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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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<   2009年 02月 ( 18 )   > この月の画像一覧
クワイエットルームにようこそ
d0030824_1272128.jpg『WELCOME TO THE QUIET ROOM』 日本/2007
監督:松尾スズキ
出演:内田有紀 宮藤官九郎 蒼井優 りょう 中村優子
高橋真唯 馬渕英俚可 筒井真理子 宍戸美和公
平岩紙 塚本晋也 徳井優 妻夫木聡 大竹しのぶ
声:伊勢志摩


公開時コピー
わたしは ここ で
生まれ変わるのだ


芥川賞候補になった同名小説を、著者である「恋の門」の松尾スズキが自ら映像化。
出演は「監督・ばんざい!」の内田有紀、「魍魎の筺」の宮藤官九郎、「百万円と苦虫女」の蒼井優、「西の魔女が死んだ」のりょう、「ストロベリーショートケイクス」の中村優子、「感染列島」の妻夫木聡、「遠くの空に消えた」の大竹しのぶなど。
主題歌はLOVES.の「Naked Me」。

<あらすじ>
d0030824_1273291.jpg28歳のフリーライター、佐倉明日香(内田有紀)は、目覚めると見知らぬ部屋で手足を拘束されていた。
驚く明日香の元にやってきたのは看護士の江口(りょう)と医師の松原(庵野秀明)たち。
その部屋はクワイエットルームと言われる保健室で、明日香のいる病院は女子専用の隔離病棟だったのだ。
なんとか拘束を解かれたものの、担当医と同棲相手の鉄雄(宮藤官九郎)双方の同意がないと退院できないと言われる。
病棟に来なければいけない記憶も原因も思い浮かばない明日香だったが、アルコールと薬の過剰摂取によって運ばれてきたと言われ、さらに自殺の可能性があると言われる。
その事実を否定する明日香。しかし、退院できない故にd0030824_1274288.jpg入院患者の「食べたくても食べられない」ミキ(蒼井優)や、元AV女優で過食症の西野(大竹しのぶ)といった面々と出会い、少しずつ隔離病棟の不条理な世界を理解していく。
そんな時、売れっ子放送作家でもある鉄雄が来られなくなり、鉄雄の子分であるコモノ(妻夫木聡)がやってくるのだが…。

<作品解説>
どうしても異質の世界とも言うべき「精神病棟」をコメディタッチに描いた作品。
松尾スズキのぶっとんだ世界観…と思ったら、実は意外とまともな作品で、コメディというにはちょっと厳しいものがあります。いや、笑えるところもあるけど、テーマがテーマなだけに結構ブラックな展開ですね。
内田有紀の9年ぶりの主演作ながら、よくもまあここまでダークなテーマを選んだなぁと、思わず感心しちゃいます。
さて、世間的にはどうしても色眼鏡で見てしまいがちな精神病院。
主人公の明日香はオーバードーズで記憶がぶっとんで運ばれてきます。
自分がなぜ運ばれてきたのか、なぜこの場所にいなければならないのか、自分にはするべき仕事があるのになぜ…等々、明日香は疑問だらけで悩みます。
しかしその悩みの大半は「ここにいる人と自分は絶対に違う」という考え。
実はこの考え方には根拠なんて何一つなく、自分がまともであるということを他人に証明するのは、思っている以上に難しいことです。
本作のテーマはまさにその部分にあり、明日香は他の入院患者と接していくことで自分に内包されている闇の部分を探り出していきます。
この探り出す部分が明確になるシーンはすなわちクライマックスであり、かなりヘビーな内容。
人によっては受け付けないシーンですが、実は本作のストーリーが全て社会の縮図であり、決して離れられないしがらみなわけです。
全体の出来はかなり馬鹿げたシーンが多いのですが、なかなか深いところを突いた作品です。

<見どころ>
入院患者や医師、その他の脇役に色々と有名な人たちが登場しています。
クライマックスの記憶が繋がるシーンはかなりきてますね…。

<出演者>
内田有紀、かなり好きな女優です。
いやもう「時かけ」からこの人のショートヘアが目に焼き付いて…それとは関係なく好演してます。
クドカンは個性爆発。いつも気になりますが、歯は治した方が良いかと。
蒼井優はいつものファニーフェイスから、眉毛をキリッと揃えて髪を編み込んでいるので大分雰囲気が違いました。それでさらに演じ切っちゃうところが凄い。
りょうは意外と見せ場が少なく、1人笑いに徹した妻夫木聡に持ってかれた感。
妻夫木聡にはもっとこういう役をしてほしいですね。
大竹しのぶはもう、濃いです。
怖い女優さんだなぁ~。

<総評>
監督の松尾スズキの個性が発揮されているので、人によっては受け付けないでしょう。
ただし、意外と丁寧に描かれていたり、単なるコメディとしてではなくヒューマンドラマとしても完成度は高いので、思った以上に楽しめる作品です。

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by syosei7602 | 2009-02-25 23:57 | ヒューマン/ドラマ
2001年 宇宙の旅
d0030824_039088.jpg『2001: A SPACE ODYSSEY』 アメリカ/1968
監督:スタンリー・キューブリック
出演:ケア・デュリア ゲイリー・ロックウッド
ウィリアム・シルヴェスター ダニエル・リクター レナード・ロシター
マーガレット・タイザック ロバート・ビーティ ショーン・サリヴァン
声:ダグラス・レイン
受賞:アカデミー賞/特殊視覚効果賞(1968) 他

