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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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カテゴリ:ノンフィクションベース( 33 )
ワールド・トレード・センター
d0030824_0444172.jpg『WORLD TRADE CENTER』 アメリカ/2006
監督:オリバー・ストーン
出演:ニコラス・ケイジ マイケル・ペーニャ マギー・ギレンホール
    マリア・ベロ スティーヴン・ドーフ ジェイ・ヘルナンデス
    マイケル・シャノン ニック・ダミチ ダニー・ヌッチ



公開時コピー
勇気そして生還―これは、真実の物語。

「ユナイテッド93」に続き、911テロ事件のメインとなったWTC崩壊の惨状を、生き残った2人の警官に焦点をあてて描いたノンフィクション。
監督は「プラトーン」「JFK」のオリバー・ストーン。
出演は「フェイス/オフ」のニコラス・ケイジ、「クラッシュ」のマイケル・ペーニャ、「セレクタリー」のマギー・ギレンホール、「アサルト13 要塞警察」のマリア・ベロ、「ブレイド」のスティーヴン・ドーフなど。

<あらすじ>
2001年9月11日早朝、ニューヨーク。
港湾警察のマクローリン巡査部長(ニコラス・ケイジ)はいつもの通り、寝ている家族を起こさないように家を出て、職場に向かう。
職場ではいつも通り、点呼をとり「お互いを守り合い、事故のないように」と声をかけ、配置を振り分けていた。
港湾警察の1人ウィル(マイケル・ペーニャ)は、バス・ターミナルの見回りに向かい、いつもうろついている浮浪者などに注意をしていた。
その時、ニューヨークの街に航空機が影を落とし、その直後に地響きが起きる。
警官達全てに招集がかけられ、ウィルも急いで署に戻るとWTCに航空機が激突したとのニュースが流れていた。
マクローリンはウィルを含む救助隊を編成し、急いで現場に向かう。
WTCの周辺には書類が散乱し、ビルからは炎を煙が吹き出していた。
混乱の最中、救助に向かう者を募ったマクローリンは、彼らと共に地下からの進入を試みるが、その直後、轟音と共に瓦礫が降り注ぎビルが崩壊してしまう。
マクローリンとウィル、そして救助に参加したドミニク(ジェイ・ヘルナンデス)は閉じこめられてしまうのだった。

<作品解説>
久々にオリバー・ストーン監督の作品を見ました。
何かと社会性の強い作品を作っている監督ですが、本作の舞台となるのはタイトル通りWTC…近年のアメリカ史上、さらには世界でもっとも衝撃を受けた911テロのまさに中心となった場所です。
2600人あまりの犠牲を出したWTC崩壊現場で、奇跡的に生き残った警官2人の救出されるまでの孤独感、絶望を感じながらも心のどこかで生還を信じる警官の家族や友人達の1日余りがリアルに描写されていきます。
ただ、本作ではテロへの不条理さや犯人への怒りではなく、むしろ生き残った人々とその周辺人物達が自分たちが生きている事、即ち生の充足とでも言うんでしょうか、それを噛みしめる事がテーマになっていると思います。
テロの映画でありながら、メタファーとしてのテロへの抗議が「生」を通して描かれていると言って良いでしょう。
残念だったのは主演がニコラス・ケイジやマリア・ベロといったメジャーな俳優を使ってしまった事。勿論、演技への不満はないのですが、メジャーであるが故にノンフィクションのシナリオとかみ合わないんですね。
もしこれが「ユナイテッド93」のように、無名の俳優や実際に現場にいた人々が出ていたら、もっとリアルに感じられるものがあったような気がします。

<見どころ>
崩壊したビルの残骸に体をはさまれながら、再崩落の恐怖、喉の渇き、家族への思い、生への執念、そしてたった2人でいることの不安がひしひしと伝わってきます。

<出演者>
ニコラス・ケイジの落ち着いた演技が好印象。されど、先にも書いたようにメジャー過ぎるために「あ、やっぱりニコラス・ケイジだよなぁ…」という目で見てしまいます。
ヒメノ役のマイケル・ペーニャは日本でもまだメジャーではないので、かえって新鮮に映りました。
マリア・ベロやマギー・ギレンホールも良かったのですが、やはりノンフィクションということで再現ドラマのような感じを受けてしまったのも事実。

映像的に見せてくれる部分は多々あったのに、「ユナイテッド93」のような臨場感のあるドキュメンタリータッチには成らなかったことが、見る人によって大きく評価を変えてしまう気がします。
されど映像から伝わる息苦しさ、生き延びる事の難しさは伝わったという意味においては、この作品は見ておくべきでしょう。

