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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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カテゴリ:SF/ファンタジー/パニック( 104 )
ハリー・ポッターと謎のプリンス
d0030824_3105212.jpg『HARRY POTTER AND THE HALF-BLOOD PRINCE』
イギリス・アメリカ/2008
監督:デヴィッド・イェーツ
出演:ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン
ジム・ブロードベント ヘレナ・ボナム=カーター マイケル・ガンボン
アラン・リックマン マギー・スミス ティモシー・スポール
ジェシー・ケイヴ トム・フェルトン ボニー・ライト

公開時コピー
シリーズ最大の悲劇が訪れる!

J.K.ローリング原作の人気シリーズ第6弾。
監督は前作に引き続き、デヴィッド・イェーツ。
出演はシリーズ通してダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソンなど。
1作ごとに追加登場する重要なキャラクターを演じたのは「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」のジム・ブロードベント、初出演のジェシー・ケイヴなど。

<あらすじ>前作のネタバレを含みます。
d0030824_311025.jpg闇の帝王ヴォルデモートが力を強め、魔法学校ホグワーツも安全ではなくなっていた。
シリウスを失ったハリー(ダニエル・ラドクリフ)は、列車であてもなく旅を続けていた。そこにダンブルドア(マイケル・ガンボン)が現れ、ある男の元に連れて行く。
その人物はかつてホグワーツで魔法薬学を教えていたスラグホーン(ジム・ブロードベント)だった。
死喰い人に狙われていたスラグホーンは、破格の待遇とハリーへの好奇心から復帰を約束する。
ロン(ルパート・グリント)の家に送り届けられたハリー、そこでハーマイオニー(エマ・ワトソン)やロンの妹ジニー(ボニー・ライト)と再会する。
ロン、ハーマイオニーと共に魔法横町に出かけたハリー。
そこで彼らはドラコ(トム・フェルトン)がある店に入るのを見つけ、さらに数人の人物が入っていくのを見る。
ハリーは、ドラコがヴォルデモートに協力していると主張するが…。
学校が始まり、ハリーはスラグホーンの授業に参加することに。
そこで半純血の王子とサインがある教科書を見つけ、そこに書かれた授業のメモを元に成績を伸ばしていき、スラグホーンに気に入られるのだった。
一方、学校では恋愛の騒ぎが巻き起こる。d0030824_311837.jpgロンはラベンダー(ジェシー・ケイヴ)という生徒に好かれ、浮かれる日々。しかし、そんなロンを見るハーマイオニーは嫉妬して、ことあるごとに苛立ちをぶつけるのだった。
ハリーはといえば、ジニーが気になって仕方ないが、ジニーは別の生徒と付きあっており、複雑な感情にとまどっていた。


<作品解説>
このシリーズも6作目。昨年公開予定が、別の公開作品との兼ね合いで今年になってしまいました。
前作までは原作も読んでいたんですが、本作と最終巻は未読のため、続きが非常に気になっていました。
さて、154分という長丁場ながらも、わかりやすい展開、ポイントを絞った恋愛騒動などもうまく絡めています。
また一番嬉しいのはクディッチが久々に見られたってことでしょうか。
本作はハリー、ロン、ハーマイオニーそれぞれが独立した動きを持ったことにあります。
ハリーはダンブルドアと戦いに向けての下調べと準備、ロンは恋愛とクディッチ、ハーマイオニーはロンへの嫉妬心など。
さらにジニーが絡みつつ、恋愛というファクターが重要な役割を果たします。
まあ、それが無いと単なるダークファンタジーになってしまうわけですが…単なるいじめっ子だったドラコの行動も大きく関わってきたりと、色んな意味で伏線が張られておもしろいですね。
そして、タイトルにある「謎のプリンス」。
王子というからには…と思って見ていたんですが、一体どこで絡んでくるのか、かなりドキドキしてました。
原作を読んでいないと、こういう楽しみってあるんだよなぁ。
全体的には暗い感じですが、よくまとまっていますが前作のクライマックスほどの迫力が無かったのが残念。
原作ありきなので仕方ありませんが…。
ところで、英語では「HALF-BLOOD PRINCE」と明確にされているので、劇中訳の「半純血の王子」というのは間違いではない気がします(原作の翻訳は当初「混血のプリンス」だった)。
語呂としては「謎の~」はいいですけどね…なんか微妙な感じ。
それにしても、全7作品をほぼ同一キャストで撮影するという、数ある映画の中では例を見ない作品となりました。

<見どころ>
謎のプリンスが誰なのか、そして最大の悲劇とは…。
悲劇の人物が誰なのかは知っていましたが、プリンスの正体は驚きました。

<出演者>
とにかく成長したメイン3人。
特にエマ・ワトソンは、色々なところで注目を浴びるくらいに美人になりました。
ちょうど、「レオン」のナタリー・ポートマンの様な感じかな。
本作のキーマンとなったスラグホーン役のジム・ブロードベントは、地味な感じ。
濃かったのはラベンダー役のジェシー・ケイヴでしょう。
ストーカーっぽいよ…。

<総評>
最終章が2部作で10年、11年に公開されますが、どうせなら半年くらいのスパンでやってくんないかなぁ。
あと2年は長すぎます。
原作を読むべきか、非常に迷うところです。
ともあれ、本作はかなり面白い出来となっていると思うので、シリーズを見ていない人は是非1作目から。

<関連作品>
ハリー・ポッターと賢者の石 (1作目)
ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2作目)
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (3作目)
ハリー・ポッターと炎のゴブレット (4作目)
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (5作目)
ハリー・ポッターと謎のプリンス (6作目)
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 (完結編・第1部)

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by syosei7602 | 2009-07-18 23:59 | SF/ファンタジー/パニック
地球が静止する日
d0030824_19488.jpg『THE DAY THE EARTH STOOD STILL』 アメリカ/2008
監督:スコット・デリクソン
出演:キアヌ・リーヴス ジェニファー・コネリー ジェイデン・スミス
キャシー・ベイツ ジョン・ハム ジョン・クリーズ
カイル・チャンドラー ロバート・ネッパー ジェームズ・ホン
ジョン・ロスマン


