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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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カテゴリ:SF/ファンタジー/パニック( 104 )
インセプション
d0030824_2484888.jpg『INCEPTION』 アメリカ/2010
監督:クリストファー・ノーラン
出演:レオナルド・ディカプリオ 渡辺謙 ジョセフ・ゴードン=レヴィット
マリオン・コティヤール エレン・ペイジ  トム・ハーディ
キリアン・マーフィ ディリープ・ラオ トム・ベレンジャー
マイケル・ケイン


公開時コピー
犯罪現場は、
お前の頭の中。


「ダークナイト」で一躍、名監督の仲間入りを果たしたクリストファー・ノーラン監督によるSFクライムサスペンス。
出演は「シャッターアイランド」のレオナルド・ディカプリオ、「沈まぬ太陽」の渡辺謙、「(500)日のサマー」のジョセフ・ゴードン=レヴィット、「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」のマリオン・コティヤール、「JUNO/ジュノ」のエレン・ペイジ、「ロックンローラ」のトム・ハーディ、「ダークナイト」のキリアン・マーフィ、マイケル・ケイン、「スペル」のディリープ・ラオ、「山猫は眠らない」シリーズのトム・ベレンジャーなど。

<あらすじ>
d0030824_2562748.jpg他人の夢に入り込んで、形になる前のアイディアを奪う産業スパイ、コブ(レオナルド・ディカプリオ)は、その分野において屈指の能力を持っていた。しかし、スパイした先の企業からはつけ狙われ、仕事をしながら各国を逃げ回っていた。
コブはチームのアーサー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)達と組んで、大物実業家サイトー(渡辺謙)の夢へと侵入するが、サイトーに正体を気づかれ、さらにコブの妻であるモル(マリオン・コティヤール)に邪魔をされる。なんとか夢の中から抜けだし、逃亡を図ろうとするコブ達の前にサイトーが現れる。
サイトーは、コブの実力を見込んである依頼をする。
それはアイディアを盗み出すことではなく、アイディアを植え付ける「インセプション」だった。
報酬はコブの犯罪履歴の抹消と家に帰れること…コブは逃亡しているが故に、子ども達と会うことができなかったのだ。
インセプション自体が不可能だと断ろうとするアーサーを制して、コブはこれを最後の仕事として引き受ける。
ターゲットはサイトーのライバル企業フィッシャー社次期社長ロバート(キリアン・マーフィ)…彼の頭の中に入d0030824_2563810.jpgり込んで、会社を解体させるよう仕向けなければならない。
コブはパリに飛び、学生時代の恩師で義父のマイルズ(マイケル・ケイン)に、自分と同じように優秀な人材を教えて欲しいと頼む。マイルズは、アリアドネ(エレン・ペイジ)を紹介し、コブは彼女を「夢」の設計士として引き入れるのだった。

<作品解説>
「バットマン・ビギンズ」以来、次作を期待させる監督となったクリストファー・ノーラン…「ダークナイト」は文句なしの傑作でしたが、本作もまた「傑作」の呼び声にふさわしい作品です。
誰もが必ず見る「夢」をテーマにしながらも、ファンタジー要素を徹底排除し、限りなくリアル思考な「夢」を視覚化した映像のスケールには目を見張ります。
予告編でも流れていた折り曲がる街や夢の崩壊シーンは言うまでもなく、中盤に出てくる無重力シーンなど、映像としての面白さには驚きの連続。
また、3Dではなく2D映像であるところに、監督のこだわりがあるのかもしれません。
さて、夢の中に入り込んでアイディアを盗み出せるという世界で、あえて夢から盗み出す、ではなく意識の中にアイディアを植え付けるという、いきなり逆のパターンで物語が進んでいきます。
夢の中に入り込むという過程は、序盤の1時間くらいで語られ、中盤からは一気に夢の中へと入り込みます。
しかし、夢の中に入るという仕事があるならば、夢の中で守るということもあるわけで、ターゲットは防御について訓練をしており、潜在意識にガードマンが存在します。
本作のアクションシーンは、主にガードマンとの戦いがメインとなっており、相手が訓練していればいるほどに、潜在意識の防御力もアップしてくわけです。
ここまでは普通に見ていれば自ずと理解できるわけですが、夢の中の夢に潜り込む事によって時間軸がずれていったり、夢の階層ごとでスパイチームのそれぞれの動きが異なっていたりするので、ストーリーを追って行くうちに少し混乱しますね。
しかし、コブの過去と夢の中の関わり、さらに夢の設計や想像力による変化など、あちこちに仕掛けが施されていて実におもしろい。
本作の良さは登場人物達の人間関係にあります。コブの邪魔をする妻モルとの関係、サイトーの本心、そしてロバートの意識に植え付けられるアイディアの意味など、ストーリーに対しての無駄がありません。
ラストは些か予想を超えない感じですが、幾重にも重なってリンクしているストーリー構造は見事の一言。
終始飽きさせない展開で楽しめます。
難点は2時間40分という上映時間ですかね。

<見どころ>
映像がとにかくすごい。
それと同時に、終盤のストーリー構造は圧巻です。
複雑に思えて、実は意外と単純なんですが、矢継ぎ早な展開なので見逃さないことが肝心です。

<出演者>
レオナルド・ディカプリオは本当に良い俳優になりました。
本作は気合いが入っていて、好演しています。
渡辺謙も堂々たるもので、「バットマン・ビギンズ」からノーラン作品は2作目の出演となりますが、スクリーン映えして実に良い。
ジョセフ・ゴードン=レヴィットやマリオン・コティヤール、そしてエレン・ペイジと演技派がそろい踏みしているので、文句の付けようがありません。

<総評>
アクション映画のように、爆発などの派手さはほとんど無いものの、ストーリー全体がオリジナリティに溢れつつ、あちこちに差し込まれる他作品のオマージュなどが面白い。
単純にオリジナルであることを目指すのではなく、遊び心が見え隠れします。
ただ、万人受けする作品ではないので、2時間40分という長さに耐えられる人にはオススメです。
もちろん、映画好きなら必見ですね。

