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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
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カテゴリ:ミステリ/サスペンス( 134 )
シャッター アイランド
d0030824_2242789.jpg『SHUTTER ISLAND』 アメリカ/2009
監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ マーク・ラファロ ベン・キングズレー
ミシェル・ウィリアムズ エミリー・モーティマー
マックス・フォン・シドー パトリシア・クラークソン
ジャッキー・アール・ヘイリー イライアス・コティーズ テッド・レヴィン


公開時コピー
全ての“謎”が解けるまで
この島を出る事はできない。


デニス・ルヘイン原作の同名小説を、「ディパーテッド」のマーティン・スコセッシ監督が映像化。
スコセッシ監督と主演のレオナルド・ディカプリオは4度目のタッグとなる。
出演は「ワールド・オブ・ライズ」のレオナルド・ディカプリオ、「かいじゅうたちのいるところ」のマーク・ラファロ、「エレジー」のベン・キングズレー、「脳内ニューヨーク」のミシェル・ウィリアムズ、「ピンクパンサー2」のエミリー・モーティマーなど。

<あらすじ>
d0030824_2243793.jpgボストン沖に浮かぶシャッターアイランドと呼ばれる孤島には、、精神病の凶悪犯を収容するアッシュクリフ病院があった。
1954年9月、その病院から1人の女性患者が失踪する。
その女性、レイチェル・ソランド(エミリー・モーティマー)は我が子3人を湖に鎮めて殺した殺人者だった。
連邦保安官テディ(レオナルド・ディカプリオ)と、彼の新しい相棒チャック(マーク・ラファロ)は、捜査の為に島に上陸し、責任者であるコーリー医師(ベン・キングズレー)と話をすることに。
不思議なことにレイチェルは鉄格子がはまり、外から鍵がかかった部屋から忽然と姿を消してしまったという。
d0030824_2244616.jpg疑問を抱いたテディは、関係者と患者から情報を聞き出そうとするが、彼の意図は他にあった。
それは2年前、自分の住むアパートに放火し、妻ドロレス(ミシェル・ウィリアムズ)を殺した放火魔レディスが、島に収容されていると知ったからだった。
自らの復讐と島に隠された真実を暴くため、テディは過去の悪夢に苛まされながらも捜査を続けていく。

<作品解説>
「ミスティックリバー」の原作者デニス・ルヘインの小説ということで、ほとんど暗い感じの作品です。
ようやくオスカー受賞監督となったマーティン・スコセッシですが、いつもとは毛色が違うというか、「ディパーテッド」の時も思いましたが、サスペンスはそんなにうまくはないですね。
ただ、お気に入りのディカプリオが主演というだけで、撮り方はさすがといったところ。
それなりの作品に仕上がってはいます。
さて、妻を殺した放火魔を追って、精神病院がある孤島にやってきた主人公テディ。
序盤から偏頭痛や亡くなった妻の亡霊が登場したりと、いかにもな展開。
テディの目的は失踪した女性患者の行方のみならず、妻を殺した犯人を追っているという二重構造になっています。
しかし、ここまでの展開で大体オチが見えてしまうと言うか、正直に言えば序盤で結末が見えてしまう。
というのも、映画が始まる前によせばいいのに、日本版のみのお節介なメッセージが出てくるのです。
なので、少し注意深く見ているとすぐにわかってしまう。
ストーリー潰しともいえるあれはやめて欲しいですね。
多分、何も知らないで見ればそれなりではあると思います。

<見どころ>
島全体の閉鎖感がある雰囲気が見事。
どこか陰鬱でありつつも、引き込まれる映像はスコセッシ監督ならでは。
しかし、見どころは主人公テディの悲哀感溢れる過去でしょうか。

<出演者>
既に中堅とも言えるレオナルド・ディカプリオ。
この人は最近の作品の方がいいですね。
マーク・ラファロやベン・キングズレーといった芸達者にも引けを取りません。
ミシェル・ウィリアムズの鬼気迫る演技はなかなかです。

<総評>
ラストが予測の域を出ない上に、もう少しひねったところが欲しかった。
主人公テディを中心にするなら、もっと色々な展開ができたはず。
しかし、暗い映画ですね。
「ミスティックリバー」よりはマシといったところです。

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by syosei7602 | 2010-04-17 23:59 | ミステリ/サスペンス
天使と悪魔
d0030824_1104985.jpg『ANGELS & DEMONS』 アメリカ/2009
監督:ロン・ハワード
出演:トム・ハンクス  アイェレット・ゾラー  ユアン・マクレガー
ステラン・スカルスガルド  ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ
ニコライ・リー・コス  アーミン・ミューラー=スタール
トゥーレ・リントハート デヴィッド・パスクエジ コジモ・ファスコ


公開時コピー
ガリレオの暗号が、ヴァチカンを追いつめる。

ベストセラーとなったダン・ブラウン原作の「ダ・ヴィンチ・コード」の続編となる同名小説の映画化。
監督は前作に引き続き「フロスト×ニクソン」のロン・ハワード。
出演は前作に続き「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」のトム・ハンクス、「バンテージ・ポイント」のアイェレット・ゾラー、「彼が二度愛したS」のユアン・マクレガー、「マンマ・ミーア!」のステラン・スカルスガルド、「セントアンナの奇跡」のピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、「ある愛の風景」のニコライ・リー・コスなど。

