじまり、暗器、魔術(手品)と幅広い使い手がいて、クライマックスでは実に多彩な戦いが繰り広げられます。
本作は、ミステリ要素も含まれており、達磨大師のミイラを得ることによる力がどのようなものなのか、そして既に最強の暗殺集団の頭領・転輪王が何のために求めているかも時代に即したアイディアで楽しめます。
主人公ザン・ジンを演じるミシェル・ヨーは未だに切れ味健在のアクションを見せてくれます。
対してアシャン役のチョン・ウソン、この人は相変わらず得体の知れない演技をするのがうまいですね。
転輪王役のワン・シュエチーは胡散臭さ抜群、そしてジャンチンを演じたバービー・スーは殺人鬼&悪女がはまっていました。
アクションの度合いは意外と少なめですが、中国ならではの剣劇が美しく、またワダ・エミの衣装も凝っています。映像も見どころで、ジョン・ウーが関わっている割りには大人しめ(鳩も出てこない)、アクションが苦手な人でも意外と楽しめる作品です。

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by syosei7602 | 2012-03-28 02:11 | 戦争/歴史/時代劇
キリン POINT OF NO-RETURN!
d0030824_211772.jpg『KIRIN POINT OF NO-RETURN!』 日本/2012
監督:大鶴義丹
出演:真木蔵人 亜矢乃 久保田悠来 仁科貴
高山猛久 西沢仁太 湯江健幸 山内勉
寺井文孝 松本勝 夏木陽介






公開時コピー
カタナVSポルシェ
限界突破の公道バトル!


東本昌平の人気バイクコミック「キリン」シリーズの第一部となる「POINT OF NO-RETURN!」の実写化。
監督は「湾岸ミッドナイト」など、多くのカーアクション映画を手がけた俳優の大鶴義丹。
本作に登場するバイクは原作通りのカスタムがなされ、首都高から東名高速などで実際に撮影されている。
主題歌は青山テルマ。

<あらすじ>
ある夜、ジャズが流れるバーに1人の男(真木蔵人)がやってくる。会社の飲み会のカラオケから逃げ出してきたという。
40歳前後のその男の側に少し酔ったトモミ(亜矢乃)という女がやってくる。
会話する内に、2人は男のマンションへと流れ込む。
朝、男は女に名前を聞かれると「キリンだよ」と答え、BMWのバイクを引っ張り出して、走っていく。
トモミとの一夜がそうさせたのか、キリンは馴染みバイク屋に立ち寄り、スピードを求めるかのようにバイクの隼を試乗する。峠を走り抜けたものの、リアタイヤを激しく摩耗させてしまい、バイク屋に戻った彼はそこであるバイクを見つける。それは、4年前、彼がデカ尻女と呼ぶポルシェ911とバトルした際に乗り、事故で廃車にしたカタナだった。
一方、トモミはライダー達が集まるカフェを探しだし、そこに居たチョースケ(久保田悠来)や立花(夏木陽介)にキリンについて尋ねてまわっていた。
d0030824_213076.jpg

