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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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<   2009年 08月 ( 13 )   > この月の画像一覧
ミラーズ
d0030824_1192279.jpg『MIRRORS』 アメリカ/2008
監督:アレクサンドル・アジャ
出演:キーファー・サザーランド ポーラ・パットン エイミー・スマート
メアリー・ベス・ペイル ジョン・シュラプネル ジェイソン・フレミング




公開時コピー
感じる。その奥に秘められた存在を─

韓国製ホラー「Mirror 鏡の中」を、「ハイテンション」のアレクサンドル・アジャ監督がリメイク。
出演はTVドラマ「24」シリーズのキーファー・サザーランド、「デジャヴ」のポーラ・パットン、「アドレナリン」のエイミー・スマートなど。

<あらすじ>
d0030824_1193327.jpg1年前に同僚を誤射して殺してしまい、停職処分となったNY市警のベン(キーファー・サザーランド)は、アルコールに溺れながら妹アンジェラ(エイミー・スマート)のアパートに居候していた。
妻エイミー(ポーラ・パットン)と息子、娘とは別居中だったが、なんとか元の生活に戻ろうとし、アルコールを断って仕事を探す日々。
ある日、5年前に火事で焼失したメイフラワー・デパートの夜警の仕事を見つける。
デパートは火事の保険関係で現状維持されていたのだ。デパートにはいくつもの鏡があり、なぜか燃えずに残っていた。
仕事を案内してくれた昼の警備員によると、デパートは元々病院だったという。
d0030824_1194383.jpg夜、初めての仕事に赴くと何かの気配を感じる。
鏡の中に手のひらを見つけ、消そうとするが突然激痛に襲われのたうちまわる。
さらに、仕事から帰ってきてアパートの鏡を見ても妙な現象が起こるようになっていた。
ベンは、火事の原因を調べようと考え、監察医でもあるエイミーに協力を求めるが…。

<作品解説>
アレクサンドル・アジャ監督の作品はまだ見たことありません(原案・脚本の「P2」は見たけど)。
本作は2008年の年末に、かなり大きく宣伝がされていました。というのも、主演が人気シリーズ「24」のジャック・バウアーことキーファー・サザーランドだったからです。
アメリカのテレビドラマは長いので、「24」はほとんど見たことないんですが、本作の評価を見ると「やっぱりジャックだね」みたいな…まあ、仕方ないですね。
さて、元は韓国映画で主演は人気俳優のユ・ジテでした。本作はこのオリジナルと設定は同じものの、ストーリー展開が異なるようです。
こちらも未見なのでなんとも言えませんが、本作はかなり大味。
最初の掴みはOK。序盤も不気味さがあって見事です。
中盤のグロいシーンもいいんですが、惜しむらくは中盤以降…ジャック・バウアーだろ!ってツッコミがよく分かりました。
主人公ベンの性格が、激情型で猪突猛進、まさにジャックです。
そのせいか、中盤以降の忍び寄る悪霊?も騒がしさを増していき、怖いと言うよりは騒々しい感じに。
うーん、中盤までがじわりと来ていただけに、残念。
ラストはもう…なんというかねぇ。
あと、家族愛を描きたかったっていうのはなんとなくわかります。
でも、ホラーと言うよりは、アクションホラーという言葉がぴったりです。

<見どころ>
あえて言うなら中盤かなぁ。
お風呂のシーン。
エイミー・スマートがいいんだけどな~。

<出演者>
キーファー・サザーランンドは元々うまい人なんで文句の付けようがないんですが、ジャック・バウアーという固定イメージが付きすぎて残念かも。
もっとも「24」をほとんど見ていないので気にしなかったけど。
ポーラ・パットンは美人、無難です。
エイミー・スマートは結構好きな女優ですが、本作は出番が少なくて残念でした。

<総評>
なんだか残念尽くしになってしまった。
まず、怖くない…謎もありきたりでした。
アジア系ホラーとハリウッドでは、元々スタイルが違うので無理が出たような気がします。
好きな方はどうぞ、って感じですね。

<関連作品>
Mirror 鏡の中 (オリジナル)
ミラーズ (リメイク)

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by syosei7602 | 2009-08-31 23:59 | ホラー/オカルト
ゴッドファーザー PART III
d0030824_1281453.jpg『THE GODFATHER: PART III』 アメリカ/1990
監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:アル・パチーノ ダイアン・キートン  アンディ・ガルシア
タリア・シャイア ソフィア・コッポラ フランク・ダンブロシオ
リチャード・ブライト  ジョン・サヴェージ ジョージ・ハミルトン
ブリジット・フォンダ イーライ・ウォラック  ジョー・マンテーニャ
受賞:ラジー賞/ワースト助演女優賞・新人賞 (1990)

公開時コピー
15年の歳月をかけた-- 巨匠フランシス・コッポラの集大成!!
いかなる権力をもってしても 運命の流れには逆らえない-


ハリウッドの傑作として名高い一大叙事詩の完結編。
「~PART II」より15年経って製作されている。
監督は前2作同様、フランシス・フォード・コッポラ。
出演はシリーズのアル・パチーノ、ダイアン・キートン、タリア・シャイア、リチャード・ブライト、「ピンクパンサー2」のアンディ・ガルシア、「白い嵐」のジョン・サヴェージ、「さよなら、さよならハリウッド」のジョージ・ハミルトン、「ジャッキー・ブラウン」のブリジット・フォンダ、「ホリデイ」のイーライ・ウォラックなど。

