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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
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ドルフィンブルー フジ、もういちど宙(そら)へ
d0030824_11118.jpg『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙(そら)へ』 日本/2007
監督:前田哲
出演:松山ケンイチ 高畑充希 西山茉希 永作博美 山崎努
池内博之 坂井真紀 利重剛 田中哲司 上間宗男




公開時コピー
きっとまた跳べる。

沖縄美ら海水族館のバンドウイルカをめぐる奇跡の実話を描いたドラマ。
監督は「陽気なギャングが地球を回す」の前田哲。
出演は「L change the WorLd」の松山ケンイチ、「走れ!ケッタマシン~ウェディング狂騒曲~」の高畑充希、「ハミングライフ」の西山茉希、「人のセックスを笑うな」の永作博美、「映画 クロサギ」の山崎努、「チーム・バチスタの栄光」の池内博之、「フリージア」の坂井真紀、「ゲゲゲの鬼太郎」の利重剛、「それでもボクはやってない」の田中哲司、「風音(ふうおん)」の上間宗男など。
主題歌は高畑充希(みつき)。

<あらすじ>
d0030824_0551983.jpg沖縄美ら海水族館にやってきた新人獣医の植村(松山ケンイチ)。海獣課に配属され、課長(利重剛)や同僚の飼育員の比嘉(池内博之)、ユリ(坂井真紀)たちと同じ仕事をしながらイルカの事を理解していく。館長(山崎努)の昔なじみの漁師(上間宗男)の孫であるミチル(高畑充希)がバンドウイルカのフジを見に来たりと、忙しい日々を送っていた。
ある日、ビッグマザーと呼ばれるイルカのフジの尾びれが壊死を始めてしまう。
d0030824_0553271.jpg原因不明の感染症で、進行は止まらない。植村はフジを助けるために、尾びれの切除を決断する。手術は成功したものの、泳げなくなったフジ。
なんとかもう一度泳がせてやりたいと誓った植村はブリジストンに人工尾びれの製作を依頼しにいくのだった。

<作品解説>
世界初のイルカの人工尾びれをつけた事でも話題になったバンドウイルカのフジ。
自然界のイルカでもまれに起こる致死率の高い原因不明の感染症の拡大を防ぐために、尾びれのほぼすべてを切除するというイルカにとっては非常に辛い話です。
さて、本作は新人の獣医師である植村が仕事の苦労に耐えながら、フジを助けるために奔走するのですが、ちょっと浅いですね。
実話ということで、ノンフィクションにありがちな平板的な展開は致し方ないとしても、人工尾びれという発想を得たという場面や尾びれの製作にかかわる部分がおざなりでもったいない。
こんなことありましたよ、というような流れだけに終始していて主人公や同僚たちの葛藤があんまりないんですね。
それを補うためか、ミチルという孤独な少女を出すことでひねりを付けようとしているんですが、そもそもミチルはなんでイルカ見に来るのか、というのもわからず。
ラストがなかなか良いだけに、表面的に事実をなぞられた印象が拭えません。

<見どころ>
実際のイルカ、フジを使っての撮影は見事でした。
イルカの生態など、もっと詳しく描かれてもおもしろかったかも。

<出演者>
今までの作品のなかで、相当まともな(笑)役柄の松山ケンイチ。
無難にこなしています。
ヒロインなのかなんなのかいまいち不明の高畑充希ですが、最初は男かと思いましたよ…エンディングの歌声は見事の一言(作詞作曲はコブクロの小渕健太郎)。
池内博之や久しぶりに見る坂井真紀、また山崎努などそつなくこなす俳優陣がそろっていたので、シナリオはもっと詰めて欲しかった。
そして永作博美は相変わらずかわいい。

<総評>
意外に曇り空が多いのはちょっと残念。せっかく沖縄なのだから突き抜けた青空のシーンで背景を彩ってくれたら良かったかも。
実話ってことで、ある程度の盛り上がりのなさは目をつぶる感じです。

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by syosei7602 | 2008-03-30 23:59 | ノンフィクションベース
キングダム・オブ・ヘブン
d0030824_1495468.jpg『KINGDOM OF HEAVEN』 アメリカ/2005
監督:リドリー・スコット
出演:オーランド・ブルーム エヴァ・グリーン リーアム・ニーソン
ジェレミー・アイアンズ エドワード・ノートン デヴィッド・シューリス
ブレンダン・グリーソン マートン・ソーカス ハッサン・マスード
アレクサンダー・シディグ ヴェリボール・トピッチ ジョン・フィンチ


公開時コピー
恐れず、敵に立ち向かえ
勇気を示せ
死を恐れず、真実を語れ
弱気を守り、正義に生きよ


「グラディエーター」で歴史アクションを成功させたリドリー・スコット監督が、史実を基にした歴史スペクタクル。
出演は「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのオーランド・ブルーム、「007/カジノ・ロワイヤル」のエヴァ・グリーン、「バットマン ビギンズ」のリーアム・ニーソン、「エラゴン 遺志を継ぐ者」のジェレミー・アイアンズ、「ミニミニ大作戦」のエドワード・ノートン、「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」のデヴィッド・シューリスなど。

