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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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<   2006年 12月 ( 15 )   > この月の画像一覧
プリティ・ブライド
d0030824_4304626.jpg『RUNAWAY BRIDE』 アメリカ/1999
監督:ゲイリー・マーシャル
出演:ジュリア・ロバーツ リチャード・ギア ジョーン・キューザック
    ヘクター・エリゾンド リタ・ウィルソン ポール・ドゥーリイ
    クリストファー・メローニ ジェーン・モリス



公開時コピー
世界中の恋愛を変えた、
プリティ・ウーマンのふたりが帰ってきた。


「プリティ・ウーマン」で一世を風靡したジュリア・ロバーツとリチャード・ギアのコンビが復活。
監督は「プリティ・ウーマン」「プリティ・プリンセス」のゲイリー・マーシャル。
出演は「スクール・オブ・ロック」のジョーン・キューザック、「プリティ・ウーマン」のヘクター・エリゾンド、「ストーリー・オブ・ラブ」のリタ・ウィルソンなど。

<あらすじ>
新聞のコラムニスト アイク(リチャード・ギア)は、ある酒場で知り合った男に聞いた話を元にコラムを書く。それは何度も婚約しては結婚式当日に逃げ出す花嫁マギー(ジュリア・ロバーツ)という女性の話だった。
彼女を痛烈に批判したそのコラムは大反響を呼ぶが、マギーが新聞社に抗議文を送りつけた事でアイクはコラムを打ち切られ、失職してしまうのだった。
ジャーナリストとしての意地をかけたアイクは、マギーの住む町に乗り込む。彼女は丁度4度目の結婚を目前に控えていた。
人当たりのいいアイクは、そんな彼女の周辺人物はおろか家族や婚約者とも仲良くなっていくのだった。

<作品解説>
「プリティ・ウーマン」により、日本での知名度が大きく上がったリチャード・ギアとジュリア・ロバーツ。邦題は「プリティ」と付きますが、原題のままでも良かったですね。
さて、本作はコメディとしての体裁が非常に高いものの、コメディというよりはむしろギャグに近いのでは、と思えますね。
なぜか結婚式恐怖症の女性マギーと、バツイチなコラムニスト・アイク。
中盤まではありふれた笑いとマギーという女性の無神経さ(いわゆる男女間の事をそれほど考えずに動く鈍感さ)が語られ、アイクはというとミイラ取りがミイラに、という展開に陥るわけです。
ありきたりの展開になってしまうのですが、それをカバーするのは主役の2人というよりは脇役たち。
これがなかったら、単なるギャグ映画ですね。

<見どころ>
マギーとアイクが一瞬にして、お互いの気持ちをわかってしまうシーン、訳がわからなさすぎておもしろい。
そして、結婚式から逃走する花嫁を映したビデオがあまりにもプロフェッショナルすぎ。
ツッコミ所が見どころ。

<出演者>
リチャード・ギアは小泉首相にしか見えません…というのは冗談で、この人は格好いいですね。
チョイ悪おやじ?みたいな(笑)。
ジュリア・ロバーツは、個人的にそれほど好きな女優じゃないんだけど、うまいです。
表情が豊かなので、こういう喜怒哀楽のハッキリした映画にはピッタリ。

シナリオはB級そのもの。
出演者の知名度だけで耐えた感じがする作品です。
まあ、面白い作品ではあるんですけどね、ギャグとして。

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by syosei7602 | 2006-12-31 04:25 | 恋愛/青春/スポーツ
硫黄島からの手紙
d0030824_354827.jpg『LETTERS FROM IWO JIMA』 アメリカ/2006
監督:クリント・イーストウッド
出演:渡辺謙 二宮和也 伊原剛志 加瀬亮 中村獅童 
    裕木奈江 松崎悠希




公開時コピー
5日で終わるとされた戦いを、
36日間、戦い抜いた男たち。
世界中の誰よりも、強く、愛しく、誇らしく-私たちはいま、彼らと出会う。


クリント・イーストウッド監督による硫黄島2部作の日本編。
第1部「父親たちの星条旗」の好評により、アメリカで繰り上げ公開された。
アメリカの製作ながら、全編日本語による英語字幕である。
出演は「ラスト・サムライ」の渡辺謙、「青の炎」の二宮和也、「半落ち」の伊原剛志、「それでもボクはやってない」の加瀬亮、「男たちの大和/YAMATO」の中村獅童、「ピカレスク -人間失格-」の裕木奈江など。

<あらすじ>
2006年、硫黄島。
かつて日本軍が立て籠もった洞窟の地面から、数百通もの手紙が発見される…。

1944年6月、太平洋戦争は混沌を極め、日本軍は疲弊の一途を辿っていた。
本土への足がかりとなる硫黄島に栗林陸軍中将(渡辺謙)が降り立つ。アメリカ留学の経験を持つ彼は本土防衛の為、連合艦隊が到着するまで、なんとしてもアメリカ軍の侵攻を食い止めるべく作戦を練る。
彼は無意味な軍国主義の精神論を排し、合理的な体勢を整えていく。
一兵卒の西郷(二宮和也)たちは、理不尽な上官の体罰から救ってくれた栗林に希望を抱き始め、さらにロス五輪の金メダリスト・西中佐(伊原剛志)といった理解者も増えていくのだった。
栗林は圧倒的な兵力を持つアメリカ軍を迎え撃つ為、地下要塞を構築することを決定する。