<あらすじ>
d0030824_1282227.jpgマイケル(アル・パチーノ)が父ヴィトからファミリーを引き継ぎ、実兄フレドを殺してから20年後の1979年。
マイケルはマフィア家業から足を洗って「ヴィト・コルレオーネ財団」を設立し、シチリアの復興を目的とした多額の寄付を募っていた。そして、ヴァチカンにも寄付を行い、その証としてギルディ大司教(ドナル・ドネリー)から叙勲を受ける。
叙勲を祝うパーティーで、マイケルは別れた妻ケイ(ダイアン・キートン)と息子のアンソニー(フランク・ダンブロシオ)と再会する。アンソニーは大学を辞めて歌手を目指すと宣言してマイケルと対立するが、ケイはなんとかマイケルを説得するのだった。
一方、マイケルの妹コニー(タリア・シャイア)は亡き長兄ソニーの息子ビンセント(アンディ・ガルシア)を連れてきていた。アンソニーがいない為、ファミリーの跡継ぎとして連れてきたのだ。
ビンセントは、コレルオーネファミリーからニューヨークの縄張りを継いだジョーイ・ザザ(ジョー・マンティーニャ)の下にいたが、ジョーイのやり方に反目しマイケルに進言しにきていた。時を同じくしてジョーイもやってきており、一触即発の事態に陥る。
ビンセントをなだめたマイケルは、気性がソニーに似ていると諭し、暫くの間、自分に付くように言う。
ほどなくして、マイケルの元にギルディが問題を抱えてくる。ギルディはヴァチカン銀行の金を使い込み、その補填をして欲しいと言うのだ。
d0030824_1283126.jpgマイケルはヴァチカン銀行が出資している国際企業インターナショナル・インモビリアーレの経営権を条件に、補填を飲むが、折しも最後の承認をすべき法王が重病で伏せってしまう。さらにインモビリアーレの経営陣が妨害を行い、マイケルが補填した金がギルディを通じてアンブロシアーノ銀行のカインジック(ヘルムート・バーガー)に横領されてしまうのだった。

<作品解説>
サーガ最終章として期待された本作…アカデミー賞にもノミネートされたにも関わらず、受賞したのがソフィア・コッポラのラジー賞という笑えない話になりました。
キャスティングは概ね引き継いでいるものの、前2作で存在感を出したロバート・デュヴァルが出演しなかったのは残念。
それでも実際の事件(アンブロシアーノ銀行の頭取ロベルト・カルヴィ暗殺事件、就任後わずか33日で急死した法王ヨハネ・パウロ1世事件)をシナリオに盛り込んだ面白さ、ラストの秀逸な展開などは見事です。
さて、本作はマイケルがかなり歳を食って、兄フレドを殺した罪に苛まされながらマフィアという闇の仕事を抜け出そうとあがいています。
父親ヴィトーが家族を大切にしたのに対し、ファミリー=組織となってしまったマイケルは娘のメアリーを溺愛し、一方でファミリーの地位を確たるものにしようとします。
しかし、昔の牙を失い、病魔に冒された体で新たな抗争を耐えられず、甥のビンセントにその役割を託します。
家族の絆は前作同様に描かれていますが、その裏では企業争奪、権威あるヴァチカンとの繋がりなど闇の部分が濃厚に描かれているのがおもしろい。
合法的なビジネスを目指しても、負の連鎖が断ち切れない切なさがラストに集約されていきます。

<見どころ>
老いたマイケル、一方で血気盛んなビンセントの対比が見事。
クライマックス、オペラの名作「カヴァレリア・ルスティカーナ」と共に進行するシーンはギリギリの緊張感があります。

<出演者>
アル・パチーノは相変わらずの名演。ダイアン・キートンやタリア・シャイアがリアルに歳食っているのを見ると、改めて続編の凄さが感じられます。
アンディ・ガルシアが男前で、若き日のアル・パチーノほどではないにしろ、存在感抜群。
そしてソフィア・コッポラ…実はこの人、前2作で同役を演じていました。
ほんとにそのままスライドして出演したんですね(しかし、当初はウィノナ・ライダーが予定されていた)。
ラジー賞を受賞してしまいましたが、言うほど酷くもないんです。
ただ、妙な存在感だけあるんだよな(笑)。

<総評>
コッポラ監督は、本作を続編ではなく「外伝」的な位置づけとしているそうです。
確かに2作目で終わっていても特に問題はない作りです。
本作の評価は前2作と比べて低いんですが、これはヴァチカンの事件に触れてしまったから、という見方が強いそうです。
まあ、アカデミー賞に7部門ノミネートされて1つも取れないのはちょっと気になります。
決して悪い作品ではないので、全3部作は押さえておくべきでしょう。

<関連作品>
ゴッドファーザー
ゴッドファーザーPART II
ゴッドファーザーPART III

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by syosei7602 | 2009-08-27 23:58 | ヒューマン/ドラマ
フレフレ少女
d0030824_1382815.jpg『フレフレ少女』 日本/2008
監督:渡辺謙作
出演:新垣結衣 永山絢斗 柄本時生 斎藤嘉樹 染谷将太
柳ユーレイ 加藤諒 金田哲 梅田愛子 奈津子 内田明
本多拓人 日向寺雅人 秋山奈々 鈴木晋介 伊藤洋三郎
中沢青六 モロ師岡 内藤剛志


公開時コピー
押忍!!
応援団はじめました!


「となり町戦争」の渡辺謙作監督による、スポ根風味の青春ムービー。
出演は「恋空」の新垣結衣、「罪とか罰とか」の永山絢斗、「いけちゃんとぼく」の柄本時生、「ひゃくはち」の斎藤嘉樹、「14歳」の染谷将太、「アキレスと亀」の柳ユーレイ、「阿修羅城の瞳」の内藤剛志など。
主題歌はAqua Timez。

<あらすじ>
d0030824_1383748.jpg櫻木高校2年の百山桃子(新垣結衣)は、恋愛小説に没頭する文学少女。現実の恋よりも、小説の恋に夢中だった。
ある日の放課後、本を読みながら歩いていた桃子の頭に野球部1年の大島(本多拓人)の放ったボールが当たって気絶してしまう。目覚めると保健室で、大島が介抱してくれていた。
桃子は大島に一目惚れしてしまうが、1年生ながらエース、さらに高校野球注目の選手とあって人気が高くライバルが多い。ラブレターを書いて下駄箱に入れようとしても、既に溢れんばかりに入っていた。
そんな時、屋上から誰かが叫んでいた。
それは応援団のたった1人の団員にして団長の山本龍太郎(永山絢斗)だった。応援団なら野球部の大島を見守れる、と考えた桃子は入団するが最低5人はいないと廃部になると言われてしまう。
野球部の練習試合は明後日、なんとか部員をかき集めようと手を尽くすと奇跡的に3人が入部する。
吹奏楽部ではみ出しものの金髪パンクロッカー遠藤譲二(柄本時生)、もてたくて入部したウェイトリフティング部の大坪泰平(斎藤嘉樹)、音痴が元で合唱部を追い出された田村晃(染谷将太)のいずれも1年生。
5人揃ったところで、龍太郎が部員が揃ったのは桃子のお陰なので、団長になってくれと言い出し、満場一致で決まってしまう。
d0030824_1384579.jpg翌日、野球部は大島を先発させ強豪・不知火学園と練習試合を始めるが、付け焼き刃な上にど素人の応援団にペースを崩されて負けてしまう。
サイテーの応援団と言われた挙げ句、エースの大島が不知火学園に転校することに。
桃子は当惑しつつも、続けることを決意するが…。

