トップ | ログイン

映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
検索
カテゴリ
50音順INDEX
アクション/アドベンチャー
ミステリ/サスペンス
恋愛/青春/スポーツ
ホラー/オカルト
ヒューマン/ドラマ
SF/ファンタジー/パニック
ハードボイルド/犯罪
戦争/歴史/時代劇
ノンフィクションベース
ミュージカル/音楽/ダンス
コメディ/パロディ
アニメ/CG
ドキュメンタリー
月別更新まとめ
管理人日記
リンク/プロフィール
以前の記事
2017年 02月
2016年 08月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 02月
2014年 07月
2014年 06月
2013年 11月
more...
記事ランキング
ブログジャンル
最新のトラックバック
視聴率に関係なく選んだ2..
from dezire_photo &..
視聴率に関係なく選んだ2..
from dezire_photo &..
[洋画] 「アバター」は..
from 窓の向こうに
仮面ライダー THE F..
from piece of life ..
サウンド・オブ・サンダー
from piece of life ..
ダブル・ミッション
from piece of life ..
『シャッターアイランド』..
from 名機ALPS(アルプス)MD..
「AVATAR」
from samuraiの気になる映画
『宇宙戦艦ヤマト/復活篇..
from 【徒然なるままに・・・】
映画「相棒 -劇場版- ..
from 珍竹麟  〜映画とネットとモ..
お気に入りブログ
リンク
にほんブログ村 映画ブログへ

ログログシール
ライフログ
人気ジャンル
ファン
<   2009年 10月 ( 5 )   > この月の画像一覧
団塊ボーイズ
d0030824_072231.jpg『WILD HOGS』 アメリカ/2007
監督:ウォルト・ベッカー
出演:ジョン・トラヴォルタ ティム・アレン マーティン・ローレンス
ウィリアム・H・メイシー マリサ・トメイ ジル・ヘネシー
レイ・リオッタ ピーター・フォンダ スティーヴン・トボロウスキー
ジョン・C・マッギンレー


公開時コピー
人生は一度きり。泣いて、笑って、
ジタバタしようぜ。
カッコよく、悪あがきしてる?


ベストセラー作家、脚本家などの顔を持つハリウッドの新進気鋭の監督、ウォルト・ベッカーによるコメディ・ロードムービー。
出演は「サブウェイ123」のジョン・トラボルタ、「シャギー・ドッグ」のティム・アレン、「バッドボーイズ2バッド」のマーティン・ロレンス、「サンキュー・スモーキング」のウィリアム・H・メイシー、「レスラー」のマリサ・トメイ、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」のレイ・リオッタなど。

<あらすじ>
d0030824_073383.jpgある閑静な住宅街。4人の男達がハーレーに乗って集まってくる。
リーダー格のウディ(ジョン・トラボルタ)は実業家だが、破産宣告を受け、モデルの妻にも逃げられたがそれを隠している。
歯医者のダグ(ティム・アレン)は、メタボリックな体で食事制限を受け、息子にまともに相手にされていない。
小説家志望のボビー(マーティン・ロレンス)は、家族から迷惑がられ、ついには元の職業である配管修理工に戻されてしまう。
そして、プログラマーでパソコンオタクのダドリー(ウィリアム・H・メイシー)は、奥手な性格が災いして恋愛運はゼロ。バイクの運転もちょっとしたことで派手に転んでしまう。
ある日、ウディが突然、太平洋を見に大陸横断をしようと持ちかける。d0030824_074190.jpgロングツーリングに腰がひける3人だったが、今の日常を続けていても面白くないと感じて話に乗る。
しかし、はじめての長距離ツーリングにトラブルはつきもの。
順調に思われた矢先、ある酒場で「不良」のハーレー乗り達に絡まれてしまうが…。