<あらすじ>
d0030824_111187.jpgヴァチカンでは教皇が逝去し、新たな教皇を決めるコンクラーベが行われようとしていた。
ちょうどその頃、スイスのCERN(欧州原子核研究機構)から人類史上初めて生成された反物質が盗み出され、その直後にヴァチカンへ脅迫が届く。
ヴァチカンはルーヴル美術館の一件以来、反目しあっていたハーバード大学の宗教象徴学者ラングドン教授(トム・ハンクス)に協力を求める。
ヴァチカンに送られてきた脅迫は、かつてガリレオ・ガリレイをはじめとする科学者によって組織され、ヴァチカンの激しい弾圧によって消滅したと思われていた秘密結社イルミナティからだったのだ。
教皇の逝去に乗じて、因縁の復讐を遂げようとするイルミナティは、教皇候補である4人の有力な枢機卿を拉d0030824_111105.jpg致し、1時間ごとに殺害していくと言う。
そして、その最後には反物質を爆発させてヴァチカンそのものの消滅を企んでいたのだ。
ラングドンは、教皇の侍従であったカメルレンゴ(ユアン・マクレガー)から書庫の閲覧許可を貰い、CERNの科学者ヴィットリア(アイェレット・ゾラー)達と共に捜査に乗り出す。


<作品解説>
大ヒットした前作に続いて、再びヒットを飛ばした本作。トム・ハンクスは続編に出たがらない俳優として有名でしたが、本シリーズで初めてラングドンを続けて演じることになりました。
本シリーズはなかなか面白い発想の元に書かれた小説ですが、どうやらトンデモ本としても有名だそうです。
それはさておき、再びキリスト教の暗部に踏み込んで描かれた本作ですが、最初に知っておかなくてはならないのが、もっともらしく語られるイルミナティ。
この組織自体はあったそうですが、ガリレオの時代には存在しなかったそうです。
さて、前作はキリストの行方に関するミステリと殺人というサスペンスでしたが、本作は積年の恨みを晴らすべく動き出した怪しい組織イルミナティによる連続殺人を、ラングドンが解決する為に奔走します。
ヒロインは美人な科学者ヴィットリア、しかし実質ラングドンが「あれだ!これだ!」と叫んでは解決しちゃうので、あんまり役に立っていないような気がします。
また、サスペンスとしてはかなり弱い。動機を知るのが本作の醍醐味というべきでしょうか。
ただし、テンポも良いし、映像も綺麗です。
ラスト、ある人物がラングドンに語る言葉がいいですね。

<見どころ>
ヴァチカンというだけで見どころは十分。
あちらこちらの教会、美術などが存分に楽しめます。

<出演者>
初の続編出演となるトム・ハンクス。
やっぱりうまいなぁ…うまいんだけど、個人的にはそつなくこなしすぎるので、ちょっと苦手だったりして。
ヒロインを演じたアイェレット・ゾラーは知的な美人です。
ユアン・マクレガーは久しぶりに見ましたが、昔から変わりません。
でも、彼ほど有名なら、もう1人くらいメジャーな俳優が欲しかったですね。

<総評>
ラングドン教授と巡るヴァチカン連続殺人事件ツアーになってしまったのが残念。
些か説明的な展開でしたが、ロン・ハワード監督の手腕がいかんなく発揮されています。
少しキリスト教を勉強して見ると、ツッコミどころが色々とあっておもしろいかもしれません。

<関連作品>
ダ・ヴィンチ・コード (シリーズ1作目)
天使と悪魔 (シリーズ2作目)

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by syosei7602 | 2010-02-01 23:58 | ミステリ/サスペンス
ゴールデンスランバー
d0030824_095670.jpg『GOLDEN SLUMBER』 日本/2010
監督:中村義洋
出演:堺雅人 竹内結子 吉岡秀隆  劇団ひとり  柄本明
濱田岳 渋川清彦  ベンガル 大森南朋 貫地谷しほり
相武紗季 永島敏行 石丸謙二郎 ソニン でんでん
滝藤賢一 木下隆行 木内みどり 竜雷太 伊東四朗 香川照之


公開時コピー
無実の男、首相暗殺犯に断定
事件のガギを握るのは、ビートルズの名曲


本屋大賞などに輝いた伊坂幸太郎原作の同名ミステリー小説の映像化。
監督は、同じく伊坂作品である「フィッシュストーリー」を手がけた中村義洋。
出演は「ジェネラル・ルージュの凱旋」の堺雅人、竹内結子、「ALWAYS 続・三丁目の夕日」の吉岡秀隆、「パコと魔法の絵本」の劇団ひとり、「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」の柄本明、「フィッシュストーリー」の濱田岳、「ディア・ドクター」の香川照之など。
音楽を担当したのは斉藤和義、テーマ曲はビートルズの「ゴールデン・スランバー」。

<あらすじ>
d0030824_010550.jpg仙台に住む30歳の独身男、青柳(堺雅人)はどこにでもいる平凡な男だが、2年前にアイドルの凛香(貫地谷しほり)を暴漢から助けたことから有名人になっていた。
仙台出身の金田首相の凱旋パレードが行われる日、学生時代の友人・森田(吉岡秀隆)に呼び出される。
1年も前から東京から仙台に帰ってきたという森田に驚く青柳。
青柳は森田の車の中で水を飲み、眠ってしまう。折しも、そこは凱旋パレードの裏手にある道だった。
d0030824_0101358.jpg目覚めた青柳に、森田は何者かに借金を帳消しにしてもらう代わりに、青柳をこの場所に誘導して眠らせる様に脅されたこと、そして「オズワルドにされるぞ」と言って逃げるよう促す。
その直後、凱旋パレードで爆発が起きる。
驚く2人の背後には警官が迫り、車を飛び出した青柳に向かって警官は躊躇無く発砲するのだった。

