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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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<   2006年 09月 ( 17 )   > この月の画像一覧
アサルト13 要塞警察
d0030824_235430.jpg『ASSAULT ON PRECINCT 13』 アメリカ/2005
監督:ジャン=フランソワ・リシェ
出演:イーサン・ホーク ローレンス・フィッシュバーン マリア・ベロ
    ジョン・レグイザモ ガブリエル・バーン ドレア・ド・マッテオ
    ジェフリー・“ジャ・ルール”・アトキンス ブライアン・デネヒー



公開時コピー
脱出劇アクションの頂点、遂に誕生!!!

1976年にジョン・カーペンターが監督・脚本・音楽をした「要塞警察」のリメイク。
監督はフランスの新人ジャン=フランソワ・リシェ。
出演は「トレーニング・デイ」のイーサン・ホーク、「マトリックス」シリーズのローレンス・フィッシュバーン、「コヨーテ・アグリー」のマリア・ベロ、「ロミオ&ジュリエット」のジョン・レグイザモ、「エンド・オブ・デイズ」のガブリエル・バーン、「奪還 DAKKAN アルカトラズ」のジェフリー・“ジャ・ルール”・アトキンス、「コクーン」のブライアン・デネヒーなど。

<あらすじ>
麻薬密売組織を摘発するために潜入捜査をしていたジェイク(イーサン・ホーク)は、ミスから同僚2人を失う。
8ヶ月後、大晦日。
トラウマに苛まされながら13分署で内勤を続けるジェイク。年が明ければ新しい分署に異動が決まっていた。
老警官ジャスパー(ブライアン・デネヒー)、警察秘書アイリス(ドレア・ド・マッテオ)と共に最後の勤務をする彼の元へ心理カウンセラー アレックス(マリア・ベロ)がやってくる。
ほぼ同じ頃、教会には暗黒街の大ボス ビショップ(ローレンス・フィッシュバーン)が組織犯罪課の警官を刺殺し、ベテランの警部補デュヴァルに逮捕される。
ビショップは他の数人の犯罪者と共に護送されるが、大雪の為に13分署へ一時寄ることになってしまう。
人数が少ないことに不安を隠せないジェイク。
新年を迎えるカウントダウンが過ぎた頃、覆面姿の武装した男が裏口から侵入してくるのだった。

<作品解説>
オリジナル版を見ていないのですが、早い段階で襲撃犯がわかってしまうのは少々興ざめでした。まあ、すぐに予想がついちゃったのも確かなんで、気にする部分ではないんだけど。
シナリオはよくある完全包囲網からいかにして持ちこたえるか、脱出するかという点になるのですが、武器が足りないとかいう心配もなく、心理戦もなく、犯罪者と一緒に戦うという展開はありきたりで緊張感が足りないんですね。
もう少し危機的状況を描いても良いと思うんですが、テンポの良さは素直に評価できます。
また、音の使い方が結構面白く、警察署の周りからサブマシンガンの鈍い発射音が「パパパパパッ」と署内に響き渡り、その瞬間的な緊張が結構斬新。
安易に生き残るという形でもないので、シナリオとしてはちょっとエグイような気もします。

<見どころ>
敵対する部隊が狙撃を使ったり、閃光弾やスモーク弾を使うあたりが結構渋い。
適当に銃を乱射して終わりではなく、突入方法や戦い方がシステマチックであることを良く考えられて作られています。

<出演者>
イーサン・ホークの映画ってあんまり見たことないんですが、うまいですね。
本作のイーサンはかなりカッコイイと思います。
ローレンス・フィッシュバーンは恰幅の良さと「マトリックス」での印象が強いせいか、悪役のイメージがうまく掴めず。うまいんだけど。
あとはマリア・ベロって結構きれいだよなとか、ガブリエル・バーンは長谷川初範みたいだよなとか。

脱出ものとしては物足りないですが、テンポの良さが売りといった感じ。
アクションとしてはなかなか秀逸な出来です。

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by syosei7602 | 2006-09-29 02:37 | アクション/アドベンチャー
ダイ・ハード3
d0030824_1554487.jpg『DIE HARD: WITH A VENGEANCE』 アメリカ/1995
監督:ジョン・マクティアナン
出演:ブルース・ウィリス ジェレミー・アイアンズ
   サミュエル・L・ジャクソン コリーン・キャンプ グレアム・グリーン
   アンソニー・ペック ラリー・ブリッグマン サム・フィリップス



ブルース・ウィリスを一躍スターダムに押し上げ、4作目の製作も噂されている人気シリーズ第3作。
監督は1作目のジョン・マクティアナンに戻っている。
出演はシリーズ通しての主人公を演じるブルース・ウィリス、「運命の逆転」でオスカーに輝いたジェレミー・アイアンズ、「S.W.A.T.」のサミュエル・L・ジャクソン、「コール」のコリーン・キャンプなど。

