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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
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2010年9月現在 公開中作品レビュー
劇場版 機動戦士ガンダム00(ダブルオー)-A wakening of the Trailblazer-
コップ・アウト 刑事(デカ)した奴ら ◆十三人の刺客
バイオハザードⅣ アフターライフ ◆BECK
ミレニアム2 火と戯れる女 ◆THE LAST MESSAGE 海猿

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by syosei7602 | 2010-09-30 23:59 | 月別更新まとめ
N.Y.式ハッピー・セラピー
d0030824_22996.jpg『ANGER MANAGEMENT』 アメリカ/2003
監督:ピーター・シーガル
出演:アダム・サンドラー ジャック・ニコルソン マリサ・トメイ
ジョン・タートゥーロ リン・シグペン アレン・コヴァート
ルイス・ガスマン ウディ・ハレルソン ヘザー・グレアム
ジョン・C・ライリー ハリー・ディーン・スタントン


公開時コピー
キレる門には福来たる

アメリカで大ヒットを記録したコメディ。
監督は「ゲット スマート」のピーター・シーガル。
出演は「ベッドタイム・ストーリー」のアダム・サンドラー、「最高の人生の見つけ方」のジャック・ニコルソン、「レスラー」のマリサ・トメイ、「サブウェイ123 激突」のジョン・タートゥーロ、「ノボケイン 局部麻酔の罠」のリン・シグペン、「Mr.ディーズ」のアレン・コヴァート、「ローグ アサシン」のルイス・ガスマン、「ゾンビランド」のウディ・ハレルソンなど。
その他、カメオ出演で様々な著名人が多数出演している。

<あらすじ>
d0030824_222146.jpgニューヨーク。幼い頃からいじめっ子の同級生にいじめられ、気弱な性格に育ってしまったデイヴ(アダム・サンドラー)は、リンダという恋人と幸せな時を過ごしながらも、仕事は上司の使い走りばかりさせられていた。
ある日、初めての出張でセントルイスに向かうことになった彼は、飛行機の指定席で他の客が座っていたものの、強気な態度で言い返され、別の席に座ることになる。
隣に座ったのは1人で騒ぎ立てる迷惑な男で、彼のペースに流されたデイヴはちょっとした切っ掛けで女性のキャビンアテンダントに暴行されたと訴えられ、逮捕されてしまう。
裁判で怒り抑制プログラムを受けるように言われたデイヴがカウンセリングに訪れた先は、飛行機で騒ぎ立てた迷惑な男バディ(ジャック・ニコルソン)だった。
デイヴが何もしていないと知っているのはバディだけだったが、d0030824_223016.jpgバディは一度カウンセリングを受ければプログラムをやめても良いと言う。
バディのカウンセリングに来ていたのは、一癖も二癖もある連中ばかり…そこでデイヴはバディの質問の不明さに思わず怒りを露わにしてしまう。
そして、彼に課せられたのは喧嘩っ早いチャック(ジョン・タートゥーロ)とコンビを組むことだったが…。


<作品解説>
コメディ俳優として人気の高いアダム・サンドラーと怪優にして名優のジャック・ニコルソンがコンビを組んだドタバタ・コメディです。アメリカのコメディとなると、お決まりなのがアメリカン・ジョーク。
日本において、アメリカのコメディ作品は女性向けのラブコメ以外ほとんどヒットしません。その要因が、コメディの主体となるアメリカン・ジョークです。
もっとも、アメリカン・ジョークがわからなければ、ハリウッド映画の面白さは半減しちゃいます。その為、字幕では日本のジョークに置き換えられたりしているんですね。
さて、幼少期にいじめられっ子によって悲劇を見た主人公デイヴ。
物静かで大人しいと言えば聞こえは良いけれど、実は気弱なだけという、ちょっとヘタレな男…自分の彼女につきまとう「彼女の親友」と豪語する巨大なナニを持つ男に嫉妬しつつも、何も言えず仕舞。
そんな気弱さが祟って、飛行機の中で言われ無き罪を被せられ、裁判で怒り抑制セラピーを受けろと命令されてしまいます。
現れたのは怪しい風貌のカウンセラーのバディ。見るからに胡散臭い、でも良さそうな奴と思ったら大間違い。
デイヴの生活に密着して怒り抑制をするなどと言ってはワガママ言ったり、無茶をします。
怒りの原因がどこにあるのか、それとうまく付きあっていくにはどうしたらいいのか…物語は序盤からあり得ない展開が続き、見ている側も唖然としますが、これがあとからボディブローの様にじわじわと効いてくる。
デイヴを演じるアダム・サンドラーは歌手としてもうまい人なので、色々なネタを仕込みつつ、笑わせてくれます。

<見どころ>
冒頭からのあり得ない展開から、あっという間にさらにあり得ない展開へ…。
デイヴが中途半端に真面目な顔をしているからおもしろい。
対照的なバディの胡散臭さ、爆発です。
ラストは予想通りながらも、基本コメディですから…新喜劇みたいなオチですけどね。

<出演者>
アダム・サンドラーは日本での知名度は今ひとつ(日本で知られているのはやっぱりジム・キャリーでしょう)。
でも、この人のぬぼーっとした雰囲気、コメディには最適です。
ジャック・ニコルソンは年を食うほどに怪しさに磨きがかかり、あの目つきで睨まれたらとりあえず逃げ出したくなる(笑)。
マリサ・トメイもキレイなんですが、レズビアン役で出ていたジャニュアリー・ジョーンズに目が行ってしまった(金髪の女優さん)。
ジョン・タートゥーロの出番が少し足りなかったかなぁ。
カメオ出演の皆様、豪華でした。

<総評>
個人的にはかなり笑えました。
普段静かな人ほど、心の内に怒りを溜め込んでいる、そしてそれが爆発したときは怖い!というのはどの世界も共通しています。
本作はそういった当たり前の怒りをどう発散して、如何にして人生を豊かするか…意外と当たり前のことを描いているだけですが、テンポもよく面白い作品です。

