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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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<   2011年 01月 ( 9 )   > この月の画像一覧
2011年1月現在 公開中作品レビュー
相棒-劇場版II- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜 ◆アンストッパブル
イップ・マン 葉問 ◆グリーン・ホーネット ◆ソーシャル・ネットワーク

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by syosei7602 | 2011-01-30 17:34 | 月別更新まとめ
イップ・マン 葉問
d0030824_1730371.jpg『IP MAN 2』 香港/2010
監督:ウィルソン・イップ
出演:ドニー・イェン サモ・ハン・キンポー ホァン・シャオミン
リン・ホン ルイス・ファン ダーレン・シャラヴィ ケント・チェン
サイモン・ヤム
受賞:第47回金馬奨/最優秀アクション設計賞(2010)


公開時コピー
その心と技は、ブルース・リーに受け継がれた-

ブルース・リーの師匠にして、葉問派詠春拳を広めた武術家 葉問(イップ・マン)の人生を描いたカンフーアクションの2作目。1作目は日本未公開となる。
監督は「SPL/狼よ静かに死ね」のウィルソン・イップ。
出演は「SPL/狼よ静かに死ね」のドニー・イェン、サモ・ハン・キンポー、台湾の人気モデル リン・ホン、「スナイパー:」のホァン・シャオミン、「カンフーシェフ」のルイス・ファン、「沈黙の復讐」のダーレン・シャラヴィ、「スタントウーマン/夢の破片(かけら)」のケント・チェン、「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」のサイモン・ヤムなど。

<あらすじ>
d0030824_17304680.jpg1950年、詠春拳の達人イップ・マン(ドニー・イェン)は、息子と身重の妻(リン・ホン)を連れて、広東省佛山からイギリスが統治する香港に移住する。
同郷だった新聞社の編集長の伝手によって、新聞社の屋上を武館として借りたイップだったが、弟子は一向に集まる気配はなく、日々に困る生活。
そこへ血気盛んな若者レオン(ホァン・シャオミン)がやってくる。レオンは勝負に負けたら弟子になると約束し、戦いを挑むがイップの前に完敗する。イップの実力に心服したレオンは、友人達を誘って入門するのだった。
そんなある日、レオンが洪拳の弟子達ともめ事を起こして連れ去られる。
d0030824_17305825.jpg相手が集まる魚市場にやってきたイップは、レオンを助けるために数十人と戦い、そこで洪拳の達人にして、一帯を取り仕切るホン師匠(サモ・ハン・キンポー)と出会う。ホンは香港で武館を開くために、多くの流派の師匠と戦って勝たなければいけない掟があると告げる。家族との生活と弟子たちのために、イップは戦いに赴くが…。

<作品解説>
今や伝説となったブルース・リーが最初に学んだのがこの詠春拳、これについてはリーファンなら誰もが知っている事実であり、さらにリーがこの拳法を元に生み出したのがジークンドーです。
イップ・マンは戦後混乱期に置ける中国において、稀代の拳法家の1人として讃えられる人物ですが、その人となりを取り上げた作品はありませんでした(中国の武術家でいえば、ジャッキー・チェンやジェット・リーなどが演じた実在の拳法家・黄飛鴻の映画が圧倒的に多く、ギネスにも認定されている)。
本作は日本で公開されたものの、実は2作目であり、1作目である「葉問 序章」はなんと署名による公開待機作。これは是非公開を実現してもらいたいですね。
ウィルソン・イップ監督、ドニー・イェン、サモ・ハン・キンポーは「SPL/狼よ静かに死ね」で組んだ仲であり、その完成度の高さは折り紙付き。
さて、物語は前作のラストから始まります。
日本による統治が行われていた広東省から逃げ延びたイップ・マン一家。
しかし、香港では思うように弟子が集まらず日々の生活はギリギリ、さらに武館を開くには他の流派の認証がいるという苦境に立たされます。それらを乗り越えた先にあるのは、香港の武術界を仕切るホン師匠との人としての絆、中国武術に対する誇り、そして家族との幸せな生活です。
本作はそれらをひとつ一つ丁寧に描きながら、流派対決の凄まじいアクションの連続と緩急を付けた流れが見事。
そして、イギリス統治下におけるイギリス人の横暴さを描き、ボクシングのチャンピオン・ツイスターとの壮絶な戦いが素晴らしく、胸を打ちます。
全体的にカメラワークが非常に考えられており、アクションの見せ方は香港映画ならではの美しさ。
これぞ元祖というべき、武侠映画の傑作と言っても差し支えないでしょう。

<見どころ>
所々にワイヤーアクションが垣間見られるものの、イップ・マンの見事な戦い振りがカッコイイ!
1対1から1対大多数、さらに不安定なテーブル上での戦い、クライマックスに置ける異種格闘技線に至るまで見どころ十分。
中国武術独特の動きと戦いぶりは、特筆すべきものでしょう。

<出演者>
香港映画界における最後の本格派とも言うべきドニー・イェン。
ジェット・リーと同期であり、かつてはジェット・リー、ジャッキー・チェンとも作品内で対決しています。
本作におけるドニー・イェンは、素早い動きと詠春拳独特の戦い方で見せてくれます。
サモ・ハン・キンポーについては言うまでもなく、ジャッキー・チェンの兄貴分にして、俳優としての貫禄も十分。
あの体型での激しいアクションは未だに圧巻!すでに還暦と言うから驚き。
ホァン・シャオミンは初めて見るのですが、中国俳優として正統派なイメージで好演していました。