<作品解説>
第1部「父親たちの星条旗」は、戦争の英雄としてまつりあげられ、政治的な広報として使われてしまった兵士の生き様を描いていましたが、本作では兵士達の心の有りようを、残された「手紙」から紐解いたものです。
本作の主人公とも言える栗林中将は、日本とアメリカ双方から、第二次大戦中の最も偉大な指揮官とも言われるほどの人で、何よりも対米開戦には否定的な見方をしていた人物でした。
作中でも語られますが、万歳突撃や玉砕を禁止しました。
彼の考えは非常に合理的であり、プライドであることよりも「いかにして戦い続けるか」を優先したわけですが、この考え方自体は彼が留学をしていた経験からくるものです。
そういった意味を踏まえると、アメリカ人であるイーストウッドがうまく監督できた理由にもなるでしょう。
また、二宮和也演じる西郷は「死にたくねぇ」「こんな島、アメリカにくれちまえ」と大和魂よりも自分の弱さを吐露しています。今まで戦争映画における日本軍の描き方は、特攻、カミカゼ、自決、玉砕、敵前逃亡は死、というネガティブな思想ばかりでした。
当然のことながら西郷のような人物は多々いたであろうし、美学とされた死に様よりも戦争の不毛さを彼を通して描けたという点は素晴らしいと思います。
映画全体については、今までは英語をしゃべる変な日本人がハリウッド映画の常であったのに、それらを全て打ち破った作りには脱帽です。元々、イーストウッドは本作を日本の監督にさせたかったらしいですが、彼の思いついた監督とは故・黒澤明…言い換えれば、本作を任せられる日本人の監督はいないということになるでしょうか。
邦画が元気な2006年でしたが、これくらいの歴史的大作を作りうる力が今の邦画にないのは残念です。

<見どころ>
戦争の不毛さを描いたシーンよりも、要所に差し込まれる回想シーンが悲劇的。
西郷に召集令状が届く場面は、現代から見れば不愉快極まりないのですが、これこそが軍国主義の最たる部分です。
戦争で人が死んでしまうのは当然の部分でも、「戦争に人を駆り出す」国家権力の不条理さこそが悲劇の始まりです。
心に留め置くべきシーンですね。

<出演者>
渡辺謙の演技力の幅というか、やはり目に力があります。
アメリカで絶賛された二宮和也は「青の炎」でも存在感を見せつけていましたが、本作では演技に磨きをかけています。
また、伊原剛志は映画出演作が少ないながらも、ベストなキャスティング。
誠実かつ部下思いの西中佐を好演しています。
加瀬亮は映画俳優としての地位を確立しているため、安心感がありますね。
驚いたのは裕木奈江…失礼ながら、まだいたんだ…と。

少し灰色がかった映像と、圧倒的な戦闘シーンは戦争映画における屈指の名シーンに数えられるでしょう。
監督が本作を「日本映画」と言いましたが、邦画にこれほどのパワーがあればそりゃすごいだろうと…。
まあ、作品としてどう見るべきか、イマイチ不明なところがあり、ただ「硫黄島の戦い」を忘れないための記録的作品とも言えます。

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by syosei7602 | 2006-12-30 23:59 | 戦争/歴史/時代劇
007/カジノ・ロワイヤル
d0030824_272265.jpg『CASINO ROYALE』 アメリカ・イギリス/2006
監督:マーティン・キャンベル
出演:ダニエル・クレイグ エヴァ・グリーン マッツ・ミケルセン
    ジュディ・デンチ ジェフリー・ライト サイモン・アブカリアン
    ジャンカルロ・ジャンニーニ カテリーナ・ムリーノ



公開時コピー
最初の任務は、自分の愛を殺すこと。

ピアース・ブロスナンの契約が終了し、難航した新生ジェームズ・ボンドに選ばれたのはそれまでのイメージを大きく変える金髪、碧眼のダニエル・クレイグ。
イアン・フレミング原作の最初の007シリーズ「カジノ・ロワイヤル」がほぼ40年ぶりのリメイクとなる(もっとも最初の「カジノ・ロワイヤル」はパロディみたいなものである)。
監督は「007/ゴールデン・アイ」のマーティン・キャンベル。
出演は「ミュンヘン」のダニエル・クレイグ、「キングダム・オブ・ヘブン」のエヴァ・グリーン、「キング・アーサー」のマッツ・ミケルセン、「007」シリーズでお馴染みのジュディ・デンチ、「レディ・イン・ザ・ウォーター」のジェフリー・ライトなど。

<あらすじ>
イギリス諜報部MI6の諜報員ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、殺しのライセンスを持つことが出来る“ダブル・オー”要員になるための2つの条件をクリアし、007となる。
彼の最初の任務はテロリストの資金源を株式操作で増やす、ル・シッフル(マッツ・ミケルセン)の資金を絶やすこと。
ボンドはマダガスカルで、爆弾魔を追うが行きすぎた行動で新聞に載ってしまい、M(ジュディ・デンチ)の叱責を受ける。
しかし、ボンドはさらに独自で捜査を広げバハマ、マイアミと次々とテロリストを追いつめ、ル・シッフルに迫るのだった。

