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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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カテゴリ:恋愛/青春/スポーツ( 105 )
イージー・ライダー
d0030824_1591964.jpg『EASY RIDER』 アメリカ/1969
監督・出演:デニス・ホッパー
出演:ピーター・フォンダ ジャック・ニコルソン
カレン・ブラック ルーク・アスキュー ロバート・ウォーカー・Jr
ルアナ・アンダース トニー・ベイジル フィル・スペクター
受賞:カンヌ国際映画祭/新人監督賞 他


公開時コピー
アメリカの魂を、良心を求めた男たち!
どこにも見つけられなかった男たち!
鮮烈な感覚で叩きつける男の詩!


アメリカン・ニューシネマを代表する1作として、今なお根強い人気を誇る青春ロードムービー。
監督・出演は「ハートに火をつけて」のデニス・ホッパー。
出演は「ゴーストライダー」のピーター・フォンダ、「最高の人生の見つけ方」のジャック・ニコルソン、「マーダー・ライド・ショー」のカレン・ブラックなど。
音楽はザ・バーズが担当、主題歌はステッペンウルフの「Born To Be Wild」。

<あらすじ>
d0030824_1592981.jpgメキシコからロサンゼルスへのコカイン密輸で大金を得たワイアットことキャプテン・アメリカ(ピーター・フォンダ)とビリー(デニス・ホッパー)。
2人はフルカスタムされたハーレーダビッドソンのタンク内に金を隠し、謝肉祭が催されるニューオリンズを目指して、大陸横断をはじめる。
途中、パンク修理で農家から食事を貰ったり、ヒッチハイクのヒッピーを拾ってコミューンに立ち寄ったりと自由気ままな旅を続けていた。
しかし、ある街で祭りのパレードに無許可で参加したことから、無許可デモとして留置場に入れられてしまう。
d0030824_159383.jpgそこで彼らは街の有力者の息子で弁護士のジョージ(ジャック・ニコルソン)と出会い、彼の計らいで留置場を出ることができる。
ジョージは、ニューオリンズにある高級娼館へ行ける名刺を持っており、3人で行こうと言いだす。
ワイアットとビリーはその提案に乗って、3人で旅を再開するが…。

<作品解説>
俳優デニス・ホッパーの初監督作品であり、低予算で作られたことでも有名です。
最終的にはアカデミー賞にノミネートされるにいたり、デニス・ホッパーの監督しての技量を知らしめました。
また、ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー、ジャック・ニコルソンはバイク仲間として意気投合して本作を製作したとか。
未だにライダーにとって不朽の名作とも言えます。
さて、本作は「自由」がキーワードとなっており、公開された1969年当時、日本では学生運動なども盛んな時期でした。同時に、ヒッピーが流行り、それが反社会的と見なされていました。
主人公の2人は自由であり、ただひたすらにバイクを走らせます。
ほとんどがツーリングシーンですが、間に挟まれるエピソードが非常に興味深い。
農家ではランチをご馳走になります。その際、ワイアットは自給自足に近い生活を送る一家を褒め称えます。
次にヒッチハイカーの男の仲間がいるコミューンでは、不毛な土地に種をまく若者達にアメリカという国そのものの暗部を見てしまうわけです。
自由の国アメリカと言いながら、自由であることに制限がある…それを語るのは物語中盤に登場するジョージです。
一見、難解なストーリーに見えても、時代の流れにある不条理さを描き、そのラストは衝撃的としか言いようがありません。

<見どころ>
ただひたすら長い道を走るバイク。
バイク好きにとってこれ以上の見どころがあるでしょうか。

<出演者>
クールなキャプテン・アメリカを演じるピーター・フォンダは文句なしに格好いい。
今やバイク映画があれば少しずつ出演していますね。
デニス・ホッパーは対照的ながらも好演。この頃は本当に若者って感じ(笑)。
ジャック・ニコルソンなんて男前です。今とは印象が違います。

<総評>
劇中で使用されたマリファナは本物だとか。
映像が単調になりながらも、ツボを押さえた映像センスと多彩な楽曲が盛り上げてくれます。
「Born To Be Wild」はあまりにも有名。
その他にジミ・ヘンドリックスの曲も使用されていて飽きません。
シンプルながらも、訴えかけるものが十二分に詰まった作品です。

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by syosei7602 | 2010-03-04 23:53 | 恋愛/青春/スポーツ
あの頃ペニー・レインと
d0030824_173920.jpg『ALMOST FAMOUS』 アメリカ/2000
監督:キャメロン・クロウ
出演:パトリック・フュジット ケイト・ハドソン  ビリー・クラダップ
フランシス・マクドーマンド  ジェイソン・リー  アンナ・パキン
フェアルーザ・バーク  ノア・テイラー ゾーイ・デシャネル
フィリップ・シーモア・ホフマン  マイケル・アンガラノ
受賞:アカデミー賞/脚本賞(2000) 他

公開時コピー
君がいるから、すべてがキラキラまぶしい15歳。

「エリザベスタウン」のキャメロン・クロウ監督が自らの実体験を基にした青春ロードムービー。
出演は「ホースメン」のパトリック・フュジット、「10日間で男を上手にフル方法」のケイト・ハドソン、「ウォッチメン」のビリー・クラダップ、「バーン・アフター・リーディング」のフランシス・マクドーマンド、「ドリームキャッチャー」のジェイソン・リー、「X-MEN」シリーズのアナン・パキン、「デュースワイルド」のフェアルーザ・バーク、「チャーリーとチョコレート工場」のノア・テイラー、「ハプニング」のゾーイ・デシャネル、「脳内ニューヨーク」のフィリップ・シーモア・ホフマンなど。

