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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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<   2009年 05月 ( 11 )   > この月の画像一覧
チョコレート・ファイター
d0030824_0441086.jpg『CHOCOLATE』 タイ/2008
監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ
出演:ジージャー 阿部寛 ポンパット・ワチラバンジョン
アマラー・シリポン  イム・スジョン  タポン・ポップワンディー




公開時コピー
この蹴りに世界がひれ伏す!!!!!!!!!

「マッハ!」「トム・ヤム・クン!」のブラッチャヤー・ピンゲーオ監督による本格アクション映画。
出演は本作がデビュー作となるジージャー(愛称)、「ジェネラル・ルージュの凱旋」の阿部寛、「バトル7」のポンパット・ワチラバンジョン、タイの人気タレント兼モデルのアマラー・シリポンなど。

<あらすじ>
d0030824_0442011.jpgバンコクで勢力を拡大しようとやってきたヤクザのマサシ(阿部寛)は、地元のマフィア・ナンバー8(ポンパット・ワチラバンジョン)とそのパートナー、ジン(アマラー・シリポン)に縄張りを荒らさないことを約束する。
しかし、マサシとジンは惹かれあってしまう。
激怒したナンバー8は、ジンにマサシと二度と会うなと脅し、彼女もそれを承諾してマサシに別れを告げる。
マサシの子供を身ごもったジンは足を洗ってひっそりと暮らすが、生まれた娘・ゼン(ジージャー)は自閉症だった。
困惑するジンはそれでもなんとかゼンを育て、ストリートチルドレンのムン(タポン・ポップワンディー)を引き取d0030824_0443033.jpgってゼンの兄貴分かつ世話を任せていた。ゼンは類い希なる反射神経と動体視力により、近くのムエタイ道場の練習とアクション映画を見て独自にムエタイを覚えていく。
そんなある日、ジンは白血病であることがわかる。ムンは治療費を稼ぐため、ジンの帳簿から金を貸した相手を見つけて借金を取り立てることに。
しかし、借りた相手は荒くれ者たち、素直に金を返すはずもなかったのだが…。

<作品解説>
「マッハ!」で一躍、有名になったトニー・ジャー。その彼を見出したピンゲーオ監督が更なるアクションスターとして目を付けたのが本作の“ジージャー”・ヤーニー・ウィサミタナン。
14歳でテコンドーのインストラクターを務め始めたほどの腕前、そのルックスから映画に向けて4年のトレーニング、2年の映画製作を経てようやくお目見えとなったわけです。
さて、アクションの凄さは「マッハ!」「トム・ヤム・クン」と比べると些か押さえ気味。ストーリーは序盤が冗長気味なのと、日本公開版のみ阿部寛によるナレーションが追加されていますが、これがしょっぱい感じ(笑)。
ジージャー演じるゼンは、独自に格闘技を覚えたという設定で、サンドバッグの代わりに木の柱を蹴って鍛えたり、「マッハ!」「トム・ヤム・クン!」を見て動きを覚えたりします(笑)。
最初の本格的な戦いは製氷工場…アクション映画ファンなら言わずと知れたブルース・リーの「ドラゴン危機一髪!」、倉庫での戦いはジャッキー映画でお馴染み(「サイクロンZ」とか)などなど、各所に傑作アクションからインスパイアされたものばかり。
まさかね、ブルース・リーのあれまでやっちゃうとは…思わずニヤッとしちゃいます。
それにしても、テコンドーとムエタイを主にした戦い方は凄まじいの一言。
とにかくジャンプ力と体のしなやかさが半端じゃないですね。
女優でこれ以上のアクションはちょっと見たことがありません。
ジャッキーとトニー・ジャーが映画を作るらしいんで、ぜひミシェール・ヨーと組んでもらいたいです。

<見どころ>
中盤以降は全部見どころといっても過言じゃありません。
クライマックス、100人組み手さながらの戦いとムエタイチャンピオンたちとの死闘は圧巻。
そして、阿部寛だって格好いいんです。

<出演者>
デビューとなったジージャーですが、自閉症という難役かつアクション。
うーん、見事。
池脇千鶴と蒼井優を足した感じの美少女…いや、ホントに可愛いです。
阿部寛は坊主頭が似合いますね~この人は体がでかいから、アクションも様になります。
悪役を演じたポンパット・ワチラバンジョンは最後になると変なマフィアになってましたよ。
アマラー・シリポンは最初、濃いなぁと思っていたら途中から妙に綺麗な感じに…。
タイとは不思議な国です。

<総評>
日本では「少林少女」で柴崎コウが顔を蹴られたと大騒ぎしていましたが、それが何?って感じです。
この手の映画ではお馴染みとなったNG集はとにかく治療している場面が多いんですけど…。
何やら続編もあるらしいので、期待大ですね。
今度はもっとシナリオを詰めて欲しいところです。

<関連作品>
劇中劇
マッハ!
トム・ヤム・クン!

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by syosei7602 | 2009-05-30 23:49 | アクション/アドベンチャー
スター・トレック
d0030824_1283349.jpg『STAR TREK』 アメリカ/2009
監督:J・J・エイブラムス
出演:クリス・パイン ザカリー・クイント エリック・バナ
ウィノナ・ライダー ゾーイ・サルダナ カール・アーバン
ブルース・グリーンウッド ジョン・チョー サイモン・ペッグ
アントン・イェルチン ベン・クロス レイチェル・ニコルズ


公開時コピー
なぜ挑むのか

「クローバーフィールド/HAKAISHA」を手がけたJ・J・エイブラムス監督による、人気テレビシリーズ「スター・トレック」の映画化。映画化としては第11作目となるが、歴代シリーズからの続きではない。
出演は「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」のクリス・パイン、テレビシリーズ「HEROES/ヒーローズ」のザカリー・クイント、「ブーリン家の姉妹」のエリック・バナ、「ターミナル」のゾーイ・サルダナ、「DOOM ドゥーム」のカール・アーバン、「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」のブルース・グリーンウッド、「アメリカン・パイ」シリーズのジョン・チョウ、「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」のサイモン・ペッグなど。