<総評>
東本昌平といえば、本作の原作はもとより、バイクや車の秀逸なイラストを描くことでも知られています。
そんな東本昌平の人気コミックが遂に実写化…しかも、実際の高速道路などを使用した撮影ということで、なかなか力が入った作品になっています。
監督を務めた大鶴義丹の作品は見たことがなかったので、本作がどのようなものになるのか、期待と不安の半々でしたが、ほぼ原作通りとなっていたのは好感度高し。
登場するバイクもメインとなるスズキのカタナをはじめ、隼、GS1000S、カワサキのGPZ900R、ホンダのCB1100Rなど原作通りのこだわりよう。旧車好きにはたまらないですね。
さて、物語は非常にシンプル。訳あってキリンと呼ばれる38歳のそこそこ成功した男が、若い女との出会いによってバイクで走ること…特に自らが求めるポルシェ911との戦いを求めていくというもの。
もちろん、そのポルシェ911は普通に走っているものではなく、かつて高速道路でバトルした相手、ということになります。
本作のおもしろさは主に公道バトルになりますが、夜の首都高や峠道のシーンはなかなかの迫力。
しかし、肝心なクライマックスは封鎖撮影できない実際の高速道路ということで、些かスピード感に欠けたのが残念。まあ、一般車両が走っている中でのリアルな撮影っぽいので、仕方ないですが…それでもこれだけの撮影をしたのは見事ですね。
残念なのが、ベッドシーンが無駄に多いのと、原作のちょっとキザな台詞が実際に語られると、どうにも安っぽい。あと、劇中の音楽はもうちょっとセンスが欲しかった(なんかVシネマ的なんだよな)。
主人公キリンを演じた真木蔵人は、雰囲気がはまってましたが、ヒゲはもう少し整えた方が良かったかも。
ヒロイン、トモミ役の亜矢乃は決してうまい女優さんではないですね。雰囲気は良かったけど。
チョースケを演じた久保田悠来は、久々にみた長髪イケメン。
渋い夏木陽介も見せてくれます。
バイク映画といえば今年は「ワイルド7」がありましたが、あの制作費を本作にかけていたらクライマックスとかめっちゃ迫力あったんじゃないか…と邪推してみたりして。
しかし、本作は音楽がもっと良ければ、もっと評価があがるんじゃないかと思わせます。
「キリン」ファンにはオススメかな。

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by syosei7602 | 2012-03-26 23:59 | アクション/アドベンチャー
シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム
d0030824_0141577.jpg『SHERLOCK HOLMES: A GAME OF SHADOWS』
アメリカ/2012
監督:ガイ・リッチー
出演:ロバート・ダウニー・Jr ジュード・ロウ ノオミ・ラパス
ジャレッド・ハリス レイチェル・マクアダムス
スティーヴン・フライ エディ・マーサン ケリー・ライリー
ジェラルディン・ジェームズ ポール・アンダーソン
ウィリアム・ヒューストン ウォルフ・カーラー



公開時コピー
もう一人の天才、現わる。

人気を博した前作に続き、新たな解釈で語られるシャーロック・ホームズ2作目。
「シャーロック・ホームズの回想」の「最後の事件」を基にしており、宿敵モリアーティ教授との対決が描かれる。
監督は前作に引き続きガイ・リッチー、主な出演者も前作から引き継がれている。
ロンドンの街並みの映像と秀逸なスコアがうまく絡み合ったアクション大作。

<あらすじ>
19世紀末、ヨーロッパの各地で連続爆破事件が起きる。世間はアナーキストの仕業などと書き立てるが、ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)は一連の事件の黒幕が、高名な天才数学者モリアーティ教授(ジャレッド・ハリス)が裏で糸を引いていることを突き止める。
一方、助手にして親友のワトソン博士(ジュード・ロウ)は、婚約者メアリー(ケリー・ライリー)との結婚を控えていた。協力が欲しいホームズだったが、ワトソンを巻き込むことを避けるべく、モリアーティと接触する。
しかし、ホームズを邪魔と感じるモリアーティは、ホームズを排除するために陰謀を張り巡らせる。
その頃、ワトソンは無事に新婚旅行へと旅立つのだが…。
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<総評>
前作のラストから、続きを連想させていましたが、意外とあっさりモリアーティ教授との戦いを描くとは思っていませんでした。時系列的に言えば「恐怖の谷」とか「バスかヴィル家の犬」とかも面白いかもと思っていたわけです。本作ではワトソン博士の結婚や兄マイクロフトの登場が新たな要素として加わり、モリアーティ教授との対決が描かれていきます。
前作よりもアクションの度合いが高まり、謎解き要素が減ってしまったのが残念。
しかし、ユーモア溢れる会話やホームズの変人ぶり(ついでにマイクロフトも)に磨きがかかっています。
さて、ホームズと同等の頭脳を持つと言われるモリアーティ教授が登場となりますが、原作とは異なった風貌で少し拍子抜け。しかし、元々はドイルがホームズを終わらせるために登場させた人物故に、それなりの体躯の俳優をキャスティングしたのは正解でしょう。
さらにワトソンの結婚に嫉妬するホームズが見られたり、モリアーティ教授との二手三手を読む戦いが描かれたり、また台詞も原作に沿ったものをきちんと使っているのがいいですね。
しかし、マイクロフトはほぼ変態になってないか(笑)。
主演のロバート・ダウニー・Jrは、「アイアンマン」と並んでホームズがハマり役になったなぁ。ジュード・ロウとの掛け合いもテンポが良くなっています。
本作のヒロインとなったのが、シム役のノオミ・ラパスですが、印象が弱かったかな…というのも、ロバートとジュードのインパクトが強すぎる。
モリアーティ役のジャレッド・ハリスは、もう少し存在感が欲しかったですね。小説の挿絵のイメージが強すぎて、実はあんまりピンと来なかったのが正直なところ。
映画全体としてはテンポも良く面白い。ただ、シャーロキアンがこれを見たら、概ね否定されるんじゃないかと思います。しかし、あくまでも原作をベースに…という断り書きあってこそなので、新解釈というよりも「こういうホームズもどうですか?」みたいなもんでしょう。
映像も見事だし、アクション映画としては非常に楽しめる作品です。