公開時コピー
人類が滅亡すれば、地球は生き残れる。

1951年に製作されたSF映画の古典「地球の静止する日」のリメイク。
監督は「エミリー・ローズ」のスコット・デリクソン。
出演は「フェイク シティ ある男のルール」のキアヌ・リーヴス、「ブラッド・ダイヤモンド」のジェニファー・コネリー、「幸せのちから」のジェイデン・スミス、「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」のキャシー・ベイツなど。

<あらすじ>
d0030824_191494.jpg生物学者ヘレン(ジェニファー・コネリー)は、亡き夫の連れ子ジェイコブ(ジェイデン・スミス)と2人暮らし。
ある夜、大学の講義を終えて帰宅したヘレンは、政府に強制的に連行される。
それは、地球に秒速3万キロで迫り来る物体に対抗するために組織されたチームだった。
物体の衝突によって地球に及ぼされる影響は計り知れない…が、物体は突如減速し、まばゆい光と共にセントラルパークへ着地する。
その球体から降りてきたのは巨大なロボットと使者だったが、、軍が早まって使者を狙撃してしまう。
軍の施設に運び込まれ、治療されたその使者は人間そのものであり、意識を取り戻したその人物はクラトゥ(キアヌ・リーヴス)と名乗った。
クラトゥは地球を救いに来たと告げるが、国防長官(キャシー・ベイツ)は彼の言葉に耳を貸さず、尋問を開始することに。
ヘレンは、クラトゥの言葉に引っかかるものを感じ、施設からの逃亡を助けるために細工を施す。
d0030824_192436.jpgその真意を感じたクラトゥは不思議な能力を使って、尋問官や警備員たちを無力化して堂々と逃げ出すのだった。
そして、ヘレンはクラトゥを匿いながら、軍の追っ手から逃げ回り、その最中にクラトゥから「地球を救う」意味を伝えられるが…。

<作品解説>
オリジナルはモノクロ作品となる、SFサスペンスです。
久々のSF大作か?と思いきや、その出来映えはお世辞にも良いとは言えず、ラジー賞にもノミネートされてしまいました。
この手の映画、つまり地球滅亡だとか、壮大なエコ訴求みたいな作品は、確かなメッセージ性があってこそなんですが、本作はありきたりすぎてしぼんでしまった感じですね。
予告編倒れ、とでもいうか…。
さて、巨大な球体から登場したクラトゥとその守護ロボット・ゴート。
ゴートは登場当初に絶大な力を発揮しますが、後半はなんだかもう適当な感じで無駄にでかいだけって感じです。
クラトゥは感情のない表情で、淡々と決断を下し、地球を救うための算段を整えていきます。
しかし、クラトゥは絶大な科学力を持ちながらも、選択肢は2つしかないという非情ぶり。
高度な知的生命体と進化のない生物、それらを天秤にかけて1つの種のために多種を絶滅させられないなどと言うのは、結構エゴじゃないかなぁと。
異星人が神様のメタファーとして登場するのはいかにもアメリカ的というか…。
さらに血の繋がりのない親子と異星人の逃亡劇なら盛り上がりそうな気もしますが、シナリオに変にメッセージを込めようとしてあっさりとした展開になってしまいました。
また、国防長官は相当な無能ぶりを発揮していて、ちょっとひどいですね。

<見どころ>
終盤といえば終盤。
CG全盛期にあって、あまり見どころとも言えないですが…。

<出演者>
キアヌ・リーヴスの無表情な演技は良かったですね。
ジェニファー・コネリーやジェイデン・スミスも悪くない。
キャスティング自体に不満はなく、むしろ良い方ではないでしょうか。
唯一、キャシー・ベイツ演じる国防長官がアホ過ぎて、キャラ設定間違えている気がします。

<総評>
とにかく起伏にかける作品。
「エミリー・ローズ」が面白かったデリクソン監督とは思えないです…シナリオがマズすぎましたね。
本作だけしか見ていないので、オリジナルがとても気になります。

<関連作品>
地球の静止する日 (オリジナル・1951)
地球が静止する日 (リメイク・2008)

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by syosei7602 | 2009-07-01 23:59 | SF/ファンタジー/パニック
トランスフォーマー/リベンジ
d0030824_3405737.jpg『TRANSFORMERS: REVENGE OF THE FALLEN』
アメリカ/2009
監督:マイケル・ベイ
出演:シャイア・ラブーフ ミーガン・フォックス
ジョシュ・デュアメル タイリース・ギブソン ジョン・タートゥーロ
ラモン・ロドリゲス イザベル・ルーカス レイン・ウィルソン
声:ピーター・カレン マーク・ライアン ヒューゴ・ウィーヴィング

公開時コピー
新たなるトランスフォーム<変身>は
リベンジから始まる!


大ヒットを記録した前作に続き、スティーヴン・スピルバーグ製作、マイケル・ベイ監督による続編。
出演は前作に続き、シャイア・ラブーフ ミーガン・フォックス ジョシュ・デュアメル、ジョン・タートゥーロ、「サブウェイ・パニック」のラモン・ロドリゲス、本作が映画初出演となるイザベル・ルーカスなど。

<あらすじ>
d0030824_341720.jpg正義のオートボットと悪のディセプティコンの戦いから2年。
サム(シャイア・ラブーフ)は、大学に通うために家を離れて寮生活をすることになるが、恋人となったミカエラ(ミーガン・フォックス)と、うまく関係を続けていくことに多少の不安を抱えていた。
寮に移る引っ越しの日、前の戦いで着ていたパーカーからキューブの欠片を見つけた瞬間、膨大な量の情報が頭の中に流れ込んでくる。
さらにキューブのパワーで電化製品がトランスフォーマー化して騒動が巻き起こるが、バンブルビーが家を半壊させながらもようやく落ち着くのだった。
その頃、セクター7の後継機関であるNESTが設立され、前の戦いで功績を挙げたレノックス(ジョシュ・デュアメル)、エップス(タイリース・ギブソン)達がオートボット達と共に、ディセプティコンとの戦いを続けていた。
しかし、大統領命令としてやってきた国家安全顧問ギャロウェイは、ディセプティコン達の狙いがオートボットそのものにあると言い張り、地球退去を主張する。
一方、サムは寮で同室になったレオ(ラモン・ロドリゲス)に異星人の存在を主張されて辟易し、d0030824_3411667.jpg同級生のアイリス(イザベル・ルーカス)からは突然の誘いを受けて困惑していた。
夜、パーティに出かけたサムの元へ、家に置いてきたはずのバンブルビーがやってくる。
バンブルビーは、サムをオートボットのリーダー・オプティマスの元へ連れて行く。
サムはオプティマスから、再び戦いが激化することを告げられ、協力を求められるが…。


