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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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カテゴリ:恋愛/青春/スポーツ( 105 )
初恋のきた道
d0030824_1481532.jpg『THE ROAD HOME』 中国・アメリカ/1999
監督:チャン・イーモウ
出演:チャン・ツィイー チョン・ハオ スン・ホンレイ チャオ・ユエリン
受賞:ベルリン国際映画祭/審査員特別賞(2000)




「HERO」のチャン・イーモウ監督によるロングランを記録したラブストーリー。
出演は「LOVERS」のチャン・ツィイー、「セブンソード」のスン・ホンレイなど。

<あらすじ>
都会に働きに出ているユーシェン(スン・ホンレイ)は父親が急死したとの報せを受けて、数年ぶりに村へ帰ってくる。
母親ディ(チャオ・ユエリン)は、真冬の中、父親が教師をしていた学校の前に2日ほど座り込んで呆然としていた。
ユーシェンは、なんとかディを家に連れ戻すと彼女は父親の遺体を安置してある町から担いで村に連れて帰りたいと言い、さらに壊れた機織り機を直して棺にかける布を織り始める。
棚に置いてある新婚当初の写真を見たユーシェンは、昔聞いた2人のなれそめを思い出していた。
約40年前、18歳のディ(チャン・ツィイー)が住む村に教師としてやってきた20歳のチャンユー(チョン・ハオ)。ディは彼を見た瞬間一目惚れをしてしまうのだった。

<作品解説>
チャン・イーモウ監督がチャン・ツィイーを主演に抜擢したストレートなラブストーリー。
これほどまでに真っ直ぐな寄道のない作品も珍しいといえます。
モノクロのプロローグから始まり、この時点で既にこれから語られる恋物語がハッピーエンドであることが示唆されています。
時代はストーリーから文化大革命の直前1960年代くらいかと思われます。
文革では知識人に対する弾圧が行なわれ、本作でもその一部が垣間見られます…というよりは、この文革をある程度認識していないと物語の大枠が単純なラブストーリーとしか認識できないんですね。
主人公のディが一目惚れをして、後に結婚することになる教師チャンユーは、正直なところ男前とは言い難いのです。しかし、文盲である人々にとって彼は若き知識人であり、村人とは異なった雰囲気を持っています。時代背景を鑑みればディがチャンユーの持つ雰囲気に一目惚れしたとしても不思議ではないのかもしれません。
祖母と2人暮らしのディは、わずかに交わした言葉から待ち続けます。これ以上ないというくらいに真っ直ぐにしか見ることのできない想いを、わずかなセリフと表情、そして風景が語っていく様はとても美しい。
会話もほとんどなく、恋敵も悪人も出てこないという、映画作品としては不完全な体裁です。
しかし驚くほどシンプルなシナリオは、見る側も正面から受け止めるしかできない故に成功した希有な作品です。

<見どころ>
ディを演じるチャン・ツィイーの可愛さは言うに及ばず、しかし見るべきは彼女が常に分厚い服を着ているところにあります。
女優の表情で勝負するためなのか、体のラインを打ち消した衣裳選択は見事。
そして、美しい風景描写は言うに及ばず。

<出演者>
チャン・ツィイーは本作で人気を博し、続く「グリーン・デスティニー」ではハリウッド女優の仲間入りを果たしました。
セリフではなく、とにかく表情で勝負が後の作品に良い影響を与えています。
チャンユー役のチョン・ハオは本作以外ではわからないのでなんとも言えませんが、選択としては間違っていなかったですね。これが男前過ぎたら単なるつまらない美男美女の物語になってしまったでしょう。
息子役のスン・ホンレイ、チャオ・ユエリンはプロローグとエピローグの短いシーンでもきっちりとした演技を見せてくれます。

<総評>
邦題は「初恋」とありますが、原題は訳すと「帰り道」。
恋愛は本作の大きなテーマですが、実は「帰る場所」があるという意味を踏まえると「道」がテーマなのかもしれません。
ストレートすぎるきらいはありますが、何も考えずに見るとシンプルに感動できる作品です。

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by syosei7602 | 2007-12-25 23:15 | 恋愛/青春/スポーツ
GOAL!2
d0030824_0424486.jpg『GOAL II: LIVING THE DREAM』 イギリス/2007
監督:ジャウム・コレット=セラ
出演:クノ・ベッカー アレッサンドロ・ニヴォラ アンナ・フリエル
    スティーヴン・ディレイン レオノア・バレラ ルトガー・ハウアー
    エリザベス・ペーニャ ニック・キャノン カルメロ・ゴメス



