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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
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<   2007年 05月 ( 12 )   > この月の画像一覧
幸福のスイッチ
d0030824_23253663.jpg『幸福(しあわせ)のスイッチ』 日本/2006
監督:安田真奈
出演:上野樹里 本上まなみ 沢田研二 中村静香 林剛史
    笠原秀幸 石坂ちなみ 新屋英子 深浦加奈子 田中要次
    芦屋小雁



公開時コピー
家族の絆はプラスとマイナス。くっ付いたり、離れたり。

和歌山県のある村にあるナショナルショップ。その店の家族達の話を元にしたヒューマンドラマ。
監督は「オーライ」の安田真奈。
出演は「虹の女神 Rainbow Song」の上野樹里、「紙屋悦子の青春」の本上まなみ、「大阪物語」の沢田研二、本作が映画デビューとなる中村静香、「ザ・コテージ the Cottage」の林剛史など。

<あらすじ>
お客様第一をモットーとするナショナルショップを営む稲田誠一郎(沢田研二)に反発し、東京の美術学校に行ってイラストレーターになった次女・怜(上野樹里)。しかし、我ばかりが強い怜は上司(田中要次)と衝突して、会社を辞めてしまう。
そんな折り、妹の香(中村静香)から、姉・瞳(本上まなみ)が倒れたとの手紙を受け取った怜は急ぎ実家へと戻る。
しかし、実際に倒れたのは誠一郎で、しかも原因は骨折だった。
父親が倒れた程度では帰ってこないと考えた香の嘘にまんまと騙された怜、しかし会社を辞めたとは言えず強情を張る彼女は渋々電器店を手伝うことになる。
相変わらず儲からないサービスばかりをしていた誠一郎の仕事ぶりと、近くに出来た大型電器店の影響で売上げが落ちている事を知った怜は愕然とし、ますます機嫌が悪くなる彼女だったが…。

<作品解説>
ナショナルショップは、街の電気屋さんとしてちょっとした住宅街や村などにあります。もちろん、今でも健在なようで、特に利便性の悪い場所などは重宝がられているようです。
さて、本作は実話がベースとなっているそうで、出てくる電化製品は冷蔵庫から携帯電話までナショナル(パナソニック)製品オンリー。
普段はフィーチャーされないような餅つき器まで出てきたりするわけです。この街の電気屋を営む主人公の父親は、売った製品の面倒は最後までみる、困っているならちょっとした雑用まで無償で請け負ってしまうという人のいい人です。
一方、東京という都会で働いていた主人公・怜はそんなお客さん優先の父親がどうしても受け入れられず、母親が亡くなった理由までも父親に原因の一端があると思いこんでいます。
他人の為にそこまですることはない、というシビアな考えを持ち、それが実は自分の余裕の無さを露呈している事に気が付かない…まあ、シンプルな成長の物語につながっていくわけですが、映画としてみたときにはちょっと平面的過ぎるかな?と。
ストーリーの起伏が緩やかすぎるんですね。もちろん、笑えるシーンもいくつかあるんですが、興味のない人のはさっぱりわからない部分だったりするので勿体ない。
お決まりのパターンにはまっているからこそ、もう少し大胆な脚色があっても面白かったでしょう。

<見どころ>
とりあえず姉妹が3人とも関西圏出身なので、関西弁に違和感はありません(もっとも三女を演じた中村静香は演技が…)。
上野樹里が今までの作品とは違って、かなりふてくされた役でぶちぶちと文句をたれるのは割と新鮮です。

<出演者>
上野樹里の演技力が結構なレベル。ただ終盤になると大人しくなりすぎてメリハリが消えたか?
本上まなみの演技って…多分テレビドラマの「アナザヘヴン」以来かもしんない。
三女役の中村静香は演技がまだまだでした。どうも大げさな感じがします。
そして沢田研二。うーん、ええおっちゃんになったなぁと。でもあんましうまくないですね。

作品としては悪くはないんですが、やはり映画ならではの脚色をもう少し強めにしても良かったかも。
豪華な出演陣に反して今ひとつ知名度が低いですが、ツボを押さえた作りに好感がもてる作品です。

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by syosei7602 | 2007-05-30 23:25 | ノンフィクションベース
愛と青春の旅だち
d0030824_034518.jpg『AN OFFICER AND A GENTLEMAN』 アメリカ/1982
監督:テイラー・ハックフォード
出演:リチャード・ギア デブラ・ウィンガー ルイス・ゴセットJr
    デヴィッド・キース ロバート・ロジア リサ・ブロント
    リサ・アイルバッハー ヴィクター・フレンチ
受賞:アカデミー賞/助演男優賞・歌曲賞(1982)
    ゴールデン・グローブ賞/助演男優賞・歌曲賞(1982)他

「Ray/レイ」のテイラー・ハックフォード監督による青春映画の原点ともいえる作品。
後の青春映画に多大な影響を与えた。
出演は「シカゴ」のリチャード・ギア、「愛と追憶の日々」のデブラ・ウィンガー、「メタル・ブルー」のルイス・ゴセットJr、「メジャーリーグ2」のデヴィッド・キースなど。
テーマ曲はアカデミー賞に輝いた「Up Where We Belong」。

