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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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トム・ヤム・クン!
d0030824_181373.jpg『TOM YUM GOONG』 タイ/2006
監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ
出演:トニー・ジャー ペットターイ・ウォンカムラオ
    ボンコット・コンマライ チン・シン ジョニー・グエン
    ネイサン・ジョーンズ ラティフ・クロウダー



公開時コピー
取り戻したい愛がある、
取り戻したい象がいる。
タイからオーストラリアへ――
男の前に立ちはだかる最強格闘技軍団。
象から授かりしムエタイ秘奥義が、いま炸裂する!


「マッハ!」でジャッキー以来のノンスタントアクションで世界を驚愕させたトニー・ジャーの第2作。
監督は「マッハ!」とおなじくプラッチャヤー・ピンゲーオ。
出演は「マッハ!」のペットターイ・ウォンカラム、「the EYE3」のボンコット・コンマライ、「レザレクション」のチン・シン、「ブラック・ダイヤモンド」のジョニー・グエン、レスラーで「SPRIT」のネイサン・ジョーンズ。

<あらすじ>
タイ東部の小さな村で父親コイと雄象ボーヤイと共に暮らすカーム(トニー・ジャー)。
彼はかつて王に象を献上し、そして守ってきたムエタイ戦士の末裔でもあった。
やがてボーヤイにも子供コーンが出来るが、ある日密猟者に襲われたコーンを守ろうと母象が撃たれて死んでしまう。
それを境に一層絆を深めたカーム達だった。
ある春の日、祭りの中でボーヤイを王に献上できるという話を持ちかけられたコイは、カームと共にボーヤイに別れを告げる。
しかし、ボーヤイの様子がおかしいことに気が付いたコイは献上をやめると言い出すが、撃たれてまう。一方、カームとはぐれたコーンは密猟者達に捕まってしまい、ボーヤイもまた我が子を追って捕まってしまう。
怒ったカームは密猟者達のアジトに乗り込み、象たちがオーストラリアに密輸されたことを知り、単身向かうのだった。

<作品解説>
「マッハ!」で見せた凄まじいまでの人間離れしたアクションは相変わらず唖然とします。
登場する敵はローラーブレード、自転車、モトクロスバイク、カンフー、カポエイラ、中国剣術、レスラーと様々。
序盤のボートチェイスに始まり、中盤の長回しによる螺旋の建物内のアクション、格闘家との戦いは目を見張ります。
されど、アクションに至るまでの過程が非常に長く、また密輸組織だかなんだかよくわからない(表向きはグループ会社?)の跡目争いとか、どうでも言いようなストーリーが蛇足でしたね。
シナリオに厚みを持たせたかったのでしょうが、スパッとアクションに特化してしまえばもっと良かった。
ただ、「マッハ!」では仏像などの遺跡、本作では保護されるべき動物の密輸など、タイの深刻な問題を扱っている監督の気持ちがわかります。
ところで、空港でトニー・ジャーとぶつかっている人はジャッキー・チェンだと思うんだけど、誰かわかりました?

<見どころ>
まさしく「飛んでくる」という表現がピッタリの男トニー・ジャー。
タイの組織に乗り込んでくるシーンは本当にビックリです。
全盛期のジャッキー以上にアクロバティックなシーンが展開、2段蹴り、3段蹴りは当たり前。
個人的にはカポエイラとの対決が見物でした。

<出演者>
トニー・ジャーは髪の毛が短い方が良いですね。長いとちょっと野暮ったすぎます。
注目すべきは若手俳優のジョニー・グエンでしょうか。
この人は本格的なアクションが出来る人らしく、もうちょっと見せ場を作ってあげても良かった気がします。
ネイサン・ジョーンズは今ひとつ、レスラーはなぁ…シャープさに欠けてしまう。

ジャッキーとの共演も決まっているみたいですが、ジャッキー映画におけるユーモアをプラスしたらかなり面白いと思います。

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by syosei7602 | 2006-10-31 23:59 | アクション/アドベンチャー
ハートブルー
d0030824_133914.jpg『POINT BREAK』 アメリカ/1991
監督:キャスリン・ビグロー
出演:キアヌ・リーヴス パトリック・スウェイジ ロリ・ペティ
    ゲイリー・ビューシイ ジョン・C・マッギンレー
    ジェームズ・レグロス ジョン・フィルビン トム・サイズモア
受賞:MTVアワード/魅惑的な男優賞(1992)


公開時コピー
銀行強盗とサーフィンに命をかけてもいいかもしれない。

製作総指揮にジェームズ・キャメロンを迎えたアクション。
監督は「ブルー・スティール」のキャスリン・ビグロー。
出演は「マトリックス」シリーズのキアヌ・リーヴス、「ゴースト ニューヨークの幻」のパトリック・スウェイジ、「プリティ・リーグ」のロリ・ペティ、「バディ・ホリー・ストーリー」のゲイリー・ビューシイ、「ザ・ロック」のジョン・C・マッギンレーなど。

