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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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2010年10月現在 公開中作品レビュー
インシテミル 7日間のデス・ゲーム ◆エクスペンダブルズ ◆ナイト&デイ

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by syosei7602 | 2010-10-23 03:43 | 月別更新まとめ
インシテミル 7日間のデス・ゲーム
d0030824_3411720.jpg『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』 日本/2010
監督:中田秀夫
出演:藤原竜也 綾瀬はるか 石原さとみ 阿部力 武田真治
平山あや 石井正則 大野拓朗 片平なぎさ 北大路欣也
声:日村勇紀 チョー



公開時コピー
死ぬか、稼ぐか。

米澤穂信によるミステリー小説「インシテミル」を、「リング」の中田秀夫監督が映画化。
ホリプロ50周年記念作品であり、ワーナー・ブラザース映画初の日本映画海外配給作品となる。
出演は「カイジ 人生逆転ゲーム」の藤原竜也、「ザ・マジックアワー」の綾瀬はるか、「座頭市 THE LAST」の石原さとみ、「シュアリー・サムデイ」の阿部力、「今日からヒットマン」の武田真治、「ごくせん THE MOVIE」の平山あや、「檸檬のころ」の石井正則、デビューとなる大野拓朗、「恐怖」の片平なぎさ、「桜田門外ノ変」の北大路欣也。
主題歌はMay'n。

<あらすじ>
d0030824_3412621.jpgフリーターの青年・結城(藤原竜也)は、コンビニでアルバイト情報誌を見ていたところ、突然、お嬢様風の美女・須和名祥子(綾瀬はるか)に、携帯で見つけたバイトについて相談に乗って欲しいと話しかけられる。
そのバイトは、時給11万2千円という破格の金額だった。
リムジンに乗せられ、バイト先に向かったのは結城と須和名を含めた10人。
やってきた場所は街から遠く離れた謎の施設・暗鬼館だった。
会社経営に失敗した元社長の安東(北大路欣也)、専業主婦の渕(片平なぎさ)、研修医の大迫(阿部力)、大迫の恋人・橘(平山あや)、リストラされた中年・西野(石井正則)、大学生の真木(大野拓朗)、経歴不詳の岩井(武田真治)達。
彼らが参加するのは7日間施設で暮らすことによる心理実験で、24時間監視され続けるというもの。
d0030824_3413538.jpgその中で事件が起きた場合、全員で推理し、多数決で犯人を決めることで探偵役、犯人役はボーナスとして、時給が倍になるという。
平和にしていれば、7日間で約1600万円もの大金が手に入るはずだった。
しかし、2日目、参加者の1人が通路で殺されているのが見つかってしまう…。

<作品解説>
原作者の米澤穂信、実はこの人の学園ミステリー小説の「古典部」シリーズが結構好きで読んでいます。
本作が映画化されると聞いていたので、あえて原作は読まずとりあえず映画から…と、個人的には稀なケースで見てきました。
ストーリーの元ネタはアガサ・クリスティの名作「そして誰もいなくなった」、もはや言うまでもなく様々な作品でモチーフになっています。ただ、ストーリーの中ではそのほかにも名作のタイトルを入れたシーンが出てきたりしますが、ストーリー上での関係はあんまり見られなかったかな?
心理実験で思い出すのはドイツ映画の「es [エス]」…もっとも、こちらの映画は実際の実験を元にしているので、ある種のリアルな怖さがありますが、本作はあくまでもフィクションであり、ミステリーという点に主眼が置かれています。
また、どうやら原作とは多々違うようで、登場人物の設定や人数も異なっています。
さて、高額な時給に釣られた結城をはじめとする被験者達は、携帯電話も預け、外界から閉ざされた状況の中で7日間過ごすことになります。通常ならば、規則を守っておとなしくしていれば全員、報酬が得られるというだけのシンプルなバイト。
しかし、被験者の1人が殺されたことから事態は一変。
わずか10人しかいない中での殺人事件、互いの本当の素性は不明、部屋には個々の凶器、疑心暗鬼に駆られた主人公達の行動は殺人犯を見つけること。
最初の被害者が出てからの展開でうまかったのは、真犯人を見つけることではなく「誰かを犯人に仕立て上げること」により安心感を得ることから始まることでしょうか。
されど、この手の作品で重要なのは、如何にして個々が孤立状態であり続け、その中で誰と誰が手を組んでいくのか…残念ながら本作は登場人物が減ったこと、数人しか個人的背景が見えなかったのがもったいない。
高額な報酬を得るための貪欲さが足りないというか、ホラーテイストも弱い上に、ミステリーとしての深さが足りなかったように感じます。
ただし、面白くないというわけではなく、荒唐無稽な監視ロボットやクライマックスの切れっぷりとアッサリ感は蛇足にならずに良いかも。

<見どころ>
実は見どころというほどの場面があんまりなかったりして。
綾瀬はるかが相変わらずかわいいというくらいだろうか…。

<出演者>
女優陣は皆、名前が「ひらがな」…ホリプロの方針?
藤原竜也はうまくなっていたなぁ。この人、顔が大きいせいか、意外と存在感があります。
石原さとみより綾瀬はるかってところかな。
まあ、石原さとみは妙に色気が付いたような気がする。
片平なぎさに医者の役割を当てたらおもしろかったかもしれない…検死医とか。
北大路欣也、貫禄たっぷり。武田真治は意外とうまいんだよなぁ。

