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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
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カテゴリ:ミステリ/サスペンス( 134 )
アンフェア the end
d0030824_01355994.jpg『UNFAIR THE END』日本/2015
監督:
佐藤嗣麻子
出演:篠原涼子 永山絢斗 阿部サダヲ 加藤雅也
AKIRA (EXILE) 寺島進 佐藤浩市 吉田鋼太郎
向井地美音 丸山智己 浜近高徳 高瀬アラタ
山田孝之






公開時コピー
これで、すべてを終わらせる。

秦建日子の小説「推理小説」を基にしたTVドラマ「アンフェア」の完結編。2006年のTVシリーズから9年かけての完結編となり、本作の脚本自体はオリジナルとなっている。
TVスペシャルがスピンオフを含め4本制作されている。
監督は同シリーズの脚本を手がけた佐藤嗣麻子。
出演はシリーズの篠原涼子、阿部サダヲ、加藤雅也、寺島進、佐藤浩市に加え、「クローバー」の永山絢斗、「草原の椅子」のAKIRA、「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」の吉田鋼太郎など。

<あらすじ>
優秀な刑事だった父の死の真相を探るため、捜査一課の刑事になった雪平夏見(篠原涼子)。父が警察内部の不正に迫っていたことを知った雪平は、犠牲と引き換えに証拠を入手する。
一方、雪平に手を貸した検事の村上(山田孝之)とその父親である元検事総長が相次いで殺される。
容疑者としてシステムエンジニアの津島直紀(永山絢斗)が逮捕されるが、彼は取調に雪平を指名しする。彼は司法の不正を暴こうとしたために、罠にはめられたと主張するが…。



<総評>
実を言えばシリーズのほとんどを見ておらず、ちゃんと見たのが1作目「the movie」と前作の「the answer」のみ。とはいえ、おおよその筋は前作(2作目)からでも把握できたので、楽しめました。
女性刑事が主人公の作品は割と良作が多く、「ストロベリーナイト」「沙粧妙子 - 最後の事件 -」「ケイゾク」などなどあります。
その中でも「アンフェア」シリーズはTVスペシャル、劇場版が制作されることから、高い人気がうかがえます。
サスペンスやミステリ、アクションの要素が十分かつ、女性監督ならではの女性視点という刑事ドラマとして面白く、成立しているのかもしれません。
さて、父親の死の真相を探るために刑事になった雪平。思わぬところで警察内部の不正の証拠を掴みます。証拠を抱えた彼女の元にやってきたのは、殺人犯として逮捕されたSEの津島。
2人は警察内部の不正を暴くために行動し、警察から狙われるわけですが、誰が黒幕でそして一味なのか、という展開がなかなかスリリングで面白い。前作からうまく繋がっており、伏線の回収も見事です。
アクションシーンもかなり力が入っていますが、良い感じにキレイ過ぎず、予定調和のような立ち回りが少ないですね(最近は何でも決まった動きのアクションが多すぎる)。それにしても、雪平の拳銃がマニアックです。S&W M39なんて日本の警察での使用は極一部(というかまだ使ってるのか?)だけだし、細かいところがこだわってます。
主演の篠原涼子はすっかりできる女性、という役柄が板に付いてきました。冒頭からヌードシーンを披露していますが、スタイルがいいですね。この人自体がスタイリッシュです。
永山絢斗は好演。完結編での重要な役割を十分に果たす演技力を見せてくれます。
阿部サダヲや加藤雅也、それに寺島進、佐藤浩市がしっかりと助演していますが、それにしてもAKIRA…うーん、今回のような役は向いているのかな。やっぱり演技が少し見劣りしますね。
作品自体の完成度は非常に高く、最後まで息をつかせない面白さでした。
実は1作目の「the movie」はほとんど印象に残っておらず、出来もかなり不完全だった印象があります。しかし、本作はアクション映画としての見応えもあり、シリーズのファンなら納得のできじゃないでしょうか。

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by syosei7602 | 2015-10-22 23:59 | ミステリ/サスペンス
ポリス・ストーリー/レジェンド
d0030824_23275079.jpg『POLICE STORY 2013』中国/2013
監督:ディン・シェン
出演:ジャッキー・チェン リウ・イエ ジン・ティエン
クーリー・ナザー リュウ・ハイロン シュウ・シャオオー
ユー・ロングァン






公開時コピー
そして、伝説へ-。

1985年に大ヒットを記録し、ジャッキー映画の代名詞の1つとなった「ポリス・ストーリー」シリーズ最新作。
シリーズの舞台は香港から北京へと移り、ストーリー展開はほぼ密室劇という予想を覆す展開となっている。
監督は「ラスト・ソルジャー」でジャッキーとタッグを組んだディン・シェン。
出演はジャッキー・チェン、「コネクテッド」のリウ・イエ、「7日間の恋人」のジン・ティエン、元散打チャンピオンのリュウ・ハイロン、ロックバンド零点のヴォーカルで俳優としても名を馳せるジョウ・シャオオウなど。
アクション引退宣言をしたジャッキーが再び激しいアクションに挑んでいるが、なんといっても俳優としてすばらしい演技を披露している。