<作品解説>
驚異的なCG技術によるトランスフォーマー達の描写が話題になった前作からわずか一年あまり。
本作も相当なレベルのCG技術によって楽しませてくれます。
バイクに変身する新たなオートボットなども登場し、お馴染みにオプティマスやバンブルビーと共に活躍。
2時間30分という長尺になりましたが、アクションシーンに力が入っていて見どころは十分すぎるほどです。
登場人物が前作とほとんど変わらないことも功を奏して、前作を見てから見に行くとわかりやすいですね。
さて、本作は前作からさらに軽いノリになり、結構な数の下ネタが登場(笑)。
サムとミカエラの関係はノロケ状態だったり、バンブルビーの嘆き悲しむ姿や同室のレオの面倒くさい感じなど、登場人物達が前作以上に濃くなっています。
ストーリーはシンプルそのもので、2時間半を余すところ無く使っている気もするんですが、前述している下ネタとか省けばもう少し短くなったような気もしますね。
あと、オートボットとディセプティコンの見た目の違いがよくわからなくなってしまったのは残念でした。
もっとも映像は文句なし、見どころ十分、今年公開の作品の中では「スター・トレック」に匹敵する娯楽作です。

<見どころ>
中盤のオプティマスの戦い、長丁場となったクライマックスの戦いは凄まじいの一言。
ミカエラとアイリスのエロっちい感じが魅力的(笑)。

<出演者>
シャイア・ラブーフは話題作に立て続けに出演していますが、「トランスフォーマー」シリーズは一番のはまり役って気がします。
ミーガン・フォックスは色気たっぷり。前作以上に存在感ありです。
新登場となるレオ役のラモン・ロドリゲスは濃いなぁ…サブキャラクターとしてはシモンズ役のジョン・タートゥーロと同様に十分すぎます。
残念なのはジョシュ・デュアメルとタイリース・ギブソン、登場シーンは多いのにサムの両親を演じたケヴィン・ダンやジュリー・ホワイトよりも存在感が無くて残念。

<総評>
2時間半はかなり長いんですが、アクションシーンは映画館で見ないとおもしろくないと断言できるほどに迫力があるので、見に行くのがいいですね。
2作目となると大体はコケがちなのに、前作からのテンションを続けた監督の手腕は見事です。
ただし、前作を見ないとわからないことだらけなので、予習は必須といえるでしょう。
楽しい作品でした。

<関連作品>
トランスフォーマー
トランスフォーマー/リベンジ

■アニメ
戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー 
トランスフォーマー ザ・ムービー

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by syosei7602 | 2009-06-20 23:59 | SF/ファンタジー/パニック
スター・トレック
d0030824_1283349.jpg『STAR TREK』 アメリカ/2009
監督:J・J・エイブラムス
出演:クリス・パイン ザカリー・クイント エリック・バナ
ウィノナ・ライダー ゾーイ・サルダナ カール・アーバン
ブルース・グリーンウッド ジョン・チョー サイモン・ペッグ
アントン・イェルチン ベン・クロス レイチェル・ニコルズ


公開時コピー
なぜ挑むのか

「クローバーフィールド/HAKAISHA」を手がけたJ・J・エイブラムス監督による、人気テレビシリーズ「スター・トレック」の映画化。映画化としては第11作目となるが、歴代シリーズからの続きではない。
出演は「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」のクリス・パイン、テレビシリーズ「HEROES/ヒーローズ」のザカリー・クイント、「ブーリン家の姉妹」のエリック・バナ、「ターミナル」のゾーイ・サルダナ、「DOOM ドゥーム」のカール・アーバン、「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」のブルース・グリーンウッド、「アメリカン・パイ」シリーズのジョン・チョウ、「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」のサイモン・ペッグなど。

<あらすじ>
d0030824_1284375.jpg連邦軍のUSSケルヴィン号は突如、宇宙嵐から現れた巨大艦の猛攻を受けてしまう。宇宙艦のリーダー・ネロ(エリック・バナ)との交渉に向かったケルヴィン号のキャプテンは殺され、キャプテン代理のカークは全員に脱出を命じる。そして、乗組員を助けるため、1人残って防衛に徹するのだった。その最中、カークの妻アマンダ(ウィノナ・ライダー)は男の子を産み落とし、カークの遺言でジムと名付けられる。
22年後、ジム(クリス・パイン)は自分の道を失ったまま、トラブルばかりを起こしていた。ある夜、クラブで一暴れしたジムに、キャプテン・パイク(ブルース・グリーンウッド)が話しかけてくる。
父親を越えてみろ、その言葉に目覚めたジムは連邦軍に志願…そして3年後、優秀ながら相変わらずトラブルを起こすジムは、模擬訓練で不正を行い、訓練プログラムを組んだバルカン人のスポック中佐(ザカリー・クd0030824_1285384.jpgイント)から詰問されていた。
その途中、バルカン星からの救難信号をキャッチした連邦軍は、士官候補生達も含めてただちに救援に向かう。しかし、謹慎処分を受けたジムは乗船がかなわない。
友人レナード(カール・アーバン)の手助けで、ジムは新型艦USSエンタープライズ号に乗り込むが…。