<あらすじ>
d0030824_174998.jpg大学教授エレイン(フランシス・マクドーマンド)を母親に持つウィリアム(マイケル・アンガラノ)は幼少の頃より、厳格に育てられた少年。
エレインの教育方針により、2歳年上の学年と誤魔化して学校に行っていた。そんな教育方針について行けない姉のアニタ(ゾーイ・デシャネル)は、家を飛び出してしまう。その際、ウィリアムにベッド下に溜め込んだロックのレコードを残していくのだった。
15歳になったウィリアム(パトリック・フュジット)は、音楽雑誌クリームに、学校新聞で書いたロックに関する記事を送り、伝説的なロックライターのレスター(フィリップ・シーモア・ホフマン)と出会う。
レスターに認められ、音楽フェスティバル・ブラックサバスの記事を書くことになった彼は、ライブ会場でペニー・レイン(ケイト・ハドソン)と名乗る美少女と知り合いになる。
d0030824_175824.jpgペニーは追っかけのグルーピーではなく、バンドを支えるバンドエイドだと言う。
そこにやってきたのはライブに参加する売り出し中のバンド、スティルウォーターの面々。
会場に入れて貰えなかったウィリアムは、スティルウォーターの曲をべた褒めしてどうにか中に入れることになるのだった。

<作品解説>
弱冠15歳で有名な音楽雑誌、ローリングストーン誌のライターとしての経験を持つキャメロン・クロウ監督。
その時の経験と体験談を基にした作品だそうです。
キャメロン監督はこの時、レッド・ツェッペリン、ニール・ヤングといった伝説的なバンドのインタビューをこなしたというから凄い。本作はライターとしての始まりが描かれています。
さて、時代は70年代、ロックの衰退が囁かれる中、姉の影響でロックにはまり込んだウィリアム少年。
母親からは弁護士になれと言われて育ちますが、その溢れるほどの文才はロックの評論記事として実を結びはじめるわけです。
70年代といえば、ロック、バイクは不良の象徴(そこに付随するのがドラッグ、セックス)。
大学教授の母親エレインはロックをしている連中なんてヤク中だと信じて疑わない。今でこそロックは一般化していますが、このステレオタイプの母親が実に良い感じ。でもドラッグはダメ!と言っても、それ以外は割と寛容なんですかね。
それはさておき、ウィリアム少年はライブ会場で魅力的なペニー・レインと出会って物語は進みます。
このペニーは、本名と年齢は不詳、自らをバンドエイドと称し、グルーピーとは違うことを主張するわけです。
実際、ペニーはバンドに同行しているので追っかけとは微妙に異なりますね。
本作で描かれるのはそんなバンドエイドの彼女とバンド自身、その様をウィリアム少年は目の当たりにします。
おもしろいのはウィリアムがバンドのファンであり続けること。
批評家の目を持っておらず、音楽性については考えることができても、バンドの持つ性格までをも音楽性として表現できない…そして、ペニーに惚れちゃっているわけです。
どうあがいても、男前のラッセルには叶わず、常に土俵の外にいる虚しさ、そして母親から離れることへの葛藤が見事に表現されています。

<見どころ>
ライブシーンがいいのですが、それ以上にウィリアムとペニーの微妙な関係がいいですね。
そしてなんといっても、ウィリアム自身が初めて自分らしい自己主張をするところは、本作のテーマと言えます。

<出演者>
ウィリアムを演じたパトリック・フュジットは本作がデビュー作。
堂々たる演技を見せてくれます。
ケイト・ハドソンは素直に可愛いと言いたい。ラブコメが多いですが、本作のような役柄が魅力的です。
ビリー・クラダップはカッコイイ。ギターを弾くシーンが様になっていますね。
そして本作のスパイスとなったのは母親を演じたフランシス・マクドーマンドでしょう。

<総評>
邦題はなかなか洒落ていますが、どうも女性向けのタイトルって気がします。
見るまではウォン・カーウァイ的なラブストーリーかと思ってたくらいですから。
でも、実際はストレートな青春映画。
様々な曲にノって流れていく物語は心地よい後味を残してくれます。

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by syosei7602 | 2010-02-15 22:59 | 恋愛/青春/スポーツ
オーストラリア
d0030824_2341499.jpg『AUSTRALIA』 オーストラリア/2008
監督:バズ・ラーマン
出演:ニコール・キッドマン ヒュー・ジャックマン
デヴィッド・ウェンハム ブライアン・ブラウン ジャック・トンプソン
デヴィッド・ガルピリル ブランドン・ウォルターズ



公開時コピー
人生を変えた愛、運命を変えた大地

「ムーラン・ルージュ!」のバズ・ラーマン監督による、オーストラリアを舞台にした壮大なラブロマンス。
出演は「インベーション」のニコール・キッドマン、「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」のヒュー・ジャックマン、「300<スリーハンドレッド>」のデヴィッド・ウェンハム、「ポリーmy love」のブライアン・ブラウン、「ディセンバー・ボーイズ」のジャック・トンプソン、「裸足の1500マイル」のデヴィッド・ガルピリルなど。

<あらすじ>
d0030824_23382936.jpgイギリスの貴婦人サラ・アシュレイ(ニコール・キッドマン)は、家計の足しするためオーストラリアの土地を売却しに行って1年も帰ってこない夫に業を煮やし、自ら迎えに行くことに。
長旅を経て現地に着いた彼女を出迎えたのは、ドローヴァー(ヒュー・ジャックマン)という無骨なカウボーイだった。彼はサラを迎えに行くことで、1500頭の牛を追う仕事を約束されていた。
アシュレイの領地、ファラウェイ・タウンズに向けて荒涼とした砂漠を走破するドローヴァーの車。何もかもが大雑把でワイルドな性格のドローヴァーと合うはずもなく、道中は言い争いが絶えない。
ようやくたどり着いたファラウェイ・タウンズで待ち受けていたのは、夫が何者かに殺された無残な姿だった。
d0030824_23383933.jpg屋敷で雇われているカウボーイ、二ール(デヴィッド・ウェンハム)は現地のアボリジニが殺害したと主張する。ある夜、失意にくれるサラの前にナラ(ブランドン・ウォルターズ)と名乗る少年が現れ、夫殺害の犯人が別にいることを示唆するが…。
その一方、ファラウェイ・タウンズは抵当に入れられており、飼っている牛1500頭をダーウィンに駐在する軍に売らなければならなかった。

