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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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カテゴリ:恋愛/青春/スポーツ( 105 )
つぐない
d0030824_215440.jpg『ATONEMENT』 イギリス/2008
監督:ジョー・ライト
出演:ジェームズ・マカヴォイ キーラ・ナイトレイ
シアーシャ・ローナン ロモーラ・ガライ ヴァネッサ・レッドグレーヴ
ブレンダ・ブレシン パトリック・ケネディ ベネディクト・カンバーバッチ
ジュノー・テンプル ピーター・ワイト ハリエット・ウォルター
受賞:アカデミー賞/作曲賞(2007) 他

公開時コピー
一生をかけて償わなければならない罪があった。
命をかけて信じ合う恋人たちがいた。


イアン・マキューアン原作の「贖罪」を、「プライドと偏見」のジョー・ライト監督が映像化。
出演は「ウォンテッド」のジェームズ・マカヴォイ、「プライドと偏見」のキーラ・ナイトレイ、「エンバー 失われた光の物語」のシアーシャ・ローナン、「エンジェル」のロモーラ・ガライなど。

<あらすじ>
d0030824_2122525.jpg1935年イギリス。政府官僚ジャック・タリスの屋敷では小説家志望の末娘ブライオニー(シアーシャ・ローナン)が、帰省してくる兄とその友人を迎えるため、自作の劇を演じようと準備していた。
姉のセシーリア(キーラ・ナイトレイ)は、大学卒業したあと、進むべき道を探しあぐねて鬱屈した日々を過ごしている。
ブライオニーが窓の外を見ると、自らが仄かな想いを寄せる屋敷の使用人の息子ロビー(ジェームズ・マカヴォイ)とセシーリアが何事かを言い争い、セシーリアは突然下着姿になって噴水に飛び込む。
その一部始終を見ていたブライオニーは、2人の関係が気になってしまうのだった。
夕方、ブライオニーはロビーからセシーリアに手紙を渡して欲しいと頼まれるが、嫉妬心からその手紙を読んでしまう。しかもそれは、セシーリアにロビーへの想いを気づかせる切っ掛けになった。
その夜、ブライオニー達の従姉妹ローラ(ジュノー・テンプル)の双子の弟達が家出をしたことd0030824_2123771.jpgにより、皆で敷地内を探し回ることに。
その途中、ブライオニーはローラが何者かに襲われているところを目撃し、今までの出来事と手紙の件からロビーを犯人だと告発。
4年後、ロビーはフランスの戦地にいた。セシーリアは再会を信じて手紙を書き続けるが…。


<作品解説>
ちょっとした勘違いと嫉妬心から生まれた悲恋を描いた作品です。「プライドと偏見」で非凡な才能を発揮したジョー・ライト監督ですが、本作は些かまとまりが無かった気がします。
映像としては非常に見事で、テンポも申し分ないのですが、時間軸が途中でずれたりした為に、見ていると「あれ?」と思うことがいくつか。まあ、実際はそれほど気になる点でもないんですが、「プライドと偏見」が良かっただけに気になってしまいました。
さて、本作は第二次大戦時の物語になりますが、戦争に行くから離れてしまうという単純なものではなく、実質的に語り手となるブライオニーの視点と戦地をさまようロビーの物語になります。
ブライオニーは淡い恋心を嫉妬で燃やしてしまい、ロビーはセシーリアからの手紙を糧に再会を信じ続けてイギリスへの帰還を目指します。
前半のゆったりとした雰囲気から、戦時の殺伐とした雰囲気、それは戦場のみならず看護士をするセシーリアやブライオニーにも実感として存在するわけです。
戦中の描き方としては必要十分なんですが、今ひとつ進んでいるようなそうでないような…ブライオニーがもっと罪の意識に苛まされるシーンがあれば良かったんですが、どちらかというとロビーの想いに重点が置かれていたので、タイトルとストーリーが噛み合っていないんですね。
視点がばらついてしまったのが残念です。

<見どころ>
ロビーがたどり着くダンケルクの場面は圧巻です。
戦闘シーンがないものの、驚きの名場面。
映像は文句なしです。

<出演者>
ジェームズ・マカヴォイが非常に繊細でうまい。
もっと売れても良い俳優です。
キーラ・ナイトレイは少し派手目に登場、それにしても見事なまでに胸がない人ですね。
個人的には「プライドと偏見」の方が良かった。
そして注目なのはブライオニーを演じたシアーシャ・ローナン。
前半のメインであり、独特の顔立ちと卓越した演技を見せてくれます。
また、ブライオニーの年齢を経た役でロモーラ・ガライ、ヴァネッサ・レッドグレーヴも見事でしたが、ロモーラ・ガライは顔付きがシアーシャ・ローナンと大分違うのでちょっと残念。

<総評>
作品としては悪くないですが、もう少し詰めて欲しかったかも。
映像、音楽ともにレベルが高く、見応えはあります。
ストーリーはタイトルが示す通りですが、ラストは微妙…原作は読んでいないので何とも言えませんが、「贖罪」のとらえ方を生き様、もしくは考え方と捉えるか、観客の判断するところですね。

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by syosei7602 | 2009-05-18 23:59 | 恋愛/青春/スポーツ
鴨川ホルモー
d0030824_192317.jpg『鴨川ホルモー』 日本/2009
監督:本木克英
出演:山田孝之 栗山千明 濱田岳 石田卓也 芦名星 斉藤祥太
斉藤慶太 佐藤めぐみ 甲本雅裕 パパイヤ鈴木  笑福亭鶴光
石橋蓮司 荒川良々
受賞:第1回沖縄国際映画祭グランプリ/ゴールデンシーサー賞


公開時コピー
笑う阿呆に~
オニ来たる~!