<あらすじ>
クリスマスが迫る北京の繁華街。刑事ジョン(ジャッキー・チェン)は一人娘のミャオ(ジン・ティエン)に呼び出され、工場を改装した巨大なナイトクラブ“ウー・バー”にやってくる。
仕事に追われるジョンに愛想を尽かしたミャオが出て行ってから半年、ぎくしゃくとした再会だった。そんな時、ちょっとした騒動が起こり、ジョンは場を治めようとするが、その直後何者にかに殴られ気を失ってしまう。
気がついたジョンは椅子に縛られていた。
首謀者は店の経営者ウー(リウ・イエ)だった。ミャオをはじめ、店内の客を人質にとり、ウーは警察にある要求を突きつける。
籠城するウー達に手が出せない中、ジョンはウーの目的が自分自身にあると気がつき、説得を試みるが…。
d0030824_23282014.jpg
<総評>
日本ではすっかり公開が限られてしまった香港&中国映画(韓国映画も同じ憂き目にあってるが…)。そんな状態でも必ずといっても良いほど公開されるのがジャッキーかジョン・ウー。
ジャッキーも還暦を迎えるにあたって何度か「俳優としての演技をしたい」「アクションやめる!」宣言をして挑戦したのが「新宿インシデント」「ベスト・キッド」「1911」だったわけですが、どうしてもアクション要素が抜けないのはご愛敬ですかね。
さて、ジャッキー映画の中でも屈指の人気を誇る「ポリス・ストーリー」シリーズ。
シリーズナンバリングとしては邦題で無理に付けられた「新ポリス・ストーリー」を除けば6作目。
余談ですが、ミシェル・ヨーが主演した3作目のスピンオフ「プロジェクトS」もありますが、こちらも面白い。
シリーズの主人公として継続しているかどうかは別として、警察官としてのストーリー立て、親子の絆、復讐、そしてジャッキー映画としては珍しいほぼ密室劇となっています。
いわゆる仕事人間の主人公ジョンは娘ミャオに愛想を尽かされ出て行かれる始末。
その間にも彼は淡々と仕事をこなし、そして久々の再会が事件の始まり。
本作はシリーズのように派手な活躍は抑え気味で、むしろサスペンス要素と人間関係を表に出した構成。ジョンの刑事としての過去、犯人の目的、ミャオの家族への想いなどそれぞれが明確に描かれていきます。ミャオと他の人質を助けたいジョンは戦いを挑むのでは無く、話し合いをしようと持ちかけます。
今までのようにがむしゃらで熱血、正義を振りかざしていた主人公ではなく、どんなことをすれば解決するか、そのためにはどうしたらいいのか、という理を詰めてウーと戦っていきます。
また、登場する悪人たちも行いが悪であると認識しつつ、その行為によって引き起こされる結末を見据えたような行動をしていきます。
これはシナリオのうまさというか、今までのジャッキー映画であればアクションシーンの凄さで緊張感があったのですが、最後の最後までストーリーとしての緊張感を感じさせてくれます。
アクションシーン(ジャッキー曰く監督に騙された)は、これまた今までとは違う。
総合格闘技を入れ込み、小道具ではなくガチの肉弾戦…ベニー・ユキーデとの対決を思い起こさせるなぁ。
それにしてもジャッキーの短髪姿は「サンダーアーム」以来(短髪=大けがを連想するので、今まで長めにしていた)。ジャッキーといえば、どうしても「次はどんなすごいアクション!?」と期待してしまうわけですよ。でも、アクション俳優ではなく演技派としては意外なほどに評価されていないのでは…とまあ、その辺りもジャッキーが「俳優したい」という意志の表れかもしれません。
敵役を演じたのはリウ・イエ。ディン・シェン監督とのタッグを組むのは本作で3作目らしく、頭脳派の復讐者を好演。そういや「PROMISE プロミス」にも出てたのか。
ヒロインはジン・ティエン、登場時のメイクと中盤以降の変わりようは見事。それにしても中国系の女優は綺麗です。
しかしまあ、香港出身の俳優・女優が大きく減りましたね。
ジャッキー後継者と言われたダニエル・ウーやニコラス・ツェーとか最近全く見なくなってしまった。
作品全体はジャッキー映画らしからぬ構成で、コミカルさもなくシリアスなもの(どちらかというと「新ポリス・ストーリー」に近い?)。
これからの作品も俳優ジャッキーとして色々見せてくれることを期待ですね。

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by syosei7602 | 2014-06-18 22:58 | ミステリ/サスペンス
真夏の方程式
d0030824_0442732.jpg『真夏の方程式』 日本/2013
監督:西谷弘
出演:福山雅治 吉高由里子 北村一輝 杏
山崎光 西田尚美 田中哲司 塩見三省 白竜
永島敏行 風吹ジュン 前田吟