<作品解説>
オーストラリア版「風と共に去りぬ」と言われていた本作。されど、評価はそれほど高くなく、160分超の大作ながら小粒な感じになってしまいました。
ラブロマンスとしては明らかに軽すぎる作風が災いしたとしか言いようがないですが、壮大な自然の風景や衣装、舞台となるダーウィンの街並みなどは素晴らしいのです。
さて、物語はイギリスのレディがオーストラリアの荒野で途方に暮れながらも、持ち前のバイタリティで解決し、その段階で荒くれカウボーイと恋仲に落ちていく…そこに戦争の影が忍び寄るという、使い古された展開です。
主人公をはじめとするキャラクターがちょっと軽すぎる。そりゃ、キッドマンやジャックマンという美男美女ならあまり文句をつけられませんが、いかんせん性格設定が微妙です。
英国で暮らしていた女性が苦もなく現地に馴染んだり、夫が死んで間もないのに恋に落ちてしまうって…。
カウボーイのドローヴァーはワイルドでかっこいいんですが、後半につながる空虚さみたいなのが成立していない。
大きな流れとしては、160分の長尺らしく、ばっさりと前半と後半を分けています。
これは悪くないし、潔いけど合間のラブシーンはくどすぎるほどに(笑)。
一番残念なのは悪役があまりにもあっさり…もっと出番あってもいいだろうと思いつつ。
と、まあ酷評ばかりになってしまいますが、時代考証はそれなりにしているようですし、監督本人もいくつかの流れは映画として変えた、と言っているので許容範囲でしょう。
それにしても、全体的な軽さはぬぐえないですね。

<見どころ>
前半の牛追いシーン、そして話題になった後半の日本軍による空襲でしょうか。
壮大なオーストラリアの風景もいいですね。
アボリジニの不思議なお話が隠し味です。

<出演者>
ニコール・キッドマンの顔って…言わずもがな。
綺麗ですけど、やっぱり固まっている印象を受けます。
ヒュー・ジャックマンは髭面が似合ってかっこいい。
この人には西部劇やってもらいたいなぁ。
悪役となるデヴィッド・ウェンハムは小物感たっぷりに…。
特筆すべきは子役のブランドン・ウォルターズ。
目がいいです。

<総評>
良くも悪くも王道パターンのラブロマンス。
壮大かと言われたら、いやそうでも…と思ってしまう。
あ、音楽はよかったですね。
雰囲気にぴったりでした。

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by syosei7602 | 2009-12-09 23:29 | 恋愛/青春/スポーツ
猟奇的な彼女 in NY
d0030824_255597.jpg『MY SASSY GIRL』 アメリカ/2007
監督:ヤン・サミュエル
出演:エリシャ・カスバート ジェシー・ブラッドフォード
オースティン・ベイシス ジョアンナ・グリーソン
ジェイ・パターソン ウィリアム・アバディー



2001年に韓国で大ヒットし、日本でも根強い人気を博した、同名映画のハリウッドリメイク版。
アメリカ、日本共に劇場公開されず、ビデオスルー作品となった。
監督は「世界でいちばん不運で幸せな私」のヤン・サミュエル。
出演はドラマ「24」シリーズのエリシャ・カスバート、「父親たちの星条旗」のジェシー・ブラッドフォード、「ウェディング・プランナー」のジョアンナ・グリーソンなど。

<あらすじ>
d0030824_2552172.jpgニューヨークに住む大学生のチャーリー(ジェシー・ブラッドフォード)は、田舎から出てきた堅実で真面目な学生。悪友のレオ(オースティン・ベイシス)からは真面目過ぎると言われ、どんな女の子が好きかと聞かれてもハッキリ答えられない。
ある日、大学の構内で好みの女性を見かける。
声をかけるタイミングを逸してしまうが、地下鉄で泥酔したその女性をホームの転落から助け、親切心からアパートに運び込んでしまう。
その直後、不審に思ったアパートの警備員に乗り込まれ、謂われのない罪で怒られてしまうのだった。
翌日、その彼女から突然電話がかかってくる。
d0030824_2553178.jpgすぐに会いに来るように、と言われたチャーリーは渋々出向くことに。その女性、ジョーダン(エリシャ・カスバート)は、乱暴者でしかもお酒にやたら弱かった。彼女の家まで送り届け、それから2人は出会うようになるが、恋人未満の状態からは変化無し。ジョーダンの父親からも二度と会うなと言われるが…。


<作品解説>
日本における韓国映画ブームの火付け役の一端を担った「猟奇的な彼女」。コミカルかつ練られたストーリーと、ラストシーンのうまさは見事な作品でした。
本作はそのハリウッドリメイクとなりますが、当初の予定ではヒロインがジェシカ・アルバ、監督が「ベッカムに恋して」のグリンダ・チャーダだったそうです。
結局、降板となってしまい、しかも劇場公開すらされないという憂き目にあったリメイク版ですが、オリジナルを知っていると、日本で公開してもほとんど意味がないですね。
というのも、ストーリーはオリジナルとほぼ…というか、全て一緒といっても過言じゃありません。
違いがあるとすれば、彼女に「名前」があることと、暴力的な表現が抑えられているくらいでしょうか。
さて、本作は暴力的かつ我が儘な彼女に振り回されながらも、なんとなく離れがたい主人公チャーリーが頑張る話、で終始してしまいます。
舞台がニューヨークになったので、かなりオシャレな映像に変わっているのが特長、といえなくもないですね。
しかし、最初から最後まで一緒なのはちょっと…。
オリジナルを見ていない人は、こちらから見ても構わないといったところでしょう。

<見どころ>
うーん、特に見あたらず。
映像センスは良いです。

<出演者>
ジェシカ・アルバの「彼女」も見たかったところですが、エリシャ・カスバートは好演しています。
主人公を演じたジェシー・ブラッドフォードも悪くない。
しかし、全体的に地味です。
それが残念。

<総評>
オリジナルを見ていなければ、おもしろいとも言えるし、オリジナルと一緒だからおもしろい、とも言えます。
暴力的表現が抑えられた分、見やすいですけどね。
現代の「sassy」は「生意気な~」という意味なので、こちらも抑えられた感じ。
「bizarre」だったら、ホラー映画と間違いそうですが…。
興味ある人向けの作品です。