公開時コピー
夢を駆け抜けろ

FIFAの全面協力で製作された3部作第2弾でレアル・マドリード編となる。
監督は「蝋人形の館」のジャウム・コレット=セラ。
出演は前作に続き、クノ・ベッカー、アレッサンドロ・ニヴォラ、スティーヴン・ディレイン、アンナ・フリエル、「ルビー&カンタン」のレオノア・バレラ、「ブレードランナー ファイナル・カット」のルトガー・ハウアーなど。
なお、前作に続き実際のスター選手が登場。
舞台がレアル・マドリードとなるため、出演したのは撮影当時に在籍していたベッカム、ジダン、ロナウド、ラウル、カシージャス、イバン、サルガドなど。

<あらすじ>
イングランド・プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドで活躍するサンティ(クノ・ベッカー)は活躍を続け、恋人ロズ(アンナ・フリエル)との婚約も決まって順風満帆だった。
その頃、かつてのチームメイトであるハリス(アレッサンドロ・ニヴォラ)が所属するスペインの強豪でスター軍団のレアル・マドリードは低迷を続けていた。
早急に実力のある新しい選手を欲したレアルは、サンティに目を付けてエージェントのグレン(スティーヴン・ディレイン)と交渉、移籍期限ギリギリの状況でサンティに決断を迫る。
ハリスの薦めと監督ルティ(ルトガー・ハウアー)の助言もあって、サンティは入団を決断し、ロズをなんとか説得するのだった。
大々的に移籍が発表され、ベッカム達に歓迎されたサンティ。
そしてチャンピオンズ・リーグ第1戦のゲーム、不調続きのハリスと後半終了間際に交代し、見事ゴールを決め、最高の出だしを飾る。

<作品解説>
数々のスター選手が出演することで話題になったシリーズ第2作は、各国の代表選手が在籍した銀河系軍団ことレアル・マドリードに主人公サンティが入るところから始まります。
既にニューカッスルのチームメイトであったハリスも在籍しているものの、1作目と同じく彼はグダグダの状態。
サンティのチームメイトでありながら悪友として再び活躍?します。
さて、本作では常勝軍団と言われたレアルに入りながらも、恋人ロズはニューカッスルに留まったまま。彼女は自分の仕事が好きなので、スペインにはたまにしかやってこず、当然物語りの流れとしてすれ違いが生じてきます。
さらに、過去にサンティを捨てた母親の存在、テレビ局の美女など、スターになればなるほどにトラブルや誘惑が増えてきます。
とはいえ、試合では最強のスーパーサブとして活躍し、落ち目のハリスとは正反対に評価が上昇…まあ、ありがちなパターンですね。
正直なところ、ストーリーとして目新しい部分もなく、試合のシーンも前作の方が小気味よかった気がします。ここは監督の違いか…というかなぜ監督変えたんだろうとか。
ベッカムやジタンが出ているだけで、ファンならおもしろいかも。
次作は完結編であるワールドカップになります。

<見どころ>
リフティングや試合のシーンは格好いい。
なんだか憎めないハリスが良いかな。

<出演者>
前作からの出演者は、前作と変らずという感じ。
ベッカムやジタンなどはセリフはほぼ無しの状態。
チームメイトの絡みがハリス役のアレッサンドロ・ニヴォラだけというのは寂しい限りです。
監督を演じたルトガー・ハウアーがオシム監督に似ています。

<総評>
特に何かが…みたいなのが無く、劇場公開もかなり短かった記憶があります。
やはり今年公開でベッカムやジダンと言われてもねぇ。
チャンピオンズ・リーグという展開ではオチが見えているようなもんなので、お好きな方はどうぞという感じですね。

<関連作品>
GOAL! ゴール! (1作目)
GOAL! 2 (2作目)

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by syosei7602 | 2007-12-20 23:59 | 恋愛/青春/スポーツ
自虐の詩
d0030824_244021.jpg『自虐の詩』 日本/2007
監督:堤幸彦
出演:中谷美紀 阿部寛 遠藤憲一 カルーセル麻紀 ミスターちん
    金児憲史 蛭子能収 島田洋八 松尾スズキ 岡珠希
    丸岡知恵 Mr.オクレ 竜雷太 名取裕子 西田敏行



公開時コピー
伝説の4コマ漫画映画化!
笑いあり、涙ありの怒涛のエンターテインメント!


業田良家の同名4コマコミックの映画化。
監督は「トリック」シリーズの堤幸彦。
出演は「嫌われ松子の一生」の中谷美紀、「大帝の剣」の阿部寛、遠藤憲一、「苺の破片(イチゴノカケラ)」のカルーセル麻紀、「憑神(つきがみ)」の西田敏行など。
主題歌は安藤裕子。