<作品解説>
応援団といえば、一昔前までは不良のたまり場的イメージなどがありましたが、あえて女子を団長に据えてしまうという大胆な発想により、コミカルに描かれています。
ストーリー展開は、よくある「愛と青春の旅立ち」タイプとなっていて、主人公がよっぽどのヘタレか天才肌、困難と友情、そして成功が描かれる王道パターンです。
さて、本作は文学少女がいきなり応援団に入り、ゆるい声で「フレーフレー」と応援するものの、逆効果でブチ切れされてしまうという展開から始まります。
普通、女子が応援するとなればチアリーダーだと思うんですが、ここは主人公の桃子が果てしなくずれているので単純に応援団を選択してしまいます。
足りない部員3人をかき集めるものの、自分勝手を絵に描いたヘタレ共。
お決まりパターンで根性をたたき直す為に先輩達が現れ、応援団が何たるかを教えていきます。
これだけ書いてしまうと、実に味気ない映画と思いますが、人を応援するという行為がどんなものなのか、その為にすべき事はなんなのか、恥ずかしくなるくらいにストレートに語られていきます。
そして、セーラー服から学ランに着替えた新垣結衣が凛々しく、応援シーンもかなり盛り上がる。
肝心の野球の試合が割とおざなりなのは残念。
ところで、本作はストーリー的に絶対あり得ない展開…野球部員が転校した場合、1年間は公式試合に出られません。つまり、エースの大島が甲子園の予選には絶対的に出られないのです。これはツッコミどころだと思うんだけど、高野連とか何も言ってこなかったのかなぁ。

<見どころ>
そりゃ新垣結衣ですよ。
メガネの文学少女から、長ランまで、ほとんどコスプレの領域に達しています。
しかし、メガネを簡単に外していたけど、視力はどうなっているんだろう…。

<出演者>
新垣結衣、普通に可愛いです。「恋空」は無駄にヒットした感じがしますが、次作の「BALLAD 名もなき恋のうた」は期待できますね。
気弱な副団長・龍太郎を演じた永山絢斗をはじめ、好演していますがキャラ設定が弱すぎた気がします。
もう少し目立っても良かったような…というのも内藤剛志をはじめとするOB連の俳優達がアク強すぎ(笑)。
オマケにエースの大島を演じた本多拓人は普通すぎました。

<総評>
要するにベタベタな青春映画なんですが、割と好きです、こういうのは。
似たようなストーリーで長澤まさみの「ロボコン」もありますが、テンポの良さで言えばこちらが上。
こういう応援団がいたら楽しいと思いますね。
でも、作品全体としては新垣結衣のファン向けという域を出ないのが残念でした。

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by syosei7602 | 2009-08-25 23:59 | 恋愛/青春/スポーツ
トランスポーター3 アンリミテッド
d0030824_1581056.jpg『TRANSPORTER 3』 フランス/2009
監督:オリヴィエ・メガトン
出演:ジェイソン・ステイサム ナタリア・ルダコーワ
フランソワ・ベルレアン ロバート・ネッパー ジェローン・クラッベ
アレックス・コボルド ヤン・サンベール エリック・エブアニー
デヴィッド・カンメノ シルヴィオ・シマック  デヴィッド・アトラッキ
セーム・シュルト

公開時コピー
手首に罠、依頼品は赤い代物

リュック・ベッソン製作で主演のジェイソン・スティサムをスターダムに押し上げた、アクション第3弾。
監督は「レッド・サイレン」のオリヴィエ・メガトン。
出演はシリーズのジェイソン・スティサム、フランソワ・ベルレアン、デビューとなるナタリア・ルダコーワ、TVドラマ「プリズン・ブレイク」シリーズのロバート・ネッパー、「ふたりのトスカーナ」のジェローン・クラッベなど。
またK-1ファイターのセーム・シュルトが登場。

<あらすじ>
d0030824_1583246.jpgタルコニ警部(フランソワ・ベルレアン)と釣りを楽しんだフランク(ジェイソン・スティサム)が自宅のリビングでくつろいでいると、突然車が壁を突き破って来る。
救急車を呼び、運転手を確認すると自分が仕事を紹介したマルコムだった。
胸を撃たれていたマルコムを楽にしようと車から出そうとするが、彼はそれを拒否する。
やがて救急車がやってきて運ばれていくが、フランクは車の後部座席で気を失っていた女性(ナタリア・ルダコーワ)を見つけた。
彼女は、車から離れると手首にはめられたブレスレットが爆発すると言う。慌てたフランクは救急車を追うが間に合わず目の前で爆発してしまう。
事情を聞こうと女性に問いかけるが何者かに殴られて気を失ってしまうのだった。
目覚めると裸で、腕にはブレスレットがはめられていた。用意してあったスーツを着ると、依頼人のジョンソン(ロバート・ネッパー)がやってくる。
ジョンソンは以前に仕事を頼んだが、フランクは拒み、代わりにマルコムを紹介したのだ。
d0030824_1584021.jpgしかし、マルコムが仕事を失敗したことで、ジョンソンはフランクに何が何でも仕事をしろと強制する。
ブレスレットがはめられた為に断り切れないフランク。
自らの車を使うことを条件にするが、助手席にはあの女性が乗り込み徹底した監視の元、目的地へと出発する。


<作品解説>
リュック・ベッソン製作のカーアクションものといえば、「TAXi」シリーズもありますが、あちらはかなり間違った方向に進んでしまったのに対し、本作は手堅く作られています。
本作のヒロインを演じるナタリア・ルダコーワは、ベッソンがニューヨークの美容室で見かけたのを機に女優になったとか。それにしてもリュック・ベッソンってこういうタイプの女性が好きですね。
アンヌ・パリローやミラ・ジョヴォヴィッチも似たような感じでした(痩せぎすで、ハリウッド的なイメージではない)。どちらともパートナーとなってましたが、さすがに今回は結婚しているのであり得ないと思いますが。
それはさておき、3作目は前2作を手がけたルイ・レテリエから「ヒットマン」で第2班監督を務めたオリヴィエ・メガトンにシフト。
アクション監督がコリー・ユンのままは嬉しい限りです。
さて、腕に爆発するブレスレットを着けられ、自らのルールに例外を適用した運び屋フランク。
車から20m離れると爆発するために、なんとか車にへばりついたまま戦いを続けます。
アクションシーンは結構多めで、今回は前2作と違って常に車が中心にあるというのが特長。
1作目以来のラブシーンも出てきたりしますが、筋肉までをも極めたフランクがストリップするというオマケ付き(笑)。
また、細かいネタで笑わせてくれたりして、ストーリーの荒唐無稽さに華を添えています。
リュック・ベッソンの関わった映画はこのくらいのテンポとネタがあるくらいが面白いですね。
2作目の下着姿の殺し屋くらい、インパクトのある敵役が出てくればもっと良かったかも。