<関連作品>
猟奇的な彼女 (オリジナル)
猟奇的な彼女 in NY (リメイク)

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by syosei7602 | 2009-11-06 23:59 | 恋愛/青春/スポーツ
ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~
d0030824_2264756.jpg『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』 日本/2009
監督:根岸吉太郎
出演:松たか子 浅野忠信 室井滋 伊武雅刀 広末涼子
妻夫木聡 堤真一 光石研 山本未來 鈴木卓爾
小林麻子 信太昌之 新井浩文
受賞:第33回モントリオール世界映画祭/最優秀賞(2009)


公開時コピー
愛など信じたら、すべてが消えてしまうと、男は恐れている。
すべてを失ったあとに、残るのが愛だと、女は知っている。


太宰治原作の同名小説の映画化。
監督は「サイドカーに犬」の根岸吉太郎。
出演は「K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝」の松たか子、「劔岳 点の記」の浅野忠信、「人間失格」の室井滋、「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」の伊武雅刀、「おくりびと」の広末涼子、「ノーボーイズ,ノークライ」の妻夫木聡、「クライマーズ・ハイ」の堤真一など。

<あらすじ>
d0030824_2265522.jpg昭和21年、優れた才能を持つ小説家・大谷(浅野忠信)は夜中に家へと駆け込んでくる。騒々しさに目を覚ましたのは大谷の誠実で美しい妻・佐知(松たか子)だった。
何事かと尋ねる佐知だったが、その直後にやってきたのは小料理屋・椿屋を営む吉蔵(伊武雅刀)と巳代(室井滋)の夫婦だった。
2人は、大谷が店からお金を盗んだと言い、それを真っ向から否定する大谷は再び飛び出していく。
佐知は吉蔵達から事情を聞くと、大谷は2年前に店にやってきて最初に100円を置いて行って以来、1銭も払わないばかりか、店の5千円を奪っていったのだという。
そのあまりの無茶に佐知は笑いだし、吉蔵たちもつられて笑ってしまう。
大谷は佐知の元に滅多に帰ってこず、あちこちで様々な女性と深い関係になり、放蕩三昧を繰り返していたのd0030824_227358.jpgだ。
次の日、佐知は何の確証も無いままに2歳なる息子を連れて、椿屋を訪れ、今日か明日中にお金を返すと約束し、その間に店を手伝うと申し出る。
初日から、その美貌目当てに店を大繁盛。やがて大谷がクリスマスの格好で女性と共に現れるのだった。


<作品解説>
まず、感想は「見事!」の一言。
出演者、シナリオ、テンポ、映像共に非常に高いレベルの作品で、かなり楽しめました。
太宰治原作というと、「人間失格」のような暗いイメージがありますが、本作はユーモアに富み、男女の愛情が柔らかく、そして力強く描かれています。
さて、売れっ子小説家ながら放蕩三昧の大谷、そんな彼を慕う妻・佐知。
完全にヒモ状態の大谷は、あちこちで女性と関係を持っては酒を飲み歩くというダメ夫。
「死にたい」とばかり口にしては、そのクセ酒を飲んでは借金ばかり作っていきます。
それとは正反対に、明るく働く佐知は生を謳歌しています。貧乏にめげるとか、夫の女性関係に悩むことよりも日々の生活に生き甲斐を感じている…しかし、その美しさは店にやってくる男たちの目に止まり始めます。
自分の容姿が使えると思った佐知は、お客からチップを貰ったり、一緒にお酒を楽しんだりと実は相当にしたたかな女性です。
大谷はというと、店で働き始めてから妻が生き生きとしてあか抜け、そして色っぽさが増していく様をみて嫉妬していきます。その嫉妬は妄想に他ならないんですが、男の性というか、とにかく自分の行為は差し置いてブチブチと文句を言うから始末に負えない。
男女の根本的な差というか、おもしろさが巧みに描かれています。
夫婦の物語というよりは、艶やかな恋愛模様ですね。
舞台となる昭和21年の風景はとてもうまく作り込まれていて、とてもレベルが高い。
映像のセンスがいいですね~泥臭いイメージになりそうなのに、全体的に透明感があります。

<見どころ>
松たか子演じる佐知が、物語が進むに連れて色っぽくなっていきます。
映像全体も見どころですが、登場人物たちの表情がとても豊かで楽しめますね。

<出演者>
この時代設定にぴったりな松たか子。
この人はきれいでありつつも、どこか愛嬌があり、本作での表情は素晴らしい。
浅野忠信は、なんか本当にいそうなイメージです。色気ありますね、この人は。
室井滋、伊武雅刀の2人の泥臭い感じが映像に良い味を与えています。
妻夫木聡、堤真一もハマリ役。

<総評>
今年の作品の中でも傑作といっても過言じゃないでしょう。
これはまず、松たか子の演技によるところが大きい。
そしてストーリーとテンポの良さは、特筆すべきものがあります。
見て損はしない、おすすめ作品です。

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by syosei7602 | 2009-10-11 01:39 | 恋愛/青春/スポーツ
カサブランカ
d0030824_014530.jpg『CASABLANCA』 アメリカ/1942
監督:マイケル・カーティス
出演:ハンフリー・ボガート イングリッド・バーグマン
ポール・ヘンリード クロード・レインズ コンラート・ファイト
ピーター・ローレ シドニー・グリーンストリート
ドゥーリイ・ウィルソン モンテ・ブルー マルセル・ダリオ
受賞:アカデミー賞/作品賞・監督賞・脚色賞 (1943)

アメリカ映画ベスト史では常にトップ3に入るラブロマンスの傑作。
監督は「ホワイト・クリスマス」のマイケル・カーティス。
出演は「マルタの鷹」のハンフリー・ボガート、「オリエント急行殺人事件」のイングリット・バーグマン、「海賊バラクーダ」のポール・ヘンリード、「スミス都へ行く」のクロード・レインズ、「バグダッドの盗賊」のコンラート・ファイトなど。
テーマ曲の「As Time Goes By」でも有名。