<作品解説>
アメリカのテレビドラマでも根強い人気を誇るのが「スター・トレック」シリーズです。
ファンはトレッキーと呼ばれるほどの作品ですが、映画は実に10作、最初のテレビシリーズ「宇宙大作戦」は1966年なので、実に43年という年月を経ています。
日本では「スター・ウォーズ」シリーズがSF作品としてヒットし、その後を受ける形で急遽劇場版が制作されて今に至ります。SF作品としては草分け的存在ですね。
さて、本作はそのテレビシリーズ第1作に至るまでの話となる…と思うのですが、シリーズを見たことがないので正確なところはわかりません。
とりあえず、USSエンタープライズ号の艦長カークと副長でありバルカン人と地球人のハーフであるスポックの出会い、そして最初の戦いが描かれていきます。
「スター・トレック」シリーズをまだ見たことがなくても楽しめるストーリーになっており、これはエイブラムス監督のアイディア勝ちでしょう。
物語はいきなりクライマックスの様に始まり、その後は全編に渡ってユーモアに溢れ、軽妙にテンポ良く進んでいきます。「スター・ウォーズ」シリーズのような重さがないのがいいですね。
映像の美しさも見事ながら、ストーリーもシンプルでわかりやすく、実に見事な娯楽作となっています。

<見どころ>
戦闘シーンもいいんですが、何よりも全編に渡って飽きさせない箇所が多々あります。
序盤と中盤、そしてクライマックス。
見事です。

<出演者>
カークを演じるクリス・パインですが、実に生き生きとした演技で好感度大。
ワイルドに演じています。
スポック役のザカリー・クイントは、感情を抑えている淡々としたうまさ、爆発する時の激しさの使い分けがうまい。この人、素顔でも独特の顔立ちをしてますね。
エリック・バナは悪役がよく似合います。いつも顔を忘れるんだけどなぁ(笑)。
一応ヒロイン?的なゾーイ・サルダナですが、この人は印象に残るけどあんまり美人じゃないですね。
キャラクター的に今ひとつで、この役柄だけが残念でした。
ウィノナ・ライダーは全く気が付かず…あとから思い出したりとか。
スコッティ役のサイモン・ペッグ、良い感じです。
そして、テレビシリーズではお馴染みのレナード・ニモイも登場です。

<総評>
オススメです、文句なしに。
エイブラムス監督作品としては、傑作といってもいいでしょう。
元ネタがあるとはいえ、これだけおもしろいなら文句は言いません。
まあ、相変わらず軽さは垣間見えますが、娯楽作としてはバッチリ。
さて、次作はあるんでしょうか。

<関連作品>
■映画版
スター・トレック
スター・トレック2/カーンの逆襲
スター・トレック3/ミスター・スポックを探せ!
故郷(ふるさと)への長い道/スター・トレック4
スター・トレック5/新たなる未知へ
スター・トレックVI/未知の世界
ジェネレーションズ/STAR TREK 
ファースト・コンタクト/STAR TREK
スター・トレック/叛乱
ネメシス/S.T.X
スター・トレック (2009)

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by syosei7602 | 2009-05-29 23:59 | SF/ファンタジー/パニック
ヤッターマン
d0030824_392871.jpg『YATTERMAN』 日本/2009
監督:三池崇史
出演:櫻井翔 福田沙紀 生瀬勝久 ケンドーコバヤシ 岡本杏理
阿部サダヲ 深田恭子
声:滝口順平 山寺宏一 たかはし智秋



公開時コピー
あの日本のヒーローが
実写になって、ただ今参上!


「タイムボカン」シリーズ第2弾として人気を博し、新しいアニメ版も好調な「ヤッターマン」。
これを「クローズZERO」の三池崇史監督が実写化。
出演は「ハチミツとクローバー」の櫻井翔、「櫻の園」の福田沙紀、「犬神家の一族」(2006)の深田恭子、「舞妓 Haaaan!!!」の生瀬勝久、「GSワンダーランド」のケンドーコバヤシ、「砂時計」の岡本杏理、「パコと魔法の絵本」の阿部サダヲなど。
ドクロベエの声はお馴染みの滝口順平、また新アニメ版のナレーションと同じく山寺宏一があてている。
主題歌は嵐。

<あらすじ>
d0030824_39484.jpg高田玩具店の一人息子、ガンちゃん(櫻井翔)と彼女の愛ちゃん(福田沙紀)は、正義のヒーロー・ヤッターマン1号、2号として今日もドロンボー一味であるドロンジョ(深田恭子)、ボヤッキー(生瀬勝久)、トンズラー(ケンドーコバヤシ)と戦いを繰り広げていた。
ある日、戦いが終わった場所で4つあるドクロストーンの1つを持つ翔子(岡本杏理)を助ける。
翔子の父親は考古学の海江田博士(阿部サダヲ)だった。
d0030824_310254.jpg海江田博士は2つ目のドクロストーンを手に入れるために旅に出て行方不明に。
翔子に父親捜索を依頼されたガンちゃん達は、オモッチャマから3つ目のドクロストーンがあるオジプトにドロンボー一味が向かったと聞いて後を追うことに。
変身したガンちゃん達はヤッターワンに乗って、出動する。

<作品解説>
どちらかというと子供向けの作品として人気のある「ヤッターマン」を、バイオレンス描写で定評のある三池崇史が監督するという、正直異例ともいえる人選です。
絶妙なキャスティング、実物大?のヤッターワン、アニメの世界観を踏襲したビジュアルなど、非常によく出来ています。また、声もアニメ版のキャスティングと抜かりが無いですね。
さて、本作はアニメ版の様に一話完結ではなく、完全に映画としてストーリーが完結しています。
全体的にはアクションも十分、しかしそれ以上に目立つのが下ネタの数々。
ヤッターマンってこんなに下ネタ多かったっけ?と思ったりしますが、ドロンジョのコスチュームが既にエロの領域になっているので、これはこれでアリなのかと…。
アクションはすっかりお馴染みとなっているワイヤーアクション、CG合成で撮られていますが、CGについては微妙にチープだったりします。
まあ、アニメっぽさという意味では正解だし、これはツッコミをいれるものでもないでしょう。
ストーリー上、大きなウェイトを占めるのは「恋愛」部分。
ガンちゃんと愛ちゃん、そしてアニメでも多少語られることがあるドロンジョとの関係など、色々な展開を見せてくれます。
数あるアニメ実写化作品の中でも、成功といえるでしょう。