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by syosei7602 | 2010-07-17 23:59 | SF/ファンタジー/パニック
第9地区
d0030824_185911.jpg『DISTRICT 9』 アメリカ・ニュージーランド/2009
監督:ニール・ブロンカンプ
出演:シャールト・コプリー デヴィッド・ジェームズ ジェイソン・コープ
ヴァネッサ・ハイウッド ナタリー・ボルト シルヴァン・ストライク
ジョン・サムナー ウィリアム・アレン・ヤング
グレッグ・メルヴィル=スミス ニック・ブレイク ケネス・ンコースィ


公開時コピー
人類、立入禁止。

製作にピーター・ジャクソンを迎え、VFXを駆使したCMを多く手がけた南アフリカ出身の若手監督、ニール・ブロンカンプのメジャーデビュー作。
2009年度アカデミー賞4部門にノミネートされた。また、俳優の多くが南アフリカ出身である。
出演は南アフリカ出身の俳優シャールト・コプリー、デヴィッド・ジェームズ、ジェイソン・コープ、「ブラッド・ダイヤモンド」のヴァネッサ・ハイウッドなど。

<あらすじ>
d0030824_19994.jpg南アフリカ・ヨハネスブルクの上空に突如、巨大な宇宙船が現れ、そのまま留まってしまう。
しかしエイリアン達は襲撃をしに来たわけでもなく、ただ宇宙船の故障で漂着しただけだった。
政府は宇宙船への侵入を試み、そこでエビに似た大勢のエイリアン達を発見する。彼らの多くは栄養失調になっており、追い返すこともできないために、やむを得ずに難民として受け入れることに。
宇宙船の真下にある第9地区をエイリアンの難民キャンプにして、20年。地区はスラム化し、地域住民とエイリアンの確執は耐えなかった。
政府に依頼された超国家機関MNUは、エイリアンをヨハネスブルクから焼く200キロ離れた新たな難民キャンプへ立ち退きさせるべく作戦を開始。
d0030824_191718.jpg責任者のヴィカス(シャールト・コプリー)は、立ち退き書にサインをしてもらうため、大勢の傭兵と共に第9地区へと乗り込む。
しかし、その最中、エイリアンが隠し持っていた謎の液体を浴びてしまう。
その直後、彼の体に少しずつ異変が現れはじめる。


<作品解説>
SF作品の定番であるエイリアン。大抵は人間を食ったり、襲ってきたり、戦争仕掛けてきたり…その反面、友好的な立場であったりと極端な描き方が多い題材です。
本作はそれらの「定番」を覆すかのように、人間がエイリアンを難民として受け入れるという立場から物語が始まります。
何とも醜悪な容姿の宇宙人は、当初不快感があるということで、番宣ではモザイクをかけられたりして。もっとも、これも本作のドキュメンタリータッチな部分に載せたうまい仕掛け。
さて、難民となった宇宙人は巨大宇宙船を作れるほどに科学が進歩しています。その割には文明的に退廃的だったり、ゴミためみたいな地区でも暮らしていたり、仲間が殺されても集団で暴動を起こすほどでもない。
でも、人間よりは力が強いというアンバランスさがおもしろいのです。
そんな彼らは180万人という都市規模の人口?を誇り、主人公のヴィカスは彼らを人間の住む都市から、さらに離れた場所に隔離する作戦の責任者として抜擢されます。
科学的に高度でありながら、地区内では傍若無人な感じのエイリアン達。
人間の銃で殺せるところがなんとも弱々しい気もしますが、序盤のシュールな場面の中に、ヴィカスを初めとする人間達の残酷さも描かれています。
あれ?と思ってみていると、人間の方が残酷だし、主人公も結構えげつない。
一方で、エイリアン達は猫缶が大好物というお茶目な面を見せながらも、その醜悪さ故に感情移入出来なかったりして。
善悪、弱肉のバランスが絶妙な作品です。

<見どころ>
違和感の無いCGは見事ながら、エイリアン達の目がちょっと愛嬌あったりして。
しかし、序盤のドキュメンタリータッチな展開から、あっという間にアクションになっていく様は唖然とします。

<出演者>
ほとんどが南アフリカで活躍している俳優たちです。
ハリウッド進出ってところですね。
しかし、主人公ヴィカスを演じたシャールト・コプリーをはじめ、うまい人たちばかり。
知らない俳優だからこそ、リアル感がありました。

<総評>
アクション描写はかなりえげつない。
エイリアン達も気持ち悪いんですが、リアルな仮面ライダーに近いかもしれません。
醜悪さでいえば「エイリアン」「プレデター」に次ぐくらいですが、目だけは「E.T.」なんだよなぁ(笑)。
上空に浮かぶ宇宙船が常に見えている映像が面白いけど、あれって雨は降るんですかね?
オススメです。

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by syosei7602 | 2010-04-24 23:59 | SF/ファンタジー/パニック
サロゲート
d0030824_2375766.jpg『SURROGATES』 アメリカ/2009
監督:ジョナサン・モストウ
出演:ブルース・ウィリス ラダ・ミッチェル ロザムンド・パイク
ボリス・コジョー ジェームズ・フランシス・ギンティ
ヴィング・レイムス ジェームズ・クロムウェル
ジャック・ノーズワージー デヴィン・ラトレイ マイケル・カドリッツ


公開時コピー
ロボットがすべてを代行する社会。
それは、ユートピアのはずだった…。


ロバート・ヴェンディティ原作のグラフィックノベルの映像化。
監督は「ターミネーター3」のジョナサン・モストウ。
出演は「ダイ・ハード4.0」のブルース・ウィリス、「サイレントヒル」のラダ・ミッチェル、「プライドと偏見」のロザムンド・パイク、「スターシップ・トゥルーパーズ3」のボリス・コジョー、「デイ・オブ・ザ・デッド」のヴィング・レイムス、「ブッシュ」のジェームズ・クロムウェルなど。

<あらすじ>
d0030824_2365640.jpg近未来、サロゲートと呼ばれる人間そっくりの身代わりロボットが普及していた。
人々は家から出ることなく、サロゲートを遠隔操作することで生活し、犯罪率は低下、人種差別も過去のものとなっていた。
ある夜、クラブの裏手でキャンター(ジェームズ・フランシス・ギンティ)という青年と女性のサロゲートが破壊され、持ち主である本人も死亡するという事件が発生。死んだキャンターがサロゲートの生みの親キャンター博士(ジェームズ・クロムウェル)の息子だと判る。
d0030824_237797.jpgFBI捜査官のグリアー(ブルース・ウィリス)とピータース(ラダ・ミッチェル)は、キャンター博士に会い、息子が博士のサロゲートを借りた為に起きた人違いの殺人事件と推理するのだった。
一方、サロゲート生産販売の最大手VSIの広報は、サロゲートが壊れる時は安全装置が作動して安全だと言い張るが…。