<あらすじ>
d0030824_1284375.jpg連邦軍のUSSケルヴィン号は突如、宇宙嵐から現れた巨大艦の猛攻を受けてしまう。宇宙艦のリーダー・ネロ(エリック・バナ)との交渉に向かったケルヴィン号のキャプテンは殺され、キャプテン代理のカークは全員に脱出を命じる。そして、乗組員を助けるため、1人残って防衛に徹するのだった。その最中、カークの妻アマンダ(ウィノナ・ライダー)は男の子を産み落とし、カークの遺言でジムと名付けられる。
22年後、ジム(クリス・パイン)は自分の道を失ったまま、トラブルばかりを起こしていた。ある夜、クラブで一暴れしたジムに、キャプテン・パイク(ブルース・グリーンウッド)が話しかけてくる。
父親を越えてみろ、その言葉に目覚めたジムは連邦軍に志願…そして3年後、優秀ながら相変わらずトラブルを起こすジムは、模擬訓練で不正を行い、訓練プログラムを組んだバルカン人のスポック中佐(ザカリー・クd0030824_1285384.jpgイント)から詰問されていた。
その途中、バルカン星からの救難信号をキャッチした連邦軍は、士官候補生達も含めてただちに救援に向かう。しかし、謹慎処分を受けたジムは乗船がかなわない。
友人レナード(カール・アーバン)の手助けで、ジムは新型艦USSエンタープライズ号に乗り込むが…。

<作品解説>
アメリカのテレビドラマでも根強い人気を誇るのが「スター・トレック」シリーズです。
ファンはトレッキーと呼ばれるほどの作品ですが、映画は実に10作、最初のテレビシリーズ「宇宙大作戦」は1966年なので、実に43年という年月を経ています。
日本では「スター・ウォーズ」シリーズがSF作品としてヒットし、その後を受ける形で急遽劇場版が制作されて今に至ります。SF作品としては草分け的存在ですね。
さて、本作はそのテレビシリーズ第1作に至るまでの話となる…と思うのですが、シリーズを見たことがないので正確なところはわかりません。
とりあえず、USSエンタープライズ号の艦長カークと副長でありバルカン人と地球人のハーフであるスポックの出会い、そして最初の戦いが描かれていきます。
「スター・トレック」シリーズをまだ見たことがなくても楽しめるストーリーになっており、これはエイブラムス監督のアイディア勝ちでしょう。
物語はいきなりクライマックスの様に始まり、その後は全編に渡ってユーモアに溢れ、軽妙にテンポ良く進んでいきます。「スター・ウォーズ」シリーズのような重さがないのがいいですね。
映像の美しさも見事ながら、ストーリーもシンプルでわかりやすく、実に見事な娯楽作となっています。

<見どころ>
戦闘シーンもいいんですが、何よりも全編に渡って飽きさせない箇所が多々あります。
序盤と中盤、そしてクライマックス。
見事です。

<出演者>
カークを演じるクリス・パインですが、実に生き生きとした演技で好感度大。
ワイルドに演じています。
スポック役のザカリー・クイントは、感情を抑えている淡々としたうまさ、爆発する時の激しさの使い分けがうまい。この人、素顔でも独特の顔立ちをしてますね。
エリック・バナは悪役がよく似合います。いつも顔を忘れるんだけどなぁ(笑)。
一応ヒロイン?的なゾーイ・サルダナですが、この人は印象に残るけどあんまり美人じゃないですね。
キャラクター的に今ひとつで、この役柄だけが残念でした。
ウィノナ・ライダーは全く気が付かず…あとから思い出したりとか。
スコッティ役のサイモン・ペッグ、良い感じです。
そして、テレビシリーズではお馴染みのレナード・ニモイも登場です。

<総評>
オススメです、文句なしに。
エイブラムス監督作品としては、傑作といってもいいでしょう。
元ネタがあるとはいえ、これだけおもしろいなら文句は言いません。
まあ、相変わらず軽さは垣間見えますが、娯楽作としてはバッチリ。
さて、次作はあるんでしょうか。

<関連作品>
■映画版
スター・トレック
スター・トレック2/カーンの逆襲
スター・トレック3/ミスター・スポックを探せ!
故郷(ふるさと)への長い道/スター・トレック4
スター・トレック5/新たなる未知へ
スター・トレックVI/未知の世界
ジェネレーションズ/STAR TREK 
ファースト・コンタクト/STAR TREK
スター・トレック/叛乱
ネメシス/S.T.X
スター・トレック (2009)

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by syosei7602 | 2009-05-29 23:59 | SF/ファンタジー/パニック
消されたヘッドライン
d0030824_233308.jpg『STATE OF PLAY』 アメリカ/2009
監督:ケヴィン・マクドナルド
出演:ラッセル・クロウ ベン・アフレック レイチェル・マクアダムス
ヘレン・ミレン ジェイソン・ベイトマン ロビン・ライト・ペン
ジェフ・ダニエルズ  マリア・セイヤー



公開時コピー
暴くのか、逃げるのか──。
それは、一人の新聞記者が見た“現代アメリカ最大の闇”。


イギリスのテレビドラマ「ステート・オブ・プレイ~陰謀の構図~」の映画版リメイク。
監督は「ラストキング・オブ・スコットランド」のケヴィン・マクドナルド。
出演は「ワールド・オブ・ライズ」のラッセル・クロウ、「デアデビル」のベン・アフレック、「きみに読む物語」のレイチェル・マクアダムス、「クィーン」のヘレン・ミレン、「ハンコック」のジェイソン・ベイトマン、「ベオウルフ/呪われし勇者」のロビン・ライト・ペンなど。

