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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
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しんぼる
d0030824_1443550.jpg『SYMBOL』 日本/2009
監督・出演:松本人志






「大日本人」で良くも悪くも衝撃的な監督デビューを飾った、ダウンタウンの松本人志による長編2作目。
前作と同じく出演を兼ねている。

<あらすじ>
d0030824_14432297.jpgメキシコの小さな町に住むルチャ・リブレの選手のエスカルゴマンはいつものように試合にでかける準備をしていた。
同じ頃、真っ白な部屋で派手な水玉模様のパジャマとおかっぱ頭という妙な出で立ちの男(松本人志)が目を覚ます。自分の置かれた状況が飲み込めず、出入り口を探すが、長方形の部屋には何もなかった。
唯一、壁から突き出た妙な突起部があり、それを触って押してみる。
すると壁から一斉に真っ白な彫刻のような天使が飛び出す。
d0030824_14433651.jpgあまりのことに絶叫する男。
やがて天使は壁の中に消えるが、一面には天使のペニスだけが突き出ていた。
男は恐る恐る押すと、突然背後で何かが落ちる音がする。
そこには一本の歯ブラシが落ちていた。

<作品解説>
前作の「大日本人」がラストでやっちゃいましたといった感じで、随分と酷評されてしまいましたが、それでもめげずに2作目の松本人志。
まず、ぶっちゃけた感想を言えば2/3は面白い。
問題は終盤ですね。
どうしてもコメディアンという印象からは秀逸な「オチ」を期待してしまうんですが、本作のオチが良かったかと言われると考え込んでしまう。
やりたいことはわかる、でも言いたいことがわかりにくい、という二律背反というべきか。
さて、本作は宣伝でもあったようにとりあえず真っ白な部屋に男が閉じこめられてしまいます。
その理由も不明、男がどういう背景を持っているのかも不明…ただ、順応力はそれなりにある、といった程度です。
一方、クロスカットで映し出されるのはメキシコ。
メキシカンプロレス、ルチャ・リブレの選手エスカルゴマンは、奥さんと子供2人、父親の5人暮らし。一番上の娘は荒っぽいシスター。
体型だけみると、エスカルゴマンはお世辞にも機敏に動けるようにはまったく見えない。
まったく関連性の無い2人の物語が延々と続いていく…予想としては最後に繋がるんだろうな、とわかるんですが、どう繋がるのかが全くわからないのは面白い構成です(これが日本人同士だったら緊迫感ゼロでしょう)。
男は天使のナニを押すたびに、色々なものを得ていきます。
ツボ、盆栽、マンガ、お面、椅子などなど…とりあえず適当感あふれる男を松本人志が演じていくわけですが、これって1人コントなんだよなぁ。
面白いところはあるけど、やっぱりシュールなお笑いというスタイルから抜け出せないのは残念です。

<見どころ>
部屋を脱出しようと試みる男が奮闘する様はおもしろい。
脳内イメージがアメコミってのもアリですね。

<出演者>
メキシコの出演者はさっぱり不明です。
松本人志のは演技じゃないなぁ…寸劇というか、映画というスタイルおいて演技は重要だと思うんですが、この人の場合は単純にコントの延長線上として存在しているだけです。

<総評>
正直にいうと、監督には向いていない気がします。
北野武は監督・出演していますが、役者の起用も含めてやっぱり監督なわけです。
本作のメキシコ出演者も悪くはないし、それなり感はある。
でも、これなら舞台劇の方がおもしろいかもしれません。
それってやっぱりテレビ向きなんだけど。

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by syosei7602 | 2009-09-19 23:59 | コメディ/パロディ
BALLAD 名もなき恋の歌
d0030824_23343413.jpg『BALLAD』 日本/2009
監督:山崎貴
出演:草なぎ剛 新垣結衣 大沢たかお 夏川結衣 筒井道隆
武井証 吹越満  斉藤由貴  吉武怜朗  波岡一喜  菅田俊
香川京子 小澤征悦  中村敦夫