<あらすじ>
ニューヨーク5番街で突然大規模な爆発が起きる。
警察署にサイモン(ジェレミー・アイアンズ)と名乗る男から電話で犯行声明が伝えられる。
そして、次の爆破を阻止したければマクレーン刑事(ブルース・ウィリス)を指定場所に寄こせ、という指示が入る。
妻と別居中な上に休職中、さらにアルコールで頭痛が止らないマクレーンは急遽呼び出され、ハーレムのど真ん中で「黒人は嫌いだ」という看板を下げさせられる。
黒人の若者達に襲われそうになったところを家電修理店のゼウス(サミュエル・L・ジャクソン)に助けられて署に戻る。
しかし、署に戻ったマクレーンと付き合いで来ただけのゼウスに、サイモンは指示を出す。
さらに、液体爆弾が盗まれたという報告から、2人は否応なしにサイモンのゲームに付き合わされるのだった。

<作品解説>
非常に長い期間で続編が作られているシリーズ(1は88年、2は90年、3は95年…4は?)。
前2作と違うのは、限定された空間でないこと、クリスマスではないこと、マクレーン単独での戦いではないことが挙げられます。
この作りで「ダイ・ハード」なのか、という点で疑問が湧くのですが、そもそもダイハードの固定された設定が上記3つだったのかはわからんので、気にならないかもしれません。
2作目はレニー・ハーリンが監督しているわけだから、人気にあやかって閉鎖的空間を空港にしただけかもしれませんしね。
さて、映画自体の目新しさというのはそれほどありません。
なんでしょうかね~おもしろいとは思うんですが、些か平面的な作りというか、1ほどのワクワク感が無いというのが正直なところです。
悪役であるジェレミー・アイアンズの存在感とかは凄く良いんだけど、ありきたりというかなんというか。
4では1に戻って、再度ビルで戦うっていうのもありかと思います。

<見どころ>
背中に拳銃を貼付けているとか、警官のバッヂを見て相手を確認するとか、端々に1とのリンクがあります。
もっとも、1からの続編としてこの3があると言っても過言じゃないので、この辺はファンサービスでしょうか。
色々と探してみると面白いかもしれません。

<出演者>
「ダイ・ハード」以降、しばらくはアル中で離婚歴ありで粗暴なイメージの役が多かったブルース・ウィリスですが、やっぱり似合うんですよね~。
イメージって怖い。
ジェレミー・アイアンズはさすが、冷酷な悪役を演じきりました。ラストがあっさりしすぎたのは残念な限りです。
サミュエル・L・ジャクソンについては「パルプ・フィクション」で既にブルース・ウィリスと共演済み。なんだか共演していないみたいな存在感というか、うまいんだよなぁと思わせます。

アクション映画としては良作、シリーズものとしてはいまいち不満の残る出来でしょうか。
「なんで俺がこんな目に…」ってもっと言って欲しかった(この役はサミュエルが取っちゃいました)。
4に期待です。

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by syosei7602 | 2006-09-27 23:59 | アクション/アドベンチャー
火山高
d0030824_111575.jpg『VOLCANO HIGH』 韓国/2001
監督:キム・テギュン
出演:チャン・ヒョク キム・スロ クォン・サンウ  シン・ミナ
    コン・ヒョジン チェ・シア ホ・ジュノ チョン・サンフン
    キム・ヒョンジョン ユン・ムンシク ピョン・ヒボン



公開時コピー
退学覚悟で闘えい!

「オオカミの誘惑」の監督キム・テギュンによる学園ハイパワーアクション。
出演は「僕の彼女を紹介します」のチャン・ヒョク、「反則王」のキム・スロ、「美しき野獣」のクォン・サンウ、「甘い人生」のシン・ミナ、「ラスト・プレゼント」のコン・ヒョジン、「シルミド」のホ・ジュノなど。

<あらすじ>
並はずれた“気”を持つ高校生のギョンス(チャン・ヒョク)は、その力が災いして8つの高校を退学させられた。
やってきたのは火山高。
火山高では“教師の乱”により、17年間も荒廃し生徒達のクラブ間同志の抗争が絶えなかった。抗争の原因は校長(ユン・ムンシク)の持っているとされる“師備忘録”という伝説の秘伝書。
それを手にすれば名実ともに火山高のナンバーワンになれるとされていた。
ギョンスは転校初日から早々に無情組組長のチャン・リャン(キム・スロ)に目を付けられる。
どうしても高校生活を平穏に過ごしたいギョンスは抵抗することなく、あしらわれるのだった。
しかし、彼の力を見抜いてた武功の覇者ハンニム(クォン・サンウ)はギョンスを警戒する。
そんな時、校長毒殺未遂事件が発生。
犯人にされたのは他ならぬハンニムだった。ハンニムが監獄に閉じこめられた事によって、チャン・リャンはここぞとばかりに各クラブを潰し始め、“師備忘録”を探し始める。
ギョンスは剣道部の美人主将チェイに事態の打開を頼まれるが、彼は頑なに拒むのだった。

<作品解説>
小規模ドラゴンボール、以上!

