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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
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カテゴリ:恋愛/青春/スポーツ( 105 )
愛と青春の旅だち
d0030824_034518.jpg『AN OFFICER AND A GENTLEMAN』 アメリカ/1982
監督:テイラー・ハックフォード
出演:リチャード・ギア デブラ・ウィンガー ルイス・ゴセットJr
    デヴィッド・キース ロバート・ロジア リサ・ブロント
    リサ・アイルバッハー ヴィクター・フレンチ
受賞:アカデミー賞/助演男優賞・歌曲賞(1982)
    ゴールデン・グローブ賞/助演男優賞・歌曲賞(1982)他

「Ray/レイ」のテイラー・ハックフォード監督による青春映画の原点ともいえる作品。
後の青春映画に多大な影響を与えた。
出演は「シカゴ」のリチャード・ギア、「愛と追憶の日々」のデブラ・ウィンガー、「メタル・ブルー」のルイス・ゴセットJr、「メジャーリーグ2」のデヴィッド・キースなど。
テーマ曲はアカデミー賞に輝いた「Up Where We Belong」。

<あらすじ>
海軍に勤める父親がほとんど家に帰らず、浮気を繰り返した事が原因で少年時代に母親が自殺した過去を持つザック(リチャード・ギア)。
大学を卒業した後、彼は父親の反対を押し切って海軍のパイロット士官養成学校へと入る。
鬼軍曹フォーリー(ルイス・ゴセットJr)のしごきの元、仲間達と訓練に明け暮れる日々。
ようやく外出許可が出た1ヶ月後、ザックは同じ候補生のシド(デヴィッド・キース)と共にパーティーへ出かける。
そこでザックは町工場で働くポーラ(デブラ・ウィンガー)と出会い、たちまち恋に落ちる。
少年時代のトラウマから心から人を信用しないザックに、ポーラは一時の楽しみでしかないと言い切るのだったが…。

<作品解説>
青春映画の王道パターンを作り上げたヒット作です。
原題と邦題が全く違うのですが、不思議と邦題に違和感が無いのは見事。
公開当時はリチャード・ギアの格好良さ、デブラ・ウィンガーの美しさ、サントラの良さも相まって、女性に人気があったそうです。
もっとも、これはラブロマンスへの比重が高かった為ですが、主人公の孤独感、挫折していく仲間等を盛り込むことで、主人公が人間的に成長していくドラマとして成立しています。
とはいえ、ラブロマンスに偏り過ぎた為に終盤は些か早足な展開であるのが残念です。
しかし、アカデミー賞5部門にノミネートされ、見事助演男優賞を獲得しており、同監督の作品は20年以上前から非常に質が高いことの表れです。

<見どころ>
丸坊主で筋肉質のリチャード・ギアは文句なしに格好いい。
見どころはザックとポーラの中盤のベッドシーン(笑)。ここはかなりきわどい映像ではあるんですが、その後語り合うシーンはザックの孤独感を表現している名場面です。
そして、軍曹の単独でしごきに耐える場面もいいですね。
クライマックスは女性ならグッと来る見事なシーンでした。

<出演者>
リチャード・ギアは決してワイルドではないんだけど、やっぱり格好いい。雰囲気がいいです。
ヒロインを演じるのはデブラ・ウィンガー、とても綺麗な女優でロザンナ・アークエットが監督した「デブラ・ウィンガーを探して」の人です。
本作でオスカーを獲ったルイス・ゴセットJrの嫌みがない鬼軍曹は見事な演技。
デヴィッド・キースが演じたシドはもう少し早く展開があっても良かったですね。

先にも書きましたが、クライマックスへ向かう部分が本当に急展開で、勿体ない。あと10分伸ばしても良いからここはきちんと描くべきだったと思います。
しかし、後に影響を与える作品(下記参照)として根強い人気を持ち、今見ても遜色のない名作です。

<関連作品>
ストーリー展開が踏襲されている作品
トップガン
海猿 ウミザル
守護神

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by syosei7602 | 2007-05-22 23:48 | 恋愛/青春/スポーツ
ナチョ・リブレ 覆面の神様
d0030824_1123672.jpg『NACHO LIBRE』 アメリカ/2006
監督:ジャレッド・ヘス
出演:ジャック・ブラック エクトル・ヒメネス アナ・デ・ラ・レゲラ
    リチャード・モントーヤ ピーター・ストーメア
    セサール・ゴンサレス ダリウス・ロセ モイセス・アリアス



「バス男」の監督ジャレッド・ヘスと「スクール・オブ・ロック」の脚本家マイク・ホワイトによる、実話を基にしたアクションコメディ。
出演は「スクール・オブ・ロック」のジャック・ブラック、「コンスタンティン」のピーター・ストーメアなど。