万城目学の同名小説の映像化。
監督は「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」の本木克英。
出演は「クローズZERO」シリーズの山田孝之、「ハゲタカ」の栗山千明、「鴨とアヒルのコインロッカー」の濱田岳、「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」の石田卓也、「シルク」の芦名星、「全然大丈夫」の荒川良々など。

<あらすじ>
d0030824_193414.jpg二浪の末、京都大学に入った安倍(山田孝之)は、葵祭のバイトの帰り、知り合いになったばかりの高村(濱田岳)と歩いているところを京大青龍会の499代会長・菅原(荒川良々)達から勧誘される。
新歓コンパがただ飲み、ただ飯と聞いて参加した2人、そこで安倍は同じく参加者の早良京子(芦名星)の“鼻”とその美貌に一目惚れする。
その夜、安倍は鴨川付近で泣いて警官に話しかけられている京子を見つける。勢いで部屋に招待した安倍を尻目に京子は寝込んでしまうのだった。
朝、京大青龍会に入るという京子の書き置きを見た安倍は、高村を巻き込んで入会する…そして京大青龍会の新メンバーにはおなじく新歓コンパに参加していた大木凡人に似た髪型と眼鏡の楠木ふみ(栗山千明)こd0030824_194767.jpgと凡ちゃんや、エリートを気取る芦屋(石田卓也)、もちろん早良京子の姿があった。
ただのレジャーサークルと思っていた京大青龍会だったが、やがて菅原から小さなオニと呼ばれる式神を率いて「ホルモー」という戦いをするサークルだと告げられる。
とまどう安倍達だったが、興味本位からホルモーの特訓を開始するが…。

<作品解説>
原作のファンなら見逃せない本作品。かなり爆笑ものの原作をどこまで再現できているのか!?が、とても気になっていただけに、ここはあえて期待値を抑えて見ました。
結論から言えば、映画版はありかな?と。
クライマックス部分が結構違ったりしていて、若干残念な部分もありましたが、映画としてやるならこれくらいのアレンジは許容範囲でしょう。
さて、謎の競技「ホルモー」をすることになった主人公・安倍。しかし、そこにはお決まりの恋愛によるゴタゴタがあり、混乱を極めていきます。
一方、ホルモーで対戦するのは立命館大学、京都産業大学、龍谷大学と京都では名だたる名門校ばかり。
原作通りに祇園祭での会合なども再現されていて、結構びっくりです。
ホルモーそのものが当然、一般用語ではないためにとっつきにくい印象はありますが、基本的にはアホな話なので知らなくても楽しめるでしょう。
ラストの戦いは、さながら京都観光になっていましたが…。

<見どころ>
ホルモーがやはり楽しいというか、ある意味怖いというか…。
オニ達に号令をかける出演者たちの鬼気迫る顔がすごいです。
そしてレナウン娘は爆笑!

<出演者>
なんとなく汚れ?が似合う山田孝之が好演、しかし筋肉質なので原作のイメージと少し違うかも。
栗山千明の凡ちゃんぶりはもっと凝って欲しかった。
濱田岳のあの格好は似合い過ぎるし、石田卓也もうまいですね。
芦名星については、キレイすぎるような気もします。
個人的には龍大フェニックスの会長役が佐藤めぐみってところに感動しました(笑)。

<総評>
振り付けがパパイヤ鈴木だったり、VFXがGONZOという何気にこだわりが見られます。
意外とオリジナルで続編があってもおもしろいかも?と思ったりしましたが、果てさて。

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by syosei7602 | 2009-05-11 23:59 | 恋愛/青春/スポーツ
マイ・ブルーベリー・ナイツ
d0030824_23395678.jpg『MY BLUEBERRY NIGHTS』 香港・中国・フランス/2007
監督:ウォン・カーウァイ
出演:ノラ・ジョーンズ ジュード・ロウ デヴィッド・ストラザーン
レイチェル・ワイズ ナタリー・ポートマン




公開時コピー
ニューヨークから5.603マイル
あなたのブルーベリー・パイが恋しい


「2046」のウォン・カーウァイ監督が初めて挑んだ英語作品であるラブストーリー。
出演は本作がデビューとなるジャズシンガーのノラ・ジョーンズ、「ホリデイ」のジュード・ロウ、「スパイダーウィックの謎」のデヴィッド・ストラザーン、「ファウンテン 永遠につづく愛」のレイチェル・ワイズ、「ブーリン家の姉妹」のナタリー・ポートマン。
音楽はライ・クーダ。

<あらすじ>
d0030824_23401027.jpgニューヨーク、夜のカフェにエリザベス(ノラ・ジョーンズ)という女性がやってくる。彼女は浮気をした恋人の部屋の鍵を店主のジェレミー(ジュード・ロウ)に、店に来たら渡してくれと頼んで出て行った。
閉店間際、エリザベスが再びやってくる。彼女は恋人が鍵を取りに来たかどうかを知りたかったのだ。
しかし、鍵は元のまま…そんなエリザベスにジェレミーは丸ごと売れ残ったブルーベリーパイを差し出す。
おいしいのに何故か売れ残ってしまうパイ、いつしかエリザベスは毎夜のように店を訪れるようになった。
ある夜、エリザベスはあるアパートを見上げ、そこに新しい女性といる恋人の姿を見るとそのまま旅に出るのだった。
失恋から57日目、ニューヨークからd0030824_23402155.jpg1120マイル離れたメンフィスにエリザベスはいた。
車を買うために昼間はカフェ、不眠症のために夜はバーで働く毎日。
そこで彼女は出て行った妻を忘れられないアーニー(デヴィッド・ストラザーン)という男と、その妻スー・リン(レイチェル・ワイズ)と出会う。
そして、エリザベスはジェレミーに手紙を書き始めるが…。