公開時コピー
守ることが、愛することだった。
祈ることが、愛することだった。


「クレヨンしんちゃん」劇場版の中でも特に評価が高い「嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」を、「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴監督が実写化。
出演は「山のあなた 徳市の恋」の草なぎ剛、「フレフレ少女」の新垣結衣、「GOEMON」の大沢たかお、「歩いても 歩いても」の夏川結衣、「俺は、君のためにこそ死ににいく」の筒井道隆、「ぼくとママの黄色い自転車」の武井証、「真夏のオリオン」の吹越満、「KIDS」の斉藤由貴、「天国の本屋~恋火」の香川京子、「クライマーズ・ハイ」の小澤征悦、「犬神家の一族」の中村敦夫など。
主題歌はalan。

<あらすじ>
d0030824_23344412.jpg気弱な小学生・真一(武井証)は仲の良い女の子がいじめられても助けも出せず、勇気が欲しいと願っていた。そんなある日、通学路にある大クヌギの下に埋まっていた古い手紙を見つける。
その手紙を見つけた瞬間、真一は気を失い、気が付くと森の中にいた。
森を抜けると大勢の甲冑を付けた兵士がおり、草むらには鉄砲で狙いを定める2人。真一が声をかけた瞬間弾が放たれ、馬上にいた武士をかすめる。
その武士は春日の国に仕える井尻又兵衛(草なぎ剛)、またの名を「鬼の井尻」と呼ばれる猛者だった。
時は天正2年、又兵衛は未来から来たという真一の扱いに困り、ひとまず城に連れ帰ることに。
春日の国の国主・康綱(中村敦夫)は、真一の話に驚きながらも疑いを隠さない。そこへやってきたのは康綱の娘・廉姫(新垣結衣)だった。
廉姫を見た真一は、泉のほとりで祈りを捧げる廉姫の夢を何度も見ており、その事を話すと廉姫は又兵衛に真一の世話をするように命じる。
最初は困惑していた又兵衛だったが、真一の屈託の無さに少しずつ心を開いていく。
d0030824_23345330.jpg次の日、北関東の大名・大倉井高虎(大沢たかお)が狩のついでに春日を訪れ、廉姫を妻にしたいと半ば強引に申し出る。
弱小国の春日は、断ることが出来ない状況。廉姫は幼なじみの又兵衛にそれとなく意見を求めるが、身分違い故に又兵衛は口をつぐんだままだった。

<作品解説>
2002年度に「文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞」他、数々の賞を獲得し、劇場版「クレヨンしんちゃん」シリーズの中でも屈指の名作といわれる作品のリメイクです。
「クレヨンしんちゃん」といえば、極限までデフォルメされたキャラクター像と下ネタのオンパレ、というイメージが強く、これだけで「適当っぽいな」と思ってしまうんですが、原作でもこれは控えめ。さらに、この劇場版に限っては相当緻密な時代考証がなされた事でも有名(NHKの大河ドラマを凌ぐほど考えられていた)。
アニメから実写へのリメイクというのは、キャラクターのイメージが大きく変わってしまうために残念な出来になってしまうことが多いんですが、本作はあえてそれに挑戦した意欲作といえるでしょう。
さて、原作は「クレヨンしんちゃん」ながら、野原一家の設定は引き継がれず、真一という小学生が主人公となっています。しんちゃんを実写化したら、リアルに下ネタを言う子供になってしまうので、ちょっと気弱でマジメな小学生という設定は正解でしょう。
いわゆるタイムスリップものではあるものの、本作においてその種明かしはありません。タイムスリップはあくまでも作品中の事象の1つに過ぎず、原因はまったく不明…実に潔いです。
舞台となる春日は架空のものですが、城の作り(いわゆる山城)、戦闘シーン、女子の振るまい(二の腕を出してはいけないなど)は非常によく考えられています。
生活感あふれる情景描写ははじめとして、身分違いの恋はもどかしさも物語としてよく出来ています。
架空の物語、しかも戦国時代にどこまでリアリティを求めるかは制作者側の度量と言えますが、歴史に詳しくなくても本作の動きがなぜか妙に「リアル」に感じるのは、見事という他ありません。
ストーリーは若干間延びした印象を拭えませんが、他の時代劇とはひと味違った感覚が味わえます。

<見どころ>
草なぎ剛演じる又兵衛の見事な殺陣、これってワンカットなんでしょうかね。
また、戦闘シーンは素晴らしいです。
ワイヤーアクションなどに頼り切った最近の作品から見れば、派手さはありませんがおもしろい。