<あらすじ>
d0030824_055548.jpg1941年12月、フランス領モロッコのカサブランカ。
欧州でのドイツ軍の侵攻から逃れた人々は、ポルトガル経由でアメリカに逃れるため、カサブランカに集まっていた。しかし、通行証が無ければ亡命もままならず、足止めされるばかり。
ある日、ドイツ兵が2名、列車内で殺害され通行証が奪われるという事件が起きる。警察は捜査するが、容疑者が大勢いるために特定できない。
ドイツ軍将校のシュトラッサー少佐(コンラート・ファイト)が赴き、植民地警察の署長ルノー(クロード・レインズ)に犯人逮捕を急がせる。
ルノーは、その容疑者がナイトクラブに現れるという情報を掴み、逮捕を約束した。
一方、ナイトクラブ「カフェ・アメリカン」を経営するリック(ハンフリー・ボガート)は、通行証で闇取引しているウーガーテ(ピーター・ローレ)から、通行証を預かる。それはドイツ兵から奪われたものだった。
d0030824_06671.jpgやがて、ルノーによりウーガーテは逮捕されてしまう。その直後、店に一組の男女がやってくる。
男はレジスタンス活動の指導者ラズロ(ポール・ヘンリード)、女はその妻イルザ(イングリット・バーグマン)だった。イルザを見たリックは驚く。
2人はかつて、ドイツ侵攻前のフランスで恋人同士だったのだ。

<作品解説>
見たことはなくても、タイトルは知っているというくらい有名な作品です。
製作年は1942年、つまり第二次大戦中になりますが、実はアメリカのプロパガンダの一貫として製作されたような背景も見え隠れしています。
それはさておき、本作はストーリーが決まっておらず、撮りながら結末が決まったという…実にアバウトな撮影がされていました。
ストーリー上の舞台はほとんどが主人公リックが経営する「カフェ・アメリカン」であり、まるで舞台劇のような展開ながらも、気の利いたセリフと出演者達の魅力的な演技が冴えています。
さて、本作でもっとも有名なのは「君の瞳に乾杯(Here's looking at you, kid.)」という名セリフ。今なお、様々な映画や小説、マンガなどにも応用されるほどです(自動翻訳にかけてもこの日本語に訳される)。
これを主演のハンフリー・ボガートが実にきざったらしく、それでいて嫌み無く使うところが凄い。
主人公のリックは、実にハードボイルドな雰囲気を醸し出していますが、理由も言わずに去ってしまった恋人イルザに未練たらたら。
再会したと思ったら、酒をあおってグチりまくったりします(笑)。
なんともクールじゃない行動をしながらも、これがないとリックはただのキザ野郎になってしまう。
うまい性格設定です。
一方、イルザはある意味小ずるい女性なんですが、そんなずるさも許せるような美しさ、そして涙で語るわけです。本作の肝はこの2人の関係がうまく描かれていて、注目すべきシーンはキスシーン。
よくよく見ると「ああ、なるほど」というシナリオのうまさに感服です。

<見どころ>
見どころはあちこちにあるわけですが、やはりイングリット・バーグマン演じるイルザ。
目を潤ませて、涙を流すシーン。
まさしく一筋の涙が頬を伝う…絵に描いたような美しい泣きっぷりです。

<出演者>
ハンフリー・ボガートのイメージはやっぱりハードボイルド。
トレンチコートの襟を立てて、タバコを吹かす…実はそれほどハンサムというわけじゃないんですが、雰囲気が魅力的です。
イングリット・バーグマンは美しいの一言。
知性的かつ情熱的な演技を見せてくれます。
ラズロを演じたポール・ヘンリードは、それほどメジャーになった人ではありませんが、落ち着いた演技が魅力的。
そして、ルノー役のクロード・レインズが見事に助演してくれています。

<総評>
ラブロマンスとは言いながらも、端々に笑いがあったりして、ユーモアがあります。
モノクロ時代ならではの不自然な部分があったりしますが、そんなことは気にならない。
テンポもよく、100分という2時間に満たない作品なので、おすすめです。

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by syosei7602 | 2009-09-08 23:58 | 恋愛/青春/スポーツ
フレフレ少女
d0030824_1382815.jpg『フレフレ少女』 日本/2008
監督:渡辺謙作
出演:新垣結衣 永山絢斗 柄本時生 斎藤嘉樹 染谷将太
柳ユーレイ 加藤諒 金田哲 梅田愛子 奈津子 内田明
本多拓人 日向寺雅人 秋山奈々 鈴木晋介 伊藤洋三郎
中沢青六 モロ師岡 内藤剛志


公開時コピー
押忍!!
応援団はじめました!


「となり町戦争」の渡辺謙作監督による、スポ根風味の青春ムービー。
出演は「恋空」の新垣結衣、「罪とか罰とか」の永山絢斗、「いけちゃんとぼく」の柄本時生、「ひゃくはち」の斎藤嘉樹、「14歳」の染谷将太、「アキレスと亀」の柳ユーレイ、「阿修羅城の瞳」の内藤剛志など。
主題歌はAqua Timez。

<あらすじ>
d0030824_1383748.jpg櫻木高校2年の百山桃子(新垣結衣)は、恋愛小説に没頭する文学少女。現実の恋よりも、小説の恋に夢中だった。
ある日の放課後、本を読みながら歩いていた桃子の頭に野球部1年の大島(本多拓人)の放ったボールが当たって気絶してしまう。目覚めると保健室で、大島が介抱してくれていた。
桃子は大島に一目惚れしてしまうが、1年生ながらエース、さらに高校野球注目の選手とあって人気が高くライバルが多い。ラブレターを書いて下駄箱に入れようとしても、既に溢れんばかりに入っていた。
そんな時、屋上から誰かが叫んでいた。
それは応援団のたった1人の団員にして団長の山本龍太郎(永山絢斗)だった。応援団なら野球部の大島を見守れる、と考えた桃子は入団するが最低5人はいないと廃部になると言われてしまう。
野球部の練習試合は明後日、なんとか部員をかき集めようと手を尽くすと奇跡的に3人が入部する。
吹奏楽部ではみ出しものの金髪パンクロッカー遠藤譲二(柄本時生)、もてたくて入部したウェイトリフティング部の大坪泰平(斎藤嘉樹)、音痴が元で合唱部を追い出された田村晃(染谷将太)のいずれも1年生。
5人揃ったところで、龍太郎が部員が揃ったのは桃子のお陰なので、団長になってくれと言い出し、満場一致で決まってしまう。
d0030824_1384579.jpg翌日、野球部は大島を先発させ強豪・不知火学園と練習試合を始めるが、付け焼き刃な上にど素人の応援団にペースを崩されて負けてしまう。
サイテーの応援団と言われた挙げ句、エースの大島が不知火学園に転校することに。
桃子は当惑しつつも、続けることを決意するが…。