<作品解説>
ジョナサン・モストウ監督といえば傑作「ブレーキ・ダウン」があります。でも、「ターミネーター3」はシリーズとして外されてしまったり…微妙に小粒感溢れる作品を撮りますね。
本作も同じように小粒感ありながらも、83分というスピード感がたまらない作品となっています。
グラフィックノベルが原作ですが、ネタがかなり「攻殻機動隊」っぽいですね。
さて、人類のほとんどが総引きこもり状態となって、顔、年齢、性別などが偽れるようなあり得ない世界の話です。行動は全てサロゲートを仲介し、本人は遠隔操作のために常にベッドに寝ころんでいます。
要するにリアルなセカンドライフみたいなもので、ケンカがあっても壊れるのはサロゲート、事件があっても被害に遭うのはサロゲート。これらはすべて器物破損として処理されます。
一見すると平和な世界ですが、現実でありながら虚構であり、見た目からしてウソなわけです。
それを受け入れちゃっているのは「まあ、平和だからいいや」という感じ。
そこへ起きた数年ぶりの殺人事件、絡んでいるのはサロゲート反対派の生身の人たち…どっかで聴いたような設定ですけど。
主人公のグリアーは、ほどほどに真面目な男で捜査官という任務として真っ当に捜査をはじめます。
一方では家庭で目覚めれば出会うのは奥さんのサロゲート。部屋は別々、会話はあるけど奥さんは常にサロゲート。
そんな生活に若干うんざりしたグリアーですが、サロゲートの彼の方はにやついた顔をしてるんですね。
サロゲートを使うことで自分を演出しているというのがよくわかります。
街行く人々が若い美男美女ばかりという世界はおもしろいです。

<見どころ>
なにせ元がロボットですから、事故にあっても頑丈。
サロゲートを生産している場面はいいなぁと思いながらも「アイ,ロボット」を思い出しました。
アクションシーンはロボット的で迫力あります。

<出演者>
サロゲートウィリスは髪の毛あります。
久しぶりに見ました。
相棒のピータースを演じるラダ・ミッチェルは好きな女優のひとり。
奥さん役のロザムンド・パイクも綺麗です。

<総評>
全体的なネタとしては面白いんですが、使い古された感じがします。
よくまとまってはいますけど、もう少し深い設定を見せてくれても良かった。
オープニングで登場するロボット達は実際に研究されているものが多くて、意外と見どころかも。
しかし、サロゲートが本当にあったら「今日、サロゲろうぜ!」とか言うんでしょうかね。

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by syosei7602 | 2010-02-10 23:58 | SF/ファンタジー/パニック
バビロン A.D.
d0030824_202760.jpg『BABYLON A.D.』 アメリカ/2008
監督:マチュー・カソヴィッツ
出演:ヴィン・ディーゼル ミシェル・ヨー メラニー・ティエリー
ランベール・ウィルソン マーク・ストロング ジェラール・ドパルデュー
シャーロット・ランプリング ジェロム・レ・バンナ ジョエル・カービー
ダヴィッド・ベル


公開時コピー
人類の運命を握る男
謎の女を連れて、地球を横断する。


モーリス・G・ダンテック原作の「バビロン・ベイビーズ」を基に、「クリムゾン・リバー」のマチュー・カソヴィッツ監督が映像化した近未来SFアクション。
出演は「ワイルド・スピード MAX」のヴィン・ディーゼル、「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」のミシェル・ヨー、「海の上のピアニスト」のメラニー・ティエリー、「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」のランベール・ウィルソン、「ロックンローラ」のマーク・ストロング、「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」のジェラルド・ドパルデュー、「彼が二度愛したS」のシャーロット・ランプリングなど。

<あらすじ>
d0030824_203795.jpg近未来、新セルビアに隠れ住む凄腕の傭兵トーロップ(ヴィン・ディーゼル)の元に、国際的マフィアのゴルスキー(ジェラルド・ドパルデュー)から、ある少女を6日間でアメリカに運ぶ仕事を依頼される。
新しいパスポートでアメリカに戻れることになったトーロップはその依頼を引き受け、モンゴルへ向かう。
その少女は世界的な宗教団体ノーライト派の修道院に住むオーロラ(メラニー・ティエリー)だった。
一度も外の世界と触れることなく育てられたオーロラ。付添人としてシスターのレベッカ(ミシェル・ヨー)が付いていくことになる。
アメリカを目指して出発した3人。
d0030824_204574.jpgその道中、トーロップはオーロラの不思議な力を目の当たりにする。
目の前で起きたテロを予言めいた行動で回避したり、クローン動物を見破ったりしたため、トーロップは彼女の素性を疑る。
そんな彼らを謎の組織が付け狙っていた。

<作品解説>
ヴィン・ディーゼルが日本でそれほど有名かと言われると微妙なんですが、ミシェル・ヨーと共演というだけで心惹かれた作品です。
アクション俳優として大成したヴィン・ディーゼルと、女優としては屈指のアクションが出来るミシェル・ヨー。
舞台は近未来となれば否が応でも期待値があがっていました。
全体的に見ると映像は綺麗だし、世界観もそれなりです。
しかし、物足りない…アクションもそこそこあるんだけど、なんとなく把握しづらいんですね。
さて、そんな本作ですが凄腕の傭兵というありきたりな設定の主人公が曰く付きの少女をアメリカに運ぶ依頼をされます。
各地で悪さをしてきた彼はアメリカに戻ることができなかったわけですが、偽造パスポートで前科無しのまっさらな状態になれます。
そして胡散臭い宗教団体(教祖を演じるのはシャーロット・ランプリング!)の修道院で育てられた少女オーロラを連れて、ヨーロッパからアメリカへ。
実はこの道中、襲われるのはわずかな回数でどうってことない感じ。
アクションも悪くはないけど、特筆してすごいわけでもない。
オーロラを狙ってくる連中は身体能力の高いチーム(ヤマカシあたりか?)ですが、あっさり引き下がります。
ラストはアクション映画にありがちな展開じゃない、というのが救いでしょうか。
まあ、一般的に見るともの足りません。