<総評>
考えてみると中田監督作はかなり久しぶり。
うまいんだけど、いつもパンチが足りない気がするのは気のせい?
総じてそれなりの面白さ、ラストは想像がついてしまったので、登場人物の設定でもっとひねって欲しかった気がします。
心理戦というほどでもないので、さらりと流して楽しめるといったところでしょうか。

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by syosei7602 | 2010-10-22 23:28 | ミステリ/サスペンス
エクスペンダブルズ
d0030824_3253265.jpg『THE EXPENDABLES』 アメリカ/2010
監督・出演:シルヴェスター・スタローン
出演:ジェイソン・ステイサム ジェット・リー ミッキー・ローク
ドルフ・ラングレン エリック・ロバーツ ランディ・クートゥア
スティーヴ・オースティン デヴィッド・ザヤス ジゼル・イティエ
カリスマ・カーペンター ゲイリー・ダニエルズ テリー・クルーズ
ブルース・ウィリス アーノルド・シュワルツェネッガー

公開時コピー
消耗品軍団、出撃。

「ロッキー・ザ・ファイナル」で見事復活を遂げたシルヴェスター・スタローンが、アクション映画界を引っ張ってきた新旧のスター達を集め、シリーズ化を目指すアクション大作。
監督を兼ねたのは勿論、シルヴェスター・スタローン。
出演は「アドレナリン:ハイ・ボルテージ」のジェイソン・スティサム、「ドラゴン・キングダム」のジェット・リー、「アイアンマン2」のミッキー・ローク、「ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション」のドルフ・ラングレン、「ダークナイト」のエリック・ロバーツ、「スコーピオン・キング2」のランディ・クートゥア、「監獄島」のスティーヴ・オースティン、「ゲット スマート」のテリー・クルーズなど。
そして、特別出演にブルース・ウィリス、「80デイズ」以来の映画出演となるアーノルド・シュワルツェネッガー。

<あらすじ>
d0030824_3254177.jpgソマリア、アデン湾。静まり返った海上に停泊中の大型タンカーに、一隻のボートが近づいていた。タンカーの中では海賊達が人質を前に、タンカーの会社に送りつけるための脅迫ビデオを撮影していた。
そんな場所に乗り込んだのは、バーニー(シルヴェスター・スタローン)率いる少数精鋭部隊…元SASでナイフの名手クリスマス(ジェイソン・スティサム)、マーシャル・アーツの達人ヤン(ジェット・リー)、大型銃器のスペシャリストのヘイル(テリー・クルーズ)、爆破の専門家トール(ランディ・クートゥア)、狙撃の名手ガンナー(ドルフ・ラングレン)…彼らは消耗品軍団“エクスペンダブルズ”と名乗る傭兵達だった。
瞬く間に海賊達を倒し、人質を救出したエクスペンダブルズだったが、ガンナーは不安定な精神状態のため、この仕事を最後に外されてしまう。
バーニーは、元エクスペンダブルズのメンバーで、今はタトゥー専門店を営むマネジャー役のツール(ミッキー・ローク)を訪ねる。ツールから次の仕事の依頼が入っていることを聞いたバーニーは、ある教会を訪れる。
そこには、謎の依頼人チャーチ(ブルース・ウィリス)がおり、d0030824_3254864.jpg依頼内容は南米の島国ヴィレーナの独裁者ガルザ将軍(デヴィッド・ザヤス)を暗殺するというもの。チャーチとの話の間に割って入ったのは、かつて同じ部隊に所属し、いまやライバルの傭兵会社を持つトレンチ(アーノルド・シュワルツェネッガー)だった。
トレンチは、この仕事をバカしか引き受けないと断るが、バーニーは巨額の報酬を提示して引き受ける。

<作品解説>
ここ数ヶ月のうちで、実は一番待ち焦がれていた作品(笑)。何せ、このキャスティング!銀河系軍団R・マドリードも真っ青なメンバー!うーん、スタローン、すごいぜってなもんです。
とはいえ、知らぬ顔もチラホラしているわけですが、ちょっと説明。
ランディ・クートゥアはUFCの世界ヘビー級王座を6度獲得するなどの伝説を作った格闘家、スティーヴ・オースティンはWWEで活躍し「史上最凶のタフ野郎」と異名をとった元プロレスラー。
ゲイリー・ダニエルズなどは俳優歴が長いものの、この人も元キックボクサーだったりして、アクション俳優としては余念の無いキャスティングですね。
本作のもっとも有名な逸話として、ジャン=クロード・ヴァン・ダムへの出演依頼でしょう。なんで断っちゃったのか…しかし、シリーズ化すると言っているようなので、そのうち出てくれるかも?
さて、本作のストーリーは真っ向勝負のアクションオンリーとも言うべき展開。悪政を敷く独裁将軍を殺してくれ、と依頼された消耗品軍団。
引き受けて偵察に行けば、偵察じゃなくなる展開は当然のごとく、この依頼には裏があるぞとわかっているのに、男の意地に賭けて乗り込んじゃう。
ノリは80年代、スタローンとシュワルツェネッガーがお得意としていたアクション時代が復活!
敵を倒したあとは爆発、追ってくる敵がいれば爆発、前が塞がれば爆発!
男なら黙って地べたに這い蹲るまで殴りあえ!のガチバトルが展開し、島国の軍隊が壊滅して人口事情に影響しそうな暴れっぷり。
うーん、これだよこれっ!てなもんです。
最近は何かとスタイリッシュなアクション(ワイヤーアクションとCG)が増えていますが、いわゆるスタローン&シュワルツェネッガー的なものは絶滅しつつあるので、この手の映画を見ると懐かしさと同時に、もっとやってくれよ!なんて思っちゃいますね。
それにしてもシュワちゃん、「ターミネーター4」でも顔貸しだけで出演しなかったのに、スタローンの依頼を受けるなんて男前。昨日の敵は今日の友!?