「アイズ・ワイド・シャット」のスタンリー・キューブリック監督による不朽のSF作品。
原作はアーサー・C・クラークの同名小説と言われているが、実際はアイディアの段階が早く、小説版の登場は映画公開後となっている。
後に続編(もしくは番外編と言われる)「2010年」が映像化、小説版は4作執筆されている。
出演は「グッド・シェパード」のケア・デュリア、「ラスベガス強奪作戦」のゲイリー・ロックウッド、「破壊!」のウィリアム・シルヴェスターなど。
音楽は「ツァラトゥストラはかく語りき」「美しく青きドナウ」などクラシックが使用されている。

<あらすじ>
d0030824_0391090.jpg遙か昔、ヒトザルが他の獣と変わらない生活をしていた頃、謎の物体が突如現れる。
その物体に触れたヒトザルは、獣の骨で狩猟することを覚え、水場争いでは他のヒトザルを殺して勝利する。
時が過ぎ、人類が宇宙に進出した時代。
アメリカ合衆国宇宙評議会のヘイウッド・フロイド博士(ウィリアム・シルヴェスター)は、月のティコクレーターで発掘された謎の物体「モノリス」を調査するため、月面のクラビウス基地へと降り立った。
調査が開始された直後、太陽光に晒されたモノリスはある信号を発し始める。
18ヶ月後、探査船ディスカバリー号は木星へと向かっていた。
乗組員はボウマン(ケア・デュリア)、プール(ゲイリー・ロックウッド)の他、d0030824_0391929.jpg冬眠中の調査員3人、史上最高の人工頭脳HAL9000が搭載されていた。
順調かと思われた航行中、HALは調査の疑問をボウマンにぶつける。
そしてその直後、HALは外装設備に故障の兆しがあることを告げるのだったが…。

<作品解説>
SF映画史上、最高傑作と名高い作品です。
徹底された科学考証、圧倒的なビジュアル、そして難解すぎるストーリー。何よりもアポロ11号の月面着陸よりも早く宇宙を身近に描いています。
さて、本作の凄さはなんといってもその特撮技術にあります。
冒頭のヒトザルの特殊メーキャップ、無重力の再現、宇宙空間における陰影やディテールの表現などなど。
ほぼ完璧ともいえる映像美は今見ても遜色がないですね。
モノリスについては、当初透明だったそうですが、技術的に無理であったことから黒になっています。
しかし、このモノリスの黒は怖い。
なんというか、音楽と相まって恐怖を感じるのは気のせいでしょうか。
また、別の意味で凄いのは脚本です。
解説のないビジュアルが流れ、観客はそこから何を「連想」するのか。
当初はナレーションが入っていたそうですが、あえてそれを削除…そのため、公開直後は評判が悪かったとか。されど、再公開後は徐々にその不可解なストーリー展開とビジュアルにより、2008年現在では「AFIアメリカ映画100年」のSF映画部門で1位になっています。

<見どころ>
全編に渡ってリアルさに驚きます。
ヒトザルから始まり、船内における計器類、また一見CGに見えるモニター類のビジュアルは手書き!
CGではありえない質感、当時の撮影技術が結集されたビジュアル全てが見どころです。

<出演者>
ボウマンを演じたケア・デュリアはその後、2010年にも出演しています。
プール役のゲイリー・ロックウッドはその後、あまり映画には出てないようですね。
また、フロイド博士役のウィリアム・シルヴェスターが電話をする相手はビビアン・キューブリック…監督の娘だそうです。

<総評>
映像表現は後のSF映画全てに影響を与えたといっても過言ではありません。
実際に検証できない、もしくは当時の技術では無理だった表現を除いて、致命的なミステイクがわずか1つしかないという、その作り込みは圧巻の一言。
SF映画を見るなら、まずは本作から…とはいえ、個人的にはかなり眠かったんですが、本作の良いところは映像のほとんどが観客任せなので、それもありでしょう。

<関連作品>
2001年 宇宙の旅
2010年 (続編もしくは番外編の位置づけ)

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by syosei7602 | 2009-02-24 23:12 | SF/ファンタジー/パニック
幻影師アイゼンハイム
d0030824_0442779.jpg『THE ILLUSIONIST』 アメリカ・チェコ/2006
監督:ニール・バーガー
出演:エドワード・ノートン ポール・ジアマッティ ジェシカ・ビール
ルーファス・シーウェル エドワード・マーサン ジェイク・ウッド
トム・フィッシャー アーロン・ジョンソン エレノア・トムリンソン
カール・ジョンソン
受賞:放送映画批評家協会賞/音楽賞(2006)

公開時コピー
すべてを欺いても
手に入れたいもの、
それは君。


スティーヴン・ミルハウザーの同名短編小説の映像化。
監督は長編2作目となる気鋭のニール・バーガー。
出演は「インクレディブル・ハルク」のエドワード・ノートン、「シューテム・アップ」のポール・ジアマッティ、「NEXT -ネクスト-」のジェシカ・ビール、「ホリディ」のルーファス・シーウェル、「マイアミ・バイス」のエドワード・サーマンなど。