<あらすじ>
宮城県・気仙沼で新聞配達をしている中学生・森田幸江(岡珠希)。ある日、父親(西田敏行)が銀行強盗をして捕まってしまい、小さな幸せしか堪能できない幸江は不幸のどん底に落とされてしまう。
時は経ち、大阪ミナミ。
通天閣を見上げる下町に住む幸江(中谷美紀)は、ボロアパートに元ヤクザで内縁の夫・イサオ(阿部寛)と共に暮らしていた。イサオは気に入らないことがあるとちゃぶ台をひっくり返す乱暴者な上に、働きもせず日がな一日競馬やパチンコに明け暮れ、時にはケンカをして警察に厄介になっている。
それでも一緒にいるだけで幸せ、という幸江は働き先の食堂あさひ屋のマスター(遠藤憲一)から再三言い寄られても軽く流していた。
そんなある日、彼女の前に出所した父親が現れるのだった。

<作品解説>
4コママンガの実写という非常にめずらしい作品です。
母親に幼い頃に見捨てられ、父親は警察に逮捕されてしまった貧乏な中学生・幸江。幸せを求めて都会に出てきて知り合い、一緒に暮らしているのが元ヤクザのイサオ。
それでも幸せを感じている彼女は、イサオの為に粉骨砕身に働いています。
本作ではなぜ彼女がイサオと一緒にいるのかという理由が語られ、自らの生き方が気仙沼、大阪、東京が舞台になります。
ところどころに差し挟まれるユーモアは監督ならでは…と同時に真っ向勝負の人情&恋愛の物語は意外な気もしました。
さて、この真っ向勝負が実に功を奏していて、主人公幸江が感じる「小さな幸せ」が見事に描かれていきます。大したことじゃないんですよね、実際。
イサオが「弁当、明日から働く」とボソボソというだけで幸せ絶頂という有様。
人生を他人と比べられるわけじゃない、自分には自分の幸せと生き方があり、それが例えどこかしらで自分にとって弊害を生むとしても…これこそ自虐なわけです。
ベタな人情劇で、ベタに感動してしまいました。

<見どころ>
何かというとちゃぶ台をひっくり返すイサオ(食費がねぇ…)。
なんとなく魅力的なアクションに見えちゃうから不思議(笑)
電車のシーンが2つほどありますが、これがとても良いです。

<出演者>
「嫌われ松子の一生」「7月24日通りのクリスマス」と、クセのある役柄が多くなった中谷美紀。
個人的にはそろそろこういう役柄を脱して、正統派を演じて欲しいですね。
多分、次になると「またかよ」と言われるかと思います…うまいんだけど。
イサオを演じた阿部寛、パンチパーマで寡黙な役どころですが、カッと見開いた目が見事。
幸江に言い寄る食堂のマスターは遠藤憲一は名脇役ですよ。なんでもやっちゃうなぁ。
カルーセル麻紀、西田敏行も好演しています。

<総評>
作品レベルが意外なほどに高かったのには驚きました。
正直、それほど期待していなかったんですが、ストレートに楽しめる作品です。
なお、エンドロールが終わってもまだちょい続きますので、ご注意を。

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by syosei7602 | 2007-12-19 23:54 | 恋愛/青春/スポーツ
ノッティングヒルの恋人
d0030824_3173562.jpg『NOTTING HILL』 アメリカ/1999
監督:ロジャー・ミッシェル
出演:ジュリア・ロバーツ ヒュー・グラント リス・エヴァンス
    ジーナ・マッキー ティム・マキナニー エマ・チャンバース
    ヒュー・ボネヴィル ジェームズ・ドレイファス



「ヴィーナス」のロジャー・ミッシェル監督によるラブコメディ。
出演は「メキシカン」のジュリア・ロバーツ、「アバウト・ア・ボーイ」のヒュー・グラント、「ハンニバル・ライジング」のリス・エヴァンス、「ひかりのまち」のジーナ・マッキー、「102」のティム・マキナニーなど。
トレヴァー・ジョーンズによるサントラも秀逸である。

<あらすじ>
ロンドンのノッティングヒルで旅行書の専門店を営むウィリアム(ヒュー・グラント)は妻に逃げられ、変わり者の男スパイク(リス・エヴァンス)と同居していた。
ある日、いつもの通り店にいると1人の女性が入ってくる。彼はその女性がハリウッドの大物女優アナ・スコット(ジュリア・ロバーツ)だと気が付く。
アナは本を買って出て行くが、そのすぐ後ウィリアムはジュースを買った帰りにぶつかってしまいかけてしまう。
服を乾かすよう、家に招くがアナは早々に出て行く。しかし、戻ってきた彼女はウィリアムにキスを残して去っていく。
数日後、スパイクにアナからの伝言を聞いたウィリアムは彼女が滞在するホテルへ向かう。そこは新作映画の取材場所だった。
記者だと偽った彼はアナと再会し、その夜ウィリアムの妹の誕生日パーティーへ行くことになる。

