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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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カテゴリ:ミステリ/サスペンス( 134 )
ミレニアム2 火と戯れる女
d0030824_1414193.jpg『THE GIRL WHO PLAYED WITH FIRE』
スウェーデン・デンマーク・ドイツ/2009
監督:ダニエル・アルフレッドソン
出演:ミカエル・ニクヴィスト ノオミ・ラパス アニカ・ハリン
ペール・オスカルソン レナ・エンドレ ペーター・アンデション
ヤコブ・エリクソン ソフィア・レダルプ ヤスミン・ガルビ ヨハン・キレン
ターニャ・ロレンツォン パオロ・ロベルト ミカエル・スプレイツ

公開時コピー
全世界熱狂のミステリー、最大の謎の幕開け
彼女の存在が、国家の脅威となる。


スティーグ・ラーソン原作の大ベストセラー、「ミレニアム」3部作の2作目の映画化。
監督は「刑事マルティン・ベック」シリーズのダニエル・アルフレッドソン。
出演は前作に続き「彼女だけが知っている」のミカエル・ニクヴィスト、「Daisy Diamond」のノオミ・ラパスなど。

<あらすじ>
d0030824_14143129.jpg月刊誌「ミレニアム」の編集者ミカエル(ミカエル・ニクヴィスト)は、天才ハッカー・リスベット(ノオミ・ラパス)の協力で、見事ヴァンゲル家事件を解決し、ジャーナリストとして復職する。
しかし、リスベットは事件以来、姿を消してしまい、連絡が取れないまま1年が経とうとしていた。
ミレニアムは次の特集記事として、少女売春組織について扱うことを決め、企画を持ち込んできたフリーライター、ダグを雇う。ダグは恋人で犯罪学の研究者ミアと共に買春について調査をし、証拠固めをしていたのだ。
その頃、リスベットは誰にも告げず密かに帰国していた。
家を買い、前のアパートメントは友人のミリアム(ヤスミン・ガルビ)に貸すことに。
同時に、後見人であるビュルマン(ペーター・アンデション)を脅し、自分の報告書を渡すよう迫るが、手元にはないと言われてしまう。
一方、ミカエルはダグから連絡を受け、彼の家に向かっていた。ダグは少女売春組織に関わる謎の人物ザラを探ろうとしていた。
しかし、ミカエルがダグの家に着くと、彼とミアは射殺されており、d0030824_14144326.jpg現場には銃が残されていた。その銃にはリスベットの指紋が残され、さらにビュルマンまでも殺されていることがわかる。
リスベットは突然の指名手配に驚愕するが、他人を信用しない彼女は1人、犯人と対決することを選ぶ。
そしてミカエルはリスベットの無実を信じ、ダグが接触を図ろうとしていた公安警察のビョルクに接触する。

<作品解説>
独特のスタイルと濃密なサスペンスで話題となった「ミレニアム」3部作の2作目。
基本的に前作からの続編となっていますが、ストーリーのリンクはそれほど多くはありません(とはいえ、前作を見ていた方が良いでしょう)。
主人公のリスベットは天才ハッカーにして類い希なる記憶映像能力を持ち、背中にドラゴンタトゥー、顔には鼻ピアスというパンクファッション。一方で、「ミレニアム」編集者のミカエルは、取材能力に長けた中年男性です。
さて、この異色の組み合わせによるサスペンス作品ですが、2作目となる本作はリスベットに降りかかった殺人の濡れ衣、そしてリスベットの衝撃の過去が焦点となっていきます。
ミカエルの取材は少女売春の強制に絡む組織犯罪、その裏に現れる謎の人物ザラ、取材を進めていく内に浮かび上がる組織の全容など、見どころは十分。
しかし、1作目にあった調査方法の面白さなどが抜けてしまったのは残念。
リスベットの人間関係に重点が置かれた作りになったことで、サスペンスとしての盛り上がりに欠ける要因なりましたね。
もっともそれらを差し引いても、真実が明らかにされるクライマックスは緊張感があり、3作目への布石となっています。ということで、あとは3作目を見ないと評価が難しいかもしれません。

<見どころ>
前作は激しい暴行シーンが話題となりましたが、本作は官能的なレズシーンがあります。
また、リスベットの容姿が物語り上の変装で大人しくなっています。

<出演者>
ミカエル・ニクヴィストは前作と変わらず、むしろノオミ・ラパスに注目でしょう。
メイクを抑えたことで表情がわかりやすく、またアクションシーンも小柄な体でよく演じています。
「金髪の巨人」を演じたミカエル・スプレイツ、本当にでかい。

<総評>
3部作の間というのは、どうしても中途半端な位置づけになります。
本作も完全に3作目へと繋がるラストになっているので、消化不良気味は否めません。
リスベットのパンクファッションが控えめなこともあって、全体的に盛り上がりに欠けますが、様々なキーワードがあるので、重要なストーリーと言えます。
それにしても公開している劇場が少ないですね。
3作目に期待。

<関連作品>
ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 (3部作・1作目)
ミレニアム2 火と戯れる女 (3部作・2作目)
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 (3部作・3作目)

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by syosei7602 | 2010-09-19 14:16 | ミステリ/サスペンス
キャデラック・カウボーイ
d0030824_252846.jpg『SUNSET』 アメリカ/1988
監督:ブレイク・エドワーズ
出演:ジェームズ・ガーナー ブルース・ウィリス
マリエル・ヘミングウェイ マルコム・マクダウェル
ジェニファー・エドワーズ キャスリーン・クインラン パトリシア・ホッジ
受賞:ラズベリー賞/ワースト監督賞(1988)


「ピンク・パンサー」シリーズを手がけたブレイク・エドワーズ監督によるミステリー西部劇。
出演は「きみに読む物語」のジェームズ・ガーナー、「コップ・アウト 刑事(デカ)した奴ら」のブルース・ウィリス、「スーパーマン4/最強の敵」のマリエル・ヘミングウェイ、「ドゥームズデイ」のマルコム・マクダウェル、「ピンク・パンサーの息子」のジェニファー・エドワーズ、「近距離恋愛」のキャスリーン・クインランなど。