<あらすじ>
d0030824_0443946.jpg19世紀末のウィーン。
イリュージョンと言われるマジックが全盛を誇り、天才的な幻影師アイゼンハイム(エドワード・ノートン)が絶大な人気を得ていた。
ある夜、アイゼンハイムはウール警部(ポール・ジアマッティ)率いる警官隊に逮捕されてしまう。
時は遡る。
若き日のアイゼンハイム(アーロン・ジョンソン)は、旅の幻影師を見て以来イリュージョンに熱中し、腕をあげていった。ある日、アイゼンハイムは公爵令嬢ソフィ(エレノア・トムリンソン)と知り合い、恋に落ちてしまう。
しかし、身分の違いから引き裂かれ、アイゼンハイムは長い旅へと出ていく。
そして10数年後、彼は幻影師として名を挙げ、d0030824_0444966.jpg彼のショーに皇太子レオポルド(ルーファス・シーウェル)とその婚約者であるソフィ(ジェシカ・ビール)が鑑賞に訪れる。
突然の再会に驚くアイゼンハイムとソフィ。
そんな2人をよそにレオポルドはアイゼンハイムのトリックを見破ろうと王宮に招くが、彼の高慢な態度にアイゼンハイムは挑発的な行動に出てしまい、レオポルドの怒りを買ってしまうが…。

<作品解説>
口コミによる人気上昇により、インディペンデント作品としては異例のロングランヒットを飛ばして話題になった作品。
非常にこだわりのある映像が特長と、高い演技力を有する俳優陣が揃い、実に見事な出来映えです。
さて、本作はイリュージョンという現在でもお馴染みのマジシャンを中心に、ロマンスとサスペンスが融和したストーリーが展開されます。
主人公のアイゼンハイムが幻影師になった動機と公爵令嬢の出会い、そして再会から物語は進んでいきます。されど、少し気になったのがアイゼンハイムとソフィの惹かれあうところが少し弱いかも。
もう少し引っ張っても良かった気がします。
アイゼンハイムのショー部分はCG多用な為に驚きが薄く、少し残念な感じ。
それでもエドワード・ノートンの手さばきは見事ですが。
時代背景については、当時の世相や事件(1889年のマイヤーリング事件など)をベースにしたり、丁寧な美術によって映像的にも美しく仕上がっています。

<見どころ>
本作は口コミで評判を得たのですが、そのネタはクライマックスにあります。
柔らかくそれでいてミステリアスなラスト、見事でした。

<出演者>
未だにオスカーがないのが不思議なエドワード・ノートンの静かな演技が光ります。
芸達者なポール・ジアマッティは「シューテム・アップ」の時が想像付かないほどに落ち着いてたりして(笑)。
そして若手女優のジェシカ・ビール。
うーん、「NEXT -ネクスト-」の時はすごく好きだったんだけど、本作では上品すぎるくらいですねぇ。
髪を下ろしていた方が好みです…個人的な話ですが。
皇太子を演じたルーファス・シーウェルの傲岸不遜な感じがはまっていました。

<その他>
いやはや、実はかなり地味な作品です。
それ故にしっかりと集中できるというか…なんですかね、とても綺麗なバラードのような映画です。
イリュージョンがCGありきなのが残念ですが、意外性のある映画を見たい方にオススメです。

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by syosei7602 | 2009-02-23 23:30 | ミステリ/サスペンス
スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ
d0030824_058217.jpg『STAR WARS: THE CLONE WARS』 アメリカ/2008
監督:デイヴ・フィローニ
声:マット・ランター ジェームズ・アーノルド・テイラー
アシュリー・エクスタイン トム・ケイン キャサリン・タバー
アンソニー・ダニエルズ クリストファー・リー ニカ・ファターマン
ディー・ブラッドリー・ベイカー イアン・アバークロンビー
ケヴィン・マイケル・リチャードソン

「スター・ウォーズ」初の3Dアニメ作品。
エピソード2と3の間を埋めるクローン戦争を中心に描かれている。
監督は本作が初の長編となるデイヴ・フィローニ。
声は「ディザスター・ムービー!おバカは地球を救う」のマット・ランター、「アニマトリックス」のジェームズ・アーノルド・テイラー、「パワーパフ ガールズ ムービー」のトム・ケイン、またエピソードシリーズに出演したアンソニー・ダニエルズ、クリストファー・リー、サミュエル・L・ジャクソンが同役を演じている。

<あらすじ>
d0030824_0581783.jpgジオノーシスの戦い以降、銀河系では共和国と分離主義者による激しい戦闘が繰り広げられていた。
シスの暗黒卿ドゥークー伯爵は、共和国の航路に機雷を設置、共和国は補給がままならず劣勢に立たされていた。
一方、惑星タトウィーンの支配者ジャバ・ザ・ハットの息子が何者かによって誘拐された。ハットは共和国に救出を依頼。パルパティーン議長とヨーダはハットの支配する航路の使用許可を得るためにその依頼を引き受ける。
救出を任されたのは惑星クリストフシスで戦闘中のオビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーだった。
補給がままならない2人の部隊は苦戦を強いられていた。
d0030824_0582640.jpgその最中に伝令にやってきた少女アソーカ・タノは、アナキンのパダワン(弟子)になるようにとヨーダから言われ、アナキンは渋々引き受けることに。しかし、2人の活躍によって戦いは勝利を収める。
そして2人はハットの息子救出へと向かうのだった。


<作品解説>
エピソード2と3の間は一度、テレビアニメシリーズ「クローン戦争」として製作されています。
本作はそのリメイクというわけではなく、さらにそのストーリーを抜き出した間の間といったところでしょうか。
配給がワーナーに変わったことにより、お馴染みのオープニングが無くなったのは残念ですが、メカニックの映像は3Dアニメならではの汚し表現などが見られます。
さて、本作ではアナキンにパダワンである少女アソーカが登場。
ただし、いかにもアメリカらしいキャラクター造形により、おせじにもかわいいとは言い難い…。
スター・ウォーズらしいといえばそれまでですが、もう少しかわいげのあるビジュアルにしてほしかったところ。
なんでも「もののけ姫」からインスピレーションを受けたとか…。
また、2と3の間なので当然敵役はドゥークー伯爵となりますが、メインのライバルはヴェントレスという女性のライトセーバー使いになります。
このキャラクターは先述のテレビシリーズでもメインの敵役でしたが、暗黒面に堕ちたジェダイの騎士ではありません。追放された元ジェダイの弟子であり、ジェダイの戦闘能力だけを受け継いだキャラクターです。
ヴェントレスはシリーズの中でも希有な女性ライトセーバー使いなので、かなり珍しいですね。
本作に続くテレビシリーズは、このヴェントレスやドゥークー伯爵との戦いを中心に、クローン・トルーパーや懐かしいジャー・ジャー・ビンクスのサブストーリーも描かれるそうです。