<作品解説>
いわゆる一目惚れで、お互いを運命の相手と確信する2人ですが、そこにはいわゆる格差が生じています。
かたやハリウッドの売れっ子、そして赤字続きの本屋経営者…さらに恋多き女でもあるアナと妻に逃げられたウィリアムという対称もおもしろい。
本作の舞台はロンドンのノッティングヒルになるわけですが、アナはやたらとロンドンにやってきます。始まりはかなり唐突な感じで、いきなりキスから始まっちゃうわけです。
前フリがほとんどなく、突然降って湧いたような形なんですが、これが一目惚れ?と考えたら、まあ…ありかなという展開。
いわゆる直感の話として進んでいきます。
もっとも主役はヒュー・グラント演じるウィリアムであり、彼と彼の周囲の人物を中心に描かれ、アナは常に“別世界”の人として描写されていきます。
映画に関するユーモアもネタとして取り入れられた、なかなかの作品です。

<見どころ>
本作のジュリア・ロバーツは今までの彼女の作品の中では一番的を射たともいえるほどのハマリっぷり。
クライマックスはお決まりパターンですが、名シーン。
あとはスパイクを演じたリス・エヴァンスが最高!

<出演者>
ジュリア・ロバーツが魅力的。彼女の演じるアナとジュリアそのものがなんとなくシンクロしているのは本人公認?
ヒュー・グラントは好演しているんですが、どうせなら無名の俳優を使った方が親近感が湧いて良かったかも知れないですね。
リス・エヴァンスは文句なしの怪演でした。

<総評>
ノッティングヒルを歩くウィリアムと同時に季節が移り変わっていくシーンや、アナの映画撮影シーンなどはそれなりに面白い。
先の読めてしまう展開などは仕方ないとしても、イギリス的なノリが随所に鏤められているのは、なかなか楽しい。
王道ラブコメディとして良作です。

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by syosei7602 | 2007-12-07 23:59 | 恋愛/青春/スポーツ
バッテリー
d0030824_21511320.jpg『バッテリー』 日本/2007
監督:滝田洋二郎
出演:林遣都 山田健太 鎗田晟裕 蓮佛美沙子 萩原聖人
    上原美佐  濱田マリ 米谷真一 太賀 山田辰夫
    塩見三省 岸部一徳 天海祐希 岸谷五朗  菅原文太



公開時コピー
いまだからこそ、できることがある。

あさのあつこの同名ベストセラー小説の映画化。
監督は「陰陽師 ~おんみょうじ~」の滝田洋二郎。
出演は新人の林遣都、鎗田晟裕、テレビドラマ「大奥」の山田健太、「転校生 -さよなら あなた-」の蓮佛美沙子、「アキハバラ@DEEP」の萩原聖人、「サウスバウンド」の天海祐希、「龍が如く 劇場版」の岸谷五朗、「妖怪大戦争」の菅原文太など。
主題歌は熊木杏里。

<あらすじ>
中学校入学を前に、父親・広(岸谷五朗)の転勤により祖父・井岡洋三(菅原文太)の住む岡山に一家で引っ越してきた原田巧(林遣都)。巧は類い希なる野球センスと自信を持つピッチャーだったが、それ故に常に孤独感を抱いていた。
母親の真紀子(天海祐希)は、体の弱い弟・青波(鎗田晟裕)を構い、そんな弟に野球を見せつける巧とは距離が空いている。
引越早々、ランニングに出た巧は、神社で地元の少年野球チームでキャッチャーの永倉豪(山田健太)と出会う。豪は、大会で巧を見て以来その才能に惚れ込んでおり、キャッチャーを申し出る。以前のキャッチャーが半年かかった巧の捕球をたった5球でこなした豪。
そして2人はバッテリーを組むことになる。
中学生活が始まるが、巧はその寡黙さから早々にトラブルを起こす。

<作品解説>
今なお売れているベストセラー小説の映画化です。
タイトルの通り、主人公・巧とその友人でありバッテリーを組む豪との物語を基盤にして、人間関係が描かれる作品になります。
生まれつき病弱で、少し運動しただけでも熱を出す弟・青波。兄を尊敬し、野球が好きだけどそれもままならない…そんな弟の前で孤独に野球を続ける巧と、それを良く思わない母親など…パターンとしては典型的な感じも受けるんですが、本作は巧の孤独感が前面に押し出されています。豪と青波は、独りよがりに見える巧の理解者となって、少しずつ彼の心を溶かしていきます。
さて、本作の撮影シーンは岡山で撮影されており、美しい街並みが余すところ無く映し出されています。また、投球シーンの合成なども違和感はなく、全体的に見ても非常にレベルが高い。
それ故にもう少し突き詰めた部分が欲しかったのも確かなところですね。

<見どころ>
作品全体が非常に爽やか、キャスティングもなかなか良く、安易なスポ根ものに走っていないため、割と気軽に見られます。
一番の見どころはやっぱり勝負シーンですね。

<出演者>
若干ハーフっぽい林遣都はクールな雰囲気が抜群、演技力も新人にしてはかなり高い。
山田健太は屈託のない笑顔が印象的です。
なぜか浮いてみえたのが天海祐希…なんだろう、ちょっと違うんだよなぁ。
岸谷五朗と菅原文太は相変わらずです。