<あらすじ>
d0030824_2574424.jpg1929年、悪名高き映画プロデューサー、アルフィー(マルコム・マクダウェル)と契約している西部劇のスター、トム・ミックス(ブルース・ウィリス)は、次作で伝説の保安官ワイアット・アープ(ジェームズ・ガーナー)の伝記映画に出演することになる。
ワイアットと直接会うことになったトムは駅まで迎えに行き、意気投合して記者会見をほったらかす。
一方、ワイアットはアルフィーの妻であるクリスティーナ(パトリシア・ホッジ)から呼び出される。ワイアットとクリスティーナはかつて恋人同士だったのだ。
クリスティーナは、売春宿を経営しているキャンディスという女から、息子のマイケルが娼婦を殴ったと言われ、その解決をして欲しいと頼む。
二つ返事で引き受けたワイアットは、トムと共に売春宿へ向かい、男装した女性シェリル(マリエル・ヘミングウd0030824_2575178.jpgェイ)に迎えられる。
様々な有名人が出入りする店で、トムはアルフィーの妹ビクトリア(ジェニファー・エドワーズ)を見かける。
その直後、娼婦がいる館でキャンディスが刺殺され、何者かが車で逃亡していく。
部屋には酔いつぶれたマイケル…ワイアットとトムはとりあえずマイケルを連れ出して保護するが…。

<作品解説>
88年といえばブルース・ウィリスが「ダイ・ハード」で一躍トップスターに名を連ねた年で、以降彼の作品のほとんどは日本で公開されており、むしろ未公開作品を探す方が早かったりします。
本作はそんな未公開作品のひとつであり、名優ジェームズ・ガーナーと共演作です。
内容はミステリっぽいんですが、どちらかというとコメディ色が強いアクションサスペンスといったところでしょうか。
さて、ハリウッドのスター、トム・ミックスと意気投合したのは西部の連邦保安官ワイアット・アープ。
彼ら2人は、殺人事件に巻き込まれ、その裏には悪徳警官、そしてハリウッドで絶大な影響力を持つプロデューサー、アルフィーとその一族が絡んでいること知ります。
しかし、持ち前のタフさで事件解決に向けて奔走する…という内容。
ワイアット・アープといえば「荒野の決闘」「OK牧場の決斗」などの名作で有名な人物ですが、本作ほどある意味適当な描かれ方をしたのも珍しいでしょう。
本作の内容は、ハリウッドへの風刺的な意味合いも込められており、それはクライマックスで明かされます。
というのも、ワイアット・アープ自身、歴史的な意味合いで言えば本作の時間軸には登場できないんですね。
それを考えるとなんとも奇妙な作品と言えます。
映画の撮影シーンも序盤だけなのが勿体なかった。

<見どころ>
ブルース・ウィリス演じるトム・ミックスのガン捌きはなかなかのもの。
ワイアット・アープのヘタレ具合が良い感じにカッコイイかも。

<出演者>
ジェームズ・ガーナーは、ワイアット・アープの風貌に似ています。
もっとも役柄としてこんなに若いってことはないですが…。
ブルース・ウィリスはノリで演じている感じ、それにしても若い…髪の毛がある。
マリエル・ヘミングウェイはあまり美人とはいえないですねぇ。
男装が似合う女優をあてたんだろうか。
悪役のマルコム・マクダウェルが小ずるい感じでピッタリでした。

<総評>
作品としては凡作…ラジー賞獲るのもわかります。
サスペンス要素はほとんど皆無、全体的に何が言いたかったのかよくわからないままに終わってしまいます。
出演者の良さが活かされていないというべきか、興味があれば見るというレベルですね。

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by syosei7602 | 2010-09-17 23:48 | ミステリ/サスペンス
ブローン・アウェイ/復讐の序曲
d0030824_173944.jpg『BLOWN AWAY』 アメリカ/1994
監督:スティーヴン・ホプキンス
出演:ジェフ・ブリッジス トミー・リー・ジョーンズ スージー・エイミス
ロイド・ブリッジス フォレスト・ウィッテカー ステフィ・ラインバーグ
ジョン・フィン ケイトリン・クラーク ルーベン・サンチャゴ=ハドソン



「リーピング」のスティーヴン・ホプキンス監督によるポリティカルアクション。
出演は「クレイジー・ハート」のジェフ・ブリッジス、「告発のとき」のトミー・リー・ジョーンズ、「ユージュアル・サスペクツ」のスージー・エイミス、「ホット・ショット2」のロイド・ブリッジス、「レポゼッション・メン」のフォレスト・ウィッテカーなど。

<あらすじ>
d0030824_174637.jpgアイルランドの刑務所から1人の男が脱走する。男の名はギャリティ(トミー・リー・ジョーンズ)、かつて爆弾を使った過激派として逮捕された男だった。
ボストン警察の爆発物処理班のエース、ダブ(ジェフ・ブリッジス)は、痴情のもつれから女子大生に仕掛けられた爆弾を解除したことにより、一躍ヒーローとなる。
一方で、恋人のケイト(スージー・エイミス)との幸せな家庭を望むダブは、叔父のマックス(ロイド・ブリッジス)から警察官の辞め時を聞き、ケイトと彼女の娘の為を思って現場から離れることを決意した。
ケイトとの結婚式の日、ダブの後任としてアントニー(フォレスト・ウィッテカー)がやってくるが、その日、爆弾が仕掛けられたとの一報が入り、かつてのメンバーは出動していく。
d0030824_175490.jpgそんな彼らに、ダブは仲間に入れないもどかしさを感じていた。
しかし、その夜、橋に仕掛けられた爆弾処理に失敗し、処理班の1人が殉職する。ダブは現場に駆けつけ、その仕掛けが精巧に計算し尽くされたものと知る。そして、爆弾魔の魔の手は処理班のメンバーに忍び寄っていた。