<出演者>
草なぎ剛は、SMAPの中で映画の主演作品が一番多いんですよね。
本作での武士姿は様になっていました。顔つきが無骨なので髭がよく似合います。
新垣結衣は凛とした感じが良かったんですが、ピアスホールが残っていたような…まあ、可愛ければ許すみたいなところがあるけど。
大沢たかおの悪役はいいですねぇ、この人は迫力ありますよ。
武井証もなかなか。普通の子供っぽすぎてはまってます。
その他、芸達者な俳優が揃っているので落ち着いて見られました。

<総評>
泣けるか、と言われると若干グッと来る部分があったくらいでしょうか。
でも、最後は良かったですね。妥協していないというか、ストーリー上のご都合主義を排除していたりして。
ツッコミどころはあるし、132分という長さで間延びしたのが勿体ない限りです。

<関連作品>
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 (アニメ・オリジナル)
BALLAD 名もなき恋の歌 (実写・リメイク)

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by syosei7602 | 2009-09-13 23:30 | 戦争/歴史/時代劇
カサブランカ
d0030824_014530.jpg『CASABLANCA』 アメリカ/1942
監督:マイケル・カーティス
出演:ハンフリー・ボガート イングリッド・バーグマン
ポール・ヘンリード クロード・レインズ コンラート・ファイト
ピーター・ローレ シドニー・グリーンストリート
ドゥーリイ・ウィルソン モンテ・ブルー マルセル・ダリオ
受賞:アカデミー賞/作品賞・監督賞・脚色賞 (1943)

アメリカ映画ベスト史では常にトップ3に入るラブロマンスの傑作。
監督は「ホワイト・クリスマス」のマイケル・カーティス。
出演は「マルタの鷹」のハンフリー・ボガート、「オリエント急行殺人事件」のイングリット・バーグマン、「海賊バラクーダ」のポール・ヘンリード、「スミス都へ行く」のクロード・レインズ、「バグダッドの盗賊」のコンラート・ファイトなど。
テーマ曲の「As Time Goes By」でも有名。

<あらすじ>
d0030824_055548.jpg1941年12月、フランス領モロッコのカサブランカ。
欧州でのドイツ軍の侵攻から逃れた人々は、ポルトガル経由でアメリカに逃れるため、カサブランカに集まっていた。しかし、通行証が無ければ亡命もままならず、足止めされるばかり。
ある日、ドイツ兵が2名、列車内で殺害され通行証が奪われるという事件が起きる。警察は捜査するが、容疑者が大勢いるために特定できない。
ドイツ軍将校のシュトラッサー少佐(コンラート・ファイト)が赴き、植民地警察の署長ルノー(クロード・レインズ)に犯人逮捕を急がせる。
ルノーは、その容疑者がナイトクラブに現れるという情報を掴み、逮捕を約束した。
一方、ナイトクラブ「カフェ・アメリカン」を経営するリック(ハンフリー・ボガート)は、通行証で闇取引しているウーガーテ(ピーター・ローレ)から、通行証を預かる。それはドイツ兵から奪われたものだった。
d0030824_06671.jpgやがて、ルノーによりウーガーテは逮捕されてしまう。その直後、店に一組の男女がやってくる。
男はレジスタンス活動の指導者ラズロ(ポール・ヘンリード)、女はその妻イルザ(イングリット・バーグマン)だった。イルザを見たリックは驚く。
2人はかつて、ドイツ侵攻前のフランスで恋人同士だったのだ。

<作品解説>
見たことはなくても、タイトルは知っているというくらい有名な作品です。
製作年は1942年、つまり第二次大戦中になりますが、実はアメリカのプロパガンダの一貫として製作されたような背景も見え隠れしています。
それはさておき、本作はストーリーが決まっておらず、撮りながら結末が決まったという…実にアバウトな撮影がされていました。
ストーリー上の舞台はほとんどが主人公リックが経営する「カフェ・アメリカン」であり、まるで舞台劇のような展開ながらも、気の利いたセリフと出演者達の魅力的な演技が冴えています。
さて、本作でもっとも有名なのは「君の瞳に乾杯(Here's looking at you, kid.)」という名セリフ。今なお、様々な映画や小説、マンガなどにも応用されるほどです(自動翻訳にかけてもこの日本語に訳される)。
これを主演のハンフリー・ボガートが実にきざったらしく、それでいて嫌み無く使うところが凄い。
主人公のリックは、実にハードボイルドな雰囲気を醸し出していますが、理由も言わずに去ってしまった恋人イルザに未練たらたら。
再会したと思ったら、酒をあおってグチりまくったりします(笑)。
なんともクールじゃない行動をしながらも、これがないとリックはただのキザ野郎になってしまう。
うまい性格設定です。
一方、イルザはある意味小ずるい女性なんですが、そんなずるさも許せるような美しさ、そして涙で語るわけです。本作の肝はこの2人の関係がうまく描かれていて、注目すべきシーンはキスシーン。
よくよく見ると「ああ、なるほど」というシナリオのうまさに感服です。