<見どころ>
短いシーンですが、スタローン、シュワルツェネッガー、ブルース・ウィリスが一堂に会するところはゾクゾクしますよ。彼らのファンであるならば、幾度と無く夢に見たシーンが実現してるってだけで感動!
シュワちゃんの立ち去るシーンは爆笑です。
ハードなガチバトル、クライマックスの過激な爆発シーンは80年代を髣髴とさせ、あちこちに差し込まれるユーモアも楽しい。
とにかく豪華であることが、本作の見どころすべて。

<出演者>
自らの出世作の続編で復活したシルヴェスター・スタローンですが、なんというかサービス精神に火が点いた感じですね。本作は監督もつとめていますが、全体的にストーリー云々よりもキャスティングに見合ったキャラクター設定に面白さを感じます。しかし、眉毛が気になるなぁ。御歳64歳!(シュワちゃん63歳)
ジェイソン・スティサムはここ10年でアクション俳優としての地位を確立したわけで、まだ38歳なんですよね。
今が旬といっても過言じゃないので、キャスティングとしては不足無し…そのせいか、スタローンとの2ショットが一番多かった。
ジェット・リーは今やハリウッドではジャッキーと並ぶアジアのアクションスタートして地位を確立していますが、マッスルな人たちに入ると本当に若く見えるけど、47歳…ジェイソンの方が年上っぽくないか!?
ミッキー・ロークは58歳…スタローンより年下だったんだという事実に驚いたりして。劇中では一番年上っぽい役柄なのに。
ドルフ・ラングレンは「ロッキー4」で宿敵を演じたわけで、それを考えるとスタローン無しでは今はなかったと言っているくらい、53歳でもまだまだ(ブルース・ウィリスの55歳ってのが一番違和感ないかも)。
ランディ・クートゥア、スティーヴ・オースティン、ゲイリー・ダニエルズ、テリー・クルーズのマッスル俳優たちも40代半ば。まさしくこれからってところですね。
ヒロインは添え物的な扱いになってますが、サンドラを演じたジゼル・イティエは本作がハリウッドデビューだそうです。

<総評>
思わず長くなってしまいましたが、個人的にはキャスティングだけで気に入っちゃった作品。
若干、グロシーンもありますが基本的に、ノリはマンガ的だし、アクションも派手でスカッとします。
お祭り的な意味合いが強く、登場人物たちがどれだけ暴れてくれるかってところが魅力なんですよね。
シリーズにするらしいので、次は是非にジャン=クロード・ヴァン・ダム、スティーヴン・セガール、ウェズリー・スナイプス、アントニオ・バンデラス、特別出演にジャッキー・チェンやサミュエル・L・ジャクソンあたりを呼んでくれると面白くなりそう。
と、まあ勝手に考えたりしちゃって、是非にシリーズ化を実現してもらいたい1作です。

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by syosei7602 | 2010-10-16 23:57 | アクション/アドベンチャー
ナイト&デイ
d0030824_343622.jpg『KNIGHT & DAY』 アメリカ/2010
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:トム・クルーズ キャメロン・ディアス ピーター・サースガード
ヴィオラ・デイヴィス ポール・ダノ ジョルディ・モリャ
フォーク・ヘンチェル マギー・グレイス デイル・ダイ
マーク・ブルカス レニー・ロフティン セリア・ウェストン


公開時コピー
ワイルドな誘惑。スイートな衝撃。

「バニラ・スカイ」以来の競演を果たしたトム・クルーズ&キャメロン・ディアスのアクション作品。
監督は「3時10分、決断のとき」のジェームズ・マンゴールド。
出演は「ワルキューレ」のトム・クルーズ、「私の中のあなた」のキャメロン・ディアス、「エスター」のピーター・サースガード、「最後の初恋」のヴィオラ・デイヴィス、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のポール・ダノ、「エリザベス:ゴールデン・エイジ」のジョルディ・モリャなど。

<あらすじ>
d0030824_3431568.jpgカンザスで車の部品を買いつけ、ボストンへの帰途に着こうとしたジューン(キャメロン・ディアス)は、空港でロイ(トム・クルーズ)と名乗る男と2度ぶつかる。さらに、飛行機の中でも席が間近になったジューンとロイは、他愛の無い話で盛り上がるが、ジューンが化粧室に入っている間、ロイは客席にいた敵と乱闘を繰り広げ、さらにパイロットまで死んでしまう。
席に戻ったジューンに、事の経緯を伝えるものの、当然ジューンはパニックに陥ってしまう。しかし、ロイはそんな彼女を見事にあやし、さらに不時着まで成功させるのだった。
からくも飛行機から逃げ出した2人…ロイはジューンに、FBIがやってきても決して信用するなと口止めし、彼女を眠らせてしまう。
ジューンが気がつくと、いつの間にか自宅に戻っていた。
そしてロイの言葉通り、FBIがやってきて彼女を「安全な場所」へと連れて行こうとする。
d0030824_3432275.jpg不安に思う彼女の乗った車の屋根に突然ロイが降ってくるのだった。
ロイはカンザスの研究所から、ある発明とその発明者を守るため、たった1人、組織の裏切り者を倒すために行動していたのだ。偶然巻き込まれたジューンは、ロイと共に各地を転々としながら、事件の真相へと迫っていくが…。