<見どころ>
ある意味キャラクター造形は見どころですが、日本の作風とは著しく違うので否が応でもアメリカを意識させられます。
戦闘シーンはなかなかのもの。
やはりライトセーバーでの戦いは良いですね。

<その他>
声は一応、シリーズに出演している俳優に似ている人を使っているようです。
まあ、アニメなので吹き替えでも良いかもしれません。
気になったのがDVD版の音声…DOLBY5.1chだったんですが、いまいち音が悪いですね。

<総評>
キャラクター造形は気になったんですが、本編が進むと慣れちゃうもので、意外と楽しめました。
何よりも「スター・ウォーズ」シリーズのまだまだ不明なエピソードが判明してくるという楽しみがたくさんあって、これだけでも十分。
裏を返せば、「スター・ウォーズ」を知らない人にはなんのこっちゃわからない展開です。
ヴェントレスとの因縁などは先のテレビシリーズに描かれているそうですが、このシリーズは2と3を完全に繋げちゃっているので、全部見ちゃうと3の冒頭まで行ってしまう。
それを考えると結構微妙なストーリー展開と言えます。

<関連作品>
◆シリーズ・時系列順
スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス (シリーズ第1作)
スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 (シリーズ第2作)
スター・ウォーズ クローン・ウォーズ (サブストーリー・3Dアニメ)
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 (シリーズ第3作)
スター・ウォーズ (シリーズ第4作)
スター・ウォーズ 帝国の逆襲 (シリーズ第5作)
スター・ウォーズ ジェダイの復讐 (シリーズ第6作)

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by syosei7602 | 2009-02-22 23:16 | アニメ/CG
ヒットマン 完全無修正版
d0030824_2282536.jpg『HITMAN』 アメリカ/2007
監督:ザヴィエ・ジャン
出演:ティモシー・オリファント ダグレイ・スコット
オルガ・キュリレンコ ロバート・ネッパー ウルリク・トムセン
ヘンリー・イアン・キュージック マイケル・オフェイ



公開時コピー
彼女の涙が 彼の閉ざされた心を開く

世界的ヒットの同名ゲームをフランスの新鋭監督ザヴィエ・ジャンが映像化。
出演は「ダイハード4.0」のティモシー・オリファント、「M:I-2」のダグレイ・スコット、「007/慰めの報酬」のオリガ・キュリレンコ、テレビシリーズ「プリズン・ブレイク」のロバート・ネッパー、「ある愛の風景」のウルリク・トムセンなど。

<あらすじ>
d0030824_2283677.jpg世界的な暗殺組織で完全無欠の殺し屋に仕立て上げられたエージェント47(ティモシー・オリファント)。
彼はロシアに潜伏し、ターゲットであるロシアの政治家ミカイル・ベリコフ(ウルリク・トムセン)を暗殺する。
ところが、現場を謎の娼婦ニカ(オリガ・キュリレンコ)に見られており、組織から彼女を暗殺するように命令されるが、邪魔が入り失敗してしまう。
d0030824_2284926.jpgさらに、暗殺した筈のミカイルは生きており、何者かの密告によってインターポールのウィッテア(ダグレイ・スコット)達とFSBから追われる事に。
それが何者かの罠だと知った47は、ニカと接触。彼女を連れて首謀者を突き止めるようと動き始める。
そんな彼の前に組織の殺し屋達が立ちはだかるのだった。

<作品解説>
ゲームの映画化、ということなんですがやったことがないのでわかりません。
とはいえ、非常にゲーム独特の世界観を持ち込んだ作品であることは確かで、組織の殺し屋が全員スキンヘッドにバーコードという、集まればそこは寺か!みたいな感じですが…。
さて、本作はシンプルなガンアクションと復讐、ちょっとした恋愛を織り交ぜた、ごくありきたりのストーリーです。
映像的な目新しさというのは無く、アクションは格好いいものの、常に何かの作品の二番煎じという印象がぬぐえません。
特にひねった展開があるわけでもないんですが、特筆すべきなのは主人公が「女性に弱い」ってところでしょうか。
本作のヒロインであるニカはやたらとヌードになりますが、それをちょっと恥ずかしそうに目を反らすエージェント47。
ハードな作品にはタフで二枚目で、女性にも強いというのが定番ですが、本作では違う。
うーん、これをもっと生かせたら、かなりおもしろい作品になっただろうに…。
アクションシーンは銃、刀、体術と見せ場はたくさん。
それだけみればシンプルに格好いいですね。

<見どころ>
まあ、なんといってもアクションシーン。
ホテルでの戦いぶりはなかなか緊張感があります。
また、クライマックスは結構激しいですね。

<出演者>
スキンヘッドが似合う男前なティモシー・オリファント。
当初はヴィン・ディーゼルがキャスティングされていたそうですが、キャラクター的にオリファントで正解です。
一応?ライバルとなるウィッティアを演じたダグレイ・スコットも好演。
そしてなんといっても、オリガ・キュリレンコ。
ステキです。