<作品解説>
6代目ジェームズ・ボンドは、金髪の碧眼というおよそ今までのボンド像とはかけ離れたものです。されど、いつまでも七三分け、スーツが似合うジェントルマンでは変わり映えが無いのも事実で、特にボンドガール自体が「女性蔑視」などと言われるご時世なので、本作の作りはかなり良いと思います。
ジェームズ・ボンドの生い立ちが多少語られ(これは予測の域を出ない話として)、スパイとしての活動シーンや彼のポリシーも今までのシリーズでは予め「決定事項」としての設定されていたものが、本作によって如何にしてボンドの中で成立していったかがわかります。
また、ストーリー的な原点としてボンドの「初めて」の恋人となるヴェスパーとの関係も、ほぼ恋愛映画として描かれ、144分の長尺を生かし切った見事なもの。
冷戦後の007シリーズは無理矢理な敵対設定をしていた感じがありましたが、様々な要素を含むことによって本作はまさしく新生「007」としての役割を見事に果たしています。

<見どころ>
スタイリッシュなオープニング映像、ダブルオー要員としてクールでありながらも自信家であるがゆえに敵を追いつめる序盤、わずかな手がかりから疾走する中盤、本作の肝であるカジノの駆け引きまで、緩急をつけた作り。
今までのジェームズ・ボンドは、スーツをバシッと決めて皮肉まじりに颯爽と敵を倒し、美女とバカンスというパターンでしたが、本作はとにかく走る、飛ぶ!
そして、なんといってもラストがカッコイイ。
車もアストン・マーチンを使っているのも良いですね。前作まではBMWでしたから。

<出演者>
元々、6代目007をオファーされていたのはユアン・マクレガーでした。しかし、ユアンが007の固定されたイメージを嫌ってこれを断り、ダニエル・クレイグとなったわけですが、当初彼のキャスティングが決まったとき、マスコミからはかなり叩かれました。
別にダニエルが悪いわけではないんですが、金髪、碧眼、身長が低いなど先に書いた様に容姿的な問題でした。
とはいえ、映画の試写から一転して絶賛され続けているのは、こういった前評判もあったからでしょう。まあ、彼は演技でも不足ないのが絶賛の理由かと思います。
ボンドガールを演じるのはエヴァ・グリーン、目が印象的で、知的かつ官能的。
敵役ル・シッフルは不気味な表情と、感情を吐き出した時の怖さが秀逸です。

随所のハイテクな小ネタも挟みつつ、機器がSONYばかりかという突っ込みもありつつ(笑)、近年のアクション映画の中でも屈指の出来といえるでしょう。
CGとワイヤーが多様化する中にあって、骨太なアクションを展開な上に2時間を超える長尺を飽きさせずに見せる作品です。

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by syosei7602 | 2006-12-27 23:59 | アクション/アドベンチャー
修羅雪姫
d0030824_205482.jpg『修羅雪姫』 日本/2001
監督:佐藤信介
出演:釈由美子 伊藤英明 佐野史郎 真木よう子 長曾我部蓉子
    六平直政 松重豊 園岡新太郎 塚本高史 雅子 城戸裕次
    渕野俊太 博通哲平 沼田曜一 嶋田久作



公開時コピー
流れよ、涙。

小池一夫、上村一夫原作の同名コミック3度目の映画化。前2作は73、74年に梶芽衣子主演で撮られた。
本作は原作から離れた、ほぼオリジナルシナリオになる。
監督は「LOVE SONG」の佐藤信介。アクション監督に香港のアクションスター、ドニー・イェン。
出演は「スカイハイ [劇場版]」の釈由美子、「海猿 ウミザル」の伊藤英明、「暗いところで待ち合わせ」の佐野史郎、「ゆれる」の真木よう子、「帝都物語」の嶋田久作など。

<あらすじ>
500年もの鎖国が続いたある国。
隣国で近衛兵として帝に使えていたタケミカヅチ一族は、帝政の崩壊と共に国を追われる。
やがて、この国の反政府組織の鎮圧部隊になっていたが、暗殺集団と化していた。
タケミカヅチ一族の唯一の生き残りである雪(釈由美子)は、冷徹な暗殺者として育てられたが、自分の母を殺したのが首領の白雷(嶋田久作)であることを知り、彼を襲うが反撃に遭って傷を負う。
偶然逃げ込んだ家の住人、反政府活動家の隆(伊藤英明)に助けられるのだった。

<作品解説>
73年の梶芽衣子版はタランティーノが「キル・ビル」を撮るあたって参考にしたのは有名な話です。この梶版はそりゃもう凄まじいまでの設定で、まさしく圧巻の復讐劇。
作品のクオリティとしては、本作と比べるまでもなく傑作です。
さて、本作ですが2001年当時、グラビアアイドルとして高い人気を誇った釈由美子の初主演作。ドニー・イェンを迎えてのアクションはよく出来ていて、メイキングでも釈由美子自身が自らある程度のアクションをこなしていました(それでもかなりのシーンにダブルを使っているのが丸わかり…)。
この香港アクションを取り入れたのは99年に「マトリックス」が流行ったのを皮切りだと思うのですが、本作ではさらにその元ネタである「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」の押井守テイストも多少盛り込まれています。
何気に特技監督に平成「ガメラ」シリーズの樋口真嗣や、スタントコーディネイトに下村勇二が参加しているなど豪華なんですけどね。

<見どころ>
なにせ動きの速い香港アクションなので、釈由美子が実際にアクションしているシーンが見どころといえばそうなんですが…。
序盤の白雷に迫るシーンなどはなかなかのものです。
あとは佐野史郎の悪者ぶりですかねぇ、似合うよな、この人。