<あらすじ>
海軍に勤める父親がほとんど家に帰らず、浮気を繰り返した事が原因で少年時代に母親が自殺した過去を持つザック(リチャード・ギア)。
大学を卒業した後、彼は父親の反対を押し切って海軍のパイロット士官養成学校へと入る。
鬼軍曹フォーリー(ルイス・ゴセットJr)のしごきの元、仲間達と訓練に明け暮れる日々。
ようやく外出許可が出た1ヶ月後、ザックは同じ候補生のシド(デヴィッド・キース)と共にパーティーへ出かける。
そこでザックは町工場で働くポーラ(デブラ・ウィンガー)と出会い、たちまち恋に落ちる。
少年時代のトラウマから心から人を信用しないザックに、ポーラは一時の楽しみでしかないと言い切るのだったが…。

<作品解説>
青春映画の王道パターンを作り上げたヒット作です。
原題と邦題が全く違うのですが、不思議と邦題に違和感が無いのは見事。
公開当時はリチャード・ギアの格好良さ、デブラ・ウィンガーの美しさ、サントラの良さも相まって、女性に人気があったそうです。
もっとも、これはラブロマンスへの比重が高かった為ですが、主人公の孤独感、挫折していく仲間等を盛り込むことで、主人公が人間的に成長していくドラマとして成立しています。
とはいえ、ラブロマンスに偏り過ぎた為に終盤は些か早足な展開であるのが残念です。
しかし、アカデミー賞5部門にノミネートされ、見事助演男優賞を獲得しており、同監督の作品は20年以上前から非常に質が高いことの表れです。

<見どころ>
丸坊主で筋肉質のリチャード・ギアは文句なしに格好いい。
見どころはザックとポーラの中盤のベッドシーン(笑)。ここはかなりきわどい映像ではあるんですが、その後語り合うシーンはザックの孤独感を表現している名場面です。
そして、軍曹の単独でしごきに耐える場面もいいですね。
クライマックスは女性ならグッと来る見事なシーンでした。

<出演者>
リチャード・ギアは決してワイルドではないんだけど、やっぱり格好いい。雰囲気がいいです。
ヒロインを演じるのはデブラ・ウィンガー、とても綺麗な女優でロザンナ・アークエットが監督した「デブラ・ウィンガーを探して」の人です。
本作でオスカーを獲ったルイス・ゴセットJrの嫌みがない鬼軍曹は見事な演技。
デヴィッド・キースが演じたシドはもう少し早く展開があっても良かったですね。

先にも書きましたが、クライマックスへ向かう部分が本当に急展開で、勿体ない。あと10分伸ばしても良いからここはきちんと描くべきだったと思います。
しかし、後に影響を与える作品(下記参照)として根強い人気を持ち、今見ても遜色のない名作です。

<関連作品>
ストーリー展開が踏襲されている作品
トップガン
海猿 ウミザル
守護神

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by syosei7602 | 2007-05-22 23:48 | 恋愛/青春/スポーツ
機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙 特別編
d0030824_0303577.jpg『MOBILE SUIT GUNDAM - MOVIE III』 日本/1982
総監督:富野喜幸
声:古谷徹 鈴置洋孝 古川登志夫 鈴木清信 白石冬美 井上瑤
  鵜飼るみ子 井上真樹夫 池田秀一 村山明  清川元夢
  藩恵子 柴田秀勝 田中崇 小山茉美 玄田哲章 池田勝
ナレーター:永井一郎


ガンダムシリーズの劇場版完結編の第3作。
特別編は新アフレコによる5.1ch版となる。
総監督はシリーズ通して富野喜幸。
テレビシリーズでは後半にキャラクターデザイン兼作画監督である安彦良和が倒れた為、映画版ではほぼ70%が新規作画となっている。
エンディングは井上大輔。

<あらすじ>
数々の戦いをくぐり抜けてきたホワイトベース、そしてガンダムのパイロット アムロ・レイは多大なる戦果をあげてニュータイプへと覚醒していく。
地球から、宇宙へあがったホワイトベースを待っていたのは追撃をかけるシャアの部隊、そして前方にはキャメル艦隊が待ち伏せていた。
しかし、キャメル艦隊を壊滅させたホワイトベースは、中立コロニー・サイド6へと寄港する。
そこでアムロガンダムの開発者であった父親テム・レイと再会するが、彼は酸素欠乏症にかかり、かつての面影はなかった。
そしてアムロは父親のもとを去る。その後アムロはララァという少女と運命の出会いを果たすのだった。

<作品解説>
ガンダム作品の中でも最も傑作と言われる劇場版3作目。
アムロのニュータイプによる本格的な覚醒に始まり、ララァとの邂逅、シャアとの決着などが描かれます。
されど、本作の見どころはラストのみならず、中盤のソロモン戦、ホワイトベース操舵士のミライを巡る恋愛模様と切ない結末なども盛り込まれていきます。
2作目ではアムロのライバル、むしろ戦いの仕方を教えたキャラクター、ランバ・ラルや黒い三連星などが登場したのですが、本作ではアムロはほぼ無敵状態となり圧倒的な能力をもって敵を撃破していきます。
さらに彼が無敵である由縁は、皮肉にも劇中でララァによって語られます。
アムロとシャア、2人の結末は続編Zガンダムを越えて「逆襲のシャア」によって完結。
ガンダムシリーズの原点ですが、アニメというジャンルに括られずに見られる数少ない作品ですね。

