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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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カテゴリ:戦争/歴史/時代劇( 63 )
ジャーヘッド
d0030824_144384.jpg『JARHEAD』 アメリカ/2005
監督:サム・メンデス
出演:ジェイク・ギレンホール ピーター・サースガード
    ルーカス・ブラック クリス・クーパー ジェイミー・フォックス
    ブライアン・ケイシー ジェイコブ・ヴァーガス



公開時コピー
最高の生き方がある。
そう信じて、僕は戦場に向かった―
メディアが暴けなかった湾岸戦争の真実が、ここにある


「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス監督が湾岸戦争の裏側を綴ったベストセラーノンフィクション「ジャーヘッド アメリカ海兵隊員の告白」を映像化。
出演は「ブロークバック・マウンテン」のジェイク・ギレンホール、「フライトプラン」のピーター・サースガード、「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」のルーカス・ブラック」、「アダプテーション」のクリス・クーパー、「マイアミバイス」のジェイミー・フォックスなど。
音楽シーンを彩った数々の名曲が使用されている。

<あらすじ>
80年後半、大学進学を辞めて、海兵隊に入ったスウォフォード(ジェイク・ギレンホール)。
しかし、厳しい訓練で早くも後悔し始める。
やがて、訓練を終えた彼はカリフォルニア州のペンドルトン基地に配属され、手荒い歓迎を受けるのだった。
三等曹長サイクスの目に止まったスウォフォードは、厳しい訓練を受け8名しかいない斥候狙撃隊に入る。
そこでトロイ(ピーター・サースガード)とコンビを組み、更なる特訓を積んでいく。
そんな折り、イラクがクウェートに侵攻し、湾岸戦争が勃発。
彼らはサウジアラビアの砂漠へと派兵されるのだった。

<見どころ>
主人公が全く戦わないという、異色の戦争ドラマ。
タイトルのジャーヘッドは海兵隊を意味するスラングです。
戦争映画は数あれど、本作の見どころはなんといっても主人公が配属される海兵隊。
派兵前に「地獄の黙示録」を見てバカ騒ぎ、現地に到着してもマスターベーションやら彼女の話やら、とにかく良くも悪くも「野郎共の集団」に他ならず、血の気だけは多い連中や「なんでこんな場所に…」と頭を抱え、結局は騒いで忘れようとする展開になります。
本作は第一次湾岸戦争を舞台にしたもので、戦いのほとんどが空爆によって決着したのですが、劇中でも語られるように、そもそもイラクの兵器(第二次湾岸戦争の原因にもなった大量破壊殺戮兵器)はイ・イ戦争の時にアメリカが提供したものです。
クウェートへの侵攻の内実は、クウェートに原因があったのですが、本作ではそういう「政治的要素」を抜きにした考えが兵士の間にあったのが実情でしょう。
それ故に、イラク=討つべき敵という認識に元に不平不満を抱えながらも、早く戦闘をしたいという愚かしい考えだけが先行していきます。
主人公スウォフォードは、そんな中で訓練と共に青春を過ごしていく…「プラトーン」と比べたらまだ健全ではないでしょうか。

<見どころ>
意外な程にあっさりとした訓練シーンでしたが、押さえるべきところが集中しているので、見やすいですね。
空爆にあったイラクからの脱出者たちの黒こげのシーンは生々しさを強調しています。
血すらも出ず、炭化した砂の上を歩いたスウォフォードの足跡が白く残るシーン…印象に残ります。

<出演者>
ジェイク・ギレンホールは坊主頭が良く似合いました。
髪の毛を生やしているシーンはお世辞にも…。
ピーター・サースガードは印象薄く感じます。戦争映画にありがちですが、イマイチ登場人物達の相関図を把握しにくい。
その中でジェイミー・フォックスの存在感はやはり、と言うべきでしょうか。

湾岸戦争が残したのはガルフ・ウォー症候群、劣化ウラン弾による後遺症など様々。
人が人を殺す、映画の中では当たり前の出来事が、戦争では「リアル」に当たり前の出来事として存在し、人々の心を蝕みます。
それが優位に立てば立つほど、戦う必死さよりも楽観的な考えとして銃を握る。
この映画を見て思うことは「こんな戦いに巻き込まれていない人生で良かった」、そんな所でしょうか。

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by syosei7602 | 2006-12-17 23:11 | 戦争/歴史/時代劇
父親たちの星条旗
d0030824_049483.jpg『FLAGS OF OUR FATHERS』 アメリカ/2006
監督:クリント・イーストウッド
出演:ライアン・フィリップ ジェシー・ブラッドフォード アダム・ビーチ
    ジェイミー・ベル バリー・ペッパー ポール・ウォーカー
    ジョン・ベンジャミン・ヒッキー ジョセフ・クロス