<作品解説>
「2046」がやたらと長い期間をもって撮られたのに対し、本作は意外と短期間で撮られたイメージがあります。ウォン・カーウァイ監督作品の特徴は、どこか幻想的でありながら、ちょっとしたドタバタがあって実はそれが意外と他愛のない出来事だったりとか、妙な映像の浮遊感でとんでもなくエロかったりするわけです。
しかし、近年は情緒的な傾向が多くてダラダラとしたイメージが先行していたのですが、本作は監督の名前を知らしめた「恋する惑星」に通じるテンポの良さがあります。
さて、失恋した主人公エリザベスはいつも無条件に受け入れて話を聞いてくれるカフェのオーナー、ジェレミーに何も告げずに旅に出ます。
行きたいところにいくだけ、と知り合った人たちに言いながらひたすら働き続けます。そんな彼女が出会ったのは出て行った妻を忘れられないアル中のアーニー、そして新しい恋人と楽しげにする妻スー・リン。
次の場所で出会ったのは若く美しいギャンブラーであるレスリー。
一見、失恋をしたエリザベスには何の意味もないような人たちとの出会いが語られるわけですが、本作のうまさはまさしくここにあります。
アーニーとスー・リンは破綻をきたした夫婦、レスリーはギャンブラーであるがゆえに人を信じない性格…失恋をしたエリザベスにとって彼らの存在とは、教訓であり過去であり未来でもあるのです。
微妙なバランスのメタファーを描かせたら見事なウォン・カーウァイ監督ならではのストーリーと言えるでしょう。

<見どころ>
前半はほとんどが夜のシーン、後半はほとんどが昼間のシーンへと変わっていきます。
時間や季節の使い方に要注目です。

<出演者>
際だって美人とは言えないノラ・ジョーンズですが、手紙を書くというシチュエーションが妙にぴったりきますね。
ジュード・ロウは相変わらず男前なんですが…日本に来たときに頭が大分寂しいことになっちゃってて、そのイメージで見ると、映画の技術ってすごいのね、なんて思っちゃったりして(笑)。
デヴィッド・ストラザーンは本作で唯一、いい年をした登場人物。もの悲しげな風貌がよく似合います。
レイチェル・ワイズ、ナタリー・ポートマンという2人の美女のキャスティングは絶妙。
ウォン・カーウァイって女優の使い方がうまいですね。

<総評>
ぶっちゃけて言えば、キザったらしい映画です。
でもそのキザったらしい部分をオシャレな方向に味付けしちゃうのが監督の凄いところで、センスのなせる技でしょう。
それにしても監督の作品はどれも夜中見るのが適していますね。
なかなかの良作です。

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by syosei7602 | 2009-03-23 23:36 | 恋愛/青春/スポーツ
ラブソングができるまで
d0030824_0283592.jpg『MUSIC AND LYRICS』 アメリカ/2007
監督:マーク・ローレンス
出演:ヒュー・グラント ドリュー・バリモア ブラッド・ギャレット
クリステン・ジョンストン キャンベル・スコット ヘイリー・ベネット
ジェイソン・アントゥーン ダニエル・スチュワート・シャーマン
アーシフ・マンドヴィ


公開時コピー
彼は、忘れ去られた80年代のポップスターだった
彼のメロディに彼女の詩(ことば)が出会うまでは─


「トゥー・ウィークス・ノーティス」の監督をつとめ、「デンジャラス・ビューティー」シリーズのシナリオを手がけたマーク・ローレンスによるラブコメディ。
出演は「トゥー・ウィークス・ノーティス」のヒュー・グラント、「50回目のファースト・キス」のドリュー・バリモア、「キャプテン・ウルフ」のブラッド・ギャレット、「フリントストーン2/ビバ・ロック・ベガス」のクリステン・ジョンストン、「エミリー・ローズ」のキャンベル・スコット、「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」のヘイリー・ベネットなど。

<あらすじ>
d0030824_029343.jpg80年代に一世を風靡した人気バンド“PoP”の元ボーカルだったアレックス(ヒュー・グラント)は、今や過去の人となり、地方巡業で食いつないでいた。
ある日、彼の大ファンだという人気絶頂の若き歌姫コーラ(ヘイリー・ベネット)から、新曲を作って欲しいと頼まれる。マネージャーのクリス(ブラッド・ギャレット)は二つ返事で引き受けてしまうが、アレックスは曲作りから10年も遠ざかっていた上に作詞に全くの自信が無かった。
クリスから有名な作詞家を紹介されるが、d0030824_0291351.jpgメロディと歌詞がうまくかみ合わない。そんな時、アレックスの家にある植物の手入れをしにきたソフィー(ドリュー・バリモア)が、メロディに乗せて歌詞を口ずさむ。
そのうまさに驚いたアレックスは採用しようとするが、作詞家は怒って出ていってしまうのだった。
歌詞など書けないと渋るソフィを、アレックスは強引に口説き落とし、曲作りが始まるが…。

