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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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劇場版 銀魂 新訳紅桜篇
d0030824_257054.jpg『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』 日本/2010
監督:高松信司
声:杉田智和 阪口大助 釘宮理恵 石田彰 子安武人 千葉進歩
中井和哉 鈴村健一 日野聡 山寺宏一




公開時コピー
てめえらァァァ!!!
それでも銀魂ついてんのかァァァ!!!


「週刊少年ジャンプ」連載の同名コミックを原作としたテレビシリーズの劇場版。
原作とテレビシリーズの人気長編エピソード「紅桜篇」を、新解釈で再構成している。
監督はテレビシリーズを手がけた高松信司。
声は「劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~」の杉田智和、「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」の阪口大助、「クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」の釘宮理恵、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の石田彰、「超劇場版ケロロ軍曹」シリーズの子安武人など。
主題歌はDOES。

<あらすじ>
d0030824_2572298.jpg異星人・天人に支配されてしまった江戸の町。ある夜、攘夷派のリーダー、桂小太郎の前に謎の男が立ちはだかる。男は世間を騒がす辻斬り。
辻斬りに余裕を見せる桂だったが、一刀のもとに切り伏せられてしまうのだった。
桂が行方不明になってから程なくして、かぶき町で万事屋を営む銀時達の元に桂と常に行動を共にする謎の生物・エリザベスがやってくる。
何も言わないエリザベスに苛立ちと不安を募らせる銀時、新八、神楽の3人。
しかし、ちょうどかかってきた電話に出た銀時は、依頼があるといってエリザベスを押しつけ、出て行ってしまうのだった。
新八と神楽はエリザベスから、ようやくやってきた理由を聞き出す。それは、桂が数日前から行方不明であり、桂の血で染まった煙草入れだけが見つかったのだ。
一方、銀時は依頼主である刀鍛冶の村田兄妹の元へやってきていた。
兄の鉄矢は、先代である父が打った刀「紅桜」が何者かに盗まれ、それを取り返して欲しいと頼む。
d0030824_2573572.jpg「紅桜」は妖刀であり、持つ者や周囲に不幸をもたらすという。
不幸になりたくない銀時は断りかけるが、一方的に押しつけられてしまい、渋々探すことに。
その頃、新八とエリザベスは路地に隠れて辻斬りを待ち伏せしていた。


<作品解説>
原作よりもテレビアニメ版の方が人気があるという「銀魂」。
黒船じゃなく異星人がやってきた江戸の町を舞台に、やる気のない主人公・銀時を始め、妙なキャラクター達が暴れ回るコメディ主体の作品です。
ジャンプ作品にありがちなバトルマンガとしての展開ではなく、ほとんどが一話完結ですが、たまに長編エピソードになるらしく、本作はその中でも人気が高く、宿敵が登場する物語になります。
実は原作を読んだことが無く、テレビ版しか知らないで見に行ったのですが、ノリが良いので特に細かいことを気にせずに見られました。
また、登場人物の名前も歴史上の人物から取られており、覚えやすいのが良いですね。
さて、普段はゆるキャラ?である銀時の元へ、妖刀「紅桜」を取り戻して欲しいという依頼が来ます。時を同じくして、攘夷派の筆頭である桂が行方不明になり、その首謀者がかつて仲間であり、今や宿敵となった高杉晋助。
銀時はやる気がないのに巻き込まれつつ、紅桜の圧倒的な力の前に屈するという、シリアスな展開になっています。ストーリーはしっかりとしながらも、割と駆け足な印象…よく言えばテンポが良く、あっという間に終わってしまう感じですね。
冒頭は映画史上、ストーリーとは全く関係のない前代未聞の展開で拍子抜けさせられたりしますが、中盤以降はしっかりとした感じ。セリフが異様に多いかもしれません。
しかし、ラストはしっかりと笑わせてくれるし、戦闘シーンもかなり力が入っています。
前知識は必要かもと思いつつ、本作のストーリーの前後について知りたくなる作りはさすがです。