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by syosei7602 | 2012-03-24 17:18 | アクション/アドベンチャー
TIME/タイム
d0030824_453359.jpg『IN TIME』 アメリカ/2011
監督:アンドリュー・ニコル
出演:ジャスティン・ティンバーレイク アマンダ・セイフライド
アレックス・ペティファー キリアン・マーフィ
ヴィンセント・カーシーザー マット・ボマー
オリヴィア・ワイルド ジョニー・ガレッキ コリンズ・ペニー
ベラ・ヒースコート




公開時コピー
全ての人類は25歳で
成長が止まる


「ガタカ」のアンドリュー・ニコル監督によるSFサスペンス。
25歳でストップする年齢、時間(=寿命)が通貨となった独特の世界観は良いものの、シナリオの甘さから本国での興収は奮わなかった。
主演は人気シンガーのジャスティン・ティンバーレイク、ヒロイン役に新進気鋭の女優アマンダ・セイフライド。

<あらすじ>
遺伝子操作により、全人類の年齢が25歳でストップし、以降の余命が体内に埋め込まれた時間によって設定された未来。余命が通貨となり、成功者は永遠の命を、貧しい者は時間を削りながら辛うじて生き延びていた。
スラム街に住む青年ウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)は、ある夜、クラブで117年の寿命を持つ男ヘンリー(マット・ボマー)を見かける。あからさまに残り寿命をひけらかすヘンリーを心配したウィルは忠告するが、そこにやってきたのは時間を略奪するギャング、フォーティス(アレックス・ペティファー)だった。
機転を利かせてヘンリーと共に逃げたウィル、そんな彼にヘンリーは寿命全てを託して命を絶ってしまう。
ヘンリーの残した言葉から、時間、つまり寿命が富裕層達によって支配されていることを理解したウィルは、117年の時間を活かしてシステムに立ち向かおうと決意するが…。
d0030824_4552196.jpg

<総評>
公開数ヶ月前から、かなりの番宣が流れていた本作。
25歳という年齢でストップし、祖父母や親と子どもが全て同じ年齢、そして時間が通貨として機能する奇妙な世界観には惹きつけられます。
ストーリーとしては、時間という通貨を支配するシステムに立ち向かうというシンプルな物語なのですが、色々なところで破綻を来しているのが残念。おもしろい世界観だけに、もう少しシナリオを詰めて欲しかった。
さて、文字通りその日暮らしの青年ウィルが117年という長い時間を手に入れたところから、物語は大きく動き始めます。労働をして時間を稼ぐ、その時間をギャング達に奪われるかもしれないという緊張感のなか、ウィルは富裕層にまで踏み込んでいくわけです。
時間切れが即死を意味する緊張感はわかるのですが、ウィルが富裕層に入り込むようになってからは、仲間が少ないために先が見えてしまう。ヒロインのシルビアとの逃避行はさながらボニー&クライドのような展開なのに、もう少し重要な仲間がいても良かったと思わせます。
彼らを追跡するのは任務に実直な時間管理局の局員レオン。買収にも応じず、ひたすら追跡してくるんですが、怖さが足りないかも…と、色々と不満点が散見されますね。
また、ラストも些か拍子抜けでした。
出演者は基本的に25歳という設定で、ジャスティン・ティンバーレイクやアマンダ・セイフライドは悪くないんです。しかし、キリアン・マーフィーが…どうみても25歳って感じじゃない。ここはもっと童顔なのが追跡してきた方がおもしろかった(キリアン・マーフィーは好きなんだけどな)。
アレックス・ペティファーがなんかすっかり大人になっちゃって…オリヴィア・ワイルドに至ってはちょっと目立つ脇役が似合うようになっているし。
それにしても、時間の取り合いが手をつないだだけで、相手の意志に関係なく奪えるって、すでにシステムの破綻じゃないの?とツッコミいれてしまった。
もう少し何かどんでん返しが欲しかった作品です。