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by syosei7602 | 2006-10-12 23:59 | ノンフィクションベース
キンキーブーツ
d0030824_1332635.jpg『KINKY BOOTS』 アメリカ・イギリス/2005
監督:ジュリアン・ジャロルド
出演:ジョエル・エドガートン キウェテル・イジョフォー 
    サラ=ジェーン・ポッツ ジェミマ・ルーパー リンダ・バセット
    ニック・フロスト ユアン・フーパー ロバート・パフ



公開時コピー
幸せへと導くブーツ、お作りします。

イギリスで数々のテレビドラマを手がけたジュリアン・ジャロルド監督による実話に基づいたヒューマンドラマ。
出演は「キング・アーサー」のジョエル・エドガートン、「フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い」のキウェテル・イジョフォー、テレビドラマなどで活躍するサラ=ジェーン・ポッツ、「サウンド・オブ・サンダー」のジェミマ・ルーパー、「カレンダー・ガールズ」のリンダ・バセット、「ショーン・オブ・ザ・デッド」のニック・フロストなど。

<あらすじ>
イギリス中部の田舎町ノーサンプトンにある伝統的な靴工場プレイス社。
跡取り息子であるチャーリー(ジョエル・エドガートン)は婚約者ニコル(ジェミマ・ルーパー)がロンドンに転勤に成ったのを機に、ノーサンプトンを出ることになる。
しかし、ロンドンに着いた早々、父親が亡くなったとの報せを受けてとんぼ帰り。
4代目として工場を継ぐことになってしまった。
しかし、工場の内情を知ったチャーリーは愕然とする。なんと問屋は既に倒産、父親は出荷すること無い靴を作り続けていたのだ。
優柔不断なチャーリーは工場を救いたい一心で、従業員15人を解雇する。その解雇に怒った若い女性従業員ローレン(サラ=ジェーン・ポッツ)はせめて市場調査をしろと言い放つ。
チャーリーは悩みながらも、ロンドンに行った際にソーホー街で偶然知り合ったドラァグ・クイーンのローラ(キウェテル・イジョフォー)が男の体格故に、自分に合うセクシーなブーツが無いのを悩んでいた事を思いだし、ローレンと共にローラに会いに行くのだった。

<作品解説>
予告編ではもっとコメディタッチな展開かと思いきや、シナリオ構成が非常によく練られており、イギリスならではのユーモア溢れる良作に仕上がっています。
閉鎖的な田舎町で、キンキーブーツ(変態・性的に倒錯した/奇妙な)を作るために軽蔑と冷笑を受けながらも、工場と従業員を救いたい一心で優柔不断なボンボンが頑張る姿は清々しさがあります。
そしてドラァグ・クイーンのローラが男物の服に着替えると気弱になり、それでも女性の心を持つ彼?は女性達の支持を得ていく…世の中、男の方が閉鎖的だったりするんですよね、そういう部分が丁寧に描かれているのは好感が持てます。

<見どころ>
ローラが歌って踊る様は見どころであり、聴きどころ。イギリス映画の醍醐味というか、音楽に関してはやはりアメリカよりイギリスですね。
主人公チャーリーに関わる女性2人にも注目。
婚約者ニコルは上昇志向のステレオタイプ。
一方、従業員で市場調査などに関わるローレンは、柔軟な発想の持ち主。
この比較が見事です。
また、靴の製造過程はなかなか面白い。
圧巻はやはりクライマックスです。

<出演者>
まさに気弱で優柔不断な顔をしたジョエル・エドガートン。
ちょっと困ったような顔をして、悩み続けるけど一所懸命頑張るチャーリーを好演しています。
ローラ役のキウェテル・イジョフォーは、意外や意外、足が細い?(笑)。
迫力あるステージを見せてくれますね~。

ちなみにドラァグとは<薬>ではなく「長いドレスのすそを引きずって(=Drag)歩くこと」の意味から来ているそうです。日本語表記的にはドラァグが良いそうで、ドラッグと書くと前述したように<薬>(しかも違法な)をイメージさせてしまうからだそうです。

じんわりと暖かく、楽しめる映画なので、これはお薦めです。

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by syosei7602 | 2006-09-10 23:59 | ノンフィクションベース
星になった少年 Shining Boy & Little Randy
d0030824_143427.jpg『Shining Boy & Little Randy』 日本/2005
監督:河毛俊作
出演:柳楽優弥 常盤貴子 高橋克実 蒼井優 倍賞美津子
    於保佐代子 加藤清史郎 谷山毅 井上花菜 甲野優美
    小野武彦 武田鉄矢
    