<総評>
ドニー・イェンやサモ・ハン・キンポーの好演は勿論のこと、ウィルソン・イップが監督として熟成されているのは言うまでもないでしょう。
全体的な流れに加え、舞台背景の美術にも手が込んでいて、映像的に完成されています。
近年のマーシャルアーツを取り入れた作品の元祖は香港映画ですが、その存在感を示す良作、オススメです。

<関連作品>
イップ・マン 序章 (1作目)
イップ・マン 葉問 (2作目)

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by syosei7602 | 2011-01-29 23:59 | アクション/アドベンチャー
グリーン・ホーネット
d0030824_22302276.jpg『THE GREEN HORNET』 アメリカ/2010
監督:ミシェル・ゴンドリー
出演:セス・ローゲン ジェイ・チョウ キャメロン・ディアス
クリストフ・ヴァルツ エドワード・ジェームズ・オルモス
デヴィッド・ハーバー トム・ウィルキンソン エドワード・ファーロング
ジェイミー・ハリス チャド・コールマン ジェームズ・フランコ


公開時コピー
俺たちが、悪を刺す!

ブルース・リーが出演したことで有名な1960年代の同名TVシリーズを映画化。
監督は「エターナル・サンシャイン」のミシェル・ゴンドリー。
出演は「40歳の童貞男」のセス・ローゲン、「カンフー・ダンク!」のジェイ・チョウ、「ナイト&デイ」のキャメロン・ディアス、「イングロリアス・バスターズ」のクリストフ・ヴァルツ、「ブレードランナー ファイナル・カット」のエドワード・ジェームズ・オルモス、「007/慰めの報酬」のデヴィッド・ハーバー、「ワルキューレ」のトム・ウィルキンソンなど。

<あらすじ>
d0030824_22303411.jpgロサンゼルス、新聞社の創業者である父親ジェームズ(トム・ウィルキンソン)に反発して、放蕩三昧の生活を送っていたブリット(セス・ローゲン)。そんなある日、ジェームズが蜂に刺されて急死してしまう。
突然の死から、急遽新聞社を引き継ぐことになったブリットだったが、何をすればいいのかがわからない。
そんな時、ジェームズが雇っていた運転手カトー(ジェイ・チョウ)を呼び戻したブリットは、彼から意外な話を聞かされる。カトーはジェームズから依頼され、様々なハイテク機器を製作していたのだ。
カトーの天才的な発明の数々を目の当たりにしたブリットは、それらを使ってでかいことをやろうと持ちかける。
夜、偶然から街でチンピラに襲われているカップルを助けたブリットとカトー。
d0030824_22304445.jpg人助けの心地よさを実感した2人は、街の悪を一掃するため、グリーン・ホーネットと名乗る。
そして、悪党に近づくために悪党に扮して近づくことを画策するのだった。
さらに、新しく秘書となったレノア(キャメロン・ディアス)の優秀な意見を元に、悪党が集まる街に繰り出す。

<作品解説>
ブルース・リーがカトー役として出演し、リーファンには馴染み深い「グリーン・ホーネット」。
彼の付けていたマスク、いわゆるカトーマスクはタランティーノ監督の「キル・ビル Vol.1」でも敵役が付けていたことでも有名になりました。
本作はオリジナル劇場版ですが、一応、TVシリーズ編集版の映画作品が2作あります。これは単純にリー人気に乗っただけのものなので評価はかなり低いですね。
主演のセス・ローゲンはコメディ出身の俳優で、本作では製作総指揮と脚本を手がけています。全体的なノリの良さとアクションの融合がなかなかのもの。
さて、新聞社を創業したジェームズの放蕩息子ブリット。
派手な夜遊びばかりをして、父親の作る新聞にまで報道される始末…しかし、父親の死によって、天才で武術の達人のカトーと共に“でかいこと”を画策します。
それは、悪に扮して悪を叩きつぶすこと。
カトーが製作した改造車ブラックビューティーとマスクの衣裳をまとい、あちこちで暴れまくります。
ストーリーはとてもシンプルで、かなり見やすくなっています。
何も考える必要が無いというか、ほとんどノリで突っ走る感じ…また、アクションシーンは思ったほど多くはありませんが、終盤に凝縮されていてスカッとします。
全体的に、コメディタッチな「バットマン」と言うべきか、肝心のグリーン・ホーネットが相棒のカトーよりも弱いという頼りなさがおもしろいですね。

<見どころ>
アクションシーンのバカさ加減、ちょっと太り気味のヒーローなど、色んな意味で面白さがあります。
ついでにヒロインに嫌われるって(笑)。
ブリットとカトーのコンビも良いですが、敵役のチュドノフスキーのすっとぼけた感じもバッチリはまってます。

<出演者>
体の大きいセス・ローゲンのオーバーアクションがおもしろく、スクリーン映えしますね。
日本での公開作品は少ないですが、本作は続編が期待できるかも。
カトー役は台湾の大スター、ジェイ・チョウ。「頭文字D」で、日本ではお馴染みになりました。
本作ではハリウッドデビューとなります。
キャメロン・ディアスですが、ジェイ・チョウと並ぶとさすがに年齢を感じさせてしまいます。意外と出番が少なかったんですが、コメディエンヌとしての本領発揮です。
クリストフ・ヴァルツの悪役ぶりは堂に入っていますね~「イングロリアス・バスターズ」のノリが続いていたかも。