<あらすじ>
d0030824_2334610.jpgワシントンDC。ある夜、1人のドラッグ中毒の黒人少年が射殺され、現場で犯人を見たと思われるピザの配達人が撃たれて意識不明の重体に陥る。
朝、ワシントン・グローブの敏腕記者カル(ラッセル・クロウ)は、事件現場に駆けつけるが麻薬がらみの事件ということで、大した記事にはならないと判断していた。
同じ頃、若手国会議員スティーヴン(ベン・アフレック)の元に事務所スタッフ・ソニア(マリア・セイヤー)が地下鉄で事故死したとの知らせが入る。その日は不正な活動によって利益をあげる軍事企業ポイントコープ社への公聴会があり、ソニアはその調査主任だった。しかし、スティーヴンは公聴会でソニアが亡くなったことに言及し涙を見せてしまったことで、マスコミはスティーヴンとソニアが不倫関係にあったと追求しはじめる。
一方、カルはその様子をテレビで見ていた。スティーヴンとは学生時代からの親友だったのだ。そこへWEB版担当の若手女性記者デラ(レイチェル・マクアダムス)がやってくる。d0030824_2335744.jpg政治ブログを執筆する彼女はカルに意見を求めるが彼はそれを一蹴する。
その夜、カルの元へスティーヴンが訪ね、ソニアは何者かによって殺されたと主張し、それにはポイントコープ社が関わっていると話すのだった。
かくして、カルはスティーヴンの為に真実を求めて取材を始めるが…。

<作品解説>
元はイギリスのテレビドラマということですが、そちらは見たことがないのでラストまで集中できました。
出演者は豪華、監督のケヴィン・マクドナルドによる手堅い演出ときちんと整理されたシナリオはとてもわかりやすく飽きさせません。
さて、物語は1人のドラッグ中毒の少年が射殺されたことから始まり、若手議員の秘書の自殺、巨大軍需企業と議員との闘い、そしてそれらの繋がりを追う新聞記者による取材と数々のトラブルが描かれています。
ネタは大スクープながら、主人公カルは記事の為というよりは友人である議員スティーヴンの為に最初は行動を開始します。
その中で、射殺事件と自殺、暗躍していると思われる企業…人と人との繋がりが丁寧に描かれ、さらにその繋がりはカルにも自ずとたどり着くことになります。
この構図のうまさ(若干、ご都合主義ではあるけれど)は破綻のない形でまとめられ、ラストへの集約は見事。
決して大きなパンチ力のあるトリックではないのに、ボディーブローのようにじわじわと効果が出てくるおもしろさは特筆すべきでしょう。
久しぶりに硬派な社会派サスペンス作品です。

<見どころ>
真実を追い求めるカルは危険な目にも遭いますが、このシーンの緊張感はいいですね。
クライマックスの謎が繋がる瞬間、そしてラストシーンはかなり格好良すぎです(個人的な感想ですけど)。

<出演者>
どちらかというと無頼なイメージがつきまとうラッセル・クロウですが、本作での役割は新米記者を育て上げていく場面が多く、意外な役どころ。
ベン・アフレックは久しぶりに見ました…いつのまにか主役級の作品がなくなりましたね。
レイチェル・マクアダムスも久しぶりですが、うまいし、印象的なんですよ。なぜもっと映画に出ていないのか、と思ったりして。
そしてヘレン・ミレンは編集局長を演じますが、なんといっても下品な言葉ばかり使っていて、良い感じ(笑)。

<総評>
話題作に比べたら地味ですが(邦題もひどいし)、手堅くまとまった良作です。
社会派と言われる映画は、ラストに何となくそれっぽい(説教臭い?)メッセージが込められたりしますが、本作は純粋に真実、友情、愛情がうまく絡んでいます。
オススメです。

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by syosei7602 | 2009-05-23 23:59 | ミステリ/サスペンス
つぐない
d0030824_215440.jpg『ATONEMENT』 イギリス/2008
監督:ジョー・ライト
出演:ジェームズ・マカヴォイ キーラ・ナイトレイ
シアーシャ・ローナン ロモーラ・ガライ ヴァネッサ・レッドグレーヴ
ブレンダ・ブレシン パトリック・ケネディ ベネディクト・カンバーバッチ
ジュノー・テンプル ピーター・ワイト ハリエット・ウォルター
受賞:アカデミー賞/作曲賞(2007) 他

公開時コピー
一生をかけて償わなければならない罪があった。
命をかけて信じ合う恋人たちがいた。


イアン・マキューアン原作の「贖罪」を、「プライドと偏見」のジョー・ライト監督が映像化。
出演は「ウォンテッド」のジェームズ・マカヴォイ、「プライドと偏見」のキーラ・ナイトレイ、「エンバー 失われた光の物語」のシアーシャ・ローナン、「エンジェル」のロモーラ・ガライなど。

<あらすじ>
d0030824_2122525.jpg1935年イギリス。政府官僚ジャック・タリスの屋敷では小説家志望の末娘ブライオニー(シアーシャ・ローナン)が、帰省してくる兄とその友人を迎えるため、自作の劇を演じようと準備していた。
姉のセシーリア(キーラ・ナイトレイ)は、大学卒業したあと、進むべき道を探しあぐねて鬱屈した日々を過ごしている。
ブライオニーが窓の外を見ると、自らが仄かな想いを寄せる屋敷の使用人の息子ロビー(ジェームズ・マカヴォイ)とセシーリアが何事かを言い争い、セシーリアは突然下着姿になって噴水に飛び込む。
その一部始終を見ていたブライオニーは、2人の関係が気になってしまうのだった。
夕方、ブライオニーはロビーからセシーリアに手紙を渡して欲しいと頼まれるが、嫉妬心からその手紙を読んでしまう。しかもそれは、セシーリアにロビーへの想いを気づかせる切っ掛けになった。
その夜、ブライオニー達の従姉妹ローラ(ジュノー・テンプル)の双子の弟達が家出をしたことd0030824_2123771.jpgにより、皆で敷地内を探し回ることに。
その途中、ブライオニーはローラが何者かに襲われているところを目撃し、今までの出来事と手紙の件からロビーを犯人だと告発。
4年後、ロビーはフランスの戦地にいた。セシーリアは再会を信じて手紙を書き続けるが…。