<見どころ>
とにかく銀時の暴れ回るシーンはよく動き、そしてカッコイイ。
剣劇の楽しさを垣間見られます。

<その他>
下ネタも多いし、割と出血シーンも多め。
それでも見に来ている客層の9割が女性って…少年コミック原作とは思えない現象でした。
まあ、登場しているキャラクターに美形が多いせいかもしれません。
もっともキャラクターのほとんどは変人ですが(笑)。
あと、声優の質が良く、声が見事…これぞアニメです。

<その他>
一番笑ったのはラストですが、それにしても長々とテレビシリーズをやっていたのに、劇場版が初めてというのは意外な感じでした。
人気エピソードと言いつつも、気軽に楽しめる作品です。

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by syosei7602 | 2010-04-30 01:48 | アニメ/CG
劇場版TRIGUN(トライガン) Badlands Rumble
d0030824_1313780.jpg『TRIGUN THE MOVIE BADLAND RUMBLE』 日本/2010
監督:西村聡
声:小野坂昌也 速水奨 鶴ひろみ 雪野五月 磯部勉 坂本真綾





公開時コピー
伝説の賞金首か!? 希代の大強盗か!?
弾丸と砂塵が交錯する荒野の大狂宴!!


内藤泰弘の同名コミックを原作とし、今なお人気が高いテレビシリーズが終了してから約12年。
テレビシリーズの世界観の1エピソードとして描かれている。
監督はテレビシリーズを手がけた西村聡。
声はテレビシリーズ同様、小野坂昌也、速水奨、鶴ひろみ、雪野五月、「ジョジョの奇妙な冒険 ファントム ブラッド」の磯部勉、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の坂本真綾など。

<あらすじ>
d0030824_1314741.jpg近未来、空に2つの太陽が輝き、砂塵吹き荒れる惑星。
ある街の銀行を、大強盗ガスバックが手下を率いて襲っていた。銀行にある金を全て奪ったところで、ガスバックは手下のケイン、メチーオ、ドリーノに裏切られ、窮地に立たされる。
そんな彼を救ったのは、人質として捕らえられていた男だった。
彼は、人間台風(ヒューマイノドタイフーン)と恐れられ、600億ダブル$の賞金をかけられているヴァッシュ・ザ・スタンピードだった。
それから約20年後、辺境の町マッカシティ。
町を興した男は、自らの巨大銅像に巨額の保険金をかけ、惑星中から賞金稼ぎを呼び寄せていた。
d0030824_1315950.jpg男の目的は、銅像を奪うと予告してきたガスバック対策であり、その保険の調査のため、メリルとミリィがヴァッシュの担当を離れ、派遣されていた。
一方、ヴァッシュはサンドスチームで、荒くれ者に絡まれていた美女を助ける。彼女もまたかなりの腕前を持ちガスバックを狙う賞金稼ぎの1人だった。

<作品解説>
原作コミックが遂に終了しましたが、テレビシリーズは原作を元にしながらも独自の展開で、見事なエンディングを迎えた作品です。12年前のテレビシリーズが今になって、しかも新エピソードで映画化というのは凄いことですが、それに恥じないほどのクオリティの高さ、そして懐かしさを呼び起こしてくれます。
個人的に、テレビシリーズのファンだっただけに嬉しい限り、結論から言えば楽しませてくれました。
さて、原作もテレビシリーズも知らない人には細かい設定がわからないのは当然としても、1つの作品として成立しているのは見事といえます。
主人公のヴァッシュは人類初の「局地災害指定」され、人間台風と恐れられる男。類い希なる銃の遣い手ですが、彼は平和主義者であり、人が死ぬことを嫌うというガンマン。
そんな彼が行くところには、常に騒動あり。そこで保険会社は、なるべくヴァッシュが騒ぎを起こさないよう、お目付役としてメリルとミリィという社員を派遣して、監視させます。そして、もう1人、準主役とも言うべきなのがウルフウッドというキャラ。牧師でありながら、巨大十字架に仕込んだパニッシャーと呼ばれる重火器を扱うというくせ者。
本作では、キーマンとなる美女アメリアと大強盗ガスバックの因縁が描かれつつ、メインキャラクター達もちゃんと登場し、ストーリーも小気味よくておもしろい。
テレビシリーズの面白さをそのまま拡大した印象で、良作といえるでしょう。