<見どころ>
ドロンボー一味の見事なハマリっぷり、そして数々のメカ。
力入ってます。
注目はやっぱりドロンジョかな。

<出演者>
ガンちゃん演じる桜井翔はうまいんですが、もう少し濃い系の俳優でも良かったかもと思います。
とはいえ、なかなか様になっていました。
愛ちゃんの福田沙紀は、ドロンジョの深田恭子にどうしてもヒロインの座を持って行かれがちですが、この子も十分かわいいんですよね。
しかし、なんといっても深田恭子のドロンジョははまってました。声も割とアニメ版に似ているし。
ボヤッキーの生瀬勝久、トンズラーのケンドーコバヤシもはまりすぎ。
まさに実写としてはこれ以上のキャスティングは無いでしょう。
一応ヒロイン?的立場の岡本杏理ですが、ヤッターワンにスカート姿でがに股がしがみついたり、鼻血を出したりとえらい役柄。まあ、そうでもしなければ存在感が果てしなく薄くなってしまいます。
阿部サダヲ、怪しすぎです。

<総評>
アニメ版は人気ありつつも映画がないのに、いきなり実写映画というのは面白い展開です。
テイストは違うのにちゃんと「ヤッターマン」になっているのは結構意外でしたが、アニメそのままのイメージではなく実写だからこそ出来る、というアレンジの効かせ方がいいですね。
エンディング後のオマケに至るまで、楽しんで作られている作品です。

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by syosei7602 | 2009-03-20 23:45 | SF/ファンタジー/パニック
スターシップ・トゥルーパーズ3
d0030824_0311598.jpg『STARSHIP TROOPERS 3: MARAUDER』 アメリカ/2008
監督:エド・ニューマイヤー
出演:キャスパー・ヴァン・ディーン ジョリーン・ブラロック
ボリス・コジョー スティーヴン・ホーガン アマンダ・ドノホー
ステリオ・サヴァンテ マーネット・パターソン セシール・ブレシア
キャサリン・オクセンバーグ


公開時コピー
闘争本能が
起動する─。


ロバート・A・ハインラインの小説「宇宙の戦士」を原作とする、SF戦争映画3作目。
同シリーズの脚本を手がけてきたエド・ニューマイヤーが本作で監督デビュー。
製作総指揮は1作目の監督ポール・バーホーベン。
また、1作目の主役を演じたキャスパー・ヴァン・ディーンが再登場している。
出演は「ダウト」のジョリーン・ブラロック、「ブラウン・シュガー」のボリス・コジョー、舞台出身のスティーヴン・ホーガン、「ライアー ライアー」のアマンダ・ドノホーなど。

<あらすじ>
d0030824_0312994.jpgバグズの侵攻に脅かされる地球連邦軍の植民地惑星ロク・サン。
その防衛基地の司令官は、11年前に惑星Pで活躍した英雄ジョニー・リコ大佐(キャスパー・ヴァン・ディーン)だった。
ある日、基地に連邦軍総司令官で戦意高揚の歌「死に日和」を大ヒットさせたオマー・アノーキ(スティーヴン・ホーガン)が視察にやってくる。
帯同していたのはリコの友人で今は将軍となったハウザー(ボリス・コジョー)、そしてハウザーの恋人で宇宙艦隊旗艦ジェロニモの艦長であるローラ(ジョリーン・ブラロック)だった。
再会を喜んだ3人はアノーキの計らいで旧交を温めることに。
しかし、酒場で植民地の農民とトラブルが起こり、激高したハウザーとリコに不協和音が流れる。
さらに基地全体の電力が落ち、防衛壁が破られてバグズが侵入、油断していた部隊はほぼ一方的にバグズd0030824_0314249.jpgの攻撃を受ける。
リコは部隊を率いて防戦する一方、ハウザーはアノーキとローラをなんとか脱出させることに成功。
だが、旗艦ジェロニモも攻撃を受け、ローラとアノーキを含む数名のクルーは脱出ポッドで隔離地帯の惑星OM-1に不時着するのだった。


<作品解説>
アメリカではビデオスルーという憂き目にあった作品です(憂き目というか当然というか…)。
2作目はひとつの基地での攻防戦を描いたもので、低予算のB級ながらも監督が1作目の特撮監督であったフィル・ティペットだったので、がんばって持ちこたえた感があったんですが…。
さて、3作目の本作の売り文句は「パワード・スーツ」(=マローダー)!実は日本で「宇宙の戦士」のタイトルでアニメ化された折りに既にパワード・スーツは登場していた為、今更感は拭えないんですけど。
それはさておき、お馴染みの連邦軍CMとか、過激な公開処刑とか色々と前作たちのテイストを盛り込みつつ、本作ではむしろ予算をかけないで如何にして壮大なストーリーにするかって感じです。
でもまあ、本国ではビデオスルーで思いっきり正解でした。
主役の復活、パワード・スーツときて、何故に宗教が入る!?
なんかもう、B級でも材料が揃っているだけにうまくシナリオを捻ればもっと面白かったはず…しかし、ラストは台無し感抜群。
皮肉を効かせたCMとかも新鮮みが無かったり…考えたら脚本家がずっと一緒ならそうなりますね。
パワード・スーツの大活躍は見られないので、多分見なくてもいいような感じです。

<見どころ>
総司令官アノーキの名曲「死に日和」はなんとなく格好良かった…。

<出演者>
キャスパー・ヴァン・ディーンが再出演ってことで割と期待していたんですが、彼はどちらかというと準主役の扱いで、主役はジョリーン・ブラロックでした。
ボリス・コジョーは将軍っぽくないけど、総司令官を演じたスティーヴン・ホーガンの胡散臭さは抜群でした。

<総評>
なんだかんだで1作目が面白かったですね。
確実なパワーダウン…でも、パワード・スーツのCGデータは使い回せるからひょっとして4作目は大活躍で登場するかもしれないです。
もっとも企画段階で蹴られそうな雰囲気抜群。
原作を元ネタにした「ガンダム」とはえらい違いです。