<作品解説>
ラブコメといえば彼らの名前を挙げない人はいないでしょう…というヒュー・グラント、やはりラブコメ出演が多いドリュー・バリモア、そしてラブコメの才媛マーク・ローレンスのトリオによる楽しい作品です。
さて、オープニングから80年代を見事に表現した“PoP”のミュージッククリップが流れ、ヒュー・グラントのとんでもない姿が見られます(笑)。
そして現代に戻り、「あの人は今」っぽい番組の出演を勧められたりして、この辺りは日本と変わらないんですね。でも、腐っても元スター、人気絶頂の歌手から作曲を依頼されるわけですが、端々で見せるヒュー・グラントの歌声はなかなか様になっています。
そして作詞のパートナーとなるソフィーが登場しますが、この登場ってどうなんだろう?って感じかも。
実は違和感を感じたというか、結構慌て者というかせっかちな役柄かな?と思ったらそうでもなかったりして…まあ、些細な事なんですけど。
大きな流れとしては作曲に勤しむ2人、そして作曲を通じて繋がった絆の持ちどころが中心となっていきます。
曲作りだけでずっと引っ張らなかったのは見事なシナリオですね。

<見どころ>
歌姫コーラの曲…熱心な仏教徒が聞いたらぶち切れそうな勢いですが、笑えるんだよなぁ。
ヒュー・グラントが歌う曲、結構いいですよ。

<出演者>
とりあえず近年の作品はほぼ全部ラブコメorラブストーリーというヒュー・グラント。
3枚目だからいいんだろうなぁ。これが男前過ぎたら彼のキャラクターは成り立ちません。
ドリュー・バリモアもラブコメでは類い希なる才能を発揮する女優です。
「チャーリーズ・エンジェル」の時はかなりバカっぽい感じがしすぎてイヤでしたが、本作は良いですね。

<総評>
なんといっても楽しめる作品!と一言で言えちゃいます。
こういうのって貴重ですね。
きちんとツボを押さえた作りで笑えて、観賞後は心地よくなれます。

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by syosei7602 | 2009-03-17 23:46 | 恋愛/青春/スポーツ
ぼくたちと駐在さんの700日戦争
d0030824_1301387.jpg『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』 日本/2008
監督:塚本連平
出演:市原隼人 佐々木蔵之介 麻生久美子 石田卓也
加冶将樹 賀来賢人 脇知弘 冨浦智嗣 小柳友 豊田エリー
成嶋こと里 倉科カナ 水沢奈子 宇田学 石野真子 竹中直人



公開時コピー
いっちょイタズラいきますか。

同名人気ブログ小説を「着信アリ2」の監督、塚本連平が映像化。
出演は「神様のパズル」の市原隼人、「アフタースクール」の佐々木蔵之介、「純喫茶磯辺」の麻生久美子、「Sweet Rain 死神の精度」の石田卓也、「荒くれKNIGHT」の加冶将樹、「Little DJ 小さな恋の物語」の賀来賢人、「青空のルーレット」の脇知弘、「花より男子ファイナル」の冨浦智嗣など。
主題歌はFUNKY MONKEY BABYSの「旅立ち」。

<あらすじ>
d0030824_1303168.jpg1979年、栃木県の田園風景の広がる田舎。道路で5人の高校生が自転車を並べ、車が通り過ぎるのと当時に一斉に走り出した。
目標は速度測定器を自転車でスピードオーバー表示させること…あだ名ママチャリ(市原隼人)、西条(石田卓也)、孝昭(加冶将樹)、グレート井上(賀来賢人)、千葉くん(脇知弘)は町でも有名なイタズラ高校生だった。
彼らの目的は、赴任してきたばかりの駐在さん(佐々木蔵之介)を何とか困らせること。何度捕まってもママチャリ達はイタズラを繰り返すが、駐在さんはさらに上をいってイタズラで仕返しをしてくるのだ。
d0030824_1303944.jpg後輩のジェニー(冨浦智嗣)を加えたママチャリ達はある日、喫茶店での作戦会議中、そこでアルバイトをしている加奈子さん(麻生久美子)に一目惚れ。
しかし、あろうことか加奈子さんは駐在さんの奥さんだったのだ。脆くも敗れ去った恋心を胸に、さらなるイタズラに闘志を燃やすママチャリ達だったが…。


<作品解説>
実話を元にしたブログ小説として驚異的なヒットを飛ばし、書籍化もされた原作の映像化…近年は「恋空」といったネット発の作品が映像化されることも多くなってきましたが、本作はその中でも良くまとまっています。
基本的にはコメディ、そして青春。特筆すべきはノスタルジックさを全面に押し出していない作りになっています。
さて、本作は主人公ママチャリの発案するイタズラ(ちょっと危険だったりするもの)を次々と実行に移しては、ツメが甘くてすぐに捕まるという展開が続きます。
ベタなギャグが多く、ネタとしては中学生レベル(高校生だけど)。でも、中学生レベルのギャグとか下ネタってストレートでバカで、実は一番おもしろい(笑)。
物語もスピード感があって楽しく、ひねたところがないのがいいですね。
少し残念なのが、ストレート過ぎてしまったところ。
もうちょっと盛り上がる展開があってもよかった気がします。