<総評>
ノリのよさ、そしてメカの格好良さがとにかく良い感じ。
いかにもアメリカ的な展開ながら、終盤の畳みかけるようなアクションの連続は爽快感たっぷり。
何も考えずに楽しめる良作です。
しかし、3Dにする必要はほとんどなかったですね。

<関連作品>
ブルース・リーのグリーン・ホーネット (TV版総集編・1作目)
ブルース・リー/電光石火 (TV版総集編・2作目)
グリーン・ホーネット

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by syosei7602 | 2011-01-22 23:59 | アクション/アドベンチャー
ソーシャル・ネットワーク
d0030824_5513229.jpg『THE SOCIAL NETWORK』 アメリカ/2010
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ジェシー・アイゼンバーグ アンドリュー・ガーフィールド
ジャスティン・ティンバーレイク アーミー・ハマー マックス・ミンゲラ
ブレンダ・ソング ルーニー・マーラ
受賞:全米批評家協会賞/作品賞・主演男優賞・監督賞 他(2010)


公開時コピー
天才
裏切り者
危ない奴
億万長者


世界最大のソーシャルネットワークサービス“facebook”の創業に纏わるベストセラー・ノンフィクションの映画化。
監督は「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のデヴィッド・フィンチャー。
出演は「ゾンビランド」のジェシー・アイゼンバーグ、「Dr.パルナサスの鏡」のアンドリュー・ガーフィールド、「ブラック・スネーク・モーン」のジャスティン・ティンバーレイク、「パニック・エレベーター」のアーミー・ハマー、「シリアナ」のマックス・ミンゲラ、TVドラマ「スイート・ライフ」のブレンダ・ソング、「エルム街の悪夢」(2010)のルーニー・マーラなど。

<あらすじ>
d0030824_5514136.jpg2003年の秋、ハーバード大学に通う学生にして、天才プログラマーのマーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、ボストン大学に通う恋人のエリカ(ルーニー・マーラ)に振られてしまう。原因はマークの破綻した性格と意図しない攻撃的な口調だった。
その夜、酔っぱらったマークは腹いせにエリカの悪口をブログに書き、さらに学内の各寮のデータベースをハッキング、親友のエドゥアルド・サベリン(アンドリュー・ガーフィールド)が考えたアルゴリズムを使って、女子学生のランキングサイトを立ち上げてしまう。
瞬く間にアクセスが殺到し、大学のサーバはダウンする。
その仕業は大学にすぐ知られるところとなり、約半年間の観察処分を受け、さらにマークは女子学生全員から嫌われる羽目に。
しかし、彼の能力に目を付けたのはボート部のエリート学生で双子のキェメロン&タイラー・ウィンクルボス(アーミー・ハマー)達だった。
ウィンクルボス兄弟は、ハーバード大学固有の閉鎖的なソd0030824_551526.jpgーシャルネットワークサービスを提案し、そのプログラムをマークに依頼する。二つ返事で引き受けたマークは、そのアイディアを自らのアイディアと偽ってエドゥアルドに相談し、資金1000ドルを元手に“THE FACEBOOK”を構築する。
それは学生達の間で人気となるが、ウィンクルボス兄弟達が黙っているはずもなかった。


<作品解説>
世界最大のSNSであるfecebookですが、日本ではmixiが知名度では先行しています。とはいえ、ネット世代で有名であることには変わらず、それも世界最大の規模となれば、その創業秘話も気になるところ。
本作は、如何にしてfacebookが作られたのか、そして、その裏側にあった人間模様が実に小気味よいテンポで描かれていきます。
さて、物語の始まりは至ってシンプル。
彼女の振られた腹いせに作った女子学生ランキングサイトが発端となるのですが、主人公のマークはいわゆるオタクで、コミュニケーション能力に難があります。要するに自分勝手で、あまり人の話を聞かない…序盤で、彼女だったエリカから「オタクだからもてないのじゃない、性格が悪いから」と言われる始末。
非常に的を射た言葉なのですが、自分を理解してくれない=周りが悪いという図式を作りあげてしまいます。
彼の場合は天才と言われるほどプログラマーとしては完成されており、その能力を活かしてはいるものの、原動力が非常に歪んでいて、性格破綻も頷けますね。。
その上、無自覚な狡猾さも備えているという、タチの悪い人物。
しかし、本作で描かれているのは、あくまでもノンフィクションをベースとしてるので、実際はどうなのかはわかりませんが、音楽無料配信のナップスターを立ち上げたショーンと出会った辺りから、マークという人物が如何に変人なのかが判明していきます。
プログラマーとしての将来性はあっても、それに伴う人間関係の結果についてはわからず、皮肉にも友人を失っていくという破綻を経験し、その上での成長が余り見られないのは個人としての社会性が乏しいというべきなのか…。
本作は、これらの人間模様が見事に描かれていますが、面白さはもう一つ…facebookが如何にして成功したか。他のSNSと一線を画す要素を見つけ出し、実装する回転の速さ、そして利益を出すための戦略なども描かれ、色々な面で楽しめる作品です。