<あらすじ>
d0030824_150832.jpg12世紀フランス。十字軍の騎士ゴッドフリー(リーアム・ニーソン)が、部下を率いてエルサレムに向かう途中、ある村にやってくる。村に住む鍛冶屋のバリアン(オーランド・ブルーム)は息子を失い、さらにそのショックで妻が自殺するという失意の中にいた。
そんな彼にゴッドフリーは、バリアンに父親だと告げる。突然の事に驚くバリアンだったが、村から出る意志はなく、ゴッドフリーはその気になったら後を追ってこいと告げ去っていく。
しかし、村の司祭が妻の身につけていた十字架を奪った事を知ったバリアンは、d0030824_1501837.jpg司祭を殺してゴッドフリーの後を追うが、彼は司祭殺害の犯人として追われていた。
追跡者とゴッドフリーの部隊と間で戦いになり、辛くも勝利するもゴッドフリーは深手を負う。
エルサレムへ向かう港で、ゴッドフリーはバリアンに剣を授け、静かに息を引き取るのだった。

<作品解説>
史実をベースにした作品ということで、歴史上の戦いとフィクションが織り混ざった展開になっています。史実とほぼ同じなのはエルサレムにおける籠城戦。これはクライマックスの戦いなので、多くは言えません。
本作に登場するゴッドフリー、バリアンなどは実在した人物から背景を借りたもの。他の登場人物も軒並み、背景を借りた形になっています。ただし、ボードゥアン4世やサラディン、十字軍の中心人物だったルノー・ド・シャティヨン、ギー・ド・リュジニャンなどは実在した人物であり、物語の重要人物です。
さて、この物語はキリスト教とイスラム教の長きに渡る宗教戦争であり、双方の聖地であるエルサレムを取り合う戦いが描かれます。異教徒は人にあらず、という解釈のもとに戦い続ける両軍。
そんな中、バリアンは父ゴッドフリーから真の騎士として、理想の国を目指すことを託されます。その理想はエルサレム王ボードゥアン4世も同じくして、目的は宗教に関係しない共存共栄。本作では主人公がキリスト教なんですが、彼自身はどちらかというと理想主義のリアリストとでも言うべき人間であり、神信じることよりもむしろ騎士であることを誇りにしています。
この描き方はキリスト教=善、イスラム教=悪という理論から離れているため、観客からすれば常に第3者的な視点になり、見せ方としては成功しているでしょう。
しかし、結構長い映画にもかかわらず、いつの間にか強くなり、常に善であろうとする主人公の描き方は極端な気もしますね。

<見どころ>
リドリー・スコット監督らしい壮大さは見事です。
クライマックスに籠城戦の戦いなどは迫力あり。「トロイ」よりもおもしろい。
終盤のハッティンの戦いが再現されなかったのは残念なところです。

<出演者>
本作にてようやく主演の座を掴んだオーランド・ブルーム。ひげ面がよく似合います。
ヒロインを演じたのはエヴァ・グリーン。目が非常に魅力的。
ジェレミー・アイアンズ、リーアム・ニーソンをはじめとした演技派に加え、エドワード・ノートンが出ていたとは…というか気がつかなくて当たり前ですね(声に聞き覚えがあったくらいでした)。

<総評>
「グラディエーター」ほどの緊張感はなく、同監督としては今ひとつかもしれません。
個人的には結構好きな作品なんですが、どうやらディレクターズ・カットがあるらしくそちらが見たかった。
歴史物が好きな人にはそれなりにお勧めかと思います。

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by syosei7602 | 2008-03-25 23:59 | 戦争/歴史/時代劇
イレイザー
d0030824_014374.jpg『ERASER』 アメリカ/1996
監督:チャールズ・ラッセル
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー ジェームズ・カーン
ヴァネッサ・ウィリアムズ ジェームズ・コバーン
ロバート・パストレッリ ジェームズ・クロムウェル ダニー・ヌッチ
アンディ・ロマノ ニック・チンランド


アーノルド・シュワルツネッガーの魅力を爆発させたアクション娯楽作。
監督は「スコーピオン・キング」のチャールズ・ラッセル。
出演は「ドッグヴィル」のジェームズ・カーン、「シャフト」のヴァネッサ・ウィリアムズ、「スノー・ドッグ」のジェームズ・コバーン、「マイケル」のロバート・パストレッリなど。

<あらすじ>
証人保護プログラムにより、証人の過去を消すプロであるクルーガー(アーノルド・シュワルツネッガー)は、マフィアの証人で詐欺師ジョニーC(ロバート・パストレッリ)を危機一髪救いだした。
彼の次の保護対象は防衛兵器会社サイレックスに勤めるリー・カレン(ヴァネッサ・ウィリアムズ)。彼女は、サイレックスが国から隠匿する形で最強の銃レールガンを密造し、どこかへ輸出しようとしている証拠を握るためFBIから依頼され、証拠のディスクを盗み出す。
しかし、サイレックスから抜け出す直前に見つかってしまい、FBIの助けで辛くも逃げ出す。さらに、彼女の家は襲われ、クルーガーは間一髪彼女を救出、彼しか知らない場所へと匿うのだった。
本部に戻った彼に、同僚のドゥゲラン(ジェームズ・カーン)から、保護したはずの証人が次々と殺されていると告げられ、本部に裏切り者がいると言われる。クルーガーとドゥゲランは狙われそうな証人を助け出すために向かうのだが…。

