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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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特命係長 只野仁 最後の劇場版
d0030824_19273.jpg『特命係長 只野仁 最後の劇場版』 日本/2008
監督:植田尚
出演:高橋克典 櫻井淳子 永井大 蛯原友里 田山涼成
秋山莉奈 西川史子 長谷川初範 吹越満 デビット伊東
桑名正博 松澤一之 チェ・ホンマン 赤井英和 三浦理恵子
梅宮辰夫


公開コピー
シリーズ史上、最強の敵、登場!
只野仁、これが最後の特命か!!!


深夜枠で人気を博した、柳沢きみおの同名コミック原作のテレビシリーズの映画版。
監督はテレビシリーズの第3期やスペシャル版を手がけた植田尚。
出演はテレビシリーズ同様、高橋克典、櫻井淳子、永井大、蛯原友里、田山涼成、三浦理恵子、梅宮辰夫、「劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!」の秋山莉奈、医師でタレントの西川史子、「ロード88 出会い路、四国へ」の長谷川初範、「真夏のオリオン」の吹越満、「GOEMON」のチェ・ホンマンなど。
主題歌はDJ OZMA

<あらすじ>
d0030824_194765.jpg只野仁(高橋克典)は、大手広告代理店・電王堂に勤め、昼間は総務二課の冴えない窓際係長、夜は会長・黒川(梅宮辰夫)の命を受けて社内のトラブルを秘密裏に解決するスーパー社員の特命係長として活躍していた。
ある日、電王堂の大イベント「フラワー・アース・フェスタ2008」のイメージキャラクターで、人気グラビアアイドルのシルビア(秋山莉奈)が何者かに狙われていることがわかる。
黒川からシルビアの警護と身辺調査の命を受けた只野は、シルビアのマネージャー加納エミ(西川史子)に鬱陶しがられながらもシルビアに張り付き、助手の森脇(永井大)に調査と見張りをさせていた。
一方、電王堂・大阪支社の山西(赤井英和)は、イベントの責任者であり、成功させるために努力を惜しまず、d0030824_110073.jpg週刊誌の記者にもうまく取りはからっていた。
シルビアの周辺には、不審な動きをする営業二部の部長・村川(吹越満)や、彼女を攫おうとする謎のナイフ男がうろついていた。
只野は、それらがシルビアを狙ったものではなく、イベントの妨害を目的としたものではないかと考えるが…。


<作品解説>
お色気と高橋克典の肉体美が炸裂する深夜枠のヒットドラマの劇場版です。
原作者の柳沢みきおといえば「翔んだカップル」が有名ですが、それが霞むくらいにこの「特命係長」は代表作になってしまったといえます。
ドラマ版はかなりギャグ(下ネタ)路線を突っ走っており、また主人公・只野仁のとんでもないモノや、セクシータレントを起用したベッドシーン(絶対的ラブホテルであり、只野は常に見上げる立場である(笑))、そしてアクションシーンの格好良さに定評があります。
さて、本作はなんだかわからないうちに劇場版になりましたみたいな感じで、よくあるお馴染みのキャッチコピー「最強の敵」「最後の~」のなんて入っちゃってますが、基本的にはテレビのスペシャルでも構わないだろうという感じ。
メインのヒロインにはオシリーナの愛称があるグラビアアイドルの秋山莉奈、そしてなぜか西川史子が登場。
ぶっちゃけると西川史子はどうでもよいです…というか、ネタとしては良いんだけど、目立ちすぎかなぁ。
シナリオは単純明快、シンプルに作られています。
テンポもそれなりに良いし、時事ネタ(携帯小説家やハイパーメディアクリエイター、某英会話社長とか…)も満載、ハードボイルドにコメディという相反する2つを良くもまあ混ぜ込んだな、と。
でも、全体としてはインパクトが弱かったかな。

<見どころ>
秋山莉奈演じるシルビアがブラジャー外されるシーンとか、割とドキドキします(笑)。
アクションシーンは格好いい…もっとあっても良かったかな。

<出演者>
高橋克典、肉体美です。
スゲーって感じですが、今後別のアクション映画に出ても只野さんにしか見えないかも。
櫻井淳子は相変わらずイタイ感じをうまく演じています。
エビちゃんも相変わらず大根ぶりを発揮(笑)、でも許せる。
秋山莉奈の無駄にエロっちいカメラアングルはステキです。
西川史子は…役柄としてはバラエティに出ているまんまだけど、この人で映画を宣伝するのは辛かろうってなもんです。セクシータレントの小澤マリアの方がキレイだし…。
チェ・ホンマン、足でかすぎ。

<総評>
それなりに面白い作品です。
テレビシリーズを見ていた方が楽しめますが、見ていなくてもわかるレベルです。
でも、作品レベルとしては2時間スペシャルで良かったような…。
もっと派手にして、劇場版ならではのバカさ加減が欲しかったですね。

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by syosei7602 | 2009-06-28 23:44 | アクション/アドベンチャー
インクレディブル・ハルク
d0030824_028035.jpg『THE INCREDIBLE HULK』 アメリカ/2008
監督:ルイ・レテリエ
出演:エドワード・ノートン リヴ・タイラー ティム・ロス
ティム・ブレイク・ネルソン タイ・バーレル  ウィリアム・ハート
ピーター・メンサー ルー・フェリグノ ポール・ソールズ
ヒクソン・グレイシー