<見どころ>
これはなんと言っても人間関係でしょう。
性格破綻の主人公、彼女のとの関係、そしてナップスター創始者ショーンとの出会い。
実に見事。

<出演者>
アメリカのオタク像はいつもカーリーヘアなのか?なんかどれも同じ髪型してるんだよなぁ。
それにしてもジェシー・アイゼンバーグ、めっちゃ早口のセリフ回しが凄いと思ったら、人の話を聞かない時の不愉快な表情などが素晴らしかった。
主人公の親友エドゥアルドを演じたアンドリュー・ガーフィールド、彼もまたもう一人の主人公と言うべき存在で、良かったですね。
意外なキャスティングがショーン役のジャスティン・ティンバーレイク。
結構、普通に演技してるんですね。うざい感じが良かった。
アーミー・ハマーの双子演技には驚き…映像もさることながら、ずっと双子の俳優かと思ったほどです。
すごいなぁ。
それにしても、エリカを演じたルーニー・マーラ、なかなかの美人でした。

<総評>
デヴィッド・フィンチャー監督というと、未だに「セブン」の監督という認識ですが、個人的には「ゾディアック」なんかも面白くて好きなんですけどね。「ファイト・クラブ」なんかも最高だし、もっと日本での評価が高くてもいいような気がします。
なかなか癖の強い作品ですが、テンポの良さと物語の面白さは特筆すべきもの。
オススメです。

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by syosei7602 | 2011-01-15 23:59 | ヒューマン/ドラマ
アンストッパブル
d0030824_0164817.jpg『UNSTOPPABLE』 アメリカ/2010
監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン クリス・パイン ロザリオ・ドーソン
イーサン・サプリー ケヴィン・ダン ケヴィン・コリガン
ケヴィン・チャップマン リュー・テンプル T・J・ミラー
ジェシー・シュラム デヴィッド・ウォーショフスキー


公開時コピー
生きて帰れたら、
言いたいことがあるんだ。
この映画は、<事実>から産まれた。


2001年にオハイオ州で起きた実際の鉄道貨物暴走事件をベースにした、パニックアクション。
監督は「サブウェイ123 激突」のトニー・スコット。
出演は「サブウェイ123 激突」のデンゼル・ワシントン、「スター・トレック」のクリス・パイン、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」のロザリオ・ドーソン、「コールド マウンテン」のイーサン・サプリー、「トランスフォーマー/リベンジ」のケヴィン・ダン、「チェルシーホテル」のケヴィン・コリガンなど。

<あらすじ>
d0030824_0165925.jpgペンシルヴェニア州ブリュースターのミンゴ操車場。
4ヶ月前に車掌になったばかりのウィル(クリス・パイン)は初仕事で、勤続28年の大ベテラン機関士フランク(デンゼル・ワシントン)と組むことに。
しかし、ソリが合わずに微妙な雰囲気のまま、旧型の機関車1206号に乗り込む。
一方、同州のフラー操車場では機関士デューイ(イーサン・サプリー)のブレーキミスで重量級の機関車777号が勝手に走り出す。
777号には全長800メートルになる39両の貨車が連結されており、その中の8両には有毒な化学物質と大量のディーゼル燃料が積載されていた。
市街地に向かって暴走を始めた777号を止めるため、操車場長のコニー(ロザリオ・ドーソン)は農地での脱線を提案するものの、本社の運行部長ガルビン(ケヴィン・ダン)に損害額が甚大なことから却下されてしまう。
d0030824_017961.jpg市街地にある大カーブで脱線すれば、街がほぼ壊滅状態になることは必至。
通過点の踏切が封鎖され、住民の避難が開始される中、本社と警察による暴走阻止作戦を実行するが、あえなく失敗してしまう。
フランクは、1206号で777号を後ろから引っ張ることを提案し、ウィルと共に追跡を始めるが…。


<作品解説>
トニー・スコットとデンゼル・ワシントンのコンビといえば、数々の話題作を生み出した名コンビです。
そんな2人が真っ向勝負で作り上げたのが、実際の事件を元にした本作。
それ故に、実にストレートな作品となっており、トニー・スコット監督らしいテンポと色彩感豊かな映像で観る者を引き込みます。
さて、物語は新米車掌とベテラン機関士の即席コンビによるたった1日間の命がけの試みになります。
有毒物質と大量の発火燃料…作中でも語られますが、巨大なミサイルが地上を猛スピードで走り抜けるようなもので、しかも脱線すれば大惨事。
機関車の行く先は何万人もの住民が住む都会。
しかし、どこの世界でもそうですが、会社は利益優先の為に最初の安全策を無視してなんとか列車を止めようとします。
ところが作戦は失敗、人々が固唾を飲む中、会社の命令に逆らって機関車を走らせる2人の男。
ストーリーは本当にこれだけの至ってシンプルな作りで、間に差し込まれるフランクとウィルのそれぞれの事情や、コニーとガルビンの確執などが良いスパイスになっています。
暴走する機関車との追跡劇、さらに止めようとするための作戦など全体的にスピード感があって実に迫力がありました。
どこにもひねった展開が無いものの、機関車を止めるだけというシンプルな構造が返って斬新で楽しめます。

<見どころ>
暴走する機関車、失敗する作戦、パワーの違う機関車による牽引などがアクションたっぷり。
クライマックスに向けて徐々に高まる緊張感で手に汗握ってしまいます。