<作品解説>
すでに人気のピークから外れつつありながらも、日本でも知名度抜群のスター競演となった本作。
アクションのトム・クルーズ、ラブコメのキャメロン・ディアス、さらに手堅くストーリーをまとめ上げるジェームズ・マンゴールド監督と来れば、それなりの面白さはあるだろうと想像して見てきました。
結果として、やっぱり「それなりの面白さ」(笑)…悪くはないです。ただ、特筆すべきほどのものはない、という程度でやっぱり手堅い作品という印象ですね。
さて、主人公ジューンは空港で偶然出会った(ロイからすれば意図的)ハンサムな男に一目ぼれ。しかし、彼はCIAのスパイで、しかも裏切り者。飛行機は一瞬で修羅場。
さらに、ロイを追ってくるCIAをことごとく叩き潰すという凄腕…気がつけばジューンも一緒になって逃げ回りつつ、ロイとのロマンスを狙うという、ものすごく楽天的な行動をしています。
本作の面白さはロイとジューンのやりとりというよりも、ロイの無謀かついかれた行動や、何かと慌てふためくジューンの騒々しさといったところ。
敵役はあんまり重要じゃなく、あくまでもロイとジューンの物語なんだ、という割り切り方がいいですね。
それにしてもトム・クルーズはスパイものが好きだなぁ…ある意味自虐的というか。
イーサン・ハントコメディ版ってところかも。

<見どころ>
カーチェイスを含むアクションシーンが充実。
派手さをスピード感で補っているのがいいかも。
クライマックスのバイクチェイスは文句なしにかっこいい。

<出演者>
トム・クルーズは相変わらずですなぁ…口の半開き(ちょい開き?)が気になる。
キャメロン・ディアスは年食ったなぁって感じ。「メリーに首ったけ」の時のかわいさといったら、もう惚れ惚れしましたが、最近はいい意味で年食っちゃったので、ここからが勝負ですね。
ピーター・サースガードの太り具合も結構なもんです。

<総評>
それなりに楽しめる作品です。
しかし、なぜにジェームズ・マンゴールドを監督にしたのかが少し疑問。
手堅いけれど派手さが弱いかも。
とはいえ、アクション映画としては及第点。
トムとキャメロンが好きならオススメです。

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by syosei7602 | 2010-10-15 23:59 | アクション/アドベンチャー
サブウェイ -デジタル・レストア・バージョン-
d0030824_1465027.jpg『SUBWAY』 フランス/1986
監督:リュック・ベッソン
出演:クリストファー・ランバート イザベル・アジャーニ
リシャール・ボーランジェ ミシェル・ガラブリュ 
ジャン=ユーグ・アングラード ジャン=ピエール・バクリ
ジャン・ブイーズ ジャン・レノ エリック・セラ
受賞:セザール賞/主演男優賞・音響賞・美術賞(1986)

公開時コピー
1986年セザール賞3部門受賞!
リュック・ベッソンが弱冠26歳にして撮り上げた長編第2弾。


日本でも高い人気を誇るリュック・ベッソン監督が手がけた長編2作目。
エキセントリックかつシュールな世界観と映像美が人気を博した。
出演は「ニルヴァーナ」のクリストファー・ランバート、「ボン・ヴォヤージュ」のイザベル・アジャーニ、「ディーバ」のリシャール・ボーランジェ、「Mr.レディMr.マダム」のミシェル・ガラブリュ、「テイキング・ライブス」のジャン=ユーグ・アングラード、「みんな誰かの愛しい人」のジャン=ピエール・バクリ、「最後の戦い」のジャン・ブイーズ、「アーマード 武装地帯」のジャン・レノなど。
ベッソン作品の音楽を手がけることでお馴染みのエリック・セラも出演している。

<あらすじ>
d0030824_1465876.jpgフランス・パリ。タキシードを着た金髪の男フレッド(クリストファー・ランバート)は、数人の男達に追われカーチェイスを繰り広げていた。やがて、車は勢い余って地下鉄の階段に突っ込み、フレッドはそのまま地下鉄へと逃げ込む。
フレッドは大富豪の人妻エレナ(イザベル・アジャーニ)からパーティーに招かれ、そこで家の金庫を爆破して重要書類を盗み出したのだ。
実はフレッドはエレナを一目見た瞬間から恋に落ちていた。彼は公衆電話から、現金を持って地下鉄に来るように言う。その要求に応じたエレナだったが、フレッドを追っていた男達が出てきたことで彼は逃げてしまう。
地下鉄の終電が走り去り、閉鎖された地下鉄構内。
d0030824_147513.jpgフレッドは迷路のような地下鉄構内を下に下にと降りていく。
そこで出会ったのは、ローラスケートでひったくりを繰り返す男(ジャン=ユーグ・アングラード)だった。
男はフレッドを連れて、構内を案内してまわる。
フレッドはそんな地下鉄の中で暮らす奇妙な人物達と出会っていくが…。