<作品解説>
1994年というと大ヒットした「スピード」が公開され、キアヌ・リーヴスが一躍トップスターになりました。
実は本作、その「スピード」の影に隠れて直前に公開されていましたが、残念ながらヒットには至りませんでした。
同じ爆弾魔の映画でありながら、その差はやはりアイディア勝負ってところでしょうか。
さて、主人公のダブは爆発物処理のエキスパートながら、その緊張感と死の恐怖、そして恋人ケイトの為を思っていきなり辞めちゃいます。
そこに現れたのは、かつて因縁があった男ギャリティ。
爆弾で色んなものを吹き飛ばすのが大好きなギャリティは、それを破壊ではなく創造だと豪語するイカレた男ですが、動機がかなり個人的。
そして対する主人公も個人的…巻き込まれる処理班の面々はたまったもんじゃないですね。
この手の作品は、主人公が爆弾を解体すると一気に緊張感がそがれます。
基本的にはクライマックスまでは、絶対に失敗しないという前提があるためですが、本作は爆弾の仕掛けっぷりが巧妙でなかなか面白い。
しかし、サスペンス色は弱く、基本的にはアクションとなりつつも、相棒となるアントニーとの絡みが中途半端だったり、思わせぶりなシーンがあってもあんまり活きてこなかったり…。
クライマックスに至っては、結構拍子抜けしました。
トミー・リー・ジョーンズ演じるギャリティのイカレっぷりは、「沈黙の戦艦」っぽかったかも。

<見どころ>
爆発シーンはリアル。当時はCGもまだまだでしたので、迫力があります。
クライマックス直前の爆発は圧巻。

<出演者>
ケビン・コスナーとカート・ラッセルを足したような男前、ジェフ・ブリッジス。
今ではかなり老け込みましたが、本作はカッコイイ。
父親のロイド・ブリッジスと共演しています。
トミー・リー・ジョーンズは悪役やらせてもおもしろい。この人の顔って、独特なだけに怖いですね。
スージー・エイミスは今ひとつ印象が薄い。
フォレスト・ウィッテカー、今と変わらないなぁ。

<総評>
スティーヴン・ホプキンス監督はどうも微妙な作品が多いです。
いまいちパンチ力が足りないというか…本作も最後の最後に仕掛けがあれば、かなりおもしろかったかもしれません。
B級作品としても並の出来です。

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by syosei7602 | 2010-09-16 23:22 | ミステリ/サスペンス
アンダー・サスピション
d0030824_13811.jpg『UNDER SUSPICION』 アメリカ/2000
監督:スティーヴン・ホプキンス
出演:ジーン・ハックマン モーガン・フリーマン トーマス・ジェーン
モニカ・ベルッチ ミゲル・アンヘル・スアレス




公開時コピー
“自白”する勇気はあるか?

ジョン・ウェインライト原作で、81年に映画化された「検察官」のリメイク。
監督は「ロスト・イン・スペース」のスティーヴン・ホプキンス。
製作に主演の2人が関わっている。
出演は「ニューオーリンズ・トライアル」のジーン・ハックマン、「インビクタス/負けざる者たち」のモーガン・フリーマン、「ミスト」のトーマス・ジェーン、「魔法使いの弟子」のモニカ・ベルッチなど。

<あらすじ>
d0030824_138994.jpgプエルトリコの港町サンファン。
フェスティバルで盛り上がる街で、警察署長のビクター(モーガン・フリーマン)は、2週間で立て続けに起きた連続少女暴行殺害事件の捜査にあたっていた。
彼の疑惑の矛先は、プエルトリコの法曹界で名を知られた弁護士ヘンリー(ジーン・ハックマン)だった。
ヘンリーは2件目の被害者を発見した人物であり、発見時の供述が曖昧だった為に疑われたのだ。
チャリティーのスピーチに向かう筈だったヘンリーを呼び出したビクターは、部下のオーエンス(トーマス・ジェーン)と共に、発見時の供述について再度聞き返していく。
疑いを掛けられたヘンリーは激高するものの、さらに曖昧な供述を繰り返し、d0030824_1381655.jpg明らかに嘘と解るような事まで話し始める。
しかし、ビクターは嘘を見破って追い詰めていくが、ヘンリーの嘘の裏側には彼の若き妻シャンタル(モニカ・ベルッチ)の存在が影響していることに気が付く。
さらに、1件目の事件があった日も、ヘンリーが遺体発見現場の近くにいたことがわかるが…。

<作品解説>
名優2人による、駆け引きを主としたサスペンスです。
原作は未読、また81年版も見ていないのですが、製作に主演の2人が関わっているので、それなりのおもしろさがあると期待していたのですが…。
さて、舞台はプエルトリコの警察署長室になります。
弁護士のヘンリーは少女暴行殺人の容疑者として、署長のビクターから供述の嘘と矛盾を追及されていきます。ヘンリーの行動は、署長室のイメージが切り替わり、まるで現場にいたかのような展開で進んでいくという、変則的な回想シーンになっています。
ヘンリーには若い妻のシャンタルがいますが、彼女とは仲はそれほど悪くはないものの、夫婦関係は拒絶されっぱなし。そこに着目したビクターは、ヘンリーを若い女好きのロリコンと判断して追求していくわけですね。
しかし、ここで重要な点がひとつ。
これは本作の肝になるのですが、ビクターがこだわるのはアリバイ崩れによる自白、ヘンリーが拒むのは自らの行動の記憶、決して相容れない事柄によって対決が続きます。
終盤直前までは、なかなか緊迫していて面白かったんですが、ラストが…。
これが原作通りなのか、それとも映画オリジナルなのか、いずれにしろ全てぶち壊した感じになりました。
名優が出ているだけに勿体なさ過ぎます。