<作品解説>
まさにアクションという感じの作品です。内容はほとんどあってないようなもので、とにかく繰り広げられるアクションの連続。別にイレイザーじゃなくてもええやん!というツッコミはこの際なしににして、B級テイストたっぷりに展開します。
ほぼ無敵のレールガンの登場とシュワちゃんとヴァネッサ・ウィリアムズのみで宣伝していたような気がしますが、これはまあ劇場で見るなら最適の作品に仕上がってますね。
内容二の次でアクションに特化したラッセル監督の判断は見事。ただ、残念なのは「トゥルー・ライズ」ほどにVFXができあがっていなかったところ。
とりあえずかっこよくて派手だったらいーんだよ的な感じですが、爽快な作品です。

<見どころ>
レールガンが撃ちまくられたり、グレネードや爆発が結構見事な感じなんです。
シュワちゃんは相変わらずですが、ジェームズ・カーンのふてぶてしさはまさに見どころです。

<出演者>
とりあえずタフさは相変わらず。怪我をしてもなんのそのなシュワちゃん。
悪役のジェームズ・カーンは見事だし、ジェームズ・コバーンもちょい役ながら良い味だしています。
ヴァネッサ・ウィリアムズはうーん、個人的にはあまり魅力的に映らなかったのは残念。
キレイなんですけどね。
ロバート・パストレッリはかくし味として登場です。

<総評>
要するに、映画っておもしろければ良いのです。
本作はその例にぴったりとはまった娯楽作、どうせなら大画面と大音響で見るのが良いですね。

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by syosei7602 | 2008-03-24 23:59 | アクション/アドベンチャー
さくらん
d0030824_1502862.jpg『さくらん』 日本/2007
監督:蜷川実花
出演:土屋アンナ 椎名桔平 成宮寛貴 木村佳乃 菅野美穂
永瀬正敏 美波 山本浩司 遠藤憲一 小池彩夢 山口愛
小泉今日子 石橋蓮司 夏木マリ 市川左團次 安藤政信



公開時コピー
花魁をなめんじゃねぇよ

安野モヨコの同名コミックの映画化。
監督は蜷川幸雄の娘で、本作が初監督作となる写真家の蜷川実花。
出演は「下妻物語」の土屋アンナ、「アンフェア the movie」の椎名桔平、成宮寛貴、「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」の木村佳乃、安藤政信、「Dolls ドールズ」の菅野美穂、「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の永瀬正敏、「HERO」の石橋蓮司、「シュガー&スパイス 風味絶佳」の夏木マリなど。
主題歌は椎名林檎。

<あらすじ>
江戸、吉原の遊郭・玉菊屋に身売りされた8歳の少女(小池彩夢)は、きよ葉と名付けられた。負けん気が強いきよ葉は度重なる足抜けをするが、その度に捕まっては折檻される日々。
そんなきよ葉を、玉菊屋の若衆・清次(安藤政信)は吉原唯一の今は咲かない桜が咲いたら、出してやると言う。
花魁の粧ひ(菅野美穂)に面倒を見てもらうことになったきよ葉だったが、相変わらずの性格で反発を繰り返すばかりだった。粧ひは、女郎の稼ぎで飯を食べているときよ葉を非難し、誰にも必要とされないならどうしようもないと言い切って挑発する。きよ葉は、いつか花魁になると啖呵を切るのだった。
やがて17歳になったきよ葉にはじめての客がつく。どうすれば男が喜ぶかを本能的に知ったきよ葉はあっというまに人気を得ていくが、玉菊屋の花魁・高尾(木村佳乃)は疎ましく思い始めていた。

<作品解説>
原作を知らないので、どこまで忠実に再現されているのかはわかりませんが、極彩色に彩られた映像と豪華な女優陣による共演が目を引きます。
遊郭を舞台に、人気を得ていく女郎・きよ葉。生来の負けん気の強さから反発を買いながらも、徐々に頭角を現していくわけです。
しかし、ストーリーはかなり平板的な印象が強く、女同士の確執も大したこともない展開。女性監督ならではのエロさはありますが、写真家であるが故か、ひとつ一つのシーンが写実的過ぎる上に、椎名林檎の曲が差し挟まれるあたりはなんだかプロモーションビデオのような印象を受けます。
身売りされることの切実さだとか、女郎ならではの悲哀さがほとんど無いのは残念。元がコミックだからなのか?と勘ぐってしまうのですが、読んでもいない原作の事はわかりませんので、なんとも言えません。また、花魁に関する描き方はかなり史実と異なっています(花魁は高級遊女であり、客よりも上位の立場。また初めての客とは口も聞かず、飲食もしない)。
作品としてはテンポ良く進むので、疲れることはありませんが、映像の美しさ以外に特徴がないのが残念です。

<見どころ>
とにかく激しいのは木村佳乃演じる高尾。
そして、極彩色の映像でしょうか。
きよ葉だけ、なぜ眉毛があんなに細いのかが謎です。

<出演者>
キャラクターとしての土屋アンナのキャスティングは間違っていないんですが、美しいというとちょっと違う。微妙なところです。
演技派となった木村佳乃や菅野美穂な花魁姿がなかなか…このあたりのキャスティングは見事ですね。また安藤政信も良い感じです。
幼少のきよ葉を演じた小池彩夢が見事過ぎました。