公開時コピー
僕は、夢に生きる。

日本人で初めて像使いになり、20歳で夭逝した坂本哲夢の生き様を書いた、母親・坂本小百合著のノンフィクション『ちび象ランディと星になった少年』を映像化。
監督はテレビドラマ「ナニワ金融道」の演出を手がけた河毛俊作。
出演は「誰も知らない」でカンヌ映画祭最年少最優秀男優賞の柳楽優弥、「もう一度逢いたくて 星月童話」の常盤貴子、テレビドラマで活躍する高橋克実、「ハチミツとクローバー」の蒼井優、「OUT」の倍賞美津子など。
音楽は坂本龍一。

<あらすじ>
1989年、家族経営で小さな動物プロダクションを営む小川一家。
その13歳の長男・哲夢(柳楽優弥)は、学校では動物臭いといじめられる毎日だったが、動物との暮らしは平穏そのものだった。
ある日、母親の佐緒里がゾウを買って、テレビでの仕事を始めると言い出す。
猿や馬などの動物が売られ、やがてゾウのミッキーがやってくる。
哲夢はミッキーの言葉がわかると言いだす。
そして、今度は子象のランディがやってくる。哲夢はサファリパークの飼育員・岩本(小野武彦)から、タイでは哲夢と同じくらいの年齢からゾウ使いの修行をするのだと聞かされ、親の反対を押し切って単身チェンマイ北部の象学校に留学するのだった。
しかし、子象ファーを任された哲夢は2ヶ月経っても、ファーと仲良くなれず、時間だけが過ぎ去っていく。

<作品解説>
日本で初めてゾウ使いになり、交通事故で亡くなった坂本哲夢さんの半生。
母親が姉と哲夢少年を連れて、再婚するという多少複雑な家庭環境ながら、序盤の生活環境は学校のイジメ以外はそれなりに幸せな生活が続きます。
しかし、家計はカツカツの状態、13歳で単身タイに留学…。
思えばそんな年齢で、言葉もろくにわからない山奥に行ってよく耐えられたなぁと思います。
本作ではその修行のシーンが意外とあっさり、ゾウと心を通わせられないという事に焦点を置きすぎている気がします。
些か抽象的で、もう少し具体的な形があっても良かったですね。
映像的には綺麗だったものの、やはりテレビテイストが抜けきれない感じがしました。

<見どころ>
哲夢が、初めて自分たちだけで日本初のゾウさんショーをするシーン。
ここでの言葉が、人の心の本質を突いたかのように胸に響きます。
一番好きなシーンです。

<出演者>
主演の柳楽優弥の演技は勿論のこと、あまり好きではなかった常盤貴子の演技が非常に良かった。
それに加え、高橋克実や姉役の於保佐代子、祖母役の倍賞美津子などが脇をしっかりと固めています。恋人役の蒼井優との絡みが少なかったのは残念。
勿論、ゾウ達も頑張っています。ゾウ使いの蘊蓄についてはそれほど語られていませんが、こんなことも出来るんだとか、ゾウ親子の悲劇などがキッチリと描かれているのには好感がもてます。
タイの出演者達はセリフこそ少ないもの好演。

全体的にはノンフィクションをうまく演出していますが、ゾウ使いの修行をもっと深く書いて欲しかった。些か平面的になっているシナリオに感じましたが、要所をしめているので静かにみるのが一番ですね。

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by syosei7602 | 2006-08-24 23:46 | ノンフィクションベース
ユナイテッド93
d0030824_22291873.jpg『UNITED 93』 アメリカ/2006
監督:ポール・グリーングラス
出演:ハリド・アブダラ ポリー・アダムス オパル・アラディン
    イス・アルサマリ デヴィッド・アラン・ブッシェ チャード・ベキンス
    ターラ・ベンフォード オマー・バーデゥニ スーザン・ブロンマート
    イ・チャールソン クリスチャン・クレメンソン 


公開時コピー
2001年9月11日―
4機の旅客機がハイジャックされた。
3機はターゲットに到達。
これは、その4機目の物語である。


2001年9月11日、世界が震撼した全米同時テロ。
ハイジャックされた4機の旅客機の最後の1機。
一体、あの時なにがあったのか?
「ボーン・スプレマシー」のポール・グリーングラス監督による、ドキュメンタリータッチな手法で撮られた衝撃作。
出演者の一部は当時、管制室や軍にいた本人が演じている。
それ以外のキャストはほぼ無名。

