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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
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カテゴリ:アクション/アドベンチャー( 294 )
ハンナ
d0030824_147141.jpg『HANNA』 アメリカ/2011
監督:ジョー・ライト
出演:シアーシャ・ローナン エリック・バナ
ケイト・ブランシェット トム・ホランダー 
オリヴィア・ウィリアムズ ジェイソン・フレミング
ジェシカ・バーデン ミシェル・ドッカリー





公開時コピー
16才、罪を知るには若すぎる。

ジョー・ライト監督の「つぐない」で、高い評価を得たシアーシャ・ローナンが再びタッグを組んだサスペンス・アクション。監督には当初、ダニー・ボイルやアルフォンソ・キュアロンの名が上がっていた。
音楽を担当したのはイギリスのテクノユニット、ケミカル・ブラザーズ。

<あらすじ>
16歳のハンナ(シアーシャ・ローナン)は、フィンランドの山奥で元CIA工作員の父親エリック(エリック・バナ)に育てられ、徹底的にサバイバル技術や戦闘術などをたたき込まれていた。
その戦闘力はエリックを凌ぐまでになり、遂に彼女はエリックの元から旅立つことを決意する。
彼らの目的は、エリックの元同僚でCIAのマリッサ(ケイト・ブランシェット)だった。
一方、マリッサはエリック達の位置を突き止めて、エリックの抹殺指令を出す。
彼女を殺すか、殺されるか、そしてハンナはCIAに捕らわれ、秘密施設に監禁されるのだが…。
d0030824_1471697.jpg

<総評>
10代の女の子が殺し屋に…といえば「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツが演じたヒットガールが記憶に新しいですが、その大元のネタはやっぱり「レオン」や「ニキータ」ですかね。
何というか、美少女が殺し屋になるネタって日本も海外もあんまり変わらないような…クロエ・グレース・モレッツに至っては「モールス」でえらいことになってるけど。
ジョー・ライト監督といえば、個人的に「プライドと偏見」のテンポと映像センスがかなり好きです。
しかし、アクションよりもドラマ向きというイメージが強く、本作でもドラマ部分(むしろハンナの外の世界に対する困惑振り)は割としっかりしているのに対して、アクションは消化不良気味。
ハンナの殺し屋ぶりは大の男に引けとらない動きで見事…されど、敵が少なすぎて見せ場が少ないのが残念。
一方、友人となるソフィーとの「女の子」的なくだりや、初デートのシーンが妙にこだわりすぎ。
うーん、なんですかね、この処女性をひけらかすような純情ドラマは…と、ツッコミたくなります。
ケイト・ブランシェット演じるマリッサの悪女ぶりはさすがで、子どもをだます薄笑いは背筋がぞくぞくします。
エリック・バナやトム・ホランダーの出番は、これもまた中途半端。
全体的にネタはおもしろいのに、まとめきれていないのがもったいなさ過ぎる。
盛り上がりに欠けつつ、映像美だけが表に出てしまった印象です。
あ~それにしても、未だにエリック・バナの顔が覚えられない…なぜだろう。

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by syosei7602 | 2011-08-28 22:26 | アクション/アドベンチャー
メカニック
d0030824_331423.jpg『THE MECHANIC』 アメリカ/2011
監督:サイモン・ウェスト
出演:ジェイソン・スティサム ベン・フォスター
ドナルド・サザーランド トニー・ゴールドウィン
ジェームズ・ローガン ミニ・アンデン ジェフ・チェイス
クリスタ・キャンベル





公開時コピー
この男、完璧

1972年に製作されたマイケル・ウィナー監督、チャールズ・ブロンソン主演による同名作品のリメイク。
今やアクション俳優としての地位を確立したジェイソン・スティサムと若手俳優ベン・フォスター、そして名優ドナルド・サザーランドというキャスティングがすばらしい。
オリジナルとはストーリーが若干異なる。

<あらすじ>
正確無比かつ決して痕跡を残さない殺しをすることで“メカニック”と呼ばれる殺し屋、アーサー・ビショップ(ジェイソン・スティサム)。
彼の次の標的は、仕事の依頼者で親友のハリー(ドナルド・サザーランド)だった。
ハリーの組織に対する裏切り行為への処理ということで、ビショップはプロとして仕事をこなす。
数日後、ハリーの墓前にいたハリーの息子スティーヴ(ベン・フォスター)と久しぶりに再会する。すさんだ生活を送るスティーヴは、父親を殺した犯人への復讐に燃えていた。
彼を放っておけなくなったビショップは、彼を助手として殺しのテクニックを教えていく。
そしてビショップは、スティーヴに最初の仕事を与えるのだが…。
d0030824_3311174.jpg

<総評>
リメイク作品であるということを知らず、何気なく見に行ったら意外とハードなストーリーで楽しめました。
しかし、オリジナルがチャールズ・ブロンソン主演とは…ブロンソンの作品といえば“デス・ウィッシュ”シリーズの「狼よさらば」「バトルガンM-16」などを見た記憶があります(まだまだ不勉強ですね)。
70年代から80年代のアクション映画といえば、とにかくガチ勝負みたいなアクションの連続で楽しめましたが、本作もどことなくその時代の雰囲気を取り込んだ作品になっています。
ストーリー自体はスティーヴの復讐をベースにして、そこにビショップとスティーブの友情、組織との確執を絡みます。一見シンプルな構造なのですが、結末は割と意外性あり。
ただ、ビショップの緊張感が高まるシーンが少なかったのは残念。
アクションシーンはそれほど多くはないものの、要所を締める作りはウェスト監督ならでは。
主演のジェイソン・スティサムとベン・フォスターは共に坊主頭ながら、顔が結構対照的な感じがしていいですね。正直、最近のジェイソン・スティサムは、セガール化してるんじゃないかって位に強さ際立つ男の役が多いのでもうちょっと悪ぶったところが欲しいかも。
しかし、ドナルド・サザーランドやトニー・ゴールドウィンといった渋めのキャスティングなんて心憎い(特にドナルドはブロンソンと共演しているし)。
ストーリーとは全く関係ないミニ・アンデンとのラブシーン、結構エロチックでした。
結末については意外性があるものの、もうひとひねり欲しかったところです。