公開時コピー
戦争を終わらせた一枚の写真。その真実。

ジェームズ・ブラッドリーが自らの父親の半生を書いたノンフィクション『硫黄島の星条旗』の映画化。
監督は「ミリオンダラー・ベイビー」のクリント・イーストウッド。
製作にはスティーヴン・スピルバーグ。
出演は「ラストサマー」のライアン・フィリップ、「ロミオ&ジュリエット」のジェシー・ブラッドフォード、「ウインドトーカーズ」のアダム・ビーチ、「キング・コング」のジェイミー・ベル、「グリーンマイル」のバリー・ペッパー、「南極物語」のポール・ウォーカーなど。

<あらすじ>
太平洋戦争末期、日本の領土初の戦いが硫黄島で開始されようとしていた。
アメリカは当初、数日で硫黄島が陥落すると予想していたが、日本軍の予想以上の抵抗にあい、戦闘は果てしなく長引く。
国庫は破綻し、厭戦ムードが漂う中、新聞に一枚の写真が掲載される。
6人の兵士が、硫黄島に国旗を掲揚する瞬間のものだった。
国旗を掲揚したドク(ライアン・フィリップ)、レイニー(ジェシー・ブラッドフォード)、アイラ(アダム・ビーチ)、マイク(バリー・ペッパー) 、フランクリン(ジョセフ・クロス)、ハンク(ポール・ウォーカー)の6人は一躍英雄となるのだった。
政府は英雄達を国の財源確保の為に、国債を売る手段にと考える。
祖国に帰ってきたのはドク、レイニー、アイラのたった3人だった。
3人は国民から英雄として、熱狂的な歓迎を受けるのだが…。

<作品解説>
日本初の領土戦となった硫黄島の戦いを、1枚の写真をキーワードに、アメリカ側から見た作品です。
この写真はピューリッツァ賞を受賞した有名な1枚なのですが、恐らくほとんどの人がこの写真に隠された物語を、きっとただの英雄譚だと信じて疑わなかったでしょう。
硫黄島の戦いはアメリカ、日本合わせて5万人近い死者を出した壮絶な戦いで、当初10日もかからずに陥落すると踏んでいたアメリカでしたが、予想に反して1ヶ月以上もの間日本軍は抵抗し続けました。
本作で語られる物語は、その中で偶然から英雄となってしまった3人の兵士が国の為に、国民が国債を買うように言われ、延々と各地をまわります。
されど、生き残ったもの、死んだものの誰かが英雄ではなく、英雄とは大衆が作り出した虚像でしかないと気が付くのにそれほど時間はかかりません。
この描き方が本作の一番のポイントで、戦中のイベント周りよりも戦後、英雄達が過ごした時間こそが物語のキモになります。
果たして「英雄」とはなんなのか?戦争とは善と悪の戦いなのか、壮絶な戦闘シーンと共に熱狂的なヒーロー騒ぎは、いつになっても変らないのかもしれません。

<見どころ>
硫黄島に上陸する際の艦隊群、そして硫黄島の砲台が存在する擂鉢山に向かっての砲撃戦と砂浜の戦闘シーンは圧倒的。
しかもこのシーン、日本兵が出てくるところは少なく、地下壕に潜んだ日本兵の構える「銃身」と「銃口」が不気味に映し出されます。
これはホラー映画以上に、緊張感がみなぎっています。
されど、戦闘はあくまでも「戦争」を物語る一部でしかなく、アダム・ビーチ演じるアイラが涙するシーンは胸に迫ります。

<出演者>
正直言うと、戦争映画で俳優の顔を見分けられた試しがありません(苦笑)。
しかし、登場人物達は可能な限り、実在した「英雄」たちに則した風貌の俳優でしょう。
誠実そうなライアン・フィリップ、ちょっと卑屈そうなジェシー・ブラッドフォード、インディアンの兵士を演じたアダム・ビーチなど、非常に好演していたと思います。
ただ、やはり一度に多くの人物が出てくるために、長い映画の中で差し込まれる戦闘シーンで混乱してしまう部分があることも確か。

映画としての出来は非常にリアリティがあるんですが、不条理さが残る部分も大きく、どこかスッキリしない形でもあります。
個人的には戦争映画としては傑作だと思うのですが、もう一度見るには辛すぎる内容でした。
まあ、「硫黄島からの手紙」も見る予定なんですけど。

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by syosei7602 | 2006-11-08 23:53 | 戦争/歴史/時代劇
HERO
d0030824_1512910.jpg『HERO 英雄』 香港・中国/2002
監督:チャン・イーモウ
出演:ジェット・リー トニー・レオン マギー・チャン
    チャン・ツィイー ドニー・イェン チェン・ダオミン