公開時コピー
その「力」、ためらうな。

マーベルコミックの人気キャラクターの1人で、過去にテレビシリーズ、2003年にアン・リー監督によって映像化された「ハルク」。
本作はアン・リー版の続編ではなく、完全に再映画化された。
監督は「トランスポーター」シリーズのルイ・レテリエ。
出演は「幻影師アイゼンハイム」のエドワード・ノートン、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのリヴ・タイラー、「コッポラの胡蝶の夢」のティム・ロス、「シリアナ」のティム・ブレイク・ネルソン、「ドーン・オブ・ザ・デッド」のタイ・バーレル、「バンテージ・ポイント」のウィリアム・ハートなど。

<あらすじ>
d0030824_0281230.jpg科学者のブルース・バナー(エドワード・ノートン)は、同じく科学者で恋人のベティ(リヴ・タイラー)の父、ロス将軍(ウィリアム・ハート)の命を受けてガンマ線による人体の影響を研究していた。
自ら被験者になったブルースだったが、実験中に事故が起こり、大量のガンマ線を浴びてしまう。
その瞬間、ブルースは役2.7メートルの緑色で巨大な体へ変貌し、ベティやロス将軍を含む研究者たちに大けがを負わせてしまう。
体を治すため逃亡したブルースを、力を欲した軍はロス将軍の指揮の下に追跡を開始する。
だが、ブルースは巧みに逃げ回り5年の月日が流れる。
ブラジルで研究を続けていたブルースだったが、ふとしたことから居所が知れてしまい、大規模な追跡劇が開始された。
d0030824_0282164.jpgロス将軍が送り込んだ精鋭部隊を率いるのは、最強の兵士と呼ばれるブロンスキー少佐(ティム・ロス)だった。
追いつめられたブルースは、再び変身してしまいその場を逃れるが、それを目の当たりにしたブロンスキーはロス将軍に秘密の開示を迫るが…。


<作品解説>
テレビシリーズは何話か見たことがあるんですが、アン・リー版はまだ未見です(評判は芳しくないようですが…)。
マーベルコミックの映画化といえば、大抵は時間をあけても続編やスピンオフといった形が多いのですが、本作はそれらの定番を覆してしまい、しかも前作を上回る評判という希有な作品です。
脚本には主演のエドワード・ノートンも関わっているため、力の入れ方が半端じゃないことがわかりますね。
さて、主人公のブルースがハルクになるきっかけはガンマ線の異常照射によるものですが、本作ではオープニングにさらっと流しています。その実験内容はストーリーを追うごとに明かされていくので、説明不足はありません。
これは単純にシナリオ勝ちというか、テンポを重視した為なんですが、そのお陰で序盤から終盤までの緩急つけた展開はお見事。
ハルクになることを恐れるブルースは、心拍数の変身リミットである200を越えないように心身を鍛え始めます。ここで登場するのが師匠となるヒクソン・グレイシー(変身しても勝てないかも?)…まあ、ほんのちょっとですけどね。
そして、精鋭部隊に追われるブルースの逃亡劇は見事なアクションシーンです。
狭い路地裏を走り、飛び越えていくシーンはハルクのCG表現と対照的ですが、「トランスポーター」シリーズのルイ・レテリエ監督ならではの面白さでしょう。
中盤、終盤と小気味よくアクションが続き、その中にあってブルースの苦悩が描かれていきます。
作品全体は意外と小粒な印象を受けますが、手堅い演出と突出したアクションで楽しませてくれる良作です。

<見どころ>
もちろんアクションシーン。
車が軽々と吹っ飛び、禍々しいほどの緑色の体を持つハルクのCGは圧巻。
なで肩のエドワード・ノートンが変身するから、ギャップが大きくていいですね。

<出演者>
エドワード・ノートンは非常にうまい俳優です。この人の作品は良くも悪くも手堅くておもしろい。
「ファイトクラブ」の様な切れた役柄もいいですが、本作のような人の脆さを抱えた感じもうまいです。
リブ・タイラーは落ち着いた感じですが、うまくはないんだよなぁ。
字幕で見ても、セリフがなんとなく抑揚がないというか…。
ティム・ロスは中盤まで非常に格好いい。
熟練兵士という雰囲気がひしひしと伝わってきます。
ウィリアム・ハートは髪の毛があったんで最初はわからなかったりして。

<総評>
先にも書きましたが、非常に手堅い作品です。
笑えるシーンがあるわけでもないんですが、エドワード・ノートンのうまさやアクションとCGの融合など見どころは十分。
そして、ラストにはちょっとしたオマケがあり、それが別のアメコミ実写版につながるとは…。
思わずニヤリとさせられました。

<関連作品>
ハルク (実写版・第1弾)
インクレディブル・ハルク (実写版・第2弾)

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by syosei7602 | 2009-06-25 23:59 | アクション/アドベンチャー
フェイク シティ ある男のルール
d0030824_0184535.jpg『STREET KINGS』 アメリカ/2008
監督:デヴィッド・エアー
出演:キアヌ・リーヴス フォレスト・ウィッテカー ヒュー・ローリー
クリス・エヴァンス コモン ザ・ゲーム  マルタ・イガレータ
ナオミ・ハリス ジェイ・モーア ジョン・コーベット
アマウリー・ノラスコ テリー・クルーズ


公開時コピー
最期に頼れるのは、
魂か、弾丸か。


「L.A.コンフィデンシャル」「ブラック・ダリア」など、LA暗黒4部作で著名なジェームズ・エルロイのオリジナル脚本によるサスペンスアクション。
監督は「トレーニング・デイ」のシナリオを手がけ、「バッドタイム」で監督デビューしたデヴィッド・エアー。
出演は「地球が静止する日」のキアヌ・リーヴス、「バンテージ・ポイント」のフォレスト・ウィッテカー、「フライト・オブ・フェニックス」のヒュー・ローリー、「ファンタスティック・フォー」シリーズのクリス・エヴァンスなど。