<あらすじ>
2001年9月11日。
ニューアーク空港発サンフランシスコ行きのユナイテッド航空93便。
平穏ないつもの朝、離陸ラッシュに巻き込まれた93便は30分ほど遅れて離陸する。
飛行時間は5時間25分、乗客乗員40名。
その中に4名のテロリストがいることなど、誰も知る由もなかった。
異変に気が付いたのはボストン管制センターだった。
アメリカン11便が不穏な動きを見せ、操縦室を制圧した、との声が…。
やがて、11便がハイジャックされた事が確認される。
そしてニューヨーク・マンハッタン上空で機影がレーダーからロスト。
その直後、世界貿易センタービル北棟の上部が爆発する。
それは始まりに過ぎなかった。

<作品解説>
ドキュメンタリータッチの手法で始まる本作。
正直なところ、序盤の管制室のシーンは結構眠くなってしまいました。
矢継ぎ早にシーンが変わるのでわけもわからず、という所ですがこのシーンが無いと全体の動きがわからなくなるのも事実。
どのようにして飛行機が運航され、どんな乗客が乗っていくか、忙しいけれど平和であるシーンが入ることで臨場感が増しています。
4人のテロリストはそれぞれ、コーランを唱えながら今日起こすであろう自分の行為について祈ります。映画で見る限り、彼らはテロリストであるけれど自分の使命に恐怖を感じています。
そして、管制室。
応答しない旅客機、事態を把握しきれない管制室、軍、そして遂にテロは遂行されワールドトレードセンターに飛行機が突っ込み…。
あとは周知の通りです。
ユナイテッド93便の中で行なわれた事は大半がフィクション。もちろん、当時の乗客が家族に告げた電話の内容やこれから起こすであろう行動については、徹底した検証の元に作られたわけですが、その緊張感、恐怖に泣きたくなりました。

<見どころ>
フィクションで構成された機内のシーンでしょうか。
ワールドトレードセンターに飛行機が突っ込んだという事を、乗客の男性が電話をした奥さんから聞きます。
その瞬間、この飛行機は身代金目的ではなく、ただ「どこかにぶつかるために、自爆するために」飛んでいる事を知るのですが、タイムリミットはわずか。
生き残るために反撃に出る乗客、使命を全うするために操縦桿を握り続けるテロリスト。
死は誰にでも平等ですが、不条理さは拭い切れません。

<その他>
出演者についてはデータがないので、なんともいえません。
この映画はいわゆるエンターティメント性を持った娯楽作ではないし、かといって感動ドキュメンタリーでもありません。
結末はたったひとつ。それは変わらないし、事実を元にしている以上変えることの出来ない、辛く虚しい話です。
ただ言えるのは、このユナイテッド93便だけは、何らかの原因により人口密集地に墜落せず、テロが防がれたという事実。
それが乗客によるものなら、それで良いと思います。
全て神様に押しつけて、誰かを巻き添えにしたところで何が変わるのか?
テロリスト達はそれを知るべきです。
自分たちが全てを神様の責任にして、なにもかも押しつけて生きているという事を。

近年に起きたもっとも衝撃的な911テロ、今こうやって映画ではあるけれど知らなかった事実を知るには良い映画です。

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by syosei7602 | 2006-08-21 01:22 | ノンフィクションベース
ネバーランド
d0030824_192823.jpg『FINDING NEVERLAND』 イギリス・アメリカ/2004
監督:マーク・フォースター
出演:ジョニー・デップ ケイト・ウィンスレット ジュリー・クリスティ
    ラダ・ミッチェル ダスティン・ホフマン フレディ・ハイモア
    ニック・ラウド ジョー・プロスペロ ルーク・スピル
受賞:アカデミー賞/作曲賞(2004)
    放送映画批評家協会賞/若手男優賞 他(2004)

公開時コピー
ピーター、そこは夢がかなう場所なんだ。
信じれば、必ず行ける。


「チョコレート」のマーク・フォスター監督による、永遠の名作「ピーター・パン」誕生の実話に基づいたヒューマンドラマ。
主演は安定した人気を誇る「チャーリーとチョコレート工場」のジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、「タイタニック」のケイト・ウィンスレット、「ドラゴンハート」のジュリー・クリスティ、「マイ・ボディガード」のラダ・ミッチェル、「ニューオーリンズ・トライアル」のダスティン・ホフマンなど。

<あらすじ>
1903年、ロンドン。
新作「リトル・メアリー」を発表した劇作家ジェームズ・バリ(ジョニー・デップ)、しかし作品は不評に終わり気落ちする。
ある日、公園に散歩に出かけたバリは少年ピーター(フレディ・ハイモア)とその母親で未亡人シルヴィア(ケイト・ウィンスレット)とピーターの兄弟と出会う。
すぐにうち解けたバリとシルヴィア一家、その中でもどこかさめているピーターをバリは気にかけるようになる。
しかし、一家と交流を深めるたびに妻メアリー(ラダ・ミッチェル)との仲は冷めていく。
バリは少年達との遊びと生活を見つめながら、新作を書きつづっていくのだった。