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by syosei7602 | 2010-09-30 23:58 | コメディ/パロディ
ファーゴ
d0030824_1134255.jpg『FARGO』 アメリカ/1996
監督:ジョエル・コーエン
出演:フランシス・マクドーマンド スティーヴ・ブシェミ
ウィリアム・H・メイシー ピーター・ストーメア ハーヴ・プレスネル
ジョン・キャロル・リンチ クリステン・ルドルード トニー・デンマン
受賞:アカデミー賞/主演女優賞・脚本賞(1996)
カンヌ国際映画祭/監督賞(1996) 他

「ノーカントリー」のジョエル・コーエン、イーサン・コーエンの兄弟監督の実力を不動のものにしたサスペンスの傑作。
アカデミー賞7部門にノミネートされ、主演女優賞・脚本賞を獲得、他に各映画賞で多数の賞に輝いた。
出演は「バーン・アフター・リーディング」のフランシス・マクドーマンド、「ビッグ・フィッシュ」のスティーヴ・ブシェミ、「団塊ボーイズ」のウィリアム・H・メイシー、「ホースメン」のピーター・ストーメア、「フェイス/オフ」のハーヴ・プレスネル、「悲しみが乾くまで」のジョン・キャロル・リンチなど。

<あらすじ>
d0030824_1135230.jpg真冬のミネソタ州ミネアポリス。カーディーラーのジェリー(ウィリアム・H・メイシー)は、妻のジーンや義父ウェイド(ハーヴ・プレスネル)に隠している借金返済の為、裕福なウェイドから金をせしめようとジーンの狂言誘拐を計画する。
自動車整備の男から、カール(スティーヴ・ブシェミ)とゲア(ピーター・ストーメア)という男を紹介してもらい、報酬兼仕事用の新車1台と身代金の半分を渡す約束で誘拐を依頼する。
カール達は誘拐に成功し隣町のブレーナードまでやってくるが、新車でナンバーを付け忘れたためパトロールd0030824_114256.jpg中の警官に止められる。しかし、ゲアは警官を撃ち殺し、さらに偶然通りかかった車を追って2人を射殺してしまう。
管轄の警察署長マージ(フランシス・マクドーマンド)は、明け方に電話で起こされ、身重の体で現場にやってくる。彼女はパトロール中の警官が書き残したメモから、犯人の車がディーラーナンバーを付けたままであることを知り、ジェリーの元までやってくるが…。

<作品解説>
コーエン兄弟といえば「ノーカントリー」でのオスカー獲得が記憶に新しいところです。シュールかつリアリスティックな物語を紡ぎ出す腕前はいつもながら見事ですね。
本作は「赤ちゃん泥棒」以来のヒットとなり、各映画賞を獲得、兄弟の代表作となりました。
タイトルは「ファーゴ」ですが、ファーゴが舞台となるのは冒頭のみ。まあ、ノースダコタってだけで半ばジョークみたいなもんです。ちなみに「実話を基に」とありますが、これもジョーク。
純粋なフィクションとなります。
さて、物語は雪に覆われた田舎町で起きます。
お金に困ったジェリーが、前科者の整備士から紹介されたチンピラ2人に誘拐を依頼します。2人に対して紹介というだけで、根拠無く信頼と言うジェリーの浅はかさ。
ところがあれよあれよという間に、単なる誘拐は3人の無関係な人間が殺されるに至り、さらに養父と養父の会計士にほとんど信頼されていないジェリーは身代金の引き渡しで揉めてしまいます。
相変わらずコーエン作品に登場する人物は癖があり、人間の個性を極端なまでに表現することで、強烈な印象を残します。
物語の流れは淡々としながら、次に何が起きるかわからない緊張感や怖さ、その中で描かれる束の間の幸せが妙に落ち着くんですよね。
身重の警察署長マージに関わる妙な人間関係もスパイスのひとつ。
なぜかといえば、マージが一番常識人という描かれ方をしていますが、彼女の夫は稼いでいるのかどうかもわからない絵描きだったりします。
個人がまともでも、周りがちょっとずれていたりするシュールもといアンバランスな設定が絶妙です。

<見どころ>
雪に覆われた田舎町で起きる凄惨な事件。
町全体が緊張感に包まれるなんて描写はありません。
それだけに、血に染まる雪の怖さ、じわっと来ます。

<出演者>
フランシス・マクドーマンド、14年前は普通に美人だったのに…「バーン・アフター・リーディング」を見ると時間の流れをひしひしと感じてしまう。本作では見事オスカーに輝き、本作で演じたマージ警察署長のTVシリーズが作られる予定でしたが、パイロット版だけになりました(パイロット版では別の女優になった)。
スティーヴ・ブシェミは相変わらずの怪演。作中でも変な顔変な顔と連呼されてちょっとかわいそう(笑)。
ウィリアム・H・メイシーもまた個性的な顔の俳優です。こうなってくるとアクが強すぎて、存在感だけでお腹いっぱい。
そして、ピーター・ストーメア。「ノーカントリー」のハビエル・バルデム演じるアントン・シガーに通じるキャラクターです。

<総評>
コーエン作品は正直言って、ある意味退屈さを抱え込んでいるので、日本人には向かないかもしれません。
言葉遊びであったり、映像としてのジョークであったり…たとえて言うなら、しゃべりすぎるタランティーノ映画と似て非なる感じでしょうか。
個人的には「ノーカントリー」の方が好きですね。
もっとも、「ノーカントリー」はコーエン兄弟の成熟された映画なので、比べること自体無粋なのですが。
一度は見ておくべき作品です。

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by syosei7602 | 2010-09-29 23:30 | ミステリ/サスペンス
ペイチェック 消された記憶
d0030824_115746.jpg『PAYCHECK』 アメリカ/2003
監督:ジョン・ウー
出演:ベン・アフレック アーロン・エッカート ユマ・サーマン
コルム・フィオール ジョー・モートン ポール・ジアマッティ
マイケル・C・ホール ピーター・フリードマン キャスリン・モリス
イワナ・ミルセヴィッチ クリスタ・アレン ミシェル・ハリソン