<あらすじ>
d0030824_0185737.jpgロサンゼルス市警特捜課のベテラン刑事ラドロー(キアヌ・リーヴス)は、犯罪を許さない一匹狼。
仲間と組まずに単独先行することから、同僚達から疎まれていたが上司のワンダー(フォレスト・ウィッテカー)だけは彼を必要だと言い続け、庇っていた。
ある日、ラドローはかつての相棒で特捜課を外されたワシントン(テリー・クルーズ)が、内部調査課に彼の素行などを密告しているという話を耳にする。
ラドローの前に内部調査室のビッグス警部(ヒュー・ローリー)が現れたことから、彼は密告を確信してワシントンの後を付ける。
ところがスーパーに入ったワシントンの後に続いて武装強盗が来るのを見たラドローだったが、度重なる不信感からワシントンに拒絶され、さらに武装強盗の襲撃を受けてしまう。
d0030824_0191278.jpgワシントンが殺される様を目の当たりにしたラドロー、しかし反撃の際にラドローの撃った弾が彼の体に当たっていた。
不利な状況に立たされながらも、ワンダーの計らいでその場は逃れる。
その一方、かつての相棒の仇をとるため、担当刑事ディスカント(クリス・エヴァンス)を訪ねるが…。

<作品解説>
ジェームズ・エルロイのオリジナル脚本、ということで期待値は高かったのですが…まあ、この人の作品ってやっぱり暗黒な感じです(笑)。
開始早々になんとなく展開が読めてしまったり、主人公ラドローの背景や過去が不鮮明で一匹狼たる所以が全くわからなかったりと消化不良のところが多々。
さて、アウトローな刑事を演じるキアヌ・リーヴスですが、アウトローという割には小綺麗な感じがしちゃうし、ガンアクションも平板。
限りなくシンプルなストーリーを勿体ぶった演出で引き延ばしている気がします。
アル中という設定もありきたりだし、特にピンチらしいピンチもない。オマケに同僚の刑事達はあからさまに胡散臭すぎます。
助演は豪華で渋みがあるのに、ひねりが無さ過ぎて可も無し不可も無しといったところ。
全体としては小気味よいのに勿体ないですね。

<見どころ>
特に見どころらしいのが無かったりして。
キアヌ・リーヴスは格好いいですけどね。
あ、終盤のシーンでキアヌのTシャツ(背中)に注目です。

<出演者>
実はハードボイルドな役柄があまりないキアヌ・リーヴス。
少し太ったのか、顎が気になりました…。
フォレスト・ウィッテカーは少し大げさな感じがして、ヒュー・ローリーと対照的。
クリス・エヴァンスもイマイチ陰が薄い。

<総評>
なんか全体的に「薄い」作品です。
盛り上がりに欠けるというか、ラストに至るまで重さを感じられないというか…。
まあ、単純にストーリーが一昔前の映画によくあったものってところです。
キアヌ・リーヴスのファンなら見てもいいかな、って感じですね。

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by syosei7602 | 2009-06-22 23:39 | ミステリ/サスペンス
トランスフォーマー/リベンジ
d0030824_3405737.jpg『TRANSFORMERS: REVENGE OF THE FALLEN』
アメリカ/2009
監督:マイケル・ベイ
出演:シャイア・ラブーフ ミーガン・フォックス
ジョシュ・デュアメル タイリース・ギブソン ジョン・タートゥーロ
ラモン・ロドリゲス イザベル・ルーカス レイン・ウィルソン
声:ピーター・カレン マーク・ライアン ヒューゴ・ウィーヴィング

公開時コピー
新たなるトランスフォーム<変身>は
リベンジから始まる!


大ヒットを記録した前作に続き、スティーヴン・スピルバーグ製作、マイケル・ベイ監督による続編。
出演は前作に続き、シャイア・ラブーフ ミーガン・フォックス ジョシュ・デュアメル、ジョン・タートゥーロ、「サブウェイ・パニック」のラモン・ロドリゲス、本作が映画初出演となるイザベル・ルーカスなど。

<あらすじ>
d0030824_341720.jpg正義のオートボットと悪のディセプティコンの戦いから2年。
サム(シャイア・ラブーフ)は、大学に通うために家を離れて寮生活をすることになるが、恋人となったミカエラ(ミーガン・フォックス)と、うまく関係を続けていくことに多少の不安を抱えていた。
寮に移る引っ越しの日、前の戦いで着ていたパーカーからキューブの欠片を見つけた瞬間、膨大な量の情報が頭の中に流れ込んでくる。
さらにキューブのパワーで電化製品がトランスフォーマー化して騒動が巻き起こるが、バンブルビーが家を半壊させながらもようやく落ち着くのだった。
その頃、セクター7の後継機関であるNESTが設立され、前の戦いで功績を挙げたレノックス(ジョシュ・デュアメル)、エップス(タイリース・ギブソン)達がオートボット達と共に、ディセプティコンとの戦いを続けていた。
しかし、大統領命令としてやってきた国家安全顧問ギャロウェイは、ディセプティコン達の狙いがオートボットそのものにあると言い張り、地球退去を主張する。
一方、サムは寮で同室になったレオ(ラモン・ロドリゲス)に異星人の存在を主張されて辟易し、d0030824_3411667.jpg同級生のアイリス(イザベル・ルーカス)からは突然の誘いを受けて困惑していた。
夜、パーティに出かけたサムの元へ、家に置いてきたはずのバンブルビーがやってくる。
バンブルビーは、サムをオートボットのリーダー・オプティマスの元へ連れて行く。
サムはオプティマスから、再び戦いが激化することを告げられ、協力を求められるが…。