<見どころ>
次々と暴かれていくヘンリーの行動。
夫婦関係にまつわる嫉妬など、心理的な描写は十分。

<出演者>
モーガン・フリーマンはうまいんですが、少し融通が利かずにねちっこい感じがちょっと合わないかも。
対するジーン・ハックマンは突然怒り出したりする部分に違和感を感じました。
それにしても頭の感じは何度見ても石橋蓮司を思い出します…。
トーマス・ジェーンは結構好きな俳優なんですが、ただのうるさがりだったなぁ。
モニカ・ベルッチ、イタリアの宝石です。

<総評>
サスペンス映画としての出来は並以下。
ただし、人間の深層心理と行き詰まるやりとりは優秀。
いずれにしろ、名優がプロデュースしたからといって、必ずしも傑作にはなり得ないという、見本みたいな作品でした。

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by syosei7602 | 2010-09-14 23:59 | ミステリ/サスペンス
13F
d0030824_183334.jpg『THE THIRTEENTH FLOOR』 アメリカ/1999
監督:ジョセフ・ラスナック
出演:クレイグ・ビアーコ グレッチェン・モル ヴィンセント・ドノフリオ
アーミン・ミューラー=スタール デニス・ヘイスバート
スティーヴ・シャブ ジェレミー・ロバーツ リフ・ハットン
レオン・リッピー


「2012」のローランド・エメリッヒが製作を手がけたSFサスペンス。
監督は「アート オブ ウォー2」のジョセフ・ラスナック。
出演は「シンデレラマン」のクレイグ・ビアーコ、「3時10分、決断のとき」のグレッチェン・モル、「イノセント・ボーイズ」のヴィンセント・ドノフリオ、「天使と悪魔」のアーミン・ミューラー=スタール、「アメリカを売った男」のデニス・ヘイスバートなど。

<あらすじ>
d0030824_184134.jpgコンピューターソフトの開発会社の社長フラー(アーミン・ミューラー=スタール)は、部下のダグラス(クレイグ・ビアーコ)と共にヴァーチャル世界に意識を飛ばして、別の人生を体感できる研究をしていた。
ある夜、ヴァーチャル世界から戻ったフラーは、ホールに連絡を入れた直後、何者かに殺害される。
一方ダグラスは朝、洗面所で血の付いた服を見つけ、自分が何かを起こしたことを知るが、記憶が定かではなかった。
警察からフラーが殺害されたと連絡を受け、会社でマクベイン刑事(デニス・ヘイスバート)にフラーについて知りうる限りのことを話す。そんな彼らの前に現れたのは、フラーの娘でパリから戻ったばかりだというジェーd0030824_184895.jpgン(グレッチェン・モル)だった。
フラーから娘のことなど聞いたことがないダグラスに、ジェーンはフラーが会社を解散させようとしていたことを告げる。
ダグラスは、フラーが入り込んだヴァーチャル世界に何かしらの痕跡があると推測し、ヴァーチャル世界の1937年に向かう。


<作品解説>
ローランド・エメリッヒが製作を手がけたというだけで、知名度的でB級な作品に、さらにB級的な磨きがかかっています。1999年といえば、CG映画の過渡期にあたり、かの有名な「マトリックス」も同年でした。
いわゆるバーチャル世界という言葉が、市民権を得てきた時期でもあり、本作もそんな時代の1作品です。
さて、バーチャル世界で何かを見つけた上司が殺され、自らに疑いがかかってしまった主人公ダグラス。
序盤に血の付いた服を見つけ、さらに記憶が曖昧なことから、自分自身を疑い始めてしまいます。
そんな時に現れたのは上司の娘と称する謎の美女…物語の展開は普通のサスペンスになっています。
未完成で危険なバーチャル世界に入り込む主人公の緊張感、限られた登場人物、上司が残したとされる何か…要素としては十分。
そして完成度はというと、これが意外な拾いものです。
無理にCGを使うことなく、要素で締める形にされており、またバーチャル世界の1937年の世界もなかなかの凝りよう。
中盤以降で筋は読めてしまうんですが、サスペンス要素は十二分。
若干、破綻が見えるのもご愛敬レベルの佳作です。

<見どころ>
映像がなかなかスタイリッシュ。
ストーリーとほとんど関係ないですが、ダンスシーンが妙に艶っぽくていいんです。

<出演者>
まあ、ほとんどわからない人ばかりなのですが、主演のクレイグ・ビアーコが、ジョージ・クルーニーとクライヴ・オーウェンを足して割ったような感じです。この人、なかなか男前なのね。
ヒロインのグレッチェン・モルがいいですねぇ。
なんだか妙に官能的な雰囲気を漂わせていました。

<総評>
タイトルにあまり意味がなかったような。
妙に引き込まれる映像で、ローランド・エメリッヒが製作したの?ほんとに?みたいな感じがします。
テンポも悪くなく、至って普通の作品といえばそれまでですが、噛めば噛むほど味が出るような作品。
割とオススメ。

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by syosei7602 | 2010-09-10 23:59 | ミステリ/サスペンス
ザ・インタープリター
d0030824_194052.jpg『THE INTERPRETER』 アメリカ/2005
監督:シドニー・ポラック
出演:ニコール・キッドマン ショーン・ペン キャサリン・キーナー
イェスパー・クリステンセン イヴァン・アタル アール・キャメロン
ジョージ・ハリス マイケル・ライト クライド草津
クリストファー・エヴァン・ウェルチ ユスフ・ゲートウッド


公開時コピー
過去を失った国連通訳(インタープリター)
妻を失ったシークレット・サービス
「哀しみは、これで終わりにしたかった」


「ランダム・ハーツ」のシドニー・ポラック監督による国連を舞台にしたサスペンス。
初めて国連内部を撮影したことでも話題になった。
出演は「オーストラリア」のニコール・キッドマン、「ミルク」のショーン・ペン、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」のキャサリン・キーナー、「007/慰めの報酬」のイェスパー・クリステンセン、「ラッシュアワー3」のイヴァン・アタル、「12月の熱い涙」のアール・キャメロンなど。

