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『ROUJIN-Z』 日本/1991
監督:北久保弘之 声:松村彦次郎 横山智佐 小川真司 近石真介 辻谷耕史 佐藤智恵 松本梨香 槐柳二 「AKIRA」の大友克洋の原作・脚本によるアニメーション作品。 監督は「BLOOD THE LAST VAMPIRE」の北久保弘之。 キャラクターデザインに江口寿史。 声は俳優の松村彦次郎、「サクラ大戦 活動写真」の横山智佐、「機動警察パトレイバー THE MOVIE」の小川真司、「サザエさん」の初代マスオ役の近石真介、「犬夜叉」の辻谷耕史など。 <あらすじ> 深刻な高齢化社会を迎えた近未来の東京。 厚生省は介護の自動化を図るため、最新鋭の第6世代コンピューターを搭載した全自動介護ベッドZ-001号を開発する。 そのモニターに選ばれたのは女子大生ボランティアの三橋晴子が介護している高沢喜十郎だった。厚生省は高沢老人を入れたベッドをマスコミに発表するが、晴子は愛情のない介護に不満を訴える。 しかし、厚生省の寺田はそんなことを意にも介せず、モニターを続けるが、ベッドに組み込まれたコンピューターが高沢老人の意識が感化されてしまう。 やがてZ-001号は徐々に暴走を始めるのだった。 <作品解説> 最初に見たときにかなり笑った記憶のあるんですが、改めてみるとブラックユーモアとはちゃめちゃ振りはやっぱり笑えます。 高齢化社会に向けて、介護を全自動化というのは夢のような話しですが、介護ロボットなどが出てき始めている近年では、題材としてかなりおもしろいですね。 インターネットなどがない時代の、パソコン通信によるハッキング…これがまたフロッピーディスクとDOS全盛期で、もちろん登場するパソコンもフロッピー主流で描かれています(ただ、89年に「機動警察パトレイバー」が近未来を描いた時は、既にネットワークとMOだった事を考えると、パソコン通信&フロッピーの想像は近未来とは言い難い)。 それはさておき、Z-001号のコンピューターが、高沢老人の亡き奥さんの名前になってしまうのですが、それがハル(「2001年 宇宙の旅」へのオマージュ?)だったり、出てくる機器が全てSONY製というのも当時の現状を物語っている気がします。 また、厚生省と企業の癒着などはまさに旬な話題ですね。 <見どころ> 今のアニメにはない、キャラクターの表情がとても豊か。 アニメってこうあるべきだよなぁ、と思ったりしますね。 <その他> 思えば、本作が劇場公開されたというのは意外な感じです。 確かに面白いんですが、原作が大友克洋という以外に売り文句が無いというか…。 もっとも、キャラクターで売りにいかないのが魅力的です。 よろしければクリックお願いします。 人気blogランキング ←ポチッとクリック
by syosei7602
| 2007-09-16 23:59
| アニメ/CG
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