公開時コピー
この国はまだ、本当の英雄<ヒーロー>を知らない

「LOVERS」「初恋のきた道」のチャン・イーモウ監督による壮大なアクション時代劇。
出演は「SPIRIT」のジェット・リー、「インファナル・アフェア」シリーズのトニー・レオン、「2046」のマギー・チャン、「グリーン・ディステニー」のチャン・ツィイー、「SPL/狼よ静かに死ね」のドニー・イェン、「インファナル・アフェア3」のチェン・ダオミンなど。
アクション監督は「少林サッカー」のチン・シウトン、衣装は「LOVERS」のワダ・エミ。

<あらすじ>
紀元前200年。後に秦の始皇帝になる秦王(チェン・ダオミン)の元に無名(ジェット・リー)という男がやってくる。
無名は秦王の暗殺を企んでいた趙国の最強の刺客、残剣(トニー・レオン)、飛雪(マギー・チャン)、長空(ドニー・イェン)を倒したと伝えに来たのだった。
無名はそれぞれの刺客が持っていた剣を証拠として持ってくる。
秦王は特別に10歩の距離まで近づくことを許し、刺客を倒した時の話を聞くことにするのだった。

<作品解説>
香港を代表するスターが揃い、美しい映像で撮られた作品です。
シーン毎に色彩を統一した衣装と映像センスは思い切りがよく、非常に見どころが多く、またワイヤーアクションもくどすぎない程度に使われ、これらの作りは「グリーン・ディステニー」よりも秀逸ですね。
ストーリーはシンプルなもので、凄腕の暗殺者との戦いと彼らにまつわる大義が語られていきます。正直なところ、ストーリーについては途中でオチがわかってしまうので、映像の美しさを中心に見ればいいかなと。
映像は美しいんですが、テレビで見ると些かキツイものがあります。
これはあくまでも映画館で見るか、プロジェクターを使って大画面で見るのが最適。引きの場面が多く、さらに秦の軍隊が放つ矢などの描写は映画ならではの作り。
我が家のテレビの小ささを恨みます(笑)。

<見どころ>
映像の美しさはかつて無いほどに洗練されており、特に水面上での戦いは目を見張るほど。
また壮大とも言えるアクションは程よくスローモーションが取り入れられ、布のはためく瞬間が鮮やかです。

<出演者>
今やハリウッドでも活躍するジェット・リー。
香港に留まりつつも深い演技を見せるトニー・レオン、そしてアクションに定評のあるドニー・イェンと文句なしです。
いい歳のとり方をしているマギー・チャンは、若い頃よりも艶やかな感じで、チャン・ツィイーとは対照的でした。
チェン・ダオミンは落ち着いた演技と目に力のある人で、歴史ものがとても似合っています。

歴史物にありがちなストーリーの詰め込み感が無く、人間関係に重点を置いた所に本作の良さがあります。
映像に対する挑戦が成功した良作ですね。

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by syosei7602 | 2006-10-14 23:59 | 戦争/歴史/時代劇
サハラに舞う羽根
d0030824_22201794.jpg『THE FOUR FEATHERS』 アメリカ・イギリス/2002
監督:シェカール・カプール
出演:ヒース・レジャー ウェス・ベントリー ケイト・ハドソン
    ジャイモン・フンスー マイケル・シーン クリス・マーシャル 
    ルパート・ペンリー=ジョーンズ アレック・ウェック



公開時コピー
この羽根に誓って、必ず君のもとへ。

「エリザベス」のシェカール・カプール監督によるイギリスの古典文学「四枚の羽根」の映画化。
出演は「ブロークバック・マウンテン」のヒース・レジャー、「アメリカン・ビューティー」のウェス・ベントリー、「あの頃ペニー・レインと」のケイト・ハドソン、「アイランド」のジャイモン・フンスー、「アンダーワールド」のマイケル・シーンなど。

<あらすじ>
1884年、大英帝国は世界各地で植民地化を推し進めていた。
将軍を父に持つエリート士官ハリー(ヒース・レジャー)は、その人徳から親友のジャック(ウェス・ベントリー)をはじめ、仲間達から信頼され、恋人エスネ(ケイト・ハドソン)とは結婚間近に迫っていた。
しかし、スーダンで起きた反乱鎮圧のため、ハリー達の部隊が向かうことになる。
沸き立つ部隊だったが、結婚を間近に控え、さらに戦争に疑問を抱いたハリーは除隊してしまう。
エスネの元に向かったハリーの元に3枚の羽根が届く。それは臆病者に送られる証だった。
除隊の理由が自分の為ではないと知ったエスネもまた、彼の元を去っていく。
父親にも見捨てられたハリーは苦悩の末、単独でスーダンに向かう。
同じ頃、ジャックは功績によりイギリス本国での講演のため一時帰国し、エスネと再会するのだった。