<関連作品>
メカニック (オリジナル/1972)
メカニック (リメイク/2011)

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by syosei7602 | 2011-08-19 23:59 | アクション/アドベンチャー
アイ・アム・ナンバー4
d0030824_211734.jpg『I AM NUMBER FOUR』 アメリカ/2011
監督:D・J・カルーソー
出演:アレックス・ペティファー
ティモシー・オリファント テリーサ・パーマー
ダイアナ・アグロン カラン・マッコーリフ
ジェイク・アベル ケヴィン・デュランド





公開時コピー
ナンバー4、覚醒―その“力”に、集結せよ。

ピタカス・ロア原作によるヤング・アダルト(日本で言うライトノベル?)向けの人気SFシリーズ“ロリエン・レガシーズ”の第1作目の映画化。製作はマイケル・ベイ、ディズニー配給ということで、暴力的なシーンは比較的抑えられている。

<あらすじ>
惑星ロリエンから地球に逃れてきた9人の若者とその守護者。ロリエンは凶悪なモガドール人によって壊滅させられ、9人はそれぞれの能力を発揮するまで、地球に来てもなお逃亡を続けていたが、その内の3人までが抹殺されていた。
高校生のナンバー4(アレックス・ペティファー)は、3人が死んだことを察知したため、友人達に正体がばれる前に守護者のヘンリー(ティモシー・オリファント)と共にオハイオ州にあるパラダイスという小さな町に移る。
そこでジョンと名乗った彼は、転校初日にカメラ好きの美少女サラ(ダイアナ・アグロン)と出会う。
しかし、高校を仕切るフットボール部のマーク(ジェイク・アベル)とサラを巡って対立していく。
一方、ヘンリーは行方不明になったある男が自分たちやモガドール人の秘密に迫ったことを知って、足跡を辿っていくが、奇しくもその男はジョンと友達になったサム(カラン・マッコーリフ)の父親だった。
時を同じくして、ジョンの体に眠る特殊能力が目覚め始めていた。
d0030824_2112176.jpg

<総評>
SFと学園ものが合体したティーン向けの小説が原作の作品です。「トワイライト」シリーズと比較されるような感じの作品ですが、「トワイライト」が恋愛を重視したのに対して本作はもうちょっとアクション寄りっぽいですね(「トワイライト」は見ていないのでわからないけど)。
監督のD・J・カルーソは「ディスタービア」「イーグル・アイ」とテンポの良い作品を撮っているだけあって、本作もサクサクと進みます。中盤くらいまではありきたりの青春ラブストーリーみたいなノリ…しかし、サラ役のダイアナ・アグロンがかわいいので許せます(笑)。
それはさておき、主人公のジョンは力がありながらも、守護者のヘンリーから「決して目立つな」と厳しく言い聞かされ、いじめっ子のマークに対しても中途半端な抵抗しかできません。
フラストレーションたまりまくりのジョン、この中途半端にしか暴れられないという状況がラストに一気に爆発します。溜めこんだ挙げ句の果て、クライマックスに見せる連続アクションは非常に爽快!
また、ナンバー6の登場と活躍ぶりが格好良く、この娘誰やねんと思ったら「魔法使いの弟子」のテリーサ・パーマーじゃないですか。というか、この子の登場でヒロインの陰が薄くなったけど。
全体的にあんまりピンチ感の無い作品ですが、シンプルに甘い恋愛ものとアクションが楽しめます。それにしても主人公の偽名がジョン・スミスで、ナンバー6が…いや、ここは笑いどころなんで伏せておこう。
1作目ということは続編があるんだろうか?と気になりますが、どうなんでしょうか。
個人的には結構見てみたいかも…割とオススメです。

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by syosei7602 | 2011-07-17 23:57 | アクション/アドベンチャー
SUPER 8/スーパーエイト
d0030824_358682.jpg『SUPER 8』 アメリカ/2011
監督:J・J・エイブラムス
出演:ジョエル・コートニー エル・ファニング
カイル・チャンドラー ライリー・グリフィス
ライアン・リー ガブリエル・バッソ
ザック・ミルズ ロン・エルダード ノア・エメリッヒ
ジェシカ・タック ジョエル・マッキノン・ミラー




公開時コピー
僕たちは、ひとりじゃない。

「クローバーフィールド/HAKAISHA」の製作を務め、「M:i:III」「スター・トレック」などの大作を手がけたJ・J・エイブラムス監督が、製作にスティーヴン・スピルバーグを迎えたSFジュブナイルアドベンチャー。
「E.T.」や「グーニーズ」などへのオマージュ、そしてリスペクトが詰まった作品となっている。