<あらすじ>
メキシコの修道院で育てられた孤児のイグナシオ(ジャック・ブラック)は、メキシカンプロレス“ルチャ・リブレ”に憧れていた。
大人になったイグナシオは料理担当と孤児の面倒を見る日々。
ある時、修道院にシスター・エンカルナシオン(アナ・デ・ラ・レゲラ)がやってくる。イグナシオは彼女に一目惚れするのだった。
その日、街に出かけたイグナシオはルチャ・リブレのレスラーが豪華な暮らしをしているのを目の当たりにし、貧しい修道院の子供達に少しでもおいしい食事を食べさせたいと決意した彼は、街で彼から教会用の食料品を奪った素早い男スティーブンを相棒にすると、教会に内緒で試合に参加する。
リングネームはナチョ(=イグナシオ)とヤセ(=スティーブン)は、奇妙な特訓を開始。初めての試合は負けはしたもののファイトマネーを貰い、浮かれるのだったが…。

<作品解説>
同様の作品でフランス映画の「グラン・マスクの男」があるそうです。こちらはジャン・レノ主演ですが、評価は今ひとつ。
さて、本作は日本でも有名なミル・マスカラスの如き空中戦は控えめです(実際は投げ技や関節技が主体)。ただ、動きなどはルチャ・リブレ独特の軽快さがきちんと表現され、この動きをお世辞にも“すばやい”とは言えなさそうなジャック・ブラックが挑みます。
典型的な肥満体型の彼がサモ・ハン・キンポーの如く軽快に動きまわるもの、一癖あるレスラー達にやられっぱなし(途中で女性レスラー“ルチャドーラ”が参加しますが、男女混合の試合も普通にあるそうです)。
それでも子供達の為に奮起するところが、今までのジャック・ブラックとはちょっと違う。
練習になるのかどうかもわからない、あやしげな特訓になんの意味があるのかさっぱりなんですが、とりあえずアホです。
まあ、ストーリー性は二の次な部分が多く、序盤はちょっとだらっとした感じが続きます。
中盤以降がいいですね。
ちなみにルチャドール(レスラーの意)は、マスクマンはマスクが命、マスクをしないレスラーは髪が命だそうです。
死ぬまでマスク、坊主は恥だとか。

<見どころ>
ヤセとのタッグ戦はもちろんのこと、相手レスラーの俊敏な動きなど、ルチャ・リブレ独特の戦いがいいですね。
なぜだかルチャ・リブレは世界のプロレスと違って技が逆だそうです。
ヘッドロックは左が一般的なら、右という風になぜか鏡写し。
このあたりも見どころといえるでしょうか。
ジャック・ブラックの怪しげな歌も要チェックです。

<出演者>
ジャック・ブラックの良く動く顔面は相変わらず、それにしてもピチピチタイツが良すぎ(笑)。
相棒のヤセはボサボサ頭で、これまた怪しい。
シスター・エンカルナシオンを演じるアナ・デ・ラ・レゲラが非常に美人です。

砂漠なメキシコをイメージしているのか、映像全体のコントラストが黄色っぽい感じ。
アメリカ映画なんですけどね。
勿体ないのは中途半端なキャラクターの使い方でしょうか。
話が膨らみそうで膨らまない部分というか…それでも、アクションを取り入れたコメディとしては良作です。

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by syosei7602 | 2007-05-15 23:58 | 恋愛/青春/スポーツ
アメリ
d0030824_1551623.jpg『AMELIE』 フランス/2001
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
出演:オドレイ・トトゥ マチュー・カソヴィッツ ヨランド・モロー
    ジャメル・ドゥブーズ イザベル・ナンティ ドミニク・ピノン
    リュファス
受賞:セザール賞/作品賞・監督賞・音楽賞・美術賞(2001)
    英国アカデミー賞/オリジナル脚本賞(2001) 他

公開時コピー
幸せになる

「エイリアン4」のジャン=ピエール・ジュネ監督がハリウッドから本国フランスに戻って撮りあげた恋愛ファンタジー。
観た人が幸せになる、という口コミからヒット、さらにアカデミー賞にもノミネートされた。
出演は「ダ・ヴィンチ・コード」のオドレイ・トトゥ、「ミュンヘン」のマチュー・カソヴィッツなど。

<あらすじ>
医師である父親の思いこみで心臓病とされてしまったアメリは、学校に通わず教師だった母親から勉強を教わり、空想を友達にしていた。母親が不慮の事故で亡くなり、父親2人と変わり映えのしない日常を続けてきた彼女は、遂に家を出る。
22歳のアメリ(オドレイ・トトゥ)はモンマルトルのカフェで働きながら、相変わらずの空想癖を巡らせて生活していた。
そんなある日、ダイアナ妃が事故死した夜、彼女は偶然から自分のアパートの浴室に隠されていた小さな箱を見つける。それは40年前、彼女の部屋に住んでいた子供の隠した宝箱だった。
それを持ち主に届け、顔を見たいと願ったアメリ。それが叶ったなら、彼女は現実の世界にもっと踏みだそうと誓う。