<作品解説>
まずは邦題の「団塊ボーイズ」…これは完全に適当なタイトルで、人物設定は団塊の世代というわけではありません。むしろ一回りほど違います。
そのまま「WILD HOGS」で良かったと思いますが、団塊世代の引退が多く、リターンライダーが多い状況を見て付けられたのでしょう。
それはさておき、人生に微妙に成功したのかしていないのかが不明な中年オヤジ4人組。
学生時代からの友人で付き合いが長い彼らは、きわめて大人しいハーレー乗りであり、とにかく終始ゆるゆると行こうと心がけますが、トラブルが続きます。
妙な白バイに追われたり、真っ裸で泉に飛び込んだりとやりたい放題。
さらに、彼らが「本物」と思うハーレー乗り達とトラブルを起こして早々に逃げ出したりと、見どころは十分。
序盤にひとり1人の生活が割と丁寧に描かれているので、中盤以降の彼らの成長がよくわかっておもしろいですね。
シナリオには大きなひねりはありませんが、ゆるゆるとした中にある男の夢みたいなのが描かれていて楽しい。ただ、終盤は面白いながらもバイクから少し離れてしまったのが残念です。
大陸は広いのに、なんとなーく小粒なゆるコメディ。
楽しめます。

<見どころ>
オヤジ達の抜けた会話とベタな展開が妙におもしろい。
そして、ハーレーといえばあの人が登場。
キャスティング見れば一発ですね。
登場する古いハーレーも見どころです。

<出演者>
何気にコメディアンなジョン・トラボルタ…胡散臭いけど、良い味出してます。
妙に男っぽいけど、実は本格コメディアンのティム・アレンがいい!
マーティン・ロレンスは、4人の中で一番年下なのに負けていない。
そして、オヤジの中のゆる一点(笑)、ウィリアム・H・メイシー、笑わせてくれます。
本作での女優陣は、男達を尻に敷きまくりです。

<総評>
ハーレー=「イージー・ライダー」という図式が確立されてから、早40年。
バイク映画というと「トルク」「ゴースト・ライダー」みたいな、おバカなアクション映画もありますが、基本的に変わってないんですね。
そういう意味では、ハーレーとコメディの組み合わせって意外でした。
オススメです。

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
よろしければクリックお願いします。
by syosei7602 | 2009-10-15 23:17 | コメディ/パロディ
ワイルド・スピード MAX
d0030824_0332859.jpg『FAST & FURIOUS』 アメリカ/2009
監督:ジャスティン・リン
出演:ヴィン・ディーゼル ポール・ウォーカー  ミシェル・ロドリゲス
ジョーダナ・ブリュースター ジョン・オーティス ラズ・アロンソ
ガル・ギャドット テゴ・カルデロン  ドン・オマール  シェー・ウィガム
ライザ・ラピラ ジャック・コンレイ サン・カン  マーサ・ミシェル


公開時コピー
伝説再び!オリジナルメンバー結集!
記録・スピード全てがMAX!


日本車を使ったストリートレース映画として人気を博した「ワイルド・スピード」シリーズ、第4弾。
時系列的には3番目となる。
監督はシリーズ第3弾「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」のジャスティン・リン。
出演はシリーズ1作目のヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ミシェル・ロドリゲス、ジョーダナ・ブリュースター、「アメリカン・ギャングスター」のジョン・オーティス、「セントアンナの奇跡」のラズ・アロンソ、デビューとなるガル・ギャドットなど。

<あらすじ>
d0030824_0334883.jpgトレーラー襲撃犯ドミニク(ヴィン・ディーゼル)が、FBIの潜入捜査官ブライアン(ポール・ウォーカー)に見逃されてから5年。
ドミニクは、ドミニカ共和国で恋人レティ(ミシェル・ロドリゲス)達と相変わらずトレーラーを襲撃しては稼いでいた。しかし、タンクローリー襲撃が派手過ぎたために、当局に厳しくマークされた彼は、一緒にいるレティまでもが捕まることを恐れて、ひっそりと出て行く。
一方、ブライアンはFBI捜査官として麻薬密売組織を追っていた。謎の人物デヴィッド・パークを探し続けるブライアン。ちょうどその頃、ドミニクは潜伏先でLAに住む妹のミア(ジョーダナ・ブリュースター)から、レティが殺害されたとの報せを聞き、LAへと舞い戻る。
殺害現場を調べたドミニクは、タイヤ痕から犯人の車がニトロを搭載した改造車に乗っていることを突き止める。そんな改造をする人物が1人しかいなことを知っていたドミニクは、改造屋からデヴィッド・パークなる人物の名前を聞き出すのだった。
d0030824_034069.jpg奇しくも、同じ人物にたどり着いたブライアンとドミニクは数年ぶりの再会を果たし、捜査と復讐という共通の敵を追うことになるが、互いに譲ろうとはしなかった。そんな折り、組織が運び屋ドライバーをレースで決めると知り、2人は再びストリートレースで対決することになる。

