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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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レイン・フォール/雨の牙
レイン・フォール/雨の牙_d0030824_0541194.jpg『RAIN FALL』 日本/2009
監督:マックス・マニックス
出演:椎名桔平 長谷川京子 ゲイリー・オールドマン
柄本明 ダーク・ハンター 清水美沙 中原丈雄 若松武史
小木茂光 浜田晃 平山祐介  坂東工



公開時コピー
逃げる二人に、
東京が牙をむく。


元CIA工作員バリー・アイスラー原作のジョン・レインシリーズ第1作「雨の牙」の映画化。
監督は「トウキョウソナタ」のシナリオをつとめたマックス・マニックス。
出演は「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」の椎名桔平、「七夜待」の長谷川京子、「ダークナイト」のゲイリー・オールドマン、「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」の柄本明など。

<あらすじ>
レイン・フォール/雨の牙_d0030824_0542362.jpg日系アメリカ人で元特殊部隊出身の暗殺者のジョン・レイン(椎名桔平)は、東京で要人の川村(中原丈雄)暗殺を依頼される。
満員電車の中で心臓発作に見せかけて難なく任務を果たしたかに思えたが、川村が持っていたと思われるメモリーデータが見あたらなかった。
そんなジョンの動きをCIA日本支局のウィリアム・ホルツァー(ゲイリー・オールドマン)が監視していた。ホルツァーもまた川村とその周辺人物の動きを兼ねてから監視し、あるデータを追っていたのだ。
ジョンはメモリーデータを探し、川村の自宅に侵入する。しかし、そこへ川村の次女が帰宅、同時にホルツァーの命令を受けたCIAが乗り込み、銃撃戦が起きてしまう。
レイン・フォール/雨の牙_d0030824_0543413.jpg次女を守れず、CIA局員を殺したジョンは、長女みどり(長谷川京子)の元へ向かい何ものかが狙っていることを告げるが…。
その頃、川村の死に疑問を抱く刑事タツ(柄本明)は、捜査から他に2人の要人が事故死していることに疑問を抱いていた。


<作品解説>
なんといってもゲイリー・オールドマンが出演、というだけでも驚きの作品です。
原作はノワールテイストな物語らしいんですが、未読のためどこが違うのか?というのはよく分かりません。
まず気になったのが、ジョン・レインという名前でハーフな設定の椎名桔平…いや、いくらなんでもダメでしょう。椎名桔平自身は悪くないと思うんですが、どう頑張ってもハーフには見えません。
そして、シナリオ自体が些かわかりにくく、なんとも理解できぬままに進んでしまいます。
さて、そんな本作…あちこちに設置された監視カメラをかいくぐりながら逃亡するというのは、スリリングな感じもします。「エネミー・オブ・アメリカ」や「イーグル・アイ」のように非現実的なまでの世界観ではないので、許せる範囲。
特筆すべきは映像美。
東京の街並みが時には幻想的に、そしてシュールに、何よりも長谷川京子だけはやたらと美しく撮られています(笑)。
映像センスがいいですが、これにシナリオと…演技が伴えば最高でした。
ラストは蛇足過ぎ。

<見どころ>
ハセキョーですね。
この人はスクリーン映えします。

<出演者>
椎名桔平は悪いとは思わないですが、原作を原案にして日本人の役にすれば良かったのに、と思わずにはいられません。
ゲイリー・オールドマンはいいですね~この人はうまいです。悪役や板についてます。
一番の問題点は長谷川京子…ぶっちゃけ、ひどいです。
こんなに下手だっけ?ってくらいに、演技だけで言えばミスキャスト。
柄本明は相変わらずです。

<総評>
長谷川京子の美しさを見たいか見たくないか、を天秤にかけて…さあ、ファイナルアンサー?ってな感じ。
スクリーン一面に耐えうる美女ぶりは言うに及ばず。
万人にはオススメできませんが、雰囲気は悪くない、そんな作品です。

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by syosei7602 | 2009-05-10 23:59 | ハードボイルド/犯罪
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