公開時コピー
あなたはこの謎(パズル)を解くことができるか…?
記憶を売った報酬=19個のガラクタ
すべての鍵はここにある―


フィリップ・K・ディックのSF短編小説「ペイチェック」の映像化。
監督は「レッドクリフ」のジョン・ウー。
出演は「消されたヘッドライン」のベン・アフレック、「ダークナイト」のアーロン・エッカート、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」のユマ・サーマン、「チェンジリング」のコルム・フィオール、「コーリング」のジョー・モートン、「デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~」のポール・ジアマッティなど。

<あらすじ>
d0030824_1181212.jpg近未来。フリーのコンピューターエンジニア、ジェニングス(ベン・アフレック)は数々のハイテク企業の極秘プロジェクトに参加しては、終了するとその期間の記憶を消して高い報酬を受け取っていた。
ある日、大企業オールコム社のレスリック(アーロン・エッカート)から100億円もの報酬を提示される。
それは3年にも及ぶ大プロジェクトであり、もちろん参加期間の記憶は消されることになる。
二つ返事で引き受けたジェニングスがプロジェクトに参加して3年、目覚めた彼は記憶が消され会社で受け取ったのは19個のガラクタが入った封筒と報酬を辞退するという自分のサインが入った承諾書だった。
理由がわからず困惑するジェニングスに追い打ちをかけるように、FBIとオールコム社のエージェントが追ってd0030824_1152216.jpgくる。
窮地に陥った彼を助けたのは皮肉にも19個のガラクタの1つだった。
ジェニングスはそのガラクタこそが自分を助けるものだと確信し、同僚で恋人だったレイチェル(ユマ・サーマン)の助けを借りて自分が何を作り上げたのか、その謎を解くために奔走するが…。


<作品解説>
ジョン・ウー監督といえばアクション、アクション無くして語れないというくらいに男臭い演出が特長なのですが、そんなウー監督が「M:I-2」以降、なんとなく地味な方向に走っています(「レッドクリフ」は大作だけど)。
原作がフィリップ・K・ディックとくれば、「ブレードランナー」を筆頭に、「トータル・リコール」「マイノリティ・リポート」など、メジャーなSF作品が目白押し。そのほとんどがそれなりの人気作品になっていますが、はてさて本作はどうかというと、意外なほどに酷評されてしまいました。
そもそもジョン・ウー監督がサスペンスやミステリの類を手がけても、無駄なアクションをやりたがるのは目に見えているわけですが…。
さて、物語の骨子は機密情報の為に記憶を消す、という点にあります。
主人公のジェニングスは遊んで暮らせるほどの大金と引き替えに、超ビッグプロジェクトに参加、それを見事成功させたかと思えば報酬の代わりはなんとガラクタ。
一体何がどーして?とテンパっていると、いきなりFBIや会社の物騒な人たちに追われる羽目になります。
そんな窮地を脱するアイテムが、自らが記憶のあるうちに託した19個のアイテム。
一見ガラクタに見えるそれらが、なぜか場面ごとに使われていく面白さはなかなかのもの。
記憶を呼び戻すため、アイテムを使いつつ真相に迫る…ミステリとしては悪くないアイディアです。
されど、そんな面白さをある意味歪めたのがジョン・ウー節(笑)。
エンジニアなのに戦闘力高い上に、お馴染みの白鳩とメキシカン・スタンドオフ。
まったく意味がわかりませんが、勢いでやっちゃった感じもあるので、これもまたいいんじゃないでしょうか。

<見どころ>
アクションシーン、と言ったらいつものジョン・ウー映画と同じ話になります。
やっぱりミステリ部分ですかね。
パズルのピースのようにはまっていく部分は割とおもしろい。

<出演者>
ベン・アフレックってなんか微妙なんだよなぁ、といつも思いつつ、やっぱり微妙でした。
中途半端にはまらないというか、この人がアクションやっても様にならないというか…コメディとかが似合うのに。
アーロン・エッカートは意外となんでもやれるんだよな。個人的には割と好きな俳優です。
ユマ・サーマンは相変わらず癖のある感じ。
好きな人にはたまらないかもしれません。

<総評>
ジョン・ウー作品はやっぱり香港時代に限る…となぜか思ってしまいます。
「フェイス/オフ」や「ハードターゲット」は好きだけど、やっぱり「男たちの挽歌」に戻っちゃう。
本作はSF作品ですが、細かいツッコミ無しでとりあえず楽しめる感じです。
深く考えると、どうにもならないのが残念でした。

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by syosei7602 | 2010-09-28 23:51 | アクション/アドベンチャー
アホリックス リローデッド
d0030824_00194.jpg『CONFESSIONS OF AN ACTION STAR』 アメリカ/2008
監督:ブラッド・マーティン
出演:デビッド・レイチ ホームズ・オズボーン ケリー・フー
キャリー=アン・モス アーニー・ハドソン マイケル・T・ワイス
ミッチェル・ゲイロード ショーン・ヤング エリック・ロバーツ
ネイサン・リー・グレアム リン・シェイ アンジェリーナ・ジョリー 


ハリウッドのスターや映画などを皮肉った、ドキュメンタリータッチのパロディムービー。
監督は数々の作品でスタントとして参加しているブラッド・マーティン。
出演は「ニンジャ・アサシン」などのスタントを手がけたデビッド・レイチ、「愛の落日」のホームズ・オズボーン、「X-MEN2」のケリー・フー、「ディスタービア」のキャリー=アン・モス、「デンジャラス・ビューティー2」のアーニー・ハドソン、「BONES ボーンズ」のマイケル・T・ワイスなど。

<あらすじ>
d0030824_00953.jpg幼少の頃、親に捨てられたフランク・スレッジ(デビッド・レイチ)は、育ての親であるダンス講師のサマンサ(リン・シェイ)からダンスを学び、男性ストリッパーとして働いていた。
ある夜、彼の身体能力に目を付けた映画プロデューサーの目に留まり、アジア系の大物監督ジョン・フーのアクション大作「ブラッドファイト2」を主演することになる。
しかし、ダンスで見せた驚異的な身体能力もアクションシーンではまったく役立たず。
余りのダメさ加減に諦めたところへ、ストリップ劇場でダンスの振り付けをしていたフランクの親友グレン(ネイサン・リー・グレアム)がやってくる。
グレンは、フランクの能力を活かすためにダンスと同じくリズムに乗せるよう進言する。
その結果、フランクのアクション能力は劇的に向上し、映画は大ヒット、次々とアクション大作へのオファーがd0030824_001676.jpg舞い込むのだった。
しかし、スターになったフランクに、共演者がスターならではのスタッフの扱い方を悪い方向に教えてしまう。
調子に乗ったフランクに以前の気軽さが無くなり、徐々にイヤな奴になっていき、やがて食べ過ぎと飲酒、筋肉増強剤のやり過ぎで体を壊していくが…。