<見どころ>
フランクの見事な肉体、そしてカーチェイス。
チャリチェイスも凄い。

<出演者>
映画のキャラクターの強さで言えばスティーブン・セガールに次ぐ無敵ぶりを発揮するジェイソン・スティサム。この人もキャラクターが固定されてつつあるなぁ。
たまには「ロック・ストック~」くらいの役どころをまた見てみたい。
ヒロインを演じたナタリア・ルダコーワはほぼスッピンのそばかす顔。
アイシャドウとマスカラだけが異様に濃くて、どうせなら化粧全部落とせば…とツッコミつつ。
最後まで素顔なのかどうなのか、さっぱりわからず。
またベッソン製作で出演してくるでしょう。
フランソワ・ベルレアンは段々と好々爺になりつつあったりして。
敵役のロバート・ネッパーはふてぶてしさが良かったです。
セーム・シュルトはおまけでしたね。

<総評>
ひたすら楽しめるという典型的な映画。
ようするにB級なんですよね。
でも、このノリはやっぱり捨てがたくて、続編が余程にへぼくない限りは見続けてしまう。
スカッとした爽快なアクションです。

<関連作品>
トランスポーター
トランスポーター2
トランスポーター3 アンリミテッド

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by syosei7602 | 2009-08-23 23:19 | アクション/アドベンチャー
宇宙(そら)へ。
d0030824_2275542.jpg『ROCKET MAN』 イギリス/2009
監督:リチャード・デイル
ナレーション:宮迫博之





公開時コピー
幾多の尊い命が、
その栄光を支えた。


米ソの宇宙開発競争における、アメリカNASAでのマーキュリー計画からアポロ計画、そしてスペースシャトルに至る歴史をまとめたドキュメンタリー。
監督はイギリスBBCでドキュメンタリー「ダイアナ ~プリンセス最期の日々~」を手がけたリチャード・デイル。
ナレーションは初挑戦となる雨上がり決死隊の宮迫博之。

<あらすじ>
d0030824_228493.jpg1961年、ソ連による人類初の有人宇宙飛行が成功し、焦ったアメリカは23日後に有人宇宙飛行を成功させる。しかし、それはソ連のガガーリンが果たした地球の周回軌道飛行とは違い、わずか15分の弾道飛行だった。
当時の大統領ケネディは60年代のうちに、人類を月に送ると明言、月への飛行訓練計画のジェミニ計画、そして月そのものへの着陸を目指したアポロ計画が開始される。
ジェミニ計画では人類史上初の宇宙遊泳が成功、さらに2機の宇宙船によるわずか30cmという距離でのランデブーなど、順調に成功していった。
その成功を受けて、遂にアポロ計画がスタート。
d0030824_2281118.jpgしかし、アポロ1号は地上での訓練中に事故を起こし、宇宙遊泳を成功させた英雄エドガー・ホワイトを含む3人を失ってしまう。
幾多の失敗を経て、アポロ11号は遂に月への到達を成功させる。
そして時代は変わり、再利用の効くスペースシャトルへと移行していくのだった。

<作品解説>
今年の2月頃に、2007年に制作された「ザ・ムーン」が公開されました。こちらは映画監督であるロン・ハワードが関わっており、本作と同じくNASA蔵出し映像をデジタルリマスター化、当時のパイロット達のインタビューを交えたものでした。
また、月面着陸を終わりに持ってきたものなので、マーキュリー、ジェミニ、アポロの3計画がじっくり見られます。
さて、本作は近年に至るまでのNASAにおける宇宙計画がまとめられています。
「ザ・ムーン」と同じようにNASA蔵出し映像を使用しているんですが、本作ではハイビジョン化しているために非常にキレイです。
アメリカ最初の宇宙飛行を成功させたのは実はハムという名前のチンパンジーでした。この時点で実はアメリカはソ連の先を行っていたのですが、直後にガガーリンが周回軌道飛行を成功させてしまったわけです。
アメリカは有人弾道飛行を成功させますが、この弾道飛行というのは真上に打ち上げて落下してくるものです。ちょうどボールを真上に投げて受け止めるのと同じですね。
それらを経て、宇宙遊泳、月面着陸、そしてスペースシャトルによる衛星設置や宇宙ステーション計画へと繋がっていきます。
月面着陸とは、アメリカの意地とも言える計画でしたが、結果としてアームストロングが言ったように「人類にとっての大きな飛躍」として受け止められました。
それから12人の人間が月に行きましたが、その後人類は月に行っていません。
月に行くことへのインパクトが薄れたこと、そして膨大な費用がかかるためです。
やがて実用的なスペースシャトルが開発され、地球軌道上での活動が増えていきます。
しかし、チャレンジャー号での痛ましい事故(民間人初の女性飛行士が登場したことでも話題になった)、近年では任務完了直前で大気圏突入後に燃え尽きたコロンビア号など、辛い出来事がありました。
チャレンジャー号の事故で、当時大統領だったレーガンが言います。
「未来は臆病な人々のものではなく、勇気ある人々のもの」だと…宇宙への挑戦は常に危険がつきまといます。挑戦すること自体が過程であり目的、そんなことを思わせてくれる映像でした。

<見どころ>
チャレンジャー号の事故は衝撃でした。リアルタイムで見ていた当時は「なんてことだ」という程度の認識でした。本作では民間から宇宙飛行士になった高校教師の女性が、その前の打ち上げを見ているシーンがあります。
それはまさしく宇宙へ憧れと希望に満ちた表情でした。
結果として、宇宙に行くことも叶わず、突き抜けるような青空で散っていきました。
この瞬間の映像はこみ上げるものがあります。