<出演者>
「サブウェイ123 激突」がいまいちヒットしなかった為に、本作の制作費が取れず、一度は引いたデンゼル・ワシントンですが、やはり名優。
職人気質の機関士を見事に好演しています…何でもこなしますね。
クリス・パインは意外と柔らかい風貌で、デンゼル・ワシントンとのコンビがはまっていました。
この人、もう少し人気が出てもいいと思うんだけどなぁ。
ロザリオ・ドーソンは働くヒロイン?みたいな感じで良かったかな。

<総評>
実際の事件などを元にすると、大抵は説明的になったりするもんですが、トニー・スコット監督にかかれば見事なエンターテイメント。
中盤以降の迫力あるシーンが良いし、今回はカメラワークも落ち着いた感じでしたね。
シンプルでテンポの良いストーリー、オススメです。

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by syosei7602 | 2011-01-10 22:19 | アクション/アドベンチャー
孤剣は折れず 月影一刀流
d0030824_3505593.jpg『孤剣は折れず 月影一刀流』 日本/1960
監督:佐々木康
出演:鶴田浩二 桜町弘子 藤田佳子 植木千恵 花園ひろみ
加賀邦男 毛利菊枝 楠本健二 和崎隆太郎 平幹二朗
徳大寺伸 黒川弥太郎 月形龍之介 美空ひばり



柴田錬三郎原作の「孤剣は折れず」を、任侠映画で人気を博した鶴田浩二を主演に迎えて映画化。
監督は「半七捕物帖 三つの謎」の佐々木康。
出演は「連合艦隊」の鶴田浩二、「親鸞」の桜町弘子、「王様の漢方」の藤田佳子、「快傑黒頭巾」の植木千恵、「十三人の刺客」(2010)の平幹二朗、「たけくらべ」の美空ひばり。

<あらすじ>
d0030824_3551113.jpg恩師・小野先生が暗殺されたとの報せを聞いた神子上源四郎(鶴田浩二)は、兵法修行の旅から急ぎ江戸へと戻るが、その途中の将軍家狩猟場駒場野で小野道場の元門下生で柳生道場に走った四剣士を瞬く間に斬り捨てる。
江戸に入る直前、町はずれの屋敷で食を求めると、そこに現れたのは美音(桜町弘子)という美しい女性だった。美音の影のある雰囲気に惹かれた源四郎だったが、そこに現れた美音の姉・糸耶(藤田佳子)に襲われる。糸耶を軽くいなした源四郎は屋敷を後にする。
江戸の町に入るやいなや、傍若無人に走る馬を止めた源四郎、しかし、馬に乗っていたのは将軍の妹である加寿姫(美空ひばり)だった。加寿姫を諫めたことから、源四郎が戻ったことは程なくして柳生にも知れるところとなる。
その夜、源四郎は養い親松平伊豆守を訪ねる。
そこで彼は、小野先生の暗殺の裏に、柳生一門と大奥を取り仕切る春日局がいることを聞かされ、伊豆守から春日局暗殺の命を受けるが…。

<作品解説>
既に半世紀前の映画となった本作…この手の古い映画というのはあまり見なかったのですが、昔の映画ってすごく生身の演技があって面白いのです。
そんなわけで、初めて鶴田浩二主演の作品を見たのですが、いやはや面白い!
出演陣は豪華だし、なんといってもこの当時の俳優女優は良くも悪くも時代劇にぴったりな雰囲気なんですよね(もっとも、この時代は時代劇、現代劇の俳優の棲み分けが分かりやすい)。
さて、凄腕の剣士・神子上源四郎(みこがみげんしろう)は恩師の仇を討つために、兵法修行から戻ってきます。春日局がいることから江戸時代初期、宮本武蔵より少し後くらいかもしれません。
育ての親から、暗殺の裏に柳生一門と春日局がいることを知り、なんと春日局の暗殺を頼まれる!
って、大奥にどうやって入るわけ?と思ったら、鷹狩りに来るからというもっともな説明。
うーん、この辺りのご都合主義感がいいかも(笑)。
しかし、物語は意外な方向に進み、その間にも神子上源四郎はすごいモテぶりを発揮します。
90分にも満たないストーリーの中で、計4人ほどに惚れられる。
なんかこう、凄腕剣士=モテるという図式がキザなんだけど、ここまでやっちゃうと清々しいというか。
そして、敵役が平幹二朗演じる風早竜馬という浪人。
いいねぇ、ふてぶてしさのある悪漢ぶり!
今じゃ余り見られなくなった、決闘というオーソドックスな展開が格好良いのです。

<見どころ>
やはり殺陣が良い。
剣法の基本に忠実に、かつスピーディーに見栄えがある。
伊達男、源四郎のモテぶりには思わず笑いが…。

<出演者>
鶴田浩二は時代劇役者というより、任侠映画に多く出ている人ですが、こういう役の方が似合っていたんじゃないかなぁ。
桜町弘子と対照的な藤田佳子という和美人が揃った中、容姿的には美空ひばりが劣っちゃう。
うまいんですけどね。
平幹二朗が良い味だしてます。

<総評>
昔の邦画というと、どうしても構えちゃう感じがしますが、娯楽作としては良くできているし、面白い。
むしろ、こういう映画をもっときちんとDVD化して欲しいですね。
海外の名作は500円DVDになったりしているけど、邦画って割と少ないような…日本独自の時代劇、やっぱり日本人にはぴったりと来ますね。