<見どころ>
冒頭のキャメル艦隊との戦闘シーンは圧巻、さらにサイド6でのリックドム12機との戦い、ソロモン、クライマックスと見どころは満載。
それでもドラマ部分が損なわれていないのは見事です。
一部テレビシリーズからの流用でGファイターがちょっと出ていたり、ガンキャノンが3機いたりします。
こういうのを見つけるのもおもしろいでしょう。

<その他>
当初、劇場版1作目が不評だったら続編は作られることがなかったそうです。
その為、劇場版1作目には「I」が付かなかったとか。
また本作が3部作で納まったのは、そもそも4クールをフルに放映されなかったという点も大きいですね。
ガンダムシリーズとしてのみならず、アニメとしても不朽の名作ともいえるので映画としての価値も非常に大きい作品です。

<関連作品>
機動戦士ガンダム I 特別編
機動戦士ガンダムII 哀・戦士 特別編

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by syosei7602 | 2007-05-21 23:48 | アニメ/CG
ウィンター・ソング
d0030824_1284019.jpg『PERHAPS LOVE』 香港/2005
監督:ピーター・チャン
出演:金城武 ジョウ・シュン ジャッキー・チュン チ・ジニ
    エリック・ツァン




公開時コピー
その愛は、さよならから始まった……。

「ラヴソング」「君さえいれば/金枝玉葉」のピーター・チャン監督によるミュージカルラブストーリー。
出演は「LOVERS」の金城武、「ハリウッド★ホンコン」のジョウ・シュン、「ベルベット・レイン」のジャッキー・チュン、「H [エイチ]」のチ・ジニ、「インファナル・アフェア」シリーズのエリック・ツァン。

<あらすじ>
中国・上海。
昔の上海を再現したスタジオで映画監督ニエ・ウェン(ジャッキー・チュン)によるミュージカル映画の撮影が始まろうとしていた。
主演はニエの恋人でトップ女優のスン・ナー(ジョウ・シュン)、そして香港のトップ俳優・リン・ジェントン(金城武)だった。
スンとリンは10年前、北京で恋人同士だったがスンは過去を捨て、女優をになるためリンの元から去っていた。
しかし、スンへの想いを断ち切れなかったリンは、香港に戻って俳優となり、今まで断り続けてきた中国映画への出演を決めたのだ。
あくまでも過去を捨て去ろうとするスン、だがリンの想いはやがて映画のシナリオと共に彼女へと向かっていく。

<作品解説>
香港映画では珍しいミュージカル作品です。
作中でミュージカル映画を撮影しながら、3人の想いが交錯するという一見ややこしい設定なのですが、美しい映像と過去の絡み具合が見事に融合しています。
音楽についても、さすが名監督ならではの手腕というべきか、きちんとポイントを押さえた使い方、音楽レベルの高さなど特筆すべき点がありますね。
また、時代設定を1997年以前にすることで「香港に行くのにパスポートがいる」といった、恋人同士であったリンとスンの越えられない壁をそれとなく入れているのはシナリオのうまさ。
なかなか豪華なセットに加え、歌手として名高い香港四天王と言われたジャッキー・チュン(=歌神と言われるほどに、アジア圏では人気がすごい)の配役はぴったり。
ただ、監督役であった彼が突如「俺が演じる」と出てきて、歌も演技も出来るというのは些か疑問が残ります(せめて、元俳優とかだったら良いのに)。
韓国俳優のチ・ジニは、やんわりとした風貌で程よくアクセントになっていました。

<見どころ>
ジャッキー・チュンの圧倒的な歌唱力、金城武の演技は見事でした。
映像美に加え、香港映画にありがちな「やっつけ的」な部分が無いのが良い(笑)。

<出演者>
金城武はどうやら台湾訛りがひどいようです(言葉がわからんので、訛っているかどうかは確認しようがないんだけど)。
ただ、目の演技とかは作中でも語られるように、非常に良かった。
ヒロインを演じるジョウ・シュンは香港でも人気の高い女優で、ちょっと浜崎あゆみっぽい顔…演技自体は悪くないんですが、いささかジャッキー・チュンに気圧されたような気もします。
そして、ジャッキー・チュン。
歌手としてのこの人は知らなかったんですが、うまいですね~歌神とはよくいったものです。
チ・ジニについてはホントにアクセント的な役回りで、うまくしめてくれました。

ミュージカルといえども終始歌というわけではなく、歌の占める割合は恐らく半分くらい。
ジャッキー・チュンの歌声を聴くだけでも価値があります。
作品としてのレベルも非常に高いので、オススメです。