<総評>
可もなく不可もなしといった感じです。
題材としてはとてもおもしろいんだけど、スタイリッシュであろうとしたり、椎名林檎がフィーチャーされすぎるなど気になる箇所も多数。
世界観が非常に狭く、広がりに欠けてしまいましたね。もっと大胆なことがあっても良かったんじゃないかと思います。

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by syosei7602 | 2008-03-19 23:34 | 戦争/歴史/時代劇
大いなる遺産
d0030824_13372.jpg『GREAT EXPECTATIONS』 アメリカ/1998
監督:アルフォンソ・キュアロン
出演:イーサン・ホーク  グウィネス・パルトロー ハンク・アザリア
クリス・クーパー アン・バンクロフト ロバート・デ・ニーロ
ジョシュ・モステル ジェームズ・キスナー ラクエル・ボーディン
キム・ディケンズ


公開時コピー
欲望が 運命の 扉を ひらく

チャールズ・ディケンズ原作の同名作品、4度目の映画化。
舞台は80、90年代へと変更されている。
監督は「トゥモロー・ワールド」のアルフォンソ・キュアロン。
出演は「アサルト13 要塞警察」のイーサン・ホーク、「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」のグウィネス・パルトロー、「ニュースの天才」のハンク・アザリア、「キングダム/見えざる敵」のクリス・クーパー、「G.I.ジェーン」のアン・バンクロフト、「グッド・シェパード」のロバート・デ・ニーロなど。

<あらすじ>
フロリダの田舎に住む10歳の少年フィンは両親に先立たれ姉と暮らしていた。絵の才能に恵まれ、スケッチに事欠かない。ある日、海に隠れていた脱獄囚(ロバート・デ・ニーロ)を見つけ、成り行きから彼を助ける。
それから程なくして、姉の恋人ジョー(クリス・クーパー)と共に庭整備の仕事して行った大富豪ディンズムア婦人(アン・バンクロフト)の家で、婦人の姪エステラという美しい少女と出会う。ディンズムア婦人はフィンを姪の遊び相手に指名するのだった。さらに姉は出て行ってしまい、姉の代わりにジョーが彼を養っていた。
やがて成長したフィン(イーサン・ホーク)とエステラ(グウィネス・パルトロー)だったが、エステラはある日を境にフィンに何も告げずにヨーロッパの学校へと去ってしまう。ショックを受けたフィンは絵と婦人の元へ行くこともやめ、漁師として生活していた。
それから数年、彼の元にラグノ(ジョシュ・モステル)という弁護士が現れ、匿名の人物からのはからいでニューヨークで画家として個展を開き、成功させてくれるという。
半信半疑だったフィンは、数年ぶりに婦人の元へ訪れて後押しを受けるのだった。

<作品解説>
「クリスマス・キャロル」でも有名なディケンズの代表作です。
元々はイギリスが舞台ですが、本作は舞台を現代のアメリカに移して映像化…原作に忠実という意味では1946年のモノクロ作品ということになります。
さて、本作は主人公フィンが出会った脱獄囚、頭のおかしいディンズムア婦人、そして姪の美しい少女エステラとの関係により、極めて不可思議な人生を送る物語です。
しかし、フィンはエステラをいくら思っても高嶺の花、すべてをあきらめた時にやってきた成功へのチャンス。
上流社会、エステラとの再会、すべてが劇的に描かれていきます。
かなりご都合主義な展開とあまりにもパターンとしてありがちな為に、描き方が若干甘く感じられてしまう。それを補うのが平凡さを失わないフィルを演じたイーサン・ホークと、ミステリアスなエステラを演じたグウィネス・パルトローです。
出演者それぞれがはまっているため、作品としての深みを演技で付けていく…キュアロン監督ならではのカメラワークや、サントラの秀逸さも相まってなかなかの作品に仕上がっています。
映画化は4度目と書きましたが、実はサイレント時代やテレビ版も含めて実に7度も映像化されています。有名なのは本作と1946年版(アカデミー賞3部門受賞)となりますが、99年のテレビ版はシャーロット・ランプリングやヨアン・グリフィスが出ているので気になるところです。

<見どころ>
特にグウィネス・パルトローの官能的なシーン…オールヌードでタバコを吸うシーンなんてかなりエロティック。

<出演者>
イーサン・ホークとグウィネス・パルトローの作品はそれほど見たことないんですが、本作は見事でした。特にイーサン・ホークがなまっちろい感じから漁師になる様は「大人になったぞ!」といった感じが強く出ていて良かった。
グウィネス・パルトローは艶やかな演技が官能的過ぎます。
アン・バンクロフトのいかれた感じや、若干置いてきぼりを食らった感じのあるデ・ニーロは相変わらずインパクト強し。

<総評>
「大いなる遺産」というタイトルが訳として適当なのか微妙ですね。
とはいえ、現代版としてほどよいアレンジを加えた良作なので、押さえておくべき1本といえるでしょう。

<関連作品>
大いなる遺産 (1917)
大いなる遺産 (1934)
大いなる遺産 (1946)
大いなる遺産 (1974/TV版)
大いなる遺産 (1989/TV版)
大いなる遺産 (1998)
大いなる遺産 (1999/TV版)