<作品解説>
始めに、「アホリックス」という邦題の作品があるのですが、本作とは全く関係ありません。
本作はいわゆるパロディ作品ながらも、1人のアクションスターの俳優人生を追ったドキュメンタリータッチな作品になっています。
その為、出演者は実名で意外と豪華、さらにパロディ化されている作品も多数。
「ジンボー」(元:ランボー)、「沈黙の厨房」(元:沈黙の戦艦)、その他に「フラッシュダンス」や「ラッシュアワー」、邦題元になった「マトリックス」もあります。
監督、主演ともに現役のスタントマンなので、パロディなのにアクションシーンが意外とカッコイイ。
一口にパロディ作品といっても、本作は意外と真面目に製作されています。
さて、主人公のフランクは男性ストリッパーで、いきなり映画の主演に抜擢。
それが「ブラッドファイト2」なるアクション映画なのですが、前作の主役が整形して記憶が無いみたいな、ハリウッドの続編に意外とありそうなトンデモ設定。
そしてフランクはヒットして天狗になると、イヤな奴になっちゃうんですが、これがまんまスティーヴン・セガールのパクリ(笑)。
しかも、どんどん太っていったり、製作にケチを付けたりとやりたい放題。
挙げ句の果てに映画界をほされて、禁酒プログラムを受ける羽目に…うーん、セガールは確かにハリウッドだとウケが悪いんですが、ちょっとかわいそうなくらいにセガールになってます。
そんなフランクについて、キャリー=アン・モス、はてはアンジェリーナ・ジョリーまでが「フランクを語る」という贅沢な映像。
元ネタを知っているとかなり笑えます。

<見どころ>
アクションシーンがいいんですよ。
なるほど、こうなっているのか、みたいなアクションの裏側的なシーンもあります。
そしてパロディのポスターなどが微妙すぎて笑える。
マトリックスのパロディは良かったなぁ…全編見たいぞ。

<出演者>
主演のデビッド・レイチはアーロン・エッカートをちょっと弱くしたような感じの風貌。
さすがにスタントマン、身体能力を活かしたアクションシーンは見事。
その他は演技というほどでもなく、単純に語っていく人々なので割愛。
アンジーの出演は驚いたけどね。

<総評>
ハリウッド映画をバカにしているわけじゃなく、落ち目になったらハリウッドスターと言えども仕事は容易じゃないぞ、というメッセージが込められています。
皮肉にも思えますが、意外と現実を見つめた作品ですね。
暇つぶしにどうぞ。

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by syosei7602 | 2010-09-27 23:54 | コメディ/パロディ
アーマード 武装地帯
d0030824_2342789.jpg『ARMORED』 アメリカ/2009
監督:ニムロッド・アーントル
出演:マット・ディロン ジャン・レノ ローレンス・フィッシュバーン
アマウリー・ノラスコ マイロ・ヴィンティミリア スキート・ウールリッチ
コロンバス・ショート フレッド・ウォード アンドレ・ジャマル・キニー
アンドリュー・フィセラ ニック・ジェームソン グレン・ターラント


公開時コピー
あきらめのワルい男たち。

「プレデターズ」「モーテル」を手がけた新鋭ニムロッド・アーントル監督によるクライムアクション。
出演は「クラッシュ」のマット・ディロン、「ピンクパンサー2」のジャン・レノ、「プレデターズ」のローレンス・フィッシュバーン、「マックス・ペイン」のアマウリー・ノラスコ、「ロッキー・ザ・ファイナル」のマイロ・ヴィンティミリア、「ミッションブルー」のスキート・ウールリッチ、「ホワイトアウト」のコロンバス・ショート、「イナフ」のフレッド・ウォードなど。

<あらすじ>
d0030824_23421527.jpg現金輸送を主な仕事とする警備会社に勤めるタイ(コロンバス・ショート)は、湾岸戦争で活躍した英雄だったが、両親の相次ぐ死と弟の世話で手一杯だった。
彼を支えるのは父親の友人で、今は先輩のマイク(マット・ディロン)やクイン(ジャン・レノ)達だった。
そんなある日、マイク達から様々な現金輸送車を襲った過去の事件や、唯一犯人が捕まらなかった事件の話を聞かされる。
それは仕事が繁忙期に入るための注意程度と思っていたタイ。巨額の現金輸送が始まる前日、マイクから思わぬ提案をされる。
それは、4200万ドルを偽装強盗によって強奪するというものだった。
動揺するタイは提案を受け入れられないと突っぱねるが、自分の家は銀行に差し押さえられる寸前、さらに弟は児童福祉局によって里親へ出される状況にあった。
d0030824_23422262.jpg考えた末、「誰も傷つかない」という条件を元に強奪計画に加わる。
ところが、現金を強奪し、廃棄された鉄工所で隠している最中にホームレスに見られ、仲間のベインズ(ローレンス・フィッシュバーン)が撃ってしまう。
思わぬ展開に動揺したタイは、現金輸送車で逃げ出すが…。

<作品解説>
豪華俳優陣によるクライムアクション、ということで期待するなというのが無理なのですが…邦題の「武装地帯」はいらないという事実を突き付けられました。監督のニムロッド・アーントルは「モーテル」で評価され、「プレデターズ」に抜擢された新鋭ですが、本作はシナリオの甘さが目立ってしまいました。
さて、物語は偽装強盗計画に参加した主人公タイが、自分の意志とは裏腹に危険な方向に転がってしまった為に、計画から逃げだそうとします。
邦題は「武装地帯」などとハードアクションを連想させますが、特に銃撃戦などはありません。
タイが頑丈な現金輸送車に閉じこもり、如何にして脱出するかを試みるだけです。
登場人物たちは基本的に悪党とは言い切れず、特に強盗計画のリーダーのマイクなどは、タイには親切でその他のメンバーも彼に対して気にくわないとかそういった面は見せていません。
しかし、仲間だった連中が金と保身の為に裏切ってしまい、あまつさえ殺してしまおうという人間の本性をむき出します。
まあ、こうやって書いてみたらそれっぽいストーリーに思えるんですが、全体的に緊張感はそれほどありません。あの手この手で現金輸送車をぶっ壊そうという発想も出てこず、かなり地味な作品になってしまいました。
もう少し、奇想天外な発想が欲しかったですね。