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by syosei7602 | 2007-05-17 23:54 | ミュージカル/音楽/ダンス
ナチョ・リブレ 覆面の神様
d0030824_1123672.jpg『NACHO LIBRE』 アメリカ/2006
監督:ジャレッド・ヘス
出演:ジャック・ブラック エクトル・ヒメネス アナ・デ・ラ・レゲラ
    リチャード・モントーヤ ピーター・ストーメア
    セサール・ゴンサレス ダリウス・ロセ モイセス・アリアス



「バス男」の監督ジャレッド・ヘスと「スクール・オブ・ロック」の脚本家マイク・ホワイトによる、実話を基にしたアクションコメディ。
出演は「スクール・オブ・ロック」のジャック・ブラック、「コンスタンティン」のピーター・ストーメアなど。

<あらすじ>
メキシコの修道院で育てられた孤児のイグナシオ(ジャック・ブラック)は、メキシカンプロレス“ルチャ・リブレ”に憧れていた。
大人になったイグナシオは料理担当と孤児の面倒を見る日々。
ある時、修道院にシスター・エンカルナシオン(アナ・デ・ラ・レゲラ)がやってくる。イグナシオは彼女に一目惚れするのだった。
その日、街に出かけたイグナシオはルチャ・リブレのレスラーが豪華な暮らしをしているのを目の当たりにし、貧しい修道院の子供達に少しでもおいしい食事を食べさせたいと決意した彼は、街で彼から教会用の食料品を奪った素早い男スティーブンを相棒にすると、教会に内緒で試合に参加する。
リングネームはナチョ(=イグナシオ)とヤセ(=スティーブン)は、奇妙な特訓を開始。初めての試合は負けはしたもののファイトマネーを貰い、浮かれるのだったが…。

<作品解説>
同様の作品でフランス映画の「グラン・マスクの男」があるそうです。こちらはジャン・レノ主演ですが、評価は今ひとつ。
さて、本作は日本でも有名なミル・マスカラスの如き空中戦は控えめです(実際は投げ技や関節技が主体)。ただ、動きなどはルチャ・リブレ独特の軽快さがきちんと表現され、この動きをお世辞にも“すばやい”とは言えなさそうなジャック・ブラックが挑みます。
典型的な肥満体型の彼がサモ・ハン・キンポーの如く軽快に動きまわるもの、一癖あるレスラー達にやられっぱなし(途中で女性レスラー“ルチャドーラ”が参加しますが、男女混合の試合も普通にあるそうです)。
それでも子供達の為に奮起するところが、今までのジャック・ブラックとはちょっと違う。
練習になるのかどうかもわからない、あやしげな特訓になんの意味があるのかさっぱりなんですが、とりあえずアホです。
まあ、ストーリー性は二の次な部分が多く、序盤はちょっとだらっとした感じが続きます。
中盤以降がいいですね。
ちなみにルチャドール(レスラーの意)は、マスクマンはマスクが命、マスクをしないレスラーは髪が命だそうです。
死ぬまでマスク、坊主は恥だとか。

<見どころ>
ヤセとのタッグ戦はもちろんのこと、相手レスラーの俊敏な動きなど、ルチャ・リブレ独特の戦いがいいですね。
なぜだかルチャ・リブレは世界のプロレスと違って技が逆だそうです。
ヘッドロックは左が一般的なら、右という風になぜか鏡写し。
このあたりも見どころといえるでしょうか。
ジャック・ブラックの怪しげな歌も要チェックです。

<出演者>
ジャック・ブラックの良く動く顔面は相変わらず、それにしてもピチピチタイツが良すぎ(笑)。
相棒のヤセはボサボサ頭で、これまた怪しい。
シスター・エンカルナシオンを演じるアナ・デ・ラ・レゲラが非常に美人です。

砂漠なメキシコをイメージしているのか、映像全体のコントラストが黄色っぽい感じ。
アメリカ映画なんですけどね。
勿体ないのは中途半端なキャラクターの使い方でしょうか。
話が膨らみそうで膨らまない部分というか…それでも、アクションを取り入れたコメディとしては良作です。

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by syosei7602 | 2007-05-15 23:58 | 恋愛/青春/スポーツ
クィーン
d0030824_1242571.jpg『QUEEN』 イギリス・フランス・イタリア/2006
監督:スティーヴン・フリアーズ
出演:ヘレン・ミレン マイケル・シーン ジェームズ・クロムウェル
    シルヴィア・シムズ アレックス・ジェニングス
    ヘレン・マックロリー ロジャー・アラム ティム・マクマラン
受賞:アカデミー賞/主演女優賞(2006)
    ゴールデン・グローブ/作品賞・主演女優賞(2006) 他

公開時コピー
1997年8月31日、ダイアナ元妃の突然の死。
その時、王室になにが起こったのか。
世界中が泣いたその日、
たった一人涙を見せなかった人がいた


2006年度の各賞の主演女優賞を総なめにし、見事オスカーに輝いたヘレン・ミレン主演のドラマ。
監督は「危険な関係」「ジキル&ハイド」のスティーヴン・フリアーズ。
出演は「銀河ヒッチハイク・ガイド」のヘレン・ミレン、「アンダーワールド」のマイケル・シーン、「スパイダーマン3」のジェームズ・クロムウェル、「嵐の中で輝いて」のシルヴィア・シムズ、「ブリジット・ジョーンズの日記」のアレックス・ジェニングスなど。