感動するかというと、なんとなく微妙。
話しとしては良いんだけど、なんか物足りなさを感じたなぁ。
あ、「タッチ」よりは全然良いですけどね。

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by syosei7602 | 2007-10-28 20:54 | 恋愛/青春/スポーツ
ロッキー
d0030824_1221472.jpg『ROCKY』 アメリカ/1975
監督:ジョン・G・アヴィルドセン
出演:シルヴェスター・スタローン タリア・シャイア バート・ヤング
    カール・ウェザース バージェス・メレディス  ジョー・スピネル
    セイヤー・デヴィッド ジミー・ガンビナ ビル・ボールドウィン
受賞:アカデミー賞/作品賞・監督賞・編集賞(1976)
    NY批評家協会賞/助演女優賞(1976) 他多数

公開時コピー
15ラウンドを闘いぬくことに、ロッキーは永遠の愛をかけた…

「ランボー」シリーズと共に、シルベスター・スタローンをスターダムに押し上げた出世作。
監督は「ベスト・キッド」のジョン・G・アヴィルドセン。
出演は「ゴッドファーザー」のタリア・シャイア、「合衆国最後の日」のバート・ヤング、「プレデター」のカール・ウェザース、「タイタンの戦い」のバージェス・メレディス。
なお主要キャストは「ロッキー5/最後のドラマ」まで引き継がれている(「ロッキー・ザ・ファイナル」まで出演したのはバート・ヤング)。

<あらすじ>
1975年、フィラデルフィア。イタリア系の人々が住む街のヘビー級の三流ボクサー、ロッキー(シルベスター・スタローン)は試合と高利貸しの集金人をして身銭を稼ぐその日暮らし。
ペットショップの店員で友人ポーリー(バート・ヤング)の妹エイドリアン(タリア・シャイア)にアプローチするも、内気な彼女はいつも何も言わない。
その頃、フィラデルフィアに世界ヘビー級チャンピオンで無敵のボクサー、アポロ(カール・ウェザース)がやってくる。
1月1日の試合のためだったが、対戦相手が拳を痛めて試合が出来なくなってしまう。
広告費に大金をかけ、なんとしても試合をしたいアポロ。
彼は無名のボクサーを逆指名して、アメリカンドリームを銘打った試合にすることを提案。
そして、対戦相手にロッキーが選ばれるのだった。

<作品解説>
スタローンといえば本作が最も有名な代表作にして、出世作になります。
モハメド・アリと無名ボクサーの対戦を見て、わずか3日間で脚本を書上げ、低予算で製作されました。
結果的に大ヒットを記録し、アカデミー賞を受賞…以後、5作の続編が作られます。
さて、本作は試合のシーンがクローズアップされがちですが、中盤まではロッキーが小銭を稼いだり、近所の子供に説教をしたり、エイドリアンとデートしたりと淡々とした日常が描かれます。そこへ転がり込んでくるのがチャンピオンとの1戦。
30歳前後のロッキーは、ボクサー冥利に尽きるこの1戦に賭けます。
何気なく過ごしていた堕落寸前の日々に別れを告げ、トレーニングを始める…スポ根ものの王道パターンに向かうわけですが、彼は何のために戦うのかは実は描かれていない。
エイドリアンの為でもなく、自分自身の為でもない。
劇中でも語られるように、彼はボクシングしかないから…この最もシンプルな理由が本作の醍醐味です。

<見どころ>
タリア・シャイア演じるエイドリアンとのラブシーンが秀逸。半ば強引ともいえるのに、この時の表情が実に良い名シーン。
また、ボクシングジムの老トレーナー・ミッキーとのやりとりは本作のキモです。
そして、クライマックスの試合は手に汗握りますね。

<出演者>
当時は犬の餌代にも困っていたというスタローン(劇中の犬は、彼の飼い犬)。
別の映画のオーディションに落ちた際に、脚本を見せて映画化に至ったそうです。まさしくアメリカンドリームの尻尾を掴んだ瞬間ですね。
エイドリアンを演じるタリア・シャイアは、最初メガネをかけていて表情がよく分からないけれど、あのラブシーンで外した瞬間から物語りが動き始めます。これってすごい!
唯一全ての作品に出ているバート・ヤング、悪友とも言うべきポーリーを好演。
トレーナー・ミッキー役のバージェス・メレディスは既に故人となりましたが、ロッキーとのケンカで切ない顔をする瞬間はなんともいえない。
そして4作目まで出演するアポロ役のカール・ウェザース、見事。

何気ない生活を描き、突然舞い込むチャンス。
ロッキーという男の人生が変わる瞬間ですが、人生の転機を極力絞って描かれたストーリーは良く練られています。
クライマックス最高潮の瞬間に終わるエンディングは今じゃあまり考えられないですね。
本当はもう少し長かったそうですが、本作に「これ以上」はいらないでしょう。