<作品解説>
ちょっとした勘違いと嫉妬心から生まれた悲恋を描いた作品です。「プライドと偏見」で非凡な才能を発揮したジョー・ライト監督ですが、本作は些かまとまりが無かった気がします。
映像としては非常に見事で、テンポも申し分ないのですが、時間軸が途中でずれたりした為に、見ていると「あれ?」と思うことがいくつか。まあ、実際はそれほど気になる点でもないんですが、「プライドと偏見」が良かっただけに気になってしまいました。
さて、本作は第二次大戦時の物語になりますが、戦争に行くから離れてしまうという単純なものではなく、実質的に語り手となるブライオニーの視点と戦地をさまようロビーの物語になります。
ブライオニーは淡い恋心を嫉妬で燃やしてしまい、ロビーはセシーリアからの手紙を糧に再会を信じ続けてイギリスへの帰還を目指します。
前半のゆったりとした雰囲気から、戦時の殺伐とした雰囲気、それは戦場のみならず看護士をするセシーリアやブライオニーにも実感として存在するわけです。
戦中の描き方としては必要十分なんですが、今ひとつ進んでいるようなそうでないような…ブライオニーがもっと罪の意識に苛まされるシーンがあれば良かったんですが、どちらかというとロビーの想いに重点が置かれていたので、タイトルとストーリーが噛み合っていないんですね。
視点がばらついてしまったのが残念です。

<見どころ>
ロビーがたどり着くダンケルクの場面は圧巻です。
戦闘シーンがないものの、驚きの名場面。
映像は文句なしです。

<出演者>
ジェームズ・マカヴォイが非常に繊細でうまい。
もっと売れても良い俳優です。
キーラ・ナイトレイは少し派手目に登場、それにしても見事なまでに胸がない人ですね。
個人的には「プライドと偏見」の方が良かった。
そして注目なのはブライオニーを演じたシアーシャ・ローナン。
前半のメインであり、独特の顔立ちと卓越した演技を見せてくれます。
また、ブライオニーの年齢を経た役でロモーラ・ガライ、ヴァネッサ・レッドグレーヴも見事でしたが、ロモーラ・ガライは顔付きがシアーシャ・ローナンと大分違うのでちょっと残念。

<総評>
作品としては悪くないですが、もう少し詰めて欲しかったかも。
映像、音楽ともにレベルが高く、見応えはあります。
ストーリーはタイトルが示す通りですが、ラストは微妙…原作は読んでいないので何とも言えませんが、「贖罪」のとらえ方を生き様、もしくは考え方と捉えるか、観客の判断するところですね。

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by syosei7602 | 2009-05-18 23:59 | 恋愛/青春/スポーツ
バンコック・デンジャラス
d0030824_22282971.jpg『BANGKOK DANGEROUS』 アメリカ/2008
監督:オキサイド・パン ダニー・パン
出演:ニコラス・ケイジ シャクリット・ヤムナーム  チャーリー・ヤン





公開時コピー
暗殺成功率:99%
完全無欠の暗殺者、ジョー。
唯一のミスが、全てを狂わせていく。


「the EYE 【アイ】」など、アジアとハリウッドで活躍する兄弟監督、オキサイド・パン、ダニー・パンによるクライムアクション。
オリジナルは同兄弟が監督をつとめた「レイン」。
出演は「ナショナル・トレジャー」シリーズのニコラス・ケイジ、「沈黙の聖戦」のシャクリット・ヤムナーム、「香港国際警察/NEW POLICE STORY」のチャーリー・ヤンなど。

<あらすじ>
d0030824_2228408.jpg自らに厳しいルールを律し、世界をまたにかける暗殺者ジョー(ニコラス・ケイジ)は、ロシアでの仕事を終えると次の仕事で引退をしようと決意する。
最後の仕事はタイのバンコク、4つの暗殺を請け負っていた。
ジョーの最初の仕事は運び屋を見つけることで、街を歩きながら観光客相手にまがい物の時計を売ったり、売春婦を斡旋しているコン(シャクリット・ヤムナーム)を雇う。
最初の1件を片づけるが、その途中に軽い怪我を負ったジョー。薬局で薬を探していると店員のフォン(チャーリー・ヤン)に色々と教えて貰う。しかし、彼女は耳が聞こえなかった。
だが、フォンの親身な対応に警戒心を緩めたジョーは、ほどなくして食事に誘うことに。
d0030824_22285058.jpg一方、2件目の依頼が入ったカバンを受け取ったコンは、チンピラ集団にカバンを奪われそうになり、命からがらジョーの元へやってくる。
激怒したジョーはコンを殺そうとするが、弟子にしてくれと頼まれてしまう。
その時からジョーの暗殺ルールは少しずつ狂い始めるのだが…。