<作品解説>
驚異的なCG技術によるトランスフォーマー達の描写が話題になった前作からわずか一年あまり。
本作も相当なレベルのCG技術によって楽しませてくれます。
バイクに変身する新たなオートボットなども登場し、お馴染みにオプティマスやバンブルビーと共に活躍。
2時間30分という長尺になりましたが、アクションシーンに力が入っていて見どころは十分すぎるほどです。
登場人物が前作とほとんど変わらないことも功を奏して、前作を見てから見に行くとわかりやすいですね。
さて、本作は前作からさらに軽いノリになり、結構な数の下ネタが登場(笑)。
サムとミカエラの関係はノロケ状態だったり、バンブルビーの嘆き悲しむ姿や同室のレオの面倒くさい感じなど、登場人物達が前作以上に濃くなっています。
ストーリーはシンプルそのもので、2時間半を余すところ無く使っている気もするんですが、前述している下ネタとか省けばもう少し短くなったような気もしますね。
あと、オートボットとディセプティコンの見た目の違いがよくわからなくなってしまったのは残念でした。
もっとも映像は文句なし、見どころ十分、今年公開の作品の中では「スター・トレック」に匹敵する娯楽作です。

<見どころ>
中盤のオプティマスの戦い、長丁場となったクライマックスの戦いは凄まじいの一言。
ミカエラとアイリスのエロっちい感じが魅力的(笑)。

<出演者>
シャイア・ラブーフは話題作に立て続けに出演していますが、「トランスフォーマー」シリーズは一番のはまり役って気がします。
ミーガン・フォックスは色気たっぷり。前作以上に存在感ありです。
新登場となるレオ役のラモン・ロドリゲスは濃いなぁ…サブキャラクターとしてはシモンズ役のジョン・タートゥーロと同様に十分すぎます。
残念なのはジョシュ・デュアメルとタイリース・ギブソン、登場シーンは多いのにサムの両親を演じたケヴィン・ダンやジュリー・ホワイトよりも存在感が無くて残念。

<総評>
2時間半はかなり長いんですが、アクションシーンは映画館で見ないとおもしろくないと断言できるほどに迫力があるので、見に行くのがいいですね。
2作目となると大体はコケがちなのに、前作からのテンションを続けた監督の手腕は見事です。
ただし、前作を見ないとわからないことだらけなので、予習は必須といえるでしょう。
楽しい作品でした。

<関連作品>
トランスフォーマー
トランスフォーマー/リベンジ

■アニメ
戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー 
トランスフォーマー ザ・ムービー

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by syosei7602 | 2009-06-20 23:59 | SF/ファンタジー/パニック
用心棒
d0030824_1393878.jpg『YOJIMBO』 日本/1961
監督:黒澤明
出演:三船敏郎 仲代達矢 司葉子 山田五十鈴 加東大介
河津清三郎 志村喬 太刀川寛 夏木陽介 東野英治郎
藤原釜足 沢村いき雄 渡辺篤 山茶花究 羅生門綱五郎
受賞:ヴェネチア国際映画祭/男優賞(1961)
ブルーリボン賞/主演男優賞・音楽賞・特別賞(1961)

世界の映画に多大な影響を及ぼした黒澤明監督によるアクション時代劇。
ベースとなったのはハードボイルド小説の先駆者シドニー・ハメットの「血の収穫」など。
後に実質的続編と言われる「椿三十郎」も制作された。
出演は「椿三十郎」の三船敏郎、「犬神家の一族」(2006)の仲代達矢、「獄門島」の司葉子、「柳生一族の陰謀」の山本五十鈴、「陸軍中野学校」の加東大介、「風立ちぬ」の河津清三郎、「あげまん」の東野英治郎、「日本一のホラ吹き男」の山茶花究など。

<あらすじ>
d0030824_1404895.jpg冬の日、ある宿場に1人の浪人(三船敏郎)がやってくる。
その宿場は馬目の清兵衛(河津清三郎)と新田の丑寅(山茶花究)による縄張り争いでひっそりと静まりかえっていた。
めしやの親父(東野英治郎)から、宿場の対立を知った浪人は、悪人どもが全ていなくなる一計を案じる。
清兵衛の元に用心棒として売り込んだ浪人は、手始めに丑寅の子分3人を一瞬で斬り捨てた。
それを見た清兵衛は、早速に浪人を五十両で雇う。
浪人の名は出任せで桑畑三十郎と名乗った。
d0030824_141770.jpg早々に清兵衛たちは切り込みの用意をはじめ、宿場の通りで丑寅達と対峙する。
が、三十郎は「終わった後に寝首をかかれてはかなわん」と言って、あっさり金を返して高見の見物を決め込む。
引っ込みがつかなくなった清兵衛と丑寅、一触即発の状態まであと少しというところで役人が来るとの知らせを聞き、その場はおさまるのだが…。

<作品解説>
「用心棒」と言えば、クリント・イーストウッド主演で「荒野の用心棒」としてぱくられた事でも有名な作品(実際に東宝が訴えた)。さらにブルース・ウィリス主演の「ラストマン・スタンディング」として、こちらはリメイクとして正式に制作されました。
全くのオリジナルと思われがちですが、実はシドニー・ハメットの小説「血の収穫」などをベースにしています(1つだけではなく、かなりの数のアイディアを借りているとのこと)。
さて、本作は時代劇における「初めて」づくしの作品で、刀で切った時の音、すれ違い様に切って相手が倒れるなどの演出が為されています。
また、殺陣においては1人を2度斬りつけるなどの動きがあり、殺陣の数がかなり少ないにも関わらず見るものを惹きつけます。この辺りのうまさは黒澤監督と三船敏郎のコンビならではでしょう。
ストーリーは至ってシンプル。
流れ者の浪人がお節介から、宿場にいる悪党達を全滅させる…そのために知恵を働かせて、うまく立ち回ります。
「用心棒」というタイトルからすると、大きな戦いがあって…と思いきや、実はコメディアクションといっても差し支えないほどにユーモアに溢れていて、笑えるところ多数。
出演陣の濃さとあいまって、実に痛快な作品と言えるでしょう。