<見どころ>
やはりテレビシリーズから随分と立っているわけで、当時の映像も綺麗でしたが本作はパワーアップしています。劇場版ならではの作画、CGなども使用され、アクションシーンが格好いい。
また、脇役達の作画まで凝っていたり、砂漠の乾いた感じまで見事に表現されています。

<その他>
キャラクター達それぞれに特有のおもしろさがあり、主人公ヴァッシュのみならず、人気の高いキャラクターが多いのも本作の特徴。
ゲストキャラとなりアメリアは、アニメにありがちな露出度が高いものではなく、あくまでも賞金稼ぎなウェスタンスタイルが格好いい。
そして、ガスバックは敵役らしくパワフルで、演じた磯部勉の骨太な声がぴったりでした。

<総評>
いわゆるファンアニメになってしまったのは辛いところです。
それでもおもしろい。初見の人にとっては、テレビシリーズはかなり楽しめるはず。
劇場版とあわせて、シリーズを再度見たくなりました。

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by syosei7602 | 2010-04-29 23:25 | アニメ/CG
第9地区
d0030824_185911.jpg『DISTRICT 9』 アメリカ・ニュージーランド/2009
監督:ニール・ブロンカンプ
出演:シャールト・コプリー デヴィッド・ジェームズ ジェイソン・コープ
ヴァネッサ・ハイウッド ナタリー・ボルト シルヴァン・ストライク
ジョン・サムナー ウィリアム・アレン・ヤング
グレッグ・メルヴィル=スミス ニック・ブレイク ケネス・ンコースィ


公開時コピー
人類、立入禁止。

製作にピーター・ジャクソンを迎え、VFXを駆使したCMを多く手がけた南アフリカ出身の若手監督、ニール・ブロンカンプのメジャーデビュー作。
2009年度アカデミー賞4部門にノミネートされた。また、俳優の多くが南アフリカ出身である。
出演は南アフリカ出身の俳優シャールト・コプリー、デヴィッド・ジェームズ、ジェイソン・コープ、「ブラッド・ダイヤモンド」のヴァネッサ・ハイウッドなど。

<あらすじ>
d0030824_19994.jpg南アフリカ・ヨハネスブルクの上空に突如、巨大な宇宙船が現れ、そのまま留まってしまう。
しかしエイリアン達は襲撃をしに来たわけでもなく、ただ宇宙船の故障で漂着しただけだった。
政府は宇宙船への侵入を試み、そこでエビに似た大勢のエイリアン達を発見する。彼らの多くは栄養失調になっており、追い返すこともできないために、やむを得ずに難民として受け入れることに。
宇宙船の真下にある第9地区をエイリアンの難民キャンプにして、20年。地区はスラム化し、地域住民とエイリアンの確執は耐えなかった。
政府に依頼された超国家機関MNUは、エイリアンをヨハネスブルクから焼く200キロ離れた新たな難民キャンプへ立ち退きさせるべく作戦を開始。
d0030824_191718.jpg責任者のヴィカス(シャールト・コプリー)は、立ち退き書にサインをしてもらうため、大勢の傭兵と共に第9地区へと乗り込む。
しかし、その最中、エイリアンが隠し持っていた謎の液体を浴びてしまう。
その直後、彼の体に少しずつ異変が現れはじめる。


<作品解説>
SF作品の定番であるエイリアン。大抵は人間を食ったり、襲ってきたり、戦争仕掛けてきたり…その反面、友好的な立場であったりと極端な描き方が多い題材です。
本作はそれらの「定番」を覆すかのように、人間がエイリアンを難民として受け入れるという立場から物語が始まります。
何とも醜悪な容姿の宇宙人は、当初不快感があるということで、番宣ではモザイクをかけられたりして。もっとも、これも本作のドキュメンタリータッチな部分に載せたうまい仕掛け。
さて、難民となった宇宙人は巨大宇宙船を作れるほどに科学が進歩しています。その割には文明的に退廃的だったり、ゴミためみたいな地区でも暮らしていたり、仲間が殺されても集団で暴動を起こすほどでもない。
でも、人間よりは力が強いというアンバランスさがおもしろいのです。
そんな彼らは180万人という都市規模の人口?を誇り、主人公のヴィカスは彼らを人間の住む都市から、さらに離れた場所に隔離する作戦の責任者として抜擢されます。
科学的に高度でありながら、地区内では傍若無人な感じのエイリアン達。
人間の銃で殺せるところがなんとも弱々しい気もしますが、序盤のシュールな場面の中に、ヴィカスを初めとする人間達の残酷さも描かれています。
あれ?と思ってみていると、人間の方が残酷だし、主人公も結構えげつない。
一方で、エイリアン達は猫缶が大好物というお茶目な面を見せながらも、その醜悪さ故に感情移入出来なかったりして。
善悪、弱肉のバランスが絶妙な作品です。