<作品解説>
観れば幸せになれる、という口コミでヒットした本作。実際、作品はユーモアとレトロな感覚を残したラブコメディで、その組み合わせ感がおもしろい。
他人の幸せが自分が幸せと感じる主人公アメリ、前向きながらも現実と向き合うことを望み、ひとつの出来事をきっかけにしてさらに前に進みはじめます。
アメリの性格設定は意外とまともで、空想の世界に留まっているのではなく、空想の世界を現実に反映していくという希有な能力を持っています。いわゆる「妄想癖のある天然ボケな女の子」というアニメ的なキャラクターではありません。
自分の出来る範囲で行動していく部分に、アメリの良さがあるわけです。
そして彼女は一目惚れをして、なんとかその恋愛を「ものすごく」遠回りな形で、少しずつ形にしようとするわけです。
その間にも、自分の身の周りにいる誰かの幸せの為に、こっそりお節介やイタズラを仕掛けていきます。
細かい部分にあるユーモア、コントラストの強い映像と独特なキャラクター達、変に軽いナレーションのお陰でスルーされがちな冒頭のアメリ幼少期などが実は結構過酷だったりと、シナリオのひねりが非常に効いています。
作品の雰囲気だけで判断すれば、確かに女性に受けるんですが、実は男性に受ける作品です(アメリの一生懸命さは、男性が女性に求めるものに通じる)。
また、アメリと一目惚れの相手ニノの話し相手がほぼ異性、というのが本作の肝です。

<見どころ>
彼女の世界が変わる瞬間が見事。若干差し込まれる下ネタや、証明写真の謎など「しかけ」が満載で、飽きることがあまりないですね。

<出演者>
オドレイ・トトゥは本作で一躍知られる女優になりました。「ダ・ヴィンチ・コード」の時は美人という言葉が当てはまりますが、本作は可愛いがピッタリです。目が大きく、印象的です。
ニノを演じるマチュー・カソヴィッツ、登場した瞬間はかなり怪しい(笑)。
もう少し動揺しているシーンなどあればもっと良かったですね。

おとぎ話風味のラブコメディと思われがちですが、アメリの行動がちょっと突拍子もないだけで、実は非常に前向きな作品です。
自分なりに努力すること、そんなメッセージがあるように思えます。

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by syosei7602 | 2007-05-08 23:59 | 恋愛/青春/スポーツ
リリィ・シュシュのすべて
d0030824_2132097.jpg『ALL ABOUT Lily Chou-Chou』 日本/2001
監督:岩井俊二
出演:市原隼人 忍成修吾 蒼井優 伊藤歩 勝地涼 五十畑迅人
    郭智博 田中丈資 土倉有貴 南イサム 吉岡麻由子
    細山田隆人 田中要次 大沢たかお 稲森いずみ



「スワロウテイル」「花とアリス」の岩井俊二監督による衝撃作。
元々はBBSの一般参加者との会話から生まれたネット小説である。
音楽は小林武史。
出演は「虹の女神 Rainbow Song」の市原隼人、「アキハバラ@DEEP」の忍成修吾、「ハチミツとクローバー」の蒼井優、「親指さがし」の伊藤歩、「亡国のイージス」の勝地涼、「7月24日通りのクリスマス」の大沢たかおなど。

<あらすじ>
女性アーティスト“リリィ・シュシュ”に心酔する蓮見雄一(市原隼人)は、中学に入学した直後に優等生の星野修介(忍成修吾)と仲良くなる。
剣道部の新入生同士でつるんでいたが、夏休みに沖縄旅行にどうしても行きたくなった彼らは金持ちの男から大金をカツアゲしている学生から金を奪い取る。
万事調子よく、沖縄の西表島に向かった彼ら。
しかし、そこで星野は二度生死の境を彷徨う。さらに知り合ったバックパッカー(大沢たかお)が交通事故であっけなく死ぬのを目の当たりするのだった。
二学期、星野は変貌しクラスを仕切っていた不良を潰す。
常軌を逸し始めた星野の矛先はやがて蓮見にも向けられていく。蓮見はその辛さを自ら立ち上げた“リリィ・シュシュ”のファンサイトに吐露していくが…。

<作品解説>
岩井俊二が本作を「遺作にするなら、これを」という程に、本作は14歳という多感な少年少女の心情を鮮烈に、熾烈に描いています。
夏休みを境にして、変化するのは思春期によくある話しなんですが、本作では極端なほどにえげつなく、イジメ、万引き、暴行、自殺、そしてラストには明確な答えなどなく、観客に委ねられます。
キーワードとなる“リリィ・シュシュ”は、主人公が唯一現実を観ることができるフィルターのようなもので、自分の存在価値をそこに見い出しているんですね。
そしてイジメの中心人物となる星野もまた、行き場のない自分自身の心をイジメで消化しようとあがき続けます。
かなりえげつない作品ではあるんですが、ただ本作の良いところは「答えがない」という部分に集約されます。主人公はこの先どうなるのか、イジメをしていた連中の先は…?
「あの時」だけが人生じゃない、そんな語り口をも提示した良作といえるでしょう。