<関連作品>
スターシップ・トゥルーパーズ
スターシップ・トゥルーパーズ2
スターシップ・トゥルーパーズ3

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by syosei7602 | 2009-03-04 23:59 | SF/ファンタジー/パニック
2001年 宇宙の旅
d0030824_039088.jpg『2001: A SPACE ODYSSEY』 アメリカ/1968
監督:スタンリー・キューブリック
出演:ケア・デュリア ゲイリー・ロックウッド
ウィリアム・シルヴェスター ダニエル・リクター レナード・ロシター
マーガレット・タイザック ロバート・ビーティ ショーン・サリヴァン
声:ダグラス・レイン
受賞:アカデミー賞/特殊視覚効果賞(1968) 他

「アイズ・ワイド・シャット」のスタンリー・キューブリック監督による不朽のSF作品。
原作はアーサー・C・クラークの同名小説と言われているが、実際はアイディアの段階が早く、小説版の登場は映画公開後となっている。
後に続編(もしくは番外編と言われる)「2010年」が映像化、小説版は4作執筆されている。
出演は「グッド・シェパード」のケア・デュリア、「ラスベガス強奪作戦」のゲイリー・ロックウッド、「破壊!」のウィリアム・シルヴェスターなど。
音楽は「ツァラトゥストラはかく語りき」「美しく青きドナウ」などクラシックが使用されている。

<あらすじ>
d0030824_0391090.jpg遙か昔、ヒトザルが他の獣と変わらない生活をしていた頃、謎の物体が突如現れる。
その物体に触れたヒトザルは、獣の骨で狩猟することを覚え、水場争いでは他のヒトザルを殺して勝利する。
時が過ぎ、人類が宇宙に進出した時代。
アメリカ合衆国宇宙評議会のヘイウッド・フロイド博士(ウィリアム・シルヴェスター)は、月のティコクレーターで発掘された謎の物体「モノリス」を調査するため、月面のクラビウス基地へと降り立った。
調査が開始された直後、太陽光に晒されたモノリスはある信号を発し始める。
18ヶ月後、探査船ディスカバリー号は木星へと向かっていた。
乗組員はボウマン(ケア・デュリア)、プール(ゲイリー・ロックウッド)の他、d0030824_0391929.jpg冬眠中の調査員3人、史上最高の人工頭脳HAL9000が搭載されていた。
順調かと思われた航行中、HALは調査の疑問をボウマンにぶつける。
そしてその直後、HALは外装設備に故障の兆しがあることを告げるのだったが…。

<作品解説>
SF映画史上、最高傑作と名高い作品です。
徹底された科学考証、圧倒的なビジュアル、そして難解すぎるストーリー。何よりもアポロ11号の月面着陸よりも早く宇宙を身近に描いています。
さて、本作の凄さはなんといってもその特撮技術にあります。
冒頭のヒトザルの特殊メーキャップ、無重力の再現、宇宙空間における陰影やディテールの表現などなど。
ほぼ完璧ともいえる映像美は今見ても遜色がないですね。
モノリスについては、当初透明だったそうですが、技術的に無理であったことから黒になっています。
しかし、このモノリスの黒は怖い。
なんというか、音楽と相まって恐怖を感じるのは気のせいでしょうか。
また、別の意味で凄いのは脚本です。
解説のないビジュアルが流れ、観客はそこから何を「連想」するのか。
当初はナレーションが入っていたそうですが、あえてそれを削除…そのため、公開直後は評判が悪かったとか。されど、再公開後は徐々にその不可解なストーリー展開とビジュアルにより、2008年現在では「AFIアメリカ映画100年」のSF映画部門で1位になっています。

<見どころ>
全編に渡ってリアルさに驚きます。
ヒトザルから始まり、船内における計器類、また一見CGに見えるモニター類のビジュアルは手書き!
CGではありえない質感、当時の撮影技術が結集されたビジュアル全てが見どころです。

<出演者>
ボウマンを演じたケア・デュリアはその後、2010年にも出演しています。
プール役のゲイリー・ロックウッドはその後、あまり映画には出てないようですね。
また、フロイド博士役のウィリアム・シルヴェスターが電話をする相手はビビアン・キューブリック…監督の娘だそうです。

<総評>
映像表現は後のSF映画全てに影響を与えたといっても過言ではありません。
実際に検証できない、もしくは当時の技術では無理だった表現を除いて、致命的なミステイクがわずか1つしかないという、その作り込みは圧巻の一言。
SF映画を見るなら、まずは本作から…とはいえ、個人的にはかなり眠かったんですが、本作の良いところは映像のほとんどが観客任せなので、それもありでしょう。

<関連作品>
2001年 宇宙の旅
2010年 (続編もしくは番外編の位置づけ)

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by syosei7602 | 2009-02-24 23:12 | SF/ファンタジー/パニック
Sweet Rain 死神の精度
d0030824_112159.jpg『SWEET RAIN:ACCURACY OF DEATH』 日本/2008
監督:筧昌也
出演:金城武 小西真奈美 富司純子 光石研 石田卓也
村上淳 奥田恵梨華 吹越満




公開時コピー
生き方はお任せします。
最期はお任せください。


伊坂幸太郎原作の「死神の精度」を、「美女缶」で高い評価を受けた筧昌也が映像化。
なお、監督自身初のメジャー長編作品である。
出演は「レッドクリフ」の金城武、「天使の卵」の小西真奈美、「ラストゲーム 最後の早慶戦」の富司純子、「感染列島」の光石研、「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」の石田卓也など。
主題歌「Sunny Day」は本作の役名・藤木一恵名義で、小西真奈美が歌っている。

<あらすじ>
d0030824_1122567.jpg死神の千葉(金城武)の仕事は、不慮の死が予定されている人物と接触し、その人物が「死」にふさわしいかどうかを7日間のうちに見極め、「実行」か「見送り」を決定する。
千葉の判定はいつも「実行」ばかりで、彼の行くところは常に雨が降り続けていた。
今回のターゲットは、電器メーカーにつとめる苦情処理係のOL・藤木一恵(小西真奈美)。
d0030824_1123448.jpg家族や育ての親、さらには婚約者までをも亡くしてしまった彼女はひっそりと静かに生きていた。そんな彼女の悩みは、クレーム処理で名指ししてくる男の存在だった。
千葉は偶然を装って近づき、彼女を観察しはじめ、今回も「実行」となるはずだったのだが…。