<作品解説>
映像美、という点においてリュック・ベッソン作品でまず上げられるのが「グラン・ブルー」。
本作はその前の監督作になりますが、映像センスは抜群に良く、むしろ昔の作品の方がおもしろかったりします。思うにリュック・ベッソンのピークはこの辺りから「レオン」くらいまでじゃないかと思いますね。
「フィフィス・エレメント」は面白かったんですが、印象の度合いで言えば本作くらいの小気味よいアンダーワールドな雰囲気が抜群。
本作は実は初見なのですがデジタル・レストアってことで、Blu-rayで見ています。
うーん、24年前の映画ながらある意味退廃的な地下鉄の世界観が実にいいですね。
さて、物語は金髪タキシードのフレッドが街中をかっ飛ばしてくシーンから始まります。カセットテープで音楽を聴きながら、追跡をかわしていくこの冒頭…スピード感があります。
そして地下鉄に逃げ込んだ彼は、惚れてしまった人妻エレナを呼び出しますが、特に口説こうというわけではなく「運命的な出会い」として、彼女に語りかけていく。
そしてエレナもまた、フレッドに惹かれてはいけないと思いつつ、その破天荒な行動に魅せられていくわけです。地下鉄の構内に住んでいる奇妙な住民、そして地下鉄内の警察、それらを巻き込みながらフレッドはある目的に向かって突き進みます。
正直なところ、これにストーリー性があるかというとそうでもない。
むしろ行き当たりばったり感が強く、登場人物達のアクの強さでまとめたようなイメージ。
でも、この行き当たりばったり感が斬新な印象で、フレッドという人物をうまく表しています。
イザベル・アジャーニの美しさも相まって、訳の解らなさを楽しむ作品といえるでしょう。

<見どころ>
映像の美しさは勿論ですが、地下鉄のアングラ的なイメージがおもしろい。
なんてことないんですが、深夜の無人のホーム、逆に人混みが多い構内の対比など、どこかシュールな感じが妙にはまります。

<出演者>
クリストファー・ランバートは「ハイランダー」シリーズで人気を博しましたが、近年はすっかり見なくなっちゃいましたね。本作はワイルドでぼさぼさの金髪が似合っていてカッコイイです。
イザベル・アジャーニは美しいの一言。うーん、途中で髪型を変えますが、これもまたいいんだな。
ベーシストはエリック・セラ、ボーカルは本作で人気を得たアーサー・シムズ(しかし、残念なことに87年に死去)など、それぞれのプロが演じています。
ドラマーとして髪の毛がまだあるジャン・レノだけど、この人の音楽歴はわからんなぁ。

<総評>
いわゆるカルト人気というべき作品です。
こう書くとマニアックな映画に思われがちですが、自由気ままに生きるフレッドと自由ではなく人妻であるエレナとのロマンティックな恋物語というシンプルな作品とも言えます。
恐らくフランス流のジョークが鏤められていると思いますが、そこは見る人の判断にお任せってところでしょう。

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by syosei7602 | 2010-10-08 23:26 | SF/ファンタジー/パニック
3時10分、決断のとき
d0030824_1522221.jpg『3:10 TO YUMA』 アメリカ/2007
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ラッセル・クロウ クリスチャン・ベイル ローガン・ラーマン
ベン・フォスター ピーター・フォンダ ヴィネッサ・ショウ
アラン・テュディック グレッチェン・モル ダラス・ロバーツ
レニー・ロフティン ルース・レインズ ケヴィン・デュランド


公開時コピー
心に秘めた生き様に、
男は静かに命を賭ける。


エルモア・レナード原作の短編を基に、1957年にグレン・フォード主演で映画化された傑作「決断の3時10分」のリメイク。
監督は「ナイト&デイ」のジェームズ・マンゴールド。
出演は「消されたヘッドライン」のラッセル・クロウ、「ターミネーター4」のクリスチャン・ベイル、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」のローガン・ラーマン、「パンドラム」のベン・フォスター、「処刑人II 」のピーター・フォンダ、「ヒルズ・ハブ・アイズ」のヴィネッシャ・ショウ、「ドッジボール」のアラン・テュディック、「ベティ・ペイジ」のグレッチェン・モル、「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」のダラス・ロバーツなど。

<あらすじ>
d0030824_1523187.jpg南北戦争で右足を無くした元狙撃手のダン(クリスチャン・ベイル)は、アリゾナで妻と2人の息子と共に小さな牧場を営んでいた。
しかし、下の息子のマークの病気や、大地主であるホランダー(レニー・ロフティン)に川を止められたことから借金は膨らむばかり…そんなある日、牛が何者かによって盗まれてしまい、彼は息子たちを連れて牛を探しに行く。
その頃、早撃ちでならした強盗団のボス ベン・ウェイド(ラッセル・クロウ)は、駅馬車で運んでいる金を目当てに、部下のチャーリー(ベン・フォスター)達と共に襲いかかる。
一方、ダン達はベンの強盗団が賞金稼ぎのバイロン(ピーター・フォンダ)達を追い詰め、金を手にしたところをd0030824_1524554.jpg目にするが、ベンはダン達を見逃す。町にたどり着いたベン達は金を山分けし、ベンは他の町で知り合ったエマ(ヴィネッシャ・ショウ)と一時を過ごすが、ダンの報せ駆けつけた保安官に逮捕されてしまう。
鉄道会社のバターフィールド(ダラス・ロバーツ)は、3日後の3時10分コンテンション発ユマ行きの囚人列車までベンを護送すれば賞金を出すと言う。ダンは借金を返すため、護送団に名乗りを上げるのだった。