<見どころ>
友情のシーンがベタ過ぎて泣けます。
久しぶりに真っ向勝負なシーンが出てきます。

<出演者>
人気うなぎ登りの市原隼人をはじめとするイタズラ集団、ノリよく演じています。
やはり物語を作る上で大切なのは演じている俳優が楽しめるかどうか。
佐々木蔵之介演じる駐在さんは本当にいそうな感じ…この人も結構カメレオン俳優。
麻生久美子や豊田エリーもキレイです。
特別出演で色々な人が出ていますので、チェックしてみましょう。

<総評>
700日戦争というタイトルですが、映画版は700日全てじゃありません。
あくまでもその中の一部という割り切りです。
携帯電話も存在せず、喫茶店は不良のたまり場というイメージ、女子高生のスカートは長いし、物事の多くがシンプルな時代の青春です。
当時を知らない人たちがこれを見てどう思うのかは気になりますが、シンプルであるからこそ楽しめる良作です。

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by syosei7602 | 2009-02-16 22:54 | 恋愛/青春/スポーツ
ロックンロールミシン
d0030824_0502425.jpg『ROCK'N'ROLL MACHINE』 日本/2002
監督:行定勲
出演:池内博之 りょう 加瀬亮 水橋研二 粟田麗 川合千春
永田めぐみ 津田寛治 戸田昌弘 つぐみ 三輪明日美
松重豊 SUGIZO  宮藤官九郎



公開時コピー
“ストロボラッシュ”
それは、ここから飛び立つために
背中につけた羽だった。


鈴木清剛の同名小説の映像化。
監督は「クローズド・ノート」の行定勲。
出演は「チーム・バチスタの栄光」の池内博之、「クワイエットルームにようこそ」のりょう、「それでもボクはやってない」の加瀬亮、「コンナオトナノオンナノコ」の水橋研二、「夕凪の街 桜の国」の粟田麗など。

<あらすじ>
なんてことない毎日を送るサラリーマンの賢司(加瀬亮)はある夜、高校の同級生だった凌一(池内博之)と再会する。凌一は洋服のインディーズブランドを立ち上げようとしていると話し、連絡先を残していった。
彼女の由美子(粟田麗)の浮気が原因でしっくりきていない賢司は、行き場のない感情をもてあまし、凌一の残していった住所を頼りに尋ねる。そこには凌一と専門学校の教師・椿(りょう)、イギリス帰りのカツオ(水橋研二)がいて、和気藹々と洋服製作に取り組んでいた。
凌一は賢治にパソコンを使ってもらい、皆でブランド名を考え「ストロボラッシュ」に決まる。
自由な彼らをうらやましく思う賢治、それ以来彼は頻繁に訪れるようになり、やがて上司との諍いから会社を辞めてしまう。
夢を目指す3人と共に過ごすことで日々充実した気持ちになる賢治、しかし甘くない現実が少しずつ迫ってきていた。

<作品解説>
夢を目指して日常に充実感を感じる…誰でもあこがれる時間を切り取ったかのようなストーリーです。単調な毎日に疲れた主人公・賢治。
自分が何をすればいいのか、何をしていけばいいのかがわからず、ただ漠然と過ごして彼女の浮気すらも強く咎めることができない、流されてしまう人間です。
そんな彼が出会ったのが個性を発揮して夢を目指す3人となるわけですが、この設定って人によっては共感度が今ひとつ。わかる人のはものすごくわかるし、わからない人にはわからないと思います(個人的にはすごくはまりました)。
さて、4人は自らが何かを作り出していくことに充足感を感じますが、それだけじゃダメなんだという現実を突きつけられる様は非常に切ない。
この作品をもっともよく意味づけるセリフを椿が賢治に語ります。とても印象的なシーンなので、押さえておくべきポイントですね。

<見どころ>
賢治の彼女が家にやってくるとするりと服を脱ぐ…非常に現実的かつ男の弱さと女のあさましさを見せつける名シーンです。携帯電話があるのに、わざわざ家の留守電を使うなど、小道具の使い方がおもしろいですね。

<出演者>
加瀬亮ってこういうどこか糸の切れた凧みたいな役をやらせるとうまいですね~。
池内博之はあんまし見たこと無かったんですが、もっと個性的な役柄だと際だって良い感じです。水橋研二は「秒速5センチメートル」で声をあてていたのが記憶に新しいんですが、こんな顔してたっけとか…りょうは今まで見た中で一番のはまり役でした。

<総評>
結局のところ学生時代のノリを捨てきれない夏休みといった感じです。
でも、夏休みって特別です。特別な世界を大人になって体験しちゃいけないかというとそうじゃない。だけど現実は常に自分を取り囲んでいる…みたいな。
大人になりたくないことを捨てきれないわがままさを内包した作品です。

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by syosei7602 | 2008-03-16 22:36 | 恋愛/青春/スポーツ
アジアンタムブルー
d0030824_12305319.jpg『ADIANTUM BLUE』 日本/2006
監督:藤田明二
出演:阿部寛 松下奈緒 小島聖 佐々木蔵之介 村田雄浩
小日向文世 高島礼子




公開時コピー
あなたがくれた、
いちばん
美しい時間


大崎善生の同名ベストセラー小説の映画化。
映像と音楽が美しいラブストーリーとなっている。
監督はテレビドラマ「黒革の手帖」などの演出を手がけた藤田明二。
出演は「自虐の歌」の阿部寛、「エクスクロス 魔境伝説」の松下奈緒、「インストール」の小島聖、「椿三十郎」(2007)の佐々木蔵之介、「壬生義士伝」の村田雄浩、「遠くの空に消えた」の小日向文世、「バルトの楽園(がくえん)」の高島礼子など。