<見どころ>
見どころはあちこちにあるわけですが、やはりイングリット・バーグマン演じるイルザ。
目を潤ませて、涙を流すシーン。
まさしく一筋の涙が頬を伝う…絵に描いたような美しい泣きっぷりです。

<出演者>
ハンフリー・ボガートのイメージはやっぱりハードボイルド。
トレンチコートの襟を立てて、タバコを吹かす…実はそれほどハンサムというわけじゃないんですが、雰囲気が魅力的です。
イングリット・バーグマンは美しいの一言。
知性的かつ情熱的な演技を見せてくれます。
ラズロを演じたポール・ヘンリードは、それほどメジャーになった人ではありませんが、落ち着いた演技が魅力的。
そして、ルノー役のクロード・レインズが見事に助演してくれています。

<総評>
ラブロマンスとは言いながらも、端々に笑いがあったりして、ユーモアがあります。
モノクロ時代ならではの不自然な部分があったりしますが、そんなことは気にならない。
テンポもよく、100分という2時間に満たない作品なので、おすすめです。

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by syosei7602 | 2009-09-08 23:58 | 恋愛/青春/スポーツ
20世紀少年<最終章>ぼくらの旗
d0030824_0581715.jpg『TWENTIETH CENTURY BOYS 3rd』 日本/2009
監督:堤幸彦
出演:唐沢寿明 豊川悦司 常盤貴子 香川照之平愛梨 
藤木直人 石塚英彦 佐々木蔵之介 山寺宏一 高橋幸宏
佐野史郎 森山未來 古田新太 小池栄子 木南晴夏
福田麻由子 ARATA 石橋蓮司 中村嘉葎雄 黒木瞳


公開時コピー
もうひとつの 結末。
もうひとりの ともだち。


浦沢直樹の同名ベストセラーコミックの映像化第3部にして完結編。
監督は前2作に引き続き、「トリック」シリーズの堤幸彦。
出演は前作同様、唐沢寿明をはじめ、豊川悦司、常盤貴子をはじめとして、カメオ出演が多数。
高嶋政伸 、田村淳、岡田義徳、武蔵、武内享、ダイアモンド☆ユカイ、MCU、吉田照美、原口あきまさ、斎藤工など。
主題歌は前作に引き続きT・レックスの「20th Century Boy」。

<あらすじ>
d0030824_0582689.jpg西暦2017年、“ともだち”が暗殺されて奇跡の復活を成し遂げ、3年が経っていた。
世界各地では殺人ウイルスが蔓延し、東京は巨大な壁で外界と隔絶されていた。
“ともだち”は8月20日に、宇宙人の襲来による人類滅亡を予言していた。
オッチョ(豊川悦司)は、漫画家・角田(森山未來)と共に壁を乗り越え、地球防衛軍の追跡を逃れて神様(中村嘉葎雄)や仁谷神父(六平直政)達と再会する。
そこで彼はヨシツネ(香川照之)がゲンジ一派といわれるレジスタンス活動していること知ると同時に、カンナ(平愛梨)が過激な組織・氷の女王として武力による蜂起を企てていることを聞かされる。
一方、マルオ(石塚英彦)は国民的歌手・春波夫(古田新太)とd0030824_058356.jpg共に行動していた。市原節子からキリコ(黒木瞳)の居場所を知ったマルオは、彼女がいるという療養所に向かう。
そこで同窓会以来、姿を隠していたケロヨン(宮迫博之)と出会い、キリコがウイルスの研究をしていると聞く。
その頃、ギターを抱えた男が東京の関所に姿を現し、歌い始めるが…。

