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『容疑者Xの献身』 日本/2008
監督:西谷弘 出演:福山雅治 柴咲コウ 北村一輝 松雪泰子 堤真一 ダンカン 長塚圭史 金澤美穂 益岡徹 林泰文 渡辺いっけい 品川祐 真矢みき 鈴木卓爾 東根作寿英 三浦誠己 海老原敬介 公開時コピー その謎を、愛そう。 ガリレオが苦悩する、その謎とは? テレビドラマ化された東野圭吾原作の「探偵ガリレオ」シリーズで、直木賞を受賞した同名長編サスペンスの映画化。 監督はテレビドラマ版を手がけた「県庁の星」の西谷弘。 出演は本作が映画初主演となる福山雅治、「少林少女」の柴崎コウ、「龍が如く 劇場版」の北村一輝、「デトロイト・メタル・シティ」の松雪泰子、「クライマーズ・ハイ」の堤真一、「ジャージの二人」のダンカン、「遠くの空に消えた」の長塚圭史、本作がデビューとなる金澤美穂など。 主題歌は福山雅治と柴咲コウのユニット、KOH+。 <あらすじ> ある冬の日、貝塚北警察署管轄内で顔を潰され、手を焼かれた男の全裸死体が発見される。ほどなくして死体が無職の富樫(長塚圭史)と判明する。 内海刑事(柴崎コウ)は、上司の草薙(北村一輝)と共に捜査を始める。富樫の別れた妻・花岡靖子(松雪泰子)のアリバイを確認し、彼女の住むアパートの隣室に住む冴えない高校の数学教師・石神(堤真一)にも話を聞くが大した情報は得られない。しかし草薙は、石神が自分や湯川(福山雅治)と同じ帝都大出身者だと知る。 靖子への疑念を晴らせない草薙と内海は湯川へと相談を持ちかけ、石神のこと伝える。 その瞬間、湯川は石神のことを「本物の天才」と称賛するのだった。 さらに靖子のアリバイの話を聞いた湯川は、それを突き崩すのは困難だと答える。そして彼自身は石神と数年ぶりの再会を果たし、かつての親友であった石神が事件に何らかの形で関わっていると確信するのだった。 <作品解説> テレビシリーズから人気を不動のものにした、「ガリレオ」シリーズの傑作ともいうべき長編作品です。短編シリーズだった「ガリレオ」シリーズは主に物理学で事件の謎が紐解かれていくのが定番でしたが、本作は純粋なサスペンス作品で物理学そのものはほぼ全くと言っていいほどに関係しません。 さて、本作はいわば秀才・湯川VS天才・石神の対立構造が基本にあります。 ひとつのむごい殺人事件、容疑者は被害者の妻ただ1人、しかし彼女には完璧ともいえるアリバイがあります。 ここで注意したいのが、本作は「犯人探し」ではなく、トリックを見破る「刑事コロンボ」(もしくは「古畑任三郎」)タイプの作品であること。すなわち犯人は花岡靖子であり、何者でもない。しかし、石神が仕掛けたトリックを見破ることこそが本作の焦点です。 原作も読んだのですが、大筋で原作通りに作られており、実に素直な作品と言えます。これはテレビドラマ版も同様なのですが、近年テレビ会社が関わった作品としては非常に優秀です。 ドラマオリジナルの登場人物である女性刑事・内海も作品の世界観を壊さない程度の関わり方をしており、難があるとすれば石神でしょうか。 堤真一の演技どうこうではなく、単純に容姿の問題なのですが原作の石神は正直言って、堤真一とは正反対の容姿と言えます。 とはいえ、原作を知らなければこの点はどうということはないでしょう。 <見どころ> 特筆すべきなのは松雪泰子の演技、この人は文句なしにうまくなりました。 どちらかというと淡々と進むストーリーにあって、クライマックスは見事の一言。 <出演者> さて、福山雅治の20年ぶりの映画出演にして初主演となりました。 際だってうまいというわけじゃありませんが、ドラマ版の流れで来ているためか、地に着いた演技です。 もう1人の主人公とも言うべき柴崎コウは芸達者な人ですが、個人的にはあまり好きじゃなかったりして…。 そしてようやく原作で湯川にいつも事件の相談を持ちかける草薙を演じるのは北村一輝。ちょっと意外なキャスティングでしたが、福山雅治とのバランスを考えれば妥当でしょうか。 松雪泰子、堤真一の2人は言うまでもなく一番おいしい役です。 役柄から考えれば、この2人はまさにベストだと言えますね。 デビューとなった金沢美穂もなかなかでした。 その他に、石坂浩二やリリー・フランキーも一瞬だけ登場します。 <総評> クライマックスもほぼ原作通りですが、これをテレビドラマ的な結末に書き換えなかったところに意義を感じます。 ところどころ説明不足な箇所(原作通り)が存在しますが、この辺りはちょっと詰めて欲しかった。しかし、丁寧な作りでほとんど文句を付けるところがないって所がすごい。 久々に「詰め込みすぎない」良質な作品でした。 よろしければクリックお願いします。
by syosei7602
| 2008-11-20 23:59
| ミステリ/サスペンス
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