<見どころ>
違和感の無いCGは見事ながら、エイリアン達の目がちょっと愛嬌あったりして。
しかし、序盤のドキュメンタリータッチな展開から、あっという間にアクションになっていく様は唖然とします。

<出演者>
ほとんどが南アフリカで活躍している俳優たちです。
ハリウッド進出ってところですね。
しかし、主人公ヴィカスを演じたシャールト・コプリーをはじめ、うまい人たちばかり。
知らない俳優だからこそ、リアル感がありました。

<総評>
アクション描写はかなりえげつない。
エイリアン達も気持ち悪いんですが、リアルな仮面ライダーに近いかもしれません。
醜悪さでいえば「エイリアン」「プレデター」に次ぐくらいですが、目だけは「E.T.」なんだよなぁ(笑)。
上空に浮かぶ宇宙船が常に見えている映像が面白いけど、あれって雨は降るんですかね?
オススメです。

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by syosei7602 | 2010-04-24 23:59 | SF/ファンタジー/パニック
私の中のあなた
d0030824_311914.jpg『MY SISTER'S KEEPER』 アメリカ/2009
監督:ニック・カサヴェテス
出演:キャメロン・ディアス アビゲイル・ブレスリン
アレック・ボールドウィン ジェイソン・パトリック
ソフィア・ヴァジリーヴァ ジョーン・キューザック
トーマス・デッカー ヘザー・ウォールクィスト
エヴァン・エリングソン デヴィッド・ソーントン

公開時コピー
もう姉のドナーにはならない。
両親に訴訟を起こしたアナ、11歳。
しかし、その決断には
ある理由があった─。


ジョディ・ピコー原作のベストセラー小説を「君に読む物語」のニック・カサヴェテス監督が映像化。
出演は「運命のボタン」のキャメロン・ディアス、「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイル・ブレスリン、「恋するベーカリー」のアレック・ボールドウィン、「告発のとき」のジェイソン・パトリック、TVドラマ「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」シリーズのソフィア・ヴァジリーヴァ、「お買いもの中毒な私!」のジョーン・キューザックなど。

<あらすじ>
d0030824_314166.jpgサラ(キャメロン・ディアス)とブライアン(ジェイソン・パトリック)の夫婦は3人の子供達と一見幸せに暮らしている。しかし、15歳の長女ケイト(ソフィア・ヴァジリーヴァ)は白血病に冒されており、余命幾ばくもない。
そんな彼女を救えるのは、ケイトを助けるために遺伝子操作で生んだ妹のアナ(アビゲイル・ブレスリン)だけだった。
そんなある日、アナは勝訴率91%といううたい文句を掲げる弁護士キャンベル(アレック・ボールドウィン)の事務所へとやってくる。
彼女はこれ以上、自分の体をケイトの為に傷つけられることを嫌がり、両親を訴えたいと言う。
キャンベルは彼女の医療処置の経歴を見て、11歳の子供に州法上の拒否権がないことを知りつつ、ほとんど無償で仕事を引き受ける。
一方、ケイトの病状は悪化し、腎不全を起こしていた。すぐにでも腎臓移植をしなければ、いつ死んでもおかしd0030824_315968.jpgくない状態だったが、キャンベルからの処置停止を求める訴状が届きアナからの移植はできなくなってしまう。
激怒したサラは、アナを問い詰める。しかし、アナは腎臓をひとつ失うことによって一生涯、無理な運動などができなくなるといった理由を熟知しており、すべての医療処置を拒否するのだった。
困惑するサラを余所に、ケイトは今までの人生を少しずつ振り返っていた。