<作品解説>
邦画としては異例の3部作、そして原作のイメージに沿った豪華キャスト陣…ついに完結です。
ハリウッド映画だと、シリーズものは2年以上空いてしまうことも多いんですが、本作はいいペースで公開されたので、テンションがなんとか維持できていました。
原作は読んでいないので、原作とは違うラスト…と言われると「じゃあ、原作読んでみようかな」と思ってみたりして、こういうのもありなんだな、と。
さて、本作では遂に“ともだち”の正体、そしてなぜに小学校時代の友達に固執するのか、目的は何なのか…巨大ロボットを作ってみたり、ウイルスをばら撒いたりとやりたい放題していますが、これって子供の癇癪みたいなノリなんですよね。
そう考えるとストーリーそのものがものすごく怖い。
“ともだち”は人を操るカリスマに優れながら、その頭の中は小学生から変わっていないことになります。
彼を止めようとするケンジをはじめ、カンナたちは子供の癇癪に振りまわされ、多くの人々は流されていく。
東京を防衛する昔の憲兵のような地球防衛軍もすべてノリ…まともな大人はどう考えてもオレンジの制服に無意味なヘルメットを被って言論弾圧なんてしないでしょう(笑)。
カンナ率いる氷の女王一派も、カンナ以外は全部若い男という、まるで女王アリと兵隊アリの関係のようです。
そういう悪ノリをすべて含めて、きっと原作に忠実なんだろうと思わせる作品です。
CGも今ひとつ、前2作とは明らかに惰性的な面が見えつつも、この悪ノリをどこまで続けていくのか。
実は結構笑えるシーンもあったり、バカバカしかったりして…でも、こういうものを邦画でやることの面白さが堪能できます。

<見どころ>
カブチョッパーが妙にかっこいい。
これって、改造キットとか出そうです。
それはさておき、見どころというなら、クライマックス。
そしてエンディングが終わった後に、本当に最後の結末が用意されています。
不用意に席を立ってはいけないですね。

<出演者>
もはや見慣れた感のある唐沢寿明ほか、キャスト陣。
カンナ役の平愛梨は前作同様、うまくないですね。表情とかはいいのに、台詞がわざとらしいです。
本作での注目は小池栄子かもしれません。
目が据わってましたよ…。

<総評>
3部作まとめての評価でいうならば、徐々にテンション下がっていったというべきか。
たとえば、ミステリやサスペンスでは謎解きが一番面白いわけです。
しかし、伏線が張られていたにも関わらず、いまいち消化不良というべきか…悪くは無いけど、もっと最後に大きなオチがあればよかったかなぁと。
個人的には第1章が一番面白かった気がします。
おそらく、最後は現実感がとことん消失してしまったからでしょう。
ともあれ、邦画史上最大の挑戦となった本作、3部作ぶっ続けで見るのも面白いかもしれません。

<関連作品>
20世紀少年<第1章>終わりの始まり
20世紀少年<第2章>最後の希望
20世紀少年<第3章>ぼくらの旗

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by syosei7602 | 2009-09-07 23:46 | SF/ファンタジー/パニック
サブウェイ123 激突
d0030824_1962171.jpg『THE TAKING OF PELHAM 1 2 3』 アメリカ/2009
監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン ジョン・トラボルタ ジョン・タートゥーロ
ルイス・ガスマン マイケル・リスポリ ジェームズ・ガンドルフィーニ
ベンガ・アキナベ ジョン・ベンジャミン・ヒッキー
ヴィクター・ゴイチャイ


公開時コピー
123号車、応答せよ─
要求は何だ?
この車両ひとつで、
NYはハイジャックできる


ジョン・ゴーディ原作のベストセラー小説の再映画化。
1974年の「サブウェイ・パニック」のリメイクとなる。
監督は「デジャヴ」のトニー・スコット。
出演は「アメリカン・ギャングスター」のデンゼル・ワシントン、「ヘアスプレー」のジョン・トラボルタ、「トランスフォーマー/リベンジ」のジョン・タトゥーロ、「ローグ アサシン」のルイス・ガスマン、「ラウンダーズ」のマイケル・リスポリ、「オール・ザ・キングスメン」のジェームズ・ガンドルフィーニなど。