<作品解説>
耳の聞こえない殺し屋という異色の作品「レイン」のリメイクです。パン兄弟の代表作でもありますが、オリジナルでは男前のパワリット・モングコンピシットが主演していました。
それがなぜにニコラス・ケイジ?という疑問がつきまといますが…雨が印象的だったオリジナルに比べて、本作はそれをヒロインに当てはめて、さらにアクションに特化しています(ヒロインはフォンですが、劇中ではなぜか「レイン」という名前になっていました)。
さて、主人公ジョーの人物的背景は「凄腕の殺し屋」というもの以外は一切不明。
自らのルールに則って動き、最初はかなり神経質なイメージで描かれます。
そんな彼がバンコクでの仕事を最後に引退することに決めますが、最後という部分で気を緩めてしまったのか、本来は運び屋でしかなかったコンを弟子にして、薬局で知り合ったフォンとデートを重ねていきます。
実はこの設定、オリジナルをある意味踏襲しているんですね。
ジョーが師匠でコンが弟子(そのコンが主人公で耳が聞こえない)、薬局のフォンは一緒ですが健常者です。
一種のパラレルワールドのような描き方です。
ちょっと中だるみしますが、ジョーとフォンの関係がオリジナルに比べて丁寧に描かれていただけにラストが少し残念でした。
監督は同じでも、やはりバンコクにニコラス・ケイジの顔は濃すぎましたね。

<見どころ>
後半のジョーとフォンの切ないシーン。
これってかなり名場面です。
話せないフォンと「話すことができなかった」ジョー、なんともいえないうまさです。
クライマックスの銃撃戦も良かったですね。

<出演者>
泥臭いイメージのニコラス・ケイジ、悪くはないけどなぁ…ジョン・トラボルタと並んでロン毛は似合いません(笑)。
まあ、うまいんだけど、この人と並んで歩くチャーリー・ヤンがアンバランス。
そのチャーリー・ヤンは綺麗な女優で、表情が良かったです。
コンを演じたシャクリット・ヤムナームも良い感じでした。

<総評>
良くも悪くもニコラス・ケイジ。
やっぱりもっとクールな人にやってほしかった。
バンコクの煩雑な雰囲気はノワール作品にぴったりだけど、ニコラス・ケイジはやっぱりハリウッドアクションです。
個人的にはオリジナルがやっぱり良かったな、といった感じですね。

<関連作品>
レイン (オリジナル)
バンコック・デンジャラス (リメイク)

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by syosei7602 | 2009-05-17 21:20 | ハードボイルド/犯罪
レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―
d0030824_142947.jpg『RED CLIFF: PART II』 アメリカ・中国・日本・台湾・韓国/2008
監督:ジョン・ウー
出演:トニー・レオン 金城武 チャン・フォンイー チャン・チェン
ヴィッキー・チャオ フー・ジュン 中村獅童 リン・チーリン
ユウ・ヨン ホウ・ヨン バーサンジャプ ザン・ジンシェン
トン・ダーウェイ ソン・ジア チャン・サン


公開時コピー
戦いは赤壁へ。
連合軍は、絶体絶命…激戦は続く。


「M:I-2」のジョン・ウー監督による壮大な戦国活劇のPart2。
本来、1つの作品であったものを長すぎるために2部構成にしたもの。
出演は前作に引き続き、「インファナル・アフェア」シリーズのトニー・レオン、「K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝」の金城武、「始皇帝暗殺」のチャン・フォンイー、「遠くの空に消えた」のチャン・チェン、「少林サッカー」のヴィッキー・チャオ、「インファナル・アフェア 無間序曲」のフー・ジュン、本作がデビューとなるリン・チーリン、また特別出演として中村獅童。

<あらすじ>
d0030824_1422088.jpg80万の大軍を率いる曹操(チャン・フォンイー)を迎え撃つことになった劉備・孫権連合軍。最初の攻撃を孔明(金城武)と周瑜(トニー・レオン)の策略でなんとか撃退したものの、5万の軍勢で曹操に打ち勝つことは難しかった。
2000隻の船団を率いて赤壁の対岸に陣取った曹操軍だったが、慣れない風土の為、疫病が蔓延してしまう。曹操は、死体を船に乗せて対岸まで押し流し、連合軍にも疫病が流行りはじめる。
劉備(ユウ・ヨン)は自らの軍をわざわざ死地に追いやることを拒み、撤退を決意するのだった。
ただ1人残った孔明だったが、劉備軍の撤退により攻撃するための矢が不足してしまい、周瑜にその責任をd0030824_1423012.jpg問われてしまう。
しかし、孔明は3日で矢を10万本集めると宣言するのだった。
一方、曹操軍に潜入していた尚香(ヴィッキー・チャオ)は一般兵士として、陣地の内情を詳細に書き留めていた。そして偶然、蹴鞠のうまい兵士・孫叔材(トン・ダーウェイ)と仲良くなるが…。

<作品解説>
長編2部作の完結編です。
第1部は戦いが中心だったのに対し、この第2部は主に登場人物たちの心情、駆け引き、そしてヴィッキー・チャオ演じる尚香の淡い恋模様が描かれます。
登場人物は当然、引き継がれており、スケール的に変わることもありません。あくまでも元が1つの作品だったので、若干拍子抜けするかもしれません。
サブタイトルはなんだか…まあ、本編開始前にジョン・ウー監督からのメッセージを受けてのことなんでしょうが、ちょっとねぇ…邦題は少しセンスが無いですね。
さて、本作は第1部の様に冒頭からの戦いはなく、ほとんどが戦略などに費やされます。
これは4倍の軍勢に如何に打ち勝つか?を描く重要なシーンなので、かなり丁寧に描かれています。
冗長的なのは否めませんが、戦略ありきなので仕方ない。
とはいえ、尚香のエピソードは必要だったのかが少し疑問です。確かに、敵軍の兵士と仲良くなってしまうというのは、古典的な手法で「泣きどころ」としては正解…しかし、ちょっと長すぎた気がします。
クライマックスの迫力ある戦いで、それらはとりあえず消化されましたが、もうちょっと短くできたんではないでしょうか。