<作品解説>
世界的なベストセラー小説…といっても未読です。
遺伝子操作によって、癌患者の完璧なドナーとなった少女とその家族の物語。内容としてはかなり重いテーマなのですが、全体的に見ればユーモアもあり、かなり見やすい作品です。
子供が親を訴えたり、親が子供を訴えたりするのは、訴訟社会であるアメリカらしい題材になっています。
さて、本作はそれらを踏まえつつも、ミステリ要素も含まれています。
姉想いで心優しい主人公アナが、親を訴えるのはなぜか、そして訴えられた親であるサラは何を感じるのか。
家族愛、人間の命の重さや尊厳、そして人生そのものについて、実に深く描かれています。
誰かが犠牲にならなければ幸せは得られないのか…何よりも神様という言葉がほとんど出てこないのが珍しいですね。
物語の人物たちは全て、神様よりも現実を直視しつづけるという運命を背負わされています。
できることは全て現実的な「可能性」が無ければいけない。
母親のサラは必死になってケイトを救おうとしますが、彼女自身の気づかなかった部分がたくさんあります。
サラ、アナ、ケイトという3人のそれぞれの立場は全て誰かに「起こりうるかもしれない」ことであり、それは神様に祈ってもどうにもならない。
限りなく現実として描かれる本作は、見事と言えます。

<見どころ>
法廷シーン、と言いたいところですが、もう一つ。
終盤のアナとケイトの会話が胸を打ちます。

<出演者>
母親役をやるようになってしまったキャメロン・ディアス。
本作ではなかなかの熱演。若干ヒステリックすぎる感じもうけましたが…。
アナを演じたアビゲイル・ブレスリンは「リトル・ミス・サンシャイン」の時からずいぶんと大きくなりました。
非常にうまいです。
そして、ケイトを演じたソフィア・ヴァジリーヴァ、圧巻でした。
ジェイソン・パトリックは久々に見ましたよ。

<総評>
重たいテーマなだけに、ニック・カサヴェテス監督も苦労したのか、音楽がすこし軽くなりすぎたような気がします。
しかし、重たいテーマだから全て沈鬱としたシリアスな物語になるかというと、そうじゃない。
テーマのなかに含まれる喜怒哀楽がきちんと描かれている点が好感もてますね。
タイトルからすると思わず敬遠してしまいがちですが、傑作と言っても差し支えありません。
オススメです。

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by syosei7602 | 2010-04-23 23:59 | ヒューマン/ドラマ
イヴの時間 劇場版
d0030824_1131848.jpg『TIME OF EVE』 日本/2010
監督:吉浦康裕
声:福山潤 野島健児 田中理恵 佐藤利奈 ゆかな
中尾みち雄 伊藤美紀 清川元夢 沢城みゆき 杉田智和
水谷優子 山口由里子 石塚運昇 斎賀みつき 野島昭生
小谷公一郎


公開時コピー
ボクラ ノ キョリ

自主制作アニメ「水のコトバ」で高い評価を受け、初の商業作品「ペイル・コクーン」で注目された吉浦康裕によるWEB発信アニメの劇場版。
2ヶ月ごとに配信された1stシーズン全6話を、完全版として再編集、HDレンダリングなどが行われ、新作シーンなどが追加されている。
声は「コードギアス 反逆のルルーシュ」の福山潤、「薬師寺涼子の怪奇事件簿」の野島健児、「機動戦士ガンダムSEED」の田中理恵、「二十面相の娘」の佐藤利奈など。

<あらすじ>
d0030824_1114238.jpg近未来、おそらく日本。
頭上にリングがある以外、人間そっくりなアンドロイドが実用化され、様々な雑用をこなしている時代。
ごく普通の高校生リクオは、自分の家にいるアンドロイド・サミィの最近の行動記録に、“Are You Enjoying the time of EVE?”という不審な文字列を見つける。
リクオは、友人のマサキに相談し、2人でサミィの行動記録をなぞり、ある場所にたどり着く。
人もアンドロイドも立ち寄りそうにないその場所、偶然現れたアンドロイドの後を追って行った2人は、そこで「イヴの時間」という喫茶店に入ることに。
店の入口には、ロボット法のグレーゾーンに抵触する、「人間とアンドロイドを区別しない」というルールが掲げられ、店内には人間ともアンドロイドとも区別が付かない客達がいた。
d0030824_1115013.jpg戸惑うリクオに、マサキはリング無しのアンドロイドは超ロボット法違反だと言う。
店員のナギは、ルールを破られることを嫌がり、2人をたしなめる。
そこで2人は常連客であるアキコから、店に来る理由を聞かされるが…。