<出演者>
まあ、正直なところ釈由美子、伊藤英明とも演技については少々…5年も前の映画ですからここは目を瞑るか。
嶋田久作、松重豊など、ある程度時代劇を経験している人の殺陣はそれなりに見られます。
さらに今実力のある塚本高史、真木よう子が出ていたりします。

「刀」を使うなら、日本の殺陣を使えばもっと緊張感のある良い殺陣が出来たと思います。
あえて香港アクションにこだわったというのもわかるんですが「邦画である」という部分を生かし切れなかったのは残念。
「修羅雪姫」のタイトルを付けた意味もあまり無く、アイドル映画の域を脱しきれなかったですね。

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by syosei7602 | 2006-12-26 23:59 | アクション/アドベンチャー
エラゴン 遺志を継ぐ者
d0030824_23462357.jpg『ERAGON』 アメリカ/2006
監督:シュテフェン・ファンマイアー
出演:エド・スペリーアス ジェレミー・アイアンズ シエンナ・ギロリー
    ロバート・カーライル ジャイモン・フンスー
    ジョン・マルコヴィッチ ギャレット・ヘドランド ゲイリー・ルイス
声:レイチェル・ワイズ


公開時コピー
少年はドラゴンに命を与え、ドラゴンは少年に未来を与えた

クリストファー・パオリーニ原作の「エラゴン/遺志を継ぐ者~ドラゴンライダー1」を「パーフェクト ストーム」の視覚効果を手がけたシュテフェン・ファンマイアーが監督。
監督のデビュー作でもある。
また、原作者のパオリーニは弱冠17歳で本作を自費出版し、世界的ベストセラーになった。
出演はオーディションで選ばれたエド・スペリーアス、「ダイ・ハード3」のジェレミー・アイアンズ、「バイオハザードII アポカリプス」のシエンナ・ギロリー、「ケミカル51」のロバート・カーライル、「アイランド」のジャイモン・フンスー、「クリムト」のジョン・マルコヴィッチなど。
主題歌は人気歌手アヴリル・ラヴィーン。

<あらすじ>
帝国アラゲイシアは邪悪な王ガルバトリックス(ジョン・マルコヴィッチ)によって圧政をしかれていた。
ある夜、農村のはずれで叔父と従兄弟共に住む17歳の少年エラゴン(エド・スペリーアス)は、鹿狩りに行った先で不思議な閃光で現れた青い石を拾う。
徴兵で軍隊に行かされるのを嫌がった従兄弟が旅立っていた数日後、その石から突然ドラゴンが生まれる。
驚いたエラゴンの掌に印を付けたドラゴンは急速に成長していくのだった。
ドラゴンの事が知りたいエラゴンは村のはみ出し者ブロム(ジェレミー・アイアンズ)が、かつて平和な時代を守っていたドラゴンライダーの話をしているの聞く。
しかし、ドラゴンが生まれた事を察知したガルバトリックスは、新たなドラゴンライダーが誕生を阻止するため、腹心の魔術師ダーザ(ロバート・カーライル)にエラゴンの抹殺を命じるのだった。

<作品解説>
弱冠17歳の自費出版小説が世界的ベストセラーとなり、続編の映画化も決定。
物語はドラゴンと若きドラゴン・ライダー エラゴンの冒険を描いたものですが、全体的な感想を言えば「スター・ウォーズ」っぽい。
無謀な少年エラゴン、レジスタンスと協力するお姫様、師匠となる元ドラゴン・ライダー、裏切り者のドラゴン・ライダーで邪悪な王となったガルバトリックスなど、確立された世界観があまりにも「スター・ウォーズ」に似ているような気がしますが、わかりやすいストーリーなので見やすいですね。
しかし、ストーリーの明確性は良いんですが、104分という長さはこの手の映画にしては短い気がします。説明不足でディテールが甘く、見ている側は「あ、こんなことも出来るんだ」くらいの認識しか出来ないままに終わってしまう感じがします。

<見どころ>
ドラゴンが雄大な空を飛び回るシーンは圧巻。
ドラゴンが雌であるというのは意外でしたが、若干優しい表情を持ちながらも、戦闘シーンでの特撮が見事、ここは監督が特殊効果出身だけあります。
また、自然の風景を活かしたシーンが多く、伸びやかな感じがいいですね。
スクリーンで見るのが最適な作品です。

<出演者>
主人公エラゴンを演じるエド・スペリーアスは、予告編の段階から「スター・ウォーズ」のマーク・ハミルっぽいよなと思ってたんですが、本編見たら益々そんな感じがしてしまいました。
顔もなんとなく似てる…と思いつつ、好演していたので良かったんですが。
ガルバトリックス王役のジョン・マルコヴィッチは出番が少なく、ここは続編に期待というところでしょうか。それにしても、彼は悪役が似合いますね。
シエンナ・ギロリー、ジェレミー・アイアンズはキッチリとした役でサポート。
OPでクレジットされていたレイチェル・ワイズがいつ出るのかと期待していたら、ドラゴンの声だった…ちょっと残念。

映画としては「ナルニア国物語」よりも面白いですね。
映像の雄大さだとか、ドラゴンのスピード感、物語の簡潔的な部分は良くも悪くもジュブナイル的。
続編が決まっているとはいえ、スッキリとした一話完結型とも言えるので、実際にスクリーンで見ると良いですね。