いやいや、それだけ書いてしまうのもなんですが、周囲から聞いてた「面白さ」と実際に見たギャップが激しかった。
簡単に言うとテンポが悪いんですね。主人公ギョンスが我慢に我慢して、クライマックスで戦うのは良いとして、一番強いであろうハンニムが早々に監獄(学校に監獄とはどないやねん)。
チャン・リャンは暴れるだけで、大した抵抗勢力もなく終了。
美少女剣士のチェイは…カッコだけでした。
うーむ、端々に冴え渡った特撮シーンが無駄に終わっているのはなんとも言えない。
勿体ないですね。
所々、面白いところはあるんだけどストーリーがグダグダなのは良しとしても、テンポだけはどうにかして欲しかった。終わるまで結構長く感じましたよ。

<見どころ>
クライマックスに尽きるでしょう。
もはや人間の戦いじゃありません。ドラゴンボールですよ、これは。
ギョンスの金髪頭はどう考えても超サイヤ人。

<出演者>
チャン・ヒョクの金髪はなかなか似合ってました。ちょっと抜けた感じの顔も良いですね。
クォン・サンウってあんな顔してたっけ…シン・ミナは普通に可愛かった。
まあ、そのくらいかなぁ。

映画としての完成度はヘロヘロな感じだけど、クライマックスだけ見ればそれなりに楽しめるかも。
吹替えの声も良いですね。
結構豪華メンバーです。

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by syosei7602 | 2006-09-25 23:59 | アクション/アドベンチャー
フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い
d0030824_05154100.jpg『FOUR BROTHERS』 アメリカ/2005
監督:ジョン・シングルトン
出演:マーク・ウォルバーグ タイリース・ギブソン
    アンドレ・ベンジャミン ギャレット・ヘドランド テレンス・ハワード
    ジョシュ・チャールズ ソフィア・ヴェルガラ フィオヌラ・フラナガン



公開時コピー
許せない!
奴らを葬るため男たちは
ストリートに舞い戻った


1965年のジョン・ウェイン、ディーン・マーティン主演の西部劇「エルダー兄弟」の現代版リメイク。
監督は「シャフト」「ワイルド・スピードX2」のジョン・シングルトン。
出演は「ミニミニ大作戦」のマーク・ウォルバーグ、「フライト・オブ・フェニックス」のタイリース・ギブソン、「Be Cool ビー・クール」のアンドレ・ベンジャミン、「エラゴン/遺志を継ぐ者」のギャレット・ヘドランドなど。

<あらすじ>
デトロイトのある小さな街。
感謝祭を控えた夜、エヴリン・マーサは七面鳥を買いに雑貨店を訪れる。
しかし、突如入ってきた強盗に店主共々射殺されてしまう。
エヴリンの葬式にやってきたのは養子でケンカ屋と呼ばれた長男ボビー(マーク・ウォルバーグ)、地元で成功している次男ジェリー(アンドレ・ベンジャミン)、ロックミュージシャンで四男のジャックだった。
3人は悲しみに暮れながらも、自分たちが育った家に戻ってくる。そこには海兵隊で三男のエンジェルがいた。
4人は非行歴がひどく、里親が見つからずにエヴリンに育てられたのだ。
真っ当な人生を歩む事を教えてくれた養母の為に、ジェリーをのぞ3人は強盗を捜し出す事を誓う。ジェリーは養母がそんな事を望んでいないと言うが、ボビーは聞く耳を持たない。
翌日、ボビー達3人は襲われた雑貨店の防犯ビデオを見て、この事件が元々エブリンを狙ったプロによる殺しだと気が付くのだった。

<作品解説>
どちらかというと地味な映画です。
養母の復讐の為に、殺人すらも厭わない主人公達。雰囲気的には香港映画のテイストでしょうか。ただ、バンバンと殺していくとかではなく、復讐の相手のみを殺していくという部分と、それなりに伏線を張っているあたりは割と小気味よくて良いですね。
サスペンスとしては物足りないんですが、血の繋がらない親兄弟の絆を描くという複雑な部分が重要となります。
勿体ないのは黒幕の描き方があまりにも小物過ぎること。
我が儘でいい女がいれば他人の恋人だろうと奪っちゃうとかその程度なんですね。
もう少し人間関係を深く描いてくれたらと思いました。

<見どころ>
クライマックスの解決の仕方が良いですね。
ハリウッド的じゃない感じがします。伏線の張り方が唐突過ぎるんですが、これもありかなと。
吹雪の中でのカーチェイスや、唯一と言っていい程の派手な銃撃戦なんかは結構凝っています。
また、サントラが秀逸。
カッコイイですね。