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by syosei7602 | 2011-01-09 23:59 | 戦争/歴史/時代劇
座頭市 THE LAST
d0030824_1133456.jpg『座頭市 THE LAST』 日本/2010
監督:阪本順治
出演:香取慎吾 石原さとみ 反町隆史 工藤夕貴 寺島進
高岡蒼甫 ARATA ZEEBRA 加藤清史郎 宇梶剛士
柴俊夫 豊原功補 岩城滉一 中村勘三郎 原田芳雄
倍賞千恵子 仲代達矢


公開時コピー
愛と怒りと哀しみと。
抜いた仕込みが咽び泣く、
これが最後の座頭市。


勝新太郎の代名詞ともなった座頭市シリーズを、SMAPの香取慎吾を主演に迎えての完結編となる。
監督は「行きずりの街」の阪本順治。
出演は「西遊記」の香取慎吾、「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」の石原さとみ、「交渉人 THE MOVIE タイムリミット 高度10,000mの頭脳戦」の反町隆史、「リミッツ・オブ・コントロール」の工藤夕貴、「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」の寺島進、「ホノカアボーイ」の倍賞千恵子、「引き出しの中のラブレター」の仲代達也など。

<あらすじ>
d0030824_1134643.jpg最愛の妻・タネ(石原さとみ)に、最後の戦いと約束した市(香取慎吾)は壮絶な死闘を繰り広げる。
戦いを終えたものの、偶然居合わせたヤクザ者に襲われた市の代わりに、タネが殺されてしまう。市は戦うことを捨てるというタネとの約束を果たすため、故郷の村へと向かう。
行き倒れた市を助けたのはかつて旧友で、今は百姓として暮らす柳司(反町隆史)だった。
仕込み杖を置き、柳司と彼の幼い息子・五郎(加藤清史郎)、年老いた母親ミツ(倍賞千恵子)と共に百姓暮らしを始めた市。
しかし、村は役人の梶原(宇梶剛士)と手を組むヤクザ・天道(仲代達也)によって、搾取され続けていた。
d0030824_1135826.jpgかつて村を仕切っていた島地(岩城滉一)も天道には頭が上がらず、さらに村にあったシマも天道一家に差し出してしまう。
極悪非道な天道一家の所業に耐えられなくなった村人達を見た市は、再び仕込み杖を手に立ち上がるが…。

<作品解説>
勝新太郎の「座頭市」シリーズは26作という長い作品になりましたが、その後、北野武版でヒットし、さらには綾瀬はるかによる女性版も製作されました。
本作はその2作とは異なり、勝新太郎版の完結編になるようです。
「座頭市」シリーズは、勝新太郎による凄まじい居合い切りによるアクションが持ち味でした。もっとも、それらが制作された当時は時代劇映画が多く、手慣れた監督が多かったことで「時代劇」というジャンルにおいて不足はなかったでしょう。
本作は、恐らく時代劇初挑戦となる阪本順治監督がどこまで撮れるのか、これが焦点となっています。
さて、亡き妻との約束で仕込み杖を置いた市、しかし、彼が安住の地として求めた故郷は極悪非道なヤクザ天道一家に支配されており、ついには戦いに発展します。
前半は情緒的な風景と市の新しい生活に慣れる為のシーンが延々と続き、後半は徐々に戦いにシフトしていきます。ただ、映像としては綺麗なんだけど、登場人物の説明がかなり不足しています。
豊原功補演じる浪人・千の説明もなく、ただ存在しているだけという感じで、せっかくの長尺が活かされていません。
また、綾瀬はるか版でも思いましたが、勝新太郎版にもあったユーモアが欠如しているのが残念。
本作でもそのユーモアを模したものは出てきますが、あくまでも真似をしたというイメージだけが残りました。
完結編という割には残念な出来に思えます。

<見どころ>
香取慎吾演じる市の殺陣は見事。
スピード感があり、戦いのシーンは非常に楽しめます。

<出演者>
香取慎吾はなかなか好演しているのですが、やはり声が高く、いまひとつ迫力に欠けます。
また、勝新太郎や北野武と違い、見るからに動ける体をしているところが勿体ない。
反町隆史は色々な役に挑戦しているので、演技の幅が広がってきましたね。
よく似ている岩城滉一が共演しているがちょっとおもしろかったりして。
あとは仲代達也の迫力と、倍賞千恵子の安定した演技が見事でした。

<総評>
練り切れていないシナリオがとにかく気になります。
全体的に緩慢で起伏に欠けていて、阪本順治監督の悪い部分が出ているような感じ(個人的に阪本監督は当たり外れと微妙感が大きい)。
なんとなく「座頭市」を終わらせる為だけ、な感じがしました。
最後だからこそ、もっとこだわった作り込みが欲しかったですね。

<関連作品>
<関連作品>
座頭市物語 (第1作)
続・座頭市物語 (第2作)
新・座頭市物語 (第3作)
座頭市兇状旅 (第4作)
座頭市喧嘩旅 (第5作)
座頭市千両首 (第6作)
座頭市あばれ凧 (第7作)
座頭市血笑旅 (第8作)
座頭市関所破り (第9作)
座頭市二段斬り (第10作)
座頭市逆手斬り (第11作)
座頭市地獄旅 (第12作)
座頭市の歌が聞える (第13作)
座頭市海を渡る (第14作)
座頭市鉄火旅 (第15作)
座頭市牢破り (第16作)
座頭市血煙り街道 (第17作)
座頭市果し状 (第18作)
座頭市喧嘩太鼓 (第19作)
座頭市と用心棒 (第20作)
座頭市あばれ火祭り (第21作)
新座頭市 破れ!唐人剣 (第22作)
座頭市御用旅 (第23作)
新座頭市物語 折れた杖 (第24作)
新座頭市物語 笠間の血祭り (第25作)
座頭市 (第26作)