<見どころ>
三船敏郎と東野英治郎の掛け合い、そしてスパイスとなる司葉子の登場など、あちこちにユーモアと仕掛けがたくさんあります。
そして、三船敏郎の殺陣は見事ですね。

<出演者>
実はコメディアンな俳優ともいえる三船敏郎。まさしく=サムライなわけですよ。
ハードボイルドな雰囲気が抜群。
仲代達矢はとにかく格好いい伊達男。
なぜか拳銃をもって登場し、ラストに至るまで強烈な印象を残します。
司葉子は一瞬、しかしその美しさが泥臭い男どもの戦いを一瞬にして沈めてくれます(笑)。
あと、なんといっても東野英治郎。
テレビの水戸黄門といえば、この人か西村晃だったんですけどね(西村晃も出てますけど)。

<総評>
欲を言えばもう少し殺陣が欲しかったかな?と思ったりもしますが、テンポ良く進んで面白い。
ラストのあっさり感も潔いです。
モノクロだからこそ、味のある作品ともいえますね。
一度は見るべき傑作です。

<関連作品>
用心棒
椿三十郎 (実質的続編)

■リメイク
荒野の用心棒
ラストマン・スタンディング

■三船敏郎が「用心棒」を演じた作品
座頭市と用心棒
待ち伏せ

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by syosei7602 | 2009-06-17 23:59 | 戦争/歴史/時代劇
エグザイル/絆
d0030824_1321238.jpg『EXILED』 香港/2006
監督:ジョニー・トー
出演:アンソニー・ウォン フランシス・ン ニック・チョン
ラム・シュー ロイ・チョン ジョシー・ホー リッチー・レン
サイモン・ヤム ラム・カートン エレン・チャン エディー・チョン
ホイ・シウホン タム・ビンマン


公開時コピー
彼らこそ、最高だった。

香港を代表する監督の1人、「ブレイキング・ニュース」のジョニー・トーによるノワールアクション。
出演は「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」のアンソニー・ウォン、「軍鶏 Shamo」のフランシス・ン、「ブレイキング・ニュース」のニック・チョン、リッチー・レン、「新宿インシデント」のラム・シュー、「インファナル・アフェア 無間序曲」のロイ・チョン、「ツインズ・エフェクト」のジョシー・ホー、「PTU」のサイモン・ヤムなど。

<あらすじ>
d0030824_1322248.jpg中国返還目前のマカオ。ある家に2人の男が訪ねてくる。
家にいたのは乳飲み子を持つ女(ジョシー・ホー)。
2人は家の主であるウー(ニック・チョン)を待つと行って広場に向かう。ほどなくして、また2人の男が訪ねてきた。目的は同じくウーだった。
やがてウーが帰ってくる。先に来た男の1人タイ(フランシス・ン)と、後から来た男の1人ブレイズ(アンソニー・ウォン)がウーの後について家に入っていく。
3人は家の広間で銃を突き付けあい、唐突に銃撃戦となるがウーの弾が切れたところで終了する。
タイとキャット(ロイ・チョン)はウーを守るために、ブレイズとファット(ラム・シュー)はウーを殺す為にやってきたのだ。
ウーはかつて、香港マフィアのボスであるフェイ(サイモン・ヤム)を撃って逃亡していたが、妻子を連れて舞い戻ってきたばかりだった。
d0030824_1323482.jpg幼なじみだった5人は一時休戦し、ウーは妻子に残す金を集める為の猶予が欲しいという。
ブレイズはその条件を受け入れる。
次の日、仕事仲介の男からマカオの新勢力のボスであるキョン(ラム・カートン)暗殺を引き受ける。
キョンのやってくるレストランで待ち伏せをする5人だったが…。

<作品解説>
ジョニー・トー監督といえば、今や香港におけるノワール作品の第一人者とも言えます。
本作はほぼ脚本無しに撮ったという異色作ながら、各国での評判は上々。
その卓越した演出と俳優達の演技力が光った傑作です。
トー監督の特長といえばなんと言っても夜間とワンカットよる撮影。
「PTU」や「ブレイキング・ニュース」でも、実に見事でしたが本作はそれらの技術が余すところ無く使われています。
さて、幼なじみながら敵対してしまった5人の男。
守るため、殺すため、その前にすべきは標的となる男、ウーの金稼ぎで猶予はたった1日というハードスケジュール。
そこで超危険な仕事、マフィアのボス暗殺を請け負いますが、ここでトラブルが発生します。
シナリオは流れるままに、ということで至ってシンプルな作り。
それでも、さらりと義侠心を描いてしまうところが香港映画らしいですね。
派手な銃撃戦、要所に差し込まれるユーモアの数々、ほとんど女っ気無し(笑)ながらツボを押さえた作りと、ラストのさらりとした余韻の残し方は見事です。
また、幼なじみの5人ですが一応全員60年代前半生まれ。
渋み溢れてます。

<見どころ>
病院からの逃走シーン、そしてクライマックスと銃撃戦の面白さが凝縮されています。
クライマックス直前のジョシー・ホー演じるウーの妻が見せる表情が印象的。

<出演者>
アンソニー・ウォンをはじめ、演技に定評があるキャスティング。
フランシス・ンやロイ・チョンが格好いいのはわかりますが、ラム・シューまで格好いいとは!
ウーの妻を演じるジョシー・ホーは少し濃いめの女優ですが、目元が強くていいですね。
サイモン・ヤムの嫌みっぷりは拍手ものです。