<見どころ>
まあ、暗いというか嫌なシーンばかりなんですが、BBSの書込みと映像の組み合わせ、また夜のシーンではあえて俳優達にライトを当てるという独特な撮影が見事にマッチしていました。

<出演者>
蓮見役・市原隼人と星野役・忍成修吾の好演は見事。実に対照的なキャラクターを演じきりました。
特に忍成修吾はうまかったですね。
援助交際をする津田役には蒼井優、清純派のイメージが大きいですが本作での役は現在のありきたりの役柄よりいいですよ。
伊藤歩は大人しめなので、今ひとつな感じ。もう少し前面に出ていても良かったですね。

作品としては確かに強烈なので、良いと思うんですが主人公・蓮見の行動はさすがにダメでした。さすがにありえんだろう…と。
なけなしの勇気があまりにも情けなさ過ぎる。
暗い話が嫌いな人にはまずもってお勧め出来ないですが、作品としての完成度は非常に高いです。

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by syosei7602 | 2007-05-07 23:52 | 恋愛/青春/スポーツ
花様年華
d0030824_1501060.jpg『IN THE MOOD FOR LOVE』 香港/2000
監督:ウォン・カーウァイ
出演:トニー・レオン マギー・チャン スー・ピンラン
    レベッカ・パン  ライ・チン
受賞:カンヌ国際映画祭/男優賞(2000)
    全米批評家協会賞/撮影賞・外国語映画賞(2001)他


2004年に話題となった「2046」の前作にあたる、ウォン・カーウァイ監督の代表作。
クリストファー・ドイルによる独特の映像美と、どこか不可解ながらも引き込まれるシナリオで各賞を受賞した。
出演は「インファナル・アフェア」シリーズのトニー・レオン、「HERO」のマギー・チャンなど。

<あらすじ>
1962年、香港。
チャウ(トニー・レオン)は、妻と共に新しい部屋を借りて生活を始める。時を同じくして、隣の部屋にチャン夫人(マギー・チャン)が引っ越してくる。
海外出張が多い夫を持つチャンは、昼間は商社で秘書の仕事をし、夜は屋台で夕飯を買ったり、映画を見たりして過ごしていた。
チャウは新聞社で働いているが、妻は夜勤もある仕事の為すれ違いが多い。
共にパートナーとすれ違いの多い生活を送る2人は、ある時気が付いてしまう。
互いのパートナーが不倫関係にあることを。
やがて2人は少しずつ距離を縮めていくが…。

<作品解説>
色彩が強く、ほぼ夜のシーンを中心に、無言のすれ違いはあくまでも耽美的というカーウァイ監督ならではの作品です。
「恋する惑星」でその才能をいかんなく発揮した監督なんですが、本作はそれとはうって変わり、どこにも辿り着けない男女の交流が描かれています。スーツ姿が決まっているトニー・レオン、チャイナドレスが艶やかなマギー・チャン、この2人の役者の魅力が最大限に引き出されています。
ざらついた映像感、ほぼ2人で進行する物語などはやはり独特で、下手すれば舞台劇にもなりそうな感覚なのに、そうはならないのが魅力というべきか。
サントラもわずか数曲ながら、選曲はうまいですね。
もちろんストーリーも些か単調ながらも、その中にあるわずかな起伏がうまくツボを突いている。
ただ、そのツボが来るのは中盤以降なんですね。ここまで耐えられるかどうかが本作の見方だと思うんですが、人によっては寝てしまうだろうなと…。
高尚な恋愛、といえばそれまでなんですが、一線を越えられない、越えようとしないもどかしさ、ラストに見せる寂寥感がなんともいえません。

<見どころ>
マギー・チャン演じるチャンのチャイナドレスが何度も変わります。決して派手ではなく、上品な感じに変わります。
その彼女とトニー・レオンが薄暗い階段ですれ違うシーンはとてもクールで、この「瞬間」が美しい。

<出演者>
トニー・レオン、マギー・チャン共に、落ち着いた演技を見せてくれます。また、カメラワークのお陰なのか、2人とも横顔がいいんですよ。

続編の「2046」は未見なんですが、かなり宣伝されていた割りには評価が今ひとつなようですね。カンヌの時もドタバタしてましたし。
「恋する惑星」の印象が今でもハッキリ残っているだけに、もう一度あんな作品を見てみたい気がします。

<関連作品>
続編
2046

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by syosei7602 | 2007-04-25 23:59 | 恋愛/青春/スポーツ
守護神
d0030824_14863.jpg『THE GUARDIAN』 アメリカ/2006
監督:アンドリュー・デイヴィス
出演:ケヴィン・コスナー アシュトン・カッチャー ニール・マクドノー
メリッサ・サージミラー セーラ・ウォード ボニー・ブラムレット
ブライアン・ジェラティ ジョン・ハード