<作品解説>
WEB配信アニメであり、限定販売されたDVDがヤフオクで高値で取引されるなど、ハイクオリティな作品として名高い本作。
1話ずつが15分(最終話のみ10分ほど長い)という、短い作品ながらも、単純明快ながらも詰め込まれた設定とユーモア溢れるストーリー展開が見事でした。
かなりおもしろかったので、DVDは全て持っているのですが、本作の内容はほとんどDVDと同じ為に新鮮味という点では弱かったですね。ただし、HD化されてサウンド面を強化、さらに新作カットが追加されているので、DVD版では謎とされていた部分が少しだけ解明されます。初めて見る人にとってはDVD版をあえて見る必要性はないでしょう。
さて、本作はSF作品の普遍的なテーマであるロボットをメインとした物語です。
どちらかというシリアスなものが多い題材なのですが、実に軽妙に、そして良く練られた展開が魅力的。
主人公リクオは、家のアンドロイド、サミィの行動記録から「イヴの時間」という喫茶店にたどり着きます。
本作に世界において、アンドロイドはあくまでも実用品であり、人間側はあくまでも「使用する」という意識のもとにアンドロイドに接しています。ここで面白いのが、頭上にあるリングが消えてしまえば人間と区別がつかない。そして、アンドロイドに依存する「ドリ系」と揶揄される人々が存在すること。
アンドロイドの実用性を認めながらも、人間型を認めない倫理委員会という組織が登場するのもおもしろい(人間型であることは、思考パターンもまた人間型とも言えるため)。
そんな社会において、リクオと友人のマサキは、喫茶店でまさしく区別のつかない「人々」と遭遇するわけです。
アンドロイドの持つ感情、行動、それとは逆に「もの」として使用する人間…この対比が巧妙に描かれ、その上で過去のロボットSF作品から得られたであろう物語は、端々にニヤリとさせられます。
DVD版は、各登場人物の物語が語られており、本作でも同様の展開になります。ただし、その合間に「イヴの時間」の存在理由、アンドロイド達の感情、そして倫理委員会との確執が垣間見え、2ndシーズンへの期待が否応なしに高まりますね。

<見どころ>
個々の物語にそれぞれの見どころが存在しますが、アンドロイド(ロボット)というものの存在意義がリアルなものとして実感できるでしょう。
クライマックスは、実は結構泣けます。

<その他>
劇場ではDLP上映ということで、細かいところまできちんと見られたのが良かったですね。
何よりも声優陣の活躍がいいです。
キャラクターのみならず、背景が実に美しくレンダリングされ、違和感が無い。
クオリティの高さは見事でした。

<総評>
実を言えば、本作がDVD版再編集にプラスして、新展開がもっとあるのかと思っていました。
確かに新作カットが入っていましたし、劇場というスクリーンでみると映像のきめ細かさ、映像に組み込まれた意味ありげなキーワードなどがあったものの、目新しさという点ではほとんど無し。
というのも、元々が短い作品なので、つなげても遜色無かったという点があげられます。
もう少し、最終話からの新展開があれば良かった。
個人的にはちょっと残念でした。
あ、エンディング後にも続きがあるので、お見逃し無く。

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by syosei7602 | 2010-04-18 23:59 | アニメ/CG
シャッター アイランド
d0030824_2242789.jpg『SHUTTER ISLAND』 アメリカ/2009
監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ マーク・ラファロ ベン・キングズレー
ミシェル・ウィリアムズ エミリー・モーティマー
マックス・フォン・シドー パトリシア・クラークソン
ジャッキー・アール・ヘイリー イライアス・コティーズ テッド・レヴィン