<見どころ>
これはもうクライマックスの激戦!
いやもう、これは凄い…迫力あります。

<出演者>
基本的には第1部と同じなので、特にないですが、中村獅童が意外に美味しい役…なんかよくわからん存在感(笑)。
尚香と仲良くなる孫叔材を演じたトン・ダーウェイ、結構な見せ場がありました。
エピソード的には必要性が感じないのに、好演してました。

<総評>
やはり1つの作品なんだな、って感じですね。
赤壁手前で切ってしまったのは仕方ないんですが、これって4時間ぶっ続けて見た方が楽しめます。
色々と酷評もされていますが、これだけの規模の作品(しかも中国が舞台)はなかなか作ることはできません。
ジョン・ウー監督独特の演出もたくさんありましたが、エンターティメントとしてはうまくまとまった作品です。

<関連作品>
レッドクリフ Part1
レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―

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by syosei7602 | 2009-05-13 23:54 | 戦争/歴史/時代劇
鴨川ホルモー
d0030824_192317.jpg『鴨川ホルモー』 日本/2009
監督:本木克英
出演:山田孝之 栗山千明 濱田岳 石田卓也 芦名星 斉藤祥太
斉藤慶太 佐藤めぐみ 甲本雅裕 パパイヤ鈴木  笑福亭鶴光
石橋蓮司 荒川良々
受賞:第1回沖縄国際映画祭グランプリ/ゴールデンシーサー賞


公開時コピー
笑う阿呆に~
オニ来たる~!


万城目学の同名小説の映像化。
監督は「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」の本木克英。
出演は「クローズZERO」シリーズの山田孝之、「ハゲタカ」の栗山千明、「鴨とアヒルのコインロッカー」の濱田岳、「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」の石田卓也、「シルク」の芦名星、「全然大丈夫」の荒川良々など。

<あらすじ>
d0030824_193414.jpg二浪の末、京都大学に入った安倍(山田孝之)は、葵祭のバイトの帰り、知り合いになったばかりの高村(濱田岳)と歩いているところを京大青龍会の499代会長・菅原(荒川良々)達から勧誘される。
新歓コンパがただ飲み、ただ飯と聞いて参加した2人、そこで安倍は同じく参加者の早良京子(芦名星)の“鼻”とその美貌に一目惚れする。
その夜、安倍は鴨川付近で泣いて警官に話しかけられている京子を見つける。勢いで部屋に招待した安倍を尻目に京子は寝込んでしまうのだった。
朝、京大青龍会に入るという京子の書き置きを見た安倍は、高村を巻き込んで入会する…そして京大青龍会の新メンバーにはおなじく新歓コンパに参加していた大木凡人に似た髪型と眼鏡の楠木ふみ(栗山千明)こd0030824_194767.jpgと凡ちゃんや、エリートを気取る芦屋(石田卓也)、もちろん早良京子の姿があった。
ただのレジャーサークルと思っていた京大青龍会だったが、やがて菅原から小さなオニと呼ばれる式神を率いて「ホルモー」という戦いをするサークルだと告げられる。
とまどう安倍達だったが、興味本位からホルモーの特訓を開始するが…。

<作品解説>
原作のファンなら見逃せない本作品。かなり爆笑ものの原作をどこまで再現できているのか!?が、とても気になっていただけに、ここはあえて期待値を抑えて見ました。
結論から言えば、映画版はありかな?と。
クライマックス部分が結構違ったりしていて、若干残念な部分もありましたが、映画としてやるならこれくらいのアレンジは許容範囲でしょう。
さて、謎の競技「ホルモー」をすることになった主人公・安倍。しかし、そこにはお決まりの恋愛によるゴタゴタがあり、混乱を極めていきます。
一方、ホルモーで対戦するのは立命館大学、京都産業大学、龍谷大学と京都では名だたる名門校ばかり。
原作通りに祇園祭での会合なども再現されていて、結構びっくりです。
ホルモーそのものが当然、一般用語ではないためにとっつきにくい印象はありますが、基本的にはアホな話なので知らなくても楽しめるでしょう。
ラストの戦いは、さながら京都観光になっていましたが…。

<見どころ>
ホルモーがやはり楽しいというか、ある意味怖いというか…。
オニ達に号令をかける出演者たちの鬼気迫る顔がすごいです。
そしてレナウン娘は爆笑!

<出演者>
なんとなく汚れ?が似合う山田孝之が好演、しかし筋肉質なので原作のイメージと少し違うかも。
栗山千明の凡ちゃんぶりはもっと凝って欲しかった。
濱田岳のあの格好は似合い過ぎるし、石田卓也もうまいですね。
芦名星については、キレイすぎるような気もします。
個人的には龍大フェニックスの会長役が佐藤めぐみってところに感動しました(笑)。

<総評>
振り付けがパパイヤ鈴木だったり、VFXがGONZOという何気にこだわりが見られます。
意外とオリジナルで続編があってもおもしろいかも?と思ったりしましたが、果てさて。

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by syosei7602 | 2009-05-11 23:59 | 恋愛/青春/スポーツ
レイン・フォール/雨の牙
d0030824_0541194.jpg『RAIN FALL』 日本/2009
監督:マックス・マニックス
出演:椎名桔平 長谷川京子 ゲイリー・オールドマン
柄本明 ダーク・ハンター 清水美沙 中原丈雄 若松武史
小木茂光 浜田晃 平山祐介  坂東工



公開時コピー
逃げる二人に、
東京が牙をむく。


元CIA工作員バリー・アイスラー原作のジョン・レインシリーズ第1作「雨の牙」の映画化。
監督は「トウキョウソナタ」のシナリオをつとめたマックス・マニックス。
出演は「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」の椎名桔平、「七夜待」の長谷川京子、「ダークナイト」のゲイリー・オールドマン、「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」の柄本明など。