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by syosei7602 | 2006-12-22 23:59 | SF/ファンタジー/パニック
GOAL! ゴール!
d0030824_1463855.jpg『GOAL』 アメリカ・イギリス/2006
監督:ダニー・キャノン
出演:クノ・ベッカー スティーヴン・ディレイン アンナ・フリエル
    アレッサンドロ・ニヴォラ マーセル・ユーレス
    ショーン・パートウィー トニー・プラナ ミリアム・コロン



公開時コピー
少年の夢は、みんなの夢になる。

FIFAの強力なバックアップを受けて製作された3部作第1弾。
監督は「ジャッジ・ドレッド」「ラストサマー2」のダニー・キャノン。
出演は「ジャスティス 闇の迷宮」のクノ・ベッカー、「キング・アーサー」のスティーヴン・ディレイン、「タイムライン」のアンナ・フリエル、「フェイス/オフ」のアレッサンドロ・ニヴォラ、「ジャスティス」のマーセル・ユーレス、「リベリオン」のショーン・パートウィーなど。
また、ベッカム、ジダン、ラウール、アラン・シアラー、スティーヴン・ジェラードといったスター選手も出演して話題になったが、ほんのわずかである。

<あらすじ>
メキシコに住む貧しい少年サンティアゴ(クノ・ベッカー)は、サッカーが得意。
ある夜、家族共々国境を越えてアメリカに行く。
10年後、LAで父親(トニー・プラナ)の仕事を手伝いながら、街の小さなサッカークラブで活躍するサンティアゴがいた。彼のテクニックは群を抜いていて、ある日そのプレイを見た元イングランド・プレミアリーグの選手グレン(スティーヴン・ディレイン)の目に止る。
グレンはサンティアゴにプロでも通用すると伝え、スカウトのバリー(ショーン・パートウィー)を次の試合に呼ぶがバリーはやってこない。諦めきれないグレンはサンティアゴにイングランド・プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドの入門テストを受けろと伝えてイングランドに帰るのだった。
しかし、父親は「夢を諦めろ」と言い、サンティアゴがコツコツ貯めていたお金を独立資金に無断で使ってしまう。絶望するサンティアゴを見かねた祖母(ミリアム・コロン)が旅費を工面してサンティアゴに渡すのだった。
かくして、サンティアゴはプロを夢みて、イングランドへ旅立つ。

<作品解説>
3部作第1弾のプレミアリーグ編です。
卓越したテクニックを持つ主人公サンティアゴが挫折を味わいながらも、自らの夢を叶えるために突き進んでいくという単純明快なストーリー。
メキシコってそんなにサッカーが盛んだったっけとか思いながら(そういえば今年のワールドカップでは結構活躍してましたね)、なぜかアメリカからイングランドという、いかにもハリウッド的な展開。
とはいえ、ドリブルやシュートシーンは結構カッコよく、割とサッカー三昧なシーンが続出。
テクニックは凄くてもフィジカル面ではグダグダになりながらも頑張る主人公。
ついにはトップにあがり、後半はリアルな試合場面で湧かせてくれます。
親子の絆、恋愛、師弟との関係、友情と良いところ尽くし。
些か性急な展開が過ぎて、拍子抜けするところもありますが、後味はスッキリ爽やかで楽しめる映画ですね。
第2部は対レアル・マドリードだそうです。

<見どころ>
わかっちゃいても試合のシーンは緊張。
残り1試合、これに勝てばチャンピオンズリーグ!果たして!
これだけベタでも、ベタだからこそ緊張しちゃうってもんです。

<出演者>
些か凡庸な感じを受けるクノ・ベッカー。
メキシコ出の田舎くさい感じ?なんですかね、イマイチ悲壮感に欠けるのでちょっと勿体ないけど、ドリブルシーンとか恐らくダブルを使っていないのでホントにうまいんでしょうか。
ヒロインを演じるアンナ・フリエルは魅力的な女優です。
本作直後に子供を産んだそうですが、次作でもキッチリ出てくれるんでしょうか。
ニューカッスルの救世主?ガバンを演じるのは「フェイス/オフ」で自分の靴ひもすらもまともに結べないポラックス・トロイ役を演じたアレッサンドロ・ニヴォラ。
こんな男前だったのね…ベッカムを意識したような感じも受けます。

映画のシナリオ的にはギリギリ及第点。
映像としては特に文句なし。
ただ、これって3部作じゃなくても良いのでは…と思ってしまったのも事実。
そういえば元代表の中田英寿も出るみたいですね。
中村選手は断ったみたいですが…。
サプライズで釣っている部分も無きにしもあらず。
されど、映画全体としてはスッキリと見られますね。

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by syosei7602 | 2006-12-18 23:53 | 恋愛/青春/スポーツ
ジャーヘッド
d0030824_144384.jpg『JARHEAD』 アメリカ/2005
監督:サム・メンデス
出演:ジェイク・ギレンホール ピーター・サースガード
    ルーカス・ブラック クリス・クーパー ジェイミー・フォックス
    ブライアン・ケイシー ジェイコブ・ヴァーガス



公開時コピー
最高の生き方がある。
そう信じて、僕は戦場に向かった―
メディアが暴けなかった湾岸戦争の真実が、ここにある


「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス監督が湾岸戦争の裏側を綴ったベストセラーノンフィクション「ジャーヘッド アメリカ海兵隊員の告白」を映像化。
出演は「ブロークバック・マウンテン」のジェイク・ギレンホール、「フライトプラン」のピーター・サースガード、「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」のルーカス・ブラック」、「アダプテーション」のクリス・クーパー、「マイアミバイス」のジェイミー・フォックスなど。
音楽シーンを彩った数々の名曲が使用されている。