<作品解説>
原作者の伊坂幸太郎は当初、本作の映画化は断り続けていたそうですが、千葉役が金城武ということでOKしたそうです。
原作は6編からなりますが、本作ではその中から3編がピックアップされています。
一見、オムニバス形式に思えるんですが、ストーリーとしての繋がりが簡単にわかってしまうので、分かった上で見るのが良いですね。
さて、監督は「美女缶」での才能が認められた筧昌也。全体的な繋がりは見事なんですが、些か時代考証に難ありでした。
千葉をはじめとする死神の設定として「無類の音楽好き」があり、本作のキーにもなっているんですが、80年代半ばにCDショップというのはさすがにおかしかった(今の10代ならCDショップは当たり前ですが、当時はまだカセットテープが主流)。
それ以外の風景などはきちんとしているのに、「音楽好き」という観点のみに絞れば仕方ないのかもしれないですが…。
雨男である千葉のために、常に雨が降っています。これほどまでに雨を降らせている映画も珍しいですが、それでもジメジメとした陰鬱な雰囲気ではありません。
全体としてのまとまりは良いものの、ラストにもう一ひねり欲しかったですね。

<見どころ>
映像全体の雰囲気ですね。
日本なのに少しだけ無国籍風味が足されていて、金城武演じる千葉がしっくりきています。

<出演者>
金城武の日本語はあまり滑舌が良くないので聞き取りづらいです(思わず字幕ONにした…)。
ただ、それも雰囲気として活かされているはうまいと言うべきでしょう。
小西真奈美については、本当に地味に良い(笑)。
主題歌についても結構うまかったですね。
富司純子は落ち着いた演技、何気にいろんな映画に登場する光石研はうまい!
石田卓也も好演していました。

<総評>
個人的には好きな雰囲気でした。
淡々と進んでいきます。
伊坂幸太郎の小説は何冊か読んでいますが、やっぱり淡々とした感じ。
ただ、大きな波がないので物足りなさを感じたのも事実。
ほんの少し、スパイスを効かせて欲しかったところです。

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by syosei7602 | 2009-02-11 23:46 | SF/ファンタジー/パニック
感染列島
d0030824_2543995.jpg『感染列島』 日本/2008
監督:瀬々敬久
出演:妻夫木聡 壇れい 国仲涼子 田中裕二
池脇千鶴 カンニング竹山 光石研 キムラ緑子 嶋田久作
金田明夫 正名僕蔵 ダンテ・カーヴァー 小松彩夏 三浦アキフミ
夏緒 太賀 宮川一朗太  馬渕英俚可 佐藤浩市 藤竜也


公開時コピー
神に裁かれるのは人間か?ウィルスか?

ウイルスによる感染爆発を壮大なスケールで描いたパニック映画。
監督は「フライング☆ラビッツ」の瀬々敬久。
出演は「ブタがいた教室」の妻夫木聡、「武士の一分」の檀れい、「HERO」の国仲涼子、爆笑問題の田中裕二、「犬と私の10の約束」の池脇千鶴、「イエスタデイズ」のカンニング竹山、「誰も守ってくれない」の佐藤浩市、「ミッドナイト イーグル」の藤竜也など。
主題歌はレミオロメン。

<あらすじ>
d0030824_2545871.jpg新年を迎えたいずみ野市立病院の救命センター当直医・松岡(妻夫木聡)の元に、1人の男性患者が運ばれてくる。その患者は前日に松岡が診察していたが、高熱・痙攣・吐血の症状で亡くなってしまう。一緒に運ばれてきた男性の妻・真鍋麻美(池脇千鶴)もまた高熱よって危険な状態に陥っていた。
ちょうど同じ頃、いずみ野市にある養鶏場で鳥インフルエンザが見つかり、鶏が全て処分されたばかりだったことから、新型インフルエンザと想定されてあらゆる治療が試みられる。
しかし、被害は拡大し、松岡の先輩医師である安藤(佐藤浩市)もまた最初の患者から浴びた吐血が原因で感染してしまい倒れてしまう。
パニックに陥った病院に世界保健機関(WHO)からメディカルオフィサーの小林栄子(壇れい)d0030824_255778.jpgが派遣されてくる。栄子と松岡はかつて恋人だった。
栄子は病院を隔離することを提案し、さらに感染が広がれば日本は崩壊してしまうと予測する。
そしてその予測は現実のものとなり、次々と感染が広がっていき、松岡を初めとする医療スタッフは戦場のようになった病院で必死の治療を試みるのが…。


<作品解説>
ウイルスによるパニック映画といえば「復活の日」「アウトブレイク」、または「バイオ・ハザード」「28日後...」といったアクションホラーまで手広く使われているネタなので、新鮮味があまり感じられません。
とはいえ、鳥インフルエンザといった話から先進途上国における未知のウイルスの話など、現実的な話を盛り込んでいるので、あながち無いとも言えない…そんな展開をうまくまとめています。
さて、本作はウイルスから始まるパニック映画なのですが、基本的に妻夫木聡演じる松岡の一人称的な視点で物語が進みます。壮絶な死を迎える患者や同僚、かつての恋人との再会、原因究明の行動などなど…かなりてんこ盛りの内容となっていて、正直言って1人の医師がそこまでしちゃうのか?という疑問がつきまといます。
パニックによる街の崩壊は些か大げさ過ぎますが、この辺りの描写って「28日後...」を意識してるんでしょうか。
一番気になってどうしようもないなと思ったのが、主役2人が街を歩くシーン。マスクしてない…まあ、主演が終始マスクしているのは「映画」としての意味が無くなっちゃうので仕方ないんですけどね。
表面だけをなぞって見てしまうと色々とツッコミどころはあるんですが、当然のツッコミと思われるものに対して、複線は張られ、答えは出ています(それでもウイルス発見の部分などはちょっとひどいかもしんない)。まあ、じっくり見ていると「なるほど」と納得できる部分はそれなりに多かったので、個人的には良くできた作品だと思います。
それにしてもストーリー展開は大分アメリカナイズされてたりして。