<見どころ>
中盤のカーチェイスくらいですかね。
特におもしろいというシーンが無かったかも。

<出演者>
マット・ディロンには久しぶりにお目にかかりましたよ。前に見たのって「ハービー」くらいじゃないだろうか。
ジャン・レノは本作において存在感薄かった…めずらしい。
ローレンス・フィッシュバーンは、銃器マニアとして登場して、妙にはまってます。
主人公を演じたコロンバス・ショート、彼もまた地味でした。
なんだか出演者のほとんどが「地味」の一言で片付いてしまった。

<総評>
大きなアクションもなく、緊張感が持続するわけでもなく、出演陣と釣り合いが取れていない作品でした。
なにかどんでん返しでもあればおもしろかったけど。
唯一の利点は88分と短いところです。

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by syosei7602 | 2010-09-26 23:40 | ハードボイルド/犯罪
十三人の刺客
d0030824_3511073.jpg『13 ASSASSINS』 日本/2010
監督:三池崇史
出演:役所広司 山田孝之 伊勢谷友介 沢村一樹 古田新太
高岡蒼甫 六角精児 波岡一喜 石垣佑磨 近藤公園 窪田正孝
伊原剛志 松方弘樹 吹石一恵 谷村美月 斎藤工 阿部進之介
内野聖陽 光石研 岸部一徳 平幹二朗 松本幸四郎
稲垣吾郎 市村正親

公開時コピー
命を、燃やせ。

1963年に公開された工藤栄一監督、片岡千恵蔵主演の同名映画のリメイク。
監督は「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲」の三池崇史。
出演は「パコと魔法の絵本」の役所広司、「シーサイドモーテル」の山田孝之、「人間失格」の伊勢谷友介、「カフーを待ちわびて」の沢村一樹、「ゲキ×シネ「五右衛門ロック」の古田新太、「猿ロック THE MOVIE」の高岡蒼甫、「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」の六角精児、「BALLAD 名もなき恋のうた」の波岡一喜、「ごくせん THE MOVIE」の石垣佑磨、「茶々 天涯の貴妃(おんな)」の近藤公園、「ガチバンMAX」の窪田正孝、「なくもんか」の伊原剛志、「TAJOMARU」の松方弘樹、「GOEMON」の平幹二朗、「HERO」の松本幸四郎、「笑の大学」の稲垣吾郎、「ベロニカは死ぬことにした」の市村正親など。

<あらすじ>
d0030824_3512245.jpg江戸時代末期、明石藩江戸家老・間宮図書(内野聖陽)が老中・土井家の門前で切腹をする。その目的は、明石藩主・松平斉韶(稲垣吾郎)の異常性格と暴虐ぶりを訴えるものだった。
土井利位(平幹二朗)は、斉韶の所業を調べ上げ、その残虐な性格を知ることとなる。既に来年の参勤交代の折には老中職に就くことが決まっている斉韶が、その性格から幕府を混乱に陥れることは火を見るよりも明らかだった。
利位は、旗本の御目付・島田新左衛門(役所広司)を呼び寄せ、事の次第を伝える。そして、尾張藩士・牧野靭負(松本幸四郎)と引き合わせ、斉韶が参勤交代で立ち寄った尾張藩での残虐な行為を語らせた。
余りの惨い仕打ちを聞いた新左衛門は職を返上し、斉韶暗殺を引き受ける。
新左衛門は、御徒目付組頭・倉永左平太(松方弘樹)に腕に覚えのある侍達を集めさせ、さらに剣の道に生きd0030824_3513218.jpgる浪人・平山九十郎(伊原剛志)や甥の島田新六郎(山田孝之)などを加えた12人で暗殺計画を練り始める。
暗殺決行は、斉韶が参勤交代で明石へ戻る道中にある小さな村・落合宿。
しかし、斉韶の側近には、かつて新左衛門と共に剣を学んだ鬼頭半兵衛(市村正親)がいた。
半兵衛は斉韶の所業に目を瞑りながら、主君を守るため、周到に準備を進めていた。

<作品解説>
オリジナル作品は、集団抗争時代劇というジャンルを確立し、クライマックスにおける13人対53騎の決戦は時代劇史上最も長い30分にも及びます。
斉韶については実在した人物ですが、本作の設定はもちろんフィクションでして、実際は将軍の弟ではなく越前松平家の出身となり、暗殺などされることなく天寿を全うしました。
本作で描かれる性格付けは11代将軍・家斉、家斉の二十五男(!)で斉韶の養子となった斉宣で、尾張藩との確執や急逝については斉宣の生涯から引用されています。
何故に暗殺の対象が斉韶になってしまったのかはよくわかりませんが、小説版ではちゃんと斉宣になっているようですね。
ストーリーベースは「忠臣蔵」や「七人の侍」でしょうか。
さて、将軍の弟だから何でもやっちまうぞ!という斉韶ですが、本作における性格はとにかく凄まじい。何の容赦もなく子どもを殺し、女性を暴行した挙げ句その夫を目の前で斬り殺して何度も切りつけるという、目に余る行為が描かれていきます。
なぜそんな性格になったのかとか、そういうものは一切無く、元々そういう異常なサディストで色欲魔というトンデモ設定。見ている側からすれば、「ああ、こいつは殺されちゃっても文句言えないね」というレベルに達しています。この残虐行為は三池監督ならではの描写、えげつないですね。
対するは、昼行灯気味な島田新左衛門と刺客12人達。
全員腕に覚えがありますが、戦乱の無い時代故に人を殺したことがあるものはごくわずか。
一番腕が立つ浪人・平山九十郎の元、敵を倒すためにはなりふり構わないことを教えられ、戦いに挑んでいきます。
オリジナル版の殺陣は30分ですが、本作はなんと50分という長丁場!
アクションシーンとしては、国内外問わず、相当な長さ…さながら香港映画の傑作「男たちの挽歌II」を彷彿とさせる面白さ。
また、近年では撮られることが少なくなった時代劇としての戦場シーンが非常にリアル、宿場町は東京ドーム20個分の広さで再現され、縦横無尽に戦いが繰り広げられます。
基本的に戦いのシーンに時間が割かれているため、刺客達の個々のエピソードが少なくなってしまったのと、宿場町の仕掛けの説明なども無かったのが残念。
集団の戦いであるが故に、敵側に凄腕がいなかったのも、ちょっと勿体なかったかな。
ラストのツッコミどころは三池監督ならではのお遊びって感じもしますが、いらなかったような、もしくはもっと別の形があったかと思います。

