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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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ボーン・アルティメイタム
ボーン・アルティメイタム_d0030824_23352990.jpg『THE BOURNE ULTIMATUM』 アメリカ/2007
監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン ジュリア・スタイルズ デヴィッド・ストラザーン
    スコット・グレン パディ・コンシダイン エドガー・ラミレス
    ジョーイ・アンサー コリン・スティントン アルバート・フィニー
    ジョーン・アレン トム・ギャロップ コーリイ・ジョンソン


公開時コピー
彼が「記憶」を取り戻すとき、
「最後通告」がくだされる。


マット・デイモンの当たり役となった“ジェイソン・ボーン”シリーズ完結編。
監督は引き続き「ユナイテッド93」のポール・グリーングラス。
出演はシリーズのジュリア・スタイルズ、「ツイステッド」のデヴィッド・ストラザーン、「羊たちの沈黙」のスコット・グレン、「シンデレラマン」のパディ・コンシダイン、「フェイス/オフ」のジョーン・アレンなど。

<あらすじ>
辛くもロシアから逃亡したボーン(マット・デイモン)。彼はイギリスの新聞ガーディアンに自らの記事が載っているのを見つけ、記者であるサイモン・ロス(パディ・コンシダイン)へ連絡を試みようとしていた。
その頃、CIAではヴォーゼン局長(デヴィッド・ストラザーン)率いるチームが、サイモンの情報源を探ろうと監視を始める。
そんな中、ボーンは監視をかいくぐってサイモンと接触するが、2人の接触に気が付いたCIAは行動を開始、群衆の中で追跡が繰り広げられる。
しかし焦ったサイモンは狙撃されてしまい、ボーンは再び消えるのだった。
ヴォーゼンはボーンを抹殺するために、かつての担当だったパメラ(ジョーン・アレン)をチーム指揮に呼ぶのだが…。

<作品解説>
前2作ともヒット、さらに監督が変らずという、アクション映画には珍しいシリーズです。
記憶を失ったCIAの暗殺者ジェイソン・ボーン…自らの記憶を探ろうとするものの、そこには“レッドストーン”と言われるCIAの極秘計画が絡んで命を狙われます。
完全な続編であるために、前作を見ていないとわからない部分は多数あるものの、非常にスピーディーな展開によって飽きさせません。
これは監督が同じために出来た大きな整合性ともいえるもので、ヒットの要因はここにあるといっても過言ではないでしょう。
さて、本作は完結編となり、ボーンの過去と記憶が全て判明するというお約束パターンであるものの、きちんと順を追って謎が紐解かれていくのでストレスがありません。
また、CIAの暗殺者との戦い、カーチェイスなど手持ちカメラを多用した撮影が臨場感を高めています。もっともそのお陰でブレが多少ひどく見づらいのが難点。
3作目の作り馴れた感じとどこをどうすれば面白くなるか、という点が練られているため見て損はない作品です。

<見どころ>
トルコでの追跡劇からクライマックスに至るまでのカーチェイスが素晴らしい。
ワンカットでの撮影が多用されていたり、さらにCIA内部の動きなどジャーナリストあがりの監督ならではの仕上がりです。

<出演者>
完全なはまり役となったマット・デイモンはさらに熱演を見せます。アクションシーンも決まっており、格好いいですね。
一応ヒロインともいえるのがジュリア・スタイルズ。それほど美人という女優ではありませんが、ラストで見せる表情がなんとも良い!
長官役のデヴィッド・ストラザーンやパメラ役のジョーン・アレンなど、脇を固める俳優陣が非常にしっかりとした演技を見せるため、不安要素がありません。

<総評>
シリーズ通してへたることない質が高い希有な作品です。
キャスティングやスタッフも一貫しており、まさに一本筋が通った感がありますね。
全作品、通してみることをオススメです。

<関連作品>
ボーン・アイデンティティー (1作目)
ボーン・スプレマシー (2作目)
ボーン・アルティメイタム (3作目・完結編)

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by syosei7602 | 2007-11-26 22:06 | ミステリ/サスペンス
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