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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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Returner リターナー
Returner リターナー_d0030824_1491379.jpg『RETURNER』 日本/2002
監督:山崎貴
出演:金城武 鈴木杏 樹木希林 岸谷五朗 岡元夕紀子
    村田充 飯田基祐 清水一哉 河合千春 高橋昌也
受賞:日本アカデミー賞/新人俳優賞(2002)



公開時コピー
未来なんかに、キョーミねぇよ!

VFXを駆使した作品で名高い「ALWAYS 三丁目の夕日」の監督・山崎貴によるアクションSF。
ハリウッド作品へのオマージュが彼処に見られる。
出演は「傷だらけの男たち」の金城武、「頭文字[イニシャル]D THE MOVIE」の鈴木杏、「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」の樹木希林、「龍が如く 劇場版」の岸谷五朗など。
主題歌はレニー・クラヴィッツ。

<あらすじ>
ブラックマネーを取り戻す事を生業としてる“リターナー”の異名をとるミヤモト(金城武)は、少年時代に親友を殺した溝口(岸谷五朗)というヤクザを追っていた。
溝口を見つけたものの、銃撃戦の末に取り逃がしてしまう。
しかし、その現場でミリ(鈴木杏)という少女と出会う。
ミリは未来から来たと言い、未来の地球の存亡に関わる重大なものを奪還するためにやってきたのだ。
彼女の話を一笑に附したミヤモトだったが、彼女の持つ科学力を見せつけられて信じざるを得なかった。
残り時間は2日、だが彼らの前には溝口が立ちはだかる。

<作品解説>
邦画としては力の入ったアクション作品。
若干色味を抑え無国籍風の映像により、特撮やCG部分の違和感を極力減らしているのが特長といえます。
元ネタとしては「ターミネーター」「M:i:II」「マトリックス」「E.T.」あたりでしょうか。
作品としてのレベルは、さすがにハリウッドレベルとまではいかないまでもアクションの質は金城武のお陰でそれなり…というより、元ネタがあればこその映像センスといえるでしょう。
されど、邦画アクションの悪いところはちょっとした爆発シーンなどを大げさな形に取り上げてしまうところでしょうか。
しかしスローモーションのシーンなどは実際に俳優たちが“遅く動く”事で撮影されたといVFXのみならず意外なアナログ撮影もあったりします。
あとは演技がついていけば、もう少し良かったんですが…。
タイムトラベルにつきもののパラドックスは説明なしなのが残念。

<見どころ>
岸谷五朗演じる溝口ですかねぇ。
もちろんVFXも見どころではあるんですが、今は見飽きた感が否めません。

<出演者>
金城武は日本語になると演技が…大げさなんですね。
本作で新人賞を受賞した鈴木杏は表情が良く、演技派としての片鱗が垣間見えます。
そしてなんといっても岸谷五朗、この人は悪役がよく似合います。
樹木希林は一番落ち着いてました。

アクションシーンも含めて、当時としてはレベルが高い作品。
されどラストも含めて説明がつかないところがあるのは勿体ない。
それなりの面白さはありますが、今のハリウッド映画と比べないことが楽しく見るための必須条件とも言えますね。

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by syosei7602 | 2007-09-04 23:59 | アクション/アドベンチャー
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