<あらすじ>
d0030824_0542362.jpg日系アメリカ人で元特殊部隊出身の暗殺者のジョン・レイン(椎名桔平)は、東京で要人の川村(中原丈雄)暗殺を依頼される。
満員電車の中で心臓発作に見せかけて難なく任務を果たしたかに思えたが、川村が持っていたと思われるメモリーデータが見あたらなかった。
そんなジョンの動きをCIA日本支局のウィリアム・ホルツァー(ゲイリー・オールドマン)が監視していた。ホルツァーもまた川村とその周辺人物の動きを兼ねてから監視し、あるデータを追っていたのだ。
ジョンはメモリーデータを探し、川村の自宅に侵入する。しかし、そこへ川村の次女が帰宅、同時にホルツァーの命令を受けたCIAが乗り込み、銃撃戦が起きてしまう。
d0030824_0543413.jpg次女を守れず、CIA局員を殺したジョンは、長女みどり(長谷川京子)の元へ向かい何ものかが狙っていることを告げるが…。
その頃、川村の死に疑問を抱く刑事タツ(柄本明)は、捜査から他に2人の要人が事故死していることに疑問を抱いていた。


<作品解説>
なんといってもゲイリー・オールドマンが出演、というだけでも驚きの作品です。
原作はノワールテイストな物語らしいんですが、未読のためどこが違うのか?というのはよく分かりません。
まず気になったのが、ジョン・レインという名前でハーフな設定の椎名桔平…いや、いくらなんでもダメでしょう。椎名桔平自身は悪くないと思うんですが、どう頑張ってもハーフには見えません。
そして、シナリオ自体が些かわかりにくく、なんとも理解できぬままに進んでしまいます。
さて、そんな本作…あちこちに設置された監視カメラをかいくぐりながら逃亡するというのは、スリリングな感じもします。「エネミー・オブ・アメリカ」や「イーグル・アイ」のように非現実的なまでの世界観ではないので、許せる範囲。
特筆すべきは映像美。
東京の街並みが時には幻想的に、そしてシュールに、何よりも長谷川京子だけはやたらと美しく撮られています(笑)。
映像センスがいいですが、これにシナリオと…演技が伴えば最高でした。
ラストは蛇足過ぎ。

<見どころ>
ハセキョーですね。
この人はスクリーン映えします。

<出演者>
椎名桔平は悪いとは思わないですが、原作を原案にして日本人の役にすれば良かったのに、と思わずにはいられません。
ゲイリー・オールドマンはいいですね~この人はうまいです。悪役や板についてます。
一番の問題点は長谷川京子…ぶっちゃけ、ひどいです。
こんなに下手だっけ?ってくらいに、演技だけで言えばミスキャスト。
柄本明は相変わらずです。

<総評>
長谷川京子の美しさを見たいか見たくないか、を天秤にかけて…さあ、ファイナルアンサー?ってな感じ。
スクリーン一面に耐えうる美女ぶりは言うに及ばず。
万人にはオススメできませんが、雰囲気は悪くない、そんな作品です。

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by syosei7602 | 2009-05-10 23:59 | ハードボイルド/犯罪
バーン・アフター・リーディング
d0030824_0105459.jpg『BURN AFTER READING』 アメリカ/2009
監督:イーサン・コーエン ジョエル・コーエン
出演:ジョージ・クルーニー ブラッド・ピット ジョン・マルコヴィッチ
フランシス・マクドーマンド  ティルダ・スウィントン
エリザベス・マーヴェル リチャード・ジェンキンス J・K・シモンズ



公開時コピー
衝撃の結末!

「ノーカントリー」のコーエン兄弟によるブラックな犯罪コメディ。
出演は「オーシャンズ」シリーズのジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、「チェンジリング」のジョン・マルコヴィッチ、「スタンドアップ」のフランシス・マクドーマンド、「フィクサー」のティルダ・スウィントンなど。

<あらすじ>
d0030824_011748.jpgアル中が原因でCIAを辞めた情報分析官オジー(ジョン・マルコヴィッチ)は、暴露本を書くことを計画する。妻のケイティ(ティルダ・スウィントン)は、そんなオジーに呆れかえるばかりだが、不倫中の財務省連邦保安官ハリー(ジョージ・クルーニー)と一緒になるため、離婚の証拠集めとしてオジーのパソコンからデータをコピーする。ハリーといえば出会い系サイトで知り合った女性達と適当に遊んでいるエロオヤジだった。
一方、フィットネスジムに努める中年女性のリンダ(フランシス・マクドーマンド)は、全身整形して綺麗になろうd0030824_0112980.jpgと考えていたが保険がおりずに困惑していた。
ちょうどその頃、ロッカールームで拾われたCD-ROMの中身を見た同僚でiPOD中毒のチャド(ブラッド・ピット)は驚いていた。
そこにはCIAの情報が入っていたのだ。
チャドとリンダは共謀して、持ち主から謝礼金と称するお金を巻き上げようと画策するが…。


<作品解説>
コーエン兄弟といえばとにかく不条理で、「ノーカントリー」のように鬼気迫るストーリーを作り上げてみたりと…一体全体、頭の中はどうなっているの?と言わんばかりの作品が多いですね。
まあ、とにかく相変わらずの悪趣味(笑)で、豪華な出演者が誰一人格好良くないってのも珍しいでしょう。
さて、CIAを辞めて暴露本を書くオジー、出会い系を駆使してやりまくるエロオヤジのハリー、全身整形を考える四十路のリンダ、能なしのiPOD中毒チャド…なんだか人生の掃きだめが一堂に会したような連中が、犯罪とおぼしきおバカな展開を繰り広げます。
これに無駄に絡むCIAとか、エロオヤジに気が付かずにはまっているケイティとか、なんというか人を見た目と上辺だけでしか見ていないという痛い感じが笑えます。
展開はのんびり、相変わらずコーエン兄弟らしいのらりくらりな進み方、ひょっとして趣味で作っただけとか?
そんな感じも否めないですね。

<見どころ>
まあ、なんといってもジョージ・クルーニー演じるハリーがやばすぎ。
奥さんの為に作った「あるもの」…喜ぶの?それって喜ぶのか!?