<その他>
ナレーションが宮迫博之、低くて良い声なんですが、どうもナレーションの言葉自体に難があった気がします。
もちろん日本語なんですが、文法的に「?」と思う場所がいくつかあったような…。

<総評>
「ザ・ムーン」も感動的でしたが、スペースシャトルまでを描いているのでこちらも魅力的です。
むしろ、アポロまでを「ザ・ムーン」で、その後を本作で見たほうがいいかもしれません。
映像がハイビジョン化しているので、出来ればDLP上映して欲しかったところですね。

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by syosei7602 | 2009-08-22 23:59 | ドキュメンタリー
ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー
d0030824_1135595.jpg『STREET FIGHTER: THE LEGEND OF CHUN-LI』
アメリカ/2009
監督:アンジェイ・バートコウィアク
出演:クリスティン・クルック マイケル・クラーク・ダンカン
ニール・マクドノー タブー  クリス・クライン ロビン・ショウ
ジョジー・ホー チェン・ペイペイ エドマンド・チャン
ムーン・ブラッドグッド

公開時コピー
可憐にして最強。

いまだにシリーズが制作されているCAPCOMの格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズから、ヒロインとして有名な春麗を主人公にした実写作品。
「ストリートファイター」の実写2作目となる。
監督は「DOOM ドゥーム」のアンジェイ・バートコウィアク。
出演はTVシリーズ「ヤング・スーパーマン」のクリスティン・クルック、「アイランド」のマイケル・クラーク・ダンカン、「88ミニッツ」のニール・マクドノー、「ワンス・アンド・フォーエバー」のクリス・クライン、「デス・レース」のロビン・ショウなど。
なお、本来なら海外版と日本版ではキャラクターの名前が異なるが、日本版は名前を通常のものに入れ替えて撮影されている(日本・ベガ、米・バイソンなど)。

<あらすじ>
d0030824_114551.jpg実業家の娘として生まれた春麗は、両親に愛情を注がれピアニストを目指していた。
転勤が多く香港に引っ越した一家。
春麗は父親シアン(エドマンド・チャン)がやっていた武術に興味が湧き、一緒に練習するようになる。
ある夜、何者かが屋敷を襲撃し、シアンは連れ去られてしまうのだった。
年月が経ち、ピアニストとして成功していた春麗(クリスティン・クルック)の元に、謎の巻物が届く。病床の母親が亡くなったことを機に、彼女は巻物に書かれた内容を頼りに、シアンを探しにバンコクへ向かう。
最初の目的はスパイダーウェブという組織を率いるゲン(ロビン・ショウ)に会うことだった。
d0030824_1141530.jpgその頃、悪の秘密結社シャドルーのボスであるベガ(ニール・マクドノー)は、配下のバイソン(マイケル・クラーク・ダンカン)と共にバンコクのスラム街を買い占めようとしていた。
一方、インターポールのナッシュ(クリス・クライン)は、バンコクの組織犯罪課の女性刑事マヤ(ムーン・ブラッドグッド)と共にベガを追っていた。

<作品解説>
94年にジャン=クロード・ヴァンダム主演で一度実写化された「ストリートファイター」。
そのあまりの出来にゲームファンが落胆したのは言うまでもありません…もっとも国内で制作されたアニメ版は大ヒットし、主題歌を歌った篠原涼子が一気にスターダムを駆け上ったのはあまりにも有名です。
それはさておき、何故に今更、春麗を主人公に!?という疑問がつきまといますが、どうやら20周年記念というのが理由のようです。
主な登場キャラクターは日本のゲーム版に即しているので、名前だけは違和感ありません。
さて、ストーリーはゲーム設定の大筋をなぞっただけで、中身はほとんど変わっています。
登場キャラクターはベガ、バイソン、バルログ、元、ナッシュとなっていますが、四天王の1人だったサガットがいなくて残念。ナッシュは眼鏡かけていないし…。
また、ストリートファイターのシーンがほとんど無いってのも微妙な感じ。
これはやっぱりね、ベタにキャラクター達と戦わないと面白くないわけです。アクション自体はそこそこ見られるし、主役のクリスティン・クルックも頑張っているのに、妙にストーリーを重視しちゃってますね。
もっと気合いいれて作って欲しかった。
あと、バルログは残念過ぎです。

<見どころ>
アクションシーンはそれなり。
しかし、春麗のスピニングバードキックは…まあ、ある意味、見どころなんですけどね。
ロビン・ショウはさすがでした。

<出演者>
クリスティン・クルックは実際にアジア系の血が入っているので、魅力的です。
体もよく動いているし、アクションシーンも引きで撮影されているので、ほとんど自分で演じているみたいですね。
マイケル・クラーク・ダンカンのバイソンは絶妙ですよ。まさにぴったり。
ベガ役のニール・マクドノーはうまいんだけど、ベガって感じはゼロ。
同じくロビン・ショウのゲンて…ゲームでは病魔に冒されたじいさんなんですけどね。
ナッシュを演じたクリス・クラインはちょっとキアヌっぽい…せめてメガネかけなきゃ。
バルログ、終わってます。

<総評>
劇場ではストリートファイターZEROから登場した「さくら」を主人公にした、スタジオ4℃制作によるショートアニメが公開されたそうです。DVDにもいれておいてくれよ…と思ってしまいます。
続編はなさそうですが、もしやるならトニー・ジャー、ジージャー、ドニー・イェン、ウー・ジンくらい入れないとつまらん。
実際、「チョコレート・ファイター」を見ちゃうと、本作は良くも悪くもハリウッドの綺麗なアクションなんだよな、と思ってしまいます。
クリスティン・クルックを見るだけでも価値はありますけどね。

<関連作品>
ストリートファイター (実写版・第1弾)
ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー (実写版・第2弾)

ストリートファイター II MOVIES STREET FIGHTER!! (アニメ版)
ストリートファイターZERO -THE ANIMATION- (OVA)

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by syosei7602 | 2009-08-19 23:59 | アクション/アドベンチャー
ゴッドファーザー PART II
d0030824_0551415.jpg『THE GODFATHER: PART II』 アメリカ/1974
監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:アル・パチーノ ロバート・デュヴァル ダイアン・キートン
ロバート・デ・ニーロ ジョン・カザール タリア・シャイア
リー・ストラスバーグ マイケル・V・ガッツォ マリアンナ・ヒル
ハリー・ディーン・スタントン  ダニー・アイエロ
受賞:アカデミー賞/作品賞・助演男優賞 他(1974)