<あらすじ>
1997年5月、英国の首相選挙でライバルに大差をつけて当選した労働党のブレア(マイケル・シーン)。
女王(ヘレン・ミレン)からの最後の指名を受けて首相となる。
それから3ヶ月後の8月31日未明、元皇太子妃ダイアナがパリでパパラッチからの追跡を受け、交通事故にて亡くなる。
報せを受けた女王だったが、既に王室から退いているダイアナに対して、しきたりを優先し公式声明を出さない決定を下す。
一方、ブレアはただちに公式の声明を発表、チャールズ皇太子は自らパリに出向いてダイアナの遺体を引き取りに向かう。
英国の国民は一向に声明を出さない王室に対して憤りを感じ始め、マスコミもバッシングを始める。それとは反対にブレアの迅速な対応は彼の人気を高めることになるが、ブレアは王室へのバッシングをなんとか治めようと動きまわるだった。

<作品解説>
未だに謀殺説が噂されるダイアナ元妃の事故死。本作はこの事故死から彼女の葬儀までの期間を描いています。
エリザベス女王は既に王室から出たダイアナに対して、王室の厳然たるしきたりを適用します。これは当然の事であり、封建的であるからこそ王室という存在が認められるわけです。
しかし、マスコミはこれに対して激しいバッシングを浴びせ、さらに国民たちも次々に王室に対する不満を口にしはじめます。
実に皮肉な話しなのですが、ダイアナは王室に入ったからこそ多くに人々に認知され、人気を得た事実、パパラッチというマスコミに殺された事実…しかし王室は憎まれ、マスコミに叩かれるという矛盾と不条理な状況が続きます。
本作で語られる女王は非常に毅然とした態度で臨み、王室であるが故の態度を…世相の移り変わりによって初めて軟化します。
そして、途中出てくる鹿が女王の心境を表わすメタファーになり、これがとても効果的。
まあ、こんな時に鹿狩りに出かけるというのは如何なものかとは思うんですけどね。

<見どころ>
物語後半で語られるブレアの言葉がとても印象的で感動しました。
労働党という君主制に相反する立場ながらも、女王を人として理解しようとする考えは見事です。
問題は…これがどこまでホントの話しなのかって事なんですが。
そして、一番本当であろう、女王が花束の前を歩き、子供に話しかけるシーンは何故だか泣けてくるのです。

<出演者>
ヘレン・ミレンはモノマネではなく、女王の雰囲気というか威厳を発揮した役づくりが本当に見事でした。凛とした強さ、目に力がありました。
ブレア首相を演じたマイケル・シーン、そういやブレア首相の顔って?と思っていたので違和感なし。今、ブレア首相の顔を見ると「まあ、なんとなくね」って感じですけど(笑)。
チャールズ皇太子やフィリップ殿下は、顔付きが似ているのと演じているアレックス・ジェニングスとジェームズ・クロムウェルも鼻が似ていて…顔の似てる似てないはこの際どうでもいいんですが、さすがに落ち着いた演技で脇をきっちり締めてくれます。

何よりも役者の演技力が非常に高い。さらに思ったほど重い作りではなく、テンポ良く見られます。これは監督の手腕だと思うんですが、シナリオの良さも相まって作品賞をあげても良かったんじゃないかなぁ。少なくとも受賞作「ディパーテッド」や、ノミネート作品の「硫黄島からの手紙」よりも優れているかと思いました。「バベル」よりも若干上、「リトル・ミス・サンシャイン」は未見なのでなんとも言えませんが…。
作品レベルはまさしくアカデミー賞クラスなので、一見の価値はあります。

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by syosei7602 | 2007-05-10 23:58 | ノンフィクションベース
アカルイミライ
d0030824_23325.jpg『BRIGHT FUTURE』 日本/2002
監督:黒沢清
出演:オダギリジョー 浅野忠信 藤竜也 笹野高史 白石マル美
    りょう 加瀬亮 小山田サユリ はなわ 森下能幸 佐藤佐吉
   小南千明 沢木哲 笠原秀幸 永井有司 三嶋啓介 渡辺琢磨
受賞:日本映画プロフェッショナル大賞/
                  作品賞・監督賞・主演男優賞(2003)

夢で未来を見ることが出来る青年が、あるきっかけで変わっていく様を描くドラマ。
監督は「叫」「CURE」の黒沢清。
2003年度、カンヌのパルムドールにノミネートされた。
出演は本作で映画初主演をつとめた「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」のオダギリジョー、「座頭市」(2003)の浅野忠信、「海猿 ウミザル」の藤竜也、「寝ずの番」の笹野高史など。