<作品解説>
いわゆる戦争を舞台にしたメロドラマです。
美しい砂漠の映像、大規模な戦闘シーン、とはいえ主人公ハリーの苦悩、エスネとジャックの関係などが些か散漫で、ただ流れていくだけという感じ。
戦争ものにつきものである、死の意味であるとか、そういう部分は思いっきり端折って友情とラブロマンスに時間を割いているのは大胆ではあるんですが、うーん、見方によっては多少軽い気がしますね。
大英帝国の名の下に、という帝国主義の批判も入れて欲しかったところです。
まあ、古典作品とはかくあるべき、と言ってしまえばそれまでなんですが。

<見どころ>
実際の砂漠で撮影されたシーンは美しく、情緒的です。
されど、他に見どころがあるかと言うとあまり思いつかない。
ヒース・レジャーは終始ヒゲ面だし、戦闘シーンはあくまでも映像的な形でしか撮られていないような気がします。
ちょっと勿体ないですね。

<出演者>
ヒース・レジャーは髪が長い方が圧倒的にかっこいいですね。
あの軍服姿はお世辞にも似合っているとは言い難かった。
ケイト・ハドソンは逆に、こういう映画にはあまり似合わないんですよねぇ。
やっぱりラブコメが一番似合っているよ、と。
個人的には好きな女優なんで、ちょっと髪型のせいで老けた感じがショック(笑)。
ウェス・ベントリー、「アメリカン・ビューティー」の好演を思い出すんですが、ああヒゲが似合う顔になったかと…。

全体的には小作品というイメージ。
ベタな展開が好きな人にはいいかも知れません。
個人的には物足りない作品でした。

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by syosei7602 | 2006-06-22 23:13 | 戦争/歴史/時代劇
花咲ける騎士道
d0030824_091324.jpg『FANFAN LA TULIPE』 フランス/2003
監督:ジェラール・クラヴジック
出演:ヴァンサン・ペレーズ ペネロペ・クルス ディディエ・ブルドン
    エレーヌ・ドゥ・フジュロール ミシェル・ミューラー
    ジェラール・ラロシュ フィリップ・ドルモワ



公開時コピー
命を賭けても、助けに行く

1952年にヒットした同名映画のリメイク。
脚本・制作にリュック・ベッソン、監督は「WASABI」「TAXi2」「TAXi3」のジェラール・クラウジック。
出演は「恋人たちのアパルトマン」のヴァンサン・ペレーズ、「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」のペネロペ・クルス、「WASABI」のミシェル・ミューラーなど。

<あらすじ>
18世紀のヨーロッパ。
時のフランス王ルイ15世はその優雅な暮らしを謳歌し、気晴らしに戦争を観戦するという自由気ままな生活を送っていた。
同じ頃、自由奔放に恋愛を楽しむファンファン(ヴァンサン・ペレーズ)はある昼さがり、若い女性と楽しんでいる所を娘を捜しに来た父親に見つかってしまう。
父親の仲間や兵隊達を軽くあしらって逃げるが、遂に捕まってしまい結婚を強制されることになる。しかし、教会で逃げ出したファンファンは告解室で出会った美女アドリーヌ(ペネロペ・クルス)に手相を見て貰い「貴方は王女と結ばれる運命にある」との言葉を真に受ける。
結婚から逃れるために軍隊に入隊するが、やっぱり自由でいたい彼は逃走を試みるも難なく捕まってしまう。
アドリーヌは入隊志願者を募るために嘘の占いをする連隊伍長の娘だったのだ。
基地へ向かう道すがら、連隊は山賊に襲われている馬車を発見する。女性が襲われていると知ったファンファンは威勢良く飛び出し、瞬く間に蹴散らすのだった。
そして、助けた相手は王女だった。

<作品解説>
ラブロマンスの王道パターンを行く作りですが、オリジナルがカンヌとベルリン映画祭で賞を獲った映画だけにリメイクは心配な感じはするんですが、始まりから終わりまで飽きることなく、テンポ良く進んで笑えるシーンも多い楽しい映画です。
衣装や音楽、ほぼ屋外でのシーンが映画全体に奥行きをもたらしています。
アクションシーンはちょっとジャッキー映画っぽいテイストで、ヴァンサン・ペレーズのパワフルな動きが楽しくて、様々なシーンで笑わせてくれますね。

<見どころ>
なんといってもヴァンサン・ペレーズの男っぷり、そしてペネロペ・クルスがかなりかわいい。
ラブロマンスとは言いつつも、アクションシーンも非常に多く、フランス剣劇ここにありといったシーンは必見です。
また、脇役達の小ネタも満載。