公開時コピー
解いてはいけない、
愛が閉じ込めた謎。


東野圭吾原作のガリレオシリーズ劇場版第2弾。
テレビのセカンドシリーズの脚本が崩壊したと言われてますが、劇場版は1作目が良かっただけに期待値は高し。
監督は1作目とセカンドシリーズのスペシャル版演出を手がけた西谷弘。
出演はもちろん福山雅治、セカンドシリーズのレギュラーとなった吉高由里子、北村一輝など。
杏と山崎光の好演が光る良作。

<あらすじ>
静かな海辺の街、玻璃ヶ浦。海底鉱物資源の開発を巡って賛成派と反対派が対立していた。湯川教授(福山雅治)は開発側の地元説明会にアドバイザーとして呼ばれる。
川端夫妻(風吹ジュン・前田吟)と娘の成実(杏)が営む旅館“緑岩荘”に宿泊することになった湯川。そこには杏の従兄弟で小学生の恭平(山崎光)が預けられていた。
奇しくも道中で顔見知りとなっていた恭平と湯川だったが、子供嫌いの湯川は恭平をなるべく避けようとする。
次の朝、緑岩荘の宿泊客の1人で16年前にある殺人事件の担当だった元刑事の塚原(塩見三省)が岩場で変死体となって見つかった。
連絡を受けた捜査一課の岸谷(吉高由里子)は、緑岩荘の湯川を頼って現地入りするが…。
d0030824_0445495.jpg

<総評>
原作は最初の3冊くらいは読んだ記憶が…と、あとのは全く手を付けておらず、本作の同名原作もスルー。読みたくない訳じゃない、ただ、ミステリの答えを知ったまま映画を見るほどつまらんことはない!というのが本音。しかし、セカンドシーズンは同じく福田靖が脚本を手がけているのに不評なのはなぜ?公開前に知りたくないな、と(連ドラならではの時間的制限なのか、はたまたテレビ局のいつものねじ込みで変えざるを得なかったのか)。
さて、湯川が偶然遭遇した変死事件。同じ旅館にいた少年と交流しつつ、事件の真相に迫っていくという変人湯川の意外なエピソードが混ざる物語。過去に起きた殺人事件と真実、さらに本作は物理的なトリックもきちんと使われています。
作品としてはほとんどツッコミ入れる点がなく(真夏にベスト以外は…)、なんとなくパンチが弱い気もするけど手堅い出来。
さらに俳優陣の演技がいい。
福山雅治の湯川は板についているし、テレビでは散々な言われようだった吉高由里子も邪魔にならない感じですな(しかし、キャラとしてはなんかもうテレビ的なステレオタイプだよなぁ)。
白竜がまともな役をやっていてオドロキだ。
それにしても本作、犯行時の真相はもうちょっとひねって欲しかったかもしれない。ツッコミじゃなく、純粋な希望として。
なんかもうテレビ版、見なくてもいい気がしてきたなぁ。

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by syosei7602 | 2013-07-14 23:59 | ミステリ/サスペンス
探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点
d0030824_0322325.jpg『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』 日本/2013
監督:橋本一
出演:大泉洋 松田龍平 尾野真千子 ゴリ
渡部篤郎 田口トモロヲ 篠井英介 波岡一喜
近藤公園 筒井真理子 矢島健一 松重豊






公開時コピー
四つの運命は、【謎】で出会う。さあ、冒険のはじまりだ。

札幌在住の東直己によるハードボイルド探偵小説「探偵」シリーズ2度目の映画化。本作の原作となったのは4作目の「探偵はひとりぼっち」。
監督は前作に引き続き橋本一。
そして出演はこちらも前作に続き、もはや1作目にしてはまり役を得た大泉洋、相棒役には松田龍平。
共演は今や引っ張りだことなった尾野真千子がヒロイン、ゴリ、渡部篤郎など。