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by syosei7602 | 2008-03-17 23:10 | ヒューマン/ドラマ
ロックンロールミシン
d0030824_0502425.jpg『ROCK'N'ROLL MACHINE』 日本/2002
監督:行定勲
出演:池内博之 りょう 加瀬亮 水橋研二 粟田麗 川合千春
永田めぐみ 津田寛治 戸田昌弘 つぐみ 三輪明日美
松重豊 SUGIZO  宮藤官九郎



公開時コピー
“ストロボラッシュ”
それは、ここから飛び立つために
背中につけた羽だった。


鈴木清剛の同名小説の映像化。
監督は「クローズド・ノート」の行定勲。
出演は「チーム・バチスタの栄光」の池内博之、「クワイエットルームにようこそ」のりょう、「それでもボクはやってない」の加瀬亮、「コンナオトナノオンナノコ」の水橋研二、「夕凪の街 桜の国」の粟田麗など。

<あらすじ>
なんてことない毎日を送るサラリーマンの賢司(加瀬亮)はある夜、高校の同級生だった凌一(池内博之)と再会する。凌一は洋服のインディーズブランドを立ち上げようとしていると話し、連絡先を残していった。
彼女の由美子(粟田麗)の浮気が原因でしっくりきていない賢司は、行き場のない感情をもてあまし、凌一の残していった住所を頼りに尋ねる。そこには凌一と専門学校の教師・椿(りょう)、イギリス帰りのカツオ(水橋研二)がいて、和気藹々と洋服製作に取り組んでいた。
凌一は賢治にパソコンを使ってもらい、皆でブランド名を考え「ストロボラッシュ」に決まる。
自由な彼らをうらやましく思う賢治、それ以来彼は頻繁に訪れるようになり、やがて上司との諍いから会社を辞めてしまう。
夢を目指す3人と共に過ごすことで日々充実した気持ちになる賢治、しかし甘くない現実が少しずつ迫ってきていた。

<作品解説>
夢を目指して日常に充実感を感じる…誰でもあこがれる時間を切り取ったかのようなストーリーです。単調な毎日に疲れた主人公・賢治。
自分が何をすればいいのか、何をしていけばいいのかがわからず、ただ漠然と過ごして彼女の浮気すらも強く咎めることができない、流されてしまう人間です。
そんな彼が出会ったのが個性を発揮して夢を目指す3人となるわけですが、この設定って人によっては共感度が今ひとつ。わかる人のはものすごくわかるし、わからない人にはわからないと思います(個人的にはすごくはまりました)。
さて、4人は自らが何かを作り出していくことに充足感を感じますが、それだけじゃダメなんだという現実を突きつけられる様は非常に切ない。
この作品をもっともよく意味づけるセリフを椿が賢治に語ります。とても印象的なシーンなので、押さえておくべきポイントですね。

<見どころ>
賢治の彼女が家にやってくるとするりと服を脱ぐ…非常に現実的かつ男の弱さと女のあさましさを見せつける名シーンです。携帯電話があるのに、わざわざ家の留守電を使うなど、小道具の使い方がおもしろいですね。

<出演者>
加瀬亮ってこういうどこか糸の切れた凧みたいな役をやらせるとうまいですね~。
池内博之はあんまし見たこと無かったんですが、もっと個性的な役柄だと際だって良い感じです。水橋研二は「秒速5センチメートル」で声をあてていたのが記憶に新しいんですが、こんな顔してたっけとか…りょうは今まで見た中で一番のはまり役でした。

<総評>
結局のところ学生時代のノリを捨てきれない夏休みといった感じです。
でも、夏休みって特別です。特別な世界を大人になって体験しちゃいけないかというとそうじゃない。だけど現実は常に自分を取り囲んでいる…みたいな。
大人になりたくないことを捨てきれないわがままさを内包した作品です。

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by syosei7602 | 2008-03-16 22:36 | 恋愛/青春/スポーツ
ラッシュアワー3
d0030824_151588.jpg『RUSH HOUR 3』 アメリカ/2003
監督:ブレット・ラトナー
出演:ジャッキー・チェン クリス・タッカー 真田広之
ノエミ・ルノワール マックス・フォン・シドー イヴァン・アタル
工藤夕貴 ロマン・ポランスキー ジュリー・ドパルデュー
チャン・チンチュー


公開時コピー
今度はパリが超ド級の大混乱(ラッシュアワー)!!