<関連作品>
ロッキー
ロッキー2 (2作目)
ロッキー3 (3作目)
ロッキー4/炎の友情 (4作目)
ロッキー5/最後のドラマ (5作目)
ロッキー・ザ・ファイナル (6作目/完結編)

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by syosei7602 | 2007-10-09 23:54 | 恋愛/青春/スポーツ
シュガー&スパイス 風味絶佳
d0030824_224146.jpg『SUGAR&SPICE』 日本/2006
監督:中江功
出演:柳楽優弥 沢尻エリカ 大泉洋 チェン・ボーリン 木村了
    濱田岳 岩佐真悠子 サエコ 佐藤二朗 板倉俊之 光石研
    奥貫薫 金田明夫 高岡蒼甫 夏木マリ



公開時コピー
「冷静と情熱のあいだ」のスタッフが贈る珠玉のラブストーリー

山田詠美の短編「風味絶佳」を、「冷静と情熱のあいだ」の中江功監督が映像化。
出演は「誰も知らない」の柳楽優弥、「クローズド・ノート」の沢尻エリカ、「ゲゲゲの鬼太郎」の大泉洋、「最後の恋,初めての恋」のチェン・ボーリン、「パッチギ!」の高岡蒼甫、「さくらん」の夏木マリなど。
主題歌はオアシス。

<あらすじ>
米軍基地が隣接する東京・福生市。
高校を卒業した山下志郎(柳楽優弥)は、大学に進学せず親に反対されながらも、なんとなくガソリンスタンドでアルバイトを始めた。
ある日、社長が新しいアルバイトの渡辺乃里子(沢尻エリカ)を連れてくる。志郎は以前、乃里子が失恋した場を偶然見たことを思い出し、彼女が気になっていく。
そんな彼らを破天荒でアメリカかぶれな志郎の祖母“グランマ”(夏木マリ)は、色々と助言を与え、やがて2人で過ごす時間が多くなるに連れ、志郎と乃里子は次第にうち解ける。
乃里子は元カレである矢野(高岡蒼甫)にきっぱりと別れを告げようと決め、志郎は一緒に着いていくのだった。

<作品解説>
演技力に定評がある柳楽優弥と沢尻エリカによるシンプルなラブストーリー。
まあ、ぶっちゃけていうとシンプルすぎてひねりが全くないといっても良いでしょう。
映像的にも特筆すべきものがなかったりして…ただ「突っ走る恋愛」はきちんと描かれていますが、どうも中高生向きというかなんつーか…映画として公開するには物足りない。
見終わったあとに「ふーん」という感じしか残らないんですね。
あれがどうとか、このシーンはとか、そういうのが全くない。
夏木マリが70歳というとんでもない年齢設定で登場しますが、語られるセリフは言葉としては良いものの、シナリオが軽すぎるために重みを感じません。
とどのつまり「こういう恋愛したことあるでしょ?」という展開のみでした。

<見どころ>
唯一の美しいシーンは感慨深くもなく…ラストは女のあざとさを感じさせます(笑)。
これだけが見どころかなぁ。

<出演者>
カンヌで有名になった柳楽優弥は演技の幅が決まってしまったのか、イマイチ。
沢尻エリカは「クローズド・ノート」とは対照的な役柄なんだけど、うまいですよ。なんだろう、演技自体に特筆すべきものがないのに、うまくキャラに染まっているというか…。
夏木マリはある意味、怪演。
チェン・ボーリンは別にいらなかった…。

沢尻エリカのファンなら見ても良いかな。
そのぐらいの感想しか残らないのが残念です。

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by syosei7602 | 2007-10-01 22:04 | 恋愛/青春/スポーツ
クローズド・ノート
d0030824_0111277.jpg『CLOSED NOTE』 日本/2007
監督:行定勲
出演:沢尻エリカ 伊勢谷友介 竹内結子 永作博美 板谷由夏
    田中哲司 サエコ 中村嘉葎雄 黄川田将也 篠井英介
    粟田麗 山口愛 石橋蓮司



公開時コピー
私と彼女を結ぶ、
世界でたった一冊の絆。


雫井脩介の同名小説の映画化。
監督は「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲。
出演は「シュガー&スパイス 風味絶佳」の沢尻エリカ、「ハチミツとクローバー」の伊勢谷友介、「いま、会いにゆきます」の竹内結子、「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の永作博美、「アキハバラ@DEEP」の板谷由夏など。
主題歌はYUI。