<あらすじ>
札幌の歓楽街ススキノ。探偵(大泉洋)と相棒の高田(松田龍平)の顔なじみのオカマのマサコちゃん(ゴリ)がマジックにはまり、全国大会で優勝する。その直後、マサコちゃんは何者かに殺害されるが、警察の捜査は思うように進まず、探偵は女に堕落した生活のせいでススキノから離れてしまう。
ほどなくして女にふられた探偵は、一向に進まないマサコちゃん事件に疑問を抱き、独自に捜査を始める。そんな中、探偵と高田の前に売れっ子の美人ヴァイオリニスト河島弓子(尾野真千子)が現れ、大切なファンだったマサコちゃん殺しの犯人を捜したいと言う。
向こう見ずな弓子をなだめ、彼女の依頼として再び捜査を始めた探偵達は、マサコちゃんの交友関係に衆議院議員の橡脇(渡部篤郎)がいることを突き止めるが…。
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<総評>
まさにはまり役である。マーロウほどハードボイルドではなく、ホームズほどクールではなく、ポアロほど理知的ではなく、これほど俗っぽい探偵を演じられるのは大泉洋のみ。
前作から様々な面でスケールアップした本作は、原作シリーズの4作目を基に構成されているそうな…というのも、原作では銃撃戦やアクションは無いらしく、あくまでも映画としての見映えでアクションてんこ盛り。うん、いいんじゃないかね、こいう80年代的なノリって。
さて、ストーリーは仲良しのオカマが殺されたところから始まる。本作で描かれるススキノはとにかく風俗街というイメージが強く、警察よりもヤクザといったアングラ的な要素が強い。で、謎の美女ヴァイオリニストが1人のファンの為に捜査を依頼。その過程で、この美女がとにかく暴走し、巻き込まれる探偵と高田。
金属バットなどで武装した一見、過激派のような連中が人海戦術で襲ってくると言う凄まじい有様。
結論からいうとこの探偵シリーズ、見ていて面白い。面白いがちょっとやり過ぎ感もあるし、クライマックスはあざとすぎたか…。
もっとね、頭使っても良いと思うというのが正直な感想。
出演者、皆良い味だしているのだ、これが。
大泉洋と松田龍平の掛け合い、田口トモロヲや波岡一喜の名脇役感、何よりも松重豊の軽妙かつ重厚感がいいんです。
しかし、浮いちゃったのが尾野真千子、美女ってほどじゃない上に関西弁が致命的。存在感は良かったんだけど。
続編はまだまだ?作られそうな予感。であれば、監督を変えてみるのもおもしろい作品。次作にさらなる期待をしよう。

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by syosei7602 | 2013-05-11 23:59 | ミステリ/サスペンス
プラチナデータ
d0030824_2385650.jpg『PLATINA DATA』 日本/2012
監督:大友啓史
出演:二宮和也 豊川悦司 鈴木保奈美
生瀬勝久 杏 水原希子 遠藤要 和田聰宏
中村育二 萩原聖人






公開時コピー
この愛さえも、DNAで決まるのか。
彼は天才科学者だった。
連続殺人犯のDNAが自分と一致するまでは―。


東野圭吾といえば、「ガリレオ」シリーズをはじめとして、とにかくドラマ化、映画化は当たり前。
そんな東野作品の同名ベストセラー小説を「るろうに剣心」を実写化した大友啓史が監督。
出演は嵐の二宮和也、共演に豊川悦司、鈴木保奈美、生瀬勝久、杏など。「マイノリティ・レポート」や「逃亡者」「エネミー・オブ・アメリカ」に影響を受けたと思われるシーンなど、邦画としてはダイナミックな演出が目立つ。

<あらすじ>
近未来の日本、全国民から極秘に集められたDNAデータ=通称プラチナデータと呼ばれる最先端のDNA捜査が可能になり、犯罪は検挙率100%、冤罪率0%の社会が目指されていた。
開発者は警察庁の科学捜査機関「特殊解析研究所」所属の天才科学者・神楽(二宮和也)。
ある日、DNA捜査の関係者が殺される連続殺人事件が発生する。わずかな証拠からDNA捜査システムが導き出した犯人は神楽だった。身に覚えのない神楽は、捜査データを隠蔽し何とか逃亡を図ろうとする。
しかし、DNA捜査データは再び解析され、彼を追うことになったのは現場叩き上げの敏腕刑事・浅間(豊川悦司)。
そんな彼の執拗な追跡を逃れようとする神崎の前に現れたのは、同僚の白鳥(杏)だった。
白鳥の協力を得た神楽は、自ら犯人を見つけようと逃亡を続ける中「プラチナデータ」の秘密を探り始める。
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<総評>
実写版「るろうに剣心」のヒットも記憶に新しい大友啓史監督によるサスペンス。原作者は東野圭吾とくれば、ヒットの予感しかしない…というのが正直な期待だったりする。大友監督の映画作りは割とアンテナが広いというか、ハリウッドとか香港とかその辺をかなり意識してるような気がしますな。
さて、プラチナデータという全国民のDNAデータを使った犯罪捜査によって、犯人はこいつだ!間違いなくこいつだ!真実はいつもひとつ!というような捜査マシンによって、警察が割と楽に出来るようになった未来。ところが、100%正確なはずの捜査マシンがなぜか開発者を殺人事件の犯人だ!と断定したところから物語が始まります。
開発者の神楽はとにかく身に覚えがないので逃げる。追うのはマシンも開発者も胡散臭いと思っていた刑事・浅間。
ところが逃亡と追跡の合間に生まれる奇妙な連帯感とプラチナデータなるデータがそもそも何なのかという疑問と神楽の過去と秘密、そしてなぜ捜査マシンは神楽を犯人と断定したのか…。
ストーリーとしては必要充分、逃亡時のアクションシーンも見事で邦画じゃ滅多に見られないカーチェイスなんかもあったりと頑張っています。が、しかし、逃亡者の神楽、刑事の浅間などはキャラとしていいんだけど、肝心の警察がちょっと物足りない。
包囲していて逃げられるとか、映像的に派手な分だけ粗が目立っていました。全体的に詰め込みすぎた感も否めませんが、流れるような展開で見やすく楽しめましたね。
出演陣、二宮和也はもっと科学者っぽいイメージが欲しかった。見た目が若いので大学のゼミ生みたいだし(笑)。豊川悦司は良かったなぁ、こういう役はハマる。そして杏、かっこいいじゃないの。
残念なのが鈴木保奈美。正直な感想、この人はミスキャストだったような…演技が浮いていました。
全体的に悪くない作品です。ロケ地にもこだわっているし、CG映像にも迫力がある。ただ、ラストはいささか当たり前すぎたかな。
もうちょっと観客が想像して楽しめるような謎を残しても面白かったかもしれません。