<あらすじ>
80年後半、大学進学を辞めて、海兵隊に入ったスウォフォード(ジェイク・ギレンホール)。
しかし、厳しい訓練で早くも後悔し始める。
やがて、訓練を終えた彼はカリフォルニア州のペンドルトン基地に配属され、手荒い歓迎を受けるのだった。
三等曹長サイクスの目に止まったスウォフォードは、厳しい訓練を受け8名しかいない斥候狙撃隊に入る。
そこでトロイ(ピーター・サースガード)とコンビを組み、更なる特訓を積んでいく。
そんな折り、イラクがクウェートに侵攻し、湾岸戦争が勃発。
彼らはサウジアラビアの砂漠へと派兵されるのだった。

<見どころ>
主人公が全く戦わないという、異色の戦争ドラマ。
タイトルのジャーヘッドは海兵隊を意味するスラングです。
戦争映画は数あれど、本作の見どころはなんといっても主人公が配属される海兵隊。
派兵前に「地獄の黙示録」を見てバカ騒ぎ、現地に到着してもマスターベーションやら彼女の話やら、とにかく良くも悪くも「野郎共の集団」に他ならず、血の気だけは多い連中や「なんでこんな場所に…」と頭を抱え、結局は騒いで忘れようとする展開になります。
本作は第一次湾岸戦争を舞台にしたもので、戦いのほとんどが空爆によって決着したのですが、劇中でも語られるように、そもそもイラクの兵器(第二次湾岸戦争の原因にもなった大量破壊殺戮兵器)はイ・イ戦争の時にアメリカが提供したものです。
クウェートへの侵攻の内実は、クウェートに原因があったのですが、本作ではそういう「政治的要素」を抜きにした考えが兵士の間にあったのが実情でしょう。
それ故に、イラク=討つべき敵という認識に元に不平不満を抱えながらも、早く戦闘をしたいという愚かしい考えだけが先行していきます。
主人公スウォフォードは、そんな中で訓練と共に青春を過ごしていく…「プラトーン」と比べたらまだ健全ではないでしょうか。

<見どころ>
意外な程にあっさりとした訓練シーンでしたが、押さえるべきところが集中しているので、見やすいですね。
空爆にあったイラクからの脱出者たちの黒こげのシーンは生々しさを強調しています。
血すらも出ず、炭化した砂の上を歩いたスウォフォードの足跡が白く残るシーン…印象に残ります。

<出演者>
ジェイク・ギレンホールは坊主頭が良く似合いました。
髪の毛を生やしているシーンはお世辞にも…。
ピーター・サースガードは印象薄く感じます。戦争映画にありがちですが、イマイチ登場人物達の相関図を把握しにくい。
その中でジェイミー・フォックスの存在感はやはり、と言うべきでしょうか。

湾岸戦争が残したのはガルフ・ウォー症候群、劣化ウラン弾による後遺症など様々。
人が人を殺す、映画の中では当たり前の出来事が、戦争では「リアル」に当たり前の出来事として存在し、人々の心を蝕みます。
それが優位に立てば立つほど、戦う必死さよりも楽観的な考えとして銃を握る。
この映画を見て思うことは「こんな戦いに巻き込まれていない人生で良かった」、そんな所でしょうか。

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by syosei7602 | 2006-12-17 23:11 | 戦争/歴史/時代劇
シャンハイ・ナイト
d0030824_2219611.jpg『SHANGHAI KNIGHTS』 アメリカ/2003
監督:デヴィッド・ドブキン
出演:ジャッキー・チェン オーウェン・ウィルソン ドニー・イェン
    アイダン・ギレン ファン・ウォン トム・フィッシャー
    ジェマ・ジョーンズ アーロン・ジョンソン オリヴァー・コットン



公開時コピー
クイーン・ビクトリアが危ない !!
大英帝国の危機を救うため、ジャッキーが大暴れ!


ジャッキー&オーウェンのコンビでヒットしたバディムービー「シャンハイ・ヌーン」の続編。
監督は「ムーンライト・ドライブ」のデヴィッド・ドブキン。
出演は「英雄 HERO」のドニー・イェン、シンガポール出身で歌手としても活躍するファン・ウォン、「サークル・オブ・フレンズ」のアイダン・ギレン、「ヴァン・ヘルシング」のトム・フィッシャー、「ブリジット・ジョーンズの日記」のジェマ・ジョーンズなど。

<あらすじ>
1880年代、清国の近衛兵だったチョン(ジャッキー・チェン)は姫を救出してから、ジョン・ウェインと名乗りカンザスで保安官になっていた。
ある日、彼の元へ祖国の妹リン(ファン・ウォン)から荷物が届く。父親が義和団によって殺され、代々守っていた皇帝の証である龍玉が強奪されたのだ。
リンは父の仇と龍玉を取り返すため、イギリスへ向かっていた。
ジョンはニューヨークで成功したロイ(オーウェン・ウィルソン)に預けてある金を貰うため、彼の元を訪れるが、成功とは名ばかり、ロイはホテルの従業員に過ぎず金もすってしまっていた。
ひと騒動を起こしていたロイはジョンを連れてなんとかイギリスへの船に乗り込み、ロンドンに到着する。
そしてリンを探すために歩き回るのだが、ロイがスリの子供に時計を盗まれてしまうのだった。