<見どころ>
まずは稲垣吾郎演じる斉韶の極悪非道ぶり!
終始にやけ顔で嬉々として人を殺す…見ている側からすれば「死ねばいいのに」と思わずにはいられない。
そして決戦はとにかく圧巻!
斬って斬って斬りまくれ!というセリフの通り、凄まじい戦いの連続になります。
当分、時代劇はいらないというくらい…その中で光っていたのは、東映スターして活躍した松方弘樹演じる倉永左平太の剣捌き。
さすが!と思わせる戦い振り、ひと味違います。

<出演者>
時代劇といえば役所広司、みたいな感じになっていますね。とにかく何でもこなしてしまう役所広司は安心して見られます。時代劇映画としては「どら平太」以来でしょうか。
山田孝之は骨太な感じで、アクションシーンが様になりますねぇ。
伊勢谷友介のキワモノ振りと比べると地味ですが…。
伊原剛志の剣豪っぽい雰囲気は見事。
沢村一樹をはじめとする刺客達の個々の話が無かったのはすこし残念ですが、それぞれに戦いのシーンで見事に演じきっています。
市村正親の困惑振りもまた良し、特筆すべきはジャニーズよくやらせたなぁと思う暴君・斉韶を演じた稲垣吾郎。はまってました。

<総評>
三池監督の作品はいつも間延びしたところがあって、眠くなるシーンがあるんですが、本作は141分の長さながら飽きませんでした。
個人的には三池作品の最高傑作と言えると思います。
若干、グロいシーンもあるので女性向きとは言えないですね。
久しぶりに骨のある邦画アクションでした。

<関連作品>
十三人の刺客 (オリジナル/1963)
十三人の刺客 (リメイク/2010)

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by syosei7602 | 2010-09-25 23:59 | 戦争/歴史/時代劇
処刑人II
d0030824_2314780.jpg『THE BOONDOCK SAINTS II: ALL SAINTS DAY』
アメリカ/2009
監督:トロイ・ダフィー
出演:ショーン・パトリック・フラナリー ノーマン・リーダス
クリフトン・コリンズ・Jr ジュリー・ベンツ ジャド・ネルソン
ボブ・マーリー ブライアン・マホーニー デヴィッド・フェリー
ダニエル・デサント ピーター・フォンダ ビリー・コノリー

公開時コピー
興奮沸騰!伝説のアクション・エンタテインメントが蘇る!

99年に公開されるやカルト的な人気を博したクライムアクションの続編。
監督は前作と同じくトロイ・ダフィー。
出演は前作に引き続き、ショーン・パトリック・フラナリー、ノーマン・リーダス、ビリー・コノリー、「アドレナリン:ハイ・ボルテージ」のクリフトン・コリンズ・Jr、「ランボー 最後の戦場」のジュリー・ベンツ、「アクア・ブルー」のジャド・ネルソン、「ゴーストライダー」のピーター・フォンダなど。

<あらすじ>
d0030824_232593.jpgコナー(ショーン・パトリック・フラナリー)とマーフィー(ノーマン・リーダス)のマクナマス兄弟と父親のノア(ビリー・コノリー)が、イタリアンマフィアのボス ジョー・ヤカベッタを処刑してから8年。
3人はアイルランドに逃亡してひっそりと生活していた。
そんな彼らの元に、兄弟がよく知っているボストンの神父が何者かに殺害されたとの報せが入る。
しかも、その手口は兄弟がやっていたものと同じで、彼らへの挑戦状だった。
コナーとマーフィーはすぐに用意を始め、ボストンへと向かう。その道中、船の中でロミオ(クリフトン・コリンズ・Jr)という男に正体がばれてしまう。
だが、ロミオは2人に憧れ、仲間に加わるのだった。
d0030824_2321416.jpg一方、神父殺しを担当したのは、FBIからやってきた特別捜査官ユーニス(ジュリー・ベンツ)で、その天才的な捜査で神父を殺したのは兄弟ではないと見抜く。兄弟をおびき寄せたのはヤカベッタの息子コンセイシオ(ジャド・ネルソン)で、勢力を取り戻したイタリアンマフィアはマクナマス親子に復讐をしようと企んでいた。

<作品解説>
まさかの続編となったカルト映画「処刑人」…興行収入をめぐってのトラブルで続編が頓挫していたそうです。
これほど人気が出るとは思わなかった為に揉めたんじゃないかと思いますが、監督をはじめとしたスタッフと出演者が変わらないというのはいいですね。
さて、前作から8年が経ったというところから物語は始まります。
自分たちの殺しに似せた神父殺害事件の犯人を見つけるため、再びボストンにやってきたマクナマス兄弟。
新たな仲間は腕っ節に覚えたあるロミオ。
相変わらずバカな作戦を立てて、イタリアンマフィアの麻薬倉庫を襲撃…前作同様に想像では成功しても、実際はうまくいかないけど、最後はなんとかなっちゃったみたいな展開になります。
銃撃戦は相変わらずスローモーションと効果音無しとなりますが、本作ではFBI捜査官に色気たっぷりのユーニスが登場。前作のスメッカー同様に音楽を聴きながら、状況を想像して暴いていきます。
前作では完全にオマケ扱いだったボストン警察の刑事3人が活躍したりと続編としての体裁が強く、これにくわえて殺し屋クルーカットの低身長コンプレックスなどバカな要素も追加されています。
また、本作のストーリーはサスペンス要素が少し強くなっています。
イタリアンマフィアが8年の時を経て、復讐に至った動機、そして兄弟の父親であるノアの存在が大きく関わってきます。これがなかなか秀逸。
映画のリズムを変えずに、ストーリーを膨らませたといったところでしょうか。