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by syosei7602 | 2013-03-16 23:59 | ミステリ/サスペンス
キラー・エリート
d0030824_22595939.jpg『KILLER ELITE』 オーストラリア・アメリカ/2011
監督:ゲイリー・マッケンドリー
出演:ジェイソン・ステイサム クライヴ・オーウェン
ロバート・デ・ニーロ ドミニク・パーセル エイデン・ヤング
イヴォンヌ・ストラホフスキー ベン・メンデルソーン






公開時コピー
彼らは、実在する。

元英軍特殊部隊SAS隊員の経歴を持つラヌルフ・ファインズの同名小説の映画化。
実話とされる原作のテイストを活かし、リアリティ溢れる映像となっている。
監督は本作がデビューとなるCM出身のゲイリー・マッケンドリー。
イギリス俳優のジェイソン・スティサムとクライブ・オーウェンという主役2人、そして脇を固めるのはロバート・デ・ニーロという豪華キャスティング。

<あらすじ>
1980年、メキシコ。
相棒のハンター(ロバート・デ・ニーロ)と共に、数々の依頼を成功させてきた凄腕の殺し屋ダニー(ジェイソン・スティサム)は、いつものように標的を仕留めるものの、側にいた標的の子どもを殺すことができなかったことに限界を感じて足を洗う。
1年後、恋人共にオーストラリアで暮らしていた彼の元に、手紙が届く。
手紙にはオマーンで仕事を放棄し、逃亡したハンターが依頼主に拘束された写真が入っていた。
ハンターを助けるため、仕事を引き受けることになったダニー。
仕事の依頼は、オマーンの部族長シーク(ロドニー・アフィフ)の息子を殺した英国陸軍特殊部隊SASの隊員3人から殺害の自白を聞き出して撮影し、事故に見せかけて殺すというものだった。
ダニーは、殺し屋仲間のデイヴィス(ドミニク・パーセル)、マイヤー(エイデン・ヤング)を集め、早速行動を開始する。
一方、元SAS隊員による秘密結社フェザーメンの一員で凄腕のスパイク(クライヴ・オーウェン)は、不穏な動きを察知し、工作員を手配するが…。
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<総評>
SAS=Special Air Serviceといえば、世界初の特殊部隊にして、近代戦闘においても世界最強と言われています(Airとあるが、空軍ではなく陸軍。現在は多種多様な任務についている)。
日本で元SASを題材にしたといえば「MASTERキートン」でしょうか…まあ、この特殊部隊というイメージは様々な映画で扱われているわけですが、本作は現役および元SAS隊員を狙うというストーリーです。
原作を読んでいないのでわからないのですが、精鋭を狙うという殺し屋たちの過去が気になりましたね。
さて、本作はアクション映画というよりもサスペンス要素が強く、殺し屋ダニーと仲間の2人がどのようにして、最強部隊の一員を殺していくのか、というのが見どころになります。
しかし、それだけでは終わらず、介入するのは元SAS隊員達が「元SAS隊員」を守るために組織されたフェザーメンという秘密結社です。
殺し屋達を追うのは優秀なSAS隊員だったスパイクで、除隊後はフェザーメンだけが生き甲斐のような人物。
ダニー達は傭兵もしていますが、まさに職業的殺し屋で淡々と仕事をこなしていきます。
この淡々とした感じに妙にリアリティがあり、重い迫力を感じさせますね。
出演者のジェイソン・スティサム、本作ではアクションよりも演技に重点が置かれています。
というのも、共演がデ・ニーロにクライヴ・オーウェンとくれば、下手な演技はできないでしょう。
ヒロインを演じたイヴォンヌ・ストラホフスキーは、なかなか素敵な女優さんです。
映画全体としては、ちょっと説明不足な感じもありますが、隠れた名作「アサインメント」なんかを思い出しますね。「スパイ・バウンド」はちょっと残念でしたが…。
男臭い映画ですが、アクションとしてもそれなりに楽しめる作品です。
この手の物語が好きな人にはオススメ。