<あらすじ>
エロ本の編集者、山崎隆二(阿部寛)はSM女王のモデルであるユーカ(小島聖)から、駆け出しのカメラマン続木葉子(松下奈緒)を紹介される。葉子はなぜか水たまりばかりを撮影していた。
ユーカは今度のヨーロッパ撮影に彼女を使いたがったが、山崎はエロ本にはあわないということで起用を見送る。
しかし、彼女の撮りためたアルバムを見ているうちに山崎はどこか心惹かれていくのだった。
ある日、病気のカメラマンの代理で急遽彼女が呼ばれる。その時から、少しずつ山崎は彼女に惹かれていく。
そして、不倫している由希子(高島礼子)の関係の終わりと共に、葉子と偶然再会し2人は暮らし始めるのだった。

<作品解説>
公開時はそれほど話題にはあがらなかった…どちらかというと地味な作品なのですが、映像と音楽が非常に秀逸です。
本作は同名小説の「アジアンタムブルー」が原作なのですが、登場人物の一部は小説の前作にあたる「パイロットフィッシュ」からも使われています。
さて、原作の細かいエピソードを極力そぎ落としており、登場人物たちのバックグラウンドが削られてしまった為に若干残念な部分があります。されど、映像の美しさと音楽によって、映画作品としてはうまくまとまっており、シンプルでわかりやすいラブストーリーとなっています。
恋愛映画にありがちな、10代から20代前半といった形ではなく、それより若干上の30代前後という設定が珍しい感じ。
若干原作を知らないとわからない展開などもありますが、丁寧で落ち着いた出演者達の演技によって、原作の雰囲気がうまく出ていると言えるでしょう。

<見どころ>
主人公・山崎のぶっきらぼうな態度、それとは対称的な葉子の屈託のなさが見事なコントラストになっています。
また、やたらと背の高い2人のある様は妙に格好いい。
東京やニースの美しい風景なども見どころです。

<出演者>
阿部寛が久々にクールな役柄で、きっちりとした演技を見せてくれます。近年はコミカルな役柄が多かったので良い感じですね。
松下奈緒は最初原作の葉子とは雰囲気違うような…と思ったんですが、結構なはまり役でした。
そのほか、脇を固めた高島礼子や名助演の小日向文世など、がっちりと決まっているのでかなり質が高いといえます。

<総評>
いささか「セカチュー」系のブームからはずれた感はありますが、作品としてのレベルはこちらが上です。原作で葉子が言うお決まりのセリフがなかったのは残念なんですが、時折差し込まれる葉子の撮影した写真などが映像を安定させています。
原作を読んだ人にも許せる範囲の脚色なので、個人的にはおすすめです。

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by syosei7602 | 2008-02-05 23:59 | 恋愛/青春/スポーツ
スタンド・バイ・ミー
d0030824_0445712.jpg『STAND BY ME』 アメリカ/1986
監督:ロブ・ライナー
出演:ウィル・ウィートン リヴァー・フェニックス コリー・フェルドマン
    ジェリー・オコンネル キーファー・サザーランド
    ジョン・キューザック リチャード・ドレイファス
    フランシス・リー・マッケイン


ホラー小説界の重鎮スティーヴン・キングの非ホラー短編の映像化。
監督は「あなたにも書ける恋愛小説」のロブ・ライナー。
出演は「トイ・ソルジャー」のウィル・ウィートン、「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」のリヴァー・フェニックス、「ロストボーイ」のコリー・フェルドマン、「ミッション・トゥ・マーズ」のジェリー・オコンネル、「ザ・センチネル/陰謀の星条旗」のキーファー・サザーランド、「“アイデンティティー”」のジョン・キューザックなど。
ベン・E・キングの歌う主題歌は言わずと知れた名曲である。

<あらすじ>
作家のゴーディ(リチャード・ドレイファス)は、ある新聞記事を見つけて少年時代の事をワープロで書き始める。
その新聞記事は弁護士クリス・チャンバースがケンカの仲裁に入って刺殺されたというものだった…。
オレゴン州キャッスルロック、人口1200ほどの小さな町に12歳のゴーディ(ウィル・ウィートン)は住んでいた。彼の仲間は不良っぽいリーダー格のクリス(リヴァー・フェニックス)、ミリタリーマニアのテディ(コリー・フェルドマン)、ちょっと鈍くさいバーン(ジェリー・オコンネル)だった。
彼らは木の上に作った小屋に集まってタバコを吸ったり、他愛もない話をして楽しんでいたがそれぞれが悩みを抱えていた。
ゴーディはフットボール選手で町のヒーローだった兄(ジョン・キューザック)が事故死して以来、ショックを受けた親に邪険に扱われていた。クリスは不良の兄やアル中の父親という家族環境、テディの父親はノルマンディー上陸作戦で英雄となったが後遺症で精神を病んでいた。
ある日、バーンがある噂を持ってくる。それは森の奥で少年が列車にはねられて死んでしまい、今も死体がどこにあるのかわからないというもの。
発見すれば一躍有名になれると思った4人は、死体探しの冒険へと出る。