<作品解説>
世界でも有名なファンタジー「ピーター・パン」の誕生を描いた本作ですが、あくまでもそれは物語の結果でしかなく、本質はヒューマンドラマです。
しかし「ネバーランド」と聞くと、キング・オブ・ポップなあの人の顔しか思い浮かばないんですよね。まあ、これは余談としておいて、本作はそれほど盛り上がりのあるシーンがあるわけではなく、意外と淡々と進んでいきます。
こういった作品は、俳優達の演技がものを言うわけですが、まさしくジョニー・デップを初めとする俳優陣の演技、さらには映像美、音楽とすばらしいものがあります。
ラストに至るまでの切なさは、じんわりと染みいってくるようですね。

<見どころ>
ジョニー・デップの衣装、変装もさることながら、フレディ・ハイモアを初めとする子役達の演技は見事。
全編にわたるピーター・パンの世界観を演じていくシーンも面白く、さらにクライマックスはヒューマンドラマの中でも屈指の出来と言えます。
静かな映画ながら、わかりやすいストーリー展開、俳優の演技等含めておさえておきたい1本です。

<出演者>
少年ピーターを演じるフレディ・ハイモアは「チャーリーとチョコレート工場」でもジョニー・デップと共演しています。
名だたる名優との共演が今後の出演にどう影響するかわかりませんが、ハーレイ・J・オスメントやマコーレ・カルキンのように消えていって欲しくないですね。
ケイト・ウィンスレット、久々に見ました。
子持ちの役をやるまでになってしまったんですね、と時間の流れを感じてみたり(笑)。
ジョニー・デップはアカデミー賞主演男優賞をはじめ、様々な男優賞にノミネートされていますが、個人的には「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック・スパロウに次ぐハマリ役でした。

もうちょっと話題になっても良い映画なので、是非。

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by syosei7602 | 2006-04-06 23:59 | ノンフィクションベース
ドミノ
d0030824_1434066.jpg『DOMINO』 アメリカ・フランス/2005
監督:トニー・スコット
出演:キーラ・ナイトレイ ミッキー・ローク エドガー・ラミレス 
   ルーシー・リュー クリストファー・ウォーケン ミーナ・スヴァーリ




公開時コピー
実在した女バウンティ・ハンター《賞金稼ぎ》ドミノ・ハーヴェイ。
彼女を駆り立てたのはスリルと興奮、そして孤独な過去だった・・・。


「マイ・ボディガード」のトニー・スコット監督が実在した女性バウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)ドミノ・ハーヴェイ(2005年死去)の生き様を映画化。
出演は「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキーラ・ナイトレイ、「シン・シティ」のミッキー・ローク、ハリウッドではメジャー初のエドガー・ラミレス、「KILL BILL」のルーシー・リュー、「マイ・ボディガード」のクリストファー・ウォーケンなど。

<あらすじ>
イギリスの名優ローレンス・ハーヴェイと70年代トップモデルとして名を馳せたポーリーン・ストーンとの間に生まれたドミノ・ハーヴェイ。
幼い頃に父を亡くしたものの、何不自由なく育ってきた彼女は15歳でモデルになる。
しかし、上流階級の生活に空しさを感じ、大学では事件を起こして退学になってしまう。
ある日、賞金稼ぎ募集の広告をみたドミノは迷うことなく応募する。
凄腕の賞金稼ぎエドとチョコのチームに加わった彼女は女性バウンティ・ハンターとして異例の活躍を始めるのだった。

***

実在した女性バウンティ・ハンター、ドミノ・ハーヴェイ。
残念ながら今年、不慮の死を遂げてしまったそうです。
この映画はドミノが賞金稼ぎになる過程から、実話をベース(といっても賞金稼ぎの仕事として)に大胆に脚色しています。
つまり、序盤はノンフィクション、中盤以降はほぼフィクション。
アメリカには結構な数の賞金稼ぎがいるそうですが、その仕事のほとんどは保証金で保釈された人物が逃亡した場合に捕まえるという事。
映画で描かれる過激なアクションの様な事も多数あるみたいですね。

ストーリーはドミノの取り調べから始まります。
取り調べはドミノが関わった事件の真相解明を焦点に、彼女自身の生き様が語られ、事件に行き着くまでの過程を述べたもの。
つまり、過去を振り返る形とドミノ自身の記憶ですね。
目まぐるしくまわるカメラワークとハイコントラストな映像がトリップ感を演出。