ジャッキー・チェンとクリス・タッカーのバディムービー第3弾。
監督は前作に引き続き「レッド・ドラゴン」のブレット・ラトナー。
出演は「サンシャイン2057」の真田広之、「マルセイユ・ヴァイス」のノエル・ルノワール、「潜水服は蝶の夢を見る」のマックス・フォン・シドー、「ザ・インタープリター」のイヴァン・アタル、「L change the WorLd」の工藤夕貴など。

<あらすじ>
d0030824_1511593.jpg刑事から交通整理にまわされたカーター(クリス・タッカー)は、適当な交通整理をして相変わらずお騒がせな日々。一方、リー(ジャッキー・チェン)は世界的なマフィア“トライアド”壊滅の為のシンポジウムに出席する大使の護衛としてロスにやってきていた。
しかし、大使は講演がはじまった瞬間、狙撃されてしまう。リーは犯人を追うために飛び出し、逃げていく狙撃者を追いかける。そして、警察無線で狙撃事件を知ったカーターは交通整理で止めていた車を奪取して走り出していた。d0030824_1513742.jpg袋小路に狙撃者を追いつめたリーだったが、その男はかつてリーと兄弟分だったケンジ(真田広之)だった。どうしてもケンジを撃てないリー、そこへカーターがやってきて逃げられてしまう。大使(チャン・チンチュー)の娘ソーも狙われていると知ったリーとカーター。さらに大使を狙って病院を襲撃してきたトライアドの下っ端を捕まえて自白させると、謎の「シャイシェン」を追ってパリに向かう。

<作品解説>
ハリウッドにおけるジャッキー作品の代名詞ともなった人気シリーズ第3弾。
中国系マフィアを壊滅するために、お騒がせコンビがフランスで大暴れという展開。
敵役は日本のアクションスター真田広之が登場するなど、ハリウッド映画ながらアジア色の強い作品となっています。
おまけに舞台はフランスなのですが、正直言ってフランスを舞台にする意味があったかどうか…。ドタバタ感は相変わらずですが、規模としては非常に微妙な感じ。
しかしまあ、この手はスピード感重視、クリス・タッカーのどうでもいいようなおしゃべりの連続と相変わらずのジャッキーアクションは健在です。
今回は小道具があまり使われなかったのが残念、良くも悪くもハリウッド的な作りに終始してしまった感じですね。

<見どころ>
悪役の工藤夕貴、そして真田広之のアクションが見どころ。
カーチェイスやクライマックスの戦いなど、手堅くおさえられています。

<出演者>
ジャッキーも50を超えて、髪をオールバックにすると年相応になりますね。
クリス・タッカーは太った感じ、真田広之はどうもインパクトに欠けますがジャッキーとの対決はすばらしいです。
工藤夕貴やノエミ・ルノワールがかなり濃い感じなだけに、チャン・チンチューがかなりかわいい。ポスト、チャン・ツィイーと言われているようですね。

<総評>
さすがに4作目は無いような気もするけど、微妙に期待しますね。
ロマン・ポランスキーやヴィニー・ジョーンズなどのゲスト出演も見逃せないですが、アクションの質が変わらないのはちょっと残念。

<関連作品>
ラッシュアワー
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by syosei7602 | 2008-03-15 19:34 | アクション/アドベンチャー
ルパン三世 霧のエリューシヴ
d0030824_1404739.jpg『ルパン三世 霧のエリューシヴ』 日本/2007
監督:増田敏彦
声:栗田貫一 小林清志 増山江威子 井上真樹夫  納谷悟朗
桑島法子 世古陽丸 渡部猛 石田彰 大久保祥太郎 楠大典
西尾由佳理 関根麻里 中村獅童



放映時コピー
ルパン登場40周年記念!!
…今度の敵は「魔毛狂介」


毎年恒例となっているテレビスペシャルの第19弾。
監督はテレビシリーズ「スーパーマン アニメ・シリーズ」を手がけた増田敏彦。
声はおなじみのメンバーに加え、「機動戦士ガンダムSEED」の桑島法子、石田彰、タレントの関根真理、「SPRIT スピリット」の中村獅童など。

<あらすじ>
d0030824_1511325.jpg夏、北海道霧多布岬で伝説の宝「白きたまゆら」をサルベージしようと潜っていたルパン達。
そこへいつものごとく銭形警部の邪魔が入り、不二子を置いてきぼりにしたまま水上から陸までの逃走劇が始まる。ところがその瞬間に異変が起きる。周囲の車が消えてしまったのだ。訳もわからぬまま岬の灯台に逃げたルパン達を待ちかまえていたのは摩毛狂介と名乗る男だった。ルパン達と追ってきた銭形は白い光に飲み込まれてしまう。気がつくと、そこは弓矢が飛び交う戦場であり、そしてルパン達は兵士達に捕らえられてしまうが、d0030824_1455120.jpg連れて行かれた先の建造物が、不二子の持っていた古文書に描かれていた像と同じ事に気がつく。
牢屋に放り込まれたルパン達の前に、再び魔毛狂介が現れ、ルパンの子孫である三十三世に恨みがあると言い放つ。さらにこの場所が500年前の蝦夷だと告げて消えるのだった。ルパン達は現代に戻るために、古文書の解読を試みるのだが…。

<作品解説>
19作ともなると普通に考えて20年間近なわけです。それを考えるとすごいですね。
本作のベースとなったのはテレビ1stシーズン13話「タイムマシンに気をつけろ!」になります。とはいえ、ストーリーはリメイクではなく、あくまでもベースでしかありません。
随所に歴代シリーズのネタなどが隠れているため、探すのも楽しみですね。
さて、本作はテレビの2ndシリーズに近い作風と最近のシリーズの中では丁寧な仕上がりになっています。CMのアイキャッチも懐かしく、惰性気味になりつつあった本シリーズを引き締めていますね。
今回はタイムトラベルものということで、現代的な要素はほとんどないのですが、過去に行ってしまったルパン達が如何にして謎を解いて現代に戻るのかという、本来の泥棒的な要素が復活しました。タイムトラベルに付きもののパラドクスはこの際無視するしかないのは仕方なしですが、作画クオリティの高さによって及第点と言えるでしょう。