<あらすじ>
d0030824_1963249.jpgニューヨーク、午後2時。地下鉄運行指令室のガーバー(デンゼル・ワシントン)は、仕事上のトラブルで降格させられ運行管理をしていた。
ほぼ同じ頃、ペラム1時23分発の列車が何者かに乗っ取られ、1両目だけを切り離して停車する。
犯人はライダー(ジョン・トラヴォルタ)と名乗る一味。ライダーは、無線を通じてガーバーと連絡を取り、2時13分から1時間以内に、市長に1千万ドルを乗客の身代金として用意させるように言えと命令する。
さらに、1分遅れるごとに乗客を1人ずつ殺していくと告げるのだった。
NY市警の人質救出班カモネッティ警部補(ジョン・タトゥーロ)が指令室に到着し、ガーバーは帰宅させられd0030824_1964462.jpgる。ところが、ライダーはガーバーを交渉相手に指名し、席にいないことを理由に運転手を殺害。
カモネッティはガーバーを呼び戻し、再び交渉させることに。
ライダーは、元地下鉄運転士で仲間のレイモス(ルイス・ガスマン)から、ガーバーが管理職にいたことを聞き、なぜ現場にいるかという質問を始めるが…。


<作品解説>
1974年の「サブウェイ・パニック」は英国アカデミー賞にノミネートされ、サスペンスアクションとして金字塔を打ち立てた名作です。
その他にもテレビ映画としてリメイクされていますが、最近ハリウッドのネタが尽きたのか、この手の作品のリメイクは多いですね。
地下鉄映画といえば、「交渉人 真下正義」、「サブウェイ」、「TUBE」などがあります。しかし、意外と地下鉄をメインにしたサスペンスって意外と少ないんですよね。
さて、本作は名優デンゼル・ワシントン、個性派のジョン・トラボルタとの頭脳戦になります。
この手の映画では珍しく、リーダーが過激で感情的という性格。
一方、交渉相手となるガーバーは冷静ながらも一般市民的。正義のヒーローというにはほど遠いイメージです。
面白いのは、限りなく直線的な逃亡経路しかない地下鉄をジャックするという発想。警察の救出部隊に囲まれながらも不敵に交渉を続けるライダーのふてぶてしさは見事です。
しかし、本作の甘いところは警察の行動がとろくさかったり(さらにノリツッコミしてるし)、ストーリー上のキーとなりそうな伏線が生かされていないところ。
現代劇にするなら色々とハイテクが生かされるかと思いきや、単なる交渉ごとに終始し、ラストがいかにもアメリカ的発想なのが残念です。

<見どころ>
犯人のライダーと交渉役のガーバー、2人の駆け引きはおもしろい。
特に中盤においてライダーが、ガーバー自身に秘密を語らせるくだり、ワシントンとトラボルタの演技が最高です。
カーチェイスは無駄と言うべきか…。

<出演者>
なんだか随分太った感じがするデンゼル・ワシントン。
やっぱりうまいんだよなぁ、この人は。
ジョン・トラボルタは悪役をやらせたらピカイチ。髪をそり上げて強面に。
神経質な悪役がぴったりです。
ジョン・タトゥーロはかなりオマケになってしまいましたが、助演としてしっかり果たしてくれています。

<総評>
オリジナルを見ていないのですが、本作はそこそこな感じ。
トニー・スコットお馴染みの映像センスは相変わらず格好いいんだけど、いつも大げさになるんだよなぁ。
逆にオリジナルに興味をそそられる出来と言えるでしょう。

<関連作品>
サブウェイ・パニック (オリジナル)
サブウェイ・パニック1:23PM (テレビ版)
サブウェイ123 激突

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by syosei7602 | 2009-09-04 23:59 | ハードボイルド/犯罪
96時間
d0030824_1521250.jpg『TAKEN』 フランス/2009
監督:ピエール・モレル
出演:リーアム・ニーソン マギー・グレイス リーランド・オーサー
ジョン・グライス デヴィッド・ウォーショフスキー
ケイティ・キャシディ ホリー・ヴァランス ファムケ・ヤンセン
ザンダー・バークレイ オリヴィエ・ラブルダン