■リメイク・続編
座頭市 (2003)
ICHI (2008・女性版)
座頭市 THE LAST (2010)

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by syosei7602 | 2011-01-04 23:32 | 戦争/歴史/時代劇
レポゼッション・メン
d0030824_2194587.jpg『REPO MEN』 アメリカ/2010
監督:ミゲル・サポチニク
出演:ジュード・ロウ フォレスト・ウィッテカー リーヴ・シュレイバー
アリシー・ブラガ カリス・ファン・ハウテン
チャンドラー・カンタベリー ジョー・ピングー ライザ・ラピラ
イヴェット・ニコール・ブラウン RZA


公開時コピー
延命のために、
人工臓器を
高額ローンで買う未来。
払えなければ、
回収(レポ)される─。


恐竜ハードボイルド“鉤爪”シリーズの人気ミステリー作家、エリック・ガルシアのオリジナル脚本によるSFアクションサスペンス。
監督はCMはPVなどを手がけ、本作が長編デビューとなるミゲル・サポチニク。
出演は「シャーロック・ホームズ」のジュード・ロウ、「エクスペリメント」のフォレスト・ウィッテカー、「ソルト」のリーヴ・シュレイバー、「プレデターズ」のアリシー・ブラガ、「ワルキューレ」のカリス・ファン・ハウテンなど。

<あらすじ>
d0030824_2110317.jpg近未来。高性能な人工臓器のお陰で臓器移植の問題が解決され、人々の延命が大きく飛躍していた。
しかし、人工臓器は高価な為、人工臓器を製造販売するユニオン社の高額なローンを組むことが当たり前となっていた。
だが、滞納をすれば回収人“レポ・メン”により、臓器は強制的に回収され、そこに命の保証は含まれないという、非情な現実が待ち受けていた。
レポ・メンのレミー(ジュード・ロウ)は、相棒のジェイク(フォレスト・ウィッテカー)と共にユニオン社の中でも優秀な回収人…しかし、凄惨な回収の実態と時には命の危険すらもある仕事に対して、妻のキャロル(カリス・ファン・ハウテン)は批判的だった。
そんなある日、家族達の集まりの中、ジェイクが白昼堂々と臓器回収をしたことから、キャロルは息子を連れて出て行ってしまう。
レミーは家族に戻って欲しい一心で、d0030824_21101344.jpg最後の仕事をして足を洗うことを決意するが、トラブルから気絶してしまう。やがて目覚めた彼の体には、ユニオン社の人工心臓が埋め込まれていた。
ローンを返済するため、再びレポ・メンとなったレミーだったが思うように仕事ができず、やがて返済が滞るようになるが…。


<作品解説>
久々にサイバーな近未来のアクション映画として期待しつつ見てみることに…と、冒頭から「ブレード・ランナー」的なビジュアル、中身は「未来世紀ブラジル」のような感覚です。
人工臓器の飛躍的な進歩によって、人類の寿命が大幅に延びた世界。しかし、ローンを滞納すると、滞納者の命を問わずに回収される臓器。普通に考えたら、臓器回収するよりも金になりそうなものを押収した方が効率が良いし、あれだけ人工臓器を入れている人がいたら、周囲の人間が殺されていることくらいわかりそうな気がします。その辺のツッコミは入れても仕方ないので、そういう世界の物語なのだと割り切るしかありませんね。
さて、物語は冒頭から主人公のレミーが臓器を回収するところから始まります。問答無用で滞納者を気絶させて、いきなり腹をかっさばく…なかなかスプラッターな展開ですが、インパクトは十分です。
その後はレミーと相棒のジェイクが遊ぶかのように滞納者を捕まえては臓器を回収するという、凄まじい映像が続きます。人種や貧富にかかわらず、ローンを組ませるという点に悪質さを感じずにはいられません…まあ、これって破綻したあのローンに対する揶揄なのかと思ったりして。
中盤以降、勝手に人工心臓を入れられたレミーの逃亡劇となります。
偶然出会った酒場の歌手ベスと共に逃げるのですが、些か唐突感があって残念。
それにレポ・メンとしてかなり高額な報酬を貰っていた筈なのに、あっさり滞納って…どんだけ高いんだよ、人工臓器!
全体的な世界観は抜群ながらも、ストーリー上のツッコミだけは避けがたいのが勿体ない。
最後のオチも予想の範疇を超えませんでした。

<見どころ>
ジュード・ロウ演じるレミーの肉体美溢れるアクションは抜群。
また、些かステレオタイプの未来像もいいかも…まんま「ブレード・ランナー」だけど。

<出演者>
ジュード・ロウは相変わらず頭が寂しいですね。
いっそのこと丸坊主の方が似合う気がする…アクション俳優っていうイメージはないですが、格好良い。
フォレスト・ウィッテカーはさすがの貫禄、リーヴ・シュレイバーは相変わらず胡散臭いなぁ。
アリシー・ブラガは地味に良かったかも。