<あらすじ>
1979年、友達と8mm映画製作に夢中な中学生ジョー(ジョエル・コートニー)は、不慮の事故で母親を亡くし、警官である父親のジャック(カイル・チャンドラー)とは折りが合わなかった。
4ヶ月後、夏休みに入ったジョーは、映画仲間のチャールズ(ライリー・グリフィス)、ケイリー(ライアン・リー)、マーティン(ガブリエル・バッソ)、プレストン(ザック・ミルズ)達と共に深夜の撮影に出かけることに。
そのメンバーには、ジョーが密かに想いを寄せるアリス(エル・ファニング)が加わっていた。
深夜の駅、タイミング良く貨物列車がやってくるのを見た彼らは直ちに撮影を開始する。
しかし、その直後、線路上に突っ込んできた車により列車は脱線し爆発炎上…車に乗っていたのは、彼らの学校の生物教師ウッドワードだった。
口外すれば親も友達も含め、殺されると脅されたジョー達は、列車の回収にやってきた軍隊から、辛くも逃げ切る。だが、空軍のネレク大佐(ノア・エメリッヒ)は、現場に残されていた8mmフィルムの空き箱を手がかりに、ジョー達を捜索しつつ、列車の回収を続ける。
そして、列車から逃げ出した「何か」の影響で、町に不可解な出来ことが続発し始めるが…。
d0030824_3561269.jpg

<総評>
予告編が出る前までの噂としては「クローバーフィールド/HAKAISHA」の続編と言われ続けていました。しかし、エイブラムス監督がそれを否定し、できあがったのはなんとスピルバーグのSF作品の数々に影響されたSF、ジュブナイル、そしてアクションアドベンチャーがミックスされた本作。
タイトルの「SUPER 8」は言わずもがな…もちろん8mmフィルムのことであり、本作の肝となります。
エイブラムス監督の作品は、毎回思うのですがなんとなく映像が軽いんですよね(映像センスはかなり好きなんだけど、全体的に重みが足りないというか。それが味だけど)。
物語の中心はもちろん、軍が秘密裏に輸送していた「何か」なんですが、その本筋を彩るのが少年達の映画に対する思い、そして少年少女の恋といったリアリスティックなシーン。
中学生という微妙なバランスの年齢…ヒロイン・アリスは男の子よりも少し大人びているという描き方が為されています。その微妙なバランス、特に男の子達の中にアリスが加わることにより、少しずつアンバランスになっていく。それが良くも悪くも成長であって、本作ではそれがわかりやすく描かれ、物語に深みを与えています。
全体に仕掛けられたドッキリ、緊張、青春、親子の絆、そしてゾンビ愛(笑)とまさにてんこ盛り状態ですが、少年少女達が世界を救うなんていう大それたことではなく、ラストはスッキリと終わらせてくれる。
予想の範囲を出ないラストなのに、ベタであるが故に感動してしまいます。
主役を演じたジョエル・コートニーをはじめ、ヒロインのエル・ファニングは見事な演技力。
特にエル・ファニングは姉のダコタ・ファニング同様、名演技でした。
エンドロール中にオマケがあり、これがなかなかおもしろいので、是非最後まで見ることをオススメ。
エイブラムス監督の映画愛もまた、本作の魅力のひとつかもしれません。

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by syosei7602 | 2011-06-25 23:59 | アクション/アドベンチャー
岳 -ガク-
d0030824_4315516.jpg『GAKU』 日本/2011
監督:片山修
出演:小栗旬 長澤まさみ 佐々木蔵之介 石田卓也 矢柴俊博
やべきょうすけ 浜田学 鈴之助 尾上寛之 波岡一喜 森廉
ベンガル 宇梶剛士 小林海人 光石研 中越典子 石黒賢
市毛良枝 渡部篤郎


公開時コピー
生きる。
標高3,190m 気温-25℃
命は、命でしか救えない。


石塚真一の同名人気コミックの映像化。
監督は「ヒート アイランド」の片山修。
出演は「TAJPMARU」の小栗旬、「曲がれ!スプーン」の長澤まさみ、「大奥」の佐々木蔵之介、「リアル鬼ごっこ2」の石田卓也、「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の矢柴俊博、「喧嘩番長 劇場版~全国制覇」のやべきょうすけ、「ボディ・ジャック」の浜田学、「ゼロの焦点」の市毛良枝、「ラブコメ」の渡部篤郎など。
主題歌はコブクロ。

<あらすじ>
d0030824_4311875.jpg長野県北アルプス山系の北部警察署山岳救助隊に配属された椎名久美(長澤まさみ)は、初日から救助の現場に出くわす。クレバスに落ちた登山者をいち早く救助したのは、山岳救助ボランティアの島崎三歩(小栗旬)だった。
久美は三歩や救助隊隊長の野田(佐々木蔵之介)の指導で少しずつ救助隊としてのスキルを磨いていく。
そんなある日、登山中の親子がはぐれ、子どものナオタ(小林海人)が取り残され保護される。三歩はナオタd0030824_4314265.jpgの父親・修治(宇梶剛士)を救助すべく山に向かうが、崖から転落した修治を助けることはできなかった。
そんな現場を見て、久美は人を救うことの難しさを実感する。そして、休暇の登山中、落石にあった青年を助けようと必死の救助を試みるのだが…。


<作品解説>
原作は2008年のマンガ大賞を受賞し、高い人気を誇る作品です。原作については少し読んだだけでほとんど内容は知らずに見ました。
見る前までは、「海猿」のような定番作品かと思っていたのですが、それは単なる思い込みで、かなりよくできた作品です。
登山の危険さ、山岳救助の過酷な任務、山の天候などが濃密に描かれており、雄大な自然の映像と相まって非常に見ごたえがあります。
さて、物語は新米隊員の久美が配属されたところから始まります。この時点で、三歩はすでに山のエキスパートとして描かれ、物語の大半は久美の成長と山岳救助、そして三歩の過去などが語られていきます。
三歩は基本的に遭難する人を救助する立場にありながら、遭難した人を見つけても決して責めず、また山に来るように声をかけたりするおおらかな人物なのですが、対照的に久美は未熟な登山者に対して厳しい態度をとったりします。
登山をすることの難しさをどう捉えるかによって、この解釈は異なりますが、久美という人物像は、大半の人が思う軽装による登山者への思いを代弁しています。
三歩はそれに反して、間違いや失敗から学ぶことの大切さを語り、その考えは本作の中でもきちんと押さえられていました。
ラストのご都合主義は仕方ないですが、全編に渡る登山による遭難の悲劇、救助の難しさを真正面に描いた良作です。