<作品解説>
カウボーイ姿のジャッキーと二枚目半のオーウェンが再びタッグ。
どうもハリウッドへ行ってからのジャッキーはバディムービーが多いようで、「ラッシュアワー」のクリス・タッカー、「NEW POLICE STORY」ではニコラス・ツェー、「メダリオン」ではクレア・フォーラニと単独でアクションをすることが減りました。
もっとも50歳前後でこれだけのアクションをするとなると相当な体力もいるし、古傷も痛むだろうし…感服です。
本作は乾いた西部から、霧の街ロンドンに舞台が移ります。
仇役にはドニー・イェンがクレジット。ドニーとの戦いは「ツインズ・エフェクト2」でも実現しています。
今までのジャッキー映画と違うのは音楽の使い方が秀逸、アクションシーンはいつものことながら、ジャッキーとオーウェンの弾けたバカっぷり。
それにしても、なんだってジャッキーは最近の映画で全裸が多いのだろうか。
ヒロインを演じるファン・ウォンは流行りなのか、ストレートヘアの美女で、ジャッキーに負けない動きを見せます。
その分オーウェンのアクションは減ってしまったけど…。

<見どころ>
ロンドンでの最初の戦いは街のチンピラ。
様々なトリックを使いつつ名作「雨にうたえば」のごとき傘とステップを使ったアクションは見もの。
さらに、ファン・ウォンの小柄ながらも身軽な立ち回りも見事で、もう少し長くても良かったですね。

<出演者>
ジャッキーのカウボーイ姿に疑問を抱きつつも(笑)、動きにくい格好で良くやるなぁ。
オーウェンは相変わらず、これでベン・スティラーが加わったらかなり爆笑モノに違いないんですが…。
ファン・ウォンですが、ちょっとチャン・ツィイーに似てますね。
ドニー・イェンは出番がとても少なく、勿体なさ過ぎる。もっともアイダン・ギレンとの戦いはかなり緊迫していて面白かったので、この辺りがいかにもハリウッド的ではあるんですが。

お馴染みのジャッキー映画としては、近年では良い方でしょう。
あれだけハリウッドに行きたがっていたジャッキー、それでも「NEW POLICE STORY」の方が断然良いのは、やはり製作手順の違いなんだろうな。

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by syosei7602 | 2006-12-15 23:59 | アクション/アドベンチャー
ボーン・スプレマシー
d0030824_0304336.jpg『THE BOURNE SUPREMACY』 アメリカ/2005
監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン フランカ・ポテンテ ジョーン・アレン
    ブライアン・コックス ジュリア・スタイルズ カール・アーバン
    ガブリエル・マン マートン・ソーカス トム・ギャロップ



公開時コピー
愛の終わりは、戦いの始まり。

大ヒットした前作「ボーン・アイデンティティ」の続編。
原作はロバート・ラドラム原作の3部作の2作目「殺戮のオデッセイ」。
監督はダグ・リーマンから代り、「ユナイテッド93」のポール・グリーングラスになった。
出演は前作に引き続き「オーシャンズ11」のマット・デイモンと「ラン・ローラ・ラン」のフランカ・ポテンテ、「フェイス/オフ」のジョーン・アレン、「トロイ」のブライアン・コックス、「オーメン」(’06)のジュリア・スタイルズ、「DOOM ドゥーム」のカール・アーバンなど。

<あらすじ>
2年前、記憶を失いながらも自らの所属した暗殺部隊を抜け出したジェイソン・ボーン(マット・デイモン)は、毎夜悪夢にうなされながらも、恋人マリー(フランカ・ポテンテ)と共にインドで人目を避けて暮らしていた。
同じ頃、CIAは内部で起きた公金横領事件を捜査していた。
責任者のパメラ・ランディ(ジョーン・アレン)は、慎重に潜入捜査官を潜り込ませるが、取引現場でアクシデントが発生し、捜査官は殺害されてしまう。
その場に残されていた指紋からボーンが犯人とされてしまう。
直後、インドではボーンを狙う殺し屋が現れる。

<作品解説>
前作からスピード感がアップしたストーリー展開。
マット・デイモンは決して男前の俳優とは言えないんですが、いわゆる007的ではないハードなストーリーに、彼のポーカーフェイスが良く似合います。
前作ではかなり抑えめなアクションシーンでしたが、本作ではかなり派手になりつつも、リアリティを損なわない程度で、随所に放り込まれていきます。
またヒロインを据えない作りとドキュメンタリータッチな映像センスは見事。
あくまでもクールに、シリアスにインド、ナポリ、ベルリン、モスクワと移動しながらはスパイ的なイメージとしてはピッタリじゃないでしょうか。
ただ、格闘技シーンではカメラを固定しないで撮影しているため、細部がわかりづらく視覚的に疲れます。臨場感はあるんですけどね。

<見どころ>
ガンアクションを控えめに、肉弾戦をメインにしながらも要所を押さえるクールな展開は「ジャッカル」や「アサイメント」を彷彿とさせます。
そして、クライマックスのカーチェイスは見事。
最高にカッコイイ、マット・デイモンが見られます。