公開時コピー
父の愛が、
パリの街を暴走する。


リュック・ベッソン製作・脚本、そしてベッソン製作作品の撮影を勤めた「アルティメット」の監督ピエール・モレルによる、アクションサスペンス。
出演は「バットマン ビギンズ」のリーアム・ニーソン、「ジェイン・オースティンの読書会」のマギー・グレイス、「デアデビル」のリーランド・オーサー、「バス男」のジョン・グライス、「DOA/デッド・オア・アライブ」のホリー・ヴァランス、「X-MEN」シリーズのファムケ・ヤンセンなど。

<あらすじ>
d0030824_1522015.jpgアメリカ政府の秘密工作員として働いていたブライアン(リーアム・ニーソン)は、家庭を顧みなかったことを後悔し、引退して独り暮らしていた。
生活は質素で、時折昔の仲間から紹介されるボディガードの仕事をして稼ぐのみ。
彼の楽しみは、別れた妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)との娘、キム(マギー・グレイス)の成長だった。
キムの17歳の誕生日、レノーアの再婚相手の家に出向いて久しぶりにキムと再会する。
次の日、人気シンガー・シーラ(ホリー・ヴァランス)のボディーガードをしていたブライアンに、キムからランチの誘いを受けるがレノーアも同席する。
キムは親友のアマンダ(ケイティ・キャシディ)と、パリ旅行に行きたいと言うが危険地域を知り尽くしているブライアンは容易に承諾できない。
レノーアから責められ、連絡をきちんとするという条件で送り出すことに。
d0030824_1522773.jpgしかし、パリに着いた2人は何者かに拉致されてしまう。キムとの電話で拉致の瞬間を把握したブライアンは、昔の仲間に音声を解析してもらう。
犯人グループはアルバニア系の人身売買組織。タイムリミットは96時間、それを過ぎると助からないと言われた彼は、昔培ったスキルを駆使し、組織を追いつめていく。

<作品解説>
リュック・ベッソンの製作作品でカメラマンとして活躍したピエール・モレルの監督2作目です。
カメラマン出身の監督はかなり多いですが、カメラワークのこだわりは=テンポとも繋がるわけで、映像的に特長が出るのがおもしろいですね。
本作は、近年のベッソン製作作品の中では群を抜いてテンポがよく、オヤジ活躍映画としてはかなりの良作です。
さて、ストーリーは娘を溺愛する最強の親バカな父親が、ほとんど手段を問わずに娘を助けだしにいく、というだけ。ひねた展開とか謎とかはありません。ひたすら淡々と手がかりを元に犯罪組織の人間を叩きのめして追いつめていく…必要とあらばエッフェル塔もぶっ壊すと豪語。
なんとも恐ろしいオヤジです。
娘を助け出すという映画なら、かの有名な「コマンドー」やセガール作品など無茶苦茶な無敵ぶりを思い出しますが、本作は間違いなくそれらの無敵オヤジに列挙されるでしょう。
本作の特筆すべき点は、わずか93分という尺の中に父親ブライアンの親バカを懇切丁寧に描く序盤があげられます。
誕生日のプレゼントを買うために、何十回とプレゼントを吟味、包装は自分で、そして写真を撮っては微笑んでいたりと親バカぶりはつきません。
このベタベタなシーンがないと後の暴走ぶりに結びつかないんですよね。
しかし、これで娘が彼氏なんて連れてきたらどうなるんだろう、などと思ったりして。

<見どころ>
ブライアンがとにかく強い、そして渋い。
娘のためなら冷酷非情、すげー怖いです。
むしろえげつないくらいで…。

<出演者>
リーアム・ニーソンというキャスティングにまず拍手。
日本ではそれほどメジャーじゃないですが、出演作品が多い演技派です。それだけに本作の役柄は意外と言うべきでしょう。
マギー・グレイスは、日本でもヒットした「LOST」のレギュラーで、こちらの印象が強いか…見ていないのでわかりませんが…。
ファムケ・ヤンセンやリーランド・オーサーなど、出番は少ないながらも存在感がある俳優たちも見逃せません。

<総評>
この映画のすごいところ、固定された悪人が出てこずに、悪者は「組織」という固まりなんですよね。
つまり、本来この手の作品で存在すべきライバルが不在なのです。
これって凄い。
あくまでも個人対組織という図式を壊さないでよくもここまで…とにかく主人公ブライアンのキャラが強烈すぎて、ライバル不要もなんのその。
テンポの良さ、アクションと見どころ十分な良作です。

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by syosei7602 | 2009-09-02 02:04 | アクション/アドベンチャー