<総評>
作品としての出来はそれなりにおもしろいのですが、やっぱりパワー不足というか…。
まあ、この手のアクション映画ではネタが尽きているだけかもしれませんね。
個人的にはオリガ・キュリレンコを見るだけで満足…いや、シンプルに楽しめる作品です。
ところで「無修正版」ですが、カットされた過激なシーンが入っていたそうです。
どの辺が過激なのか、分からず終いでした。

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by syosei7602 | 2009-02-18 23:51 | アクション/アドベンチャー
青いパパイヤの香り
d0030824_202375.jpg『THE SCENT OF GREEN PAPAYA』 フランス・ベトナム/1993
監督:トラン・アン・ユン
出演:トラン・ヌー・イェン・ケー リュ・マン・サン
トルゥオン・チー・ロック グェン・アン・ホア トラン・ゴック・トゥルン
ヴォン・ホイ
受賞:カンヌ国際映画祭/カメラ・ドール ユース賞(1993)
セザール賞/新人監督作品賞(1993)

村上春樹のベストセラー小説「ノルウェイの森」の実写を監督するトラン・アン・ユンの初劇場作品。
フランス・パリ郊外にセットが作られて撮影された。
出演は「シクロ」「夏至」のトラン・ヌー・イェン・ケー他、ほぼ全員がフランス在住のベトナム人であり、映画初出演となる。

<あらすじ>
d0030824_1382655.jpg1951年、ベトナム・サイゴン。
10歳になるムイ(リュ・マン・サン)がある家庭に下働きとして雇われていく。
その家の父親(トラン・ゴック・トゥルン)は、琵琶をたまに奏でるだけで何もせず、家計はもっぱら母親(トルゥオン・チー・ロック)が布地屋を営んで支えていた。
他に長男、次男、三男に祖母、そして家政婦のティー(グエン・アン・ホア)がいた。
ティーはムイに、家事の仕方を教え日々が過ぎていく。
d0030824_1384182.jpgある日、長男が友人のクェン(ヴァン・ホア・ホイ)を連れてくる。ムイはクェンに憧れを抱くのだった。
そんな時、父親が有り金を全部もって消えてしまう。祖母は母親が悪いと言い、母親はなんとか子供達を養おうと、お金を工面して生活を支え続けていたが…。


<作品解説>
全編フランスで撮影されたという、異色のベトナム映画です。
何気ない日常を描き、主人公ムイの成長していく様を描いているだけ、という実にシンプルな作り。
さて、実に淡々と進んでいって何もないような(というか本当に何もない)ストーリーが終始するんですが、このアン・ユン監督、エロいです。
なんていうんですかね、ヌードとかそういう直接的なエロじゃなくて、女性の艶めかしい部分というか、その撮り方が非常にうまい。
フランス映画だから官能的なのか…そんな枠を越えたうまさです。
舞台もセット撮影とは思えないほどに良くできています。
少し残念だったのが、音楽の選曲でしょうか。
なんだかサスペンスドラマみたいな曲が多用されていて、映像の雰囲気とは少しずれている気がしました。
非常に淡々とした中でリアリズム溢れる映像となっていますが、人によってはただ退屈なだけかもしれません。

<見どころ>
言うまでもなくエロチシズム溢れる映像です。
日常の中に差し挟まれる艶っぽさ、心象風景の描写は見事です。

<出演者>
10歳のムイを演じたリュ・マン・サンはとてもかわいい子役だったんですが、20歳を演じたトラン・ヌー・イェン・ケーはちょっと違うよなぁ…と。
本作の後に監督と結婚して、その他の作品にも出ている女優です。
その他の出演者たちもほとんどが初出演なのに、うまかったですね。
セリフがそれほど多くないのも良かったのかも。

<総評>
「ノルウェイの森」の映画化ですっかり有名なった同監督ですが、果たしてどうなるのか…。
本作に続いた「シクロ」でも高い評価を得ていますが、それらがベトナムを舞台にしたから出来たことであるのも否めないでしょう。
それはさておき、本作における演出の見事さは見ておいて損はないでしょう。

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by syosei7602 | 2009-02-17 23:59 | ヒューマン/ドラマ
ぼくたちと駐在さんの700日戦争
d0030824_1301387.jpg『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』 日本/2008
監督:塚本連平
出演:市原隼人 佐々木蔵之介 麻生久美子 石田卓也
加冶将樹 賀来賢人 脇知弘 冨浦智嗣 小柳友 豊田エリー
成嶋こと里 倉科カナ 水沢奈子 宇田学 石野真子 竹中直人



公開時コピー
いっちょイタズラいきますか。

同名人気ブログ小説を「着信アリ2」の監督、塚本連平が映像化。
出演は「神様のパズル」の市原隼人、「アフタースクール」の佐々木蔵之介、「純喫茶磯辺」の麻生久美子、「Sweet Rain 死神の精度」の石田卓也、「荒くれKNIGHT」の加冶将樹、「Little DJ 小さな恋の物語」の賀来賢人、「青空のルーレット」の脇知弘、「花より男子ファイナル」の冨浦智嗣など。
主題歌はFUNKY MONKEY BABYSの「旅立ち」。