出演のキーラ・ナイトレイは今までのイメージを変えて、髪を短くし、ショットガンを片手に暴れ回ります。
ミッキー・ロークは「シン・シティ」を含めて最近は好調ですね~。
渋くワイルドな雰囲気は抜群でした。
そして、エドガー・ラミレス。
語学堪能にして、外交官を目指していたほどの人らしいです。
アメリカ以外での活躍が多く、今回がハリウッドデビュー作になりますが、ラテン系のカッコイイ俳優なので頑張って欲しいところですな。
ルーシー・リューは神経質そうな取り調べ担当官役。
しかしまあ、大胆にも椅子に座りっぱなしという使い方は凄いっすな。
そして、他にもアメリカの人気テレビドラマ「ビバリーヒルズ高校・青春白書」の主演俳優を本人役で出演というユーモアもあり。

全体的にはまあ・・・B級感は否めないですが、こういうすごい女性もいたんだよみたいな感覚で見るのがいいかも。

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by syosei7602 | 2005-10-23 00:00 | ノンフィクションベース
ニュースの天才
d0030824_155536.jpg『SHATTERED GLASS』 アメリカ/2004
監督:ビリー・レイ
出演:ヘイデン・クリステンセン ピーター・サースガード 
    クロエ・セヴィニー スティーヴ・ザーン ハンク・アザリア
    メラニー・リンスキー
受賞:全米批評家協会賞/助演男優賞(2003)


公開時コピー
ニュースに、本当と、嘘はあるのか?!

若手ジャーナリストであったスティーヴン・グラス記事捏造事件をリアルに描いた社会派ドラマ。
監督は「サスペクト・ゼロ」「ジャスティス」の脚本を手がけ、これが初監督作となるビリー・レイ。
出演は「スター・ウォーズ エピソード」シリーズのヘイデン・クリステンセン、「K-19」のピーター・サースガード、「ブラウンバニー」のクロエ・セヴィニー、「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」のステーヴ・ザーン、「大いなる遺産」のハンク・アザリアなど。
製作にはトム・クルーズが関わっている。

<あらすじ>
1998年5月、大統領専用機に唯一設置されている政治雑誌“ニュー・リパブリック”の最年少編集者スティーヴン・グラスは数々のスクープをものにして、スター記者になっていた。
いつも他人に対して気を遣う行動と、笑顔を絶やさないことから内外問わず人気があり、編集長のマイケルからも一目置かれていた。
しかし、マイケルは上司との確執からクビになり、後任にまだ未熟なチャックが編集長になる。
それからしばらくして、スティーヴンの手がけた「ハッカー天国」という記事について、オンライン専門のニュース“フォーブス”がその信憑性について疑問を抱く。
フォーブスから連絡を受けたチャックは、裏付けをとっていくうちにスティーヴンの情報源、取材内容が捏造ではないかと疑い始めるのだった。

***

事実に基づいた映画ということで、多少盛り上がりに欠ける部分がありました。
ノンフィクションというのは大抵そういうものになりがちですが、それでも綺麗にまとまっていて飽きない作りです。
脚本も手がけたビリー・レイ監督の手腕ですね。
残念だったのは、捏造記事作成の部分が少なかったところですね。

ストーリーはスティーヴン・グラスが記事を捏造するという過程ではなく、客観的な視点から進みます。
むしろグラスが嘘を重ねる過程に見所があり、どういう動機で捏造をしたのかという部分はそれほど描かれていません。
これらについてはDVDのおまけに本人がテレビ出演したときのドキュメンタリーが入っています。
さらに、当時編集長を務めたチャック本人も出ているので、あわせてみるとかなりおもしろい。

出演のヘイデン・クリステンセンとピーター・サースガード共にいい演技をしています。
特にピーター・サースガードは憎まれ役になりながらも、真実を追究する姿が渋くていいですね。
同僚を演じるクロエ・セヴィニーの役所がいまいち不明。
恋人役だったんかなぁ。

ドキュメンタリーでも本人が言っていますが、信頼される本当の記事を書いて人気を得てから、捏造をすると誰でもそれが真実だと思ってしまう。
まさしくメディアの盲点を突いたものですが、結局このグラスという人は目立ちたがり屋だったわけですね。
スクープをとるという事は難しいことですが、なぜ“フィクション”がニュースになりうるのか、根本を取り違えてしまった、ある意味メディア戦争が生んだ悲劇とも言えるでしょう。