<あらすじ>
新米のFBI捜査官ジョニー・ユタ(キアヌ・リーヴス)が配属されたのは大統領の覆面をした銀行強盗が多発するカリフォルニアのベニス・ビーチ。
ジョニーの教育係兼相棒は古参の捜査官パパス(ゲイリー・ビューシイ)だった。
鼻つまみ者のパパスは、強盗の起きる期間が6月から10月に絞られている事と、遺留品から犯人がサーファーではないかという推測を立てていたが、他の捜査官からはバカにされていた。
パパスの推理に乗ったジョニーは、サーファーとしてビーチに入り込むことになる。
しかし、かつてフットボールで慣らしたジョニーでも波は勝手が違い、苦戦して溺れてしまう。
そんな彼を助けたのは美人サーファーのタイラー(ロリ・ペティ)だった。
彼女に接近し、サーフィンを教えて貰うことになったジョニーは、ビーチで一目置かれているサーファー・ボディ(パトリック・スウェイジ)に出会う。

<作品解説>
まさしく陸海空で展開されるアクション映画です。
サーフィンから、スカイダイビング、カーチェイス、そしてお決まりのラブロマンスまで盛り込んだ贅沢な内容。
リアルに展開するサーフィンとスカイダイビングのシーンはCGがまだ先の時代であった、映画製作の良い見本ですね。
キアヌの相棒を演じるゲイリー・ビューシイは名作「ビッグ・ウェンズデー」というサーフィン映画で有名になった人ですが、これも意図的な感じがしてニヤリとさせられます。
「スピード」以前のキアヌが主演した映画では、なかなかの力作で少々長尺で散漫な印象を受けるものの、パトリック・スウェイジのワイルドな演技や終盤のハードな展開はなかなかのもの。
思わず波乗りしたくなる良作です。

<見どころ>
夜中にサーフィンをするシーン、そしてスカイダイビングはまさしく見どころ。
緊張感と格好良さが共存する名シーンと言えるでしょう。

<出演者>
とにかく若いキアヌ・リーヴス。
個人的には「スピード」の坊主頭がワイルドで良いと思うんですが、サーファー姿が決まった本作も良いですね。
そしてパトリック・スウェイジ。
この人は決して男前じゃないんですが、髪とヒゲを伸ばした風貌がかなり良いんですよ。
男臭い中に、伸びた髪の隙間からみえる目が印象的。
ヒロインを演じるロリ・ペティは些か印象が薄いものの、好印象です。
ゲイリー・ビューシイがちょっとおざなりになったのが勿体ない。
何気なくでているトム・サイズモア、うーんやっぱりこういう役なのね…って感じです。

もう少し短ければ、と思うんですが映像センスやラストのクールさは良いですね。
隠れた名作とも言えるので、見ていない人は是非。

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by syosei7602 | 2006-10-30 23:59 | アクション/アドベンチャー
親切なクムジャさん
d0030824_4152236.jpg『SYMPATHY FOR LADY VENGEANCE』 2005/韓国
監督:パク・チャヌク
出演:イ・ヨンエ チェ・ミンシク クォン・イェヨン オ・ダルス
    キム・シフ イ・スンシン キム・ブソン ラ・ミラン
    ソ・ヨンジュ キム・ジング コ・スヒ キム・ビョンオク



公開時コピー
最後の復讐が、一番哀しく、美しい。

パク・チャヌク監督による「復讐者に憐れみを」「オールド・ボーイ」の復讐3部作を締めくくる作品。
出演は「JSA」のイ・ヨンエ、「オールド・ボーイ」のチェ・ミンシク、オ・ダルスなど。
他に端役でカン・ヘジョン、ユ・ジテ、ソン・ガンホなどの名優が出演している。

<あらすじ>
1991年、二十歳のクムジャ(イ・ヨンエ)は幼児誘拐殺人事件の犯人として自首、13年の懲役刑を受けて投獄される。世間はその残酷な手口とクムジャの美貌に騒ぎ立てる。
刑務所に入ったクムジャはキリスト教を信仰し、誰にでも優しく接したことで「親切なクムジャさん」と慕われるのだった。
しかし、出所したクムジャは復讐心に燃えていた。
親切な心を閉じこめ、赤いアイシャドウを引き、自分を嵌めた英語塾の教師・パク先生(チェ・ミンシク)を追いつめるため、刑務所で恩を売った仲間の元をまわり計画を進めていくのだった。
そして養子に出された自分の子供を探し始める。