<総評>
静と動が入り交じりえて、男達の格好良さを詰め込んでいます。
とにかく格好良い映画にしたいんだ、みたいな…香港映画でしか出し得ない良作。
ノワールが好きならオススメです。

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by syosei7602 | 2009-06-16 23:57 | ハードボイルド/犯罪
宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-
d0030824_13495080.jpg『宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-』
監督:西久保瑞穂
声:菅沼隆之





公開時コピー
宮本武蔵は本当に求道者だったのか…
押井流“歴史アニメドキュメンタリー”


押井守の原案・脚本をテレビシリーズ「お伽草子」の西久保瑞穂監督が映像化。
通常のアニメーション作品ではなく、実写を交えたドキュメンタリーとなる。
主題歌は泉谷しげる。

<あらすじ>
d0030824_1350989.jpg天下無双と呼ばれた剣豪・宮本武蔵。
彼の兵法である「五輪書」を元に、その生き様、そして現在知られている“武蔵像”とは異なる彼の目指したものを解読していく。
1600年、関ヶ原の戦い。
d0030824_13501970.jpg西軍の兵士だった武蔵は、先陣を切って戦いに挑む。
対するは騎馬部隊だった。
そこで彼は己の行く末を見出すのだが…。

<作品解説>
運良く公開日で押井守と西久保瑞穂監督の舞台挨拶付きで見られました。
本作の構想について、色々と話されていたのでこちらを若干。
押井守が10年来の構想としていたのが本作だそうで、通常の映画だとリサーチしたものはごくわずかにしか使われず、それをドキュメンタリーとすることで全体の3割に情報をいれることが可能。さらに、宮本武蔵は五輪書をはじめ、数々の文献では脚色の必要がないほどに面白い人生を送っていて、実に興味深いと、解説していました。
さて、宮本武蔵のアニメ部分は多くなく、そのほとんどが3Dのキャラクターによる解説とナレーション。
実質的なアニメは決闘シーンとなります。
蘊蓄部分は実に細かく、ヨーロッパの騎士、中国の騎兵、そして日本の武士への変遷やその役割などが描かれていたり、一見関係なさそうな展開でも、それが宮本武蔵という人物に繋がっていく様は面白い。
ドキュメンタリーということで、退屈な部分も散見しますが再現シーンをアニメでやる、というところは素直に評価できます。武蔵自身にセリフがないのも、アニメを絡めたドキュメンタリーとしての挑戦に思えます。
また、決闘シーンも五輪書を元に動きを付けているそうで、制作者のこだわりが感じられますね。

<見どころ>
決闘をもって、その無双ぶりを天下に知らしめた武蔵。
彼が生涯目指したものは何か…押井流の結末は興味深いところ。
決闘シーンに浪曲がかかるのも渋い。

<その他>
舞台挨拶がユーモアあふれていて、楽しかったですね。
「プロジェクトX」まではいかないけれど、「歴史発見」「その時、歴史は動いた」を目指したと言っていたように、意外性に溢れた作品でした。
なので、決して「バガボンド」を期待しないようという注釈付き。
もし本作が成功?すれば、次はアインシュタインだそうです(笑)。

<総評>
総じて興味深く、武蔵が好きなら必見でしょう。
ただ、舟島(巌流島の決闘)については、佐々木小次郎の人物像が知られている一般像と変わらなかったのが残念。
しかし、それを差し引いても面白い作品です。

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by syosei7602 | 2009-06-13 23:59 | ドキュメンタリー
アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン
d0030824_124595.jpg『I COME WITH THE RAIN』 フランス/2009
監督:トラン・アン・ユン
出演:ジョシュ・ハートネット 木村拓哉 イ・ビョンホン
トラン・ヌー・イェン・ケー ショーン・ユー イライアス・コティーズ
ユウセビオ・ポンセラ サム・リー



公開時コピー
男たちの運命は、
美しく、そして切ない…


「青いパパイヤの香り」「シクロ」のトラン・アン・ユン監督による、キリストの受難をテーマに据えたミステリー。
出演は「ラッキーナンバー7」のジョシュ・ハートネット、「HERO」の木村拓哉、「甘い人生」のイ・ビョンホン、「シクロ」のトラン・ヌー・イェン・ケー、「インビジブル・ターゲット」のショーン・ユー、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のイライアス・コティーズなど。
音楽はレディオヘッド。

<あらすじ>
d0030824_1251346.jpg元刑事の探偵クライン(ジョシュ・ハートネット)は、世界的な製薬会社の創立者で大富豪の男から息子・シタオ(木村拓哉)の行方を捜して欲しいと依頼される。
シタオの足取りが消えたフィリピンから香港へと調査の足を伸ばしたクラインは、友人の刑事メン・ジー(ショーン・ユー)に手がかりを求める。
その頃、韓国マフィアのボスであるドンポ(イ・ビョンホン)の元でトラブルが起き、ドンポの恋人リリ(トラン・ヌー・イェン・ケー)がさらわれてしまう。
海の側の荒れ地で乗り捨てられた車と誘拐犯の死体、そこに残っていた小屋と車のドアの指紋はシタオのもd0030824_125236.jpgのだった。クラインはメン・ジーの協力でアパートを借りると、本格的に調査を始める。
しかし、クラインは刑事時代に追っていた連続殺人犯ハスフォード(イライアス・コティーズ)の手がかりを掴む為に精神を“同化”させてしまい、その時のトラウマから今でも逃れられずにいた。
シタオの行動、ドンポの恋人の行方、クラインのトラウマ、それらはいつしか絡み合っていくが…。