<作品解説>
伊坂幸太郎といえば昨年は「フィッシュストーリー」「重力ピエロ」「ラッシュライフ」、その前は「死神の精度」「アヒルと鴨のコインロッカー」「陽気なギャングが地球を回す」等(3年間で約8本!)、映画化が非常に多い作家です。
そんな中で、本作は昨年の小説の中でも注目を浴びた小説であり、映像化がかなり速いと言えるでしょう。
原作はまだハードカバーのみなので未読なのですが、本屋大賞を受賞、さらに演技派の出演者が揃っていることから期待度大の感じで見に行きました。
さて、首相暗殺の濡れ衣を着せられた主人公・青柳は、運送会社の宅配ドライバーという職業柄、地理には詳しく、さらに友人や謎の人物の手を借りながら逃亡するわけです。
構成としてはJFK暗殺犯とされたオズワルド(スケープゴートの役割)、さらに映画でいえば「逃亡者」のような趣でしょうか。
伊坂作品にお馴染みのシュールな人物達が登場して場面を盛り上げ、ところどころにユーモアを挟みつつ進んでいくのは小気味よい。出演陣の好演もあって全体的に良くできています。
残念だったのは主人公・青柳ともう1人の主人公である樋口晴子の視点が大半を占めすぎたところ。
追う側である佐々木の視点、もしくはシーンが多ければ盛り上がったでしょう。
ラストは原作通りなのか、それとも映画オリジナルなのかわかりませんが、若干消化不良に感じました。
もっとハッキリとした終わりがあっても良かったと思います。

<見どころ>
伊坂作品に見られる伏線の張り方がきちんと見られたのがいいですね。
キルオの登場シーンはシュール過ぎて笑えます。

<出演者>
ここ1、2年で躍進した堺雅人(もう1人は松山ケンイチか)のうまさは言うこと無し。
微笑みの貴公子と言われるだけあって、微妙な緊張感を見せてくれます。
竹内結子もキャスティングとして申し分無し。
もとより下手なキャスティングがいなかったと言うべきか。
伊坂作品にお馴染みの濱田岳が良い味出してます。

<総評>
エンディング曲がね、斉藤和義なわけです。
合っているんだけど、これはやっぱりゴールデンスランバーの方が良くないだろうかと思ったりして。
映像化されるとディテールが甘くなっている部分が増えるため、小説が読みたくなりました。
全体としては「よくできました」…小さくまとまった感もあるかな?

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by syosei7602 | 2010-01-31 23:59 | ミステリ/サスペンス
THE 4TH KIND フォース・カインド
d0030824_2361335.jpg『THE FOURTH KIND』 アメリカ/2009
監督:オラントゥンデ・オスサンミ
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ ウィル・パットン イライアス・コティーズ
ハキーム・ケイ=カジーム コーリイ・ジョンソン エンゾ・シレンティ




公開時コピー
信じられないのは、信じたくないだけなのか。

アメリカのアラスカ州ノームで実際に起きた事件を軸に、実映像と再現部分を織り交ぜて撮られたという、ミステリーサスペンス(ただし、実際の事件と思われる部分は偽造によるバイラルマーケティングと判明している)。
監督は「ザ・ケイヴ」のオラントゥンデ・オスサンミ。
出演は「バイオハザード」シリーズのミラ・ジョヴォヴィッチ、「マイティ・ハート/愛と絆」のウィル・パットン、「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」のイライアス・コティーズなど。

<あらすじ>
d0030824_2362262.jpg映画監督オスサンミは、心理学博士のアビゲイル・タイラーから、アラスカ州ノームで起きた謎の事件について取材を始めた。
2000年10月、アビゲイル博士(ミラ・ジョヴォヴィッチ)の元へ、不眠症の患者が次々と訪れる。
催眠療法を用いて彼らから語られた内容はほぼ共通していた。
夜中の2時から3時頃に目覚め、窓の外に白いフクロウを見るという。さらに、部屋の中に誰かが入ってくるが、その正体は思い出そうにも思い出せない。
博士はそれが自分の夫の死に関わっているように感じていた。
d0030824_2362910.jpgアビゲイル博士の夫は2ヶ月前、彼女の寝ている横で侵入してきた男に胸を何度も刺されて殺されていたのだ。男の正体は掴めず、犯人は見つからない。
さらに幼い娘はショックで失明していた。共通する正体不明の何か、それを探るために博士はビデオ記録をしていくが、患者は次々と不可解な行動を取り始める。

<作品解説>
ドキュメンタリーと再現を組み合わせ、さらに予告編の衝撃からリアルなホラーか、と思ったんですが…実際はホラーといえるものではなく、ミステリーでした。
あの予告編はすごいんですが、どこも怖いところがなくて残念。
ジャンルとしては「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」なんかに近いんじゃないかと思います。あと、「放送禁止」とか…。
実際に起きた事件と呼ばれる部分は偽造もあるということで、本作の「事実」と言われる部分の信憑性についてはこの際無視します。
さて、タイトルの「FOURTH KIND」ですが、これって映画そのものの全て語っています。劇中でも語られますが、宇宙人ものではよくある話ですね。
まずはドキュメンタリー(取材部分)でのアビゲイル博士は非常にやつれた感じの女性で、その生き様を物語っています。それをナビゲーターを兼ねるミラが演じるんですが、うーん、違いすぎて違和感あります。
ミラの演技は良いんですけどね。
そして実際の映像と再現部分が2画面に分かれて同時に見られます。
リアルがリアルである証拠とも言うべきか、その対比が非常におもしろい。
ただ、見ていて思ったのはこれが果たして事実と再現を同時に出す必要があったのか…映画としての体裁を考えれば正解だとは思います。
ただ、「実際にあった事件」として表現するなら、とことん再現にこだわる方が面白かった気がしますね。
全体的な構成や発想はおもしろい作品でしたが、もう少しパンチ力のある「リアル」があっても良かったかもしれません。

<見どころ>
予告編にあったリアル部分…と言えるかもしれません。
ただ、見どころというほどのものは無かったかも。

<出演者>
なぜにミラ・ジョヴォヴィッチなのか、という疑問が終始つきまとってたりして。
ウィル・パットン演じる保安官は良い感じですが、あんなに否定的な人物像というのもね。
演技云々ではないですが、「本当」のアビゲイル博士は気の毒な感じです。

<総評>
ホラー映画と勘違いしてましたが、それなりに楽しめました。
しかし、色々と謎が放置されていたりして。
正直言って、DVDでも良かったかもしれません。
UFO系が好きな人はいいかも。

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by syosei7602 | 2009-12-27 23:03 | ミステリ/サスペンス
ゼロの焦点
d0030824_1273770.jpg『ゼロの焦点』 日本/2009
監督:犬童一心
出演:広末涼子 中谷美紀 木村多江 杉本哲太 崎本大海
野間口徹 黒田福美 市毛良枝 本田博太郎 西島秀俊
鹿賀丈史



公開時コピー
愛する人のすべてを知っていますか?

