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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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アウトブレイク
アウトブレイク_d0030824_1122552.jpg『OUTBREAK』 アメリカ/1995
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
出演:ダスティン・ホフマン レネ・ルッソ モーガン・フリーマン
    ケヴィン・スペイシー キューバ・グッディングJr
    パトリック・デンプシー ドナルド・サザーランド ゼイクス・モカエ



実に4人のオスカー俳優が共演したパニック映画。
エボラ出血熱の事件を元にした作品である。
監督は「ポセイドン」のウォルフガング・ペーターゼン。
出演は「ミート・ザ・ペアレンツ2」のダスティン・ホフマン、「リーサル・ウェポン」シリーズのレネ・ルッソ、「ミリオンダラー・ベイビー」のモーガン・フリーマン、「スーパーマン リターンズ」のケヴィン・スペイシー、「ザ・エージェント」のキューバ・グッディングJr、「メラニーは行く!」のパトリック・デンプシー、「プライドと偏見」のドナルド・サザーランドなど。

<あらすじ>
米国陸軍伝染病医学研究所のレベル4研究チームのリーダーであるサム(ダスティン・ホフマン)は、アフリカ奥地でエボラ出血熱を上回るウィルスが猛威を奮っているとの報せを受け、現地に飛ぶ。
ウィルスが広がる恐れがあると判断したサムは、指揮官のフォード准将(モーガン・フリーマン)に警戒態勢を敷くように進言する。しかし、フォード准将はそのウィルス「モタバ・ウィルス」の研究を中止するように言い、村を爆弾によって消滅させてしまう。
だが、ウィルスは一匹の猿に感染し、その猿はアメリカに密輸されていた。
それを境に、カリフォルニア州のシーダー・クリークという町で、住民たちの間に伝染病が発生してしまう。
サムは上の命令を無視し、民間の研究機関である疫病管理予防センター(CDC)で働く別れた妻のロビー(レネ・ルッソ)と共にウイルスの制圧に取り組むのだが…。

<作品解説>
監督のペーターゼンの手堅い演出と、演技派が揃った秀逸な作品です。
エボラ出血熱を題材にし、その原因が意外なところにあるというサスペンス要素も含んでいます。
近年でもO-157を始めとするいくつかのウィルスや、結核の新たな耐性菌が発見されたりしています。絵空事では済まされない題材を、エンターティメント性たっぷりに描いているのは見事。
しかし、ハリウッド的な展開も多く、病原菌による怖さが住民達の死でしか描かれなかったり、主人公サムと軍の確執に大きく時間を割いてしまったのは残念です。
されど質の高さと、緊張感ある展開が楽しめるので押えておきたい作品ですね。

<見どころ>
これはもう各俳優陣の演技と、流れるように進むストーリー。
科学的根拠に裏付けされた病気が進行していくシーンは怖い。

<出演者>
ダスティン・ホフマン、モーガン・フリーマン、ケヴィン・スペイシー、キューバ・グッディングJrのオスカー俳優、そして名優ドナルド・サザーランド。
これだけ揃えば言うことないですね。
レネ・ルッソは当時もっとも力のある女優でしたが、今はあまり見かけないのが残念。

面白さもさることながら、やはり現実味のある展開がある作品として完成度は高いです。
ハリウッド的なクライマックスだけが勿体ないですが、パニック映画としては小粒ながらもしっかしとした作品に仕上がっています。

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by syosei7602 | 2007-09-06 23:12 | ヒューマン/ドラマ
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