<あらすじ>
d0030824_1303168.jpg1979年、栃木県の田園風景の広がる田舎。道路で5人の高校生が自転車を並べ、車が通り過ぎるのと当時に一斉に走り出した。
目標は速度測定器を自転車でスピードオーバー表示させること…あだ名ママチャリ(市原隼人)、西条(石田卓也)、孝昭(加冶将樹)、グレート井上(賀来賢人)、千葉くん(脇知弘)は町でも有名なイタズラ高校生だった。
彼らの目的は、赴任してきたばかりの駐在さん(佐々木蔵之介)を何とか困らせること。何度捕まってもママチャリ達はイタズラを繰り返すが、駐在さんはさらに上をいってイタズラで仕返しをしてくるのだ。
d0030824_1303944.jpg後輩のジェニー(冨浦智嗣)を加えたママチャリ達はある日、喫茶店での作戦会議中、そこでアルバイトをしている加奈子さん(麻生久美子)に一目惚れ。
しかし、あろうことか加奈子さんは駐在さんの奥さんだったのだ。脆くも敗れ去った恋心を胸に、さらなるイタズラに闘志を燃やすママチャリ達だったが…。


<作品解説>
実話を元にしたブログ小説として驚異的なヒットを飛ばし、書籍化もされた原作の映像化…近年は「恋空」といったネット発の作品が映像化されることも多くなってきましたが、本作はその中でも良くまとまっています。
基本的にはコメディ、そして青春。特筆すべきはノスタルジックさを全面に押し出していない作りになっています。
さて、本作は主人公ママチャリの発案するイタズラ(ちょっと危険だったりするもの)を次々と実行に移しては、ツメが甘くてすぐに捕まるという展開が続きます。
ベタなギャグが多く、ネタとしては中学生レベル(高校生だけど)。でも、中学生レベルのギャグとか下ネタってストレートでバカで、実は一番おもしろい(笑)。
物語もスピード感があって楽しく、ひねたところがないのがいいですね。
少し残念なのが、ストレート過ぎてしまったところ。
もうちょっと盛り上がる展開があってもよかった気がします。

<見どころ>
友情のシーンがベタ過ぎて泣けます。
久しぶりに真っ向勝負なシーンが出てきます。

<出演者>
人気うなぎ登りの市原隼人をはじめとするイタズラ集団、ノリよく演じています。
やはり物語を作る上で大切なのは演じている俳優が楽しめるかどうか。
佐々木蔵之介演じる駐在さんは本当にいそうな感じ…この人も結構カメレオン俳優。
麻生久美子や豊田エリーもキレイです。
特別出演で色々な人が出ていますので、チェックしてみましょう。

<総評>
700日戦争というタイトルですが、映画版は700日全てじゃありません。
あくまでもその中の一部という割り切りです。
携帯電話も存在せず、喫茶店は不良のたまり場というイメージ、女子高生のスカートは長いし、物事の多くがシンプルな時代の青春です。
当時を知らない人たちがこれを見てどう思うのかは気になりますが、シンプルであるからこそ楽しめる良作です。

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by syosei7602 | 2009-02-16 22:54 | 恋愛/青春/スポーツ
ドラゴン・キングダム
d0030824_1393791.jpg『THE FORBIDDEN KINGDOM』 アメリカ/2008
監督:ロブ・ミンコフ
出演:ジャッキー・チェン ジェット・リー マイケル・アンガラノ
コリン・チョウ リウ・イーフェイ リー・ビンビン モーガン・ベンワー




公開時コピー
無敵の帝国<キングダム>
呪いを解けるのは奴らだけ─


香港映画を支えた2大スター、初の共演作品。
監督は「ホーンテッドマンション」のロブ・ミンコフ。
出演は「ラッシュアワー3」のジャッキー・チェン、「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」のジェット・リー、「ロード・オブ・ドッグタウン」のマイケル・アンガラノ、「マトリックス リローデッド」のコリン・チョウ、「五月の恋」のリウ・イーフェイ、「ドラゴン・スクワッド」のリー・ビンビンなど。

<あらすじ>
d0030824_1394986.jpgボストン、転校してきたばかりのジェイソンは、カンフー映画が好きな気弱な少年。
チャイナタウンで馴染みのホップ老人(ジャッキー・チェン)の質屋で映画を買う日々だった。
ある日、学校のチンピラに脅されたジェイソンはホップの店を案内させられ、否応なしにチンピラ達の強盗に巻き込まれてしまう。
撃たれたホップから店にあった金の棒を元の持ち主に返すようにと託されるが、追いつめられたビルの屋上から落ちた瞬間、ジェイソンは時空を越えて古代の中国に飛ばされていた。
ジェイソンを助けてくれた村は謎の軍隊に襲われるが、彼の前にルー・ヤン(ジャッキー・チェン)という酔拳の達人が現れてなんとか助かるのだった。
ルー・ヤンは、ジェイソンの持つ金の棒は、国を支配するジェイド将軍に石にされた孫悟空のもd0030824_14035.jpgのだという。
元の世界に戻るため、そしてジェイド将軍の支配を解き放つため、2人は将軍の部下達と戦い、助けに入った女戦士のスパロウ(リウ・イーフェイ)を加えて旅に出る。
そんな一行の前に、謎の僧侶(ジェット・リー)が現れるが…。

<作品解説>
カンフー映画の一時代を築いたジャッキー・チェンとジェット・リー、初の共演が話題となった作品です。ジェット・リーは本作に出るために、「SPIRIT スピリット」で最後と宣言していたカンフー映画に復活。
これだけでも見どころとも言える仕上がりになっています。
さて、本作は気弱な少年、武術の達人、美女、悪の親玉という至ってシンプルな登場人物達、そしてファンタジックな要素をいれたシンプルなストーリーで構成されています。
弱い少年が鍛えられていくというパターンは、昔のジャッキー映画でお馴染み、なぜか英語で会話していますが、そもそもファンタジー要素満載なのでこの際気にしなくても良いでしょう。
ジャッキーは酔拳、ジェット・リーは少林拳とそれぞれ自らの出世作品のカンフーを使っているのが楽しく、ワイヤーアクションは香港映画では当たり前。
カンフー映画のマニアならすぐに気が付きますが、アクション監督のユエン・ウーピンはジャッキーの「酔拳」、ジェット・リーの「マスター・オブ・リアル・カンフー/大地無限」などの監督を務めてます。
要するにアメリカ製作なのに、テイストは全て香港映画そのもの。
また逆に言えばハリウッド的大作を期待すると少し残念かも、といったところでしょうか。

<見どころ>
もはや言うべきところはひとつ!
ジャッキー対ジェット・リー!