<あらすじ>
おしぼり工場で働く仁村(オダギリジョー)は、夢で未来が見える力を持っている。
人とうまく付き合うのことの出来ない彼は、同僚で唯一の友人の有田(浅野忠信)と、平凡な毎日を過ごしていた。
彼の無鉄砲な性格を懸念した有田は、2人だけのサインを提案する。最初は渋々だった仁村だったが、いつの間にかそれを受け入れていた。
そんな2人を工場の社長(笹野高史)は、なぜだか気に入っていた。
ある日、突然有田の家にやってきた社長は、有田の飼っていた猛毒を持つクラゲを触ろうとしてしまう。なんとか事なきを得たそのあと、有田は仁村にクラゲを託す。
その直後、有田は工場を辞めて忽然と姿を消し、さらに仁村も社長からクラゲの毒の事を問いただされ、工場を辞めるのだった。
仁村は、社長に貸していたCDを取り返す為に家に向かうが、その途中行き場のない怒りで鉄棒を手にするが…。

<作品解説>
人付き合いの悪い青年・仁村と、表面は穏やかで内に鬱屈した思いを秘めた青年・有田、この2人の生活からストーリーが始まります。
仁村は自分の中にある苛立ちを隠すことのできない性格で、些細なことでも喧嘩を始めてしまう。対照的に、仁村を抑える役目は有田となるんですが、日頃から細かく鬱憤を晴らしている人間よりも、他人の暴力性に寛容である人間の方が爆発したときに怖い。
本作ではその怖さが序盤に持ってこられ、抑制を失った仁村はただひたすらクラゲの世話をすることで現実世界をつなぎ止めようとします。
クラゲは彼にとって媒介であり、彼の存在意義でもあるんですが、わずかなほころびからそれすらも失くしかけます。
自分の進むべき道をもてない仁村、既に進みきってしまった有田、そして現実に一番目を向けている有田の父親…クラゲはこの3人のそれぞれの在りようを示し、媒介としてストーリーテラーとしてストーリーを引っ張っていく、この構図が実におもしろい作品です。

<見どころ>
ゆらゆらと漂うクラゲ、オダギリジョーの顔の変化、独特の映像センスなど全体としての見方はあるのですが、どこか特定の部分をして「見どころ」があるとは言えないですね。
ただ、クラゲの美しさはなかなかのものでした。
固定カメラを多用した撮影もうまい。

<出演者>
オダギリジョーが終始奇抜なファッションで登場(若干、浮浪者っぽい…)。
初主演とは言いながらも、本作での存在感が良い。
しかし、それ以上に浅野忠信が引き立っていました。役どころが良すぎですよ。
藤竜也の渋みがありながらも、きっちりと見せる演技力には参りました。
ところで、オダギリジョー演じる仁村の妹の彼氏は“はなわ”なんですね~ちょっと驚きです。

映像的な目新しさはないものの、社会の極論を切り取った作りと、メタファーとしてのクラゲの存在などシナリオと演出のうまさが綺麗に同居しています。
オダギリジョー、浅野忠信のファン映画というにはあまりにも勿体ない良作です。

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by syosei7602 | 2007-05-09 23:59 | ヒューマン/ドラマ
アメリ
d0030824_1551623.jpg『AMELIE』 フランス/2001
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
出演:オドレイ・トトゥ マチュー・カソヴィッツ ヨランド・モロー
    ジャメル・ドゥブーズ イザベル・ナンティ ドミニク・ピノン
    リュファス
受賞:セザール賞/作品賞・監督賞・音楽賞・美術賞(2001)
    英国アカデミー賞/オリジナル脚本賞(2001) 他

公開時コピー
幸せになる

「エイリアン4」のジャン=ピエール・ジュネ監督がハリウッドから本国フランスに戻って撮りあげた恋愛ファンタジー。
観た人が幸せになる、という口コミからヒット、さらにアカデミー賞にもノミネートされた。
出演は「ダ・ヴィンチ・コード」のオドレイ・トトゥ、「ミュンヘン」のマチュー・カソヴィッツなど。

<あらすじ>
医師である父親の思いこみで心臓病とされてしまったアメリは、学校に通わず教師だった母親から勉強を教わり、空想を友達にしていた。母親が不慮の事故で亡くなり、父親2人と変わり映えのしない日常を続けてきた彼女は、遂に家を出る。
22歳のアメリ(オドレイ・トトゥ)はモンマルトルのカフェで働きながら、相変わらずの空想癖を巡らせて生活していた。
そんなある日、ダイアナ妃が事故死した夜、彼女は偶然から自分のアパートの浴室に隠されていた小さな箱を見つける。それは40年前、彼女の部屋に住んでいた子供の隠した宝箱だった。
それを持ち主に届け、顔を見たいと願ったアメリ。それが叶ったなら、彼女は現実の世界にもっと踏みだそうと誓う。