<出演者>
ジョージ・クルーニーのトンデモぶりは文句なしに笑えるとして、ブラッド・ピットってコメディぴったり。
ティルダ・スウィントンの冷血ぶりや、フランシス・マクドーマンドのうっとおしい感じ、よくもまあやりますよ。
ジョン・マルコヴィッチは、いつもどおり。何やらせても笑える。

<総評>
「ノーカントリー」でオスカーに輝いたコーエン兄弟。
普通ならこの次は!?って期待するところをあえて無視した作品には脱帽です。
好き嫌いがある監督達ですが、個人的にはジョージ・クルーニーとブラッド・ピットのアホさ加減を見るだけでも価値ありですね。

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by syosei7602 | 2009-05-09 23:59 | ハードボイルド/犯罪
GOEMON
d0030824_235443.jpg『GOEMON』 日本/2009
監督:紀里谷和明
出演:江口洋介 大沢たかお 広末涼子 ゴリ 要潤 玉山鉄二
チェ・ホンマン 佐藤江梨子 戸田恵梨香 深澤嵐 中村橋之助
寺島進 平幹二朗 伊武雅刀 奥田瑛二



公開時コピー
愛する者のために。

独特の世界観とビジュアルのデビュー作「CASSHERN」の監督、紀里谷和明による2作目。
出演は「闇の子供たち」の江口洋介、「ICHI」の大沢たかお、「おくりびと」の広末涼子、「嫌われ松子の一生」のゴリ、「K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝」の要潤、「ザ・マジックアワー」の寺島進、「相棒-劇場版-」の平幹二朗、「アフタースクール」の伊武雅刀、「長い散歩」の奥田瑛二など。

<あらすじ>
d0030824_242762.jpg時は豊臣秀吉(奥田瑛二)が天下を治め、貧富の差が広がる時代…天下の大泥棒、石川五右衛門(江口洋介)は、義賊として民衆から絶大な人気を得ていた。
ある時、五右衛門は紀伊国屋の蔵から、大量の小判と共に南蛮の小箱をついでに盗み出す。
ちょうどその頃、秀吉の腹心・石田三成(要潤)が紀伊国屋を訪れ、明智光秀が預けたものを渡すように迫っていた。蔵破りに気が付いた主人と三成はただちに五右衛門を追うが、彼は小判と共に小箱もばらまいてしまうのだった。
盗んだ金で豪遊した五右衛門の元に、何かとd0030824_25968.jpg手助けをしている猿飛佐助(ゴリ)がやってくる。佐助は紀伊国屋にあった小箱を、三成が忍びである霧隠才蔵(大沢たかお)を使って追っていると伝える。小箱が何か気になった五右衛門は、それを拾った貧民街の子供・小平太(深澤嵐)を探し出すが、その前に才蔵が立ち塞がった。

<作品解説>
デビュー作「CASSHERN」で、微妙な批評がされた紀里谷監督の2作目。番宣からして派手な作品になるだろうと予想していましたが、それに違わずとんでもない作品に仕上がっていました。
まだ見ていない人に注意してもらいたいことがいくつか…時代考証(人物設定)を気にしない、映像センスは独特、「映画」というものに自分の固定観念を持っている人にはきびしい…こんなところでしょうか。
全体としては「CASSHERN」と変わらず極彩色で、CGをふんだんに使ったビジュアルは圧巻の一言。特筆すべきはテンポの良さがあげられます。「CASSHERN」の時は本当に眠くなるくらいに緩慢な印象でしたが、今回は演出面も含めて監督が腕をあげたのか、小気味よく進みます。
さて、肝心のストーリーはもはや言うべきもなく、歴史的な大枠だけを使って中身はやりたい放題。アクションとビジュアルに特化しているため、ツッコミを入れるべきではないでしょう。
かなりグロいシーンを入れていますが、これは最低限ってところでしょうか。
ゲームのビジュアルシーンのような展開が多いですが、もしこれを普通にやっていたら「レッドクリフ」のようになってしまうし、むしろ一騎当千の戦いは香港映画には大量にあったりします。
ここまで徹底して監督の趣味全開になると、見ている方もそれに乗っていかないとダメですね。

<見どころ>
五右衛門対才蔵の一騎打ちがいいですね。
ある意味、一時期人気を二分した俳優同士の戦い(笑)
大阪城での戦闘シーンも凄まじいバカさ加減で楽しめます。

<出演者>
江口洋介主演っていうのはどうかな?と思ってたんですが、かなり様になっていました。
対する大沢たかお、「ICHI」よりもかなりいいですね…ただ、後半になると尻すぼみになっている気もしました。
広末涼子演じる茶々は秀吉の側室になりますが、ヒロインとしての役割上、汚れなきってところを強調したかったのか…まあ、言いたいことはわかるけど、きついものがあります。
ゴリは何かにつけて良い味を出してくれますが、ラストがねぇ。

<総評>
今回もかなり評価が分かれるところですが、基本的に映画っていうのは「何でもアリ」です。
映画とはこうあるべきだ!というお約束なんぞどこにもないわけで、そう言う意味では本作はかなりやってくれた気がします。
ただし、シナリオはもう少し詰めるべきですね。
映像的にわかりやすく撮れる展開にしたんだと思いますが、映像に合わせたシナリオという構図が見え隠れしてしまいます。
総じて見る側のセンスと合うかどうか…個人的には好きな作品です。

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by syosei7602 | 2009-05-05 23:59 | 戦争/歴史/時代劇