公開時コピー
死んでも、守り抜く──。

「逃亡者」のアンドリュー・デイヴィスによる海上救難士の訓練と活躍を描いた青春アクション。
出演は久々にメジャー作となる「ウォーターワールド」のケビン・コスナー、「バタフライ・エフェクト」のアシュトン・カッチャー、「父親たちの星条旗」のニール・マクドノー、「チアーズ」のメリッサ・サージミラー、「デイ・アフター・トゥモロー」のセーラ・ウォードなど。

<あらすじ>
アメリカ沿岸警備隊のレスキュー隊員ベン・ランドール(ケヴィン・コスナー)は、その類い希なる救難の腕前から現役にして伝説となっていた。
ある嵐の夜、難破した船の乗組員の救助に向かうが、凄まじいまでの風雨と波によってヘリが墜落、同僚と要救助者を誰1人助けられず、唯一生き残ったベンは心に深い傷を負う。
さらに妻(セーラ・ウォード)との離婚話からすっかり疲れ果てたベンは、上司から現場を離れる事をすすめられ、エリートレスキューを育成する“Aスクール”へ教官として赴任することになる。
Aスクールの新たな生徒達の中に、高校で元水泳チャンピオンだったジェイク(アシュトン・カッチャー)がいた。ベンの過酷な訓練から次々と生徒達が脱落する中で、ジェイクは高い能力を発揮してクリアしていくが、それと同時に単独行動が目立っていた。
そんな彼にベンは「命をかけて守る」事の大切さを教えていく。

<作品解説>
予告編を見ただけでは「ウミザル 海猿」的な作品かと思ったんですが、フタを開けてみれば結構な力作でした。ケヴィン・コスナーはここ最近、目立った作品が無かっただけにほとんど見ることはなかったんだけど、いやいやおもしろかった。
中身はいかにもな展開で、流れ的には「愛と青春の旅立ち」の王道パターンですが、主人公を教官にすることで視点を大きく変えています。
既に大切な事を知っている教官と勉強すべき若者、2人の温度差が激しく感じられる中盤の訓練シーンは非常に過酷であり容赦なし。
命を賭けるからこそ、生半可な気持ちを持つな、という視点は「海猿」よりも徹底しています。
また、助けられる命を選ばなくてはいけない局面など、全てを完全に達成できはしない…その辛さを描くことで、ストーリーをきっちりと安定させています。
特撮シーンも迫力があり、海って普通に怖くなりますね。
訓練生たちの絡み方が少なかったのがちょっと残念でした。

<見どころ>
基本的に海難事故が多発するのは時化なわけで…嵐のシーンは迫力が凄い。
あんな海の中を泳いで人を助けるって、単純に「世の中、こういう人たちがいるんだよな」という実感を持たせてくれます。

<出演者>
久々に見たケヴィン・コスナー、格好いいですね~。「ウォーターワールド」の時なんて、てっぺんがちょっと…な感じだったのに、本作のケヴィンはピッタリと役もはまってます。
共演のアシュトン・カッチャーは「バタフライ・エフェクト」の時に比べると断然良いですね。
表情も豊かでうまいと思います。
注目だったのがジェイクの恋人になるエミリーを演じたメリッサ・サージミラー。
映画出演数は少ないですが、本作では存在感がありました。少しミステリアスな登場の仕方と顔立ちがスッキリとした美人で良い。

作品全体としては王道パターンなんですが「ワールド・トレード・センター」「炎のメモリアル」などのジャンルになるんでしょうか。
映像的に暗いシーンが多いのと、迫力がすごいので劇場で見るのが良いですね。

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by syosei7602 | 2007-02-16 23:51 | 恋愛/青春/スポーツ
プライドと偏見
d0030824_1295784.jpg『PRIDE & PREJUDICE』 イギリス/2005
監督:ジョー・ライト
出演:キーラ・ナイトレイ マシュー・マクファディン
    ドナルド・サザーランド ブレンダ・ブレシン ロザムンド・パイク
    ジュディ・デンチ サイモン・ウッズ ルパート・フレンド
受賞:英国アカデミー賞/新人賞(2005)


イギリスの女流作家ジェーン・オースティン原作の小説「高慢と偏見」の3度目の映像化。
監督はこれがデビュー作となるジョー・ライト。
出演は「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのキーラ・ナイトレイ、「エニグマ」のマシュー・マクファディン、「ミニミニ大作戦」のドナルド・サザーランド、「SONNY ソニー」のブレンダ・ブレシン、「リバティーン」のロザムント・パイク、「007/カジノロワイヤル」のジュディ・デンチなど。