<作品解説>
凄惨な復讐劇。
静かな佇まいと赤いアイシャドウで、13年という長い年月をかけて計画した復讐を開始するクムジャ。これがまた、美しい。
パク・チャヌク監督ならではの映像美がイ・ヨンエという女優を一際美しく見せています。
されど、刑務所生活のシーンは差し込まれるだけで、全体的な割合としては短く、いまいち「親切な」という部分が伝わりにくいのが勿体ない。
ギリギリのラインでユーモアを含めつつも、凄惨なクライマックスへ向かう様は、数ある復讐劇の中でも名シーンと言えます。

<見どころ>
赤いアイシャドウを引いたイ・ヨンエ。
けばくもなく、むしろ美しさが際だつこのメイクと雪の中で銃を構えて走るシーンが素晴らしい。
そして、クライマックスはどこかユーモラスであまりに残酷です。

<出演者>
「オールド・ボーイ」で主役を演じたチェ・ミンシクが本作では敵役。
冷酷なシリアルキラーを演じています。
他に脇を固める俳優陣は、日本では無名ながらも好演。
子役のクォン・イェヨンもなかなかの名演ですね。

<総評>
映像と音楽の美しさに加え、主演女優がこれほど際だった残酷な作品も珍しいですね。
スプラッタな表現が嫌いな人には向かない作品かもしれません。

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by syosei7602 | 2006-10-27 23:59 | ハードボイルド/犯罪
フィフス・エレメント
d0030824_251084.jpg『THE FIFTH ELEMENT』 フランス・アメリカ/1997
監督:リュック・ベッソン
出演:ブルース・ウィリス ゲイリー・オールドマン イアン・ホルム
    ミラ・ジョヴォヴィッチ クリス・タッカー ルーク・ペリー
    ブライオン・ジェームズ タイニー・リスター・Jr
受賞:英国アカデミー賞/特殊視覚効果賞(1997)
    セザール賞/監督賞・撮影賞・美術賞(1997)

公開時コピー
リュック・ベッソン。ブルース・ウィリス。見たことのない未来。

「レオン」「ニキータ」のリュック・ベッソン監督が挑んだSF大作。
出演は「16ブロック」のブルース・ウィリス、「レオン」のゲイリー・オールドマン、「炎のランナー」のイアン・ホルム、「バイオハザード」のミラ・ジョヴォヴィッチ、「ラッシュアワー」のクリス・タッカーなど。
音楽は「グランブルー」のエリック・セラ。

<あらすじ>
1914年、ナイルの地下遺跡を発掘していた学者達は壁画に描かれていた5つの要素を解読しようとするが、5つ目の謎を解けずにいた。そこへ、突如異星人達が現れ、4つの要素をかたどったエレメントを持ち、300年後に再びやってくると残して去ってしまう。
2214年、宇宙の彼方から悪のエネルギーが地球に近づいていた。
神父コーネリアス(イアン・ホルム)はこの事態を宇宙連邦評議会に提言する。
そしてかつて地球にやってきたモンドシャワン星人の4つのエレメントが必要だと言うが、かれらの宇宙船は武器商人ゾーグ(ゲイリー・オールドマン)によって破壊されてしまうのだった。
議会はモンドシャワン星人の細胞を復活させることに成功するが、復活した赤い髪の少女リールー(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は逃げだしてしまう。
そして、元軍人のコーベン・ダラス(ブルース・ウィリス)が運転するタクシーに偶然拾われ、こーベンは勢いで警察を振り切ってしまうのだった。

<作品解説>
世界観を語るとすれば、名作「ブレードランナー」の拡大版といったところだろうか。
実際、空を飛ぶ車、中国人の屋台など、テイストとしては非常に似ている。
されど、リュック・ベッソンの凄いところはあくまでもエンターティメント性を重視したSFアクションであり、ラブストーリーでもあるのです。
軽妙なユーモア、どこか憎めない悪役、醜悪なエイリアン、派手なアクションに、いかにも未来的な服装などツボを押さえた作りが見事。
ストーリーはありきたりでありながら、見事なまでに出演者とSFXの融合をこなして、ノリが良く迫力のある作品に仕上がっています。

<見どころ>
なんといってもゲイリー・オールドマン。
この人がいなくちゃこの映画は単なる駄作。
悪いヤツなのに全く持ってツキの無い男を演じ、これほどまでに主人公に絡まない悪役も珍しい(笑)。

