トップ | ログイン

映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
バンテージ・ポイント
バンテージ・ポイント_d0030824_119959.jpg『VANTAGE POINT』 アメリカ/2008
監督:ピート・トラヴィス
出演:デニス・クエイド マシュー・フォックス
フォレスト・ウィッテカー サイード・タグマウイ エドゥアルド・ノリエガ
エドガー・ラミレス アイェレット・ゾラー シガーニー・ウィーヴァー
ウィリアム・ハート


公開時コピー
目を凝らせ―。

豪華キャストによるサスペンス・アクション。
監督はテレビドラマ出身のピート・トラヴィス。
出演は「デイ・アフター・トゥモロー」のデニス・クエイド、テレビドラマ「LOST」シリーズのマシュー・フォックス、「ラスト・キング・オブ・スコットランド」のフォレスト・ウィッテカー、「グッバイ・モロッコ」のサイード・タグマウイ、「パズル」のエドゥアルド・ノリエガ、「ドミノ」のエドガー・ラミレス、「ミュンヘン」のアイェレット・ゾラー、「エイリアン」シリーズのシガーニー・ウィーヴァー、「ヴィレッジ」のウィリアム・ハートなど。

<あらすじ>
バンテージ・ポイント_d0030824_4401467.jpgスペイン・サラマンカ。アメリカをはじめとする各国の首脳がテロ撲滅のための協力として、調印式が行われようとしていた。
大観衆で沸く広場の壇上に、アメリカ大統領アシュトン(ウィリアム・ハート)が現れる。サラマンカ市長のスピーチの後、アシュトンがマイクに向かった瞬間、狙撃されてしまう。
パニックに陥る群衆、その直後、市内のどこからか爆発音が響き渡りパニックはさらに拡大、広場から逃げ出す人々の中、シークレットサービスのバーンズ(デニス・クエイド)は市長を警護しようとして飛び出した地元警察のエンリケ(エドゥアルド・ノリエガ)をテロ一味と思って組み伏せる。バンテージ・ポイント_d0030824_4402549.jpgさらにバーンズは式典を見に来ていたハワード(フォレスト・ウィッテカー)のビデオカメラから狙撃犯のいた場所を割り出すと、同僚のテイラー(マシュー・フォックス)は、狙撃犯の確保に去っていく。
だが、その直後にステージが大爆発を起こすのだった。


<作品解説>
大統領狙撃事件の瞬間を8人の視点から描いたサスペンスです。
8人いる中で、メインとなる主人公はシークレットサービスのバーンズとなりますが、冒頭から中盤までは8人の行動が描かれていきます。正直なところ、毎回同じシーンが被るので若干飽きてくるんですが、この飽た頃にストーリーが突如ジェットコースターのごとく進展します。
これが非常にドキドキしておもしろい!
8人の視点がうまく交錯すると思われる瞬間に場面が切り替わりますが、一番最後の人物の展開からはクライマックスまでストレートにつながっていくのですんなりと受け入れられるんですね。
このつながり方はシナリオがよく練られているからこそですが、それに加えて大統領暗殺までの経緯もしっかりとしています。90分という長さながら、よくもまあここまで詰め込んだものです。
ただ、基本的には観客は犯人が誰かを推理できる立場にはないんですが、この先はどうなる!という緊張感を持ってくれる良質なサスペンスです。

<見どころ>
なんといっても「視点」がすべてつながる瞬間につきます。
デニス・クエイド演じるバーンズの緊張感、ステージの爆発の瞬間や街の混乱する様などもよく描かれています。

<出演者>
8人の目撃というわけで、出演者たちそれぞれの出番はそれほど多くないんですが、役柄がきっちりと固定されているのでわかりやすいですね。
それぞれ、演技が手堅くて見ていて心配はありません。
ただ、演技云々よりもスピード感とシナリオ重視なので豪華キャスティングといっても特筆すべきものがないのが残念です。

<総評>
中盤までを我慢すればおもしろい作品です。多少のくどさには目をつぶりましょう。
登場人物たちの背景も多少描かれますが、おまけに近いものなので、言うなれば集まった群衆の1人みたいな感覚で見るのが正解かもしれません。
オススメです。

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
よろしければクリックお願いします。
by syosei7602 | 2008-03-08 23:59 | ミステリ/サスペンス
<< ボルベール <帰郷> 大統領暗殺 >>