<出演者>
マーク・ウォルバーグ、この人良いですよね。主役だけどちょっと準主役っぽいというか。
ヒゲがかなり似合っていました。
タイリース・ギブソンは個性的で良い味を出していました。実質この人が準主役という立場になるんでしょうか。
アンドレ・ベンジャミンはラッパーで、様々な作品に出る予定だとか。
ギャレット・ヘドランドは大作「エラゴン/遺志を継ぐ者」が期待。

作品としての完成度はかなり意見が分かれるところですが、正攻法な復讐劇としては佳作。
先にも書いたように、人間関係をもっと深くつっこんでいれば秀作に成り得たでしょう。
個人的には結構好きなんですけどね、雰囲気とか。

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by syosei7602 | 2006-09-21 23:57 | アクション/アドベンチャー
グエムル -漢江の怪物-
d0030824_0304999.jpg『THE HOST』 韓国/2006
監督:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ ピョン・ヒボン パク・ヘイル ペ・ドゥナ
    コ・アソン イ・ジェウン イ・ドンホ ヨン・ジェムン
    キム・レハ パク・ノシク イム・ピルソン



公開時コピー
お父さん、助けて!

「殺人の追憶」「ほえる犬は噛まない」のポン・ジュノ監督によるモンスターパニック。
カンヌ映画祭で絶賛され、韓国の観客動員数を塗り替えた。
出演は「殺人の追憶」のソン・ガンホ、パク・ヘイル、「ほえる犬は噛まない」のピョン・ヒボン、ペ・ドゥナ、映画初出演となるコ・アソンなど。

<あらすじ>
ソウルの中心を流れる漢江。
巨大でゆったりとした流れの河川敷では多くの人々がくつろいでいた。
そこで売店を営むパク一家。
父親のヒボン(ピョン・ヒボン)は、昼寝ばかりしている長男のカンドゥ(ソン・ガンホ)を叱り飛ばす毎日。カンドゥの1人娘ヒョンソ(コ・アソン)が帰ってくるとカンドゥは、アーチェリーの選手で妹のナムジュ(ペ・ドゥナ)を一緒にテレビで応援しはじめる。
その最中、ヒボンに呼ばれたカンドゥは客に食事を届けると、河川敷にいた人々が橋の下にぶら下がる奇妙なものを見ていた。
それは河に落ち徐々に近づいてくると、突如人々を襲い始める。
カンドゥは何度か怪物に襲われた人々を助けようと奮闘するものの、店から出てきたヒョンソの手を引っ張り逃げ出す。
しかし、途中でつまずいたカンドゥの目の前でヒョンソは怪物の尻尾に巻かれ連れ去られてしまうのだった。

<作品解説>
一部の新聞などでこの怪物のデザインが「WXIII 機動警察パトレイバー」に出てくる生物兵器に酷似しているなどと言われていましたが、うーん、確かに似ている。
とはいっても、ストーリーそのものは大筋で違うので「偶然」であると思います。
小気味よいテンポで始まり、凄惨な怪物の暴れっぷりが見られるんですが、どこかコメディタッチというか、マンガ的。
タイトルからしてB級の香りすら漂うのに、戦うのが普通の人間(しかもどこか抜けている)であり、軍隊や警察は何もしないかのようで、ひたすら人々の恐怖を煽るかのようなウイルス騒ぎまで起こすというのは近年の映画では稀に見ないほどの馬鹿さ加減です。
とはいえ、これが主人公カンドゥという人間を状況的に描く上で非常に重要な点。彼はどこでも寝てしまうという癖があるんですが、娘を溺愛しているという点が深く描かれています。
その性格を描く事で、家族以外からは言うことなす事が信用されないと言う憂き目に遭うんですが、それがまた良い味を出していますね。
所々に差し込まれるユーモアは一見、場違いな感じではあるんですが、シリアスな場面との差が明確で良い意味での緊張感があります。

<見どころ>
怪物のCGと実写の融合は見事の一言。
巨大な口、長い尻尾、凄まじい移動速度を持つ上にある程度の知能まで備わっているようです。
そんな生物に対して、非常にアナログ的な戦いを挑む家族達は結構タフ。
中でも父親のヒボンが良い味を出しています。

<出演者>
ソン・ガンホは芸達者の一言。
上手いですね、ちょっとした顔の表情や動きが役柄にはまっています。
ペ・ドゥナは髪の毛を伸ばしてちょっと大人っぽい感じ。クライマックスには次男役のパク・ヘイルと見事に決めてくれます。
娘ヒョンソを演じたコ・アソンは、泥まみれな演技ながら見事でした。