松本清張の傑作ミステリー、2度目の映画化。
テレビドラマでも4度、映像化されている。
監督は「グーグーだって猫である」の犬童一心。
出演は「ヴィヨンの妻」の広末涼子、「自虐の詩」の中谷美紀、「沈まぬ太陽」の木村多江、「僕の初恋をキミに捧ぐ」の杉本哲太、「男たちの大和/YAMATO」の崎本大海、「それでもボクはやってない」の野間口徹、「春よこい」の西島秀俊、「笑う警官」の鹿賀丈史など。

<あらすじ>
d0030824_127499.jpg昭和33年、冬。
板根禎子(広末涼子)は、広告代理店で働く年上の青年、鵜原憲一(西島秀俊)と見合いをして結婚をする。
結婚式から7日後、憲一は金沢で受け持っていた仕事引き継ぎのために、一度戻ることになる。
一週間で戻ると言い残した憲一を見送る禎子は、帰りを心待ちにしていた。
ところが、予定日を過ぎても一向に帰宅する気配が無く、心細くなった禎子は憲一の兄である宗太郎(杉本哲太)に相談する。
宗太郎から、憲一の過去などを聞いた禎子は、自分が憲一の事を何一つ知らないことに愕然としていた。
彼女は憲一を捜すべく、雪d0030824_128471.jpgが降りしきる金沢へと向かうことに。
出迎えたのは職場の上司と憲一の後を引き継ぐ筈だった本多(野間口徹)だった。
本多から、憲一が懇意にしていた得意先、室田耐火煉瓦会社の社長の儀作(鹿賀丈史)を紹介され、さらに儀作の妻である佐知子(中谷美紀)、従業員である田沼久子(木村多江)と出会うことになるが…。


<作品解説>
松本清張といえば、日本のミステリ小説界を代表する作家です。
その中でも「点と線」と並んで「ゼロの焦点」の知名度は抜群。その映像化となる本作ですが、意外にも映画化はまだ2度目なんですね。
時代は昭和30年代、戦後の復興から13年、経済が安定しはじめて更なる成長が見込まれた時期でした。
この時代背景が本作における重要な点です。
まず、理解しておかなければいけないのが、男尊女卑がまだ強く、見合い結婚は当たり前。
女性が相手の男性のことを良く知らないなんてことは、結構あったそうです。
さて、そんな時代におけるミステリアスな物語。
どこか謎めいた夫の憲一が真冬の金沢で失踪したところから物語は始まります。
憲一の奥底にある何かに惹かれて結婚を決めた禎子にとって、その失踪は理解できず、とにかく探そうと東京から金沢に出向きます。
そこで彼女は憲一の過去を聞き、とまどいながらも前に進んでいきます。
ミステリでありながら、女性の政治進出といったサブストーリーに絡めなることで、女性の力強さを描いたところにあるでしょう。
ここまでは原作の意図するところなので、しっかりとした骨組みが存在するんですが、映画における女性達の描き方は若干弱いですね。
主人公である禎子が世間知らずのお嬢様、といった感じが今ひとつ見えてこない。
もう少し丁寧に説明して欲しかったところ。
また、最後に重要な役割を果たす儀作も説明不足でした。
映像については見事。雪の金沢、30年代の風景なども良かった。
惜しむらくは謎解きの時間がかかりすぎです。
小説ならいいですが、映像だと興ざめしてしまいました。

<見どころ>
映像的なものですね。
風景とか車など…あとは特筆すべきところが見あたらないです。

<出演者>
「ヴィヨンの妻」でも大胆な濡れ場を見せている広末涼子、今回もそんなシーンがちらり。
それはいいでしょう。演技力もあると思います。
ただし、主演となると別の話で、あの舌足らずなアニメっぽい声でナレーションされると、一気に映像が軽くなります…残念。
中谷美紀はもう少し太った方がいいような…痩せすぎている印象を受けました。
木村多江は良い感じですね。
出番の少ない西島秀俊、もっと映画に出て欲しい俳優のひとりです。
鹿賀丈史はいつも通りな感じ。

<総評>
いまいちパンチ力にかける作品でした。
時代背景という問題ではなく、何かが足りない。
多分、謎解き部分がだるすぎたせいだろうなぁ。
最初の映画版を見てみたくなりました。

<関連作品>
ゼロの焦点 (1961)
ゼロの焦点 (2009)

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by syosei7602 | 2009-11-16 23:39 | ミステリ/サスペンス
天河伝説殺人事件
d0030824_4022100.jpg『天河伝説殺人事件』 日本/1991
監督:市川昆
出演:榎木孝明 岸恵子 日下武史 財前直見 山口粧太
岸田今日子 山口真司 岸部一徳 奈良岡朋子 大滝秀治
神山繁 加藤武 伊東四朗 石坂浩二 



公開時コピー
金田一耕助から十五年……天河に浅見光彦、走る

内田康夫原作の推理小説・浅見光彦シリーズ、第23作目にあたる同名作品の映画化。
シリーズとしては初の映画作品。
監督は「犬神家の一族」の市川昆。
出演はTVシリーズで浅見光彦を演じていた「チェスト!」の榎木孝明、「俺は、君のためにこそ死ににいく」の岸恵子、「青春デンデケデケデケ」の日下武史、「幕末純情伝」の財前直美、「WINDS OF GOD ウィンズ・オブ・ゴッド」の山口粧太、「春の雪」の岸田今日子、「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」の岸辺一徳、「釣りバカ日誌」シリーズの奈良岡朋子、加藤武、「母べえ」の大滝秀治、「I am 日本人」の神山繁、「築地魚河岸三代目」の伊東四朗など。