<出演者>
ブルース・ウィリスとミラ・ジョヴォヴィッチの組み合わせはなんとなく微妙なんだけど、SFだから良いかという感じ。
ミラ・ジョヴォヴィッチは本作で名実ともにスターになり、リュック・ベッソンと結婚(すぐに離婚)したんだけど、ベッソンは自分の映画に出した女優とよく結婚する上に、スレンダー美女が好みという共通点があったりして。
ゲイリー・オールドマンは先にも書いたとおり、悪役をやらせたらピカイチです。
「レオン」の時の憎たらしい役は真骨頂でした。
そしてクリス・タッカー。
おしゃべりなスター?を演じて、ミラと共にスター入り。
オカマっぽいのに女好きという憎めないキャラクターを演じ、すっかりそのキャラが定番になりましたが、もうちょっと演技の幅が広がったら面白いと思いますね。

映画としての出来は完全に「エンターティメント」として確立された面白い作品です。
されど、あちこちのSF映画から引っ張ってきたネタが多く、ちょっとオリジナル性に乏しいのが残念。
個人的にはやっぱりゲイリー・オールドマンでしょ、ってところでお薦めです。

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by syosei7602 | 2006-10-24 23:59 | SF/ファンタジー/パニック
サンキュー・スモーキング
d0030824_23164036.jpg『THANK YOU FOR SMOKING』 アメリカ/2006
監督:ジェイソン・ライトマン
出演:アーロン・エッカート マリア・ベロ デヴィッド・コークナー
    キャメロン・ブライト ロブ・ロウ アダム・ブロディ
    サム・エリオット ケイト・ホームズ ウィリアム・H・メイシー



公開時コピー
その男、
話術で世間を
煙に巻く
彼は嘘をつかない。ただ、真実に手を加えるだけ。


弱冠29歳の若手監督ジェイソン・ライトマンによる長編デビュー作。
監督の父親は「ゴースト・バスターズ」を手がけた監督アイヴァン・ライトマン。
出演は「ブラック・ダリア」のアーロン・エッカート、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のマリア・ベロ、「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」のデヴィッド・コークナー、「ウルトラヴァイオレット」のキャメロン・ブライト、「バットマン・ビギンズ」のケイト・ホームズ、「シービスケット」のウィリアム・H・メイシーなど。

<あらすじ>
タバコ研究アカデミーの広報部長ニック・ネイラー(アーロン・エッカート)は、世間の風当たりが厳しくなる一方のタバコへの批判をかわすために、言葉巧みに業界を渡り歩いている。
そんな折り、上院議員フィニスター(ウィリアム・H・メイシー)がタバコのパッケージへ「毒」と書かれたドクロマークを付けることを提案する。
なんとかその法案を撤回したいアカデミーは、ニックの提案した「スモーキング・ハリウッド作戦」を実行に移すことにする。
ニックは息子のジョーイ(キャメロン・ブライト)を連れて、ハリウッドに向かう。
ハリウッドの大物エージェント ジェフ・マゴール(ロブ・ロウ)と交渉し、ハリウッドスターにタバコを吸わせる約束をとりつけるのだが…。

<作品解説>
徐々に人気を博した論争コメディともいうべき作品。
ディベートの基本パターン(自分が正しくない事を指摘される前に、相手の悪い部分をついてテーマをすり替える)をおさえ、いかにして先手をとるかがわかりやすく表現されています。
全体のテンポの良さに加え、企業や政府の思惑などを面白く練り込んだシナリオのうまさは監督と脚本を兼任したジェイソン・ライトマンの手腕といえます。
されど、喫煙派、禁煙派のどちらかに偏ることのないクライマックスの出来は、いかにもアメリカらしい合理的な形。
さらに、タバコ映画ながら喫煙シーンがひとつも出てこないというのも意図するところがあるんでしょう。
なお、現在トム・クルーズの恋人であるケイティ・ホームズが、ケイト・ホームズとちょっと名前を変えて出演。ちょい悪女記者です(笑)。

<見どころ>
あの手この手で、言葉を変え、行動を変えて言いくるめていくアーロン・エッカートの演技がまさに見どころでしょう。
アルコール、銃器の広報と死亡率を競ったり、ハリウッドのプロデューサーの妙なアジアン趣味など、ユーモアあふれる描写も多数。

<出演者>
アーロン・エッカートですが、それほど男前というわけではなく、むしろアクション映画に出てきそうな骨太なイメージです。
されど、この人のニヤッと笑う顔がいいですね、不敵な感じが良く出ています。
子役のキャメロン・ブライトは癖のある顔をしているんですが「ウルトラヴァイオレット」の時の無口なイメージがやっと払拭され、うまさが際だっていました。ベストキャスティングです。
他に、マリア・ベロやウィリアム・H・メイシーといったベテランが脇を固めることで、きっちりとした作りとユーモアあふれるシナリオで、非常に良くできた作品です。