<見どころ>
中盤、雪景色の中だとか、オーロラの下で語り合うシーンとか。
特に目新しいものがないのです。

<出演者>
ヴィン・ディーゼルは恐らく新境地に立ちたかったんだろうな。
ラストがそれを物語っています。
ミシェル・ヨーのアクションは少なめ、かつてのキレが足りない。
オーロラを演じたメラニー・ティエリーは微妙な感じ。
美少女、まあ美少女なのかなぁ。
ジェラルド・ドパルデューが見る影もなかったり、シャーロット・ランプリングはさすがに老けた。
K-1でお馴染みのジェロム・レ・バンナが意外でしたが、意味無かった。

<総評>
映像感覚は好きです。
でも、些か尻切れトンボ。
もうちょっとなんか欲しかった…色んなところが中途半端に終わっています。
続編が出るという訳でもなさそうだし。
新しさが感じられないかもしれません。

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by syosei7602 | 2010-01-25 23:59 | SF/ファンタジー/パニック
ウォッチメン
d0030824_3345813.jpg『WATCHMEN』 アメリカ/2009
監督:ザック・スナイダー
出演:マリン・アッカーマン ビリー・クラダップ マシュー・グード
カーラ・グギーノ ジャッキー・アール・ヘイリー
ジェフリー・ディーン・モーガン  パトリック・ウィルソン
スティーヴン・マクハティ マット・フルーワー ローラ・メネル


公開時コピー
知ってはならない、真実がある─。

80年代後半にアメリカで発表されたグラフィック・ノベルの実写化。
監督は「300<スリーハンドレット>」のザック・スナイダー。
出演は「あなたは私の婿になる」のマリン・アッカーマン、「パブリック・エネミーズ」のビリー・クラダップ、「マッチポイント」のマシュー・グード、「アメリカン・ギャングスター」のカーラ・グギーノ、「リトル・チルドレン」のジャッキー・アール・ヘイリー、「P.S. アイラヴユー」のジェフリー・ディーン・モーガン、「パッセンジャーズ」のパトリック・ウィルソンなど。

<あらすじ>
d0030824_335813.jpg1985年、未だにニクソン大統領が権力の座に着いている世界。
かつて“ウォッチメン”と呼ばれたスーパーヒーロー達がいたが、ニクソン大統領が施行したキーン条例によって、その活動は停止に追い込まれ、違反した者は投獄されてしまう。
ある夜、ブレイク(ジェフリー・ディーン・モーガン)という男が自宅の高層マンションから突き落とされて殺害される。
遺体の側には血が付いたスマイルバッジが落ちていた。
ブレイクはコメディアンと呼ばれたウォッチメンの1人で、スマイルバッジは彼のトレードマークだった。
ほどなくして、事件現場にマスクを被った顔のない男が現れる。
男は、未だに活動を止めないウォッチメン、ロールシャッハ(ジャッキー・アール・ヘイリー)。
ロールシャッハは、現役を引退したウォッチメンの素性が仲間以外知らないこと、何よりもスーパーヒーローとして活躍したコメディアンが誰に殺されたかを疑問に思い、かつての仲間であるダン(パトリック・ウィルソン)やエイドリアン(マシュー・グード)の周辺を捜査し始める。
d0030824_3351729.jpg一方、アメリカはソ連と本格的な冷戦状態に陥っていた。一触即発とも言われていたが、アメリカにはDr.マンハッタン(ビリー・クラダップ)と呼ばれる最強のヒーローがいた。
1人で戦局を変えるほどの力を持つDr.マンハッタンは、恋人のローリー(マリン・アッカーマン)と共にある研究を続けていた。

<作品解説>
「300<スリーハンドレット>」で凄まじいアクションを見せてくれたザック・スナイダー監督の新作、予告編を見る限りはかなり面白いアクション映画なんだろう…と期待していたのですが、中身はサスペンスでした。
原作を知らないために誤解していたのですが、なんでもほぼ原作通りの展開で実写化したとのことで、原作ファンとっては良いのかもしれません。
さて、時代はもう1つの1985年。
ケネディ大統領が暗殺されたあと、大統領になったニクソンが再選を果たして延々とアメリカの権力を握っているという不可思議な世界です。
この世界では様々なスーパーヒーローが戦争に荷担したり、時代の裏側で動いていたという驚愕の事実があります。しかし、スーパーヒーローは何故か禁止され、違反した者は刑務所行きという厳しい法律が定められています。
そんな中、人一倍血気盛んで活躍が目立ったヒーローのコメディアンが殺されてしまいます。
孤高のヒーローであるロールシャッハはその真実を探るために色々と動き回る…これだけだと、犯人と主人公の凄まじい戦いが随所にあるんだろうなぁと期待しちゃったんですが、結構本格的なミステリーになっていました。
当時の米ソにおける冷戦を軸にして、一触即発の事態を避けるべく活動するDr.マンハッタン、そしてヒーロー殺しを探るロールシャッハ、引退して細々と暮らすナイトオウルなど、ヒーローがヒーローである必然性があるのはごくわずか。しかしながら、愛憎劇があり、世界に危機があり、そして非日常的な世界が描かれているのはなかなか見事。
アクションシーンもいくつか挟みつつ、ビジュアル面からしてとても丁寧に作られています。
ただ、背景が分かりづらいこともあって、ヒーロー達がなぜにある意味超人的な力(Dr.マンハッタンは語られる)を持つに至ったかなどがあれば、もっと面白かったかもしれません。
ストーリーとしてSFなのか、それともアメコミに近いものになるのか、説明が難しいところですがラストまで緊張感があり、中身が詰まった作品と言えます。

<見どころ>
本当にわずかしかないアクションシーンは格好良くできています。
全体的なビジュアルもみどころ。
しかし、Dr.マンハッタンは青いからだで真っ裸なわけですよ。
あれってモザイクいれなくていいのか?
相当数のシーンで見せつけられた…。