<あらすじ>
d0030824_441515.jpg東京・新宿で川島という能衣装会社の営業をしていた男が突然死亡する。
同じ頃、能の名門・水上流では秀美(財前直美)と和鷹(山口粧太)のどちらを跡継ぎにするか揉めていた。
2人の腕前はほぼ同等、秀美は兄の和鷹に跡継ぎになるようにいうが、和鷹は逆に秀美が跡継ぎになるのがふさわしいと考えていた。
時同じくして、ルポライターの浅見光彦(榎木孝明)は、先輩の剣持(伊東四朗)から、能についての記事執筆を依頼される。
浅見は奈良の吉野で出会った女性、長原敏子(岸恵子)にもう一度会ってみたいという思いからそれを引き受ける。そして、能では有名な吉野の先にある天河村にある天河神社に向かうが、その途中、道外れに佇む男を見つけて話しかける。
その男は水上流の1人、高崎義則(神山繁)だったが逆に怪しまれてしまう。
天河村に着いた浅見は、敏子が営む旅館に宿をとるが、次の日、高崎殺しの容疑を掛けられて拘留されてしまうのだった。

<作品解説>
角川映画十五周年記念作品の第二弾として制作され、続編を匂わす形で終わりましたが、角川書店内の混乱で続編は制作されず。
浅見光彦シリーズとしては、唯一の劇場作品となりました。
原作を読んだことがあるんですが、こんなストーリーだっけ?と思うところがしばしば…もっとも、テレビ版がそれなりによくまとまっているので、あえて映画として作られたのは意味があったのか疑問です。
また、市川昆が監督したことで、雰囲気は「犬神家の一族」っぽい感じ。ただ、個人的に思うのは、このシリーズって意外とライトな感じのため、監督の作風とは合わなかった気がします。
さて、ストーリーはよくある連続殺人事件。
ルポライターの浅見光彦が「関わらない」と言いつつも、美女の色香に迷い?、探偵役をかって出ます。
シリーズの見どころは常に新しいヒロインが登場しながら、浅見といい雰囲気になるところで終わる、というパターンです。これはシリーズそのものの時間が固定されているため(マンガなどでよくある「歳を取らない」パターン)にできることであり、そして主人公の浅見の恋はいつも成就しません(笑)。
ただ、第1作からは時間が動いており、またシリーズが進むにつれて、浅見光彦の探偵としての噂が広まっているというルールもあります。
それはさておき、全体的にはよくまとまっていますが、犯人があっさりわかってしまったり、トリックも複雑ではないので面白みにかけます。
登場人物たちの設定はしっかりとしているのに、シナリオが若干空回りという印象があるので、もったいないかも。
お馴染みのソアラが出てこないのも残念です。

<見どころ>
能を演じるのに、なぜかパーマが当たっている財前直美…バブル期なので髪型、化粧ともに凄いです。
見どころではないですが。

<出演者>
榎木孝明演じる浅見光彦は、原作者である内田康夫のお墨付きだそうで、はまり役です。
岸恵子は上品な演技、対照的なのは岸田今日子。
財前直美が結構な美人ぶりを発揮、そして伊東四朗がいい味だしています。

<総評>
当時は結構、宣伝をしていた記憶があります。
確か同名タイトルのイメージソングと中森明菜によるイメージソング「二人静」も発売されていました。
劇中で使われてはいなかった気がしますが…。
角川映画の末期作品、パワーが弱かったのが残念です。

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by syosei7602 | 2009-08-12 23:59 | ミステリ/サスペンス
アマルフィ 女神の報酬
d0030824_225143.jpg『AMARFI』 日本/2009
監督:西谷弘
出演:織田裕二 天海祐希 戸田恵梨香 佐藤浩市
大塚寧々 伊藤淳史 小野寺昭 平田満 佐野史郎
大森絢音 サラ・ブライトマン ロッコ・バナレオ 福山雅治
声:中井貴一


公開時コピー
事件の真相を求め、外交官・黒田がイタリアを駆ける。

フジテレビ開局50周年記念作品として、「ホワイトアウト」の原作者・真保裕一が企画段階から加わって制作されたサスペンス。
監督は「容疑者Xの献身」の西谷弘。
出演は「椿三十郎」(2007)の織田裕二、「サウスバウンド」の天海祐希、「L change the WorLd」の戸田恵梨香、「ザ・マジックアワー」の佐藤浩市、「容疑者Xの献身」の福山雅治など。
主題歌はサラ・ブライトマン。

<あらすじ>
d0030824_225988.jpgクリスマス目前のイタリア・ローマ。
日本大使館では、G8に参加する川越外務大臣(平田満)のイタリア訪問準備に追われていた。
西野参事官(佐野史郎)は、赴任するはずの書記官がまだ到着していないことに気が付き、研修生の安達(戸田恵梨香)を迎えに出す。
その書記官である黒田(織田裕二)、実は彼はイタリアで予告されたテロから邦人を守るために派遣されたのだった。
一方、観光で娘のまどか(大森絢音)と共にやってきていた矢上紗江子(天海祐希)は、美術館でまどかの姿を見失ってしまい、大使館に連絡してくる。しかし、準備に忙しい西野はその対応を安達に任せ、赴任してきたばかりの黒田を通訳として向かわせる。
美術館の防犯カメラの映像にはトイレに入ったきり出てこないまどかを映し出していた。
d0030824_23854.jpgそこへ犯人からの連絡が入る。
それはまどかの誘拐の身代金の要求だった。イタリア語を話せない紗江子に代わって出た黒田は、思わず父親だと言ってしまう。
イタリアでは身代金の支払い自体が違法であるための対処だったが、警察へも連絡した黒田に対して紗江子は激高する。