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by syosei7602 | 2005-10-17 21:02 | ノンフィクションベース
アメリカン・スプレンダー
d0030824_1429269.jpg『AMERICAN SPLENDOR』 アメリカ/2003
監督:シャリ・スプリンガー・バーマン ロバート・プルチーニ
出演:ポール・ジアマッティ ホープ・デイヴィス
    ジェームズ・アーバニアク ハーヴィー・ピーカー
    ジョイス・ブラブナー
受賞:全米批評家協会賞/作品賞・脚本賞(2003)
    NY批評家協会賞/女優賞・新人監督賞(2003) 他

公開時コピー
あなたを“輝かせて(スプレンダー)”くれる人が、きっと見つかるはず…。

冴えない男の平々凡々とした日常を描いた同名コミックの映画化。
監督はこの映画が長編デビューの夫婦監督。
出演は「ペイチェック 消された記憶」のポール・ジアマッティ、「アバウトシュミット」のホープ・デイヴィス、そしてコミックの原作者にして主人公のハーヴィー・ピーカーと妻のジョイス・ブラブナーなど。

<あらすじ>
オハイオ州クリーブランドに住む病院の書類係ハーヴィーは冴えないただの男。
2番目の妻にも逃げられ、ジャズのレコードを漁りどうでも良い日々を送っていた。
ある日、彼はデビュー前の漫画家クラムと出会う。クラムと趣味が合い親しくなるが、才能のあったクラムはデビューしたあと街を去ってしまう。
クラムが街に帰ってきたある日、ハーヴィーは自分の日常を書いた脚本を見せる。クラムは脚本を気に入り、「アメリカン・スプレンダー」が作られるのだった。
そして、コミックの大ファンだったジョイスと知合い、スピード結婚、順風満帆になりつつあったのだが・・・。

***

ドキュメンタリーの手法を取り入れた傑作。
原作のコミックは読んだことないんですが、劇中にはコミックのコマ割り、そして原作者自身が語り手として出演するという斬新な手法が使われています。
つまり、ハーヴィーを演じるポール・ジアマッティは本人の前で演じるという緊張感溢れる演技をしなければならないんですが、これが上手い!
おまけに一家と友達が出演し、それを俳優達が演じるというのは前代未聞じゃないでしょうか。

物語はコミックを作り始めるきっかけから、映画化に至るまでのプロセス・・・作者自身の半生が流れていきます。
学はあるけれど、それを活かしていなかったハーヴィーが徐々に有名になっていくんですが、それでもコミックの売上げはたかがしれていて生活はほとんど変わらず。
相も変わらず病院の書類係をし続けるという、まさしく日常そのもの。
それでも起伏がある人生であり、そこから読みとれるものは普段気が付かないことだったりします。
作者自身も言っているとおり「日常は面白い」という言葉が染みますね。
言うなれば、ブログやHPで日常を淡々と書いていくのと同じ事です。
そしてハーヴィーの場合はコミックという手段でジワジワと人気が出て、映画は賞を獲るまでになってしまった・・・これもアメリカンドリームなんでしょう。

日常に溢れるユーモアが思わず笑いを誘う良い映画です。

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by syosei7602 | 2005-07-04 22:47 | ノンフィクションベース
モンスター
d0030824_1394248.jpg『MONSTER』 アメリカ・ドイツ/2003
監督:パティ・ジェンキンス
出演:シャーリーズ・セロン クリスティーナ・リッチ ブルース・ダーン
    スコット・ウィルソン プルイット・テイラー・ヴィンス リー・ターゲセン
受賞:アカデミー賞/主演女優賞(2003)
    ベルリン国際映画祭/銀熊賞(2003) 他多数受賞

公開時コピー
なぜ、愛を知ってしまったんだろう。

「ミニミニ大作戦」「コール」で人気急上昇のシャーリーズ・セロンが実在した連続殺人犯アイリーン・ウォーノス(劇中ではリー)を演じ、見事オスカーに輝いたノンフィクションドラマ。
監督はこの映画がデビューとなる女性監督パティ・ジェンキンス。
共演は「スリーピー・ホロウ」「バッファロー'66」のクリスティーナ・リッチ。

<あらすじ>
1986年、娼婦のリーはヒッチハイクをしながら男に体を売る生活に嫌気がさし、自殺を決意する。最後に稼いだ5ドルを使い切ろうと入ったバーで、彼女はレズのセルビーと出会う。
セルビーは同性愛を咎められ、両親の知人の家に預けられていた。
社会にそぐわない自分を理解してくれたセルビーを愛してしまうリー。
一緒に旅に出ようと約束した2人。リーは旅費を稼ぐために仕事に出るが、相手の男が暴力的に襲ってきたため、射殺してしまう。