<作品解説>
応援団といえば、一昔前までは不良のたまり場的イメージなどがありましたが、あえて女子を団長に据えてしまうという大胆な発想により、コミカルに描かれています。
ストーリー展開は、よくある「愛と青春の旅立ち」タイプとなっていて、主人公がよっぽどのヘタレか天才肌、困難と友情、そして成功が描かれる王道パターンです。
さて、本作は文学少女がいきなり応援団に入り、ゆるい声で「フレーフレー」と応援するものの、逆効果でブチ切れされてしまうという展開から始まります。
普通、女子が応援するとなればチアリーダーだと思うんですが、ここは主人公の桃子が果てしなくずれているので単純に応援団を選択してしまいます。
足りない部員3人をかき集めるものの、自分勝手を絵に描いたヘタレ共。
お決まりパターンで根性をたたき直す為に先輩達が現れ、応援団が何たるかを教えていきます。
これだけ書いてしまうと、実に味気ない映画と思いますが、人を応援するという行為がどんなものなのか、その為にすべき事はなんなのか、恥ずかしくなるくらいにストレートに語られていきます。
そして、セーラー服から学ランに着替えた新垣結衣が凛々しく、応援シーンもかなり盛り上がる。
肝心の野球の試合が割とおざなりなのは残念。
ところで、本作はストーリー的に絶対あり得ない展開…野球部員が転校した場合、1年間は公式試合に出られません。つまり、エースの大島が甲子園の予選には絶対的に出られないのです。これはツッコミどころだと思うんだけど、高野連とか何も言ってこなかったのかなぁ。

<見どころ>
そりゃ新垣結衣ですよ。
メガネの文学少女から、長ランまで、ほとんどコスプレの領域に達しています。
しかし、メガネを簡単に外していたけど、視力はどうなっているんだろう…。

<出演者>
新垣結衣、普通に可愛いです。「恋空」は無駄にヒットした感じがしますが、次作の「BALLAD 名もなき恋のうた」は期待できますね。
気弱な副団長・龍太郎を演じた永山絢斗をはじめ、好演していますがキャラ設定が弱すぎた気がします。
もう少し目立っても良かったような…というのも内藤剛志をはじめとするOB連の俳優達がアク強すぎ(笑)。
オマケにエースの大島を演じた本多拓人は普通すぎました。

<総評>
要するにベタベタな青春映画なんですが、割と好きです、こういうのは。
似たようなストーリーで長澤まさみの「ロボコン」もありますが、テンポの良さで言えばこちらが上。
こういう応援団がいたら楽しいと思いますね。
でも、作品全体としては新垣結衣のファン向けという域を出ないのが残念でした。

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by syosei7602 | 2009-08-25 23:59 | 恋愛/青春/スポーツ
そんな彼なら捨てちゃえば?
d0030824_0551177.jpg『HE'S JUST NOT THAT INTO YOU』 アメリカ/2009
監督:ケン・クワピス
出演:ベン・アフレック  ジェニファー・アニストン
ドリュー・バリモア  ジェニファー・コネリー  ケヴィン・コナリー
ブラッドレイ・クーパー ジニファー・グッドウィン
スカーレット・ヨハンソン  クリス・クリストファーソン
ジャスティン・ロング

公開時コピー
超豪華キャストで贈る、
男子禁制のガールズ・トーク・ムービー!


グレッグ・ベーレント、リズ・タシーロ共著の全米ベストセラーの恋愛指南書をベースに、「旅するジーンズと16歳の夏」のケン・クワピス監督が映画化。
出演は「消されたヘッドライン」のベン・アフレック、「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」のジェニファー・アニストン、「ラブソングができるまで」のドリュー・バリモア、「地球が静止する日」のジェニファー・コネリー、「きみに読む物語」のケヴィン・コナリー、「イエスマン “YES”は人生のパスワード」のブラッドレイ・クーパー、「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」のジニファー・グッドウィン、「ブーリン家の姉妹」のスカーレット・ヨハンソン、「ダイ・ハード4.0」のジャスティン・ロングなど。

<あらすじ>
d0030824_0552338.jpg同じ会社に勤めるジジ(ジニファー・グッドウィン)、ベス(ジェニファー・アニストン)、ジャニーン(ジェニファー・コネリー)は恋愛について何でも相談しあう仲。
ジジはジャニーンに紹介された不動産業者のコナー(ケヴィン・コナリー)に一目惚れ。ところが待てど暮らせど連絡は来ない。当のコナーは歌手志望の女友達アンナ(スカーレット・ヨハンソン)に夢中だったが、彼女はスーパーで偶然であった既婚者のベン(ブラッドレイ・クーパー)に惹かれていた。
ベンはというと勢いでアンナに音楽関係者を紹介すると言ってしまう。しかし、既婚者であることを理由になんとか接触を避けようとしていた。
一方、ベンの友人ニール(ベン・アフレック)は、ベスとの7年に渡る同棲生活を続けていた。ベスは妹の結婚があると言い、ニールにも結婚を迫るが、彼はそんな必要はないと突っぱねる。
その頃、ジジは未だにコナーからの連絡を待ちわびていた。d0030824_0553360.jpg
ある夜、コナーがよく行くというバーに行くと、経営者で彼の友人であるアレックス(ジャスティン・ロング)と知り合う。
アレックスはジジに、コナーが興味を持っていないことを指摘し、女は男の行動を勘違いしてばかりいると助言する。