<あらすじ>
d0030824_194718.jpg国連で通訳として働くシルヴィア(ニコール・キッドマン)。ある日、金属探知機の故障により、安全を考慮して国連内の要人全てが一時的に退避する。
シルヴィアも外に出ることになるが、荷物を取りに戻ると通訳用のヘッドフォンから、アフリカのマトボ共和国のクー語による密談を聞いてしまう。
うっかりと電気を付けてしまった為、密談者に見られたと思ったシルヴィアは当局に通報する。
密談の内容とは、マトボ共和国大統領ズワーニ(アール・キャメロン)の暗殺計画だった。
ズワーニは民主化運動を成功させるが、権力を手にした時から虐殺を繰り返したとされ、その釈明の為に国連での演説が予定されていた。
国連はシークレットサービスのケラー捜査官(ショーン・ペン)とウッズ捜査官(キャサリン・キーナー)を呼び、捜査に当たらせる。
d0030824_195455.jpgシルヴィアの周囲では不穏な動きが見られたが、ケラーはシルヴィアが何かを隠している直感する。
その証拠に、国連に勤める前までの経歴は詳細に把握されていなかった。
ケラーは、ズワーニの警護を務める元傭兵のラッド(イェスパー・クリステンセン)に、彼女の過去を調べさせるが…。

<作品解説>
シドニー・ポラック監督といえばオスカーを受賞した名匠として名高い監督の1人です。
本作は監督作品としては最後の作品となり、そういった意味では遺作と言ってもいいでしょう。
また、国連内部の撮影が特別に認められた初めての作品であり、情勢の安定しないアフリカを背景に、架空の国の紛争をテーマにしているなど、実に国際的な意味合いを持っています。
さて、ある過去を抱えた国連の通訳シルヴィアは、偶然からマトボ共和国大統領暗殺計画を知ってしまいます。
しかし、彼女の言動や行動はどこかしら疑惑に満ちていて、捜査にあたったシークレットサービスのケラーは、彼女を疑ってかかります。
物語の展開はシルヴィアの行動、ケラーの捜査、暗殺犯の計画と三重構造になっているんですが、基本はシルヴィア中心に進んでいきます。
彼女の過去については予想の範囲を超えないし、また序盤で彼女が抱いている杞憂がすでに観客側には謎では無くなっているところがポイントでしょうか。
即ち、シルヴィアが暗殺に関与しているのか、否か…ある種の心理戦が展開され、この緊張感が何とも言えないスパイスになっています。
また、映像も美しく、ニコール・キッドマン演じるシルヴィアのファッションがとても良い感じ。
ラストはもう少し余韻が欲しかったところで、ここで評価が分かれますね。

<見どころ>
中盤、バスのシーンが出てきますが、ここは緊張感溢れる名シーン!
ストーリーを追っていくとわかる部分もありますが、序盤にケラーが留守電の応答メッセージを聞いています。
これはケラーが、シルヴィアに自らを語る時にリンクしていて切ない。
おまけですが、ベスパに乗るニコール・キッドマン、ステキです。

<出演者>
個人的にはニコール・キッドマンはそれほど好きじゃないんですが、本作は文句なしの美女っぷり。
本作が2005年ですから、撮影時は37歳くらい?
今は何だかちょっとねぇ…変わっちゃいましたね。
ショーン・ペンはニコールにお株を奪われた感じです。うまいんですけどね、大人しめの役だったせいか、少し存在感が薄かったかなぁ。
キャサリン・キーナーなんて完全にオマケでしたが…。

<総評>
国連内部が見られるというだけでも価値があります。
全体的には落ち着いた雰囲気で、派手なアクションがあるわけでもなく、アウトローな捜査官や刑事も出てこない。
作りとしては丁寧なんですが、ストレートに行き過ぎた嫌いもあって、ちょっと物足りなさを感じますね。
もう少し詰めた何かが欲しかったんですが、サスペンスとしては佳作といったところでしょうか。
ニコール・キッドマンが好きならオススメ。

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by syosei7602 | 2010-09-08 23:59 | ミステリ/サスペンス
ホワット・ライズ・ビニーズ
d0030824_1384088.jpg『WHAT LIES BENEATH』 アメリカ/2001
監督:ロバート・ゼメキス
出演:ハリソン・フォード ミシェル・ファイファー
ダイアナ・スカーウィッド ジョー・モートン ミランダ・オットー
アンバー・ヴァレッタ キャサリン・タウン ジェームズ・レマー
レイ・ベイカー


公開時コピー
誰かがいる…。
姿なき女の影が、愛を恐怖に変える


「ベオウルフ/呪われし勇者」のロバート・ゼメキス監督によるホラーテイストのサスペンス・スリラー。
出演は「インディ・ジョーンズ」シリーズのハリソン・フォード、「スターダスト」のミシェル・ファイファー、「パーティ★モンスター」のダイアナ・スカーウィッド、「コーリング」のジョー・モートンなど。

<あらすじ>
d0030824_1384863.jpg遺伝子の学者ノーマン(ハリソン・フォード)と湖畔の家で静かに暮らしている妻クレア(ミシェル・ファイファー)。1人娘が大学の寮に入ってしまったことで、クレアの心には穴が空いてしまったかのように、落ち着かなくなる。
ある日、隣の家に引っ越してきたばかりの夫婦が常日頃ケンカを繰り返していることを気にしたクレアは、その家の妻が庭で泣いているのを見つける。
塀越しにしか話さなかった為に、顔はよく見えず不安に駆られるクレア…ある大雨の夜、その夫がトランクに何かを積んでいるのを見つけてしまう。
その次の日から、家の中で妙なことが起こり始める。
d0030824_138547.jpg風も無いのに開くドア、突然起動するパソコン、囁くような声、そしていつの間にか張られたバスタブのお湯とそこに映り込む女性の顔。ノイローゼになりかけたクレアはノーマンに助けを求めるが、ノーマンは2年前の自動車事故の影響ではないかと言うばかりで、本気で取り合わない。クレアはそれが隣の家の妻の霊の仕業だと思い込み、監視を始めるのだが…。