<作品解説>
観れば幸せになれる、という口コミでヒットした本作。実際、作品はユーモアとレトロな感覚を残したラブコメディで、その組み合わせ感がおもしろい。
他人の幸せが自分が幸せと感じる主人公アメリ、前向きながらも現実と向き合うことを望み、ひとつの出来事をきっかけにしてさらに前に進みはじめます。
アメリの性格設定は意外とまともで、空想の世界に留まっているのではなく、空想の世界を現実に反映していくという希有な能力を持っています。いわゆる「妄想癖のある天然ボケな女の子」というアニメ的なキャラクターではありません。
自分の出来る範囲で行動していく部分に、アメリの良さがあるわけです。
そして彼女は一目惚れをして、なんとかその恋愛を「ものすごく」遠回りな形で、少しずつ形にしようとするわけです。
その間にも、自分の身の周りにいる誰かの幸せの為に、こっそりお節介やイタズラを仕掛けていきます。
細かい部分にあるユーモア、コントラストの強い映像と独特なキャラクター達、変に軽いナレーションのお陰でスルーされがちな冒頭のアメリ幼少期などが実は結構過酷だったりと、シナリオのひねりが非常に効いています。
作品の雰囲気だけで判断すれば、確かに女性に受けるんですが、実は男性に受ける作品です(アメリの一生懸命さは、男性が女性に求めるものに通じる)。
また、アメリと一目惚れの相手ニノの話し相手がほぼ異性、というのが本作の肝です。

<見どころ>
彼女の世界が変わる瞬間が見事。若干差し込まれる下ネタや、証明写真の謎など「しかけ」が満載で、飽きることがあまりないですね。

<出演者>
オドレイ・トトゥは本作で一躍知られる女優になりました。「ダ・ヴィンチ・コード」の時は美人という言葉が当てはまりますが、本作は可愛いがピッタリです。目が大きく、印象的です。
ニノを演じるマチュー・カソヴィッツ、登場した瞬間はかなり怪しい(笑)。
もう少し動揺しているシーンなどあればもっと良かったですね。

おとぎ話風味のラブコメディと思われがちですが、アメリの行動がちょっと突拍子もないだけで、実は非常に前向きな作品です。
自分なりに努力すること、そんなメッセージがあるように思えます。

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by syosei7602 | 2007-05-08 23:59 | 恋愛/青春/スポーツ
リリィ・シュシュのすべて
d0030824_2132097.jpg『ALL ABOUT Lily Chou-Chou』 日本/2001
監督:岩井俊二
出演:市原隼人 忍成修吾 蒼井優 伊藤歩 勝地涼 五十畑迅人
    郭智博 田中丈資 土倉有貴 南イサム 吉岡麻由子
    細山田隆人 田中要次 大沢たかお 稲森いずみ



「スワロウテイル」「花とアリス」の岩井俊二監督による衝撃作。
元々はBBSの一般参加者との会話から生まれたネット小説である。
音楽は小林武史。
出演は「虹の女神 Rainbow Song」の市原隼人、「アキハバラ@DEEP」の忍成修吾、「ハチミツとクローバー」の蒼井優、「親指さがし」の伊藤歩、「亡国のイージス」の勝地涼、「7月24日通りのクリスマス」の大沢たかおなど。

<あらすじ>
女性アーティスト“リリィ・シュシュ”に心酔する蓮見雄一(市原隼人)は、中学に入学した直後に優等生の星野修介(忍成修吾)と仲良くなる。
剣道部の新入生同士でつるんでいたが、夏休みに沖縄旅行にどうしても行きたくなった彼らは金持ちの男から大金をカツアゲしている学生から金を奪い取る。
万事調子よく、沖縄の西表島に向かった彼ら。
しかし、そこで星野は二度生死の境を彷徨う。さらに知り合ったバックパッカー(大沢たかお)が交通事故であっけなく死ぬのを目の当たりするのだった。
二学期、星野は変貌しクラスを仕切っていた不良を潰す。
常軌を逸し始めた星野の矛先はやがて蓮見にも向けられていく。蓮見はその辛さを自ら立ち上げた“リリィ・シュシュ”のファンサイトに吐露していくが…。

<作品解説>
岩井俊二が本作を「遺作にするなら、これを」という程に、本作は14歳という多感な少年少女の心情を鮮烈に、熾烈に描いています。
夏休みを境にして、変化するのは思春期によくある話しなんですが、本作では極端なほどにえげつなく、イジメ、万引き、暴行、自殺、そしてラストには明確な答えなどなく、観客に委ねられます。
キーワードとなる“リリィ・シュシュ”は、主人公が唯一現実を観ることができるフィルターのようなもので、自分の存在価値をそこに見い出しているんですね。
そしてイジメの中心人物となる星野もまた、行き場のない自分自身の心をイジメで消化しようとあがき続けます。
かなりえげつない作品ではあるんですが、ただ本作の良いところは「答えがない」という部分に集約されます。主人公はこの先どうなるのか、イジメをしていた連中の先は…?
「あの時」だけが人生じゃない、そんな語り口をも提示した良作といえるでしょう。

<見どころ>
まあ、暗いというか嫌なシーンばかりなんですが、BBSの書込みと映像の組み合わせ、また夜のシーンではあえて俳優達にライトを当てるという独特な撮影が見事にマッチしていました。

<出演者>
蓮見役・市原隼人と星野役・忍成修吾の好演は見事。実に対照的なキャラクターを演じきりました。
特に忍成修吾はうまかったですね。
援助交際をする津田役には蒼井優、清純派のイメージが大きいですが本作での役は現在のありきたりの役柄よりいいですよ。
伊藤歩は大人しめなので、今ひとつな感じ。もう少し前面に出ていても良かったですね。