<あらすじ>
18世紀末、イギリス。
田舎町に住むベネット家の子供は全て女の5人姉妹。父親が死ねば、遺産は全て遠縁の男子に渡る制度のため、ベネット家の母親(ブレンダ・ブレシン)は、娘の為に資産家の相手を見つけようと躍起になっている。ある日、資産家ビングリー(サイモン・ウッズ)が近くに引っ越してくると聞き、一家は有頂天になる。
長女のジェーン(ロザムンド・パイク)は美人で慎み深く評判が良かった。
舞踏会の夜、町の人々が大勢楽しむ中、ビングリーとその親友ダーシー(マシュー・マクファディン)がやってくる。
ビングリーはジェーンを気に入るが、無口で高慢な態度をとるダーシーは、資産目当てのベネット家を快く思っていない様子だった。それを知った次女のエリザベス(キーラ・ナイトレイ)は、ダーシーを嫌うが、ビングリーとジェーンの仲が進展するにつれ、否応なくダーシーと顔を合わせる羽目になる。
さらに、町へやってきた連隊の中尉でダーシーの幼馴染みだったウィッカムと知合うが、彼からダーシーの悪い話を聞かされるのだった。

<作品解説>
まず、序盤から見ていてちょっとイライラしまいました。矢継ぎ早に繰り出されるセリフの数々とベネット姉妹のガッツキ具合がどうもしっくり来ない。時代背景として、女性には相続権がないというところから、このガッツキ具合が出てくるんだけど、正直なところ下品ですね…と思ったら、このシーン、あとで深い意味を持ってきます(女性に相続権が無いというけれど、キャサリン夫人は?…18世紀末のイギリスのことはわからん)。
そんなわけで、序盤のイライラするシーンは辛うじてダンスシーンに救われ、このカメラワークが秀逸!長回しなんですかね。
中盤になると、美しい風景を中心に、人間模様が描かれ始めます。されど大きな事件が起きるわけでもなく、ストーリーは若干の起伏のみで構成され、ラストは意外なほどにスッキリと終わります。
総じて見ると、かなりフラットな作りなんですよね。ところがクライマックスの美しさになんだか「お~…」となってしまう。ベタなキスシーンなどもひとっつも出てきません。
監督のジョー・ライト、先が楽しみですね。
余談ですが、この原作は「ブリジット・ジョーンズの日記」の元ネタにもなったそうです。

<見どころ>
美しい風景、そしてキーラ・ナイトレイ。
ピッタリですね。
そして、やっぱり見どころといえばクライマックスですよ。

<出演者>
キーラ・ナイトレイが次女で二番目に美人、という設定なんですが…うーん、ちょっと引っかかるかなぁ。
確かに長女を演じたロザムンド・パイクも美人ですが、基本的に方向性が違う美人なわけでして、一般的見るとキーラが綺麗ですよ。
アップにしたヘアスタイルは艶やかです。
神経質そうな、と表現されたダーシー役のマシュー・マクファディンはまさしくその通りって感じですが、好演しています。
怖いのはジュディ・デンチ。「この下級身分が!」の如く、高慢な態度をとる様はホントに嫌な感じです。それだけうまいって事ですけどね。
そして、ドナルド・サザーランド。
なんとなーく昼行灯な父親役なんですが、ラストを卓越した演技で締めてくれました。

3度目の映像化ということで、きっちりとシナリオ構成が練られており、わかりやすい作品です。
文芸というジャンルは、どちらかという敬遠されがちですが、本作は非常に良く出来ていますので、たまには趣向の違うものを見たい人にはお勧めです。

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by syosei7602 | 2007-01-30 23:59 | 恋愛/青春/スポーツ
トップガン
d0030824_0572075.jpg『TOP GUN』 アメリカ/1986
監督:トニー・スコット
出演:トム・クルーズ ケリー・マクギリス ヴァル・キルマー
    アンソニー・エドワーズ トム・スケリット ジョン・ストックウェル
    マイケル・アイアンサイド バリー・タブ リック・ロソヴィッチ
受賞:アカデミー賞/主題歌賞(1986)
    ゴールデン・グローブ賞/歌曲賞(1986)

公開時コピー
ベスト・オブ・ザ・ベストの若者たちが
愛と青春の全てを賭けて遥かな大空へ飛び立つ!


トム・クルーズ主演で大ヒットした青春とスカイアクションの傑作。
監督は「ドミノ」のトニー・スコット。
出演は「刑事ジョン・ブック/目撃者」のケリー・マクギリス、「セイント」のヴァル・キルマー、テレビドラマ「ER 緊急救命室」のアンソニー・エドワーズ、「エイリアン」のトム・スケリットなど。
主題歌を歌ったベルリンの「Teke My Breath Away」はアカデミー賞を受賞し、ヒットした。

<あらすじ>
航空母艦の艦載機F-14のパイロット、マーヴェリック(トム・クルーズ)と相棒のグース(アンソニー・エドワーズ)は、ミグ28との遭遇で自信を失ったエースパイロット・クーガー(ジョン・ストックウェル)が辞めた為にエースの中のエースを育てる訓練学校トップガンに入ることを許される。
その中でも、トップ候補のアイスマン(ヴァル・キルマー)というライバルと競り合うことになる。
そして、マーヴェリックは民間からの教官チャーリー(ケリー・マクギリス)に一目惚れをするのだった。