<作品解説>
ハリウッドの名監督に名を連ねたロバート・ゼメキス監督、そしてハリソン・フォード、ミシェル・ファイファーという有名どころが組んだサスペンス。というよりも、むしろホラー映画の要素が大きく、この手の作品にこのキャスティングというのは意外な組み合わせかもしれません。
元ネタというか、モチーフにされているのはヒッチコックやスティーヴン・キングあたりでしょうか。
さて、ストーリーは湖畔の家で夫が出かけている間に1人きりになる妻の恐怖を描いたものです。
隣の家の怪しげな動き、家の中で起きる怪奇現象。様々な要素が絡み合い、意外な展開に!ならないのが不思議なんですけどね…。
ロバート・ゼメキス監督のテクニックが大作向きであることを考えれば、本作の不出来も仕方ないところです。
というのも、古典的な要素で作られた作品でしかなく、目新しい部分がないんですよね。
序盤から中盤にかけての隣人の話は、なかなか興味惹かれる展開ですが、ここからが伸び悩んじゃう。
クライマックスの緊張感がいいだけに、総合的な部分で残念な作品です。

<見どころ>
個々の脅かし方はそれなりですが、終盤は見事。
本作における一番の見どころであり、それしかないと言わしめるくらいに怖いかも。

<出演者>
どことなくやる気なさそうなハリソン・フォード…本作はあんまり気に入ってないのかなあ。
それともこれが本作に合わせたテンションなのかもしれないけど。
ミシェル・ファイファーはうまいですね。
ただ、この人の美しさは30歳前後が一番ピークだったかもしれません。

<総評>
こんなの出てたんだハリソンとミシェルってなもんです。
ゼメキス監督作品の中では間違いなく下から数えた方が早い凡作となりました。
それなりに楽しめるんですけどね、このキャスティングでこれはちょっと勿体ない。
監督とキャスティングに対してシナリオの釣り合いが取れなかったというだけですが、もう少し詰めてくれたらおもしろかったでしょう。

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by syosei7602 | 2010-07-28 23:54 | ミステリ/サスペンス
デジャヴ
d0030824_162667.jpg『DEJA VU』 アメリカ/2006
監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン ポーラ・パットン ヴァル・キルマー
ジム・カヴィーゼル アダム・ゴールドバーグ エルデン・ヘンソン
エリカ・アレクサンダー  ブルース・グリーンウッド
エル・ファニング マット・クレイヴン  ションドレラ・エイヴリー


公開時コピー
[デジャヴを、操れ──]

「サブウェイ123 激突」のトニー・スコット監督が、デンゼル・ワシントンとタッグを組んだSFサスペンス。
製作はヒットメーカーとして名高いジェリー・ブラッカイマー。
出演は「ザ・ウォーカー」のデンゼル・ワシントン、「ミラーズ」のポーラ・パットン、「バッド・ルーテナント」のヴァル・キルマー、「パッション」のジム・ガヴィーゼル、「パリ、恋人たちの2日間」のアダム・ゴールドバーグなど。

<あらすじ>
d0030824_163350.jpg2006年2月28日、ニューオリンズ。全米最大のカーニバル“マルディグラ”を祝うため、海軍基地から500名を越える水兵とその家族がフェリー、スタンプ号に乗り込む。
しかし、出港直後にフェリーは爆発して轟沈、543名もの死傷者が出てしまう。
FBI捜査官プライズワーラ(ヴァル・キルマー)に呼び出されたATF(アルコール・タバコ・火器局)の腕利き捜査官ダグは、現場に派遣され捜査を始める。その結果、爆発は意図的なものであり、テロの可能性が強くなるのだった。
一方、事故の直前に海でクレア(ポーラ・パットン)という女性の遺体があがっていた。遺体は事故で亡くなったかのような痕が残っていたが、その女性をみたダグはなぜか、彼女を知っているという感覚に襲われる。
彼女の部屋にやってきたダグは、そこで冷蔵庫のマグネット文字で書かれた「君は彼女を救える」という文字を目にし、彼女がなんらかの事情でテロに関係していたことを確信する。
プライズワーラの元にやってきたダグが彼女の事を話すと、d0030824_164274.jpg政府が極秘開発していたある機器を見せられる。
それは「タイムウィンドウ」というもので、特定の場所の過去の4日と6時間前を遡って見られるという驚くべき物だった。
ダグは、クレアがどのようにして事件に関わっていたか、タイムウィンドウで足跡を追い始めるが…。

<作品解説>
公開当時に見ようと思っていたら、どこかの掲示板でネタバレをしていたので見る気を無くしたという…どうでもいい理由で見逃していた作品です。
しかし、実際見てみるとネタバレ部分は上記のあらすじ部分くらいまでで、かなりおもしろい作品でした。
まず、映像が見事、サスペンスとしての面白さ、タイムトラベルものの意外性、そしてラストの締め方などが秀逸。
こういったタイムトラベルには矛盾が付きものですが、本作も例に漏れず矛盾が生じます。しかし、伏線の張り方と回収の仕方がうまいのでそれほど破綻がなく、許容範囲内にうまく収まっています。
さて、タイムウィンドウなる超絶なテクノロジーで、テロに巻き込まれたとされる女性クレアを監視することになったダグ。
タイムウィンドウは過去を再現する機械であり、膨大なパワーを必要とするために、4日と6時間前のみしか再現できません。
つまり、監視していても見逃せばそこで終わりという制限があるわけです。
また、タイムウィンドウの車載用も存在し、4日前の行動を見ながら移動することができたりして、ある意味リアルタイムな追跡は意外性に満ちて実に面白いシーンです。
ラストのまとめ方は近年のタイムトラベルものとしては、優秀な部類にはいりますね。
トニー・スコット監督らしいド派手なアクションもあり、サスペンスとしてのおもしろさも相まって楽しめます。