<出演者>
セクシーなマリン・アッカーマン、実は最後の最後にこの人が主役だと気が付きました(笑)。
実質的なストーリーテラーはパトリック・ウィルソンとジャッキー・アール・ヘイリーですから。
ビリー・クラダップはほとんど真っ裸状態。
うーん…これも原作通りなんだろうなぁ。

<総評>
ラストの解決方法が原作と違っているそうです。
衝撃度を考えるなら映画版の方が面白いんですが、根本的な解決にはなっていなかったような…。
全体的に考えると、結構ややこしい話。
されど、丁寧に見ていくと深くて面白い。
好きな人は好き、という類になってしまいますが、マニアックな映画が好きな人にはオススメです。

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by syosei7602 | 2009-12-28 23:59 | SF/ファンタジー/パニック
アバター
d0030824_0301220.jpg『AVATAR』 アメリカ/2009
監督:ジェームズ・キャメロン
出演:サム・ワーシントン ゾーイ・サルダナ
シガーニー・ウィーヴァー スティーヴン・ラング ミシェル・ロドリゲス
ジョヴァンニ・リビシ ジョエル・デヴィッド・ムーア CCH・パウンダー
ウェス・ステューディ ラズ・アロンソ


公開時コピー
観るのではない。そこにいるのだ。
もうひとつの体。もうひとつの運命。


大ヒット作「タイタニック」以来、12年ぶりに長編作品の監督として戻ってきたジェームズ・キャメロンによる壮大なスケールのSFアクション。
最新鋭の技術を駆使して撮られた3D対応作品となる。
出演は「ターミネーター4」のサム・ワーシントン、「スター・トレック」のゾーイ・サルダナ、「バンテージ・ポイント」のシガーニー・ウィーバー、「パブリック・エネミーズ」のスティーヴン・ラング、「ワイルド・スピード MAX」のミシェル・ロドリゲス、「パーフェクト・ストレンジャー」のジョヴァンニ・リビシなど。

<あらすじ>
d0030824_0302422.jpg22世紀、戦争で負傷して下半身不随となり、車椅子生活を送る元海兵隊員のジェイク(サム・ワーシントン)は、地球から遥か彼方にある衛星パンドラにおける「アバタープロジェクト」への参加を依頼される。
それは強盗事件で亡くなった双子に兄が関わっていたプロジェクトで、パンドラの先住民ナヴィと人間の遺伝子を組み合わされて作られた先住民と同じ体“アバター”に意識をリンクさせて送り込むというもの。
パンドラの大気は人間に合わず、アバターを使うことでナヴィ達の仲間になり、その上で膨大な地下資源が眠る土地に住む彼らを立ち退きさせることが目的だった。
アバタープロジェクトのグレース博士(シガーニー・ウィーバー)やノーム(ジョエル・デヴィッド・ムーア)の協力d0030824_0303368.jpgを得て、アバターで大地を自由に動けるようになったジェイク。
最初の任務のため、ナヴィの住む美しい木々が生い茂る森に降り立ったジェイクだったが、獣に追われてグレース達とはぐれてしまう。
その夜、獣に襲われた彼を救ったのはナヴィの娘ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)だった。


<作品解説>
キャメロン監督の久々に作品ということで、期待値はうなぎ昇り、さらにデジタル3D推奨と来たらこれは見るべきでしょう。そんなわけで、初3D体験、さらに加えて初IMAX体験となりました(IMAXについてはこちら)。
本作におけるIMAX公開は日本でわずか4館だそうで、今回はいつも行く映画館から離れて見てきました。
ただしスクリーンは通常のIMAX対応に比べて少し小さいのですが、結果的には大正解。
元々、本作が3D対応で映像にこだわりをもって作られているため、映像の臨場感は半端じゃないくらいに綺麗でした。これから見られる方はIMAXで見ることをオススメします。
さて、物語は単純明快。むしろストーリーはシンプルすぎて特にひねったところもありません。
基盤となっているのは宮崎駿監督の「もののけ姫」(実際にキャメロン監督が影響を受けたと言っている)、さらに押井守監督の「攻殻機動隊」といったところでしょう。
戦争で脊髄を損傷して、歩けなくなった主人公ジェイク。
森林と浮遊大陸のある美しい衛星パンドラで、自らの分身(アバター)を使って先住民の村を立ち退きさせる命令を受けます。
なんとか村に受け入れられ、教育係のネイティリと仲良くなり、生活してみたら意外といいところじゃないか、と目覚めちゃう。
ここで重要なのは、夜眠ると意識は元に肉体に戻るということ。ジェイクは自然と共存し、自由に動き回れる体への執着が強くなり、人間が今まで同じ事を繰り返してきたことに気が付くわけです。
人間はあくまでも侵略者であり、先住民は自然と共存…この構図は言わずもがな、アメリカ大陸に置ける白人とインディアンと同じです。
言い換えれば普遍的なテーマであり、人間のエゴを描き出していると言えますね。
この至ってシンプルな物語を味付けしたのはやはり映像。
衛星パンドラの美しい自然、浮遊陸、映像の整合性は完璧といっていいでしょう。
特に浮遊するものが出てくるときの美しさは見事、フィクションなのにリアルに感じられます。

<見どころ>
夜のシーンで森の中が輝いたりします。
これが3Dの真価を発揮しています。
また、戦闘シーンなどは迫力たっぷりに。
意外と見慣れてしまった青い人々ナヴィなど…。

<出演者>
サム・ワーシントンは「T4」で今ひとつだったんですが、本作ではかなり好演。
大作的オーラが出てきました。
シガーニー・ウィーバーはちょっと出番が少ないながらも、久々のキャメロン監督作に出演、良い感じです。
ヒロインを演じたゾーイ・サルダナですが、残念ながら青い人なので…。
スティーヴン・ラングの悪ぶりが良かったですね。

<総評>
良くも悪くもキャメロン監督の作品。
しかし、3Dがここまで効果的だとは思いませんでした。
むしろ初3Dが本作で良かった…それほどまでに映像的な美しさに感動です。
ストーリーは、「風の谷のもののけラピュタ」として見ましょう(笑)。
是非、3D対応の映画館で。

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by syosei7602 | 2009-12-26 20:41 | SF/ファンタジー/パニック
曲がれ!スプーン
d0030824_0155013.jpg『曲がれ!スプーン』 日本/2009
監督:本広克行
出演:長澤まさみ 三宅弘城 諏訪雅 中川晴樹
辻修 川島潤哉 志賀廣太郎 寺島進 松重豊
甲本雅裕 三代目魚武濱田成夫 平田満 木場勝己
ユースケ・サンタマリア 升毅 佐々木蔵之介