<作品解説>
公開されてから20年も経っているとは思えないほど、撮影技術の高さを見せつけてくれる作品です。米軍の協力を得て撮影された為に、全て本物。
F-14トムキャットのドッグファイトシーンはすばらしく、合わせて音楽がピッタリ。
シナリオは単純明快、仲間に馴染まない主人公、唯一の親友、恋人、挫折と栄光。
青春映画の要素が全て詰め込まれています。
文句なしにトム・クルーズは格好いいし、映像も良い。つまり、わかりやすくていいんですよね。
なにげにメグ・ライアンやティム・ロビンスが出ていたりして。
「愛と青春の旅立ち」「海猿」を合わせてみると、当分青春映画は見なくて済みます(笑)。
アイスマンって良い奴だよな。

<見どころ>
なんといっても戦闘シーンは圧巻。
「ナイト・オブ・ザ・スカイ」ほどの美しさは無いですが、要所をしめた撮影は見事。
マニアにはたまらんかと。

<出演者>
トム・クルーズは若いのは当たり前ですが、あんまり変らないですね。
ケリー・マクギリスはちょっと濃い…当時の化粧だから仕方ないのか。昔見たときほど美人だとは感じませんでした。
「ER」のグリーン先生がトムの相棒グース、なんか意外。
なんといってもヴァル・キルマーが最高です。個人的にはヴァル・キルマー=アイスマンという構図がずっと抜けない…なんでだろうか。

映像センスは抜群、シナリオは軽め、見やすくて面白い映画です。
今見ても遜色のない出来だと思うし、やはりそういう作品は一般的な「傑作」という位置づけになるります。
ただ、決して「名作」ではないところがミソだったりしますが…。

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by syosei7602 | 2007-01-25 23:59 | 恋愛/青春/スポーツ
僕の、世界の中心は、君だ。
d0030824_112148.jpg『MY GIRL AND I 』 韓国/2005
監督:チョン・ユンス
出演:チャ・テヒョン ソン・ヘギョ イ・スンジェ キム・ヘスク
    ハン・ミョング パク・ヒョジュン キム・ヨンジュン
    ソン・チャンウィ キム・シニョン



公開時コピー
ラブストーリーの国、韓国が描いた
もひとつの「世界の中心で、愛をさけぶ」。


長澤まさみが大ブレイクした「世界の中心で、愛をさけぶ」の韓国リメイク版。
監督は「イエスタディ 沈黙の刻印」のチョン・ユンス。
出演は「猟奇的な彼女」のチャ・テヒョン、テレビドラマ「秋の童話」のソン・ヘギョ、「スカーレットレター」の製作を手がけたイ・スンジェ、「マイ・ブラザー」のキム・ヘスク、「ひとまず走れ!」のキム・ヨンジュンなど。

<あらすじ>
10年ぶりに同窓会に出席したスホ(チャ・テヒョン)は、高校時代に病気で亡くした恋人スウン(ソン・ヘギョ)を思いだしていた。

海沿いの街に住む高校2年生のスホは同じクラスの美少女スウンに憧れていた。
ある日、スウンと偶然話をしたことから他の学生達に好奇の目に晒される。
スウンを狙っていた柔道部の先輩にいちゃもんをつけられ、誤解を解こうとした矢先、彼女はスホを彼氏だと言ってしまうのだった。
やがて2人はポケベルのメッセージを交換しはじめ、時にはヤキモチをやき、お互いの言葉をぶつけ合いながら深く惹かれ合っていく。

<作品解説>
長澤まさみが主演し、大ヒットを記録した「世界の中心で、愛をさけぶ」ですが、実際の所映画の出来としては今ひとつで、評価すべきところは長澤まさみ、森山未来の演技と故・篠田昇による美しい撮影でした。
本作はオリジナルの問題とされた部分(柴崎コウの役どころ、高校生らしい感情の変化の無さなど)を払拭し、時にはスウンの我が儘な部分やスホのヤキモチなど直接的な起伏に富んだ変化が付けられています(オリジナルではラジオの投稿に対して亜紀が怒るくらいしかない)。
また、韓国的な味付けで所々にコメディ的な要素やスホの祖父の話が加わったことで、生と死について語られるくだりが深く意味を持っています。
純粋にスホとスウンの関係を描き続けたという意味では、オリジナルよりも良く出来ていると言えるでしょう。
また個人的には、ラストはオリジナルより良かったと思います。
オリジナルはちょっと「描き過ぎ」ましたね。