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by syosei7602 | 2012-03-17 23:59 | SF/ファンタジー/パニック
ロボジー
d0030824_68787.jpg『ROBO-G』 日本/2012
監督:矢口史靖
出演:五十嵐信次郎 吉高由里子 濱田岳 川合正悟
川島潤哉 田畑智子 和久井映見 小野武彦
田中要次 徳井優 菅原大吉 大石吾朗 竹中直人
田辺誠一





公開時コピー
変形しない。
戦わない。
働きもしない。
そんなロボットに
日本中が恋をした―。


日本のコメディ映画を牽引する監督のひとり、「ハッピーフライト」「スウィングガールズ」の矢口史靖監督によるドタバタコメディ。
主演に歌手で俳優のミッキー・カーチスが五十嵐信次郎名義で出演。
ロボットの着ぐるみを実際に着た撮影など、体を張っている。

<あらすじ>
白物家電メーカーの木村電器で社長(小野武彦)からロボット開発を命じられた冴えない社員の小林(濱田岳)、太田(川合正悟)、長井(川島潤哉)の3人。社長から1週間後のロボット博に間に合うようにと厳命されるが、思わぬトラブルで製作中のロボット“ニュー潮風”がデータもろとも大破してしまう。
自分たちのクビがかかってしまい、焦った3人は内緒でロボットの中に入れる人物を探すことに。
一方、娘(和久井映見)の家族とうまく折り合いがつかない独居老人の鈴木重光(五十嵐信次郎)は、その偏屈な性格から年寄り達の集まりでも浮いていた。
何かやることを探そうとしていた彼の目にとまったのは、小林達が募集していたアルバイト。
偶然からアルバイトに受かった鈴木だったが、その内容は知らされず、小林達にされるがままにロボット博へと向かうことになるが…。
d0030824_682387.jpg

<総評>
人型ロボットに人が入ってしまう…という逆転の発想のようなコメディです。すっかりコメディ映画の第一人者となった矢口監督ですが、絶妙な緩さ加減がいいですね。
冴えない家電メーカーの技術者、頑固ジジイにロボットオタクの女子大生という濃いキャラクター達の使い方がうまい。そして矢口作品ではお馴染みの面々が所々に出演しているのも見逃せません。
さて、ひょんなことからロボットの中身の人となってしまった鈴木爺さん。
娘の家族とも半ばケンカ状態、孫にはほぼ無視されるという有様の独居老人です。
彼にはこれといった趣味もなく、その頑固さ故に友人もごくわずか…そんな彼がなぜかロボット。
しかも、ロボットの中身になったのを良いことに、わがまま言いたい放題、体はごく普通の年寄りなのでマッサージ付きという好待遇なわけです。
そんな彼の外観に惚れたのがロボットオタクの女子大生…そのストーカーチックなオタク振りを吉高由里子が好演(笑)。このくらいのトンデモキャラは彼女にピッタリですね。
物語は予想通り、正体がばれるばれないの方向に進むわけですが、このオチまで綺麗に着地していました。
まあ、ご都合主義的なものはありますが、コメディに厳密なリアリティを求めてもつまらんので、これはOKでしょう。
主演のミッキーカーチスこと五十嵐信次郎の偏屈な鈴木爺さんぶりがはまってました。実際にロボットの着ぐるみを着ていたというから、体への負担とかも凄かったんだろうなと思います。
技術者3人組を演じた濱田岳、川合正悟、川島潤哉のとぼけ振りはコントさながら…川合正悟ことチャン・カワイが意外な演技力。
そして極めつけは吉高由里子ですね。この人、半ば天然…。
作品全体の緩さにあるのは、結局のところ人との繋がりでしょうか。
鈴木爺さんは家族との絆を、女子大生の葉子は人としての成長、技術者達は自らの信念と意外と深いところまで語られている絶妙な作品です。