<作品解説>
「SEX AND THE CITY」の制作スタッフだったグレッグ・ベーレント、リズ・タシーロの共著をベースにしたラブコメディです。
タイトルはちょっとどうかと思いますが、完全に女性向けかと言うと意外と男性が見ても楽しめます。
複数の人物がそれぞれの恋愛模様、もしくは恋愛観を披露していくパターンです。
製作総指揮はドリュー・バリモアなんですが、出番は少なめ。さらっと印象だけ残すような感じですね。
さて、冒頭での蘊蓄が面白い。
「男の子が女の子をいじめるのは、あなたのことが好きだから」と母親に教えられ、大人になっても男が素っ気ないのは駆け引きだから、というほとんど妄想から始まります(笑)。
ほぼメインで登場するのはジジで、これがまたイタイ。
男の行動を拡大解釈し、ほとんど病気のように携帯電話を眺めまくり、連絡が無いと言っては友人に相談。
この友人は自ら(もしくは誰か)の経験で、1週間したあとに連絡があったとか適当なことばかり言うわけです。
端から見ると「私がふられるわけない」という見方もできますが…男から見るとジジの行動はドン引き(笑)。
一方で超マジメそうな既婚者ベンは、色気ありまくりのアンナに惹かれていくという…奥さんが対照的にちょっと潔癖性っぽかったりして。
割と多種多様な男女のタイプが出ているので、誰に共感できるかで人となりがわかりそうです。
個人的にはベン・アフレック演じるニールが良かったなぁ。

<見どころ>
あえて言うならニールとベスのエピソード。
でもジャスティン・ロング演じるアレックスのセリフがもっとも過ぎて面白い。

<出演者>
出演陣が微妙に豪華?な感じです。
ジェニファー・アニストンは相変わらずキレイだし、ブラッドレイ・クーパーは男前。
スカーレット・ヨハンソンはエロい感じがまたいいんだ…そして拾いものはベン・アフレック。この人って大抵酷評されちゃうことが多いけど、本作は出番少なめながらいい感じ。
ラストはなんだかんだで一番男前だったしなぁ。
でも共感度でいえばケヴィン・コナリー。
泣けてくる(笑)。

<総評>
作品としては小粒。
女性受けはどうなのか…どちらかという男性向けって気がします。
そういや出てくる男はニール以外、浮気性ですな。
なに、その妙なリアリティ、とか思いながら楽しめました。

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by syosei7602 | 2009-08-03 23:50 | 恋愛/青春/スポーツ
櫻の園 -さくらのその-
d0030824_0482041.jpg『櫻の園 -さくらのその-』 日本/2008
監督:中原俊
出演:福田沙紀 寺島咲 杏 大島優子 はねゆり 武井咲
米倉涼子 菊川怜 上戸彩 柳下大 京野ことみ
大杉漣 富司純子
受賞:日本アカデミー賞/新人俳優賞(2008)


公開時コピー
悩んだり、落ち込んだり、
泣いたり、笑ったり…
高校3年、この一瞬が永遠にかわる6人の胸キュン・ストーリー


吉田秋生の人気同名コミック、2度目の映画化。
監督は1990年版と同じく「12人の優しい日本人」の中原俊監督。
出演は「ヤッターマン」の福田沙紀、「魍魎の匣」の寺島咲、テレビドラマ「天国と地獄」の杏、「伝染歌」の大島優子、「WHITE MEXICO ホワイト・メキシコ」のはねゆり、「赤い糸」の柳下大、「舞妓 Haaaan!!!」の京野ことみ、「余命1ヶ月の花嫁」の大杉漣、「ラストゲーム 最後の早慶戦」の富司純子など。
主題歌はスピッツ。

<あらすじ>
d0030824_0482849.jpg東京でヴァイオリニストを目指していた結城桃(福田沙紀)は、自らの演奏法を認められずに退学して実家に戻ることに。
高校3年ながら編入できた学校は、かつて姉と母が通っていた名門私立女子校・櫻華学園だった。
伝統が守られ、規則だらけの学校に早々に苛立つ桃は、学級委員の赤星真由子(寺島咲)からもめ事を起こさないように釘を刺される。
しかし、自分のやりたいように行動する桃は、ある日、生徒立ち入り禁止の旧校舎に忍び込んだ。
開かずの間と呼ばれる教室に入った彼女は、チェーホフの「櫻の園」という演劇の台本を見つけて読みふける。
クラスメイトの沢美登里(大島優子)、横田奈々美(はねゆり)、d0030824_0483666.jpgそして下級生から尊敬されている容姿端麗の小笠原葵(杏)に演劇の内容を話すと、3人は興味を持ち、演劇部を立ち上げて上演しようということに。
しかし、担任の坂野佳代(菊川怜)は、「櫻の園」は絶対に演じることができないものだと言って断る。
納得できない4人は、公務員の鈴木(大杉漣)から11年前に起きた「櫻の園」中止の真相を聞くが…。

<作品解説>
1990年に制作された同名タイトルの「櫻の園」は、上演開始2時間前の様子を切り取り、原作にも劣らない作品として知られています。
市川昆が自ら「犬神家の一族」をリメイクしたのとは違い、本作は「櫻の園」というベースを下敷きにした別物となっています。
そのため、安易に比較できないのでリメイクと言うよりは、ステージを一緒にした続編というべきものでしょうか。近いところで言えば「時をかける少女」みたいなものですね。
さて、本作はありきたりの現代っ子である桃が、伝統的かつ封建的な女子校に転校したところから始まります。
格好いい先輩に憧れる下級生を見て「おかしい」と断言してみたり、立ち入り禁止と言われてやめておくなんていう概念はさらさら無いという、我が道を行く桃ですが、なんとなく見つけた「櫻の園」の台本の為に演劇をする羽目になるわけです。
ここで、主人公の桃が行動を開始するのは、「上演が禁止されている」というのが主な理由でしょう。
やるなと言われたらやりたくなる、それがきっかけであり、主体性があるようで無い。
彼女の性格は冒頭ではっきりと語られているので、そこからの変化がなかなかうまく描かれています。
物語の全体像は即ち、自主性の確立であり、意志決定の表明といえますね。
されど、周辺人物の描き方が若干乏しくて残念。
また、生徒と学校という対立構造が全面に出てしまって、生徒間の確執が無かったのは本作の大きな欠点です。