<見どころ>
やはり映像美でしょうか。
港町、海、青空といったオリジナルに則した映像の使い方は秀逸。
また、海中のシーンが多いのもうまい使い方です。

<出演者>
今更チャ・テヒョンを高校生で見ろと言われると…まあ「カオルちゃん」を見れば、彼だって立派な高校生ですよ(笑)。
とはいえ、元々童顔なチャ・テヒョンだからこそ、この役がそれなりに合っているんだろうと思います。妹に対して「早く惑星に帰れ!」と怒鳴るシーンがツボでした。
スウンを演じるソン・ヘギョですが、長澤まさみやテレビ版の綾瀬はるかと違って髪の毛は剃っていません(髪の毛が抜けるシーンはあるけれど)。
しかし、これって時期が夏の終わりくらいまでなんですよね。オリジナルは夏から冬へと変遷したのに対して、こちらは違うので合っている?のかな。
同級生役に「ひとまず走れ!」のキム・ヨンジュンが出ていますが、存在感が大きいですね。

ヒットはしなかった作品ですが、シナリオを煮詰め直した事により完成度はオリジナルより若干こちらが上です。
もっとも、韓国が舞台なのでオリジナルに感情移入した人が見てもそれほど感動する作品ではないのでしょう。
とどのつまり「これはこれでありかな」という感じです。

<関連作品>
オリジナル 世界の中心で、愛をさけぶ

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by syosei7602 | 2007-01-23 23:59 | 恋愛/青春/スポーツ
カスタムメイド10.30
d0030824_1114350.jpg『CUSTOM MADE 10.30』 日本/2005
監督:ANIKI
出演:木村カエラ 奥田民生 西門えりか 前田綾花 松井涼子
    松山ケンイチ 加瀬亮 小倉一郎 柳沢慎吾 寺島進
    ミッキーカーチス 宮崎美子 安斎肇 カイヤ 伴杏里



公開時コピー
♪見えないキズナ、それはメロディ!

今やミュージシャンとして活躍する木村カエラの初主演映画。
広島市民球場で行なわれた奥田民生のライブまでのドキュメントから生まれた作品。
監督は「ナイスの森 The First Contact」を石井克人、三木俊一郎と共に手がけたANIKI。
出演はご存じミュージシャン奥田民生、「ナイスの森」の西門えりか、「閉じる日」の前田綾花、「探偵事務所5″」の松井涼子、「デスノート」の松山ケンイチ、「硫黄島からの手紙」の加瀬亮、「タナカヒロシのすべて」の小倉一郎、「交渉人 真下正義」の寺島進など。

<あらすじ>
両親の離婚と、さらに母親の再婚によって広島で1人暮らしをしている18歳の女子高生・小林マナモ(木村カエラ)は、キャバクラでバイトをして生活する日々。
ある日、父親(安斎肇)と一緒にロンドンで暮らしていた妹・みなもが帰国して転がり込んでくる。何かと仲の悪い2人は早々に大喧嘩を始める。
そんな日常を避けるように、マナモはキャバクラで一緒の朝子(前田綾花)と姫(松井涼子)と共にバンドのデビューに向けて日々練習していた。
そんな彼女の前に“天使”と名乗る奇妙な2人組(加瀬亮・小倉一郎)が現れ、10月30日に市民球場で行なわれる奥田民生のコンサートに行かせようとするのだった。

<作品解説>
もとはドキュメントの企画から生まれたという作品。
それゆえかシナリオが煮詰まっておらず、木村カエラ、奥田民生という2人の出演のみで辛うじて“作品”としての体面を保っている感じがします。
ただ、出演者は寺島進をはじめとして実力がある人が揃っているために、見逃せないという事実もあり。
非常にアンバランスな作りで、時折差し込まれる奥田民生のドキュメント風景が明らかに映画のそれではないので違和感を感じるんですね。
かといって「スウィング・ガールズ」や「リンダ リンダ リンダ」の様に弾けるようなクライマックスがあるわけでもなく、結局“奥田民生”。
まあ、ファンなら押さえておく位の感じでしょうか。

<見どころ>
個人的に気に入ったシーンがひとつ。
木村カエラが車に乗り、その横顔を映している場面があるんですが、なんとも言えない色っぽさがあります。
なんですかね、このシーンだけが全てだった気がします。

<出演者>
木村カエラの広島弁がうまいか下手かはわからないんですが、唐突な映画主演としてはまずまず。しかし、せっかく彼女自身がミュージシャンなのだから、そこはもっと活かして欲しかった。
奥田民生には演技らしい演技はないです(笑)。
妹役の西門えりかはイギリス在住らしいんですが、ハッキリとした顔立ちが良いですね。
テレビ向けではなく、映画向きの顔付き?かな。
あとはまあ、可もなく不可もなし…無難にこなしてますね。
松山ケンイチのヘアスタイルはありえねぇと思ったくらいです、ハイ。

映画の出来としては辛うじて青春?な感じ(加瀬大周あたりが…)。
映像に特筆すべきところもなく、ほんの少し出てくるシュールな部分は良くも悪くも無意味だったり…もっと映画製作に時間をかけるべきだった気がしますね。
発想はあるけどまとまりきっていない感じです。

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by syosei7602 | 2007-01-19 00:00 | 恋愛/青春/スポーツ