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by syosei7602 | 2012-03-07 02:03 | コメディ/パロディ
ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬
d0030824_145932.jpg『JOHNNY ENGLISH REBORN』 イギリス/2011
監督:オリヴァー・パーカー
出演:ローワン・アトキンソン ジリアン・アンダーソン
ドミニク・ウェスト ロザムンド・パイク ダニエル・カルーヤ
ピク・セン・リム リチャード・シフ 伊川東吾
ティム・マキナニー ウィリアムズ・ベル
スティーヴン・キャンベル・ムーア イアン・ショウ




公開時コピー
どんな作戦[ミッション]も
すべて不可能にする男[スパイ]!!


「Mr.ビーン」で一大ブームを巻き起こしたローワン・アトキンソン主演によるスパイコメディの2作目。
監督は「理想の結婚」のオリヴァー・パーカー。
007やミッションインポッシブルなど、スパイ映画のパロディを満載し、イギリスならではのユーモアとジョークが楽しめる作品となっている。

<あらすじ>
イギリスの諜報機関MI7で一度はエースとして活躍を続けたジョニー・イングリッシュ(ローワン・アトキンソン)。しかし、モザンピークで大きな失態を犯してクビになり、チベットの僧院に引き籠もって修行に励んでいた。そんな彼のもとに、MI7から職務復帰の知らせがやってくる。
修行を終えた彼がMI7に戻ると、職場はすっかりと様変わりしていた。
彼は新しい上司は女性のペガサス(ジリアン・アンダーソン)から、英中首脳会談における中国首相の暗殺計画が進んでいることを聞かされ、計画阻止のミッションを与えられる。
新人スパイのタッカー(ダニエル・カルーヤ)と共に、暗殺計画を知らせてきた男のいる香港に飛んだイングリッシュ。
相変わらずの勘違いと慌てぶりでタッカーを翻弄しながらも、香港での任務を確実にこなしていくが…。
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<総評>
まさかの続編となった本作。思えば前作では「Mr.ビーン」ことローワン・アトキンソンがあんなにもアクションができるなんて…と思っていたくらいですが、実は結構好きな作品でした。
そして本作はあり得ないくらいの大失態でクビになったイングリッシュがまさしく復活するというストーリーとなっています。前作で部下を演じたベン・ミラーが出演していなかったのは残念ですが、それにしても共演陣が豪華。ゆる~いギャグやユーモア、パロディたっぷりに見せてくれます。
さて、なぜかチベットでよくわからない修行をしていたイングリッシュ。返ってきたものの、任務失敗が大きなトラウマになっていて顔に出まくる始末。
それでも前作のようなドタバタではなく、香港で敵を追い詰めるシーンは圧巻のゆるさとおもしろさ。
なんともジョニーらしい追跡劇が繰り広げられます。
本作での大きな特長は、ジョニーが実は結構優秀で、優秀なのに間抜けというバランスが絶妙。
アクションシーンも格好良く、ラストまで飽きさせません。
そして、本家「007」では無くなってしまったスパイ小道具が本作ではたくさん登場して、楽しませてくれます。
主演のローワン・アトキンソンは替えがきかないジョニー・イングリッシュを怪演かつ好演。
相変わらず顔芸がすばらしいですね。
誰かと思えばジリアン・アンダーソン、意外とコメディが似合うのかな。
ドミニク・ウェストのうさんくさい感じ、何気に元ボンドガールのロザムンド・パイク、新人スパイを演じたダニエル・カルーヤも良い味を出していました。
本作のおもしろさはスパイ達の人間臭さでしょうか。
ジョニーの失敗は無茶苦茶ですが、それ以外の登場人物が意外とまともでありつつ、人間味に溢れるおもしろさがあります。
エンドロールにおまけ…これってよくよく考えると長回しなのかな。
とても楽しめた作品でした。