<見どころ>
福田沙紀演じる桃が終盤直前に長回しのセリフを見事に言い切っています。

<出演者>
主演の福田沙紀、なかなか見事ですが役柄が平凡過ぎた印象は否めません。
目の大きな福田沙紀と対照的なのが寺島咲。
実は一番いい役どころだったと思うんですが、出番が少なすぎました。
杏はモデルということもあって、長身で美貌…父親の渡辺謙の良いところを受け継いでいるなぁと。
演技も悪くはないんですが、単調かな。
大島優子やはねゆりはまあ、キャラ相応という感じでした。
気になったのが菊川怜。「GUN CRAZY」シリーズの時がひどすぎてその後は見ていなかったんですが、そこそにうまくなっていました。でも、つま先開いて歩くのはよした方が…。
富司純子や大杉漣は当然、言うことありません。

<総評>
要するに演劇部というものに舞台を移したスポ根みたいな感じです。
現代にそぐわない閉鎖的な学園で自主精神を獲得していく…確かにこれが10年前ならまだ通じたかと思うんですが、女子校という空間を爽やかに描きすぎですね。
若干、女性同士の情愛みたいなものは出てきますが、パンチ力に欠けた感じがします。

<関連作品>
櫻の園 (オリジナル)
櫻の園 -さくらのその-

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by syosei7602 | 2009-07-06 23:26 | 恋愛/青春/スポーツ
P.S.アイラヴユー
d0030824_1292231.jpg『P.S. I LOVE YOU』 アメリカ/2007
監督:リチャード・ラグラヴェネーズ
出演:ヒラリー・スワンク ジェラルド・バトラー リサ・クドロー
ハリー・コニック・Jr ジーナ・ガーション
ジェフリー・ディーン・モーガン キャシー・ベイツ



公開時コピー
まだ“さよなら”は
言えないんだ。


セシリア・アハーンのデビュー作にしてベストセラーになった同名小説の映像化。
監督は「フリーダム・ライターズ」のリチャード・ラブラヴェネーズ。
出演は「ミリオンダラー・ベイビー」のヒラリー・スワンク、「オペラ座の怪人」のジェラルド・バトラー、「アナライズ・ユー」のリサ・クドロー、「閉ざされた森」のハリー・コニック・Jr、「ドリヴン」のジーナ・ガーション、「ウォッチメン」のジェフリー・ディーン・モーガン、「地球が静止する日」のキャシー・ベイツなど。

<あらすじ>
d0030824_129327.jpgニューヨーク、陽気なアイルランド人の夫ジェリー(ジェラルド・バトラー)と暮らすホリー(ヒラリー・スワンク)は、時にはケンカしながらも幸せに暮らしていた。
しかし、ジェリーは脳腫瘍でこの世を去ってしまう。
悲嘆にくれるホリーは引きこもりを続け、生活と部屋は荒れ放題、仕事にも出ない日々が続いていた。
3週間後、彼女の誕生日に訪れた母親(キャシー・ベイツ)や親友のデニース(リサ・クドロー)、シャロン(ジーナ・ガーション)達はあきれ果てる。
そこへ突然大きなケーキが届き、そこにはテープレコーダーが同封されていた。
それはホリーを心配したジェリーが、生前に贈ったものだった。
d0030824_1294288.jpgテープには、これから届く手紙に従って生活をしていって欲しいとのメッセージが込められていた。
次の日、ホリーは最初の手紙に入っていた指示に従って行動を開始する。
そんな彼女を母親の店で働く口の悪いダニエル(ハリー・コニック・Jr)が見つめていた。


<作品解説>
恋人や伴侶が亡くなってしまう、という使い古されたお決まりパターン…と、一概に言えないのが本作です。
原作はアイルランド首相、バーティ・アハーンの娘としても知られるセシリア・アハーンのデビュー作なのですが、アイルランドに絡めて書かれた陽気な展開で湿っぽい作りからは一線を画しています。
さて、冒頭からバカップルっぽい絡みがあり、そこから突然、葬式の場面。
テンポとしてはいいんだけど、もう少し前ふりがあっても良かったのに…と思わずにはいられません。
夫ジェリーを亡くして退廃的に生活するホリー、そこに突然やってくるジェリーからの贈り物。
原作では10通の手紙となっていましたが、映画では6通くらいになっていました(時間上、ある程度はしょったのでしょう)。
手紙に従って行動していく過程で、ホリーはジェリーがいない人生を振り返っていきます。もちろん、その誘導をしているのは手紙なのですが、読んでから行動というのみで、手紙の使い方が結構勿体ない感じです。
この手の映画で思い切り泣けるシーンがないというのも珍しいかも。
手紙のラストはちょっと当たり前過ぎたかな。

<見どころ>
正直者かつ口の悪いダニエルが良い感じ。
ジェリーの手紙よりも、母親の言葉の方が真実みがありました。

<出演者>
美人とはいえないヒラリー・スワンクと男前のジェラルド・バトラーの組み合わせが良かったですね。
ホリーの親友を演じるリサ・クドローやジーナ・ガーションがヒラリー・スワンクよりもかなり年上なのが気になりました。年齢差って結構わかるんだよなぁ。
ハリー・コニック・Jrは本作で一番味のある役柄でぴったり。
キャシー・ベイツの見事さには脱帽です。

<総評>
全体としては良いんですが、細かい部分でおおざっぱな感じがしました。
キャスティングは豪華だし、ストーリーも悪くはないんだけど、ちょっと無理矢理明るくしているような気もします。
もうちょっとシナリオを詰めて欲しかったですね。

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by syosei7602 | 2009-06-04 23:59 | 恋愛/青春/スポーツ