<作品解説>
作品の時系列としては2作目の続編であり、1作目のオリジナルキャストで占められた本作。
まさに正統な続編とも言えます。
1作目はほぼ日本車ばかりだったのに対し、本作ではアメ車が多数登場。
ファンとしては少し残念な気がしますが、今回はこのアメ車が古いものが多く、これが魅力的です。
さて、序盤からスピード感溢れるタンクローリー襲撃シーンから始まり、いきなりボルテージMAX!と思いきや、麻薬組織の捜査やドミニクの行動が割と丁寧に描かれており、レースシーンが若干少なめな印象。
それでもレースシーンはかなり凝っていて、3作目のキモとなったドリフトがあるなど、良いとこ取りといったところ。
ストーリーは復讐劇と友情の再開がメインとなっていますが、ネタとしては些か平板な感じですね。
1作目の登場人物が主点になりすぎて、新キャラクターが立っていないのが残念。
まあ、ストーリーをどこまで深く求めるかは観客次第ですが、もっとレースとカーチェイスシーンがあれば盛り上がったでしょう。
ただ、変な格闘シーンなどが無かったのが良かった。
あくまでも車がメインなので、好きなら楽しめますね。

<見どころ>
もうこの手の映画の見どころは決まっています。
レースとカーチェイスに他なりません。
序盤のタンクローリー襲撃も格好いい。

<出演者>
ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカーをはじめとするオリジナルキャストの集結は素直に嬉しい。
4作目で再び集まるってなかなかあり得ないですよ。
注目はデビューとなった元モデルのジゼル役のガル・ギャドット。
スレンダーな美人で、カッコイイ!
また、3作目の主要キャラクターを演じたサン・カンが登場しています。
シリーズのつなぎ役という意味だけですが…。

<総評>
日本車の出番が減ってしまいましたが、見せ場は十分。
個人的にはImpreza WRX STiモデルが出たのが嬉しい。
1作目に出てきた三菱エクリプスとかの登場も期待したんですけどね。
107分という長さながら、時間以上に長く感じてしまったのが残念ですが、丁寧に作られているのでオススメです。

<関連作品>
ワイルド・スピード
ワイルド・スピードX2
ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT
ワイルド・スピード MAX

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
よろしければクリックお願いします。
by syosei7602 | 2009-10-12 23:59 | アクション/アドベンチャー
ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~
d0030824_2264756.jpg『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』 日本/2009
監督:根岸吉太郎
出演:松たか子 浅野忠信 室井滋 伊武雅刀 広末涼子
妻夫木聡 堤真一 光石研 山本未來 鈴木卓爾
小林麻子 信太昌之 新井浩文
受賞:第33回モントリオール世界映画祭/最優秀賞(2009)


公開時コピー
愛など信じたら、すべてが消えてしまうと、男は恐れている。
すべてを失ったあとに、残るのが愛だと、女は知っている。


太宰治原作の同名小説の映画化。
監督は「サイドカーに犬」の根岸吉太郎。
出演は「K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝」の松たか子、「劔岳 点の記」の浅野忠信、「人間失格」の室井滋、「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」の伊武雅刀、「おくりびと」の広末涼子、「ノーボーイズ,ノークライ」の妻夫木聡、「クライマーズ・ハイ」の堤真一など。

<あらすじ>
d0030824_2265522.jpg昭和21年、優れた才能を持つ小説家・大谷(浅野忠信)は夜中に家へと駆け込んでくる。騒々しさに目を覚ましたのは大谷の誠実で美しい妻・佐知(松たか子)だった。
何事かと尋ねる佐知だったが、その直後にやってきたのは小料理屋・椿屋を営む吉蔵(伊武雅刀)と巳代(室井滋)の夫婦だった。
2人は、大谷が店からお金を盗んだと言い、それを真っ向から否定する大谷は再び飛び出していく。
佐知は吉蔵達から事情を聞くと、大谷は2年前に店にやってきて最初に100円を置いて行って以来、1銭も払わないばかりか、店の5千円を奪っていったのだという。
そのあまりの無茶に佐知は笑いだし、吉蔵たちもつられて笑ってしまう。
大谷は佐知の元に滅多に帰ってこず、あちこちで様々な女性と深い関係になり、放蕩三昧を繰り返していたのd0030824_227358.jpgだ。
次の日、佐知は何の確証も無いままに2歳なる息子を連れて、椿屋を訪れ、今日か明日中にお金を返すと約束し、その間に店を手伝うと申し出る。
初日から、その美貌目当てに店を大繁盛。やがて大谷がクリスマスの格好で女性と共に現れるのだった。