<見どころ>
北アルプス山脈の全景を捉えた映像や山頂付近、また、体を張った山岳救助シーンはすばらしいですね。
何よりも近年には無いご都合主義にならないシーンがいくつもあります。
天候や装備不十分による事故がきっちりと描かれ、ラストまで終始緊張感あふれる映像になっています。

<出演者>
小栗旬は個人的にあまりうまい俳優とは思っていないんですが、本作は快活な三歩を好演。ヒロインとなる久美を演じた長澤まさみは、久しぶりにかわいいと思える役柄でした。
ただ、華奢すぎるのが気になりますが…。
佐々木蔵之介は人の良いおじさんになった感じ、渡部篤郎が全く気がつかなかったんですけど。老けましたね…。
石田卓也は血気盛んなイメージがピッタリ。
それにしても子役の小林海人、うまい。

<総評>
実はそれほど期待していなかったんですが、雪山を舞台にした邦画としては高いレベル。
「バーティカル・リミット」や「クリフ・ハンガー」のような荒唐無稽さはなく、山岳救助に対して前向きに捉えた作品。映像の美しさも特筆すべきものがあり、久々に手に汗握りました。オススメです。

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by syosei7602 | 2011-06-18 23:59 | アクション/アドベンチャー
パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉
d0030824_1484016.jpg『PIRATES OF THE CARIBBEAN: ON STRANGER TIDES』
アメリカ/2011
監督:ロブ・マーシャル
出演:ジョニー・デップ ペネロペ・クルス ジェフリー・ラッシュ
イアン・マクシェーン サム・クラフリン
アストリッド・ベルジュ=フリスベ ケヴィン・R・マクナリー
キース・リチャーズ スティーヴン・グレアム グレッグ・エリス

公開時コピー
その泉を見つけし者は、
“永遠”を手に入れる。


ジョニー・デップ出演作品の中で一番のはまり役となったジャック・スパロウ…3部作で完結かと思いきや、前3作で監督を務めたゴア・ヴァービンスキーに代わり、「シカゴ」のロブ・マーシャル監督にバトンタッチ。
出演は前3部作のジョニー・デップ、ジェフリー・ラッシュ、ケヴィン・R・マクナリー、「NINE」のペネロペ・クルス、「デス・レース」のイアン・マクシェーン、「ダークエイジ・ロマン 大聖堂」のサム・フランクリン、本作がハリウッドデビューとなるアストリッド・ベルジュ=フリスベなど。
また、キース・リチャーズが再び出演している。

<あらすじ>
d0030824_1485196.jpgロンドン。キャプテン・ジャック・スパロウに間違えられ裁判にかけられた相棒ギブス(ケヴィン・R・マクナリ-)を助けるべく、ロンドンにやってきたジャック(ジョニー・デップ)。
彼は、自分の名をかたり、船乗りを集めている人物がいることを耳にするが、いつものアクシデント同様、なぜか捕まってしまい、国王の前に引きずり出される。
国王は、ジャックに永遠の命を得られる「生命の泉」を見つけ出すことを命じ、なんとキャプテン・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)を船長として紹介する。
しかし、すでに「生命の泉」の探索を始めていたジャックは、あっさりと逃げ出すと、ジャックを騙る人物がいる酒場に向かう。
そこでジャックは、かつて愛した女海賊アンジェリカ(ペネロペ・クルス)と再会するが、d0030824_149426.jpg今度は最強の海賊と恐れられる黒ひげ(イアン・マクシェーン)の船に捕まってしまうのだった。
黒ひげの目的はただ一つ、人魚の涙を手に入れ、生命の泉の力を得ること。
一方、バルボッサは英国海軍を率いて「生命の泉」へと向かっていた。

<作品解説>
1作目のヒットから、2作目、3作目があっという間に作られてしまった本シリーズ。
ただ、2作目からはストーリーを大きく広げすぎた為に、全体的に間延びした印象を受けてしまいました。
4作目となる本作はミュージカル作品を得意とするロブ・マーシャルが監督になり、前作からの出演陣は必要最低限にとどまり、良くも悪くも新しい「パイレーツ~」となっています。
また、3D作品になったわけですが、これについてはどうにも意味があるのかないのか…個人的には3D自体、映画の質を上げる要素にはなりにくいので、なるべくなら2Dも併映して欲しいですね(近所のシネコンは3Dの吹き替えか字幕のみ)。
本作に登場する黒ひげですが、この人物については1700年初頭にカリブ海を荒らし回った伝説の海賊黒ひげこと、エドワード・ティーチがモデルになっています。
さて、前作とのつながりはジャックとバルボッサの関係性のみで、あとは前作を見なくてもわかる展開。
生命の泉を探していたジャック、偶然にもその存在を察知したスペイン、イギリス両国、そして黒ひげと女海賊アンジェリカが絡み合った上に、黒ひげの人質となっていた宣教師と美しい人魚の恋模様までもが描かれていきます。
序盤から馬車チェイス、剣劇と続き、ジャックの悪巧みとアンジェリカの色香、黒ひげの思惑がそれぞれわかりやすく見られるんですが、どうも前作のややこしさを踏まえていたようで、全体的におとなしめの印象。
なんというか、これは「ディズニー映画なんだ」と再認識させられたというか、子どもにもわかりやすい作りとなっていました。
また印象的なシーンが意外に少なく、艦隊戦も無いために全体的な派手さに欠けます。
しかし、やっぱりジャック・スパロウの活躍は見ていて楽しく、ラストまで飽きさせません。