<出演者>
マット・デイモンは前作でアクションに挑戦し、見事に成功させたのですが、原作がキッチリとしているせいか役作りにも余念がないようです。
恋人マリーを演じるフランカ・ポテンテはちょっと老けたイメージ。
ホラーの「レイジ34フン」ではあまりにも、なメイクで引きましたが…(笑)。
ジョーン・アレンはキャリアウーマンのイメージがピッタリで、少し疲れた感じとハキハキとした動きが良いですね。

映画としての完成度はとても高いです。
ただ、もう少しひねった形が有れば面白かったかも。
サスペンスというよりは、ジェイソン・ボーンの過去を探る物語になっているので、物足りなさを感じます。
3部作ということで、3作目も進行中。
監督も本作と同じだそうです。

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by syosei7602 | 2006-12-14 23:58 | ミステリ/サスペンス
リンダ リンダ リンダ
d0030824_1454523.jpg『LINDA LINDA LINDA』 日本/2005
監督:山下敦弘
出演:ペ・ドゥナ 香椎由宇 前田亜季 関根史織 三村恭代
    湯川潮音 山崎優子 甲本雅裕 松山ケンイチ 小林且弥
    小出恵介 三浦哲郁 三浦誠己 りりィ 藤井かほり
受賞:日本映画プロフェッショナル大賞/監督賞(2005)


公開時コピー
高校生活 最後の文化祭―。
ただ、何かを
刻みつけたかった。
女子高生がブルーハーツ。
ボーカルは韓国からの留学生!?


「ばかのハコ船」「リアリズムの宿」で絶賛された山下敦弘監督による青春映画。
ブルーハーツの名曲「リンダリンダ」を据え、韓国の若手人気女優ペ・ドゥナを主演に迎えている。
出演は「ローレライ」の香椎由宇、「バトルロワイアル」の前田亜季、バンド“Base Ball Bear”のベーシスト・関根史織、「チルソクの夏」の三村恭代、ソプラノ歌手・湯川潮音、バンド“me-ism”の山崎優子など。
劇中で使用される曲はブルーハーツの「リンダリンダ」の他に、「終わらない歌」「僕の右手」。

<あらすじ>
文化祭の準備に追われる芝崎高校。
軽音楽部のギター・萌(湯川潮音)が手を怪我した事がきっかけで、キーボードでリーダーの恵(香椎由宇)とボーカルの凛子(三村恭代)がケンカしてしまい、バンドが分解。
演奏が危ぶまれるが、高校生活最後の文化祭を漠然と過ごしたくない恵とドラムの響子(前田亜季)とドラムの望(関根史織)は、偶然からブルーハーツの「リンダリンダ」を演奏することに決める。
しかし、ボーカルが決まらず凛子とも仲直り出来ない恵は、たまたま見かけた留学生のソン(ペ・ドゥナ)を誘うのだった。
はじめは断ったソンだったが、結局歌うことになり文化祭最終日の演奏に向けて猛練習を開始する。

<作品解説>
淡々と進む、わずか数日間の物語です。
分解した女子高生のバンドが偶然引きずりこんだ韓国の留学生をボーカルにして、これまたロックの中でも極めつけにハードで、かつ有名なブルーハーツをコピー。
本作の少し前に公開された「スウィングガールズ」と比較されがちですが、元々の主旨からが異なるので、比較すること自体があまり意味がないと認識した方が良いでしょう。
というのも、「スウィングガールズ」は音楽(ジャズバンド)に目覚め、成長していく過程を描いたものですが、本作はむしろ友情や想い出に傾倒しています。
文化祭は本番よりも準備している時間が楽しかったりするのは割に共通です。
そして見る側は主に留学生ソンと同じような視点でいる事で、ソンと一緒に他の3人に馴染んでいくとでも言うんでしょうか。
わずか数日の物語の中に観客は突然入り込んで、数少ない情報で理解していく楽しさがあります。言うなれば、文化祭の準備を機会に、あまり話したことのない同級生と仲良くなる感覚ですね。
うるさく成らない程度の恋愛模様も描かれ、要所で笑わせてくれます。

<見どころ>
演奏シーン自体は意外とあっさり。
されどペ・ドゥナが歌う直前の緊張感は良いですね。
無我夢中である、高校生活最後の文化祭…漠然とした中にある楽しさと達成感が味わえます。

<出演者>
ペ・ドゥナは個人的に一押しの女優ですが、本作では片言の日本語、「リンダリンダ」を熱唱する姿は迫力あります。さらに天然ボケな仕草は可愛いですね。
香椎由宇、この人はほんとに綺麗な顔立ちしていますが、本作では切れやすい女子高生を好演。幅のある演技で見せてくれます。
なんでもこの人の顔は左右がほぼ対称だそうです。
前田亜季は以前ほどに存在感が無く、ちょっと残念。よくも悪くも、型にはまってしまったというか…えーっとこの子は誰だっけ、というような、勿体ない。
実際にバンドをしている関根史織、ソプラノ歌手の湯川潮音、見事な弾き語りを披露する山崎優子なども注目です。
それにしても一昔前の曲ばかりだなぁ。

リアリティはあるし、カメラワークも独特でおもしろいですが、映画としての完成度はどこか物足りなさを感じてしまうのも事実。
作り手だけが理解していると感じちゃうんですね。
観客がどこで入り込んでいいのか迷ってしまうみたいな…とはいえ、それらを差し引いても良い映画であると思います。

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by syosei7602 | 2006-12-12 23:59 | 恋愛/青春/スポーツ