シナリオは実際に起きた河へのホルムアルデヒド廃棄事件(犯人は駐在米軍)が元ネタになっているそうです。
最初のきっかけである「河は広いから、多少の事は平気」みたいな感じでやっていたんですかね。
先にも書いたように「パトレイバー」のパクリだ、みたいな事を言われていますが、シナリオ構成、面白さは全く別物です。
個人的には結構お薦めです。

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by syosei7602 | 2006-09-18 23:59 | アクション/アドベンチャー
X-MEN:ファイナル ディシジョン
d0030824_1482396.jpg『X-MEN: THE LAST STAND』 アメリカ/2006
監督:ブレット・ラトナー
出演:ヒュー・ジャックマン ハル・ベリー パトリック・スチュワート
    ジェームズ・マースデン ベン・フォスター ファムケ・ヤンセン
    イアン・マッケラン レベッカ・ローミン アンナ・パキン
    ショーン・アシュモア アーロン・スタンフォード


公開時コピー
世界は、選択で創られ、
選択で滅ぶかもしれない。


前2作を監督したブライアン・シンガーが「スーパーマン リターンズ」の為に降板。
あとを引き継いだのが「レッド・ドラゴン」「ラッシュアワー」のブレット・ラトナー。
出演は前作より引き続き、「ヴァン・ヘルシング」のヒュー・ジャックマン、「チョコレート」のハル・ベリー、「スタートレック」シリーズのパトリック・スチュワート、「スーパーマン リターンズ」のジェームズ・マースデン、「ホステージ」のベン・フォスター、「007/ゴールデン・アイ」のファムケ・ヤンセン、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのイアン・マッケランなど。

<あらすじ>
20年ほど前、プロフェッサーX(パトリック・スチュワート)とマグニートー(イアン・マッケラン)はある少女に会いにゆく。
その少女ジーンは、未知数の力を持つミュータントだった。
それから10年後、大企業のワージトンは息子ウォーレンの背中に巨大な翼があることを知り、愕然とする。
そして、現在。仲間を救うために命を落としたジーン(ファムケ・ヤンセン)。彼女を忘れられないサイクロップス(ジェームズ・マースデン)は気落ちした毎日を送り、ストーム(ハル・ベリー)がプロフェッサーXのサポートを務め、ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)は後輩達の指導に関わっていた。
ある日、ミュータント省の長官マッコイ(ケルシー・グラマー)が訪れる。彼はミュータントの能力を打ち消す薬“キュア”が開発されたことを伝えにくるが、同時に政府はその存在を発表してしまうのだった。
同じ頃、サイクロップスはジーンの声にひかれ、彼女が死んだ湖を訪れる。

<作品解説>
ついにX-MENシリーズの完結編。
死んだ筈のジーンが実は生きていた!という展開になるのでが、彼女は最強のミュータントとして登場。
ブライアン・シンガー監督は、どちらかというと個々のキャラクターを立たせてX-MENとブラザーフッドの戦いが激しく展開していました。
ラトナー監督はその構図を引き継ぎながらも、戦いの前提が人間が作った“キュア”の為に勃発し、プロフェッサーXとマグニートーは「志は一緒でも立場が違う」関係を色濃く描いています。
実はマグニートーは悪というよりは、それこそ自由の為に戦うレジスタンスという立場になるので、本作での悪の役割が薄まってしまいました。
また、個々のX-MEN達もそれほど深く描かれず、サイクロップスやエンジェル、ローグに至っては端役になってしまった感じですね。
キャラクターが増えると、どれに焦点を与えるかによって展開は変りますが、少々勿体ないキャラの使われ方をされてしまった気がします。
ストーリー的にはテンポよく進むので、見どころ十分ではあるのですが。

<見どころ>
ミュータント達の圧倒的能力が、迫力たっぷりに見ることが出来ます。
特にジーンの暴走、マグニートーの凄まじい能力が展開する様は圧巻。
思わずスゲーと普通に思ってしまいました。

<出演者>
なんだかキャラクター達が薄いので、出演者達も存在感が薄い感じがします。
サイクロップス役のジェームズ・マースデンは活躍の場もなし、印象に残ったのはケルシー・グラマー、エレン・ペイジ、ヴィニー・ジョーンズくらいでしょうか。

全体的に大味な感じです。
テンポ良く進むし、かなり面白いと感じるのですが意外とあっさりと終わってしまった印象。
もっとも本当にこれが最後になるかどうかは微妙ですが…。
エンドロールが終わるまで席を立ってはダメですね。

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by syosei7602 | 2006-09-15 23:56 | アクション/アドベンチャー
ワンダフルライフ
d0030824_229482.jpg『WONDERFUL LIFE』 日本/1999
監督:是枝裕和
出演:ARATA 小田エリカ 寺島進 内藤剛志 谷啓 伊勢谷友介
    由利徹 横山あきお 原ひさ子 白川和子 吉野紗香
    志賀廣太郎 内藤武敏 香川京子 山口美也子 木村多江
    平岩友美 石堂夏央 阿部サダヲ
受賞:第16回 トリノ映画祭/最優秀脚本賞(1998) 他