<作品解説>
かつて、西部劇といえば多くのハリウッドスターを排出したジャンルでしたが、それもかつてのこと。今ではすっかり撮られなくなってしまいました。本作はリメイクとなりますが、久々の西部劇とも言えます(思い返せば、近年の西部劇で思い出すのは「ラストマン・スタンディング」やラッセル・クロウが出ていた「クイック&デッド」くらいかも…シャロン・ストーンが格好良かったなぁ)。
本作の原作はかなり短い小説で、ストーリーもホテルの一室で終わる話だそうです(原作者談)。
それをうまく引き延ばしたのがオリジナルとなる57年版ですが、主人公の設定や時間軸が変わっていますね。
さて、貧乏のせいで息子には尊敬されず、妻ともなんとなくぎくしゃく、しかも右足を失って義足な主人公ダンは、西部で悪名を轟かせている強盗団のボス、ベンの逮捕に居合わせます。3日後には裁判所があるユマまで列車で移動させなければならないため、町の保安官と共に賞金目当てで護送役を買ってでるわけです。
ベンは捕まっても余裕の表情を見せ、ダンの奥さんに色目を使ってみたり、ダンの息子に興味を湧かせるような話題を振ってみたりと抜け目がない男。
そして、追っ手は凶悪犯の集団、という状況でダン達は急ぎ駅まで向かいます。
全体的に緊張感が溢れる映像ながら、早撃ち対決のようなシーンは無く、基本的には地味かもしれません。
しかし、余裕たっぷりの無法者ベンや家族のために頑張るダンという対象的な物語はおもしろい…もちろん、これが最後の最後まで活かされてくるわけですが。
クライマックスは西部劇ならではの面白さ。
派手な銃が無い分だけ、スピード感重視で撮られています。
しかし、ダンの元狙撃兵という設定が活かされていなかったのは残念。

<見どころ>
ラッセル・クロウ演じるベンのガン捌き!
うーん、見事。
クライマックスの銃撃戦、そしてラスト、男の渋み溢れてます。

<出演者>
ラッセル・クロウとクリスチャン・ベイル…これまた、血気盛んな俳優2人(笑)。
とはいえ、2人とも西部劇のスタイルはよく似合っています。
これでクリスチャン・ベイルがカッコイイ保安官とかだったら興ざめなんですが、貧乏で家族のために頑張るダン役ははまっていました。
ダンの息子ウィリアムを演じたローガン・ラーマンは売り出し中の若手俳優。
目つきがするどくていいですね。
ベン・フォスターの悪漢振りも様になっています…しかし、ピーター・フォンダ老けたなぁ。

<総評>
久々の西部劇、なかなか楽しめた作品でした。
この手の映画ってもう流行らないんですかねぇ…まあ、西部劇全盛期にやりつくされちゃった感があるけど。
それにしても女優がオマケって映画も最近じゃ珍しい。
リメイクじゃなくとも傑作の部類、オススメです。

<関連作品>
決断の3時10分 (オリジナル)
3時10分、決断のとき (リメイク)

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by syosei7602 | 2010-10-05 23:58 | アクション/アドベンチャー
続・座頭市物語
d0030824_173194.jpg『続・座頭市物語』 日本/1962
監督:森一生
出演:勝新太郎 水谷良重 万里昌代 城健三朗 中村豊
沢村宗之助 柳永二郎 伊達三郎




「座頭市物語」のヒットにより、すぐに製作された続編。
監督は「不知火検校」の森一生。
また、勝新太郎の兄である若山富三郎が大映に移って芸名を変え、城健三朗として共演した。
出演は前作と同じく勝新太郎、万里昌代、「眠狂四郎 女地獄」の(水谷良重)水谷八重子、「子連れ狼」シリーズの城健三朗(若山富三郎)、「座頭市あばれ凧」の中村豊(猿若清三郎)、「無宿者」の沢村宗之助、「連合艦隊司令長官 山本五十六」の柳永二郎など。

<あらすじ>
d0030824_118558.jpg下総取手川の渡しで市(勝新太郎)は、旅のヤクザといざこざになり、狙われる羽目になる。
川で寝ていた市をヤクザ達は狙うが、ヤクザを追い払ったのは隻腕の浪人・渚の与四郎(城健三朗)だった。
関宿にたどり着いた市は、宿場の本陣に逗留中の黒田家の殿様に按摩をすることになる。しかし、殿様は発狂しており、それを隠すため黒田家の家臣は外に出た市を闇討ちしようと待ち構えていた。
店じまいした飯屋で、飯を食う市…そこへやってきたのは飯盛女達だった。そのうちの1人、お節(水谷八重子)は、黒田家が総出で市を探していることを教える。
さらにやってきたのは、取手川でヤクザを追い払った与四郎とその子分だった。
浪人はお節が昔惚れた女に似ていると言って、d0030824_1181295.jpg付きあうように強要するが、それを制したのは市だった。
お節は市にとっても、昔惚れた女にそっくりだったのだ。市とお節はそのまま出て行くが、出立する黒田家から市の抹殺を頼まれた地元のヤクザ・勘兵衛が、一味を率いて追っていた。