<作品解説>
まず、感想は「見事!」の一言。
出演者、シナリオ、テンポ、映像共に非常に高いレベルの作品で、かなり楽しめました。
太宰治原作というと、「人間失格」のような暗いイメージがありますが、本作はユーモアに富み、男女の愛情が柔らかく、そして力強く描かれています。
さて、売れっ子小説家ながら放蕩三昧の大谷、そんな彼を慕う妻・佐知。
完全にヒモ状態の大谷は、あちこちで女性と関係を持っては酒を飲み歩くというダメ夫。
「死にたい」とばかり口にしては、そのクセ酒を飲んでは借金ばかり作っていきます。
それとは正反対に、明るく働く佐知は生を謳歌しています。貧乏にめげるとか、夫の女性関係に悩むことよりも日々の生活に生き甲斐を感じている…しかし、その美しさは店にやってくる男たちの目に止まり始めます。
自分の容姿が使えると思った佐知は、お客からチップを貰ったり、一緒にお酒を楽しんだりと実は相当にしたたかな女性です。
大谷はというと、店で働き始めてから妻が生き生きとしてあか抜け、そして色っぽさが増していく様をみて嫉妬していきます。その嫉妬は妄想に他ならないんですが、男の性というか、とにかく自分の行為は差し置いてブチブチと文句を言うから始末に負えない。
男女の根本的な差というか、おもしろさが巧みに描かれています。
夫婦の物語というよりは、艶やかな恋愛模様ですね。
舞台となる昭和21年の風景はとてもうまく作り込まれていて、とてもレベルが高い。
映像のセンスがいいですね~泥臭いイメージになりそうなのに、全体的に透明感があります。

<見どころ>
松たか子演じる佐知が、物語が進むに連れて色っぽくなっていきます。
映像全体も見どころですが、登場人物たちの表情がとても豊かで楽しめますね。

<出演者>
この時代設定にぴったりな松たか子。
この人はきれいでありつつも、どこか愛嬌があり、本作での表情は素晴らしい。
浅野忠信は、なんか本当にいそうなイメージです。色気ありますね、この人は。
室井滋、伊武雅刀の2人の泥臭い感じが映像に良い味を与えています。
妻夫木聡、堤真一もハマリ役。

<総評>
今年の作品の中でも傑作といっても過言じゃないでしょう。
これはまず、松たか子の演技によるところが大きい。
そしてストーリーとテンポの良さは、特筆すべきものがあります。
見て損はしない、おすすめ作品です。

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
よろしければクリックお願いします。
by syosei7602 | 2009-10-11 01:39 | 恋愛/青春/スポーツ
さまよう刃
d0030824_1363911.jpg『さまよう刃』 日本/2009
監督:益子昌一
出演:寺尾聰 竹野内豊 伊東四朗 長谷川初範 木下ほうか
池内万作 中村有志 岡田亮輔 黒田耕平 佐藤貴広
酒井美紀 山谷初男



公開時コピー
最愛の人が奪われたとき、
あなたはどうしますか?


東野圭吾原作の同名ベストセラー小説の映像化。
残酷な少年犯罪を見据えて描かれた衝撃作。
監督は「むずかしい恋」の益子昌一。
出演は「博士の愛した数式」の寺尾聰、「あの空をおぼえてる」の竹野内豊、「引き出しの中のラブレター」の伊東四朗、「特命係長 只野仁 最後の劇場版」の長谷川初範、「茶の味」の佐藤貴広、「長い長い殺人」の酒井美紀、「どろろ」の山谷初男など。