「誰も知らない」の是枝裕和監督によるヒューマン・ファンタジー。
脚本も手がけている。
出演は「ピンポン」のARATA、「誰がために」の小田エリカ(現:エリカ)、「交渉人 真下正義」の寺島進、「イズ・エー」の内藤剛志、「釣りバカ日誌」シリーズの谷啓、「ハチミツとクローバー」の伊勢谷友介など。
その他、一般からの出演が多数。

<あらすじ>
古びた建物の、ある冬の月曜日。最年長の渡辺(谷啓)を中心として、川嶋(寺田進)、杉江(内藤剛志)、望月(ARATA)、里中(小田エリカ)に22人の人数が割り当てられる。
その古びた建物にやってきた22人の人々は、各々の担当から言い渡される。
「あなたは昨日、お亡くなりになりました。ここにいる間にあなたの人生を振り返って大切な思い出をひとつだけ選んで下さい。」と。
彼らはこの施設で天国へ行くまでの7日間を過ごすことになっているのだ。
水曜日までに思い出を選び、その思い出は職員たちの手で撮影され、最終日には上映会が開かれる。
それを見て、鮮明に思い出を蘇った瞬間、彼らは天国へと旅立つのだ。
そして、1週間が始まる。

<作品解説>
淡々と進む物語の中に、ドキュメンタリータッチの撮影と非常にリアルな想い出話が展開していきます。
短かった人生、長かった人生、それぞれが自分の中だけに持っている懐かしい記憶、どれを選ぶか迷う人、即断する人、どれも選べない人、非常にバリーエーション豊かでその語り口調は非常にリアリティに溢れています。
これらはドキュメンタリーを撮り続けた監督ならではの手法が光り、フィクション映画としては些か変則的に思えますが、じんわりと染みいってきますね。
また、これらの登場人物は全て死んでしまった人たちなわけで、死というものがこういう形で描かれることに驚かされます。
まさしくシナリオの勝利ですね。

<見どころ>
内藤武敏演じる渡辺と、伊勢谷友介演じるバイト青年。
生きた証を残したいと願う一方で、渡辺は良い思い出が思い浮かばない。
一方、自分の死んだ年齢が若いせいか、青年は思い出を語らない。
1人は人生を70年、1人は21年…その対比が交錯する瞬間のシーンが、人生をどう過ごしてきたかの答えになるんでしょう。

<出演者>
ARATAの淡々とした表情と対照的に、小田エリカのヤキモチなシーンが良いですね。
一般の方が何人か混ざっているわけですが、作られたセリフという感じがしないので、その他の出演者の演技もなんだか自然に見えてきます。
特に言うべきことはありませんが、小田エリカの眉毛が好きになりました(笑)。

映画としての撮り方としては割と反則な感じはします。
もっともそれが監督の持ち味であるから、それによって得られる感動は正直なものなんですね。もしこれが普通の演技による撮影だとしたら、単なるダラダラとしたものに終わっていたでしょう。
お薦めです。

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by syosei7602 | 2006-09-14 23:59 | ヒューマン/ドラマ
フライ,ダディ,フライ
d0030824_1173343.jpg『FLY,DADDY,FLY』 日本/2005
監督:成島出
出演:岡田准一 堤真一 須藤元気 星井七瀬 松尾敏伸
    愛華みれ 塩見三省 渋谷飛鳥 坂本真 青木崇高
    広瀬剛進 浅野和之 温水洋一 徳井優 田口浩正



公開時コピー
大切なものをとりもどす、最高の夏休み!

「GO」で直木賞を受賞した金城一紀が、初めて映画用として脚本を書いた作品。
監督は「油断大敵」の成島出。
出演は「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」「東京タワー」の岡田准一、「姑獲鳥の夏」の堤真一、現役格闘家で「凶気の桜」の須藤元気、「水霊 ミズチ」の星井七瀬、「きょうのできごと a day on the planet」の松尾敏伸、元宝塚の愛華みれなど。

<あらすじ>
妻・夕子(愛華みれ)と娘・はるか(星井七瀬)の3人で平凡に暮らすサラリーマンの鈴木一(堤真一)。
ある夜、仕事中に呼び出された鈴木は、娘のはるかが誰かに殴られて入院したことを報される。慌てて病院に駆けつけた彼の前には、顔が激しく腫れ上がるほど殴られたはるかと動揺している夕子がいた。
訳がわからない彼の前に、高校の教頭・平沢(塩見三省)がやってくる。娘を殴ったのは代議士を父に持つボクシングでインターハイ2連覇の石原(須藤元気)だった。
平沢は見舞金と称して、大金を置き石原は反省の色も見せずに帰ってしまうのだった。
さらにショックからはるかは口を聞こうとしない。
復讐を誓った鈴木は包丁を持って高校に乗り込むが、そこに現れたパク・スンシン(岡田准一)によって気絶させられてしまう。
鈴木は高校を間違えてしまったのだ。スンシンの仲間たちは、鈴木にスンシンを師匠にして石原を倒す事を提案するのだった。

