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『FRANK MILLER'S SIN CITY』 アメリカ/2005
監督:フランク・ミラー ロバート・ロドリゲス クエンティン・タランティーノ(ゲスト監督) 出演:ブルース・ウィリス ミッキー・ローク クライヴ・オーウェン ジェシカ・アルバ デヴォン青木 ジョシュ・ハートネット ベニチオ・デル・トロ イライジャ・ウッド ニック・スタール 公開時コピー この街では、愛さえも闘い え~アメリカで4月1日に公開された話題作。 日本では今年中に公開だそうです。 監督も務めるフランク・ミラー原作の同名ハードボイルドコミックの映像化。 共同監督は「デスペラード」のロバート・ロドリゲス、そして「KILL BILL」のクエンティン・タランティーノがゲスト監督として参加。 出演陣は豪華を通り越して、これから先これだけ集まるのかという感じになっています。 「ダイ・ハード」の新作も待ち遠しいブルース・ウィリス、ハリウッドの怪童・猫パンチのミッキー・ローク、「キング・アーサー」で売り出し中のクライヴ・オーウェン、TVシリーズ「ダーク・エンジェル」ジェシカ・アルバ、「ワイルド・スピード×2」デヴォン青木、「パール・ハーバー」ジョシュ・ハートネット、「ロード・オブ・ザ・リング」イライジャ・ウッド、「25時」ロザリオ・ドーソン、「21g」ベルチオ・デル・トロ、他にマイケル・マドセン、マイケル・クラーク・ダンカン、ジェイミー・キング、ニック・スタール、ルトガー・ハウアーと出演料だけでも凄いかも(笑)。 本編はパートごとに分れているオムニバス形式。 「SIN CITY」の中で起きる物語、主人公は違えど端々にパート別の主人公が映ったり、共通の人物が登場。 ただし、「パルプ・フィクション」のようなつくりではありません。 <あらすじ> 『YELLOW BASTARD』(映画冒頭から映画後半へ繋がる) 街で正義を貫く刑事ハーディガン、しかし彼は心臓病で警官をやめなければいけない。 最後の事件は上院議員の息子ロークJr.が起こした少女誘拐殺人事件。 11歳のナンシーがさらわれてしまい、ハーディガンは救出に向かうが・・・。 『HARD GOOD BYE』 醜い大男マーヴ。彼を愛してくれたのはゴールディという美しい娼婦だった。 しかし、ゴールディは寝ている間に暗殺者ケビンに殺され、マーヴは警官に追われる。 一体誰が何のためにゴールディ殺害を依頼したのか、マーヴは真犯人を捜すため邪魔者を抹殺しながら真実を追い求める。 『BIG FAT KILL』 新参者の暗殺者ドワイト。恋人シェリーの元彼氏ジャッキーは彼女にしつこくつきまとうが、ドワイトは追い払う。しかし、いずれジャッキーが人を殺すであろうという予感に後をつける。 ジャッキーが向かったのは娼婦の街。そこは女が絶対権力の場所だった。 しかし、ジャッキーは娼婦の1人に絡み、ドワイトも否応なく巻き込まれ事態は思わぬ方向へ展開する。 *** 全編モノクロ映画で、ハイライトのみがカラーという異色作。 赤いドレスや血が際だつように撮影されています。 正直言ってグロイ映画です。 「KILL BILL」とかああいった類のものですが、モノクロである分、まあ見られますけどね。 これだったら「ナチュラル・ボーン・キラーズ」の方がよっぽど無茶苦茶。 映画全体としてはかなりハードボイルド。 ミッキー・ロークの特異なメイク、イライジャ・ウッド演じるシリアル・キラー。 極めつけはニック・スタール! これ以上かくとネタ晴らしになってしまうので、やめておきます。 ジェシカ・アルバがかなり好きな女優なので、彼女のダンスはかなりやられましたね(笑)。 うーん、セクシー。 これだけ見られたら十分です・・・。 脱線しましたが、さて本編。 オムニバス形式でありながら、少しずつシンクロし、ハイライトの赤が良い感じになっています。 「SIN CITY」における主人公達の共通点はアウトローであること。 そして半端じゃなくタフ。 街の情景などのほとんどがCGであり、見ていてなんか不思議な感覚になります。 さらに主人公達が自分の身の上と状況を少しずつ解説していくという、1人称の視点もおもしろいですね。 個人的にはクライブ・オーウェンのストーリーが一番でした。 タランティーノやロドリゲスの作品が好きな人には楽しめると思いますが、嫌いな人はとことん嫌いな作品かもしれません。 好き嫌いがはっきりすると思います。 ついでに言えば、これだけの豪華出演、俳優女優の無駄使いと言えなくもない。 そこが味でもあるんだけど「なんでこの俳優がこれだけしか出てこないんだ!」と・・・。 しかし、いろんな意味で期待値は高い映画なので、カルト人気は出ると思います(笑)。 よろしければクリックお願いします。
by syosei7602
| 2005-05-19 23:18
| ハードボイルド/犯罪
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