<見どころ>
先述した通り、印象的なシーンが少ないため、どこが見どころかと言うとあまりないかも。
あえて言うなら、人魚捕獲シーンに登場する人魚の美しさ。
ジャックとアンジェリカの剣劇はなかなかのもの。

<出演者>
ジャック・スパロウを演じるジョニー・デップが楽しそうに演じています。今回は帽子が出てこなかったですね。
少しメイクがきれいめになった?
ペネロペ・クルス、相変わらず色気がありますね。
ジャックを振り回すアンジェリカ役がぴったり…次作がありそうな感じなので、期待大です。
黒ひげ役のイアン・マクシェーン、貫禄たっぷりですね。
ジェフリー・ラッシュは相変わらずふてぶてしいバルボッサを好演。ジャックとの確執は意外な展開に。
ケヴィン・R・マクナリー共々、ずっと出続けそうです。
ハリウッドデビューとなるサム・クラフリンとアストリッド・ベルジュ=フリスベ、2人のエピソードは正直微妙でしたが、アストリッド・ベルジュ=フリスベはとてもきれいでした。
キース・リチャーズ、出演するのを楽しみにしてないか?(笑)

<総評>
3D作品である意味がなかったような…字幕が非常に疲れるので、吹き替えでみたんですが、せめて人魚の歌くらいはオリジナルにしてほしかったなぁ。
やっぱり3Dというのは映像を選んじゃうみたいなので、この手の作品で迫力があるかというと微妙。
4作目とはいえ、原点回帰したような小粒感のある作品なので、手堅くまとまりすぎた印象が否めません。
とはいえ、やっぱりジョニー・デップのジャック・スパロウは最高だし、楽しめますけどね。
エンドロール後にオマケがあるので、席を立たないようにしましょう。

<関連作品>
パイレーツ・オブ・カリビアン (1作目)
パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト (2作目)
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド (3作目)
パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉 (4作目)

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by syosei7602 | 2011-05-23 01:34 | アクション/アドベンチャー
スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団
d0030824_1303651.jpg『SCOTT PILGRIM VS. THE WORLD』 米・英・カナダ/2010
監督:エドガー・ライト
出演:マイケル・セラ メアリー・エリザベス・ウィンステッド
キーラン・カルキン クリス・エヴァンス アナ・ケンドリック
アリソン・ピル オーブリー・プラザ ジョニー・シモンズ
マーク・ウェバー エレン・ウォン サティヤ・バーバー
ブランドン・ラウス ブリー・ラーソン メイ・ホイットマン
斉藤慶太 斉藤祥太 ジェイソン・シュワルツマン
公開時コピー
ゲーム、ロック、イケてる彼女、
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日本のポップカルチャーに多大な影響を受けたブライアン・リー・オマリーの同名コミックを、「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」のエドガー・ライト監督が実写化。
出演は「JUNO/ジュノ」のマイケル・セラ、「ダイ・ハード4.0」のメアリー・エリザベス・ウィンステッド、「17歳の処方箋」のキーラン・カルキン、「フェイク シティ ある男のルール」のクリス・エヴァンス、「マイレージ、マイライフ」のアナ・ケンドリック、「ミルク」のアリソン・ピルなど。

<あらすじ>
d0030824_1304699.jpgカナダのトロントに住むガレージバンド“セックス・ボムオム”のベーシスト(無職)、スコット・ピルグリム(マイケル・セラ)は、年下で高校生のナイブス(エレン・ウォン)付き合っていた。
そんなある日、夢の中で見た女性ラモーナ(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)に一目惚れ、しかもその夢の彼女は実際に存在していたのだ。
ナイブスと高校生のようなデートをしながらも常にラモーナのことが頭から離れないスコット。
ようやく彼女と話せる機会を作り、デートにこぎ着け、次のバンドバトルにラモーナを招待する。そんな彼の前に突然現れた男マシュー・パテル(サティヤ・バーバー)が戦いを挑んでくる。マシューはラモーd0030824_131165.jpgナの元カレで、7人の邪悪な元カレ軍団の1人だったのだ。
ラモーナと付き合うため、ナイブスに別れを告げなければならず、さらに次々と襲い来る元カレ軍団と戦い続ける羽目になる。


<作品解説>
ファンによる署名活動で日本公開が実現した「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」のエドガー・ライト監督が手がけた長編3作目が、日本のマンガやゲームに影響を受けたブライアン・リー・オマリーの同名原作コミック。本作もまたファンによる署名活動で公開が実現したわけで、そういった意味ではエドガー・ライトの作風が日本の映画マニアにはたまらない作品です。
原作者のオマリーは、日本の「サルでも描けるマンガ教室」などに影響を受けてコミックを描き始めたらしいんですが、日本のオタク文化をそのまま消化しきり、それを見事に実写にしてしまったエドガー・ライトも凄いというかなんというか。
原作は未読なものの、基本的にファミコン世代なら楽しめる作品になっています。
さて、主人公のスコットは22歳無職。ゲイで金持ちのウォレスとルームシェアをするという不思議な生活をしながら、彼女はなぜか女子高生。
ところが、ラモーナという夢であった女の子に一目惚れし、それが実際に存在すると知るやいなや、あの手この手を使って近づこうと画策するわけです。
要するに二股をかけてしまうのですが、スコットにとってラモーナとデートすることが第一で、女子高生の彼女ナイブスのことは後回し。
どう転んでも最低な男で、しかもかなりモテるという実績付き。
そう、彼は無職でちょっとオタクでゲイと暮らして、彼女に金を出して貰うような人間なのにリアルでも充実しているという、矛盾した人物で、さらにケンカがやたらと強い。
そんなスコットがラモーナと付き合うためには、彼女が過去に付き合ってきた邪悪な元カレ7人(うち1人は元カノ)を倒さなければいけない運命に見舞われるわけです。
元カレ軍団はいずれもくせ者揃い。
火の玉を使ってきたり、超能力を持っていたりとまさにゲームの敵キャラそのものです。
映像は非常にレベルが高く、実はアクション映画としての出来は秀逸。
むしろ、そんじょそこらのアクション映画よりも楽しめます。
問題は非現実的なシーンが受け入れられるかどうか…あくまでもコミックの世界を映像化したと割り切ればかなり楽しめる作品です。