公開時コピー
エスパーのお陰で、
地球はときどき回っていたりする。


人気劇団ヨーロッパ企画の舞台劇を、「サマータイムマシン・ブルース」に引き続いて本広克行監督が映像化。
出演は「涙そうそう」の長澤まさみ、「少年メリケンサック」の三宅弘城、「陰日向に咲く」の諏訪雅、TVドラマ「ロス:タイム:ライフ」の中川晴樹、「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」の辻修、TVドラマ「深夜食堂」の川島潤哉、「幼獣マメシバ」の志賀廣太郎など。
主題歌はYUKI。

<あらすじ>
d0030824_016043.jpg湾岸テレビの超常現象番組「あすなろサイキック」のAD桜井米(長澤まさみ)は失敗ばかり。ある日、番組に登場する超能力者とは名ばかりの連中にあきれ果てたディレクター(甲本雅裕)に、日本各地から来た超常現象を紹介した手紙の内容が本物かどうかを確認して来いと言われる。
超常現象を信じてやまない米は、あちこちをまわるがガセネタばかりだった。
12月24日、米はある町にたどり着く。そこでも、自称超能力者からの手紙の真意を確かめるべく動き回ることに。
その頃、町にある「カフェ・ド・念力」では本物のエスパー達が集まっていた。
サイコキネシスの河岡(諏訪雅)、透視の筧(中川晴樹)、エレキネシスの井出(川島潤哉)、テレパシスの椎名(辻修)、そして店長で一般人の早乙女(志賀廣太郎)だった。
d0030824_0161087.jpg早乙女は、さらに1人がやってくると告げて、店を出て行く。
エスパー達は新たな人物に期待を寄せて待っていると、1人の男がやってくる。
神田(岩井秀人)というその男を、エスパー達は早乙女の言っていた新人と思って歓迎するが…。


<作品解説>
「UDON」「サマータイムマシン・ブルース」に引き続き、四国を舞台にしたゆるいコメディです。
本作では先述2作と世界観を共有しているので、おまけとして共通の登場人物が出てきたりします。
マンガで言う、スターシステムのようなものですね。
もともと「サマータイムマシン・ブルース」と同じヨーロッパ企画の舞台劇なので、基本的には固定された空間、つまり「カフェ・ド・念力」での物語りになります。
さて、超常現象番組のADである米(よね)は色々な場所で、超常現象を求めて日本各地を旅し、最後にたどり着いたのが本物のエスパーが集うカフェ。
店長は超能力に憧れる、気のいいおじさん。
エスパー達はごく普通の生活を望んでおり、超能力番組に否定的。それでも日常生活のちょっとした時に自分の能力を使っては、些細な楽しみや危機を脱したりしています。
しかし、テレビなどのマスコミには絶対に知られたくない…超能力はあって便利でも、基本的には一般人とは相容れぬという設定がおもしろい。
しかも、ほとんどがどうでもいいような事に使っていたりして、その小市民的なところが笑えます。
主人公は米ですが、主にドタバタと慌てふためくのはエスパー達で、超能力をもってしても、どうにもならないことがあったりして、笑わせてくれます。
全体的に非常にゆるゆるとした展開が続きますが、様々な小ネタもたくさんあるので楽しんで見られるでしょう。
ただ、オチがあっさりしすぎたのがもったいなかったですね。

<見どころ>
超能力の小さ~い使いどころが楽しい。
細男、笑わせてくれます。

<出演者>
本作の長澤まさみは、まあ、可もなく不可もなし。
かわいい、という役どころとは少し違いますね。
エスパー達を演じた三宅弘城をはじめとする俳優陣は個性豊か。
友情出演やカメオ出演もいいですね。

<総評>
「サマータイムマシン・ブルース」ほどの痛快さはないものの、結構笑えるシーンがあっておもしろいです。さすが、もとが舞台劇だけあります。
本作を見る前に、是非に「サマータイムマシン・ブルース」を見ましょう。
ゆるーくオススメ。

<関連作品>
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UDON
サマータイムマシン・ブルース

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by syosei7602 | 2009-11-22 23:06 | SF/ファンタジー/パニック
2012
d0030824_283719.jpg『2012』 アメリカ/2009
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:ジョン・キューザック キウェテル・イジョフォー
アマンダ・ピート オリヴァー・プラット タンディ・ニュートン
ダニー・グローヴァー ウディ・ハレルソン モーガン・リリー
ジョン・ビリングスレイ ジョージ・シーガル トーマス・マッカーシー


公開時コピー
2012年12月21日
マヤの予言通り、世界は終わる──。


全世界規模のパニック映画で名高い「紀元前1万年」のローランド・エメリッヒ監督による、ディザスタームービー。
出演は「1408号室」のジョン・キューザック、「アメリカン・ギャングスター」のキウェテル・イジョフォー、「X-ファイル:真実を求めて」のアマンダ・ピート、「フロスト×ニクソン」のオリヴァー・プラット、「ロックンローラ」のタンディ・ニュートン、「ザ・シューター/極大射程」のダニー・クローヴァー、「7つの贈り物」のウディ・ハレルソンなど。

<あらすじ>
d0030824_284851.jpg2009年、インド。地質学者のエイドリアン(キウェテル・イジョフォー)は、学者仲間から地球の地核に異常が発生していることを告げられる。太陽のフレアが異常に拡大した結果、ニュートリノが地球に影響を及ぼしたのだ。エイドリアンは急ぎ、アメリカに戻って政府にその事実を伝え、対策チームに抜擢される。
それから3年後、2012年。
ロサンゼルスの売れない作家ジャクソン(ジョン・キューザック)は、別れた妻ケイト(アマンダ・ピート)とその恋人ゴードン(トーマス・マッカーシー)に引き取られた息子と娘を連れてイエローストーン公園へキャンプへ向かう。
ジャクソンは2人を、ケイトとの思い出の地へと連れて行くが、なぜか立ち入り禁止になっており、軍に囲まれてしまう。訳の分からない3人だったが、そこに現れたのはエイドリアンだった。
地質的に不都合があると告げて、キャンプ地に戻るようにいうエイドリアン。
不思議に思いながらも、キャンプ地に戻った3人だった。d0030824_285856.jpg
夜、ジャクソンはキャンプ地でラジオDJをしているチャーリー(ウディ・ハレルソン)という男から、もうすぐで世界が終わると言われる。
その言葉を裏付けるかのように、世界各地では地震による地割れなどが相次いでいた。