<見どころ>
テレビシリーズ以来の復活となった魔毛狂介。今回はかなりライトな感じのキャラクターとして登場します。賛否両論あるかもしれませんが、使い方としてはうまかった。
注目はフィアットなどですかね。

<その他>
声優陣は相変わらずですが、今回のヒロインは2人。
女泥棒・お不三を演じるのは関根真理ですが、はっきりいってうまくありません。
中村獅童が妙に声優慣れしてしまったために、関根真理が浮いてしまったのは残念です。
いい加減、アニメは声優重視に戻しましょう。

<関連作品>
■劇場版
ルパン三世 (1作目)
ルパン三世 カリオストロの城 (2作目)
ルパン三世 バビロンの黄金伝説 (3作目)
ルパン三世 風魔一族の陰謀 (4作目)
ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス (5作目)
ルパン三世 DEAD OR ALIVE (6作目)

■テレビスペシャル
ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発! (1作目)
ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎 (2作目)
ルパン三世 ナポレオンの辞書を奪え (3作目)
ルパン三世 ロシアより愛をこめて (4作目)
ルパン三世 ルパン暗殺指令 (5作目)
ルパン三世 燃えよ斬鉄剣 (6作目)
ルパン三世 ハリマオの財宝を追え!! (7作目)
ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密 (8作目)
ルパン三世 ワルサーP38 (9作目)
ルパン三世 炎の記憶 ~TOKYO CRISIS~ (10作目)
ルパン三世 愛のダ・カーポ/FUJIKO's Unluckey Days (11作目)
ルパン三世 1$マネーウォーズ (12作目)
ルパン三世 アルカトラズ・コネクション (13作目)
ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト (14作目)
ルパン三世 お宝返却大作戦!! (15作目)
ルパン三世 盗まれたルパン ~コピーキャットは真夏の蝶~ (16作目)
ルパン三世 天使の策略(タクティクス)~夢のカケラは殺しの香り~ (17作目)
ルパン三世 セブンデイズ・ラプソディ (18作目)
ルパン三世 霧のエリューシヴ (19作目)

■OVA
ルパン三世 生きていた魔術師

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by syosei7602 | 2008-03-11 23:59 | アニメ/CG
ホールドアップダウン
d0030824_0551041.jpg『HOLD UP DOWN』 日本/2005
監督:SABU
出演:坂本昌行 長野博 井ノ原快彦 三宅健 森田剛 岡田准一
香椎由宇 伊藤歩 古田新太 森本レオ 宮崎吐夢 伊武雅刀
高橋ひとみ 椎名英姫 日村勇紀 設楽統



公開時コピー
鍵を握るのは誰だ?!

V6全員が主演したコメディ作品。
監督は「ハードラックヒーロー」でV6と組んだSABU。
出演は「DEATH NOTE」の香椎由宇、「親指かくし」の伊藤歩、「サイドカーに犬」の古田新太、「学校の階段」の森本レオ、「舞妓 Haaaan!!!」の日村勇紀など。

<あらすじ>
d0030824_1125678.jpgサンタクロースの格好をして銀行を襲った佐川(三宅健)と木俣(井ノ原快彦)は大金を持って外に出るが、逃走用の車はレッカーされていた。
あわてた2人は地下鉄のコインロッカーに金を保管することを思いつくものの、財布は車の中…そこで2人は地下街で1人歌っていたストリートミュージシャンの沢村(岡田准一)から小銭を巻き上げてロッカーにしまうが、沢村に追いかけられたあげく鍵を落としてそれを盗られてしまうのだった。
駅の交番にやってきた沢村は被害を訴えるが、そこで彼はサンタクロースの格好をした銀行強d0030824_1131374.jpg盗の話を聞くと、ロッカーの鍵が金の隠し場所だと感づいて狂喜して走り出す。
そんな彼を猛スピードで走行中の覆面パトカーが撥ねてしまう。
刑事の木場(坂本昌行)と運転していた星野(長野博)、誰も見ていなかったことを良いことにどこかに捨てようとするが…。

<作品解説>
V6の面々が個性的なキャラクターで登場、シュールな展開が持ち味の作品です。
不良刑事にスピード狂の刑事、間抜けな銀行強盗、時代遅れの格好をしたストリートミュージシャン、そして信心深いトラック運転手とジャニーズらしからぬキャラ分けはなかなかです。
変にかっこつけないところが良い、というよりもV6自体がバラエティ色が強いために出来たといえるでしょう。
さて、本作はそんなキャラクター達がコインロッカーの鍵を巡ってドタバタを繰り返すんですが、終盤直前まではテンポ良く進んでおもしろい。
ところが終盤は…うーん、収拾つかなくなったのかなぁ。もっとはじけてしまえばこういう展開もありだったんだけど(元ネタは「フロム・ダスク・ティル・ドーン」か?)。
変に流行のアクションを取り入れた感が否めず。
キャラクターの個性が強かっただけに、残念な出来になってしまいました。