<出演者>
一癖も二癖もある脇役。
ペネロペ・クルス演じるアドリーヌの婚約者の副官が良い味を出しています。
また王妃役のエレーヌ・ドゥ・フジュロール、物語後半で笑わせてくる王女役のマグダレナ・ミエルカルツなど、美女多数。

娯楽として最後まで楽しめる良い映画です。
楽しい気分になりたいときにどうぞ。

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by syosei7602 | 2006-05-08 23:59 | 戦争/歴史/時代劇
プラトーン
d0030824_1523984.jpg『PLATOON』 アメリカ/1986
監督:オリヴァー・ストーン
出演:チャーリー・シーン トム・ベレンジャー ウィレム・デフォー
    ケヴィン・ディロン フォレスト・ウィッテカー フランチェスコ・クイン
    ジョン・C・マッギンレー キース・デヴィッド ジョニー・デップ
受賞:アカデミー賞/作品賞・監督賞・編集賞・録音賞(1986)
    ベルリン国際映画祭/監督賞(1987) 他

公開時コピー
戦争で傷つくのは、いつも青春。

監督であるオリヴァー・ストーンが自らの実体験を元に製作したベトナム戦争映画の傑作。
出演は「ホットショット」のチャーリー・シーン、「山猫は眠らない」のトム・ベレンジャー、「スパイダーマン」のウィレム・デフォー、「ドアーズ」のケヴィン・ディロン、「ゴースト・ドッグ」のフォレスト・ウィテカーなど。
脇役ながらジョニー・デップも出演している。

<あらすじ>
1967年、ベトナム戦争真っ直中。
大学を中退し、志願兵としてやってきたクリス・テイラー(チャーリー・シーン)。
彼が志願をした理由は戦争に徴兵されるのが貧困層ばかりである事への憤りだった。
しかし、最前線に配属された彼を待ち受けていたのは現実からかけ離れた地獄のような場所。
テイラーは冷静沈着なバーンズ軍曹(トム・ベレンジャー)と、彼に反目する人情に厚いエリアス軍曹(ウィレム・デフォー)と出会う。
戦場になれないテイラーはバーンズを尊敬するが、やがてバーンズの冷酷な一面を見ることで徐々にエリアスへと傾いていく。
しかし、それとは関係なく戦場は拡大し、戦友が次々と戦死していき、テイラーは戦場の狂気へと飲み込まれていくのだった。

<作品解説>
ベトナム戦争を描いた作品の中において群を抜いて傑作と称される映画です。
何よりも、リアルに描かれた戦場の雰囲気、武器や装備のリアルさ、兵隊の理性が崩壊する様など、どこかドキュメンタリーチックな映像が「本当にあった戦争」を想像させます。
これらの演出は勿論なんですが、空爆のシーンなどはテレビで見ると些か平板な印象を受けますが、映画で使用される爆発の炎は当然の事ながら派手に見えるように火薬を調合しているわけでして、恐らくこの映画ではそういった演出を控えめにしているのではないかと思います。
リアルにこだわるという面は、すなわちフィクションを抑制するという形にもなりうるので、これは仕方のないところでしょう。
ちなみにベトナム戦争とは、共産主義の北ベトナム(ソ連・中国) 対 資本主義の南ベトナム(アメリカ・韓国)の代理戦争で、結果的にアメリカは撤退。
不毛な戦いの果てに残ったのは、米軍が使用した枯れ葉剤に含まれたダイオキシン、地中に埋まった地雷や不発弾などで後遺症や被害が続いています。

<見どころ>
バーンズとエリアスの反目しあった果ての結末、新兵から戦場に染まっていくテイラー、戦場で起こりうる虐殺など、アメリカ軍は決して正義の味方ではない面を描いています。
そして、雨の夜に忍び寄る恐怖、トラップ、タコツボと呼ばれる地面に掘った待機場所での緊迫感、サミュエル・バーバー作曲の「弦楽のためのアダージョ」がテーマ曲として使われ強い印象を残します。

<出演者>
主役はチャーリー・シーンですが、やはり強烈な演技を見せたのが今や性格俳優として活躍するエリアス役のウィレム・デフォー、そしてバーンズ役のトム・ベレンジャーの2人。
この2人なくしては語れないのがこの映画。
どちらかが善人で、悪人かというのは割り切れません。
戦争映画におけるリアルさ(観客の大半は想像上でしかないんですが)を追求した結果としての演技、見事です。