公開時コピー
巨大な組織を 若い新しいゴッドファーザーが 受け継いだ-

マフィア映画であり、ヒューマンドラマとして名高い傑作の続編。
監督は前作に引き続き、「地獄の黙示録」のフランシス・フォード・コッポラ監督。
出演は「オーシャンズ13」のアル・パチーノ、「サンキュー・スモーキング」のロバート・デュヴァル、「恋愛適齢期」のダイアン・キートン、「グッド・シェパード」のロバート・デ・ニーロ、「ディア・ハンター」のジョン・カザール、ロッキー」シリーズのタリア・シャイアなど。

<あらすじ>
d0030824_0552222.jpg1901年、シチリアのコレルオーネ村。ヴィトの父、アントニオ・アンドリーニの葬儀が行われていた。彼は地元のマフィア、ドン・チッチオを侮辱したことで殺されたのだ。そして、復讐を誓った兄も葬儀の最中に殺されてしまう。母親と共にチッチオの元を訪れるが、チッチオはまだ9歳のヴィトすらも復讐に来ることを恐れ殺そうとする。しかし、母親の体を張った機転と村人の協力により、ヴィトはアメリカに逃げ延びるのだった。
1958年、ネバダ州タホ湖。ヴィトが亡くなり、マイケル(アル・パチーノ)が組織を引き継いでから5年。ファミリーはこの地に移っていた。ラスベガスのカジノから収入があるためだった。
マイケルの邸宅では息子アンソニーの初聖体式の祝いが盛大に開催されていた。その最中、マイケルはかつてのヴィトの様に持ち込まれてくる様々な問題に対処していた。
そこにやってきたのはネバダ州の上院議員ギーリーで、ファミリーが手に入れたカジノホテルの賭博ライセンスについての話をしにきていた。
しかし、ライセンス料に法外な価格を設定し、マイケルはこれをつっぱねて交渉は決裂してしまう。
さらに厄介な問題が持ち上がっていた。妹のコニー(タリア・シャイア)が離婚したばかりなのに、またマイケルの意にそぐわない男を連れてくる。
次にクレメンザの死後に縄張りを得たフランク(マイケル・V・ガッツォ)がやってきた。彼は縄張りについてロサトd0030824_0553062.jpg兄弟と揉めており、戦う姿勢を崩さない。ロサト兄弟のバックには、かつてヴィトと仕事をしていたハイマン・ロス(リー・ストラスバーグ)がいた。
ロスを信用するマイケルは、フランクに事を収めるように言うが話はこじれてしまう。
その夜、マイケルは寝室でマシンガンによる襲撃を受けるのだった。


<作品解説>
シリーズものとして、2作連続アカデミー賞に輝いた傑作です。
物語は前作から5年後、そして若き日のヴィトが描かれていきます。
1つの作品でアル・パチーノとロバート・デ・ニーロが出演している作品は、これ以外に「ヒート」しかないという意外な事実(不仲が噂されていましたが、実は仲がいいらしい)。
それはさておき、前作からキャストがほぼ引き継がれており、世界観をかっちりと固めているのが見事です。
さて、前作はマイケルが新しいドンになるまでの過程を描いていますが、本作はファミリーの成り立ちとマイケル一家の崩壊という相反するものが同時に描かれていきます。
前日譚と後日譚が交互になりますが、映像が大きく変わるので混乱することはありません。ただ、話が切れてしまうので一瞬展開がわからなくなったりして。
本作でのポイントはマイケルの冷酷さにあります。ファミリーの長として頑張り続けても、少しずつ家族の心がわからなくなり、自分の求めるものと家族の求めるものに差違が出てくることに気が付きません。
常に家族のことを考えていた父親ヴィトとの違いがハッキリと現れてきます。
ファミリー=家族、もしくはファミリー=組織なのか、この考え方の違いによりマイケルの苦悩が大きくなっていきます。
前作にあったような緊張感が薄くなり、ゴッドファーザーとしての人間性を主眼にした物語は、新たな面白さを見せてくれますね。

<見どころ>
冷静沈着であった筈のマイケルが様々な問題により、激高します。
この怒り方がなんともいえない。
そして、背が比較的低いアル・パチーノですが、存在感により大きく見えます。

<出演者>
アル・パチーノをはじめ、前作に引き続いて登場した出演者たちは相変わらず見事。
本作ではロバート・デ・ニーロがアカデミー助演男優賞を受賞しました。しわがれた声を含め動きなど前作のマーロン・ブランドを研究している演技が素晴らしい。

<総評>
個人的には1作目が好きですね。
あの緊張感がたまらない。
本作はかなり重厚ではあるんだけど、落ち着きすぎた感じもします。
なにはともあれ、見事な作品です。

<関連作品>
ゴッドファーザー
ゴッドファーザーPART II
ゴッドファーザーPART III

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by syosei7602 | 2009-08-16 23:59 | ヒューマン/ドラマ
ナイト ミュージアム2
d0030824_123422.jpg『NIGHT AT THE MUSEUM:
BATTLE OF THE SMITHSONIAN』 アメリカ/2009
監督:ショーン・レヴィ
出演:ベン・スティラー エイミー・アダムス ロビン・ウィリアムズ
オーウェン・ウィルソン リッキー・ジャーヴェイス
クリストファー・ゲスト ハンク・アザリア アラン・シャバ
ビル・ヘイダー スティーヴ・クーガン ジョン・バーンサル

公開時コピー
歴史も宇宙も美術も!
世界最大の博物館が動き出す!!