監督もデビュー作ということで、これからの作品が楽しみですね。

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by syosei7602 | 2006-10-22 23:59 | ヒューマン/ドラマ
16ブロック
d0030824_1523242.jpg『16 BLOCKS』 アメリカ/2006
監督:リチャード・ドナー
出演:ブルース・ウィリス デフ・モス デヴィッド・モース
    ジェナ・スターン ケイシー・サンダー シルク・コザート
    デヴィッド・ザヤス



公開時コピー
わずか16ブロック(区画)先に証人を護送する──。
それは簡単な任務のはずだった…。


「リーサル・ウェポン」シリーズのリチャード・ドナー監督によるサスペンスアクション。
出演は「ダイ・ハード」シリーズのブルース・ウィリス、「銀河ヒッチハイク・ガイド」のモス・デフ、「グリーンマイル」のデヴィッド・モース、「最後の恋のはじめ方」のジェナ・スターンなど。

<あらすじ>
NY市警の中年刑事ジャック(ブルース・ウィリス)は、酒に溺れる日々を送るくたびれた警官。
ある朝、夜勤明けから帰る間際に警部補から証人を16ブロック先の裁判所に護送するように命じられる。
裁判が終わるのは10時、あと2時間あまりの間にわずか1.6キロほど、時間にして15分ほどだと説得されジャックは渋々引き受ける。
証人のエディ(デフ・モフ)を車に乗せるが、エディはやたらとジャックに話しかけてくる上に、渋滞で苛ついたジャックは車を止めて酒屋に入ってしまう。
彼が酒屋に入った直後、車の元へ不審な男が近づいて拳銃を突き付ける。
その瞬間、男は頭を撃ち抜かれ、酒屋から出てきたジャックは呆然としながらも間一髪、男を射殺したのだった。
殺し屋から逃れるため、エディを連れて逃げたジャックはバーに身を隠す。
そこへ元相棒のフランク(デヴィッド・モース)がやってくるのだった。

<作品解説>
ブルース・ウィリスといえば、アル中がなぜかいつも役柄にまとわりついてくるんですが(笑)、彼の刑事役や探偵役といえば、どちらかというとタフで、ぼやきと皮肉を常に言いながら、口の端をあげてニヤッと笑うのが定番でした。
本作でのブルース・ウィリスはくたびれた中年オヤジで、出っ張った腹に完全なアル中、仕事もろくなものが無い上に、足が悪くすぐに息切れ、おまけに無口な上に無愛想という役柄。
仲間に裏切られ、追われ、しかも守らなくてはいけないのはどこか信用できない犯罪者。
警官と犯罪者というバディムービーはいくつかありますが、本作の出来が良い点はなんといっても、ただ銃を撃ちまくるだけの映画でないというところ。
同僚達をいかにして欺き、殺さないように逃げ回るか、そしてラストの出来は秀逸です。
ちなみに、本作でデフ・モス演じるエディが問いかけるナゾナゾがすぐにわかった人はいるでしょうか?

<見どころ>
口ひげを生やしたブルース・ウィリスがカッコイイ。
しかもかなりクールで、いつもの刑事役みたいに熱血ぶりを表に出さずにあくまでも渋く演じていきます。
すこしジョン・ウー節の入った会話シーンや、バディムービーならではの友情が締めくくられる場面が良いですね。

<出演者>
リチャード・ドナーがブルース・ウィリスを撮るとこうなるか、と思ってしまいました。
ちょい悪オヤジでもなく、どちらかというリストラ寸前のおっさん刑事、ブルース・ウィリスはやっぱりそれがいい(笑)。
デフ・モスは軽快なノリかな、と思いきやちょっとおしゃべりだけど根が真面目なエディを演じています。もうすこし、ブルース・ウィリス演じるジャックと会話が多ければ良かったのですが、今ひとつこの人の良さが生かし切れていなかった気がしますね。
悪役を演じるデヴィッド・モース、悪役ならではのキレッぷりが欲しかったんですが、少し半端でしょうか。
とてもうまい俳優なので、活躍の場をもっと見たかったなぁ。
いまいち憎みきれない役で残念。

映画全体の出来は良し。
あとはキャラクターの絡み具合があと少し濃かったらもっと良かった。
手堅く押さえた作りですが、意外性が足りなかったかな。

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by syosei7602 | 2006-10-18 23:59 | アクション/アドベンチャー
エミリー・ローズ
d0030824_23444535.jpg『THE EXORCISM OF EMILY ROSE』 アメリカ/2005
監督:スコット・デリクソン
出演:ローラ・リニー トム・ウィルキンソン キャンベル・スコット
    ジェニファー・カーペンター コルム・フィオール
    ジョシュア・クローズ ケン・ウェルシュ ダンカン・フレイザー