<作品解説>
いくつかの元ネタを仕込みつつ、中年サラリーマンが家族の為に頑張る姿をベタに描いているのですが、些か肉体的にへばり過ぎな描写が目につきました。
いくら中年とはいえ、そこまでヘタレじゃないやろうとか思いつつ、様々な映画の小ネタが仕込まれているのはおもしろいですね。
「燃えよドラゴン」をはじめ、ストーリーの大まかな流れはジャッキー・チェンの「酔拳」などに見られる短期特訓型。
しかし、随所にコメディ的な要素を含むものの、大きな笑いには繋がらず、なんとなく消化不良気味な展開になっているのは残念。
映像的にはほとんど外のシーンが多かったので、開放的な感じが良かっただけに、シナリオに対する演出の絞り込みが甘かった気がします。

<見どころ>
岡田准一演じるスンシンのちょっとしかない格闘シーンはなかなか様になっていてカッコイイです。
もちろん、堤真一のダメ中年ぶりから脱皮していく姿はよく出来ていると思います。
もうちょっと中年太り気味の演出があったらもっと様になったかな。

<出演者>
岡田准一…カッコイイっすな。正直言って木村拓哉よりカッコイイと思うんですよ。
なんだか今頃になって売れてきた気がせんでもないです。
演技に関しては特に言うことはありません。
堤真一ですが、この人は元がスマートなので特訓の変化っていうのが体の動きでしか表せないのが残念。先述したように、ちょっとした典型的中年なメイクなんかがあったら良かった。
須藤元気は、なんかホンマに悪そうなイメージ(笑)。

映画としての出来は悪くないと思いますが、なんとなくテレビスペシャルみたいな作りに思えました。映像も綺麗だし、出演陣も悪くないけれど、何か一ひねり欲しかった気がします。

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by syosei7602 | 2006-09-13 23:54 | 恋愛/青春/スポーツ
PTU
d0030824_0553957.jpg『PTU』 香港/2003
監督:ジョニー・トゥー
出演:サイモン・ヤム ラム・シュー ルビー・ウォン マギー・シュー
    レイモンド・ウォン エディ・コー
受賞:香港電影金像奨/最優秀監督賞(2003)
    台湾金馬奨/最優秀脚本賞他多数受賞(2003)


公開時コピー
タイムリミットは午前4時!!

香港を代表する「ブレイキング・ニュース」のジョニー・トゥー監督によるノワールサスペンス。
出演は「ブレイキング・ニュース」のサイモン・ヤム、「カンフー・ハッスル」のラム・シュー、「ダブルタップ」のルビー・ウォン、「黒薔薇VS黒薔薇」のマギー・シューなど。

<あらすじ>
繁華街のレストランにチンピラのボス マーが子分4人と共にやってくる。その直後、組織犯罪課のサァ刑事(ラム・シュー)がやってくる。
マーの元に一本の電話が入る。マーが子分達に指示を出したあと、次にサァの元へ上司から連絡が入るのだった。サァが店を出ると、マーの子分が車に大きな傷をつけ、怒った彼は子分を追いかけて走り始めた。
追いつめる一歩手前で、サァは罠に気が付き裏手からまわりこむが、滑って転倒し気を失ってしまう。
気が付くとPTU(香港警察特殊機動部隊)のホー隊長(サイモン・ヤム)たちに介抱されていた。しかし、サァは自分の拳銃が無いことに気が付く。昇進のかかった微妙な時期に失態を犯したサァに、ホーは朝までなら拳銃を探してやろうと申し出るのだった。
その頃、チンピラのマーは何者かに殺され、CID(特捜課)のチョン警部(ルビー・ウォン)が乗り出して来る。

<作品解説>
香港の夜を幻想的かつ、シリアスとコミカルさが入り交じったストーリーで見せてくれます。
さすがジョニー・トゥー監督ならではの演出。
この映画はいわゆるアクション映画ではなく、香港の夜を舞台にした群像劇ともいえるサスペンスです。
拳銃を無くした刑事、夜の街を守るPTU、殺人事件を追うCID・・・同じ警察でもその役割は全て違っていて、ある瞬間一線を越える捜査方法は、よくある熱血刑事や正義の味方ではありません。
ストーリーとしてはそれほど深いものではないのに、人間関係を少しずつ絡めていくことと、短い尺で挟まれる緊張感が見事。
同監督の「暗戦/デッドエンド」に通じます。