<見どころ>
先述したようにアクションシーンは驚くほどレベル高し!
ビジュアルエフェクトも十分で、次々と登場する元カレ軍団の能力がどんなものなのか期待せずにはいられません。
ラブコメとしても秀逸でスコット、ラモーナ、ナイブスの三角関係、元カレ軍団とラモーナの付き合いの中身やゲイのウォレスの皮肉めいたアドバイスもなかなかです。
また、音楽が聴きどころ。
ゼルダの伝説から始まり、ベックやコーネリアスが提供した楽曲の数々。
細かいところまで非常に豪華仕様(笑)。

<出演者>
主演のマイケル・セラは三枚目で憎めないスコットを好演。
早口でまくし立てるところは、ジェシー・アイゼンバーグっぽいですね(なんとなく2人は似てる)。
ラモーナを演じたメアリー・エリザベス・ウィンステッド…なんか太った?でも脱いだシーンはなかなかのボディライン。この人はロングヘアの方が似合いますね。
ゲイのウォレスを演じたキーラン・カルキン、カルキンといえばあの人…久しぶりに見ました。
エレン・ウォンの暴走ぶりもなかなか、そしてクリス・エヴァンス、ブランドン・ラウスなどのアメコミヒーローを演じた俳優がいかれた元カレを演じていたりと見ていて飽きません。
それにしても斉藤兄弟、せめてまともなセリフが欲しかった。

<総評>
「キック・アス」がコメディタッチのハードアクションなら、本作はとことんラブコメに走ったファンタジーアクション。この手の作品はシネコンではやらないのが残念。
本作は原作ありきということで、いつものエドガー・ライト作品とは少し違った雰囲気ですが、カメラワークも秀逸、そして音楽がすばらしい!
オススメです。

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by syosei7602 | 2011-05-18 01:27 | アクション/アドベンチャー
GANTZ:PERFECT ANSWER
d0030824_451244.jpg『GANTZ:PERFECT ANSWER』 日本/2011
監督:佐藤信介
出演:二宮和也 松山ケンイチ 吉高由里子 本郷奏多
夏菜 綾野剛 千阪健介 緑友利恵 玄覺悠子 若葉竜也
阪田マサノブ 越村友一 橋本まつり 水沢奈子 奥瀬繁 平野靖幸
大石将史 神威杏次 戸田菜穂 綾野剛 伊藤歩 田口トモロヲ
山田孝之

公開時コピー
大切なものを守るため、彼らが犠牲にするものとは──。

奥浩哉の同名原作コミックを実写化したアクション映画2部作の第2部。
監督は前作に引き続き、「砂時計」の佐藤信介。
出演は「大奥」の二宮和也、「ノルウェイの森」の松山ケンイチ、「重力ピエロ」の吉高由里子、「K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝」の本郷奏多、「君に届け」の夏菜、「シュアリー・サムデイ」の綾野剛、「さよなら夏休み」の千阪健介、「白夜行」の緑友利恵、「ソラニン」の伊藤歩、「瞬 またたき」の田口トモロヲ、「太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-」の山田孝之など。

<あらすじ>
d0030824_4513831.jpg謎の黒い球体ガンツによって、謎の星人との戦いに参加させられた玄野(二宮和也)。
同じく戦いに参加した幼なじみの加藤(松山ケンイチ)は、戦いの最中に命を落としていた。
加藤を蘇らせるため、ガンツの採点で100点を取るべく、戦闘力を上げていく玄野はいつしか、ガンツによって連れてこられる人達を率いるまでになっていた。
そんなある日、玄野の前に死んだはずの加藤が現れる。
ガンツの死亡リストに載ったままの加藤…不可解に思う玄野、さらに新たな参加者が増えていく。
d0030824_4514913.jpg一方、ガンツについて調べ回る重田(山田孝之)は、黒服の謎の男(綾野剛)と接触を図り、ガンツについて調べを進めていた。
そして、ガンツの新たなミッションが下されるが、その戦いは意外な場所だった…。


<作品解説>
未だに原作コミックは未読なのですが、どうやら映画は独自のストーリー展開で完結となります。
本作公開前にTVスペシャルとして「ANOTHER GANTZ」が放映されていたのですが、こちらもまだ見ていません。
前作が思ったほどにアクションシーンが少なかったので、本作もあまり期待はしていませんでした。
案の定、前半はかなりだらついた印象…しかし、後半はスピード感あふれるアクションが展開します。
さて、物語は加藤の意志を継いだ玄野が「ガンツを抜け出す、それとも好きな人を生き返らせる」という100点まであと少しの状態から始まります。
しかし、ガンツの動きを探る謎の集団と男、そして小さいガンツを持つ女が登場し、徐々にストーリーが複雑化していく上に、それに対する答えがいまいち不明。
色々な部分が説明不足で、かなり唐突な作りになっています。
それらを補ったのが派手なアクションでしょうか。
電車内、商店街など含め、近年の邦画の中では相当派手です。
全体的にもう少し詰めてくれたらかなりおもしろかったんですが、少々蛇足気味の演出が気になりました。