<あらすじ>
d0030824_1364785.jpg冬のある日、建築士・長峰(寺尾聰)の一人娘で中学生の絵摩が何者かに拉致され、翌日、遺体となって河川敷で発見された。
妻に先立たれ、娘の成長だけを楽しみにしていた長峰は絶望に打ちひしがれる。
遺体には覚醒剤注射とレイプされた痕があり、警察は目撃情報を元に捜査を進めるが、思うように進展していかない。担当刑事の真野(伊東四朗)と織部(竹野内豊)は、捜査の進展状況を聞いてくる長峰を誤魔化しながら、中井(佐藤貴広)という少年に行き着く。
一方、長峰は捜査状況がわかない苛立ちをどこにもぶつけられぬまま、街をさまようばかり。
ある日、家に帰ると留守電に何者かからのメッセージが入っていた。
「娘はスガノカイジとトモサキアツヤに殺された」…d0030824_1365510.jpgそのメッセージに疑いを抱きながらも、残されていた住所からトモサキアツヤのアパートを訪れた長峰は、部屋でビデオテープを見つける。
それは絵摩が少年2人に、無惨に暴行されている姿が映っていた。
鬼畜ともいえるその様を見た長峰は、帰宅したトモサキ(黒田耕平)の腹に包丁を突き刺す。


<作品解説>
増え続ける少年犯罪、そして少年法のあり方に疑問を投げかける作品です。
東野圭吾作品の中でもかなり重いテーマを扱っているんですが、未だに読む勇気がありません。
それはさておき、まず全体の感想は「あと少し」という感じ。
見ていて思ったんですが、本作の構成…シナリオの流れが誰かの作品に似ているなぁと。
ついでにサントラが妙に映像センスにぴったりくる。
これはもちろん良いことなんですが、エンドロールを見て納得。音楽は押井作品でお馴染みの川井憲次、映像全体の雰囲気がすごく押井作品に似ているんです。
情景描写の方法、語り口、そして何よりもベテラン刑事と若手刑事の組み合わせ。劇場版「パトレイバー」のそれじゃないか。
さて、ストーリーは殺された娘の仇を衝動的に殺してしまった父親が、もう1人の犯人である少年を追います。未成年ということで、逮捕されても極刑にはならずに更正という道しかない少年。
少年法という立ちはだかる壁をどうにかしたい主人公・長峰は、密告を手がかりにひたすら追い続けていきます。そんな彼を追うのが2人の刑事。
刑事として既に達観している真野は淡々と捜査を進め、若手である織部は警察の正義について考え始めます。人々を守るのではなく、法を守るあり方に疑問を抱く。
これは世間の一般論であり、悪法になりつつある少年法への素直な疑問に他なりません。
視点は刑事と長峰の2つに分かれて描かれますが、今ひとつ乗り切れない。
なぜなら、論点である暴行シーンが冒頭に車で拉致される箇所と撮影されたビデオでしか出てこないからです。さらに長峰と娘のシーンが必要でしょう。個人的には、原作の肝であると思われるこの部分は端折らないで欲しかった。
映像として相当に辛くなるとは思いますが、本作のテーマは未成年の鬼畜な犯罪とその犯人がなぜに法によって守られるか、それをどうすべきか?という部分に集約されるからです。
そこがあってこそ長峰の復讐と織部の苦悩に共感できるんですね。
また、テンポが今ひとつ悪かったのも気になりました。
重いテーマだけに、もっと長くなってもいいので、微細な部分までこだわって欲しかった。

<見どころ>
非常に淡々としているんですが、後半の緊張感は良かったですね。
伊東四朗のいぶし銀な感じがいいです。

<出演者>
悲壮感に漂う役をやらせたら寺尾聰はぴったりです。
どこか頼りなさげな感じながらも、強さを感じさせます。
竹野内豊は可も無し不可も無し。
伊東四朗は前述したように、見事ですね。
ところで、娘役と終盤に出てくる売春女性はどうやらセクシー女優を使ったみたいです。シーンが短いし、役柄のイメージとしては悪いんだろうけど、なんだかなぁ。

<総評>
ここの役柄はハッキリしているんですが、どうにもばらついた印象を拭えません。
「容疑者Xの献身」が良かっただけに、勿体ないというべきか。
全編通して暗いので、見るには結構気合いがいるかもしれません。

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
よろしければクリックお願いします。
by syosei7602 | 2009-10-10 23:59 | ハードボイルド/犯罪
カムイ外伝
d0030824_1124014.jpg『カムイ外伝』 日本/2009
監督:崔洋一
出演:松山ケンイチ 小雪 伊藤英明 大後寿々花
イーキン・チェン 金井勇太 芦名星 土屋アンナ
イ・ハソン 山本浩司 PANTA 佐藤浩市 小林薫
ナレーション:山崎努


公開時コピー
生き抜け!