<見どころ>
患者の取捨選択のシーンは怖さを感じつつ、実際に同じような状況になったら仕方ないのかも…と思わせます。
壇れい演じる栄子がスパスパと展開を切り開いていくので、緊急時におけるリーダーシップが如何に重要かを語ってくれます。
また、街の崩壊シーンは割と良くできていました。

<出演者>
大河ドラマでものっている妻夫木聡、表情が豊かな人です。
こういう特徴の無い役柄でも演じ切っちゃうところがすごい。
壇れいは一応、妻夫木聡演じる松岡のかつての恋人って役柄ですが、実年齢は9歳も違う!?
結構その事実の方が衝撃的でしたが…。
友情出演となっていた佐藤浩市も最近は色々と出ていますね。
藤竜也は毎度同じ演技…髭、そろそろ剃ってはどうかと思ったりして。

<総評>
大胆なシナリオと若干長尺の作品となっていますが、そもそもこの手のものはツッコミ始めたらキリがないので、純粋に「どうなっていくのか」という展開を楽しんだ方が楽です。
ラストがありきたり過ぎて残念ですが、全体としては良くまとめきった感があります。
日本のパニック映画としては割と良い出来と思える作品でした。

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by syosei7602 | 2009-02-08 13:43 | SF/ファンタジー/パニック
20世紀少年<第2章>最後の希望
d0030824_432320.jpg『TWENTIETH CENTURY BOYS 2nd』 日本/2009
監督:堤幸彦
出演:豊川悦司 常盤貴子 平愛梨  香川照之 
ユースケ・サンタマリア 藤木直人 石塚英彦 宇梶剛士
小日向文世 佐々木蔵之介 森山未來 古田新太 小池栄子
木南晴夏 石橋蓮司 中村嘉葎雄 黒木瞳 唐沢寿明
声:中村正

公開時コピー
さあ、みんな
“つづき”を
始めよう──。


浦沢直樹の同名ベストセラーコミックの映像化第2部。
監督は前作に引き続き、「トリック」シリーズの堤幸彦。
出演は前作に加え、「笑う大天使(ミカエル)」の平愛梨、「キサラギ」のユースケ・サンタマリア、「花より男子ファイナル」の藤木直人、「小森生活向上クラブ」の古田新太、「パコと魔法の絵本」の小池栄子、テレビドラマ「きらきら研修医」の木南晴夏など。
主題歌は前作に引き続きT・レックスの「20th Century Boy」。

<あらすじ>
d0030824_4322138.jpg2000年に起きた大規模テロ「血のおおみそか」から15年、“ともだち”は悪魔のテロリストで、首謀者ケンヂ(唐沢寿明)とその仲間から世界を救った英雄として、崇められていた。
行方不明になったケンヂの代わりに、ユキジ(常盤貴子)に育てられたケンヂの姪カンナ(平愛梨)はそんな世間に対して反発していた。
カンナのクラスメイト、小泉響子(木南晴夏)はカンナが「血のおおみそか」事件に関する授業で揉めたとばっちりを受けて、事件に関するレポート提出を言われる。
レポートの為に調査を始めた響子は偶然、神様(中村嘉葎雄)と出会い、事件の真相を聞かされ愕然とする。
d0030824_4323490.jpg同じ頃、カンナは新宿界隈で起きた元中国マフィアの殺害事件を目撃したというニューハーフ、ブリトニー(荒木宏文)をかくまうことになり、事件の捜査をしていた新米刑事・蝶野(藤木直人)と知り合いになる。
しかし、“ともだち”に反発するカンナは、なぜか響子と共に「ともだちランド」での研修を命じられるのだった。

<作品解説>
待望の第2作です。第1章から15年という月日が流れ、主人公はケンヂの姪であるカンナにシフトしています。“ともだち”が絶大な権力を持つ日本、その不気味さはあやしい宗教みたいなもんですが、映像全体に溢れる現代的かつ近未来感はなかなかのもの。
相変わらず堤監督ならではの遊び心も含まれていて楽しめます。
さて、3部作の2つ目というのは大抵の場合は「つなぎ」の要素が大きいため、実は一番盛り上がりに欠けるところ。正直、本作も盛り上がる場面がそれほど多くはなく、前作からの謎を少しずつ解明していくところに終始しています。
これはもう仕方のない部分で、起承転結で言えば、承であり転の始まりです。要するに転の始まりで当然終わっちゃうわけなので前作ほどのインパクトは無し。
とはいえ、様々な複線が張られているので一番重要な部分でもありますが…。
登場人物は前作から若干増えた程度で、前作を予習すれば混乱することはありません。
公式サイトにもかなり詳細なキャスティング(原作の絵と併記されている)があるので、見る前に目を通していくのも良いでしょう。

<見どころ>
“ともだち”率いる友民党が怪しすぎ、怖すぎ。ともだちランドの職員たちの怪しげな動きは堤監督作品だなぁと思わせます(笑)。
そして、豊川悦司が大きく絡む所はやっぱり一番の見どころです。

<出演者>
キャスティングでは3番目になっていますが、主人公カンナを演じた平愛梨。
オーディションを受けたそうですが、ぶっちゃけうまくはありません。ただ、目線が非常に強く、印象的です。デビュー当時にグラビアなどに出ていた記憶はあったので、知らないことはなかったんですがいきなりの大役でした。
そして本作で大きく絡む小泉響子役が木南晴夏…全然知らない子だったんですが、平愛梨よりもうまかった(笑)。表情がコロコロと変わってなかなかの演技です。注目ですね。
小池栄子の嘘くさい感じだとか、ユースケ・サンタマリアの意外なほどシリアスな演技、久々に登場した藤木直人がうまくなっていたとか、出演者を見ているだけでもおもしろいかも。

<総評>
先にも書いたように、2作目はあくまでも「つなぎ」の部分なので本作だけで面白い、面白くないという考え方はできません。
あえて言えば、1作目ほどのインパクトがあれば…と思いますが、原作ありきだし、何よりも監修に原作者が関わっているのでほどよい加減なのでしょう。
とりあえず8月の完結編を見てから、「1つの映画」としての評価が出ますね。

<関連作品>
20世紀少年<第1章>終わりの始まり
20世紀少年<第2章>最後の希望

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by syosei7602 | 2009-01-31 23:59 | SF/ファンタジー/パニック