大ヒットしたファンタジー・コメディの第2弾。
監督は前作に引き続き、「ピンクパンサー」のショーン・レヴィ。
出演は前作と同じくベン・スティラー、ロビン・ウィリアムズ、オーウェン・ウィルソン、リッキー・ジャーヴェイス、スティーヴ・クーガン。
そして「魔法にかけられて」のエイミー・アダムス、「ヘンダーソン夫人の贈り物」のクリストファー・ゲスト、「ニュースの天才」のハンク・アザリア、「恋愛睡眠のすすめ」のアラン・シャバ、「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」のビル・ヘイダーなど。

<あらすじ>
d0030824_1235234.jpgニューヨークの自然史博物館の騒動から2年後、ラリー(ベン・スティラー)は、自らの発明品が大成功し、自ら起業した会社のCEOにまでなっていた。息子との仲も上々だが、仕事に追われる日々。
ある日、久しぶりに博物館を訪れたラリーは、改装により友人の展示物達が取り除かれてワシントンのスミソニアン博物館の倉庫行きになることを知る。
警備員を辞めたことを悔やむラリーだが、ジェデダイア(オーウェン・ウィルソン)たちは運ばれていってしまうのだった。
その夜、ジェデダイアから電話が入る。魔法の石版無しには蘇らないはずが、猿のデクスターが一緒に持っていってしまった為にスミソニアン博物館の倉庫で動き回ることになったのだ。
d0030824_12414.jpgジェデダイアは、倉庫にはアクメンラの兄で冷酷なエジプト王のカームンラー(ハンク・アザリア)がおり、復活を機に世界征服を企んでいると告げる。
仲間達を助けるため、息子の助けを借りながらスミソニアン博物館にやってきたラリーは、なんとか巨大な地下倉庫に入り込むことに成功するが…。


<作品解説>
Tレックスの骨格が動き出すという、意表をついたアトラクション的コメディの続編です。
前作もかなり楽しい映画で、小難しいことを考えずに見られて笑える作品でした。
また、アメリカの歴史的人物がおもしろおかしく紹介されているのも見どころの一つで、日本で言うなら聖徳太子や卑弥呼が動きだすといったところでしょうか。
さて、前作では職安で警備員を紹介してもらった主人公ラリーが、なんと大成功を納めています。
しかもCEO…いきなり大きく変わったな~と思ったんですが、それらは勿論前ふりでしかありません。
ストーリーは、自然史博物館の展示物が石版と共にスミソニアン博物館に移されたところから始まります。
スミソニアン博物館といえば、世界最大の博物館で、特に宇宙関連では『月の石』が展示されていたりして有名です。
そんな博物館で、膨大な展示物と保管物達がこぞって復活?して、大暴れ。
新しいキャラクター達は、女性冒険家のアメリア・イアハート、ロシアのイワン四世(イワン雷帝)、フランスのナポレオン、シカゴのアル・カポネ、インディアン戦争のカスター中佐など。
どのキャラクターもコミカルに描かれていますが、カスター中佐はインディアンを虐殺した人物なので、アメリカ的アレンジが効きすぎている気がします。
ラリーとカームンラーの言い合いも面白いし、サクサクと小気味よくストーリーが展開していくのは前作と変わらず。
2作目としては出色の出来と言えるでしょう。

<見どころ>
前作はTレックスが見どころでしたが、本作でもまた巨大なものが…。
そして、アメリア・イアハートが実にいいのです。
クライマックスのラリーが格好良すぎ。

<出演者>
本作では頼れる男として登場したベン・スティラー。
「トロピック・サンダー」よりこちらの方がよかったな~。
エイミー・アダムスがもうね、魅力的ですよ。ぴったりとした飛行服が格好いいし、表情がかわいい。
唐突な登場でしたが、そういうことはこの際無視です(笑)。
ロビン・ウィリアムズは出番が少ない分、前作ではノンクレジットだったオーウェン・ウィルソンが正式出演、オクタヴィウス役のスティーヴ・クーガンと熱い友情を交わしたりして。
冷酷なカームンラーを演じたハンク・アザリア、アドリブを効かせたのか、冷酷と言うより滑稽でした。

<総評>
楽しさのレベルは前作とあまり変わらない気がします。
ただ、全体的に手堅く笑いを含め、アクションも盛りだくさん。
ファミリー映画と言うなかれ、シンプルに楽しめる良作です。

<関連作品>
ナイト ミュージアム
ナイト ミュージアム2

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by syosei7602 | 2009-08-13 23:59 | コメディ/パロディ
天河伝説殺人事件
d0030824_4022100.jpg『天河伝説殺人事件』 日本/1991
監督:市川昆
出演:榎木孝明 岸恵子 日下武史 財前直見 山口粧太
岸田今日子 山口真司 岸部一徳 奈良岡朋子 大滝秀治
神山繁 加藤武 伊東四朗 石坂浩二 



公開時コピー
金田一耕助から十五年……天河に浅見光彦、走る

内田康夫原作の推理小説・浅見光彦シリーズ、第23作目にあたる同名作品の映画化。
シリーズとしては初の映画作品。
監督は「犬神家の一族」の市川昆。
出演はTVシリーズで浅見光彦を演じていた「チェスト!」の榎木孝明、「俺は、君のためにこそ死ににいく」の岸恵子、「青春デンデケデケデケ」の日下武史、「幕末純情伝」の財前直美、「WINDS OF GOD ウィンズ・オブ・ゴッド」の山口粧太、「春の雪」の岸田今日子、「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」の岸辺一徳、「釣りバカ日誌」シリーズの奈良岡朋子、加藤武、「母べえ」の大滝秀治、「I am 日本人」の神山繁、「築地魚河岸三代目」の伊東四朗など。

<あらすじ>
d0030824_441515.jpg東京・新宿で川島という能衣装会社の営業をしていた男が突然死亡する。
同じ頃、能の名門・水上流では秀美(財前直美)と和鷹(山口粧太)のどちらを跡継ぎにするか揉めていた。
2人の腕前はほぼ同等、秀美は兄の和鷹に跡継ぎになるようにいうが、和鷹は逆に秀美が跡継ぎになるのがふさわしいと考えていた。
時同じくして、ルポライターの浅見光彦(榎木孝明)は、先輩の剣持(伊東四朗)から、能についての記事執筆を依頼される。
浅見は奈良の吉野で出会った女性、長原敏子(岸恵子)にもう一度会ってみたいという思いからそれを引き受ける。そして、能では有名な吉野の先にある天河村にある天河神社に向かうが、その途中、道外れに佇む男を見つけて話しかける。
その男は水上流の1人、高崎義則(神山繁)だったが逆に怪しまれてしまう。
天河村に着いた浅見は、敏子が営む旅館に宿をとるが、次の日、高崎殺しの容疑を掛けられて拘留されてしまうのだった。