白土三平の伝説的忍者マンガを「血と骨」の崔洋一監督が映像化。
出演は「デトロイト・メタル・シティ」の松山ケンイチ、「ラスト・ブラッド」の小雪、「252 生存者あり」の伊藤英明、「女の子ものがたり」の大後寿々花、「ヒロイック・デュオ 英雄捜査線」のイーキン・ツェン、「アマルフィ 女神の報酬」の佐藤浩市、「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」の小林薫など。
主題歌は倖田來未。

<あらすじ>
d0030824_112491.jpg時は17世紀。激しい差別から逃れるために忍びとなったカムイ(松山ケンイチ)は、自由を求めて抜け忍となる。追忍の激しい追跡を交わし、時には幼なじみすらも倒していく。
そんなある日、藩主・水谷軍兵衛(佐藤浩市)の馬の足を切り落とした猟師・半兵衛(小林薫)を助けることに。
海に逃げ出した2人だったが、嵐の海の中、半兵衛はカムイを突き落とす。
カムイはある島の浜辺に倒れていた。その強さに感心した半兵衛はカムイを家で介抱する。
しかし、半兵衛のd0030824_1125864.jpg妻はかつてカムイがいた伊賀忍者から抜け出したスガル(小雪)だったのだ。
スガルはカムイを追っ手と勘違いして襲うが、カムイは同じ抜け忍だと伝える。
そんなカムイに、半兵衛とスガルの娘・サヤカ(大後寿々花)が想いを寄せ、しばし穏やかな時が流れるのだが…。


<作品解説>
原作は昔、ほんの少し読んだくらいで全く記憶がありません。
かなり昔からあるので、とっくに終わっていると思ったらまだ続いていたんですね(実に45年!)…それはさておき、そんな伝説的なマンガを実写化したのが本作。
マンガの実写化となると、最近では意味不明な「ドラゴンボール」とかありましたが、マンガとは元々ビジュアルがあってこそのものなので、どこまで再現できるかがポイントとなります。
本作は「カムイ外伝」の中でも印象的な「スガルの島」というエピソードから作られたらしいのですが、各評価を見てみると面影がわずかばかり残っている程度のようです。
さて、ぶっちゃけていうと完成度は高くありません。
まず、CGのひどさが目に余ります。なんでこれでOK出したのかわからないぐらいにひどい。
また、ワイヤーアクションをスローで映すのはお決まりパターンとはいえ、もっとダイレクトなアクションが欲しかったところ。なんというか、無理矢理マンガの動きを実写で再現しようとして、無茶苦茶になっています。
カムイの必殺技という飯綱落としはギャグみたいだし、木から木へ飛び移る、鹿やサメの合成もちょっと…エンドロールを見ていたら多数の会社が関わっているようで、今ひとつ統一されていない感じを受けました。
これらのマイナス点を除いたところで、ストーリーの評価ですが、ちょっとだらけすぎですね。
テンポが悪いのは目を瞑るにしても、追われる側にあるカムイの背景がおざなりになっています。
色んな点でもっと頑張って欲しかった。

<見どころ>
ワイヤーを使わない戦闘シーンは迫力あり。
そして出演者達が好演。
これに救われた感じでしょうか。

<出演者>
松山ケンイチは頑張っているんですが、シナリオがついてこなかった。
いわゆる逆手持ちでの殺陣はすばらしい。
小雪しかり、小林薫しかり…大後寿々花、伊藤英明も見事です。
疑問なのはイーキン・ツェン、なぜ声の吹き替え使ってまで彼を起用したのか、さっぱりわからん。
佐藤浩市は変な役をやらせたらピカイチです。
ナレーションは邪魔なだけでした。

<総評>
山崎貴監督の「BALLAD 名もなき恋の歌」のCGがかなり見事な出来映えだっただけに、本作のしょぼさが目につきました。
アクションに特化するのか、それともストーリー重視なのか…まあ、両方詰め込んでしまった為に、長くてしんどくなってしまったのが残念。
家に帰ってアニメの「サムライ・チャンプルー」を見たら、これが面白かったんだよなぁ。

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
よろしければクリックお願いします。
by syosei7602 | 2009-10-07 23:59 | 戦争/歴史/時代劇