<見どころ>
主役の6人よりもバナナマン日村演じる通り魔がおもしろい。
存在感でかすぎ、そしてもっと出て欲しかった(笑)。
長野博の壊れっぷりもなかなかでした。

<出演者>
坂本昌行が若干、大泉洋に見えたのは気のせい?気のせいですね…。
井ノ原快彦と長野博は個性が強く、三宅健はねぇ…存在感がやっぱり薄いんだよな。
岡田准一は妙な名演でした。
森田剛の運ちゃんは結構はまってます。
香椎由宇の婦警姿はよいかもしんない。

<総評>
終わりよければ…という言葉はまさしく真実ですが、その逆もまたしかり。
終盤だけが唐突過ぎて頂けなかったな。
もっと早めに展開していれば全く違った意味でおもしろかったかもしれない。
まあ、V6のファンなら見ても良いんじゃないかなと言える程度ですね。

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by syosei7602 | 2008-03-10 23:47 | コメディ/パロディ
ボルベール <帰郷>
d0030824_0501097.jpg『VOLVER』 スペイン/2006
監督:ペドロ・アルモドバル
出演:ペネロペ・クルス カルメン・マウラ ロラ・ドゥエニャス
ブランカ・ポルティージョ ヨアンナ・コボ チュス・ランプレアベ
アントニオ・デ・ラ・トレ
受賞:カンヌ国際映画祭/女優賞・脚本賞(2006)
ヨーロッパ映画賞/監督賞・女優賞・音楽賞・観客賞(2006)

公開時コピー
ママ、話したいことが
ヤマほどあるの。
女たち、流した血から、花咲かす。


「トーク・トゥ・ハー」のペドロ・アルモドバル監督が自身の故郷を舞台に、母、娘、孫娘の3人の家族関係を描いたヒューマンドラマ。
出演は「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」のペネロペ・クルス、「マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾」のカルメン・マウラ、「海を飛ぶ夢」のロラ・ドゥエニャス、スペイン映画界の名女優ブランカ・ポルティージョ、スペインの新進女優ヨアンナ・コボなど。

<あらすじ>
d0030824_0564229.jpg火災で両親を亡くしたライムンダ(ペネロペ・クルス)と姉のソーレ(ロラ・ドゥエニャス)は、ライムンダの娘パウラ(ヨアンナ・コボ)と共に故郷の母親の墓を掃除したあと、伯母のパウラ(チュス・ランプレアベ)の家に寄る。すでに現在と過去が混同し、目が不自由な伯母だったがなぜか何不自由なくひとり暮らしをしていた。近所に住む友人アグスティナ(ブランカ・ポルティージョ)が、世話をしてくれると言ってくれたお陰で、3人はマドリードに戻るのだった。
d0030824_0565122.jpg家に帰ったライムンダだったが、夫のパコ(アントニオ・デ・ラ・トレ)が失業したと聞いて愕然とする。さらに次の日、パウラがパコに襲われそうになり、誤って刺し殺してしまった。困惑する彼女はなんとかパコの死体を始末しようとするが、そんな時ソーレからパウラ伯母が亡くなったとの報せが届く。

<作品解説>
ペネロペ・クルスの非常に美しい姿と、どこかユーモラスでミステリアスなストーリー展開が話題になった作品です。
過去のしがらみが残る故郷から離れて暮らすライムンダは夫と娘の3人暮らし、しかし娘に関係を迫った夫は娘によって殺されてしまいます。このシーンを見ると、サスペンスの始まり?と思うんですが、実はそんなことがなかったりして若干拍子抜け。されど、そういう血なまぐさい話が実は家族にも秘められており、シュールなんだけどリアルで生々しく、ヒューマンドラマとしての枠組みをしっかりと見ることができます。
さて、本作は女性が中心の物語にもかかわらず男性から見てもかなりおもしろい。
美術的なセンス、女優陣の好演、ひとつ一つのシーンにこだわりが見られると言っても過言ではないでしょう。2006年のオスカーは「ディパーテッド」が受賞したけど、個人的に言わせてもらえばこちらが断然上です。
難を言えば、ペネロペ・クルスが綺麗すぎること。姉、母親、娘と彼女が結びつくイメージを構築するまで時間がかかります。
そういう意味では若干もったいない作品ですね。

<見どころ>
なんといってもペネロペ・クルスの美貌…まあ、これは女優さんの持っている容姿でしかないんだけど、たとえば涙を流すシーンなんかとても良い。
流れる涙と潤む目の違いがまさしく見どころなのです。

<出演者>
ペネロペ・クルスのグラマラスな美しさを引立てるのが脇を固める女優陣です。
こう書くと非常に安っぽいんだけど、ペネロペ演じるライムンダは些か自己主張のハッキリした「美人然」としたイメージのために、バランスが良いですね。
姉を演じるロラ・ドゥエニャスや娘役のヨアンナ・コボも手堅い演技で見せてくれます。
そして、なんといってもカルメン・マウラとブランカ・ポルティージョがいてこそです。

<総評>
いわゆるミニシアター系の作品となりますが、「リトル・ミス・サンシャイン」と言い、万人受けするおもしろい作品が最近は増えましたね。
ペネロペ・クルスの美しさを見るだけでも価値がありますので、オススメです。

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by syosei7602 | 2008-03-09 23:59 | ヒューマン/ドラマ