<作品解説>
「ID4」「デイ・アフター・トゥモロー」に続き、3度目の世界滅亡を達成したローランド・エメリッヒ監督(笑)。
ディザスタームービーとしては、今年は「ノウィング」もありましたが、規模としては本作が上でしょう。
世界中で起きる凄まじい災害シーンは圧巻。テレビのニュースでやっていましたが、本作の地震のシーンは日本人が手がけているんだとか(「デイ・アフター・トゥモロー」の洪水シーンを手がけて実はオスカー獲っている!)。
ちょっと驚きましたね…全くニュースになっていなかったけど、是非とも日本でも活躍してほしいもんです。
さて、この手の作品ではストーリーなんてお決まりパターンです。
宇宙人だろうが、天変地異の災害だろうが、原因はなんでも良くて、とにかく街が壊滅していきます。
これがもう、見事なまでにぶっ壊れる。
地面がうねって崩落し、ビルは倒れ、火山噴火から津波まで暇無く壊れ続け、その中で驚異的な幸運に守られた主人公とその家族が安全地帯へと逃げようと奮闘します。
お決まりの如く、世界の中心はアメリカ…そして大統領を演じるのがダニー・クローヴァー!
オバマ大統領だからですかね~。
しかし、今回の大統領はひと味違いました。
いつものワンパターンな大統領から一皮むけてます(笑)。
しかし、意外なほどにハラハラします。映像の凄さは言うまでもないんですが、テンポも良いし、見ていて飽きない。
難があるとすれば、あまりにも主人公ジャクソンに都合良すぎる展開ってところでしょうか。
映像は文句なしなので、劇場で見ることをお勧めします。

<見どころ>
CMでも流れているロサンゼルス崩壊シーンは凄い。
火山の噴火や津波も…でも一番の見どころは主人公ジャクソンのドラテクです(笑)。

<出演者>
ジョン・キューザックを久々に見ましたよ。普通な感じでした。
個性派のウディ・ハレルソンが強すぎるし。
アマンダ・ピートも母親役をやるようになっちゃったのね。
キウェテル・イジョフォーはごく普通、うまいですけど。
タンディ・ニュートンは「ロックンローラ」くらいの役柄が合ってます。
ゴードンを演じたトーマス・マッカーシーですが、「カールじいさんと空飛ぶ家」の原案を手がけているという意外な事実があったりして。
ダニー・クローヴァーも久しぶりでした。

<総評>
CGだとわかっていても凄いです。
妙にヒューマニズムに傾倒したり、ご都合主義を少し減らせばもっと良かった。
それにしてもエメリッヒ監督、3度も世界滅亡させてますから、もうネタはなさそう…。
ちなみにマヤ文明の予言云々はほんのすこーし触れられただけでした。

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by syosei7602 | 2009-11-20 23:59 | SF/ファンタジー/パニック
20世紀少年<最終章>ぼくらの旗
d0030824_0581715.jpg『TWENTIETH CENTURY BOYS 3rd』 日本/2009
監督:堤幸彦
出演:唐沢寿明 豊川悦司 常盤貴子 香川照之平愛梨 
藤木直人 石塚英彦 佐々木蔵之介 山寺宏一 高橋幸宏
佐野史郎 森山未來 古田新太 小池栄子 木南晴夏
福田麻由子 ARATA 石橋蓮司 中村嘉葎雄 黒木瞳


公開時コピー
もうひとつの 結末。
もうひとりの ともだち。


浦沢直樹の同名ベストセラーコミックの映像化第3部にして完結編。
監督は前2作に引き続き、「トリック」シリーズの堤幸彦。
出演は前作同様、唐沢寿明をはじめ、豊川悦司、常盤貴子をはじめとして、カメオ出演が多数。
高嶋政伸 、田村淳、岡田義徳、武蔵、武内享、ダイアモンド☆ユカイ、MCU、吉田照美、原口あきまさ、斎藤工など。
主題歌は前作に引き続きT・レックスの「20th Century Boy」。

<あらすじ>
d0030824_0582689.jpg西暦2017年、“ともだち”が暗殺されて奇跡の復活を成し遂げ、3年が経っていた。
世界各地では殺人ウイルスが蔓延し、東京は巨大な壁で外界と隔絶されていた。
“ともだち”は8月20日に、宇宙人の襲来による人類滅亡を予言していた。
オッチョ(豊川悦司)は、漫画家・角田(森山未來)と共に壁を乗り越え、地球防衛軍の追跡を逃れて神様(中村嘉葎雄)や仁谷神父(六平直政)達と再会する。
そこで彼はヨシツネ(香川照之)がゲンジ一派といわれるレジスタンス活動していること知ると同時に、カンナ(平愛梨)が過激な組織・氷の女王として武力による蜂起を企てていることを聞かされる。
一方、マルオ(石塚英彦)は国民的歌手・春波夫(古田新太)とd0030824_058356.jpg共に行動していた。市原節子からキリコ(黒木瞳)の居場所を知ったマルオは、彼女がいるという療養所に向かう。
そこで同窓会以来、姿を隠していたケロヨン(宮迫博之)と出会い、キリコがウイルスの研究をしていると聞く。
その頃、ギターを抱えた男が東京の関所に姿を現し、歌い始めるが…。