***

あの美しいシャーリーズ・セロンが13キロ増量、悪い歯並びをはめ、シミとソバカスだらけのメイクで挑む・・・とこれだけで、アル・カポネを演じたロバート・デ・ニーロを思い出しちゃいますが、凄いです。
壮絶の一言。
二重顎、垂れた胸、だぶついた腹と見る影もなく・・・目をむいて演技・・・まさしく迫真!
そしてレズの相手を演じ、殺人の動機を無意識に作らせてしまったセルビーを演じたのはクリスティーナ・リッチ。
演技力は決してシャーリーズ・セロンに負けていない。我が儘で、アイリーンに頼る事しか出来ないセルビーを好演。

さて、シナリオ。
実在した連続殺人犯ということでまさしく凶悪犯罪ですが、些か事件の正当性を主張しているようにも見えます。
セロンと監督のジェンキンスはアイリーンが極悪な犯罪者であったことを描いたと言っていますが、恐らく女性の視点が強く入ってしまった為に弱くなってしまった事は否めないでしょう。
しかしながら、この映画の核となる部分はアイリーンの心理であり、殺人犯であるからと言って極悪非道だけが強調されてしまうと駄作になりさがるのも事実。
これは1人の人間が求め続けた愛を逃してしまった悲劇。
社会の歪みだとか、そういう一般大衆論では語れないのかもしれないですね。

残念なのは美人女優が体を張って演じても、必ず「そこまですればオスカーくらい・・・」といった批判があったこと。
いやはや、13キロ増やして1ヶ月もしないうちに次作の為に体重戻すなんてそうそう出来ませんよ。
尚、ドキュメンタリーで実際のアイリーンが出ている『シリアル・キラー アイリーン 「モンスター」と呼ばれた女』もあるそうです。

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by syosei7602 | 2005-06-24 23:59 | ノンフィクションベース
Ray/レイ
d0030824_3162366.jpg『RAY』 アメリカ/2004
監督:テイラー・ハックフォード
出演:ジェイミー・フォックス ケリー・ワシントン クリフトン・パウエル
    ハリー・レニックス アーンジャニュー・エリス リチャード・シフ 
受賞:アカデミー賞/主演男優賞・音響賞(2004) 他多数受賞
    全米批評家協会賞/主演男優賞(2004)


公開時コピー
レイ・チャールズ――音楽、恋、そして人生。
彼は、生きること全てにおいて<天才>だった。


2004年にこの世を去った「ソウルの神様」ことレイ・チャールズの半生をたどった映画。
監督は「愛と青春の旅立ち」「プルーフ・オブ・ライフ」のテイラー・ハックフォード。
堅実な作りが素晴らしい。
出演は「コラテラル」でアカデミー賞助演男優賞にもノミネートされたジェイミー・フォックス。
「ファイティング×ガール」のケリー・ワシントン、「マトリックス レボリューションズ」のハリー・レニックスなど。

<あらすじ>
1948年、ジョージア州で生まれた17歳のレイ・チャールズ・ロビンソンは音楽で食べていくため、シアトル行きのバスに乗り込む。
友達を頼り、クラブでの仕事を見つけるが、人のいいレイは給料をピンハネされていたことに気が付きバンドを離れる。
新しい仕事を見つけ、やがてレコード会社と契約した彼は徐々に売れていく。盲目の天才と呼ばれ、ゴスペル歌手のデラ・ビーと出会い結婚、しかし彼は麻薬に溺れていた。

***

152分の長い映画ながら、秀逸な完成度。
ジェイミー・フォックスの演技はまさにハマリ役、オスカーを獲ったのも頷けます。
映画はレイ・チャールズ自身が生存していた時に作られていたものなので、そのお陰でリアリティーは非常に高い・・・と思われます。
自分勝手で、破天荒な性格のレイは中盤かなり「どうしようもない」と思わせる所がたくさんあるんですが、そこがまた賞賛だけに終わらない作りとしての堅実さがあります。
さらに、この映画がジェイミー・フォックスによるレイ・チャールズのモノマネに終わっていないところが良い。
モノマネは声や動きが似ているだけのものですが、しかし彼の演技はレイ自身が体験した苦悩、トラウマなど人生そのものに対する表現がうまい。

そして、音楽。
日本でも有名な「我が心のジョージア」など、有名な曲もずらりと出てくる上、曲が生まれるきっかけとなったエピソードなども注目すべき点です。
南部生まれのレイの生き方そのものが描かれている歌詞など、思わず笑ってしまうシーンもいくつか。
レイ・チャールズの曲を知らなくとも楽しめる作りになっているのも良いですね。
助演俳優の演技も素晴らしいので、濃密なヒューマンドラマを見たい方にはお薦めです。

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by syosei7602 | 2005-06-05 22:06 | ノンフィクションベース