<見どころ>
続編なれどマクナマス兄弟の格好良さは健在。相変わらずピーコートが似合う。
ジュリー・ベンツ演じるユーニスのエロ格好いい感じがステキです。
マクナマス兄弟の今回の銃はデザートイーグル…2挺拳銃で撃ちまくる。
そして、教会のシーン、「男たちの挽歌」っぽいクールなシーンです。

<出演者>
ショーン・パトリック・フラナリーとノーマン・リーダス、いい俳優だと思うんですが、日本ではなかなか見られないですね。10年前と変わらずに男前です。
ジュリー・ベンツはちょっと老けたかなぁ…色気があってキレイなんですけどねぇ。
クリフトン・コリンズ・Jrは前作のロッコと同じ立場となりますが、この人もキャラが立っていておもしろい。
ビリー・コノリー、渋いっす。

<総評>
監督のトロイ・ダフィーはなんとこれが2作目!
10年間の間にバンドを組んだり、ミュージックビデオを監督したりで映像に対する精度があがった感じを受けます。
続編としては前作とは遜色のない出来ですが、大きな変化がなかったのも事実。
サスペンス要素が加わっていますが、中身は基本的に同じですね。
個人的にはこういうノリ、かなり好きな作品です。
過度な期待をしなければ、続編ものとして相応に楽しめます。

<関連作品>
処刑人
処刑人II

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by syosei7602 | 2010-09-24 02:30 | ハードボイルド/犯罪
処刑人
d0030824_23122677.jpg『THE BOONDOCK SAINTS』 アメリカ/1999
監督:トロイ・ダフィー
出演:ウィレム・デフォー ショーン・パトリック・フラナリー
ノーマン・リーダス デヴィッド・デラ・ロッコ ビリー・コノリー
デヴィッド・フェリー ドット・ジョーンズ



公開時コピー
いまの世の中、間違ってると思いませんか?
法で裁けぬ悪人どもに、“死の制裁”を!


カルト人気を博したクライムアクション、2009年に続編が製作された。
監督は本作でデビューしたトロイ・ダフィー。
出演は「ダレン・シャン」のウィレム・デフォー、「ボディ・ショット」のショーン・パトリック・フラナリー、「パンドラム」のノーマン・リーダス、「X-ファイル:真実を求めて」のビリー・コノリーなど。

<あらすじ>
d0030824_23123721.jpgサウスボストンに住むコナー(ショーン・パトリック・フラナリー)、マーフィー(ノーマン・リーダス)のマクナマス兄弟は敬虔なクリスチャンで、祈りを欠かさず、十字架を手放さない。
ある日、行きつけのバーで常連客と飲んでいるところへ、ロシアン・マフィアが現れる。
彼らはバーが入っているビルのオーナーの子分で、バーの賃貸契約を一方的に打ち切り、追い出しをかけに来たのだ。
マフィアの態度に腹を立てた兄弟達と常連客は大げんかを始める。
その翌日、路地裏でマフィア達の死体が発見され、ボストン警察が捜査を始めるが、マフィア絡みということで、FBI特別捜査官スメッカー(ウィレム・デフォー)が捜査にあたることに。
頭脳明晰なスメッカーは、この殺人が正当防衛によるものだと判断し、兄弟達にたどり着く。
d0030824_23124642.jpg一方、兄弟達は病院で治療を受けた後、警察に自首してくるのだった。その夜、留置所で一夜を明かした彼らは悪人達を処刑しなければならない、という啓示を受けて目覚める。正当防衛で釈放された彼らは、マフィアから失敬した金を元に武器を買い込んで、マフィアの幹部が集まるホテルの襲撃を計画するが…。

<作品解説>
公開当時、本国では高校の銃乱射事件の煽りをくらって限定公開の憂き目に遭いつつも、ビデオレンタルで評価を受けて人気を得た希有な作品。また、日本では危うくビデオスルーになりかけるも、公開されるやスマッシュヒットを記録、さらに未だに高いレンタル率を誇るというカルトムービーな1作です。
粗々な脚本にも関わらず、個性的なキャラクター、マンガっぽい設定などが受け、さらに映像センスが独特というのもヒットの要因ですね。
さて、本作の主人公はアイルランド出身の二卵性双生児コナーとマーフィーによる、悪人狩りです。
唐突に神の啓示を受け、見て見ぬふりをする善人ではなく、見たら殺ってしまえ!な善人となり、街に巣くう悪人達を処刑していくという、凄まじいストーリー。
精肉工場で働く兄弟が、なぜにいきなり凄腕の殺し屋になれるか甚だ疑問ですが、そういうツッコミは無視しましょう。
彼らを追うのは、FBI特別捜査官のスメッカー。
これがウィレム・デフォーと来た日には、FBI終わった(笑)などと邪推しつつ、彼のキレっぷりの凄まじさに爆笑。存在感抜群ですね。
アクションシーンはスローモーションが多用され、そのほとんどで効果音無しのサントラのみとなります。
アクションの激しさではなく、どう戦うのか、という点に着目している気もしますがちょっと迫力不足は否めないですね。
下ネタもありつつ、バイオレンスアクションもそれなり。
このバカさ加減をどこまで受け入れられるかによりますが、マンガ的な展開なので意外と見やすい作品です。

<見どころ>
アクションシーンよりも、やっぱりウィレム・デフォー演じるスメッカーの奇行。
やりたい放題です。

<出演者>
ヤングインディ・ジョーンズで名を馳せたショーン・パトリック・フラナリーですが、近年ではすっかり影を潜めてしまい残念な限り。この人はなかなか男前なのに勿体ないですね。
ノーマン・リーダスは本作と続編が代表作といっても過言じゃありません。
ぴったりはまっています。
ウィレム・デフォーについては言わずもがな…こういう役をやらせたらハマリます。
意外と重要な役柄だったデヴィッド・デラ・ロッコ、本作意外に出演作品がないですが、風貌がキリストっぽいから?
ビリー・コノリー、格好良すぎます。