<作品解説>
邦画としては異例の3部作、そして原作のイメージに沿った豪華キャスト陣…ついに完結です。
ハリウッド映画だと、シリーズものは2年以上空いてしまうことも多いんですが、本作はいいペースで公開されたので、テンションがなんとか維持できていました。
原作は読んでいないので、原作とは違うラスト…と言われると「じゃあ、原作読んでみようかな」と思ってみたりして、こういうのもありなんだな、と。
さて、本作では遂に“ともだち”の正体、そしてなぜに小学校時代の友達に固執するのか、目的は何なのか…巨大ロボットを作ってみたり、ウイルスをばら撒いたりとやりたい放題していますが、これって子供の癇癪みたいなノリなんですよね。
そう考えるとストーリーそのものがものすごく怖い。
“ともだち”は人を操るカリスマに優れながら、その頭の中は小学生から変わっていないことになります。
彼を止めようとするケンジをはじめ、カンナたちは子供の癇癪に振りまわされ、多くの人々は流されていく。
東京を防衛する昔の憲兵のような地球防衛軍もすべてノリ…まともな大人はどう考えてもオレンジの制服に無意味なヘルメットを被って言論弾圧なんてしないでしょう(笑)。
カンナ率いる氷の女王一派も、カンナ以外は全部若い男という、まるで女王アリと兵隊アリの関係のようです。
そういう悪ノリをすべて含めて、きっと原作に忠実なんだろうと思わせる作品です。
CGも今ひとつ、前2作とは明らかに惰性的な面が見えつつも、この悪ノリをどこまで続けていくのか。
実は結構笑えるシーンもあったり、バカバカしかったりして…でも、こういうものを邦画でやることの面白さが堪能できます。

<見どころ>
カブチョッパーが妙にかっこいい。
これって、改造キットとか出そうです。
それはさておき、見どころというなら、クライマックス。
そしてエンディングが終わった後に、本当に最後の結末が用意されています。
不用意に席を立ってはいけないですね。

<出演者>
もはや見慣れた感のある唐沢寿明ほか、キャスト陣。
カンナ役の平愛梨は前作同様、うまくないですね。表情とかはいいのに、台詞がわざとらしいです。
本作での注目は小池栄子かもしれません。
目が据わってましたよ…。

<総評>
3部作まとめての評価でいうならば、徐々にテンション下がっていったというべきか。
たとえば、ミステリやサスペンスでは謎解きが一番面白いわけです。
しかし、伏線が張られていたにも関わらず、いまいち消化不良というべきか…悪くは無いけど、もっと最後に大きなオチがあればよかったかなぁと。
個人的には第1章が一番面白かった気がします。
おそらく、最後は現実感がとことん消失してしまったからでしょう。
ともあれ、邦画史上最大の挑戦となった本作、3部作ぶっ続けで見るのも面白いかもしれません。

<関連作品>
20世紀少年<第1章>終わりの始まり
20世紀少年<第2章>最後の希望
20世紀少年<第3章>ぼくらの旗

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by syosei7602 | 2009-09-07 23:46 | SF/ファンタジー/パニック
ノウイング
d0030824_151540.jpg『KNOWING』 アメリカ/2009
監督:アレックス・プロヤス
出演:ニコラス・ケイジ ローズ・バーン チャンドラー・カンタベリー
ララ・ロビンソン  ベン・メンデルソーン  ナディア・タウンゼンド




公開時コピー
地球消滅
その時、人類は何を残せるだろうか。


「アイ,ロボット」のアレックス・プロヤス監督による、SFサスペンスのディザスタームービー。
出演は「バンコック・デンジャラス」のニコラス・ケイジ、「サンシャイン2057」のローズ・バーン、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のチャンドラー・カンタベリー、「Long Weekend」のララ・ロビンソンなど。

<あらすじ>
d0030824_1511679.jpg1959年、ある小学校でタイムカプセルが埋められることになる。
そこにメッセージを入れるために子供達は思い描く未来を絵にしていたが、ルシンダ(ララ・ロビンソン)だけは紙一杯に謎の数字を書くのだった。
時は変わって現在、MITの宇宙物理学の教授ジョン(ニコラス・ケイジ)は、妻を亡くして以来、少し難聴の息子ケイレブ(チャンドラー・カンタベリー)と2人暮らし。
ケイレブの通う小学校で50年前のタイムカプセルが開かれ、ケイレブはルシンダの書いたメッセージを受け取る。
数字に意味があると思っていたケイレブはそれを持ち帰ってしまう。それを見たジョンは、ただのイタズラ書きだと思うが、ふとしたことからその数字にある意味を見出すのだった。
299691101という数字のブロック、それはあの忌まわしいテロ事件の死者数2669人、そして01年9月11日を示していた。
夜を徹して数字を区切っていったジョンは、それらが全て重大事件・事故の日付と死者数を示していることにd0030824_1512411.jpg気が付き、さらには2年前に妻が亡くなった火事も含まれていることを知って動揺する。
同僚のフィル(ベン・メンデルソーン)に相談するが、全ては偶然で、余った数字の意味を問われてしまう。
しかし、その翌日の数字が含まれており、ジョンは偶然から数字の指し示す惨事を目の当たりにするのだった。

<作品解説>
ディザスタームービーといえばローランド・エメリッヒ監督が思い出されますが、はてさて、「アイ,ロボット」以来数年ぶりのプロヤス監督作品が今更ながらのネタとは思いもしませんでした(エメリッヒ監督は「2012」という新たなディザスタームービーを撮ってますが…)。
さて、本作はサスペンス要素を含めているため、紙一杯に書かれた数字は日付と死者数を示すだけで、具体的にどの様な災害が起きるかというのは終盤になるまでわかりません。
とはいえ、余った数字にもっと深い意味があるのかと思えば、種明かしはあっさりしていて、その後はお決まりパターン…つまりある種の宗教観で語られちゃいます。
まあ、これは仕方ないとしても中盤から終盤にかけては主人公のジョンが慌てているだけのような感じを受けます。宇宙物理学者という肩書きもほとんど役に立っていないのも残念。
予言までの過程も説明不足だったりと、各所にツッコミどころを残した作品です。

<見どころ>
災害と事故のシーンは凄まじいの一言。
クライマックスは圧巻です。

<出演者>
ニコラス・ケイジは少し髪の毛増えましたかね…。
ローズ・バーンは線の細い感じ。特筆すべき演技でも無かったかな。
うまかったのはケイレブ役のチャンドラー・カンタベリー。
子役としてはかなり注目らしいです。

<総評>
サスペンス要素が弱いのと、最後があまりにも…なんかもうちょっと捻って欲しかった。
映像のすごさだけが印象に残ってしまいました。
この手の映画は最後がありきたりになりすぎて、勿体ないですね。

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by syosei7602 | 2009-07-19 23:59 | SF/ファンタジー/パニック