<出演者>
ジャッキー・チェンが恐らく史上最高齢の役で登場(笑)。
さすがにキレは落ちてきていますが、酔拳はやっぱりこの人ですよ。
ジェット・リーの素早いカンフーは相変わらず格好いいですね。同じ香港映画出身でも、こうも型が違うのか、というのが見られます。
一応?主人公を演じたマイケル・アンガラノは、鍛えられるものの見せ場が少なかったのは残念。
ヒロインを演じるリウ・イーフェイは、かなり童顔ですがキレイです。
そして対する白髪魔女のリー・ビンビンはとても大人な印象の女優。
配役がうまいですね。
敵役のコリン・チョウは「マトリックス」シリーズでセラフを演じた俳優ですが、当初このセラフはジェット・リーにオファーされていたとか…ある意味おもしろい対決でした。

<総評>
全体的にあっさりとした印象ですが、テンポが良いので気持ちよく終わります。
過去の香港映画へのオマージュっぽいものがたくさんあるし(オープニング然り)、楽しい映画でした。
ただ、クライマックスはもう少し凝ってくれても良かったかな。
気軽に楽しめる作品です。

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by syosei7602 | 2009-02-15 23:26 | アクション/アドベンチャー
ワイルドバンチ
d0030824_1314717.jpg『THE WILD BUNCH』 アメリカ/1969
監督:サム・ペキンパー
出演:ウィリアム・ホールデン アーネスト・ボーグナイン
ロバート・ライアン ウォーレン・オーツ ベン・ジョンソン
エドモンド・オブライエン ストローザー・マーティン
アルバート・デッカー エミリオ・フェルナンデス ボー・ホプキンス
受賞:全米批評家協会賞/撮影賞(1969)

実在した強盗団ワイルドバンチをベースにした西部劇。
監督は「ゲッタウェイ」のサム・ペキンパー。
同監督の最高傑作と名高く、そして「最後の西部劇」と言われた。
出演は「タワーリング・インフェルノ」のウィリアム・ホールデン、テレビドラマ「エアウルフ」のアーネスト・ボーグナイン、「史上最大の作戦」のロバート・ライアン、「ブルーサンダー」のウォーレン・オーツ、「ラスト・ショー」のベン・ジョンソン、「裸足の伯爵夫人」のエドモンド・オブライエンなど。

<あらすじ>
d0030824_1475161.jpg1913年、テキサス州国境の町サン・ラファエル。
パイク(ウィリアム・ホールデン)率いる強盗団ワイルドバンチは、騎兵隊を装い、鉄道事務所の銀貨を強奪しようと試みるが、昔の仲間で鉄道会社に雇われているソーントン(ロバート・ライアン)の待ち伏せに遭い、メキシコへと逃亡する。
国境を越え、仲間のエンジェル(ジェイミー・サンチェス)の村へたどり着いた一行。
しかし、政府軍のマパッチ将軍(エミリオ・フェルナンデス)に脅かされ、エンジェルは恋人のテレサがマパッチに連れて行かれたことを嘆くのだった。
パイク達はマパッチに会いにアグア・ベルデへとやってくるが、d0030824_148349.jpgエンジェルはテレサがマパッチと一緒にいたことに激高し、テレサを殺してしまう。
政府軍に囲まれたパイク達だったが、マパッチを狙ったものではないという誤解が解け、さらにマパッチから1万ドルの報酬を条件にアメリカの軍用列車からの武器強奪を依頼されるが…。


<作品解説>
冒頭から始まる激しい銃撃戦とペキンパー監督お得意のスローモーションを多用した映像、ハードなストーリーと、今なお西部劇の金字塔として名高い作品です。
ワイルドバンチ強盗団の物語といえば、傑作「明日に向かって撃て!」が有名なんですが、タイトルゆえに、ワイルドバンチといえば本作、ということになります。
さて、本作はパイク率いる強盗団と賞金稼ぎ達が初っぱなから激しい銃撃戦を始めます。
とにかく撃って撃って撃ちまくるその凄まじさは圧倒的で、アクションの見せ方だけにこだわる近年では例を見ないくらいでしょう。
中盤は比較的落ち着いた展開になりますが、男たちの生き様そのものが語られ、追跡してくる賞金稼ぎ達との駆け引きも含め、しっかりとしたストーリーが展開。
今でいえばまさにハードボイルドなわけで、本作で描かれたストーリーは後の作品に多大な影響を与えています。

<見どころ>
冒頭の銃撃戦はもちろんのこと、クライマックスの静かな始まりは見事。
中盤の橋陥落のスローモーションはすごい!
「デス・バレエ(死の舞踏)」「ボリスティック・バレティックス(弾道バレエ)」と呼ばれるラストの壮絶な戦いは、映画史上に残る場面です。