<作品解説>
「ホワイトアウト」で主役を演じた織田裕二。真保作品とのタッグは2作目になります。
オールイタリアロケとフジテレビ史上最高額の制作費を投じた意欲作で、さらに織田裕二と福山雅治が初共演!(実際にはワンシーンのみ、フィルムが死んで日本で別撮りしたとか)
監督の西谷弘は「容疑者Xの献身」を撮ってヒットさせているので、なかなか面白い組み合わせですね。
本作は映画原作として企画されているため、物語の流れが非常にスムーズです。
さて、日本人少女の誘拐事件から始まり、テロ対策の外交官・黒田が予定外で巻き込まれることに始まります。本来はテロ対策をしなければならない為、大使館の賓客対応にケチを付けたりと嫌がられる立場になってますが、これは冒頭のみで後はひたすら誘拐犯を追うことに。
クセのある黒田と娘の無事のみを案じる紗江子、そしてイタリア警察との駆け引き、古代都市を舞台に走り回る展開はなかなかのもの。
また、タイトルにあるアマルフィは、イタリアの世界遺産のひとつで、本編でも非常に美しい街並みを見せてくれます。
全体的にテンポが良く見ていて飽きないんですが、サスペンス映画としての出来を考えた場合、犯人はかなりあっさりとわかってしまいます。
冒頭のあるシーンが不要だようなぁと…あれさえ無ければ、もう少し謎を引っ張れた感じがしたのと、突然映像がブツ切りになるところがあり、これが気になりました。
サラ・ブライトマンが本人役で出演し、「Time to say goodbye」が効果的に使われます。
映像、音楽は秀逸。
もう少しシナリオが捻ってあれば、と思いますが個人的には好きな作品でした。

<見どころ>
やっぱり青島とガリレオ(笑)の共演はおもしろいですね。
もう少し絡んで欲しかったところです。

<出演者>
織田裕二のクセのある演技は相変わらずですが、本作ではひたすら仏頂面で淡々としています。
でも、今回は青島じゃなかったなぁ。
天海祐希はいいですね、芯の強い母親のイメージがぴったりで作中でのギャップが見事。
戸田恵梨香は普通にかわいいですが、一カ所だけ舌打ちする場面があります。
あれ、いいなぁ、めっちゃ不満そうな感じがうまい。
佐藤浩市の役どころは微妙…うまいんですがね、もう少し彼とタメはれるキャスティングが欲しかった。

<総評>
サスペンスとしては及第点。
あと一ひねりってところですが、キャスティングも豪華だし、ロケ地の選択も良かったですね。
大使館員たちが後半になるとほとんど出てこないとか、若干ツッコミどころもありますが、楽しめる作品だと思います。

あと、映画館はほぼ満席でしたが、携帯の電源を切らないマナー悪い客がちらほら。
バイブでも音が響くし、挙句返信しているし…映画見ている余裕があるならそんなもん切っておけ!と言いたい(携帯画面は明るいから後ろの客にはすごく見える)。
席が近くなら蹴りいれているところです。

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by syosei7602 | 2009-07-25 23:48 | ミステリ/サスペンス
フェイク シティ ある男のルール
d0030824_0184535.jpg『STREET KINGS』 アメリカ/2008
監督:デヴィッド・エアー
出演:キアヌ・リーヴス フォレスト・ウィッテカー ヒュー・ローリー
クリス・エヴァンス コモン ザ・ゲーム  マルタ・イガレータ
ナオミ・ハリス ジェイ・モーア ジョン・コーベット
アマウリー・ノラスコ テリー・クルーズ


公開時コピー
最期に頼れるのは、
魂か、弾丸か。


「L.A.コンフィデンシャル」「ブラック・ダリア」など、LA暗黒4部作で著名なジェームズ・エルロイのオリジナル脚本によるサスペンスアクション。
監督は「トレーニング・デイ」のシナリオを手がけ、「バッドタイム」で監督デビューしたデヴィッド・エアー。
出演は「地球が静止する日」のキアヌ・リーヴス、「バンテージ・ポイント」のフォレスト・ウィッテカー、「フライト・オブ・フェニックス」のヒュー・ローリー、「ファンタスティック・フォー」シリーズのクリス・エヴァンスなど。

<あらすじ>
d0030824_0185737.jpgロサンゼルス市警特捜課のベテラン刑事ラドロー(キアヌ・リーヴス)は、犯罪を許さない一匹狼。
仲間と組まずに単独先行することから、同僚達から疎まれていたが上司のワンダー(フォレスト・ウィッテカー)だけは彼を必要だと言い続け、庇っていた。
ある日、ラドローはかつての相棒で特捜課を外されたワシントン(テリー・クルーズ)が、内部調査課に彼の素行などを密告しているという話を耳にする。
ラドローの前に内部調査室のビッグス警部(ヒュー・ローリー)が現れたことから、彼は密告を確信してワシントンの後を付ける。
ところがスーパーに入ったワシントンの後に続いて武装強盗が来るのを見たラドローだったが、度重なる不信感からワシントンに拒絶され、さらに武装強盗の襲撃を受けてしまう。
d0030824_0191278.jpgワシントンが殺される様を目の当たりにしたラドロー、しかし反撃の際にラドローの撃った弾が彼の体に当たっていた。
不利な状況に立たされながらも、ワンダーの計らいでその場は逃れる。
その一方、かつての相棒の仇をとるため、担当刑事ディスカント(クリス・エヴァンス)を訪ねるが…。

<作品解説>
ジェームズ・エルロイのオリジナル脚本、ということで期待値は高かったのですが…まあ、この人の作品ってやっぱり暗黒な感じです(笑)。
開始早々になんとなく展開が読めてしまったり、主人公ラドローの背景や過去が不鮮明で一匹狼たる所以が全くわからなかったりと消化不良のところが多々。
さて、アウトローな刑事を演じるキアヌ・リーヴスですが、アウトローという割には小綺麗な感じがしちゃうし、ガンアクションも平板。
限りなくシンプルなストーリーを勿体ぶった演出で引き延ばしている気がします。
アル中という設定もありきたりだし、特にピンチらしいピンチもない。オマケに同僚の刑事達はあからさまに胡散臭すぎます。
助演は豪華で渋みがあるのに、ひねりが無さ過ぎて可も無し不可も無しといったところ。
全体としては小気味よいのに勿体ないですね。