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by syosei7602 | 2012-05-24 23:00 | ミステリ/サスペンス
麒麟の翼 ~劇場版・新参者~
d0030824_243926.jpg『SHINZANMONO MOVIE』 日本/2012
監督:土井裕泰
出演:阿部寛 新垣結衣 溝端淳平 松坂桃李
菅田将暉 山崎賢人 柄本時生 竹富聖花 聖也
黒木メイサ 向井理 山崎努 三浦貴大 劇団ひとり
秋山菜津子 鶴見辰吾 松重豊 田中麗奈 中井貴一





公開時コピー
人は最後に何を願うのか

東野圭吾原作による「加賀恭一郎」シリーズ(TVドラマ「新参者」シリーズ)の9作目「麒麟の翼」の映画化。
主要キャストはドラマ版から引き継がれている。
監督は「涙そうそう」「ハナミズキ」を手がけた土井裕泰。
人間関係を丁寧に描き、「容疑者Xの献身」と並ぶ良質のミステリとなっている。
主題歌はJUJU。

<あらすじ>
ある夜、日本橋の麒麟像の下で刺された男性が発見され、まもなく死亡が確認される。
その男性、青柳武明(中井貴一)は別の場所で刺されたにも関わらず、誰に助けを求めることもなく8分間も歩き続けて倒れたのだ。
一方、被害者のカバンを持って現場付近から逃走を図った若い男、八島冬樹(三浦貴大)が車にはねられ、意識不明の重体となる。
日本橋署の加賀(阿部寛)は、警視庁捜査一課にいるいとこの松宮(溝端淳平)と組まされ、捜査を始める。
八島の同棲相手、中原香織(新垣結衣)は、八島が人を殺すようなことはしないと無実を訴えるが、捜査本部は八島を被疑者として意識不明のまま、逮捕しようと動いていた。
加賀は青柳が8分もの間、歩き続けた意味、そして青柳と八島の接点を独自捜査で洗い出していくが…。
d0030824_224625.jpg

<総評>
東野圭吾の小説といえば毎年、ドラマか映画になり、本作「新参者」シリーズもそのひとつとなります。
ドラマ版はスペシャルともに未見なのですが、東野作品で大きな外れが無いこと、出演者が良いことから見ようと決めていた作品です。
本作はドラマ版を見ていなくとも、それとなく加賀の人物像や人間関係を説明しているので、続編という立ち位置を気にせずに楽しめました。
2時間ドラマでもいいという感覚もありますが、映画としての魅力はやはりキャスティングであったり、シナリオの良さだったりしますね。
さて、本作の主人公は東野作品では2作目から登場している加賀恭一郎。元は捜査一課、本作では日本橋署の所轄刑事となっており、彼の相棒は捜査一課に勤務するいとこの松宮という、刑事ドラマでもちょっと異色の組み合わせになっています。
物語は麒麟像の下で死亡した青柳という男性の不自然な足取り、生前の不可解な行動に始まり、そして容疑者と思われている八島という青年と恋人の中原との関係などが少しずつ浮き彫りになっていきます。
本作のおもしろさは被害者の青柳の家族も知らない行動と、容疑者が事件発生後に意識不明のままという…捜査する側は状況証拠と推測でしか捜査できない点にあります。
しかし、捜査が進む度に青柳の足取りとその目的、人間関係、家族関係などが浮き彫りになって真相が判明するわけです。人間関係や心情、犯罪被害者、容疑者へのマスコミの執拗な取材やその影響までが意外なほどしっかりと描かれている…それがすなわち、登場人物たちの立ち位置を克明なものにしているわけです。
主演の阿部寛は原作に近い風貌で、確実な演技を披露。相棒役の溝端淳平は「名探偵コナン」実写版で見せたような青臭さが抜けて、好演していました。
新垣結衣は相変わらず可愛いですが、本作はすこし疲れ気味な印象…まあ、可愛さをアピールするような作品じゃないですが(笑)。
三浦貴大、松坂桃李は単純に良かったですね。
そして中井貴一、この人の哀愁さを漂わせる演技、素晴らしいです。
全体的な印象として、テンポも悪くなく、原作を知らなければ最後まで集中して楽しめる作品です。

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by syosei7602 | 2012-03-02 01:59 | ミステリ/サスペンス
逆転裁判
d0030824_4412722.jpg
『逆転裁判』 日本/2011
監督:三池崇史
出演:成宮寛貴 斉藤工 桐谷美玲 中尾明慶
大東駿介 柄本明 壇れい 谷村美月 平岳大
篠井英介 鮎川誠 余貴美子 石橋凌 小日向文世





公開時コピー
偽りの真実を打ち砕け。

カプコンの人気ゲームシリーズ1作目をベースにした実写化作品。
アニメの実写化からハードな作品まで撮る三池崇史が監督を務めた。
原作に即したキャラクター描写が印象的な作品となっている。
主題歌はポルノグラフィティ。