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by syosei7602 | 2006-03-04 23:59 | 戦争/歴史/時代劇
地獄の黙示録
d0030824_19284.jpg『APOCALYPSE NOW』 アメリカ/1979
監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:マーロン・ブランド マーティン・シーン ロバート・デュヴァル 
    デニス・ホッパー フレデリック・フォレスト アルバート・ホール
受賞:アカデミー賞/撮影賞・音響賞(1979)他多数受賞



公開時コピー
魂を揺さぶる 2時間30分の旅

「ゴッド・ファーザー」三部作のコッポラ監督が手がけた戦争映画の大作。
総制作費90億円(うちコッポラ監督が私財をなげうって半分近くを捻出した)、編集期間1年以上、未完成のままカンヌでパルム・ドールを獲得、アカデミー賞も受賞したが興行的には失敗した。
原作はジョセフ・コンラッドの「闇の奥」。
2001年に53分もの未公開シーンを加えた特別完全版が公開された。
出演は「ゴッドファーザー」のマーロン・ブランド、本作が代表作となったマーティン・シーン(チャーリー・シーンの父親)、「ディープ・インパクト」のロバート・デュヴァル、「ランド・オブ・ザ・デッド」のデニス・ホッパーなど。
他にスコット・グレン、ハリソン・フォード、ローレンス・フィッシュバーン(本作のクレジットではラリー・フィッシュバーン)などが出演している。
音楽はコッポラの父親カーマイン・コッポラが担当した。
当初、主役のウィラード大尉はハーヴェイ・カイテルが演じていたが2週間で降板した。

<あらすじ>
ベトナム戦争の真っ直中、ウィラード大尉(マーティン・シーン)は軍司令部に出頭するよう命じられ、司令部から新たな任務を与えられる。
それはジャングルの奥地に自分の王国を築いたグリーンベレー(米陸軍特殊部隊)のカーツ大佐(マーロン・ブランド)の暗殺だった。
カーツ大佐は輝かしい経歴を持ち、優秀そのものだった。
ウィラードは疑問を感じながらも哨戒艇に乗り込む。
哨戒艇には部下となる操縦士チーフ、少年兵クリーン、元サーファーのランス、コックだったシェフがいた。
ウィラードは4人に任務を隠し、大河を遡りながら標的を探してまわるのだった。

***

2時間30分の長い映画ながら、特別完全版はさらに1時間近くも長くなるというとんでもない映画です。
この作品は映画ファンから見れば駄作か名作のどちらかにハッキリと分かれてしまうほど、意見が戦わされているのですが、戦争の狂気とそれに飲み込まれてしまった兵士の葛藤、疑問と矛盾、最終的に訪れるカオスともいうべき結末など語るところが果てしなくあります。
ベトナム戦争の悲劇を描いた映画でいえば「ディア・ハンター」「プラトーン」など、リアリズム溢れる名作もあるわけですが「地獄の黙示録」が批評家達に素直に評価されなかったのは、後半のシーンに集約されます(こればかりは実際に見ないとわからない)。
しかし、現在ではCGで誤魔化されてしまうシーンを実撮影した凄さ、ワーグナーの『ワルキューレの騎行』を鳴らしながら原住民を虐殺、さらにはサーフィンまでしてしまう狂ったシーンがなぜかどの戦争映画にもないシュールでありながらリアリティが同時に存在するという、極めて矛盾する映像が本作の醍醐味でもあるのです。

ストーリーの根底に流れるのは先にも書いたように戦争の狂気、言うなれば人間の狂気が集合体となっている事にあるんですが、ウィラード大尉は暗殺目標であるカーツ大佐に人間的に惹かれていくんですね。
これは終わりがわからない戦争の中で、人を殺し、孤独を感じ、矛盾を持ち続けながら“兵士”という枠にとらわれ続ける部分にあります。
実をいえば、物語があるようで無い、というのが観客としての感想でもあり、受けとる側の判断に委ねられるところです。

出演者のマーティン・シーン、ワイルドな風貌を持ち淡々と自分を語る部分などがとてもサマになっています。撮影当時に心臓発作を起こしたというのは製作段階の逸話のひとつ。
そしてマーロン・ブランド。
映画後半にしか登場しないんですが、その圧倒的存在感を見せつけてくれます。
でも、マーロン・ブランドはあくまでも準主役である事に変わりはありません。

戦争の狂気を描いた、と言ってしまえば単純ではあるんですが狂気の裏側にあるのはウィラード大尉の葛藤や疑問、それは即ち「狂気」である事を認識している心に他なりません。
ただひとつ、これは間違いなく反戦映画です。
ベトナム戦争を起こしたアメリカに対する痛烈な批判、ドアーズの「The end」が流れたとしてもロックそのものがアメリカの象徴であり、例えどんなバンドの曲が使われたとしても同じことだったでしょう。
駄作と名作は裏表、結局はどの映画であれ見る人が判断することである、というのがこの映画の本質でしょう。

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by syosei7602 | 2006-01-07 05:22 | 戦争/歴史/時代劇
新流星胡蝶剣
d0030824_1325482.jpg『新流星胡蝶剣/BUTTERFLY & SWORD』 香港/1993
監督:チュー・イェンピン
出演:ミシェール・ヨー トニー・レオン ジョイ・ウォン ドニー・イェン





公開時コピー
人が舞う!剣が飛ぶ!