<作品解説>
「ノルウェイの森」を撮影中の話題の監督であるトラン・アン・ユン。
そして、ハリウッド、韓国、日本の有名俳優による共演…これだけ書けば、客寄せパンダは十分な作品です。
トラン監督の作品数は多くないものの、常に一定のレベルを維持している為、あちこちで酷評されていようとそれなりなはずという期待を抱いて見てみました。
結果、見る人を選ぶけどやっぱりこの監督の感性は凄いなというのが正直な感想。娯楽作とは言えないし、やたらと血みどろだし、妙に裸が出てくるし、相変わらずカメラワークは官能的。
さて、肝心のシナリオは普通に見ると「なんだこりゃ?」の世界、じっくり集中するとおぞましいほどに人間の性が描かれています。
トラウマを克服できないクライン、愛人に固執するドンポ、苦しみと許しを持つシタオ、恐怖と愛と受容(あるいは許容)とでもいうべきか…そしてストーリーに直接関わってくる女性は1人のみ。
この女性、すなわちドンポの恋人であるリリの存在がポイントです。
彼女は受難そのものであり、同時に愛の対象でもある…つまり、彼ら3人の中ではバランスをとる役目なんですね(こればっかりは見ないとわからない点です)。
また、彼女以外に登場する女性はわずかなものの、トラン監督ならではのエロティシズムで男女の関係が描かれています。
映像と音楽は秀逸、当初は香港が舞台だとは知らなかったんですが、特有の雑踏感と同時にノワール的なテイストがたっぷり含まれています。
キャスティングの話題が先行していますが、キャストのファンというノリだけで行くと確実に痛い目を見る作品。
かなり気合いを入れて見ることをオススメします。

<見どころ>
クラインと連続殺人鬼ハスフォードの対決。
おぞましいオブジェの数々。
ほとんど悪夢ともいえるような映像は凄まじいですね。

<出演者>
ジョシュ・ハートネット、トラウマにのたうち回るクラインを熱演しています。
この人は普通に格好いい。
木村拓哉は日本のドラマではほぼ主役として出てくるために、演技の幅の狭さにがっかりな感じですが、本作はかなりいいですね。このくらいの役柄だとかなり映えます。
でもシタオって名前はどうかと思いますが。
イ・ビョンホンは役柄がはまっていました。
この人は男前ってわけじゃないですが、雰囲気がうまくまとわりついている気がします。
ショーン・ユーは意外なキャスティング。
トラン・ヌー・イェン・ケーは監督の奥さんで、監督作では全て出演しています。
うまいんですけどね、ちょっと違うよなぁ、今回だけは。
唯一のミスキャストって感じでした。

<総評>
日本の宣伝の仕方がどうしても木村拓哉を中心にしてますが、これは良くない。
先入観で見ちゃうと、ほとんどの場合「ちょっと気持ち悪いかも」という感想が大半でしょう。
キリストの受難を題材にしていますが、ハリウッド映画では大量に使われているネタなので、宗教観について考えなくても普通に見られます。
駄作とみるか良作と見るか、個人的には後者ですね。
久々に重いパンチを持つ映画でした。

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by syosei7602 | 2009-06-12 23:59 | ミステリ/サスペンス
剣客之恋
d0030824_045297.jpg『CAT AND MOUSE』 香港/2003
監督:ゴードン・チャン
出演:アンディ・ラウ セシリア・チャン アンソニー・ウォン
リー・ビンビン チャップマン・トー ウォン・ヤッフェイ
チョン・ダッメン ラム・ジーチョン



武侠小説の古典「三侠五義」「七侠五義」をベースにした武侠ラブコメディ。
監督は「メダリオン」のゴードン・チャン。
出演は「マッスルモンク」のアンディ・ラウ、セシリア・チャン、「エグザイル/絆」のアンソニー・ウォン、「ドラゴン・キングダム」のリー・ビンビン、「傷だらけの男たち」のチャップマン・トーなど。

<あらすじ>
d0030824_0451147.jpg中国、時は北宋時代。
名裁判官・包拯(アンソニー・ウォン)とその護衛官であり、剣の達人である展昭(アンディ・ラウ)によって、世間は平和そのもの。
しかし、その平和はあまりにも退屈で展昭は管轄外の役人の不正を正そうと進言するが聞き入れて貰えない。包拯は、この機会に休暇をとれと展昭に言う。
10年ぶりに江湖にやってきた展昭は、飲み屋で武芸の達人と言われる眉目秀麗の白玉堂(セシリア・チャン)を見かける。
その夜、不正をはたらいていると思われる皇帝の側近である太師の屋敷で、展昭は包拯と自らの暗殺計画を知る。そこへやってきたのは義賊・錦毛鼠だった。
偶然から展昭は錦毛鼠を助けるが、その正体は白玉堂だった。
d0030824_0452144.jpg気をよくした白玉堂は展昭と義兄弟になる。
展昭と包拯は暗殺計画の賞金見積もり表を持って、皇帝のもとへやってくる。
しかし、皇帝の妻は太師の娘。板挟みになった皇帝は適当な理由を付けて話を逸らすのだが…。


<作品解説>
香港映画といえばカンフー映画というイメージですが、意外なほどにラブコメがたくさんあります。
武侠小説を元ネタにしたものもかなり多く、本作もそのひとつとなります。
お馴染みのワイヤーアクションは使われていますが、アクションはかなり控えめで、むしろドタバタ劇に主眼を置いた作り。
さて、剣の達人である展昭、義賊・白玉堂の切ないラブストーリーと思いきや、ここに皇族の縁戚である月華という美女が登場、定番の三角関係になります。
ただ、かなり軽めに作っているのでドロドロとしたものは皆無。
暗殺計画と謀反の陰謀渦巻く中で、割と脳天気?な感じで進んでいきます。
登場人物達も適当な感じに濃い…セシリア・チャンは付け髭、チャップマン・トーやウォン・ヤッフェイといった個性派が無駄に暴れ回り、そして皇帝がなんとも軽薄かつ威厳ゼロ(笑)。
なんかもう終始楽しんでます、といった感じですね。
それでもセットは丁寧に作ってあるから凄い。