<作品解説>
勝新太郎の代名詞にもなった「座頭市」シリーズ…そのヒットを受けて製作されたのが本作となります。
監督はテレビシリーズや「木枯し紋次郎」「横溝正史シリーズ」などを手がけた森一生へとシフトしました。
前作のイメージの踏襲しつつ、若山富三郎の殺陣から始まるのは何とも心憎い演出。
勝新太郎と若山富三郎は実の兄弟ですが、そんな2人が憎み合う兄弟を演じるというのも、意外性に富んでいて面白いですね(実際は非常に仲の良い兄弟で有名だった)。
しかし、この時代の若山富三郎は大映に移って名前を変えてしまったお陰で「この人誰?」みたいな状態になって、仕事も勝新太郎や市川雷蔵の脇役に甘んじるという不遇にあっています。
さて、物語ですが、前作から約1年後から始まります。この1年後というのは、前作のストーリーに関わりますので割愛します。
再び仕込み杖を手に戻ってきた市は、発狂したお殿様の事をばらされたくない家臣達から狙われます(この時に発狂したお殿様について、差別用語が使われているため、音が切られています)。
市は「一言黙っててくれと言えばいいのに」などとぼやきますが、大名にとって殿様が乱心などと知られたらお家取りつぶしになりかねないので、かなり本気…と思いきや、あんまり動き回ると都合が悪いってもんで、ヤクザにお願いしちゃうんですね。
こういう繋がり方って、近年の時代劇ではあまり描かれないので新鮮な感じです(最近のは悪巧みばかりの組み合わせになっちゃうからなぁ)。
追ってくるヤクザ、さらに市と因縁のある隻腕の浪人・与四郎…ラストに至るまでの壮絶な殺陣が見事です。
それにしても、隻腕と盲目の戦い、兄弟ならではのタイミングの取り方なんでしょうかね。

<見どころ>
前作よりも増えた殺陣。
一番カッコイイのは、黒田家の家臣と戦うところでしょうか。
市の居合い切りが恐ろしく速い!

<出演者>
勝新太郎の居合い切りは本作以降、益々冴え渡っていくわけですが、見えないのに戦う為の手段として居合いがあるわけです。それが素人目に見ても速いってのはすごいですね。
対する若山富三郎…勝新太郎ですら、敵わないと言った彼の剣捌きも見事。
序盤のヒロインを演じたのは水谷良重(現・水谷八重子)…この人は黒柳徹子、横山道代ともに三人娘として名を馳せた人です。
有名でも、あっさりと前半だけの出演、潔いというかなんというか。

<総評>
72分と短い作品ですが、前作を見ていた方がより楽しめます。
ラストはなかなか衝撃的な終わり方をしますが、これもまた続編へと繋がります。
また、前作から登場している飯岡の助五郎などは実在の人物…実はそういった人々をうまく絡め合わせてあるところも、面白さの一つですね。

<関連作品>
座頭市物語 (第1作)
続・座頭市物語 (第2作)
新・座頭市物語 (第3作)
座頭市兇状旅 (第4作)
座頭市喧嘩旅 (第5作)
座頭市千両首 (第6作)
座頭市あばれ凧 (第7作)
座頭市血笑旅 (第8作)
座頭市関所破り (第9作)
座頭市二段斬り (第10作)
座頭市逆手斬り (第11作)
座頭市地獄旅 (第12作)
座頭市の歌が聞える (第13作)
座頭市海を渡る (第14作)
座頭市鉄火旅 (第15作)
座頭市牢破り (第16作)
座頭市血煙り街道 (第17作)
座頭市果し状 (第18作)
座頭市喧嘩太鼓 (第19作)
座頭市と用心棒 (第20作)
座頭市あばれ火祭り (第21作)
新座頭市 破れ!唐人剣 (第22作)
座頭市御用旅 (第23作)
新座頭市物語 折れた杖 (第24作)
新座頭市物語 笠間の血祭り (第25作)
座頭市 (第26作)

■リメイク・続編
座頭市 (2003)
ICHI (2008・女性版)
座頭市 THE LAST (2010)

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by syosei7602 | 2010-10-04 23:18 | 戦争/歴史/時代劇
座頭市物語
d0030824_20584.jpg『座頭市物語』 日本/1962
監督:三隅研次
出演:勝新太郎 万里昌代 島田竜三 三田村元 天知茂
真城千都世 毛利郁子 南道郎 柳永二郎 千葉敏郎
守田学 舟木洋一 市川謹也 尾上栄五郎 山路義人
堀北幸夫 福井隆次


子母沢寛著の随筆集「ふところ手帖」に収録されている同名作品を基に撮られたオリジナルの時代劇。
勝新太郎の代表作となり、全26作品が作られる長寿映画となり、テレビシリーズも制作された。
また、映画作品としては、3度リメイクされている。
監督は「眠狂四郎」「子連れ狼」シリーズを手がけた三隅研次。
出演はシリーズの勝新太郎、「スター毒殺事件」の万里昌代、「大魔神」の島田竜三、「男の世界」の三田村元、「新選組始末記」の天知茂、「江戸へ百七十里」の真城千都世、「四谷怪談 お岩の亡霊」の毛利郁子、「連合艦隊」の南道郎など。