<あらすじ>
女子大生の堀井香恵(沢尻エリカ)は、一人暮らしの為に引越したアパートの鏡戸棚から1冊のノートを見つける。それは前の住人である真野伊吹(竹内結子)のものだった。
ある日、バイト先の万年筆屋でイラストレーターの石飛リュウ(伊勢谷友介)と出会う。どこか不思議な雰囲気を持つ石飛に惹かれていく香恵。
そんな中、香恵はなぜか伊吹のノートを読み始めてしまう。
それは伊吹が小学校の担任になった時から始まり、生徒との交流や再会した隆という青年との恋愛が綴られていた。
香恵はノートを読み進めるうちに、次第に伊吹の想いとシンクロしていく。

<作品解説>
行定監督のお得意パターンである、透明感ある映像が見事な作品。
1冊のノートに綴られた想いと現在が同時進行し、主人公である香恵の生き方が少しずつ変化をしていきます。
香恵は伊吹の残したノートを追うことで、自分に足りない部分を克服し、石飛への想いを形にしていくわけですが、それが曖昧さを持って描かれるのはちょっと勿体ない。
印象としてノートに書かれたことに乗せられているというイメージが強く、もう少し主体性があっても良かったかも。
物語の舞台は主に京都になるんですが、三浦なども使われているため整合性の無さが少々厳しい。まあ、京都と言ってしまうと関西弁になってしまうからだろうけど、あまりも有名な場所が出てくるので残念です。それを差し引いても映像は美しいんだけど。
ラスト、セリフの中でシナリオが破綻した部分があって、そこが勿体ない。
それ以外は、全般的になめらかに流れるような作品です。

<見どころ>
やはり映像が美しいのが見どころ。それに加えて、沢尻エリカ、竹内結子の対照的なキャラクターが際だっています。結構、衣裳注目。
自転車で走るシーンはほのぼのして良いですね。

<出演者>
沢尻エリカの演技を初めてまともに見たかもしれない…うまいです。なんかキャラクターイメージがぴたりとはまっている。でも、ちょっと残念なのが歩き方があんまりキレイじゃない。
竹内結子はもう、なんつーかまさしく先生的なイメージそのままで登場。
キレイっす。
伊勢谷友介はどんどんよくなっていきますね。
個人的には永作博美がツボでした。

場所の不整合な部分と、若干わざとらしい演出を除けば手堅い作品と言えます。
されど、ストーリーはシンプルそのものなので「あっ!」というようなものが無かったのは残念でした。

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by syosei7602 | 2007-09-29 22:20 | 恋愛/青春/スポーツ
学校の階段
d0030824_0445673.jpg『学校の階段』 日本/2007
監督:佐々木浩久
出演:黒川芽以 松尾敏伸 小阪由佳 通山愛里 甲斐麻美
    秋山奈々 栩原楽人 神楽坂恵 北村ひとみ 松田ちい
    疋田紗也 滝本ゆに 木村圭作 並樹史朗 三輪ひとみ
    森本レオ


公開時コピー
驚異の“部活ムービー”が誕生
学校非公認!伝説の[階段部]の物語を君は見たことがあるか!!!


櫂末高彰の同名ライトノベルの映画化。
監督は「ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状」の佐々木浩久。
出演はテレビシリーズ「ケータイ刑事 銭形泪」と映画版に出演した黒川芽以、「さよならみどりちゃん」の松尾敏伸、「ドリフト」の小阪由佳、「タイヨウのうた」の通山愛里など。

<あらすじ>
両親の海外出張により、叔母の家に預けられた神庭里美(黒川芽以)は、優柔不断な女子高生。しっかりもの従姉妹・美冬(北村ひとみ)とも折り合いがうまくつかない。
転校した天栗浜高校の初日、バスケ部に入部しようとした里美は猛烈な勢いで走ってきた九重ゆうこ(通山愛里)と天ヶ崎泉(甲斐麻美)にぶつかりそうなる。泉はよけそこなって転倒してしまう。
彼女たちは学校非公認の部活“階段部”だった。
生徒会の中村ちづる(小阪由佳)と階段部長・刈谷健吾(松尾敏伸)の確執を目の当たりにしながらも、怪我をした泉を運ぶ手伝いをする羽目になった里美。
その事で、里美は生徒会と教師たちから目を付けられてしまうが…。

<作品解説>
いやぁ、意外におもしろかったです。小気味よい展開とただ校舎内を走って競争するだけという設定に、お約束の学園ものの展開。
恐らく全国の学校で当然のように言われている「廊下を走るな!」を部活として破り捨て、確信犯として走り回る階段部。
そこに階段があるから走るんだ、と登山家のような理屈でラリーと称する競争をしているわけですが、うん、普通にあぶねーよとツッコミを入れてしまいます(笑)。
さて、本作は75分ほどの短い作品なんですが、アイドル映画としてのテイストをこれでもかとぶちまける、歌のシーン…いらんでしょ、これは。
この歌はもちろん黒川芽以が歌っていまして、さらにさっき見たばかりのシーンが回想として流れる。これを劇場で見せられたら、さすがに参りますね。
サービスシーンと見るか、時間つぶしと見るか、単純明快なストーリーなだけにメリハリとも言えるけど、こればっかしはファンサービス以外の何ものでもないです(自己紹介のシーンは許容範囲)。
まあ、それを差し引いても映像的にも綺麗だし「マトリックス」や「アンタッチャブル」を多少ぱくったようなシーンも良いんじゃないでしょうか。
スピード感のある作品です。