公開時コピー
この映画はホラーではない。実話である。

人気ホラーシリーズの5作目「ヘルレイザー/ゲート・オブ・インフェルノ」を手がけたスコット・デリクソン監督による、実話を基にした作品。
出演は「コンゴ」のローラ・リニー、「エターナル・サンシャイン」のトム・ウィルキンソン、「リトル・ランナー」のキャンベル・スコット、「恋のミニスカ ウエポン」のジェニファー・カーペンター、「リディック」のコルム・フィオールなど。

<あらすじ>
ある田舎町で、エミリー・ローズ(ジェニファー・カーペンター)という19歳の女子大生が奇怪な死を遂げる。
彼女の死を見届けたのは、神父のムーア(トム・ウィルキンソン)だったが、そのあまりにも不審な死から、ムーアは過失致死で逮捕されてしまう。
その理由は、エミリーが悪魔に取憑かれた為に悪魔祓いを行ない、医学的治療を放棄したというもの。
教会側はその権威を維持するため、ムーア神父をなんとしても司法取引で決着させようとするが、ムーアは拒否をする。
教会は、裁判のために殺人犯を見事釈放に導いた女性弁護士エリン・ブルナー(ローラ・リニー)を雇うことにする。
ムーアはエリンに、エミリーに関する真実を話せるなら弁護を頼むと言う。
しかし、検察側は医学的根拠を元に攻め立ててくるのだった。

<作品解説>
「ダ・ヴィンチ・コード」を見てしまうと、神や悪魔の存在というものがいかに描かれようとも「あり得ないだろう」を言ってしまいたくなります。
本作はホラーやオカルトというよりも「悪魔が存在したのか」という点に絞られて、むしろ裁判が中心の作品になっています。
作品の一番重要な点は「キリスト教の教義と伝説が根底にある」という事でしょうか。
この点を無くしては、弁護側は弁護しようが無く、「悪魔」という概念が現実的な意味で消失してしまう訳です。
キリスト教が認めてしまった悪魔祓い、医学的根拠を示す検察、悪魔というもの「直に見た」神父、無神論者の弁護士…この中で一番まともなのはやはり検察になるでしょう。
医学的治療の効果はどこまで効果的だったのかはわからないとしても、理論的であったのは事実。
また、映像的な演出かも知れませんが、夜にだけ発作(悪魔が現れる)というのは些か出来すぎた形ではないでしょうか?
ただし、裁判の映画として、また奇怪な事実があったことを伝えた作品としては非常に秀逸です。

<見どころ>
ジェニファー・カーペンターの迫真の演技は、ぞっとします。
CG無しの体の動きなど、名作「エクソシスト」を上回る不気味な映像はホラーものでは非常にレベルの高い演技が伴ったものと言えるでしょう。

<出演者>
ローラ・リニー、トム・ウィルキンソンの演技には文句なし。
とまどいを感じながらも、芯の強い女性弁護士を演じたローラ・リニーは見事でした。
ジェニファー・カーペンターは先にも書いたように、見事過ぎる恐怖を煽る演技は秀逸。
美人とは言えませんが、演技力の高さに今後も注目ですね。

キリスト教をよく知っていれば、なるほどと思うことは多々あるかと思いますが、やはり「ダ・ヴィンチ・コード」の原作などを読んだあとでは「神と悪魔」の概念は所詮人間が作り出した虚像に過ぎないと思ってしまいます。
実話としての真実性か、宗教としての概念か、意見が分かれる映画です。

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by syosei7602 | 2006-10-17 23:42 | ノンフィクションベース
カルマ
d0030824_027359.jpg『INNER SENSES』 香港/2002
監督:ロー・チーリョン
出演:レスリー・チャン カリーナ・ラム レイ・チーホン
    ヴァレリー・チョウ




公開時コピー
超常現象を超えた“震・感覚”スリラー
呼び覚ましてはいけない心の闇


レスリー・チャンの遺作となったサイコホラー。
監督はレスリー・チャン主演の「ダブルタップ」を手がけたロー・チーリョン。
出演は「ヒロイック・デュオ 英雄捜査線」のカリーナ・ラム、「暗戦 デッドエンド」のレイ・チーホン、「恋する惑星」のヴァレリー・チョウ。

<あらすじ>
あるアパートに引っ越してきた若い女性ヤン(カリーナ・ラム)は、怪奇現象に悩まされていた。
元々情緒不安定だった彼女を心配した従姉妹の紹介で、腕の良い精神科医ジム(レスリー・チャン)を紹介される。
ジムは怪奇現象や幽霊は、脳の起こす幻覚に過ぎないと断言する。
自分の過去を見つめ直し、受け入れる事で症状は無くなるはずだと教え、ヤンは徐々に回復してくのだった。