<総評>
公開後に色々な問題を抱えた為に続編が延び延びになって、今年になって続編が公開されましたがこちらもまた、ノリが一緒でよかったですね。
スタイリッシュでありながら泥臭さを感じさせる作品ですが、濃いキャラクター達が暴れ回る面白さがあります。
アクション好きなら一度は見るべし。
ちなみに「処刑人/アナザーバレット」は続編ではないので、要注意です。

<関連作品>
処刑人
処刑人II

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by syosei7602 | 2010-09-23 23:05 | ハードボイルド/犯罪
アリス・イン・ワンダーランド
d0030824_2314879.jpg『ALICE IN WONDERLAND』 アメリカ/2010
監督:ティム・バートン
出演:ミア・ワシコウスカ ジョニー・デップ
ヘレナ・ボナム=カーター アン・ハサウェイ クリスピン・グローヴァー
マット・ルーカス マートン・チョーカシュ レオ・ビル
声:アラン・リックマン マイケル・シーン スティーヴン・フライ
ティモシー・スポール ポール・ホワイトハウス クリストファー・リー

公開時コピー
世界はもう、
マトモではいられない…。


ルイス・キャロルの名作童話「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」を基に製作されたファンタジー。
3D公開がされ、2010年の興行収入トップとなっている。
監督は「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」のティム・バートン。
出演は「ディファイアンス」のミア・ワシコウスカ、ティム・バートン作品ではお馴染みの「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」のジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム・カーター、「バレンタインデー」のアン・ハサウェイ、「ベオウルフ/呪われし勇者」のクリスピン・グローヴァー、「リトル・ブリテンUSA」のマット・ルーカスなど。

<あらすじ>
d0030824_2315557.jpg6歳の頃に体験した不思議の国での冒険の記憶を無くしてしまい、19歳になったアリス(ミワ・ワシコウスカ)。最愛の父親(マートン・チョーカシュ)を亡くした彼女には、何もすべきこともなかった。
母親に無理矢理参加させられたパーティにやってきた彼女は、参加者の様子がおかしいことに気が付く。
そのパーティは、貴族のアスコット家の息子ヘイミッシュ(レオ・ビル)がアリスに結婚を申し込むための婚約パーティだったのだ。
参加者全てが見ている前で、好きでもないヘイミッシュにプロポーズされ、困惑するアリスは白ウサギの姿を目にしてその場から逃げ出してしまう。
白ウサギが逃げ込んだ木の根元にあった洞穴を覗き込んだ彼女は、手を滑らせて長い長い穴を落ちていく。
たどり着いたのは、鍵のかかったドアばかりある部屋だった。d0030824_232214.jpgその部屋を抜け出した彼女を待っていたのは、アンダーランドと言われる「ワンダーランド」で、奇妙な住人達だった。アンダーランドは赤の女王が独裁する暗黒の世界となっており、アリスは世界を救う救世主として、予言の書に記されていた。そんな彼女を心待ちにしていたのが、いかれた帽子屋のマッドハッター(ジョニー・デップ)だった。

<作品解説>
ティム・バートン&ジョニー・デップ&ヘレナ・ボナム・カーターの組み合わせといえば、ここ最近のバートン作品でお馴染みです。そして、大きくハズレが無い…という期待と3D上映ということで、2010年の公開作品では「アバター」と並んで大ヒットしました。
3D作品はそれなりに見始めましたが、本作はあまりにも観客が多くて見損ねてしまったので、Blu-rayでの鑑賞となりましたが、相も変わらずバートン作品の色彩感覚とファンタジックな世界観は健在です。
さて、本作はルイス・キャロルの原作を基にしているので、オリジナルの続編ともいうべきストーリーとなっています。
19歳のアリスは、好きでもない(かといって嫌いでもない)貴族ヘイミッシュにプロポーズされ、なんとも答えられずにとりあえず白ウサギを見つけて逃げ出します。物語の導入部分は原作と同じですが、注目すべきはアリスの年齢でしょうか。
19歳というのは子どもと大人の境界線みたいなもので、自身の意識決定が確立され、社会の中で認められていく年齢です。原作では登場キャラクター達に流され気味だった彼女が、大人に差し掛かる年齢で冒険を始めたことで受動から能動へと変化していくわけです。
設定としては悪くないんですが、シナリオの詰めの甘さがあちこちに散見されます。
流れはスムーズながらも、個々のキャラクターが活かしきれていなかったりして、表面上の展開というんでしょうか…物足りなさを感じます(ハンプティ・ダンプティが出ていないなんて…)。
とはいえ、子どもも楽しめるという意味では難しくなくて気楽、また物語全体のメッセージは全てアリスの父親が語る言葉に込められています。

<見どころ>
3Dで見ていたら、飛び出し感、奥行き感と言えるのですが…。
赤の女王のワガママぶり、人物の大きさの対比によるアンバランスさがおもしろい。
相変わらずの色彩豊かな背景は楽しいですね。

<出演者>
恐らく最もステロタイプなアリスの風貌ともいえるミワ・ワシコウスカ。金髪、碧眼、色白…童話の挿絵で描かれるアリスが成長して飛び出してきた感じがします(ただし、ルイス・キャロルがモデルにしたアリスは黒髪の女の子)。
ジョニー・デップは今回も気持ち悪さ抜群。
なんでもやっちゃいますね…そういう意味ではヘレナ・ボナム・カーターも同様。
声をあてているのは有名俳優ばかり。
チェシャ猫を演じたスティーヴン・フライ、良い声です。

<総評>
3D作品は今年かなりの数公開されていますが、ストーリーに満足できたものが1つとして無い感じです。
映像的な面白さを追求したためか、カメラワークも3Dを意識している感じも受けますね。
あくまでも童話的な続きとして考えるなら、それなりの作品。
しかし、ティム・バートンにはもっと頑張って貰いたかったというのが正直な感想です。

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by syosei7602 | 2010-09-22 23:34 | SF/ファンタジー/パニック