<見どころ>
白玉堂が終盤で展昭と馬上で向き合うシーンがなんとも良い感じです。
そして皇帝の名采配(笑)。

<出演者>
アンディ・ラウは結構な数のコメディに出ていてうまい。
日本では「インファナル・アフェア」での印象が強いですが、むしろコメディの人といっても過言じゃありません。
セシリア・チャンは綺麗です。
一時期のジョイ・ウォンを思わせます。
アンソニー・ウォンは胡散臭さ抜群。これでもアンディとほぼ同年代…年上にしか見えませんが。

<総評>
気軽に楽しめるラブコメです。
ありえない剣の動きとか、ベタなギャグとかいろいろありますが、何にも考えず見るにはちょうど良い作品です。
ハリウッドに飽きたらぜひに。

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by syosei7602 | 2009-06-10 23:59 | コメディ/パロディ
バニシング・ポイント
d0030824_23481124.jpg『VANISHING POINT』 アメリカ/1971
監督:リチャード・C・サラフィアン
出演:バリー・ニューマン クリーヴォン・リトル ディーン・ジャガー
ポール・コスロ ボブ・ドナー ティモシー・スコット




公開時コピー
俺と車は一つの生き物のようにハイウェイを走った……
いま俺は生きている いま俺は完全に自由だ 時速200マイルの世界!
荒れた原野をつっぱしる 俺と車-- 誰も止めることはできない…


70年代を代表するカーチェイスアクションの傑作。
監督は「クライシス2050」のリチャード・C・サラフィアン。
出演は「デイライト」のバリー・ニューマン、「ブレージングサドル」のクリーヴォン・リトル、「アリゲーター」のディーン・ジャガーなど。

<あらすじ>
d0030824_23482536.jpg車の陸送ドライバー、コワルスキー(バリー・ニューマン)は、金曜の夜に車を運んでくると、さらに出発するという。社長は休んで行けと言うが、どうしてもサンフランシスコに明日の15時までに行くと言い張り、ダッジ・チャレンジャーに乗り込んだ。
途中、馴染みのバー“地獄の天使”でヤクを受け取ったコワルスキーは、店主と明日の15時までにサンフランシスコに着くかどうか、賭をすることに。
朝、猛スピードで走るチャレンジャーの後ろにバイク警官が張り付き、止まるように指示するがコワルスキーは無視をしてさらに速度を上げていく。
道を逸れ、悪路に入り込むとバイク警官が転倒して逃げおおせるが、ユタ州との州境でバリケードが張られていた。しかし、それすらも突破したコワルスキー…やがて警官隊はなんとか暴走行為を止めようと連絡を取り始める。
その頃、ラジオ曲KOWのd0030824_23483481.jpgDJを勤める盲目の男、スーパー・ソール(クリーヴォン・リトル)は、警察無線を盗み聞きし、コワルスキーを応援してラジオから情報を流すのだった。
やがて、応援する人々が増え始め、テレビ局もあちこちで情報をかき集め始める。
一方、コワルスキーは走りながらも自らの過去を少しずつ思い出していた。


<作品解説>
70年代のアメリカン・ニューシネマを代表する作品のひとつとして、今なお人気があります。
そのカーチェイスは、数々の作品がリスペクトし、近いところで言えばタランティーノの「デス・プルーフ」ですね(使用されている車はもちろんダッジ・チャレンジャー)。
さて、シーンの9割近くがひたすら走り続けているという、かなり挑戦的な作り。
主人公のコワルスキーは寡黙で、警官隊に追われてもひたすら黙って運転し続けます。
ダッジのチャレンジャーの改造車(スーパーチャージャーorターボ)で、砂漠を突き抜けるまっすぐな道を走り続ける潔さは、演出と相まって非常に印象的。
途中、コワルスキーは警官時代、軍隊時代、レーサー時代をわずかに思い起こし、わずかな人物たちとの関わりをクールに受け止めています。
そんな彼を代弁するのがDJのスーパー・ソール。
警察無線からの情報と、どこかテレパシーの様な言葉でコワルスキーに語り続けます。
道を走り続ける男と、DJブースに居続ける男…動と静がバランスよく絡み合ったシナリオには脱帽です。

<見どころ>
これはもちろん、バニシング・ポイント(消失点)を見つけるのが最大のクライマックス。
しかし、本編とはほとんど関係なく全裸でバイクに乗るお姉ちゃんがなんともまあ、シュール(笑)。
数少ない女性陣はなぜか色んな意味で裸になってます。

<出演者>
クールな風貌のバリー・ニューマン、寡黙を突き通す演技が様になっています。
対照的にうるさいほど叫び倒すのがスーパー・ソールを演じたクリーヴォン・リトル。
シナリオ上、決して出会うことのない役柄を見事に演じきっています。

<総評>
本作に明確な目的というのはありません。
世界を救うわけでもないし、誰かを助けるためでもない。
ただ、主人公がひたすら突っ走るだけなのに、そのスピードを求める姿勢こそが観客にカタルシスをもたらします。
映画マニアならずとも、押さえておきたい作品の1つです。

<関連作品>
バニシング・ポイント (1971)
バニシング・ポイント (リメイク・1996)

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by syosei7602 | 2009-06-09 23:46 | アクション/アドベンチャー