<見どころ>
黒服星人との最初の戦いとなる電車内はすさまじい限り。
これはうまく撮ったなあというのが正直な感想。
生身の戦闘シーンはかなり楽しめます。

<出演者>
二宮和也がほぼ主演で、松山ケンイチはどちらかというと助演ですね…これって。
夏菜はほんの少しの登場となってしまいましたが、戦闘シーンで見せてくれたのは黒服星人の1人を演じた水沢奈子。
この子はかなり良かったですね。
キーマンとなった伊藤歩は、もっときれいだった印象があるんですが、なんとなく落ち着いちゃって残念。
うまいんだけどなぁ、花が無いというか。
山田孝之の役目は必要だったんだろうか。

<総評>
変にストーリーに凝らずに、もっとアクション映画として割り切った作りをしてくれた方が良かったですね。
正直なところ、前後編にするほどのボリュームか?と考えるとそうでもなかったり。
また、黒服星人以外が出てこない。
本当に単なる「人」同士の戦いになってしまったので、それがマイナス点でしょうか。
アクションシーンを除いて、あとは今ひとつ。
ただ、ラストだけは映画として割り切って完結させているから、これは続編無しと考えていいかもしれません。

<関連作品>
GANTZ (第1部)
GANTZ:PERFECT ANSWER (第2部)
ANOTHER GANTZ (TVスペシャル)

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by syosei7602 | 2011-04-29 23:48 | アクション/アドベンチャー
エンジェル ウォーズ
d0030824_242691.jpg『SUCKER PUNCH』 アメリカ・カナダ/2011
監督:ザック・スナイダー
出演:エミリー・ブラウニング アビー・コーニッシュ
ジェナ・マローン ヴァネッサ・ハジェンズ ジェイミー・チャン
オスカー・アイザック カーラ・グギーノ ジョン・ハム
スコット・グレン


公開時コピー
お前の世界は自由か

「300<スリーハンドレッド>」で映像革命を起こしたザック・スナイダー監督のオリジナルファンタジーアクション。
日本のポップカルチャーに強く影響を受けたと思われる映像が数多く展開している。
出演は「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」のエミリー・ブラウニング、「エリザベス:ゴールデン・エイジ」のアビー・コーニッシュ、「イントゥ・ザ・ワイルド」のジェナ・マローン、「ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー」のヴァネッサ・ハジェンズ、「DRAGONBALL EVOLUTION」のジェイミー・チャン、「ロビン・フッド」のオスカー・アイザック、「ウォッチメン」のカーラ・グギーノ、「ザ・タウン」のジョン・ハム、「最後の初恋」のスコット・グレンなど。

<あらすじ>
d0030824_244923.jpg財産を狙う継父の企みによって、母親と妹を失った少女ベイビードール(エミリー・ブラウニング)は、精神病院に入れられてしまう。
彼女を待ち受けていたのは、人格を消し去ってしまうロボトミー手術だった。
自らの運命を変え、自由を得るために彼女は同じ境遇のスイートピー(アビー・コーニッシュ)、ロケット(ジェナ・マローン)姉妹、ブロンディ(ヴァネッサ・ハジェンズ)、アンバー(ジェイミー・チャン)と共に脱出しようと持ちかける。
しかし、脱出計画がばれてしまえば、生き残れないのは間違いなく、スイートピーは難色を示す。
そんなスイートピーを納得させたのは、ベイビードールに助けられたロケットだった。
d0030824_25375.jpgベイビードールの計画とは、彼女の最大の武器である妄想の世界で戦い続け、それを現実とリンクさせるというもの。
自由を得るために必要なのは5つのアイテムであり、彼女たちはアイテムを求め、計画を進めていくのだが…。


<作品解説>
「ドーン・オブ・ザ・デッド」で注目を集め、「300<スリーハンドレッド>」で映像センスを爆発させたかと思えば、「ウォッチメン」なんていうマニアックな作品まで撮ってしまったザック・スナイダー監督。
そして本作…いきなり、日本のアニメ文化の妄想がハリウッドレベルで炸裂し、中身も妄想ありきで進むというトンデモ設定は予告編だけで思わず笑ってしまったわけで…。
さて、物語は主人公のベイビードールの母親の死、継父との確執、そして精神病院への強制入院にロボトミー手術というディープな展開から始まります。
ここから物語は妄想世界へと突入し、脱出への戦いが始まります。
仲間は同じ境遇にある4人の少女…妄想の世界がいったい何故に脱出への戦いになるのかはネタバレになるので言及は避けますが、とにかく敵がすさまじい。
最初の戦いは超巨大な鎧武者、なぜかガトリングガンをぶっ放す豪快な攻撃、その後もナチスのリサイクル兵士、ドラゴン、ロボット等と戦いが続きます。
彼女たちの衣装はセーラー服、看護師などと様々。
サイケなコスプレ、刀に銃、マーシャルアーツまで駆使し、全体的にグレがかった色調の世界でところ狭しと暴れ回ります。
アクションとしての凄さに目が行きがちですが、現実世界のストーリーもなかなかディープ。
妄想が絡んだ多重世界と併せて、意外な形で楽しめます。

<見どころ>
いかにもな世界の映像はとにかく圧巻。
アニメとゲームが融合して、さらに実写かしちゃいましたという映像、そしてベイビードール達の激しいアクションは見ていて飽きません。
ラストも良かったですね。