<出演者>
涼しげな目元が印象的なウィリアム・ホールデン、格好いいのです。
その相棒を演じるアーネスト・ボーグナインは無骨な顔つきの俳優なんですが、「エアウルフ」でおなじみ。くしゃっとした笑顔がいいですね。
そして追跡する賞金稼ぎ、ソーントンを演じたロバート・ライアン。
もっと活躍して欲しかったとか思ったりして。
よくよく考えたらこの人が一番男前ですね。

<総評>
ついつい新作や近年の作品ばかりに興味が向いてしまいますが、CGなどが無かった時代の体当たりな演技とアクションは目を見張ります。
アクションの礎を築いたとも言える本作、必見です。

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by syosei7602 | 2009-02-14 23:46 | アクション/アドベンチャー
チェ 28歳の革命
d0030824_148565.jpg『CHE: PART ONE』 アメリカ・フランス・スペイン/2008
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ベニチオ・デル・トロ デミアン・ビチル サンティアゴ・カブレラ
エルビラ・ミンゲス ジュリア・オーモンド
カタリーナ・サンディノ・モレノ ロドリゴ・サントロ



公開時コピー
かつて、本気で世界を変えようとした男がいた。

今なお語り継がれる伝説の革命家チェ・ゲバラの半生を描いた全2部作の第1部。
第2部も同時に上映されている。
監督は「オーシャンズ」シリーズのスティーヴン・ソダーバーグ。
出演は「21グラム」のベニチオ・デル・トロ、「ウェルカム!ヘヴン」のデミアン・ビチル、「GOAL!2」のサンティアゴ・カブレラ、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のジュリア・オーモンド、「そして、ひと粒のひかり」のカタリーナ・サンディノ・モレノ、「300<スリーハンドレッド>」のロドリゴ・サントロなど。

<あらすじ>
d0030824_1482135.jpg27歳のエルネスト(ベニチオ・デル・トロ)は、グアテマラでの革命活動に失敗してメキシコに逃げ延びていた。そこで彼はキューバ出身のカストロ(デミアン・ビチル)と出会う。
キューバでは、軍部のバティスタがクーデターで政権を奪い、国民は貧困にあえいでいた。
エルネストは「7月26日運動」に参加し、革命を起こすべくカストロと同志82人と共にキューバd0030824_1483151.jpgへ上陸するが、政府軍の攻撃でわずか17人に減ってしまう。
それでも勝利を信じ、ジャングル各地で戦いながら勢力を拡大。その過程でカストロからの信頼を絶大なものにしたエルネストは、コマンダンテ(少佐)に昇進。
部隊を率いて、自ら前線で戦いながら自身の革命に対する意味を見いだしていくのだった。


<作品解説>
チェ・ゲバラを題材にした映画といえば、真っ先に思い浮かぶのが「モーターサイクル・ダイアリーズ」です。
ゲバラの南米旅行記を映像化したもので、医学生であったゲバラが南米の実情を知り、革命家としての土壌を築いた物語ですが、本作を見るにあたって先にチェックしておくのが良いでしょう(なによりもソダーバーグ監督自身、「モーターサイクル・ダイアリーズ」を含めて3部作と言っちゃうくらいだから)。
さて、ゲバラといえば20世紀の最も有名な革命家にして伝説の人物です。
CIAに暗殺されるまで、「革命」から離れられなかった人物ですが、そのカリスマ性と生き様は今なお人々を魅了し続けています。
本作は、彼の最初の革命運動であるグアテマラは省き、その直後のカストロとの出会いから始まります。
密林をかき分けて徐々に進んでいくシーンは少々疲れるのですが、その間にモノクロでキューバ革命成功後に工業相となったゲバラがアメリカを訪れるシーンが差し込まれます。
見ていると一瞬とまどうのですが、この作り方が実にソダーバーグ監督らしいというか、後になって非常に効いてくる。
28歳のゲバラが革命闘争を進めていく過程は大事ですが、革命後の言葉を入れることで「革命」そのものに意味づけしているんですね。
映像そのものについては、7年という歳月をかけたリサーチを活かしてストーリー上のフィクション部分は無いそうです。
ベニチオ・デル・トロの熱演もあって、終盤はずっしりと重みのある展開を見せてくれます。

<見どころ>
25キロの減量で、頬が大分やせこけたベニチオ・デル・トロの好演は、まさにチェそのもの。
特に国連での演説は実に素晴らしいです。

<出演者>
ベニチオ・デル・トロはひげ面でなんとか28歳を演じていますが、元々みんな顔が濃いので28歳だと言われたらそう思えます(笑)。
でも、本物の方がハンサムですね…。
カストロを演じたのはデミアン・ビチル。いまいち存在感を感じませんが、ゲバラ中心だから仕方ないか。
ヒロインというか、ゲバラの再婚相手となるアレイダを演じたのは若手女優のカタリーナ・サンディノ・モレノ。
とても綺麗な女優で、この人の他の出演作品は見たくなりますね。

<総評>
元々は4時間超の大作。
実は個人的にソダーバーグ監督の映画については、いつも見にくいと思っていました。
どことなく冗長的で、疲れてしまうんですが、慣れちゃうとどうってことないですね。
もう一度見れば、多分もっとわかりやすいと思うのですが、とりあえず「38歳 別れの手紙」ですね。

<関連作品>
チェ 28歳の革命 (第1部)
チェ 39歳 別れの手紙 (第2部)

モーターサイクル・ダイアリーズ (ゲバラ青年時代の旅行記)
 
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by syosei7602 | 2009-02-13 23:54 | ノンフィクションベース