<見どころ>
すげー怪しい生徒会室(秘密基地かって…)が笑える。
もちろん見どころといえばラリーでしょう。なぜか制服姿で走るのはお約束なのか、かといって別に色気があるわけじゃなく、シンプルにスピード感があるカメラワークはなかなか。

<出演者>
正直なところ、お世辞にもメインの出演者はうまいとは言えず。
かといって際だって下手でもないわけでして、まあ、テレビなら許せるかなという感じです。
森本レオなんてまんまだし…。

歌のシーン以外は普通におもしろい。
学園ものの王道パターンを踏襲しつつも、きちんとまとまっているのは好感が持てます。
ただ、やっぱりテレビパターンなんですね。映画としての完成度から言うと、劇場に行くほどではない気がします。
テレビで見たら、結構人気出ると思うんだけどなぁ。

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by syosei7602 | 2007-08-28 23:36 | 恋愛/青春/スポーツ
つきせぬ想い
d0030824_1266.jpg『C'EST LA VIE, MON CHERI』 香港/1993
監督:イー・トンシン
出演:ラウ・チンワン アニタ・ユン カリーナ・ラウ
    フォン・ボー・ボー チョン・プイ
受賞:香港電影金像奬/最優秀作品・監督賞・主演女優賞
                助演男優賞・助演女優賞・脚本賞(1993)


1993年の香港アカデミー賞6部門を受賞した切ないラブストーリー。
「タイヨウのうた」の元となった作品である。
監督は「ワンナイト イン モンコック」のイー・トンシン。
出演は「暗戦 デッドエンド」のラウ・チンワン、「ゴッド・ギャンブラー 賭神伝説」のアニタ・ユン、「インファナル・アフェア2」のカリーナ・ラウ、「黒薔薇VS黒薔薇」のファン・ボーボーなど。

<あらすじ>
ジャズのサックス奏者で作曲家のキット(ラウ・チンワン)は、音楽界の商業主義が受け入れられず、恋人で同棲中のスター歌手トレイシー(カリーナ・ラウ)と喧嘩して家を出る。
安アパートを借りて、昼間の公園でぼうっとしていたある日、野良犬にエサをやりにきていたミン(アニタ・ユン)と出会う。ミンはキットの階下に住む劇団一家の娘だった。
明るいミンは、キットを誘い香港の街をあちこち連れ回す。
やがてキットは、ミンの明るさによって変化していく。そして彼女の為に未完成の曲を完成させると誓うのだった。

<作品解説>
数年前にブームが来た“セカチュー”系の先駆け(大分前ですが)とも言える作品。
ジャッキー映画以外ではこれといった目新しい作品がなかった当時の香港映画の中でも、一際目立った作品です。
さて、本作はシナリオの良さもさることながら、アニタ・ユンの素晴らしい演技により、作品としてのレベルを非常に高めています。
鬱屈した芸術指向のミュージシャンのキットと、幼いとき難病を克服し今を明るく生きているミンが出会い、物語は始まります。
キットとトレイシーの関係は簡潔に語られるのみで、前半部分は香港の街並みが情感的に美しく表現され、中盤以降はさながら音楽映画のような楽しさをいれているシーンは見事。
クライマックスに至るまでの起伏とツボを押えた作りは、近年の作品が見習うべき点でしょう。
なお、本作は「タイヨウのうた」のベースとなりました(実際はリメイクとして企画されていたそうです)。

<見どころ>
なんといってもミン演じるアニタ・ユン。
かわいく美しいという形容がピッタリです。
ハマリ役です。

<出演者>
ラウ・チンワンは「男たちの挽歌4」「ヒーロー・ネバー・ダイ」など、アクション映画などの出演が多い俳優です。独特の顔立ちでありながら、手堅い演技を披露。
アニタ・ユンは言うまでもなく、かわいい顔立ちと共に高い演技力で、本作のあとにも連続して香港アカデミー主演女優賞を受賞する快挙を成し遂げました。
そして、カリーナ・ラウとフォン・ボーボーは、脇をしっかりと固めていました。

作品としてのレベルはとても高く、またラストの切なさは余分な余韻を残していません。
気になる点は、フィルムが非常に粗く、また繋ぎが悪いのかコマが飛んでしまうような部分が見受けられたこと。
香港映画にありがちなエンドロールの短さも気になりました。
サントラに気を使っているだけに、もったいないですね。

<関連作品>
タイヨウのうた (本作ベース)

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by syosei7602 | 2007-08-26 23:31 | 恋愛/青春/スポーツ