<見どころ>
タイムウィンドウのビジュアルは必見。
そして先述しましたが、これを使っての追跡シーンは過去を追っているという不可思議さも加わって、見どころたっぷりです。
クライマックスの緊張感もいいですね。

<出演者>
監督と相性がいいのか、デンゼル・ワシントンもそつなく役をこなしています。
「マイ・ボディーガード」は原作を知っているだけにどうかと思いましたが、やっぱりこの人はうまい。
ハル・ベリーぽいポーラ・パットンも好演。出演作が少ないんですが、魅力的な女優です。
ヴァル・キルマーは本作では意外性もなく、普通に助演でした(笑)。
この後に「マインド・ハンター」あたりを見ると笑えるかもしれません。

<総評>
なんだかもっと早く見ていれば良かった、と思った作品です。
タイトルの「デジャヴ」は本作をうまく表していますね。
このタイトルじゃないと、実は成立しないストーリーだったりします。
オススメです。

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by syosei7602 | 2010-07-26 23:59 | ミステリ/サスペンス
ザ・バンク 堕ちた巨像
d0030824_1485977.jpg『THE INTERNATIONAL』 アメリカ・ドイツ・イギリス/2009
監督:トム・ティクヴァ
出演:クライヴ・オーウェン ナオミ・ワッツ
アーミン・ミューラー=スタール ブライアン・F・オバーン
ウルリク・トムセン パトリック・バラディ ミシェル・ヴォレッティ
ジェイ・ヴィラーズ ルカ・バルバレスキー ジャック・マクギー


公開時コピー
真実さえ、
取引されるのか。


「パフューム ある人殺しの物語」のトム・ティクヴァ監督によるポリティカル・サスペンス。
出演は「デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~」のクライヴ・オーウェン、「イースタン・プロミス」のナオミ・ワッツ、「天使と悪魔」のアーミン・ミューラー=スタール、「その土曜日、7時58分」のブライアン・F・オバーン、「ある愛の風景」のウルリク・トムセンなど。


<あらすじ>
d0030824_149837.jpgインターポールの捜査官サリンジャー(クライヴ・オーウェン)は、ニューヨーク検事局のエレノア(ナオミ・ワッツ)と共に、ドイツの巨大銀行IBBCを探っていた。
IBBCは巨額の資金を動かし、違法取引でミサイルを購入、さらにミサイル誘導装置を買い付けようとしていた。
その不透明な資金の流れを把握するため、サリンジャーは相棒と共にIBBC幹部に接触を試みるが、相棒は殺され、さらにその幹部も不審な事故で死んでしまう。
幹部の死に対して、銀行頭取のスカルセン(ウルリク・トムセン)の供述書に不審な点を見出したサリンジャーはアポを取って会いに行くが、弁護士のホワイト(パトリック・バラディ)や幹部のウェクスラー(アーミン・ミューラー=スタール)に邪魔をされる。
d0030824_1491565.jpgさらには、供述書が記述ミスとされて、もみ消されてしまう。
手詰まりとなってしまったサリンジャー達は、IBBCがミサイル誘導装置について近々取引を持ちかけるイタリア首相の候補カルバーニに接触を図る。
しかし、IBBCの魔の手はカルバーニにも迫っていた。

<作品解説>
「パフューム」のクライマックスで驚きを与えたトム・ティクヴァ監督によるサスペンスです。
巨大銀行による不正取引を追う、インターポール捜査官が主人公というのが普通の警察ものとは少し違ったところ。
というのも、インターポールには逮捕権、さらに捜査権は無く、情報収集と犯罪者の国際手配が主な任務です(基本的に逮捕権は犯罪者が滞在した国が持つ)。その為、エンターテイメントとしての魅力は皆無に等しく、結局、この手の映画で描かれる主人公の所属組織は各国の情報部や捜査機関となるわけです。
本作はあえて、インターポール捜査官に焦点を当てたところが肝となり、物語にリアリティを出しています。
さて、主人公のサリンジャーは元はイギリスの警察官で、その時からIBBCを追っているという設定になっています。協力するのはニューヨーク検事局…もっとも検事局がドイツで活動できるわけないので、ここでひねた流れになるわけです。
即ち、アメリカでIBBCが関わっているであろう犯罪があり、その捜査協力をインターポールに要請、捜査官が情報収集を始める…という感じですね(今までのハリウッド作品であれば、ここはCIAが出てくる)。
このIBBCという国際銀行はかなりえげつない。
とりあえず、不利益になるであろう人物はあっという間に殺しちゃう。
これは捜査官であろうと例外ではなく、組織が個人をひねり潰すという巨悪が描かれているわけです。
それに立ち向かうのは不屈な捜査官として描かれるサリンジャー。
ほとんど勧善懲悪とも言える展開なのに、とにかくサリンジャーは追い詰められっぱなしで、緊張感たっぷりに描かれていきます
しかし、終盤になってくると追い詰められ方が半端じゃなくなって、処理しきれなくなる展開が残念。
中盤までがおもしろいだけに、ラストは少し残念でした。

<見どころ>
本作のおもしろさはリアリティにあると思うんですが、終盤になると派手な銃撃戦が展開されます。
これが良く出来ているわけですよ。
しかし、作品の流れとして少し不自然かも。
ヨーロッパ各地の風景が色々と出てきておもしろいですね。

<出演者>
いつも不満げな顔と、追い詰められた表情をしているクライヴ・オーウェン。
相変わらず渋いです。
ナオミ・ワッツはまだまだキレイですね。
アーミン・ミューラー=スタールの老獪ぶりは見事。
この人がボスじゃないってのがまたいいのです。

<総評>
出来としてはかなり良い方なんですが、パンチ力に欠けます。
ラストがヒートアップしすぎたというか、もっとスマートに罠を仕掛けて欲しかった。
ただし、余計な恋愛シーンなども皆無、全体的にほとんど無駄がない演出がいいですね。
サスペンスが好きなら、それなりに満足できる作品です。