香港のスターが一同に会したアクション時代劇。
1976年に制作された「流星胡蝶剣」のリメイクで、原作は台湾の武侠小説家・古龍の同名小説。
監督は「炎の大捜査線」のチュー・イェンピン。
アクション監督は「HERO」のチン・シウトン。
出演は「SAYURI」のミシェル・ヨー、「インファナル・アフェア」シリーズのトニー・レオン、「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」のジョイ・ウォン、「セブンソード」のドニー・イェン。
多少ラブコメ的な要素を含んだアクション剣劇。

<あらすじ>
中国、明の時代。
宮中では東西の政権争いが展開していた。
東側宦官ツォは余命幾ばくもなく、死ぬ前に対立する西側宦官リーと聚賢山荘の荘主ソンが交わした朝廷打倒の密書を奪い、ソンを討てと曹派快活林の武人コウに命じる。
コウは仲間で幼馴染み、そして想いを寄せるシンをソンの元へ潜入させ事にする。
もう1人の仲間イプはソン達との戦いで左腕を負傷し、コウの元へいたがその想いを伝えることが出来ずにいた。
一方、シンの妻シウティは何かとコウの元へ訪れ、恋のさや当てを繰り返していた。

***

「KILL BILL」並に首がボンボンと吹っ飛ばされたり、体が爆発してみたりと結構バイオレンスな描写に整合性のないストーリー展開、唐突な回想シーンなど映画としての出来はB級そのもの。
まあ、香港映画は人気俳優が出ていてもB級は大量にあるので気にする部分じゃありませんが・・・。

ストーリーの人間関係がやたらと恋愛を含んでいます。
主人公シンに惚れている女性武術家にして頭領のコウ、コウに惚れているシンの幼馴染みイプ、シンの妻シウティはコウがシンに惚れている事を知っていたり、そこにシン達のもう1人の幼馴染みホーチンという女性が絡むという、とにかくトニー・レオン演じるシンが惚れられまくり。
なんかもう、ここまでやられちゃうと意味なんてどうでもいいやみたいな展開になりますね。
アクションシーンはキャッチコピー通り「人が舞い、剣が飛ぶ」のが余すところ無く鏤められていて、竹林での戦いなど「LOVERS」を彷彿とさせます。
アクション監督が同じチン・シウトンだからでしょう。

出演陣は香港俳優ということでアクションシーンは安心して見られます。
トニー・レオンやミシェル・ヨーは全然変わらないですね。
相変わらずドニー・イェンは3枚目の役、ジョイ・ウォンはアクションに徹さず可愛さを前面に出すところなどちょっと勿体ないかも。
だけど、香港映画の時代劇って「剣」ものが多いなぁ。

ファンなら見て損はしない・・・とは思います。
アクションシーンを楽しめればOKな映画ですね。

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by syosei7602 | 2005-12-18 16:07 | 戦争/歴史/時代劇
ドラゴン・イン
d0030824_152149.jpg『新龍門客棧』 香港/1992
監督:レイモンド・リー
出演:マギー・チャン ブリジット・リン レオン・カーフェイ
    ドニー・イェン




1967年のキン・フー監督の時代劇アクション「残酷ドラゴン!血闘竜門の宿」のリメイク作品。
製作はツイ・ハーク、監督は「スウォーズマン/女神復活の章」のレイモンド・リー。
出演は「2046」のマギー・チャン、「恋する惑星」のブリジット・リン、「美しい夜、残酷な朝(dumplings)」のレオン・カーフェイ、「シャンハイ・ナイト」のドニー・イェンなど。

<あらすじ>
中国・明の時代。
首都から遠い東廟の支配者で宦官のツァオは地位を利用し、その支配力を強めていた。
軍を統制する長官ヤンを反逆罪で処刑し、その家族も幼い姉弟を残して皆殺しにする。
ツァオは軍を完全掌握するため、ヤンの右腕ワイオンを抹殺を企み、姉弟を囮にすることを思いつく。
しかし、姉弟を助けにきたのはワイオンの恋人で女剣士モウインと傭兵達だった。
モウイン達は姉弟を助け出した後、ワイオンと合流するため砂漠の宿「龍門宿」に宿泊する。
女将のシュンユクはモウイン達を胡散臭く思うが、その夜ワイオンがやってくる。
ワイオンに一目惚れしたシュンユク、だが追手は迫っていた。
 
