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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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コール
コール_d0030824_2574430.jpg『TRAPPED』 アメリカ/2002
監督:ルイス・マンドーキ
出演:シャーリーズ・セロン スチュアート・タウンゼント
    ダコタ・ファニング ケビン・ベーコン コートニー・ラヴ
    プルイット・テイラー・ヴィンス スティーヴ・ランキン



公開時コピー
外出禁止。
誘拐。監禁。命は30分ごとの連絡でつながっている。


オスカー女優シャーリーズ・セロン、名子役ダコタ・ファニング、悪役をやらせたら不気味なケビン・ベーコン主演のサスペンス。
監督は「メッセージ・イン・ア・ボトル」のルイス・マンドーキ。
出演は他に「ラリー・フリント」のコートニー・ラブ、「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」のスチュアート・タウンゼント、「“アイデンティティー”」のプルイット・テイラー・ヴィンス。
原作はグレッグ・アイルズの全米ベストセラー「24時間」。
なお、撮影監督のピョートル・ソボチンスキー(「マイ・ルーム」「身代金」など)はこの映画が遺作となった。

<あらすじ>
麻酔医の夫ウィル、娘のアビーと幸せに暮らすカレン。
ある日、夫が出張で出かけた隙にアビーは誘拐され、カレンの前にジョーと名乗る男が現れる。彼は従兄弟のマーヴィンに30分ごとに連絡をいれなければ、アビーを殺すと脅す。
そしてウィルもまた出張先のホテルでジョーの仲間シェリルに監禁されてしまう。
24時間後に金を受け取れば解放するとカレンに約束するジョー。
しかし3すくみの完璧だった誘拐は、アビーが重度の喘息持ちで薬を服用しなければ発作で死に至るという事態から少しずつ崩れ始める。

***

ストーリーとしては恐らく申し分ない原作・・・だったと思うんですが、シナリオの崩壊はさておいてもケビン・ベーコン演じるジョーの腹立たしいまでの態度。
そして個人的に好きな女優シャーリーズ・セロン。
これだけで話が終わってしまいます(笑)。

3すくみの誘拐で警察の介入を一切許さず、現金の受け渡しが一番危ないというセオリーを打破するための計画は素晴らしいですね。このアイディアに原作の優秀さが垣間見えます。
そして携帯電話の連絡だけが唯一の命綱、抵抗する術を与えず、助かると思ってもまだ引っ張るぞ、という緊張感で終盤手前まではドキドキ感が強かったんですが・・・。
なんでここでハリウッド的解決に持っていくのかさっぱり。
シナリオそのものが崩壊しかけちゃいましたね。ギリギリ許容範囲ではあるんだけど。

さて、ケビン・ベーコンといえば「インビジブル」を始め、「ワイルドシングス」「激流」など不気味な悪役をやらせたらピカイチ。
本当に腹が立つイヤな演技してくれますね。
とにかく悪人顔(笑)。
ゲイリー・オールドマンやジョン・トラボルタと悪役3人で共演して欲しいくらいです。
そしてシャーリーズ・セロン。
言うこと無し、美しい・・・ケビン、その手をどけなさいと映画に突っ込んでました。
ダコタ・ファニングは末恐ろしい演技。
なんすかね、この子の演技幅は・・・ここで固まってしまわない事を祈ります。

そうそう、ケビン・ベーコンの映画ならやっぱり「トレマーズ」が最高!

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by syosei7602 | 2005-06-14 23:37 | ミステリ/サスペンス
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