<作品解説>
作品の完成度の高さ、テーマ曲のすばらしさ、故リヴァー・フェニックスをはじめとする主役の少年達の名演技により、不朽の青春映画と言われています。
ストーリーは至ってシンプル、中学校に上がる前の12歳の少年達が真実ともつかない噂を頼りに30キロほどの冒険に向かいます。
それぞれが何かしらの問題を抱えており、年齢故に自ら解決することも、どこかへ発散することもできない…しょうもない猥談や大人への意地なども含めて、12歳という年齢の持つ直進的な行動や弱さ、脆さを描いています。
さて、原作はスティーヴン・キングなのですが半ば自伝的とも言える作品だそうで、死体探しという不気味さがわずかにあるものの(もっとも小説の原題が「THE BODY」(死体)なのだから)、完全に不良な年上のエースとの確執や学校生活におけるある種の差別など、日本とあまり変らない描写があります。もっとも、この描写があるからこそ日本でも人気が高い作品といえます。
本作の中心となるのは主人公ゴーディの体験にあります。
ヒーローだった兄の死、そして大人になってから知るかつての親友の死…2つの死の存在と少年時代のまったく関係の無かった死。この3つの死が描かれることで、物語の真意みたいなのが見えてくるんですね。
変哲のない少年時代のちょっとした出来事を見事に描いた作品です。

<見どころ>
主役たちの好演は言うまでもなく、札付きの不良を演じるキーファー・サザーランドが良い。
一番の見どころはなんといっても旅の終わりです。

<出演者>
本作で名を馳せたリヴァー・フェニックスは若くして急逝してしまいましたが、ウィル・ウィートンは今でもそれなりに活躍しています。
もっともキーファー・サザーランドやジョン・キューザックが一番有名なんですが…。
キャスティングについては文句はありませんね。

<総評>
原作がスティーヴン・キングというのが意外というのは失礼ですが、丁寧な映像センスとストレートな展開、あとは見る側がどう感じるか。
女性のキャスティングが無いので、女性にはイマイチわかりづらいかもしれないですね。

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by syosei7602 | 2008-01-15 23:59 | 恋愛/青春/スポーツ
岸和田少年愚連隊 女番哀歌(スケバンエレジイ)
d0030824_2348044.jpg『岸和田少年愚連隊 女番哀歌』 日本/2007
監督:宮坂武志
出演:竹内力 桜塚やっくん 山口祥行 小沢和義 古井榮一
    遠藤憲一 石野敦士 松永裕子 亜沙美




「岸和田少年愚連隊」のカオルちゃん伝説シリーズ7作目。
監督は同シリーズの宮坂武志。
出演はシリーズの竹内力、山口祥行、芸人の桜塚やっくん、「戦 IKUSA」の小沢和義、「岸和田少年愚連隊 マレーの虎」の古井榮一、「クローズZERO」の遠藤憲一、「きょうのできごと a day on the planet」の石野敦士、「ワナワナ。」の松永裕子など。

<あらすじ>
日本全国高校総番長のカオル(竹内力)は、果たし状を受け取り、決闘の場所である岸和田神社へと向かうが、全くの方向違いで和歌山県に行ってしまう。
近くにあった神社に来たカオル、そこには全国高校総スケバンのNo.2であるキョーコ(桜塚やっくん)達と遭遇、からまれたカオルは彼女たちを一瞬にして吹き飛ばすとキョーコの白スカーフを手に去っていくのだった。
岸和田神社に戻ってきたカオルは同級生でハッタリ不良の服部(小沢和義)につきまとわれるが、これも叩きのめしていく。神社でのびていた服部は、看護学生の薫子(松永裕子)に介抱され一目惚れしてしまう。
その頃、総スケバンのミーコ(亜沙美)は、不甲斐ないキョウコに激怒して殴り倒すと「カオル」を女と勘違いしたまま岸和田に乗り込んでくるのだった。

<作品解説>
史上最強の老け顔高校生(設定は16歳)のカオルちゃんが大暴れする7作目。
タイトルからは「カオルちゃん最強伝説」が外れてしまったのと、服部役が田口トモロヲから小沢和義に変更されたのは残念ですが、テイストはいつもの通り。
本作では全国高校総スケバンのミーコがなんと岸和田の怪物カオルに一目惚れという展開。
さらにはヤクザの内紛(小規模)も加わり、カオルちゃんは己の欲望?と愛犬チャッピーの為に暴れまくり。
まあ、大抵の連中はカオルちゃんの一撃で吹っ飛ばされちゃいますが、このアクションがなかなか優れています。
ただ、初期のカオルちゃんシリーズにあったような下町の人々の悲哀感などはなく、あくまでも青春アクションになってしまったのがちょっと残念です。

<見どころ>
最強のスケバン・ミーコの戦いもなかなか…しかし、その相手はほとんどコスプレの域を超えた突拍子もない格好で登場。
地域柄丸出しのあれはスケバンというよりは、恥さらし以外のなにものでもないのが笑える。

<出演者>
田口トモロヲ演じた服部を小沢和義が演じているのですが、うざい感じは良く出ていました。
清純なヒロインを演じるのは松永裕子…あんまり知らないのですが、ベストキャスティングかも。
もう1人のヒロイン?であるスケバン・ミーコは亜沙美…グラビアアイドル?なのかな。
桜塚やっくんはスケバン恐子のままで登場ですが、ちょい役でした。

<総評>
相変わらず実年齢無視のキャスティングは何度見ても笑える。
岸和田はどんだけ老け顔の高校生が多かったんだと思ってしまうほどに(笑)。
本作もやっぱり竹内力のキレた演技が見どころなのでした。