<作品解説>
ホラーでありながら、幽霊の存在を否定するという特殊なシナリオです。
霊現象は予めインプットされた情報を元に脳が作り出す想像の産物でしかなく、精神状態が不安定な人は脳内の分泌物質がコントロールされていない為に見やすい、という説を元に展開していきます。
怪奇現象に悩まされる女性ヤンは、トラウマから精神的な自己防衛(ストレス発散が出来ていない)を超越して精神を患ってしまいます。ただ、このヤンの場合は常に「自分は霊が見える」という固定概念を打ち壊すことが出来ない為に症状を悪化をさせているのですが、本作で語られる「霊」の概念…即ち脳が作り出す想像の産物…この理論によって、ストレスやトラウマを外に向けて解放することで症状を緩和します。
この時点で本作における霊の概念は消失、むしろ心理的な側面を描いたオカルト映画といえるでしょう。
しかし、この作品の後にレスリーが自殺してしまったのは残念でなりません。

<見どころ>
香港映画における霊の描写は生々しいというか、日本と似ているのにちょっと違うんですよね。
文化的な差かもしれませんが、映像的な一瞬の不気味さが見どころといえるでしょう。
ただ、ホラーとして括った場合全然怖くないんですが。

<出演者>
「ダブルタップ」では鬼気迫るシリアルキラーを演じたレスリー・チャン。
同じ監督作品でも、まったく違う役を演じているわけですが、そのうまさがレスリーの芸達者ぶりと言えるでしょうか。
ヒロインを演じるカリーナ・ラムがかなりかわいいですね。

映画の展開が中盤以降、割りに尻すぼみな感じを受けたんですが、ホラー=幽霊という概念をぶち壊したという形としては新しいですね。

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by syosei7602 | 2006-10-16 23:59 | ホラー/オカルト
ブラック・ダリア
d0030824_050348.jpg『THE BLACK DAHLIA』 アメリカ/2006
監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:ジョシュ・ハートネット アーロン・エッカート
    スカーレット・ヨハンソン ヒラリー・スワンク ミア・カーシュナー
    リチャード・ブレイク ケヴィン・ダン マイケル・P・フラニガン



公開時コピー
世界一有名な死体、世界一忌まわしい謎。

1940年代のハリウッドで実際に起きた猟奇殺人事件を元にした、「L.A.コンフィデンシャル」の原作者ジェームズ・エルロイの同名小説を映像化。
監督は「アンタッチャブル」「スネーク・アイズ」のブライアン・デ・パルマ。
出演は「ハリウッド的殺人事件」のジョシュ・ハートネット、「サンキュー・スモーキング」のアーロン・エッカート、「ロスト・イン・トランスレーション」のスカーレット・ヨハンソン、「ミリオンダラー・ベイビー」のヒラリー・スワンク、「アンナ・カレーニナ」のミア・カーシュナーなど。

<あらすじ>
元ボクサーのバッキー(ジョシュ・ハートネット)と同じく元ボクサーで名を馳せたリー(アーロン・エッカート)は、ロス市警のPRの為に行なわれた試合で対戦する。
認知症の父親の為、自分のKO負けに賭けていたバッキーは、その通りに負ける。
賭金を手に入れ、更にリーからエリートが集まる特捜課に誘われる。
そしてリーの恋人ケイ(スカーレット・ヨハンソン)とも仲良くなったバッキーは、いつしか3人で行動するようになり、友情による充足感に満ちていた。
年が明け、指名手配犯のナッシュを追っていたバッキーとリーは、ナッシュの潜伏するアジトを張っていた。しかし、突如銃撃を受け、徹夜で張り込んで寝ぼけていたバッキーは間一髪のところをリーに助けられる。
銃撃戦の相手はヤク中のタレコミ屋フィッチだった。
その事件の最中、すぐ裏の空き地で上半身と下半身を切断された上に内蔵と血を抜かれ、顔を口から耳元まで切り裂かれた女性の遺体が発見される。
結局ナッシュは見つからず、捜査を更に進めようとするバッキーだったが、リーはなぜかその殺された女性エリザベス・シュー(ミア・カーシュナー)…女優志望で“ブラック・ダリア”と呼ばれる彼女を殺した犯人探しに躍起になるのだった。

<作品解説>
「L.Aコンフィデンシャル」は間違いなく傑作映画でした。同じ原作者の作品ということで期待して見たのですが、良い意味でハードボイルドな雰囲気たっぷりにストーリーが展開。
さすが「アンタッチャブル」を撮ったデ・パルマ監督ならではでした。
しかし、本題に入るまでの展開がちょっと長いのと、人間関係が主人公バッキーの一人称的視点を中心にまわるので、途中で混乱しそうになったりします。
サスペンスの作りとしては少し甘さが残る気がしますが(犯人が途中でわかってしまった…)、美術的な部分やスカーレット・ヨハンソンのはまりまくりな40年代ファッションが良いですね~。
些か長い映画なので、いくつかの事件が絡み合うのを我慢出来ない人にはお薦めできません。