公開時コピー
全ての“謎”が解けるまで
この島を出る事はできない。


デニス・ルヘイン原作の同名小説を、「ディパーテッド」のマーティン・スコセッシ監督が映像化。
スコセッシ監督と主演のレオナルド・ディカプリオは4度目のタッグとなる。
出演は「ワールド・オブ・ライズ」のレオナルド・ディカプリオ、「かいじゅうたちのいるところ」のマーク・ラファロ、「エレジー」のベン・キングズレー、「脳内ニューヨーク」のミシェル・ウィリアムズ、「ピンクパンサー2」のエミリー・モーティマーなど。

<あらすじ>
d0030824_2243793.jpgボストン沖に浮かぶシャッターアイランドと呼ばれる孤島には、、精神病の凶悪犯を収容するアッシュクリフ病院があった。
1954年9月、その病院から1人の女性患者が失踪する。
その女性、レイチェル・ソランド(エミリー・モーティマー)は我が子3人を湖に鎮めて殺した殺人者だった。
連邦保安官テディ(レオナルド・ディカプリオ)と、彼の新しい相棒チャック(マーク・ラファロ)は、捜査の為に島に上陸し、責任者であるコーリー医師(ベン・キングズレー)と話をすることに。
不思議なことにレイチェルは鉄格子がはまり、外から鍵がかかった部屋から忽然と姿を消してしまったという。
d0030824_2244616.jpg疑問を抱いたテディは、関係者と患者から情報を聞き出そうとするが、彼の意図は他にあった。
それは2年前、自分の住むアパートに放火し、妻ドロレス(ミシェル・ウィリアムズ)を殺した放火魔レディスが、島に収容されていると知ったからだった。
自らの復讐と島に隠された真実を暴くため、テディは過去の悪夢に苛まされながらも捜査を続けていく。

<作品解説>
「ミスティックリバー」の原作者デニス・ルヘインの小説ということで、ほとんど暗い感じの作品です。
ようやくオスカー受賞監督となったマーティン・スコセッシですが、いつもとは毛色が違うというか、「ディパーテッド」の時も思いましたが、サスペンスはそんなにうまくはないですね。
ただ、お気に入りのディカプリオが主演というだけで、撮り方はさすがといったところ。
それなりの作品に仕上がってはいます。
さて、妻を殺した放火魔を追って、精神病院がある孤島にやってきた主人公テディ。
序盤から偏頭痛や亡くなった妻の亡霊が登場したりと、いかにもな展開。
テディの目的は失踪した女性患者の行方のみならず、妻を殺した犯人を追っているという二重構造になっています。
しかし、ここまでの展開で大体オチが見えてしまうと言うか、正直に言えば序盤で結末が見えてしまう。
というのも、映画が始まる前によせばいいのに、日本版のみのお節介なメッセージが出てくるのです。
なので、少し注意深く見ているとすぐにわかってしまう。
ストーリー潰しともいえるあれはやめて欲しいですね。
多分、何も知らないで見ればそれなりではあると思います。

<見どころ>
島全体の閉鎖感がある雰囲気が見事。
どこか陰鬱でありつつも、引き込まれる映像はスコセッシ監督ならでは。
しかし、見どころは主人公テディの悲哀感溢れる過去でしょうか。

<出演者>
既に中堅とも言えるレオナルド・ディカプリオ。
この人は最近の作品の方がいいですね。
マーク・ラファロやベン・キングズレーといった芸達者にも引けを取りません。
ミシェル・ウィリアムズの鬼気迫る演技はなかなかです。

<総評>
ラストが予測の域を出ない上に、もう少しひねったところが欲しかった。
主人公テディを中心にするなら、もっと色々な展開ができたはず。
しかし、暗い映画ですね。
「ミスティックリバー」よりはマシといったところです。

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by syosei7602 | 2010-04-17 23:59 | ミステリ/サスペンス
ファイナル・デッドサーキット 3D
d0030824_1244353.jpg『THE FINAL DESTINATION』 アメリカ/2009
監督:デヴィッド・R・エリス
出演:ボビー・カンポ シャンテル・ヴァンサンテン
ミケルティ・ウィリアムソン ニック・ザーノ ヘイリー・ウェブ
クリスタ・アレン アンドリュー・フィセラ ジャスティン・ウェルボーン
ララ・グライス