***

香港のスピルバーグことツイ・ハーク製作ということで、ワイヤーアクションの数々を余すところなく使ったアクション映画です。
13年前の映画ですが、やはりワイヤーアクションは香港発!というのを見せつけてくれますね~。
とにかく動きが速い!計算されたアクションというよりも、どこかラフな感じで今のハリウッドのようなキッチリとしたものでない為、逆にアクションに迫力があります。

女剣士モウインにブリジット・リン、ワイオンにレオン・カーフェイ、シュンユクにマギー・チャン、そして宦官ツァオにはドニー・イェンと香港スターが目白押し。
ストーリーは香港の時代劇にある勧善懲悪的かつ悲恋などを描いたもので、実は子供を助けるとか意外とどうでもいいような話だったりして(笑)。
吹きすさぶ砂嵐の中での戦い、刀、暗器(隠し武器)を使いまくり。

俳優陣はレオン・カーフェイが二枚目の役を演じ、敵対するドニー・イェンはあの独特の顔で冷酷無比、ブリジット・リンの剣捌きとマギー・チャンの色気が程よく重なっています。
この映画の配役はぴったりで、4人の個性的な役がうまいこと描かれていましたね。

なんだかんだで、香港返還前はパワーがありました。
まあ、これも良くも悪くもなんですが。

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by syosei7602 | 2005-12-14 23:59 | 戦争/歴史/時代劇
里見八犬伝
d0030824_2284827.jpg『里見八犬伝』 日本/1983
監督:深作欣二
出演:薬師丸ひろ子 真田広之 千葉真一 寺田農 志穂美悦子
    京本政樹 大葉健二 福原拓也 苅谷俊介 目黒祐樹 
    夏木マリ



角川映画全盛期に作られたアクションエンターティメントの傑作。
原作は滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」に新解釈を加えた鎌田敏夫の「新・里見八犬伝」。
監督は「バトルロワイアル」の深作欣二。
出演は当時アイドルとして、女優として絶大な人気を誇った「セーラー服と機関銃」の薬師丸ひろ子、「ラストサムライ」の真田広之、「魔界転生」(’81)の千葉真一、「学校III」の寺田農、「女必殺拳」シリーズの志穂美悦子、他に夏木マリ、萩原流行など豪華キャストが勢揃いした。
主題歌はジョン・オバニオン。

<あらすじ>
里見成義の国・館山に突如、黒装束の軍団が攻め入り成義をはじめとする家臣を皆殺しにした。唯一難を逃れた成義の娘・静姫は叔父の元へと向かっていたが途中、新兵衛という若者に追われる。
そこへ現れた山伏姿の犬山道節、犬村大角に助けられた静姫は2人から城を襲った軍団の事を聞かされる。約100年前、静姫の祖父・義実が滅ぼした蟇田一族の息子・蟇田素藤とその母である玉梓が悪霊・御霊様に使えることによって不死身の肉体を得て蘇ったのだ。

***

80年代はまさしく邦画(角川映画)の全盛期であり、特に薬師丸ひろ子主演の映画のヒットが多く「セーラー服と機関銃」「探偵物語」、そして本作が代表といっても差し支えないくらいです。
千葉真一率いるJAC(ジャパン・アクション・クラブ)の華麗な殺陣、深作監督による派手なバイオレンスの演出など見所満載。

ストーリーは基本が時代劇ではあるものの、悪霊が絡み、さらにはお姫様を守る八剣士。
元の原作が江戸時代とはいえ、こういうパターンは世界共通のようですね。
出てくるキャラクターの個性も抜群。
136分という長さながら、それを感じさせない作りはさすが。

出演陣は薬師丸ひろ子は文句なく、真田広之とのラブシーンは当時かなりの物議を醸し出したそうです。
また桜吹雪の中を戦う京本政樹や蛇使いの萩原流行、玉梓役・夏木マリの不気味さなどは必見。
そして、渋い千葉真一。
この人はなんか全然変わってないですね。
JACのアクションは今の邦画に見られるものとは遙かに違っていて、武器主体でありながらも体のキレ、武器の使い方など凄く上手い。
最近はワイヤーアクションに頼り切りなのに対し、本当にアクション俳優としての動きっぷりというのが如実に表れてます。

特撮部分はさすがにきついものがありますが、セットだけでも凄いのでここは目を瞑るほかないでしょう。
エンターティメント性の非常に高い傑作なので、見ていない人は是非。

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by syosei7602 | 2005-11-29 23:59 | 戦争/歴史/時代劇