<見どころ>
序盤のボクシングシーンはなかなか迫力あり。
また、40年代のちょっと胡散臭さがあるクラブの雰囲気だとか、スカーレット・ヨハンソンの艶やかな演技とジョシュ・ハートネットの意外な程に似合うハードボイルドな雰囲気はカッコイイですね。

<出演者>
ジョシュ・ハートネットの映画はほとんど見たことないんですが、雰囲気が男前な感じがします。
スカーレット・ヨハンソン、ヒラリー・スワンクの2人がブロンドと黒髪という対照的な形で描かれるのですが、この対比が見事。
ヒラリー・スワンクなんて見るからにやば気な女ですよ(笑)。
アーロン・エッカートは序盤では良かったのに、中盤で出番が削られて勿体なかった。
ただ、雰囲気としてはジョシュとアーロンは良いキャスティングだったと思います。
ミア・カーシュナーですが、うーん、それ程魅力的とは思わなかったですね。
ポスターとかで見ると凄く良いんだけど。

映画としての出来はそこそこでした。
ただ、「L.Aコンフィデンシャル」は越えられなかったなぁ。
手堅い作りになりすぎて、もう一ひねり何か仕掛けがあれば良かったと思います。

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by syosei7602 | 2006-10-15 23:59 | ミステリ/サスペンス
HERO
d0030824_1512910.jpg『HERO 英雄』 香港・中国/2002
監督:チャン・イーモウ
出演:ジェット・リー トニー・レオン マギー・チャン
    チャン・ツィイー ドニー・イェン チェン・ダオミン




公開時コピー
この国はまだ、本当の英雄<ヒーロー>を知らない

「LOVERS」「初恋のきた道」のチャン・イーモウ監督による壮大なアクション時代劇。
出演は「SPIRIT」のジェット・リー、「インファナル・アフェア」シリーズのトニー・レオン、「2046」のマギー・チャン、「グリーン・ディステニー」のチャン・ツィイー、「SPL/狼よ静かに死ね」のドニー・イェン、「インファナル・アフェア3」のチェン・ダオミンなど。
アクション監督は「少林サッカー」のチン・シウトン、衣装は「LOVERS」のワダ・エミ。

<あらすじ>
紀元前200年。後に秦の始皇帝になる秦王(チェン・ダオミン)の元に無名(ジェット・リー)という男がやってくる。
無名は秦王の暗殺を企んでいた趙国の最強の刺客、残剣(トニー・レオン)、飛雪(マギー・チャン)、長空(ドニー・イェン)を倒したと伝えに来たのだった。
無名はそれぞれの刺客が持っていた剣を証拠として持ってくる。
秦王は特別に10歩の距離まで近づくことを許し、刺客を倒した時の話を聞くことにするのだった。

<作品解説>
香港を代表するスターが揃い、美しい映像で撮られた作品です。
シーン毎に色彩を統一した衣装と映像センスは思い切りがよく、非常に見どころが多く、またワイヤーアクションもくどすぎない程度に使われ、これらの作りは「グリーン・ディステニー」よりも秀逸ですね。
ストーリーはシンプルなもので、凄腕の暗殺者との戦いと彼らにまつわる大義が語られていきます。正直なところ、ストーリーについては途中でオチがわかってしまうので、映像の美しさを中心に見ればいいかなと。
映像は美しいんですが、テレビで見ると些かキツイものがあります。
これはあくまでも映画館で見るか、プロジェクターを使って大画面で見るのが最適。引きの場面が多く、さらに秦の軍隊が放つ矢などの描写は映画ならではの作り。
我が家のテレビの小ささを恨みます(笑)。

<見どころ>
映像の美しさはかつて無いほどに洗練されており、特に水面上での戦いは目を見張るほど。
また壮大とも言えるアクションは程よくスローモーションが取り入れられ、布のはためく瞬間が鮮やかです。

<出演者>
今やハリウッドでも活躍するジェット・リー。
香港に留まりつつも深い演技を見せるトニー・レオン、そしてアクションに定評のあるドニー・イェンと文句なしです。
いい歳のとり方をしているマギー・チャンは、若い頃よりも艶やかな感じで、チャン・ツィイーとは対照的でした。
チェン・ダオミンは落ち着いた演技と目に力のある人で、歴史ものがとても似合っています。

歴史物にありがちなストーリーの詰め込み感が無く、人間関係に重点を置いた所に本作の良さがあります。
映像に対する挑戦が成功した良作ですね。

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by syosei7602 | 2006-10-14 23:59 | 戦争/歴史/時代劇