公開時コピー
飛び出死(トビダシ)、注意。

「死の運命」から逃れようとする若者達の悲劇を描いたホラーシリーズ4作目。
監督は2作目の「デッドコースター」のデヴィッド・R・エリス。
出演は「キューティ・ブロンド3」のボビー・ガンボ、「In My Pocket」のシャンテル・ヴァンサンテン、「ダイヤモンド・イン・パラダイス」のミケルティ・ウィリアムソン、「ロードキラー マッドチェイス」のニック・ザーノ、「ハンティング・ゲーム」のヘイリー・ウェブなど。

<あらすじ>
d0030824_1245214.jpg大学生のニック(ボビー・ガンボ)は、恋人ローリ(シャンテル・ヴァンサンテン)、友人のハント(ニック・ザーノ)とその恋人ジャネット(ヘイリー・ウェブ)と共にサーキットへカーレース観戦に来ていた。
しかし、1台のクラッシュから次々と大量のクラッシュが始まり、爆発した車のパーツが観客席に飛び込み、観戦者が死んでしまう。さらに次々と爆発と降りかかる大量のパーツ、さらに老朽化したサーキット場そのものが壊れはじめ、ニックも死んでしまう。
ふと我に返るニックは、それが全て予知夢ということに気がつく。
ローリやハント達を無理矢理、サーキット場から連れ出し、その騒動で巻き添えを食った何人かも外に出てくる。その直後、サーキット場は炎に包まれ、大量の死傷者が出るのだった。
しかも、ニック達の目の前で予知夢では最初に死んだ女性が、落ちてきたタイヤの下敷きになって死んでしまd0030824_125038.jpgう。
なんとか逃れたニック達、しかし生き残った人間が予知夢で見た順番に事故死していく。
ニックは、それが避けられないものだと知り、同じく死ぬはずだったサーキット場の警備員ジョージ(ミケルティ・ウィリアムソン)と共に、運命の回避方法を探りはじめる。


<作品解説>
悪魔や殺人鬼に殺されるわけでもなく、「死」という運命から逃れようという斬新な設定で始まった本シリーズも遂に4作目。
監督が2作目に戻ったものの、前3作品の様にリンクがあるわけではなく、そういう「事象がある」として認知されているくらいのストーリーになっています。
また、本作は3D作品として公開されたんですが、いつか見ようと思っている間に終わってしまったので、残念ながらDVDによる2D鑑賞となりました。
さて、本作のストーリーも死に方も割とあっさりです。
前3作品は、一応、運命から逃れるための模索し、その解決方法らしきものを見つけるという展開でしたが、本作はネタが尽きたのか、ひたすら回避の為に奔走します。
なぜに主人公が予知夢を見るかとか、そういう部分は曖昧なままに微妙に間抜けな感じで事故死。
されど、今回の事故死はとにかく引っ張る展開。
あれがこうなって、きっとこうなるんだ…という予測を微妙に外しつつ、意外なところで死んじゃったりして。
しかしまあ、この手の作品で3Dはグロイよなぁ。
その割には、若手俳優の登竜門的な作品になっているけど。

<見どころ>
男前も美人もえげつない死に方しちゃいます。
美容室は引っ張ったなぁ。

<出演者>
前作まではアリ・ラーターやメアリー・エリザベス・ウィンステッドといった女優が大作に抜擢されています。
本作での注目はなんといってもローリを演じたシャンテル・ヴァンサンテン。
この人は結構、人気出るんじゃないかなぁ。
主役を演じたボビー・ガンボも男前です。

<総評>
サスペンス要素が減っちゃったのは残念。
3D対応を目的として撮ったからか、迫力ある映像が多かったですね。
個人的には3作目が好きです。
メアリー・エリザベス・ウィンステッドが出ているから…(笑)。

<関連作品>
ファイナル・デスティネーション (1作目)
デッドコースター (2作目)
ファイナル・デッドコースター (3作目)
ファイナル・デッドサーキット 3D (4作目)

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by syosei7602 | 2010-04-15 23:59 | ホラー/オカルト