<総評>
やっぱりどこかで見たような…というより、よくわかりやすい前例があるような作品でした。
えげつないスプラッターシーンはありますが、それほどグロくはありません。
ラストのスッキリしない感じで評価が分かれるところですが、SFアクションとしては佳作と言えます。

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by syosei7602 | 2011-01-03 23:59 | SF/ファンタジー/パニック
相棒-劇場版II- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜
d0030824_32356100.jpg『AIBOU THE MOVIE 2』 日本/2010
監督:和泉聖治
出演:水谷豊 及川光博 川原和久 大谷亮介 山中崇史 山西惇
六角精児 志水正義 久保田龍吉 片桐竜次 小野了 原田龍二
神保悟志 益戸育江 小西真奈美 小澤征悦  石倉三郎
葛山信吾 品川徹 宇津井健 國村隼 岸部一徳


公開時コピー
あなたの正義を問う。

人気シリーズとなった刑事ドラマ「相棒」の劇場版2作目。
前作のヒットに続き、新相棒となった神戸尊を迎えての長編作品となる。
監督はテレビシリーズと前作を手がけた和泉聖治。
出演は現在テレビシリーズのレギュラーメンバーに加え、「行きずりの街」の小西真奈美、「BALLAD 名もなき恋のうた」の小沢征悦、「犬神家の一族」(2006)の石倉三郎、「半次郎」の葛山信吾、「アウトレイジ」の國村隼、「ごくせん THE MOVIE」の宇津井健、「MW-ムウ-」の品川徹など。

<あらすじ>
d0030824_3241519.jpg警察組織の中心、警視庁。特命係の神戸(及川光博)は、エレベーターに乗る際に偶然、男女の言い争いを目にしてしまう。しかし、男が持っていた拳銃に気が付いた神戸は、咄嗟に女性を庇う。
その直後、会議をしていた警視総監を含む警察幹部12名を人質に取った籠城事件が発生、警視庁内にかつてないほどの緊張感が走る。
神戸の連絡を受けた杉下(水谷豊)は、会議室の様子を確認することが重要と判断し、元特命係の陣川(原田龍二)、鑑識の米沢(六角精児)の協力を得て奇策に出る。
一方、対策本部では中園参事官(小野了)が実質トップとなって指揮をしていたが、囚われている幹部達の手d0030824_3242522.jpg前、失敗できないプレッシャーから一向に事態は進展しない。
しかし、杉下達の情報から立て籠もり犯が元警察官の八重樫(小澤征悦)だと分かる。
杉下は、強行突入だけは避けるようにと進言するが、いつものごとく追い払われてしまうのだった。
そこで2人は、八重樫が直前に接触していた女性、総務部装備課の朝比奈(小西真奈美)を探し出すが…。

<作品解説>
「相棒」シリーズもいつのまにか10周年…といっても、テレビシリーズはたまに見るくらいでとりあえず、登場人物の相関図が分かるくらい、な感じで見に行きました。
まず、前の相棒を演じていた寺脇康文の時は、どちらかというと熱血漢なイメージが半分くらいでしたが、及川光博になってからは良い意味で洗練された感じを受けます。というのも、仮にも警視庁捜査一課に間借りする特命係、捜査一課に馴染むキャラクター神戸をうまく演じています。
本作のサブタイトル「特命係の一番長い夜」から、一夜で事件が解決するのかと思いきや、占拠事件は意外とあっさり終了。
その後の展開は、警視庁幹部と過去の事件に纏わる因縁が主なテーマとなり、濃厚なストーリーが進みます。
物語の冒頭は派手な銃撃戦、これがストーリー展開の良い伏線になっていて、以降の重厚な雰囲気を引き締めてくれます。杉下と神戸ですが、今回は動き回る捜査がメイン、頭脳というよりも線を追っていくという感じになるんですが、よもやのラストにはにわかファンにもかなり衝撃的!
いやぁ、相棒を途中で変えるような思い切ったことをしているシリーズならではの面白さでした。

<見どころ>
きっちりと物語を順序よく進め、奇抜な展開はそれほどはありません。
でも、それがいいんです…相棒ですから。
それにしたって最後はすごいなぁ。
小西真奈美演じる朝比奈が流す涙のシーン、グッと来ます。

<出演者>
水谷豊の淡々とした演技、及川光博のちょっと先走る感じの演技が相まって良い感じです。
小澤征悦はワイルドな風貌で、最初は誰かわかりませんでした。
良かったのは小西真奈美…最近、色々な映画に出ていますが地味に演技が熟していますねぇ。
しかし、警察幹部を演じた品川徹や國村隼、石倉三郎…強面すぎやしませんか(笑)。

<総評>
テレビシリーズの延長上と考えるなら、実はちょっと物足りない。というのも、警察幹部の皆様、テレビシリーズではレギュラーじゃないから、というのに尽きます。
まあ、劇場版ならではのキャスティングだからこそできた物語なので、それ以上はツッコミ入れられないんだけど。
本作以降の物語がテレビシリーズにどう影響するのか、それが楽しみになりました。
シリーズのファンならオススメです。

<関連作品>
相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン
相棒-劇場版II- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜

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by syosei7602 | 2011-01-02 23:59 | ミステリ/サスペンス