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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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僕はラジオ
僕はラジオ_d0030824_073692.jpg『RADIO』 アメリカ/2003
監督:マイク・トーリン
出演:キューバ・グッディング・Jr エド・ハリス アルフレ・ウッダード
    デブラ・ウィンガー  S・エパサ・マーカーソン
    クリス・マルケイ サラ・ドリュー ライリー・スミス



公開時コピー
少し、休みませんか?
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用意しています。


アメリカでの実話を基にしたヒューマンドラマ。
監督は「コーチ・カーター」などの製作を手がけたマイク・トーリン。
出演は「ザ・エージェント」のキューバ・グッディング・Jr、「アポロ13」のエド・ハリス、「フォーガットン」のアルフレ・ウッダード、「永遠の愛に生きて」のデブラ・ウィンガー、「ターミネーター2」のS・エパサ・マーカーソンなど。

<あらすじ>
1976年、アメリカのサウスカロライナ州アンダーソン。
ハナ高校のフットボールチームが練習に明け暮れるグラウンドの側を、1人の黒人青年(キューバ・グッディング・Jr)がショッピングカートを押して歩いていた。彼は知的障害を持っており、ある時チームの数人がからかい半分で彼をいじめてしまう。
怒ったコーチのハロルド・ジョーンズ(エド・ハリス)は、その青年に謝罪し、彼にチームの手伝いを頼む。ラジオの音楽放送が好きな彼は“ラジオ”のニックネームをつけられ、やがてチームに溶け込み、ハナ高校の人気者になっていく。

<作品解説>
実話を基にしたヒューマニズム溢れるドラマです。
ジョーンズはふとしたきっかけで知的障害の青年ラジオを、自らがコーチするフットボールチームの手伝いを頼み、やがて高校生活にもラジオは溶け込んでいきます。
疑うことを知らないけれど、決して他人の悪口を言わないラジオ…周囲の人々はいつしか、彼の持つ純粋さに打たれ、受け入れていきます。
その一方で、障害者という理由だけで否定的な人物もいるのも事実。ジョーンズはそれでもラジオを擁護していきます。
もちろん彼がそうるすにはきちんとした彼なりの理由があり、その言葉が語られるのは物語終盤となります。
さて、本作はノンフィクションベースながらもテンポの良い作品ですが、今ひとつ展開が切り替わる部分が弱くて起伏に欠けます。まあ、事実がドラマティックなものばかりではないのですが、意外と淡々としているのが残念。もっともそれを差し引いても、出演者たちのしっかりとした演技が見事で、今の学校関係者には是非見て貰いたい1本です。

<見どころ>
エド・ハリスの優しい雰囲気でしょうか。コーチの時は激しいながらも、キューバ・グッディング・Jr演じるラジオに接していくシーンはとてもいい。
ちなみにラジオさんは今でもハナ高校に在籍しているそうです(50歳くらいか)。

<出演者>
キューバ・グッディング・Jrはオスカー俳優の確かな演技でラジオを好演。
エド・ハリスは先にも述べたように、優しい雰囲気(特に目が良い)が見事でした。
また、デブラ・ウィンガーがエド・ハリス演じるジョーンズの妻役でサポート。この女優はキレイですね。

些かエンターティメント性に欠けるものの、街全体がラジオという1人の青年を支えているという事実…コミュニティの不足した日本ではあんまり考えられない話しですね。
優しい話しなので、ふわりとしたい時にオススメです。

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by syosei7602 | 2007-10-02 23:59 | ノンフィクションベース
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