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by syosei7602 | 2012-03-05 01:00 | コメディ/パロディ
麒麟の翼 ~劇場版・新参者~
d0030824_243926.jpg『SHINZANMONO MOVIE』 日本/2012
監督:土井裕泰
出演:阿部寛 新垣結衣 溝端淳平 松坂桃李
菅田将暉 山崎賢人 柄本時生 竹富聖花 聖也
黒木メイサ 向井理 山崎努 三浦貴大 劇団ひとり
秋山菜津子 鶴見辰吾 松重豊 田中麗奈 中井貴一





公開時コピー
人は最後に何を願うのか

東野圭吾原作による「加賀恭一郎」シリーズ(TVドラマ「新参者」シリーズ)の9作目「麒麟の翼」の映画化。
主要キャストはドラマ版から引き継がれている。
監督は「涙そうそう」「ハナミズキ」を手がけた土井裕泰。
人間関係を丁寧に描き、「容疑者Xの献身」と並ぶ良質のミステリとなっている。
主題歌はJUJU。

<あらすじ>
ある夜、日本橋の麒麟像の下で刺された男性が発見され、まもなく死亡が確認される。
その男性、青柳武明(中井貴一)は別の場所で刺されたにも関わらず、誰に助けを求めることもなく8分間も歩き続けて倒れたのだ。
一方、被害者のカバンを持って現場付近から逃走を図った若い男、八島冬樹(三浦貴大)が車にはねられ、意識不明の重体となる。
日本橋署の加賀(阿部寛)は、警視庁捜査一課にいるいとこの松宮(溝端淳平)と組まされ、捜査を始める。
八島の同棲相手、中原香織(新垣結衣)は、八島が人を殺すようなことはしないと無実を訴えるが、捜査本部は八島を被疑者として意識不明のまま、逮捕しようと動いていた。
加賀は青柳が8分もの間、歩き続けた意味、そして青柳と八島の接点を独自捜査で洗い出していくが…。
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<総評>
東野圭吾の小説といえば毎年、ドラマか映画になり、本作「新参者」シリーズもそのひとつとなります。
ドラマ版はスペシャルともに未見なのですが、東野作品で大きな外れが無いこと、出演者が良いことから見ようと決めていた作品です。
本作はドラマ版を見ていなくとも、それとなく加賀の人物像や人間関係を説明しているので、続編という立ち位置を気にせずに楽しめました。
2時間ドラマでもいいという感覚もありますが、映画としての魅力はやはりキャスティングであったり、シナリオの良さだったりしますね。
さて、本作の主人公は東野作品では2作目から登場している加賀恭一郎。元は捜査一課、本作では日本橋署の所轄刑事となっており、彼の相棒は捜査一課に勤務するいとこの松宮という、刑事ドラマでもちょっと異色の組み合わせになっています。
物語は麒麟像の下で死亡した青柳という男性の不自然な足取り、生前の不可解な行動に始まり、そして容疑者と思われている八島という青年と恋人の中原との関係などが少しずつ浮き彫りになっていきます。
本作のおもしろさは被害者の青柳の家族も知らない行動と、容疑者が事件発生後に意識不明のままという…捜査する側は状況証拠と推測でしか捜査できない点にあります。
しかし、捜査が進む度に青柳の足取りとその目的、人間関係、家族関係などが浮き彫りになって真相が判明するわけです。人間関係や心情、犯罪被害者、容疑者へのマスコミの執拗な取材やその影響までが意外なほどしっかりと描かれている…それがすなわち、登場人物たちの立ち位置を克明なものにしているわけです。
主演の阿部寛は原作に近い風貌で、確実な演技を披露。相棒役の溝端淳平は「名探偵コナン」実写版で見せたような青臭さが抜けて、好演していました。
新垣結衣は相変わらず可愛いですが、本作はすこし疲れ気味な印象…まあ、可愛さをアピールするような作品じゃないですが(笑)。
三浦貴大、松坂桃李は単純に良かったですね。
そして中井貴一、この人の哀愁さを漂わせる演技、素晴らしいです。
全体的な印象として、テンポも悪くなく、原作を知らなければ最後まで集中して楽しめる作品です。

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by syosei7602 | 2012-03-02 01:59 | ミステリ/サスペンス