<あらすじ>
20xx年、政府は凶悪犯罪の増加に対応するため、検事と弁護士が直接対決する3日間の序審裁判制度を導入した。綾里法律事務所の弁護士、成歩堂龍一(成宮寛貴)は、序審裁判制度で友人の矢張政志(中尾明慶)を助けたのみの新人。
そんなある日、成歩堂の上司、綾里千尋(壇れい)がある事件の重要な証拠を見つけたとのメッセージを残し、何者かに殺害されてしまう。
逮捕されたのは、千尋の妹で霊媒師の修行をしている綾里真宵(桐谷美玲)だった。
真宵が千尋を殺す理由が無いことを信じ、成歩堂は彼女の弁護を引き受ける。
しかし、事件の担当は幼なじみ凄腕天才検事、御剣怜侍(斉藤工)で、彼は万全の準備を整えていた。
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<総評>
「逆転裁判」シリーズは全てクリアして、そのシナリオのおもしろさはわかっていたのですが、まさか実写化するとは思いませんでした。しかも、再現性抜群のコスプレ…あのとんがった髪型まで、きっちり作ってしまうところに凄さを感じます。一部キャラクターの見た目が改変されていたのは残念ですが、概ねよくできていたんじゃないかなと…。
物語はシリーズ1作目の「初めての逆転」をプロローグに、「逆転姉妹」と「逆転、そしてサヨナラ」がベースになっています。構成自体はうまくまとまっており、ゲームにおける調査と裁判シーンも再現されていますね。
特に裁判シーンの「くらえ!」「異議あり!」は迫力有り。
証拠品を突きつけるCGのアイディアもおもしろく、実写化にあたっての工夫がうまく処理されていました。
キャラクター達の顔芸が多く、また傍聴席の傍聴人に至るまでゲームの世界観を表した奇抜な格好をした人物達がいたりと遊び心に溢れています。
成歩堂を演じた成宮寛貴は顔芸も含めて、ゲームにそっくり。
御剣役の斉藤工は見ている内に何故か木村拓哉に見えてしまう…髪型は一番ヅラぽかったかな。
一番イメージが違ったのが、綾里真宵役の桐谷美玲。
もうちょっと和風なイメージの女優に演じて欲しかった。
裁判長が坊主でなかったり(それでも柄本明は良かった)、糸鋸刑事の大東駿介が細身過ぎたりと違和感を感じる部分も少なからずありますが、全体的に楽しめた作品でした。
三池監督ならではの演出はいつものごとく、なんだか無意味なシーンとかあったりしますが、CG等も比較的よくできており、ゲームの実写化としてはそれなりに成功しています。
ファンなら見ても損はない…というのが個人的な感想です。

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by syosei7602 | 2012-02-18 23:59 | ミステリ/サスペンス
白夜行
d0030824_1212838.jpg『白夜行』 日本/2011
監督:深川栄洋
出演:堀北真希 高良健吾 姜暢雄 緑友利恵
粟田麗 今井悠貴 福本史織 斎藤歩 中村久美
山下容莉枝 宮川一朗太 田中哲司 戸田恵子
船越英一郎





公開時コピー
殺したのは、心。

東野圭吾のベストセラーミステリー小説の映画化。
2006年に放映されたTVドラマ版が好評を博し、2009年に韓国でも映画化されている。
原作の時代考証に沿った撮影により、時代の変遷が見事に再現された。

<あらすじ>
昭和55年、密室となった廃ビルで質屋の店主、桐原洋介(吉満良太)が背中を刺されて殺害される事件が発生する。容疑者として桐原と不仲になっていた妻・弥生子(戸田恵子)とその不倫相手の松浦(田中哲司)、さらに桐原が通い詰めていた浮気相手と思われる西本文代(山下容莉枝)とその交際相手の寺崎(宮川一郎太)の名前が挙がるが、西本と寺崎の事故死によって事件は幕を閉じる。
しかし、所轄の担当刑事、笹垣(船越英一郎)はその終わり方に疑問を感じ、単独で捜査を続ける。
笹垣の心に引っかかっていたのは、桐原の息子、亮司(今井悠貴)と西本の娘、雪穂(福本史織)だった。
それから数年が経ち、雪穂(堀北真希)は美しく成長していた。
品行方正で頭も良く、清楚な雪穂は羨望と憧れの的であると同時に嫉妬もされていた。
そんな彼女の周りでは不可解な事件がいくつも起こるようになるが…。
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<総評>
小説が映像化されている売れっ子作家といえば、東野圭吾か伊坂幸太郎かというくらいに、東野作品は毎年何かしら映画かドラマにされています。
そんな東野作品の中でも3度目の映像化となる本作は、原作に忠実にすべく製作されたとのことですが、監督が撮影時に弱冠33歳というのは驚きです。
というのも、物語の始まりが昭和55年、監督が生まれたわずか4年後…言うなれば物語の推移がそのままの形で当てはまるというおもしろさがあります。
さて、物語は昭和55年から始まり19年後まで続きます。
主人公は刑事の笹垣で、心理描写などは主に彼の視点で描かれます。
雪穂や亮司は対象でありながら、その心理は極力廃止されており、彼らを取り巻く人物たちもまた、その心理が深く描かれることはありません。
この手の作品は心理戦みたいなイメージがつきまといますが、逆に心理描写を省くことによって観客はその表面のみで人物を判断していきます。
その視点はまさしく、主人公笹垣そのものであり、淡々と進む物語が深まっていくという不思議な感覚があります。凶悪な事件が絆として描かれる、その切なさがクライマックスに集約される様は見事。
また、時代ひとつひとつが緻密に描かれているのも素晴らしい。
主人公・笹垣を演じた船越英一郎はどちらかというとTVの2時間サスペンスという印象が強いものの、本作で見せる演技力は実力派であることを見せつけてくれます。
堀北真希がいつもの可愛さを封印して、無表情の笑顔で演技…ただ、悪魔的というには少し官能さが物足りないかな。
高良健吾も好演、それ以上に子役の今井悠貴、福本史織も名演でした。
物語全体を見れば、かなり残酷で救いを見いだすことのできない展開が多く、また149分という長尺でも収まりきらない箇所があるのは仕方ありませんが、総じてまとまりのある作品です。