<見どころ>
特に見どころらしいのが無かったりして。
キアヌ・リーヴスは格好いいですけどね。
あ、終盤のシーンでキアヌのTシャツ(背中)に注目です。

<出演者>
実はハードボイルドな役柄があまりないキアヌ・リーヴス。
少し太ったのか、顎が気になりました…。
フォレスト・ウィッテカーは少し大げさな感じがして、ヒュー・ローリーと対照的。
クリス・エヴァンスもイマイチ陰が薄い。

<総評>
なんか全体的に「薄い」作品です。
盛り上がりに欠けるというか、ラストに至るまで重さを感じられないというか…。
まあ、単純にストーリーが一昔前の映画によくあったものってところです。
キアヌ・リーヴスのファンなら見てもいいかな、って感じですね。

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by syosei7602 | 2009-06-22 23:39 | ミステリ/サスペンス
アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン
d0030824_124595.jpg『I COME WITH THE RAIN』 フランス/2009
監督:トラン・アン・ユン
出演:ジョシュ・ハートネット 木村拓哉 イ・ビョンホン
トラン・ヌー・イェン・ケー ショーン・ユー イライアス・コティーズ
ユウセビオ・ポンセラ サム・リー



公開時コピー
男たちの運命は、
美しく、そして切ない…


「青いパパイヤの香り」「シクロ」のトラン・アン・ユン監督による、キリストの受難をテーマに据えたミステリー。
出演は「ラッキーナンバー7」のジョシュ・ハートネット、「HERO」の木村拓哉、「甘い人生」のイ・ビョンホン、「シクロ」のトラン・ヌー・イェン・ケー、「インビジブル・ターゲット」のショーン・ユー、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のイライアス・コティーズなど。
音楽はレディオヘッド。

<あらすじ>
d0030824_1251346.jpg元刑事の探偵クライン(ジョシュ・ハートネット)は、世界的な製薬会社の創立者で大富豪の男から息子・シタオ(木村拓哉)の行方を捜して欲しいと依頼される。
シタオの足取りが消えたフィリピンから香港へと調査の足を伸ばしたクラインは、友人の刑事メン・ジー(ショーン・ユー)に手がかりを求める。
その頃、韓国マフィアのボスであるドンポ(イ・ビョンホン)の元でトラブルが起き、ドンポの恋人リリ(トラン・ヌー・イェン・ケー)がさらわれてしまう。
海の側の荒れ地で乗り捨てられた車と誘拐犯の死体、そこに残っていた小屋と車のドアの指紋はシタオのもd0030824_125236.jpgのだった。クラインはメン・ジーの協力でアパートを借りると、本格的に調査を始める。
しかし、クラインは刑事時代に追っていた連続殺人犯ハスフォード(イライアス・コティーズ)の手がかりを掴む為に精神を“同化”させてしまい、その時のトラウマから今でも逃れられずにいた。
シタオの行動、ドンポの恋人の行方、クラインのトラウマ、それらはいつしか絡み合っていくが…。

<作品解説>
「ノルウェイの森」を撮影中の話題の監督であるトラン・アン・ユン。
そして、ハリウッド、韓国、日本の有名俳優による共演…これだけ書けば、客寄せパンダは十分な作品です。
トラン監督の作品数は多くないものの、常に一定のレベルを維持している為、あちこちで酷評されていようとそれなりなはずという期待を抱いて見てみました。
結果、見る人を選ぶけどやっぱりこの監督の感性は凄いなというのが正直な感想。娯楽作とは言えないし、やたらと血みどろだし、妙に裸が出てくるし、相変わらずカメラワークは官能的。
さて、肝心のシナリオは普通に見ると「なんだこりゃ?」の世界、じっくり集中するとおぞましいほどに人間の性が描かれています。
トラウマを克服できないクライン、愛人に固執するドンポ、苦しみと許しを持つシタオ、恐怖と愛と受容(あるいは許容)とでもいうべきか…そしてストーリーに直接関わってくる女性は1人のみ。
この女性、すなわちドンポの恋人であるリリの存在がポイントです。
彼女は受難そのものであり、同時に愛の対象でもある…つまり、彼ら3人の中ではバランスをとる役目なんですね(こればっかりは見ないとわからない点です)。
また、彼女以外に登場する女性はわずかなものの、トラン監督ならではのエロティシズムで男女の関係が描かれています。
映像と音楽は秀逸、当初は香港が舞台だとは知らなかったんですが、特有の雑踏感と同時にノワール的なテイストがたっぷり含まれています。
キャスティングの話題が先行していますが、キャストのファンというノリだけで行くと確実に痛い目を見る作品。
かなり気合いを入れて見ることをオススメします。

<見どころ>
クラインと連続殺人鬼ハスフォードの対決。
おぞましいオブジェの数々。
ほとんど悪夢ともいえるような映像は凄まじいですね。

<出演者>
ジョシュ・ハートネット、トラウマにのたうち回るクラインを熱演しています。
この人は普通に格好いい。
木村拓哉は日本のドラマではほぼ主役として出てくるために、演技の幅の狭さにがっかりな感じですが、本作はかなりいいですね。このくらいの役柄だとかなり映えます。
でもシタオって名前はどうかと思いますが。
イ・ビョンホンは役柄がはまっていました。
この人は男前ってわけじゃないですが、雰囲気がうまくまとわりついている気がします。
ショーン・ユーは意外なキャスティング。
トラン・ヌー・イェン・ケーは監督の奥さんで、監督作では全て出演しています。
うまいんですけどね、ちょっと違うよなぁ、今回だけは。
唯一のミスキャストって感じでした。