<あらすじ>
d0030824_201376.jpg盲目ながら居合いの達人である市(勝新太郎)は、下総飯岡のヤクザ・助五郎(柳永二郎)のもとに草鞋を脱いだ。生憎と助五郎は留守だったが、丁半博打の雑魚部屋に通された市は、壺フリをかってでる。
助五郎の子分たちは、市の目が見えないことを良いことに彼を騙そうとするが、逆に騙されて賭け金を巻き上げられてしまう。
市は子分達の態度に見切りを付けて、立ち去ろうとするがちょうど良く助五郎が戻ってきたところだった。
助五郎は、市の居合いの凄さを知っているため、役に立つだろうと考えて長逗留をすすめ、子分の蓼吉(南道郎)に世話をさせることに。
助五郎一家は笹岡の繁蔵(島田竜三)と一触即発の状態にあったのだ。
ある日、溜め池へ釣りに出かけた市はそこで浪人の平手(天知茂)と知り合う。d0030824_202096.jpg平手は笹岡に雇われた用心棒で労咳を患っていた。
市と平手はお互いにウマが合い友情が芽生えはじめていたが、助五郎一家と繁蔵一家の対立は深まる一方になっていく。


<作品解説>
座頭市といえば勝新太郎、当然のイメージが結びついてしまうほどに長寿シリーズとなった作品です。
本作はその第1作であり、ちょうど勝新太郎が売れ出した時に撮られた時代劇となります。
市は盲目でありながら居合いの達人、飄々としながらもユーモアのあるアウトローなキャラクターです。
監督の三隅研次は、「眠狂四郎」「子連れ狼」といったアウトローな剣豪達を撮り続けた巨匠であり、そのアクション性は現代映画に多大な影響を与えています。
見事な殺陣シーンは、今見ても色あせない気迫を感じますね。
さて、主人公の市は以前に知り合った助五郎のもとにやってきます。彼には特に目的はなく、ただ飯が食えるとかその位の感じでふらりとやってきたわけです。市にとっては、居合抜きが人を斬るための手段というだけでなく、その凄さで飯が食えるという意味があるんですね。
しかし、運悪く助五郎一家は繁蔵一家と出入りをするやしないやで一触即発の状態で、繁蔵一家には江戸から流れてきた凄腕の浪人・平手造酒(ひらてみき)が雇われたばかり。
そして、何の因果か市と平手は酒を酌み交わすほどに友情を得てしまいます。
この手のストーリー、今で言えばハードボイルド、ノワールといったジャンルになるんでしょうか。
とにかく、勝新太郎と天知茂という二大スターの雰囲気が抜群にカッコイイ。
昔の映画にあったものは、カッコじゃなく気迫なんですよね。監督の手腕によって俳優が活きているという感じを受けますね。
本作は現代では放送禁止用語となる差別用語が多数使われていますが、時代劇というジャンルには必要不可欠な要素とも言えます。
今見てしまうと、そういった部分に目が行きがちですが、ちゃんと女房がお歯黒をしていたり、飯屋では横並びに飯を食っていたりと細かい部分の考証がきちんと取られています…もっとも、時代考証の専門家ではないので、聞きかじり程度でわかる範囲ですが、それでも「ちゃんとしているんだな」という面白さがあるのです。

<見どころ>
市の居合いの速さが素晴らしい。
また、市のとぼけた博打シーンは楽しいですね。
クライマックス、平手との一騎打ちは息を飲む瞬間!
余計な長セリフなどなく、対峙する2人の凄腕…渋すぎます。

<出演者>
勝新太郎が若くて男前、さらに凄みがあるなぁ。
北野武や綾瀬はるか、そして香取慎吾まで演じた「市」ですが、やはり誰も敵わない。
座頭市シリーズはその後、勝新太郎のライフワークにもなります。
市に惚れるたねを演じた万里昌代、キレイです。うーん、なぜだろうか、昔の女優は本当に「美しい」と感じてしまう。
そして天知茂。この人は明智小五郎というイメージが強いんですが、やはり時代劇がピッタリといった感じです。本作で演じた平手役はまさにハマリ役。

<総評>
アウトローな主人公達の活躍は、西部劇にも通じますね。
一騎打ちであったり、流れ者であったり…こういう部分は、いつの時代でも普遍的な魅力を持っています。
シリーズは香港映画などにも影響を及ぼしているので、一時代を築いた香港ノワール作品の基は「座頭市」とも言えるでしょう。そんな意味においても実に興味深く、そして傑作と言えます。
時代劇、アクション映画好きは必ず押さえておくべき作品。

<関連作品>
座頭市物語 (第1作)
続・座頭市物語 (第2作)
新・座頭市物語 (第3作)
座頭市兇状旅 (第4作)
座頭市喧嘩旅 (第5作)
座頭市千両首 (第6作)
座頭市あばれ凧 (第7作)
座頭市血笑旅 (第8作)
座頭市関所破り (第9作)
座頭市二段斬り (第10作)
座頭市逆手斬り (第11作)
座頭市地獄旅 (第12作)
座頭市の歌が聞える (第13作)
座頭市海を渡る (第14作)
座頭市鉄火旅 (第15作)
座頭市牢破り (第16作)
座頭市血煙り街道 (第17作)
座頭市果し状 (第18作)
座頭市喧嘩太鼓 (第19作)
座頭市と用心棒 (第20作)
座頭市あばれ火祭り (第21作)
新座頭市 破れ!唐人剣 (第22作)
座頭市御用旅 (第23作)
新座頭市物語 折れた杖 (第24作)
新座頭市物語 笠間の血祭り (第25作)
座頭市 (第26作)

■リメイク・続編
座頭市 (2003)
ICHI (2008・女性版)
座頭市 THE LAST (2010)

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by syosei7602 | 2010-10-02 23:37 | 戦争/歴史/時代劇