<見どころ>
終わりの見えないストーリーがクライマックスを迎えるとき、端々に挟み込まれていたフリが生きてきます。
思わずニヤッとしてしまう、その終わり方がやはり一番の見どころでしょう。

<出演者>
クールなPTUの隊長を演じるサイモン・ヤム。
「スー・チー in ミスター・パーフェクト」で見せたようなコミカルさとは違い、制服姿まで決まった男前です。
サァ刑事を演じるラム・シューは、ふてぶてしさとそそっかしさを兼ね備えた演技が見事。
この人は「ブレイキング・ニュース」で人質役をやったりと、どこかそそっかしい役をやるとピカイチですね。
ルビー・ウォンについては、クールなんだけどラストが何気に笑えます。

ジョニー・トゥー監督の手腕には毎回脱帽です。
ハードボイルドからラブストーリー、コメディまでをそつなくこなす作り、さらには思いもつかないようなネタをいつも持っている感じですね。
今、香港映画を見るなら絶対に外せない監督の1人です。

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by syosei7602 | 2006-09-12 23:59 | ミステリ/サスペンス
冷静と情熱のあいだ
d0030824_140082.jpg『CALMI CUORI APPASSIONATI』 日本/2001
監督:中江功
出演:竹野内豊 ケリー・チャン  ユースケ・サンタマリア
    篠原涼子 マイケル・ウォン 椎名桔平




辻仁成と江國香織の同名ベストセラー小説の映画化。
監督は数々のテレビドラマを演出し、「シュガー&スパイス 風味絶佳」の公開が待たれる中江功。
出演は本作が唯一の主演作となる竹野内豊、「ブレイキング・ニュース」のケリー・チャン、「交渉人 真下正義」のユースケ・サンタマリア、「花田少年史 幽霊と秘密のトンネル」の篠原涼子、「世界の涯てに」のマイケル・ウォン、「不夜城」の椎名桔平など。
音楽はエンヤ。

<あらすじ>
イタリアのフィレンツェで絵画の修復士を目指す順正(竹野内豊)は、10年前に別れた学生時代の恋人アオイ(ケリー・チャン)を忘れられずに、新しい恋人・芽美(篠原涼子)と日々を過ごしていた。
ある日、学生時代の友人・崇(ユースケ・サンタマリア)と3年ぶりに再会した順正はアオイがミラノのジュエリー店で働いている事を知る。
吹っ切ろうとする想いとは裏腹に、順正はアオイと再会する。しかし、彼女には実業家のマーヴ(マイケル・ウォン)という新しい恋人がいて一緒に暮らしていたのだ。
マーヴとの生活を見せつけられた順正は憤りを隠せずに、立ち去る。
しかし、フィレンツェに戻った彼に、修復していた絵が破かれるという事件が待ち受けていた。

<作品解説>
もし原作が存在せず、これが映画オリジナルのシナリオであったら、評価はもっと高かったでしょう。イタリアの歴史ある街並みが美しく、それとは対照的な東京の風景など映像センスは非常に良いです。
されど、原作と大幅に変えてしまった構成(序盤で再会してしまう)や、マーブがもろにアジア系だったり、ご都合主義的な再会シーンとかはちょっと残念(マイケル・ウォンってケリー・チャン主演の「世界の涯てに」でも損な役回り…)。
本作の良かった部分は、視覚的に原作では表現しきれないイタリアの街並みを紹介し、修復士の仕事を紹介している部分でしょうか。原作とは違うといいながらもポイントは押さえているので、見方としては小説の視覚的補足が良いかと思います。
個人的には原作では描かれなかったラストが割りと好きです。

<見どころ>
イタリアの街というのは見ていても良いですね。映像が良いのか、なんとなくホッとします。
情景的な事を見どころといっても仕方ないんですけど。

<出演者>
竹野内豊の順正役は結構良いんですが、まあ…うまくはないです。表情とかは良いんですけどね、やっぱりセリフに難あり。
対してケリー・チャン、最初見たときはなぜにアオイがケリー・チャン!?という疑問が終始付きまとっていました。でもまあ、日本語セリフもなかなか良いし、結果オーライでしょうか。
イメージとは少し離れているけど。
篠原涼子、ユースケ・サンタマリア共に好演。
なんだろうなぁ、この2人って今や主役級なんですがやっぱり上手いです。
マイケル・ウォンについては、またケリー・チャンに振られたなとしか思えない(笑)。

珍しく原作のファンなので、公開当時は結構気にはしていました。
結局、見たのはDVDですが…映画としての出来はまあ、それなりといったところです。
テレビドラマでダラダラとつまらん演出されるよりは、きっと良いんだろうなと思いつつ…。

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by syosei7602 | 2006-09-11 23:59 | 恋愛/青春/スポーツ