<出演者>
ベイビードールを演じたのエミリー・ブラウニングは、小柄な体でいかにもロリっぽいイメージがぴったり。
スイートピー役のアビー・コーニッシュはもう少しキャラが立っていても良かったかなぁ。
個人的にはジェナ・マローン演じたロケットがいいかも。
ヴァネッサ・ハジェンズ、ジェイミー・チャンは助演としてはぴったりでしょう。
それにしてもジョン・ハム、売れてきたなぁ。
スコット・グレンがいい味出しています。

<総評>
アクション映画としては十分でしょう。
序盤が少し長く感じてしまったのが残念ながらも、妄想たっぷりの世界は十分に楽しめる。
もっと単純なアクション映画と思っていたのに、良い意味で裏切られました。
ラストなんてある意味、カタルシスを感じられずにはいられないですね。

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by syosei7602 | 2011-04-17 23:59 | アクション/アドベンチャー
トゥルー・グリット
d0030824_1521528.jpg『TRUE GRIT』 アメリカ/2010
監督:ジョエル・コーエン イーサン・コーエン
出演:ジェフ・ブリッジス マット・デイモン ジョシュ・ブローリン
バリー・ペッパー ヘイリー・スタインフェルド ブルース・グリーン
デイキン・マシューズ ジャーラス・コンロイ
受賞:全米批評家協会賞/撮影賞(2010)他


公開時コピー
天罰なんか待ってられない

1969年にジョン・ウェインが主演し、オスカーを獲得した「勇気ある追跡」のリメイクとなる。
原作はチャールズ・ポーティス。
監督は「バーン・アフター・リーディング」のジョエル、イーサン・コーエン兄弟。
出演は「トロン:レガシー」のジェフ・ブリッジス、「ヒア アフター」のマット・デイモン、「ウォール・ストリート」のジョシュ・ブローリン、「7つの贈り物」のバリー・ペッパー、本作がメジャーデビューとなるヘイリー・スタインフェルドなど。

<あらすじ>
d0030824_1522794.jpg雪の降るある夜、オクラホマ州境のフォートスミスで牧場主ロスが雇い人のチェイニー(ジョシュ・ブローリン)に殺される。チェイニーは酒に酔った勢いで、わずか金貨2枚のためにロスを殺したのだ。その後、チェイニーは逃亡し、法の及ばないインディアン領へと逃げ込み、お尋ね者のネッド(バリー・ペッパー)率いる悪党一味に加わる。
ロスの娘で14歳になるマティは、父親の遺体を引き取るためにフォートスミスへとやってくる。
彼女の目的は、遺体の引き取りの他にチェイニーを追い詰めて仇を討つことだった。
街で大酒飲みで隻眼ながら腕利きの保安官ルースター(ジェフ・ブリッジス)の話を聞いた彼女は、父親の取引を無効にした金で彼を雇うことにするが、ルースターはマティを子供扱いして取り合おうとはしない。
一方、マティの前にテキサスレンジャーのラビーフ(マット・デイモン)が現れる。ラビーフはチェd0030824_1523888.jpgイニーが議員を殺して逃亡していることを告げ、捜索に加わりたいと言うが、マティは自分の父親殺しが優先だといって断ってしまう。
マティは、賞金を手に再度ルースターに掛け合い、さらに追跡に同行するという約束でなんとかルースターを説得するが…。


<作品解説>
1969年にジョン・ウェインがアカデミー主演男優賞を獲得したウエスタン・ロードームービーを、今やアカデミー賞の常連となったコーエン兄弟がリメイク、しかもスピルバーグが製作総指揮しているとくれば、否応なしにも期待が高まります。
69年版は未見なので比較はできませんが、やはりコーエン兄弟らしい映像センス、どこかシュールな演出が良いですね。
さて、父親の仇を討つため、大人と同じような話し方、行動力を持つマティは少々めんどくさい老保安官ルースターを雇って旅に出ます。
向かう場所は、法が及ばないインディアン居留地…旅の先々で遭遇する不条理さ、文字通り法が通じない無法者達、そんな中をマティはひたすら父親の仇をひたすら追っていきます。
雇った保安官ルースターは大酒飲み、さらに頑固もの、そしてテキサスレンジャーのラビーフは自らチェイニーを捕まえることにこだわっています。
この3人の追跡劇はただひたすらさまようだけ…雪の降る荒野の映像が美しく、寂寥感が漂います。
西部劇としてはいささか退屈ながらも、徐々に結びつく3人の絆、クライマックスの戦い、そしてラスト。
いつものコーエン節といってしまえばそれまでなんですが、個々の人物がしっかりと立てられていることでラストまで飽きさせません。

<見どころ>
自然の中をさまよう3人。
突如として現れる無法者達の痕跡、そして戦い。
特にクライマックスは格好良さが際立ちます。

<出演者>
最近出演作が目白押しのジェフ・ブリッジス、演技派のマット・デイモン、ジョシュ・ブローリン、そして助演女優賞にノミネートされたヘイリー・スタインフェルド。
癖のあるキャラクター達を演じきっています。
しかし、バリー・ペッパー…えらく老けましたね。

<総評>
コーエン兄弟の作品は相変わらず癖がありますね。
しかし、本作はいつものようなユーモアが少なかったかも。
ラストの徹底したリアリズムがハリウッドらしさを欠いていて良いかなと…。
いわゆる「西部劇」とは違うので、アクションを期待する人にはオススメはできません。

<関連作品>
勇気ある追跡
トゥルー・グリット

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by syosei7602 | 2011-03-27 23:59 | アクション/アドベンチャー