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by syosei7602 | 2010-07-12 23:59 | ミステリ/サスペンス
踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!
d0030824_21475643.jpg『SET THE GUYS LOOSE』 日本/2010
監督:本広克行
出演:織田裕二 深津絵里 ユースケ・サンタマリア 伊藤淳史
内田有紀 小泉孝太郎 北村総一朗 小野武彦 斉藤暁
佐戸井けん太 小林すすむ 甲本雅裕 遠山俊也 川野直輝
滝藤賢一 寺島進 松重豊 高杉亘 小栗旬 柳葉敏郎 
小泉今日子

公開時コピー
湾岸署、封鎖されちゃいました。

邦画の興行成績を塗り替えた前作から7年振りに復活した、シリーズ劇場版第3弾。
監督は前作に引き続き「曲がれ!スプーン」の本広克行。
出演はシリーズ通してのキャスティングに加え、シリーズ初の番外編「湾岸署婦警物語 初夏の交通安全スペシャル」の内田有紀、「フィッシュストーリー」の伊藤淳史、「クローズZERO II」の小栗旬、「ランデブー!」の川野直輝、「リアル鬼ごっこ2」の滝藤賢一など。

<あらすじ>
d0030824_2148571.jpg次々と変貌を遂げていくお台場。外国の要人が降り立つ空港や高速道路、変電所などの主要施設が密集し、テロリストの目標となりやすいことから、湾岸署は高度なセキュリティシステムが導入された新署へと引っ越すことになる。
強行犯係の係長に出世した青島(織田裕二)は、引っ越し対策本部長を命じられ張り切るものの、引っ越しはとにかく大わらわ。
新湾岸署の開署式まであと3日。そんな中、湾岸署内で事件が続発する。
管轄内の銀行の金庫が鮮やかに破られ、盗犯係のすみれ(深津絵里)らが急行。さらに、バスジャック事件が発生し、今度は青島達が出張るものの、実質的な被害は何もなかった。
しかし、新署内に運び込まれて保管されていた筈の拳銃…d0030824_2148165.jpg青島、すみれ、そして中国からの研修生・王(滝藤賢一)のものが3丁盗まれる。
事の重大さに隠し通そうとする署長たちだったが、なぜかネット上に情報が漏れてしまい、マスコミが大挙する騒ぎに。
そして、拳銃を使った殺人事件が発生し、捜査本部として本庁が乗り込んでくるのだった。


<作品解説>
前作から7年という月日を経て、続編という邦画史上希に見る息の長い作品です。
あちこちに張り巡らされた小ネタ、エンターテイメントとしての面白さは言うに及ばず、もはやお祭的な扱いになると言ってもいい本作。
ほぼ、シリーズ通してのキャスティングですが、メインキャラクターを演じた水野美紀、筧利夫や2作目とスピンオフで活躍した真矢みきがいないのは残念ですね。
相変わらず小ネタ満載で、画面の中をあちこち見てしまうのはシリーズならではの共通項です。
さて、警部補、そして係長になった青島の任務は「引っ越し」。
その最中、立て続けに起きる事件、走り回る青島はいつもの如く、とにかく画面の中で「人々」が所狭しと動き回っています。
事件そのものは最初の2つの事件、あとから起きる事件の関連性などがいまいち繋がりにくく、説明不足は否めません。
しかし、そこは「踊る」シリーズ、例え強引ではありながらも、ところどころに笑えるシーンを用意して退屈しない出来はさすがと言うべきか。
また、1作目で登場した猟奇殺人犯・日向真奈美を登場させたのはハリウッド的な展開でおもしろい。
これは1作目、2作目ともに犯人達が魅力的ではなかったことが影響しているように思えます。
TVシリーズやTVスペシャルでは各話ごとにそれなりのキャスティングで盛り上げていたのに対し、劇場版の2作品は「湾岸署内」の人間関係や青島の行動に重点を置きすぎたために、肝心の「事件」における犯人たちが置き去りにされていました。
本作ではそれらの課題を克服すべく、あえて1作目の中盤までを食ってしまった小泉今日子の登場はシナリオ的に正解と言えるでしょう。
ツッコミどころは数え上げればキリがありませんが、本シリーズはノリと雰囲気、そして勢いで見ると楽しめる作品です。

<見どころ>
ネタを振って、消化していく…このテンポの良さが醍醐味。
一番の見どころ、実は署長達かもしんない(笑)。
最後のオチは、いかにもシリーズらしいですね。

<出演者>
相変わらずの出演者は、やっぱり楽しそうです。
それにしても内田有紀が12年ぶりの登場、番外編では女青島の異名を取ってましたが、当時はまだ20代前半だったんですよね。
和久さんの甥っ子として伊藤淳史、なかなかのベストキャスティングです。
顔が似てるなぁ、なんて言われてましたが、確かに横顔とかいい感じ…しかし、初対面にしては馴染みすぎてる?
濃いキャラクターで青島の部下を演じたのは川野直輝と滝藤賢一。
うーん、役得ですね。
それにしても水野美紀と筧利夫が出ないのは残念でなりません。一説には所属事務所との確執やらなんやら取りざたされていますが、そういうのってどうなんでしょ。
小泉今日子は怖いですな。
意外だったのが小栗旬…失礼ながらもっと下手なイメージがあったんですが、本作でイメージが変わりました。

<総評>
恐らく、というか当然の如く賛否両論の嵐になると思います。
しかし、映画評論家と一般の観客ではそもそもの視点が異なるので、ヒットは固いでしょう。
シナリオの甘さはこの際置いて、細部まで拘った映像は圧巻。
大作ならではの面白さを心得ている感じがあるし、さらに続編が作られそうな雰囲気もあるので楽しみですね。

<関連作品>
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by syosei7602 | 2010-07-03 21:43 | ミステリ/サスペンス