<総評>
日本の宣伝の仕方がどうしても木村拓哉を中心にしてますが、これは良くない。
先入観で見ちゃうと、ほとんどの場合「ちょっと気持ち悪いかも」という感想が大半でしょう。
キリストの受難を題材にしていますが、ハリウッド映画では大量に使われているネタなので、宗教観について考えなくても普通に見られます。
駄作とみるか良作と見るか、個人的には後者ですね。
久々に重いパンチを持つ映画でした。

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by syosei7602 | 2009-06-12 23:59 | ミステリ/サスペンス
X-ファイル:真実を求めて
d0030824_153557.jpg『THE X-FILES: I WANT TO BELIEVE』 アメリカ/2008
監督:クリス・カーター
出演:デヴィッド・ドゥカヴニー ジリアン・アンダーソン
アマンダ・ピート ビリー・コノリー
アルヴィン・“イグジビット”・ジョイナー ミッチ・ピレッジ
カラム・キース・レニー アダム・ゴドリー アレックス・ディアカン


公開時コピー
それは、人間が触れてはいけない「力」

UFOや超常現象を扱ったドラマとして人気を博した「Xファイル」シリーズの映画、第2弾。
監督はシリーズの生みの親でもあるクリス・カーター。
出演はシリーズのデヴィッド・ドゥカヴニー、ジリアン・アンダーソン、「隣のヒットマン」のアマンダ・ピード、「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」のビリー・コノリー、「ギャングスターズ 明日へのタッチダウン」のアルヴィン・“イグジビット”・ジョイナーなど。

<あらすじ>
d0030824_154544.jpgある日、FBIの女性捜査官モニカが行方不明となる。行方を捜すFBIの元に1人の男が現れる。
その男、ジョー神父(ビリー・コノリー)は、女性が何者かに拉致されていくビジョンを見たと言うのだった。
そして、雪の平原で切り取られた腕を見つけ出すのだった。
FBI捜査官ドラミー(アルヴィン・“イグジビット”・ジョイナー)は、キリスト教系の病院で働くスカリー(ジリアン・アンダーソン)の元を訪れ、モルダー(デヴィッド・ドゥカヴニー)の力を借りたいと申し出る。
スカリーは居場所を知らないと嘯くが、ドラミーは交換条件としてモルダーにかけられている殺人容疑を取り消すことを告げる。
家に帰ったスカリーはモルダーにFBIの意向を話す。実質的に夫婦の関係とも言えるスカリーの言葉と、ビジョンが見えるジョー神父に興味を持ったモルダーは現場に復帰するのだった。
支局長のホイットニー(アマンダ・ピート)達と合流したモルダーとスカリーはジョー神父の元へ訪れる。
d0030824_154197.jpg彼の住んでいるのは性犯罪歴のある人々が暮らす寮だった。
過去に多数の少年を犯したジョー神父に疑いの目を向けるスカリーは、自分の犯歴を帳消しにするための演技だと言い、ジョーの言葉を聞くモルダーと対立するが…。


<作品解説>
アメリカのテレビドラマの中でも成功した「X-ファイル」シリーズ。本作は映画版としては2作目、シリーズとしては6年ぶりに復活しました。
一応、シリーズは9thシーズンで完結しているそうなのですが、アメリカのドラマはとにかく長い。
なので、2ndシーズンくらいまでしか見ていないため、繋がりがわかるかな?と思ったんですが、意外とすんなり見られました(モルダーとスカリーが一緒に暮らしているのには驚きでしたが…)。
さて、本シリーズの醍醐味といえばなんといっても不可思議かつ怪奇な事象の謎を解き明かす1話完結型で、モルダーは常に真実を、スカリーはいつも見逃す…というパターンが定着していました。
本作ではさすがにそのパターンは消え失せ、またシリーズで一番の焦点だったUFOの話も出てきません。
むしろ「羊たちの沈黙」のようなサイコスリラーになっています。
消息を絶った女性捜査官、そのビジョンが見えるという性犯罪の前科を持つジョー神父によって犯罪の痕跡を追うモルダー、相変わらず「力」そのものへの具体的な説明や犯罪の証拠についてはあっちこちに飛んじゃっています。話としては完結しているし、横道にそれていないのにあちこちが消化不良…もっとシリーズならではの突拍子もないストーリーを期待していただけに残念でした。
そんな中でも普遍的なのがスカリーの存在。
彼女はシリーズ通して一番矛盾した思考の持ち主で、科学で解明できないものは基本的に信じないのに、ことあるごとに神様を持ち出してきます。実はこれも都合の悪い事や説明の付かない事への逃げ道なので、科学者としては論理的ではあるけれど、信じている時点で破綻をきたしているのです。
スカリーの科学と信仰心は本作でも十二分に取り上げられており、シリーズならではの痕跡といえるでしょう。

<見どころ>
サラサラ~っと進んで、すんなり終わってしまったので見どころに困ります。
クライマックスはそれなりに緊張感があるかな?という程度ですね。

<出演者>
デヴィッド・ドゥカヴニーはあんまり変わらないですね。
懐かしい顔を見たなぁという感じです(笑)。
ジリアン・アンダーソンは妙に艶っぽくなったような気がしないでもない。
この人、こんなに面長でしたっけ?
アマンダ・ピートは一瞬、名前が思い浮かばず…意外と活躍した感じです。

<総評>
モルダーとスカリーのコンビが見られるという点では良かったんですが、UFOと陰謀から離れてしまうと平板な印象ですね。
結局、テレビシリーズでも完全な完結ではない事を示唆されていたし…。
興味があれば、といったところでしょうか。

<関連作品>
X-ファイル ザ・ムービー
X-ファイル:真実を求めて

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by syosei7602 | 2009-06-02 23:57 | ミステリ/サスペンス