<作品解説>
角川映画十五周年記念作品の第二弾として制作され、続編を匂わす形で終わりましたが、角川書店内の混乱で続編は制作されず。
浅見光彦シリーズとしては、唯一の劇場作品となりました。
原作を読んだことがあるんですが、こんなストーリーだっけ?と思うところがしばしば…もっとも、テレビ版がそれなりによくまとまっているので、あえて映画として作られたのは意味があったのか疑問です。
また、市川昆が監督したことで、雰囲気は「犬神家の一族」っぽい感じ。ただ、個人的に思うのは、このシリーズって意外とライトな感じのため、監督の作風とは合わなかった気がします。
さて、ストーリーはよくある連続殺人事件。
ルポライターの浅見光彦が「関わらない」と言いつつも、美女の色香に迷い?、探偵役をかって出ます。
シリーズの見どころは常に新しいヒロインが登場しながら、浅見といい雰囲気になるところで終わる、というパターンです。これはシリーズそのものの時間が固定されているため(マンガなどでよくある「歳を取らない」パターン)にできることであり、そして主人公の浅見の恋はいつも成就しません(笑)。
ただ、第1作からは時間が動いており、またシリーズが進むにつれて、浅見光彦の探偵としての噂が広まっているというルールもあります。
それはさておき、全体的にはよくまとまっていますが、犯人があっさりわかってしまったり、トリックも複雑ではないので面白みにかけます。
登場人物たちの設定はしっかりとしているのに、シナリオが若干空回りという印象があるので、もったいないかも。
お馴染みのソアラが出てこないのも残念です。

<見どころ>
能を演じるのに、なぜかパーマが当たっている財前直美…バブル期なので髪型、化粧ともに凄いです。
見どころではないですが。

<出演者>
榎木孝明演じる浅見光彦は、原作者である内田康夫のお墨付きだそうで、はまり役です。
岸恵子は上品な演技、対照的なのは岸田今日子。
財前直美が結構な美人ぶりを発揮、そして伊東四朗がいい味だしています。

<総評>
当時は結構、宣伝をしていた記憶があります。
確か同名タイトルのイメージソングと中森明菜によるイメージソング「二人静」も発売されていました。
劇中で使われてはいなかった気がしますが…。
角川映画の末期作品、パワーが弱かったのが残念です。

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by syosei7602 | 2009-08-12 23:59 | ミステリ/サスペンス
クライマーズ・ハイ
d0030824_14594158.jpg『CLIMERS HIGH』 日本/2008
監督:原田眞人
出演:堤真一 堺雅人 尾野真千子 高嶋政宏 山崎努
遠藤憲一 田口トモロヲ 堀部圭亮 マギー 滝藤賢一
皆川猿時 でんでん 中村育二 螢雪次朗 野波麻帆
西田尚美 小澤征悦


公開時コピー
命を追った、
あの夏。


当時、地方新聞の記者として御巣鷹山日航機墜落事故を取材した小説家、横山秀夫の同名小説の映像化。
監督は「魍魎の匣」の原田眞人。
出演は「山のあなた 徳市の恋」の堤真一、「ジェネラル・ルージュの凱旋」の堺雅人、尾野真千子、「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」の高島政宏、「おくりびと」の山崎努、「クローズ ZERO II」の遠藤憲一、「余命1ヶ月の花嫁」の田口トモロヲ、「ザ・マジックアワー」の堀部圭亮、「私は貝になりたい」のマギーなど。

<あらすじ>
d0030824_14595283.jpg1985年8月12日。群馬、北関東新聞の記者・悠木(堤真一)は、販売部で「山に登ろう会」の安西(高島政宏)と共に谷川岳の衝立岩への登頂を予定していた。
まさに出発しようと会社を出る寸前、羽田発大阪行の日本航空123便がレーダーから消失したとの一報が入る。消失現場は長野県と群馬県の県境付近、乗員乗客あわせて524名が乗っていた。
すぐさまに報道体制に入り、悠木はワンマン社長の白河から全権デスクを命ぜられる。
局長(中村育二)、次長(蛍雪二郎)、部長(遠藤憲一)達の圧力や部下との軋轢、さらに他社との駆け引きをd0030824_1459594.jpg視野にいれながら奔走する悠木。
尾巣鷹山には、県警キャップの佐山(堺雅人)と報道班の神沢(滝藤賢一)を派遣するが、未だに無線を装備していないために、ろくに連絡を取ることもできなかった。
時を同じくして、悠木に安西がクモ膜下出血により意識不明になったとの知らせが入り…。


<作品解説>
航空機事故としては史上最大の規模となり、何人かの著名人が亡くなった事でも有名です。
事故の原因はボーイング社による圧力隔壁の修理不十分による垂直尾翼の破損とされています。
また、発生時間が夕方、険しい山のために墜落現場の特定が遅れたり、現場が凄まじい有様だったことは各報道によって逐一伝えられている通りです。
さて、本作は報道側の視点であり、事故を伝える立場として描かれています。事故の情報が如何にして精査され、報道されていくかという過程、そして世代交代の過渡期における新聞社内の混乱、確執が中心になっています。
あくまでも人間関係の話であり、墜落事故はそのきっかけに過ぎません。ただ、この事故が及ぼした影響はとても大きく、それは報道する側まで巻き込んだということでしょう。
気になったのが本編とは関係ないエピソードがうまくリンクしていなかったり、これだけの事故なのに、全権デスクの悠木が会社を何度か離れてしまうところ。これでは知らぬ間に記事の扱いが決定していても文句はいえません。
登場人物の個性がかなり立っているので、これは良かった。出演者の熱演のおかげです。
全体的にはおもしろいのに、ちょっとした違和感を感じてしまうのが残念です。
なお、NHKのテレビドラマ版がかなりの良作とのこと。
機会があれば見てみたいですね。

<見どころ>
堺雅人演じる佐山が事故現場をリアルな記事にして持ってきます。
その記事が読み上げられるシーンが本作の静かなピークでしょう。

<出演者>
堤真一、堺雅人は文句なしにうまい。
そして、尾野真千子の地味ながら味のある演技、遠藤憲一の存在感、珍しくヒール?の山崎努など、出演者がバランス良くまとまっています。
何気に映画出演の多い堀部圭亮、見事です。
序盤の高島政伸、何を言っているかよくわかりませんでした…。

<総評>
エピソードを若干しぼりこんで、尺を短くすれば傑作になったでしょう。
出演者たちの熱演に救われています。
あくまでも日航機墜落事故をベースにした新聞社内でのドラマ、ということを頭にいれておけば面白い作品です。

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by syosei7602 | 2009-08-08 23:59 | ヒューマン/ドラマ