<関連作品>
■カオルちゃんシリーズ
岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 EPISODE I  (1作目)
岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 EPISODE II ロシアより愛をこめて (2作目)
岸和田少年愚連隊 EPISODE FINAL スタンド・バイ・ミー (3作目)
岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 番長足球(ばんちょうサッカー) (4作目)
岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 妖怪地獄 (5作目)
岸和田少年愚連隊 マレーの虎 (6作目)
岸和田少年愚連隊 女番哀歌(スケバンエレジイ) (7作目)
岸和田少年愚連隊 中華街のロミオとジュリエット (8作目)

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by syosei7602 | 2008-01-06 21:33 | 恋愛/青春/スポーツ
大停電の夜に
d0030824_2102836.jpg『UNTIL THE LIGHTS COME BACK』 日本/2005
監督:源孝志
出演:豊川悦司 田口トモロヲ 原田知世 吉川晃司 寺島しのぶ
    井川遥 阿部力 本郷奏多 香椎由宇 田畑智子 淡島千景
    宇津井健



公開時コピー
光が消える。
あなたを感じる。


「アキハバラ@DEEP」の源孝志監督による、一夜の人間模様を描いたラブストーリー。
出演は「サウスバウンド」の豊川悦司、「あしたの私のつくり方」の田口トモロヲ、「となり町戦争」の原田知世、「レディ・ジョーカー」の吉川晃司、「愛の流刑地」の寺島しのぶ、「大奥」の井川遥、「ラフ ROUGH」の阿部力、「HINOKIO ヒノキオ」の本郷奏多、「パビリオン山椒魚」の香椎由宇、「隠し剣 鬼の爪」の田畑智子、「シベリア超特急5」の淡島千景、「マリと子犬の物語」の宇津井健など。

<あらすじ>
クリスマス・イブの東京。夜が始まった頃、天体観測をしていた少年・翔太(本郷奏多)は病院の屋上で柵を越えている女性・麻衣子(香椎由宇)を見つける。
佐伯遼太郎(田口トモロヲ)は父親の病室で、自分の出生についての秘密を聞かされ驚く。
会社の上司と不倫をしている草野美寿々(井川遙)は、留守番電話にメッセージを残していた。小さな路地裏でバーをしている木戸晋一(豊川悦司)は、かつての恋人に電話をして待ち続けていた。それを向かいのロウソク店の叶のぞみ(田畑智子)は憧れの眼差しで見つめている。
主婦の静江(原田知世)は自分の中にある想いに悩み続けていた。
ホテルのベルボーイ・李冬冬(阿部力)は上海に帰る間近まで仕事に明け暮れていた。
孫達と会うためにプレゼントを用意している国東義一(宇津井健)と小夜子(淡路千景)夫婦。
ヤクザから足を洗った大鳥銀次(吉川晃司)は、かつての恋人で結婚している杉田礼子(寺島しのぶ)の家の前までやってくるが、彼女は走って逃げる。
それを追った銀次、しかし地下鉄の改札口で礼子は産気づいてしまう。病院まで地下鉄とひと駅と聞き、彼女を抱えて電車に乗った銀次。
それぞれの想いが動き出したその瞬間、東京は大停電に見舞われるのだった。

<作品解説>
12人の男女が過去、現在の想いに悩み交錯していく物語です。
邦画にはあまり見られないスタイルの作品ですが、個々のキャラクターをうまく活かした演出がなされています。
本作の中では、よくあるパターンとしてそれぞれの何の関連性もないと思われる人物が直接的、あるいは間接的に交差していきます(イニャリトゥ監督の「バベル」のような感じ)。
その中にあって、唯一関わりがなく全く違う展開をするのが天体マニアの翔太と入院している麻衣子。この2人は他のキャラクターに関わらないのに、なぜ必要なのか…それは、この2人は他のキャラクター達に相反している存在であり、ちょうど裏表の関係になります。
つまりメタファーとしての存在ですね。
本作はいわゆる大作とは言い難いのですが、サントラにジャズを持ってくるあたりがうまい。これがいわゆる有名歌手の曲などが入ったら、単なるテレビスペシャルどまりの凡作に成り下がってしまうのですが、大停電、クリスマス、ジャズ、ロウソクを揃えることで全体を柔らかくしているんですね。ただ、個々のキャラクターに絞りすぎて、停電シーンが主に屋内になってしまって、街全体が消えていくシーンが大枠でしかなかったのは残念なところ。
シナリオに多少の甘さはあるものの、繋がりを意識した良作といえます。

<見どころ>
大停電になっていく東京のシーンは見事です。
また、ロウソクの灯りを基調にした撮影技術はなかなか。

<出演者>
キャスティングですがほとんどが地に足が着いた演技で落ち着きます。
意外だったのが田口トモロヲ。
カメレオン俳優のこの人がまともに素顔晒している時点で驚きです(笑)
井川遙はもう少し傲慢な感じでも良かったかも知れません。
田畑智子はあんまり見なくなった女優ですが、一番キャラが立っていました。

<総評>
「ラブ・アクチュアリー」と似ていると言われていますが、そちらは未見なのでなんとも言えません。ただ、邦画にはあまり見られないスタイルであること、裏を押えた展開は良いかな、と。
もう少し大きな展開があれば言うことはなかったですが…。
停電のネタにあわせて、灯りを消して見ることをオススメします。

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by syosei7602 | 2007-12-27 23:27 | 恋愛/青春/スポーツ