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by syosei7602 | 2011-12-06 01:17 | ミステリ/サスペンス
ミッション:8ミニッツ
d0030824_21574476.jpg『SOURCE CODE』 アメリカ/2011
監督:ダンカン・ジョーンズ
出演:ジェイク・ギレンホール ミシェル・モナハン
ヴェラ・ファーミガ ジェフリー・ライト マイケル・アーデン
キャス・アンヴァー ラッセル・ピーターズ
スーザン・ベイン





公開時コピー
警告:このラスト、映画通ほどダマされる。

デビュー作「月に囚われた男」で高い評価を受けた、デヴィッド・ボウイの息子であるダンカン・ジョーンズ監督のハリウッド進出作品第1弾。
限られた状況の中で展開する密室サスペンスとSFを掛け合わせたような作品となっている。

<あらすじ>
列車の中で目を覚ましたスティーヴンス(ジェイク・ギレンホール)は、目の前の見知らぬ女性(ミシェル・モナハン)から親しげに話しかけられ困惑する。女性はスティーヴンスをショーンと呼ぶが、スティーヴンスは何も分からない。その直後、列車が爆発し、2人は他の乗客もろとも吹き飛ばされてしまう。
スティーヴンスが目を覚ますと、そこは妙なカプセルの中だった。
モニターに映るグッドウィン大尉(ヴェラ・ファーミガ)から、スティーヴンスは軍の開発した特殊プログラムでシカゴで起きた列車爆破テロの犠牲者の意識の中に入り込んでいた事を知る。
彼の任務は、列車爆破テロの犯人を捜し出すこと。
与えられた時間は死の直前の8分のみ、スティーヴンスは何度も繰り返されれる爆発の恐怖に耐えながら、犯人捜しを始める。そして、同じ8分を繰り返す度に目の前の女性クリスティーナに惹かれていくが…。
d0030824_21575676.jpg

<総評>
キャッチコピーの「警告:このラスト、映画通ほどダマされる。」を見て、ホンマかいな?と期待しつつ見に行きました。結論として予測の域を出なかったわけですが、ハッキリ言ってキャッチコピーでいらんことを書くなと言いたいですね。
というのも、本作は結構おもしろく、むしろ好きな部類で余計な前フリは興ざめするだけといった感じです。
「月に囚われた男」はまだ見ていないのですが、人物描写がきっちりと描かれている点が良く、ストーリーの若干の甘さにも目をつむれます。
さて、物語は列車で目覚めたスティーヴンス大尉の視点から始まります。
スティーヴンス大尉と観客に与えられた情報はほぼ同じ、その情報量が少しずつ増えていくことによって謎が解かれていきます。
彼の任務は爆弾テロの犯人を見つけること…ここで重要なのは、彼の意識は被害者の死の意識8分前のみに限定され、既に起きてしまったことに対して影響力を持たない。つまり、タイムトラベルとは違うという点に集約されます。
その中でスティーヴンス大尉は常に目の前にいる女性クリスティーナに興味を持ち、惹かれていきます。
本作のおもしろいところは、スティーヴンスが体を借りているのはまったく別の人物であるショーンであり、ショーンとクリスティーナの間には既に友人という関係性があります。
限られた人物描写が巧みで、スティーヴンス大尉の心理、彼をサポートするグッドウィン大尉、いけすかないラトレッジ博士の関係性がおもしろく、そして何よりもスティーヴンスだけが体験できる8分間の邂逅は少しせつないですね。
クライマックスは先にも書いたように予測の範囲を出ないですが、全体的に飽きさせない流れが秀逸で楽しめます。
ジェイク・ギレンホールの熱演、ミシェル・モナハンの普通っぽさ、ヴェラ・ファーミガの好演も見事。
ジェフリー・ラッシュの神経質な胡散臭さがいいですね。
ラストまで見どころ十分、そして意外にも泣ける展開でした。
オススメです。

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by syosei7602 | 2011-11-01 21:58 | ミステリ/サスペンス