作品としては確かに強烈なので、良いと思うんですが主人公・蓮見の行動はさすがにダメでした。さすがにありえんだろう…と。
なけなしの勇気があまりにも情けなさ過ぎる。
暗い話が嫌いな人にはまずもってお勧め出来ないですが、作品としての完成度は非常に高いです。

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by syosei7602 | 2007-05-07 23:52 | 恋愛/青春/スポーツ
セント・オブ・ウーマン/夢の香り
d0030824_4182180.jpg『SCENT OF A WOMAN』 アメリカ/1992
監督:マーティン・ブレスト
出演:アル・パチーノ クリス・オドネル ジェームズ・レブホーン
    ガブリエル・アンウォー フィリップ・S・ホフマン
    リチャード・ヴェンチャー サリー・マーフィ
受賞:アカデミー賞/主演男優賞(1992)
    ゴールデン・グローブ賞/作品賞・男優賞・脚本賞(1992)

「ミッドナイト・ラン」のマーティン・ブレスト監督が、ユーモア溢れる爽やかなタッチで描いたヒューマンドラマ。
本作でアル・パチーノは初のオスカーに輝いた。
出演は「リクルート」のアル・パチーノ、「バーティカル・リミット」のクリス・オドネル、「リプリー」のジェームズ・レブホーン、「三銃士」のガブリエル・アンウォー、「カポーティ」のフィリップ・S・ホフマンなど。
アル・パチーノによる盲目の演技が圧巻である。

<あらすじ>
全寮制の名門校ベアードに通うチャーリー(クリス・オドネル)は、育英金を貰って勉強する日々。感謝祭の休暇、裕福な友人達は家族旅行に出かけていくが彼はアルバイトを申し込む。
それは盲目の退役軍人フランク中佐(アル・パチーノ)の世話だった。
フランクは、チャーリーに対して居丈高な態度をとり、それほど強気ではないチャーリーは臆するが、中佐の家族にどうしてもと頼まれ否応なしに引き受ける。
休暇直前の夜、チャーリーと友人ジョージ(フィリップ・S・ホフマン)は学校で街灯にイタズラを仕掛けている友人3人を見かけるが、先生が現れた為になんとか誤魔化す。しかし、そのイタズラは次の日校長(ジェームズ・レブホーン)を侮辱する事へと繋がり、怒った校長は2人に犯人を教えろと迫る。
学友を裏切れないチャーリーは、頑なに拒むが大学進学の学費の問題をちらつかされ、答えの期限を休暇明けにするようにと約束させられてしまうのだった。
落ち込むチャーリー、そんな時フランクは半ば強引に彼を連れてニューヨークへと向かう。
ファーストクラス、豪華な食事等に驚くチャーリーに、フランクは自らの計画を伝えるのだった。

<作品解説>
アル・パチーノが7度目のノミネートでようやくオスカーを手にした作品です。
監督のマーティン・ブレストの代表作といえば「ミッドナイト・ラン」、そして本作となります。
小気味よい展開で長さを感じさせない作り、所々に差し挟まれるユーモアや主人公チャーリーとフランクの駆け引きなど、一風変わったバディムービーと言えるでしょう。
目が見えない事に対して嘆くよりも強がりを言い続けるフランク、そんな彼に対して心優しきチャーリーは我慢強く、時には感情を爆発させていきます。
年長のフランクよりも高校生のチャーリーの方が人間的に落ち着いているというギャップがおもしろいのですが、本作ではそのギャップを活かしつつもフランクの年の功とも言うべき展開があり、結果として友情へと繋がっていくわけです。
人の価値を決めるその瞬間、未来と過去という相対的な関係、決して譲る事の出来ないプライド、そんな人生における岐路が描かれた傑作といえるでしょう。
それにしても香水の匂いで女性を褒めていくシーンは見習いたいもんです。

<見どころ>
視覚障害者を演じるアル・パチーノですが、目をカッと見開いてほとんど動かない!
これには驚きですね。まばたきすらもわからないくらいで、その状態でガブリエル・アンウォーとタンゴを踊るシーンがあるんですが、非常に美しい。
そしてクライマックス、些かアメリカ的過ぎるきらいもあるけれど、これ無くしては語ることのできないほど、印象に残る名シーンですね。

<出演者>
髪型をピシッと決め、クールに装うアル・パチーノは文句なしに格好いい。
それに対して青臭さが残るクリス・オドネルは、まさに対照的なチャーリーを好演しています。
わずかな登場シーンながらタンゴを踊ったガブリエル・アンウォーの美しさ。
とても綺麗な女優さんですが、本作で注目されたものの活躍の場はあまりなくて残念な限り。
フィリップ・S・ホフマンの学生姿はなんか笑える…。

マーティン・ブレスト監督は「ジーリ」以来作品がないんですが(「ビバリーヒルズ・コップ」「ジョー・ブラックをよろしく」など秀作があるにも関わらず)、また本作のような作品を撮って欲しいですね。

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by syosei7602 | 2007-05-03 04:18 | ヒューマン/ドラマ