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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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レインディア・ゲーム
レインディア・ゲーム_d0030824_111147.jpg『REINDEER GAMES』 アメリカ/2000
監督:ジョン・フランケンハイマー
出演:ベン・アフレック シャーリーズ・セロン ゲイリー・シニーズ
   デニス・ファリナ ジェームズ・フレイン ドナル・ローグ
   ダニー・トレホ アイザック・ヘイズ クラレンス・ウィリアムズ3世



「RONIN」のジョン・フランケンハイマーの劇場公開としては遺作となった映画。
二転三転するトリックが見どころである。
出演は「パールハーバー」のベン・アフレック、「モンスター」のシャーリーズ・セロン、「スネーク・アイズ」のゲイリー・シニーズ、「スナッチ」のデニス・ファリナ、「イントゥ・ザ・ブルー」のジェームズ・フレインなど。

<あらすじ>
車の窃盗で刑務所に収監されているルーディ(ベン・アフレック)はクリスマス間近に仮釈放される予定だった。同じ監房にいるニック(ジェームズ・フレイン)は文通相手のアシュリー(シャーリーズ・セロン)という女性に熱をあげており、出所したらまず彼女のに会いに行くのだと言う。しかし、ニックはルーディーに恨みを持つ囚人に刺されて死んでしまう。
出所日、ルーディーはニックを待つアシュリーを見つける。彼女の写真や手紙をニックから見せられていたルーディーは、悪いと知りつつもニックの名前を語って彼女と過ごしてしまう。
クリスマス休暇が終わったら全てを話そうとしていたルーディーの前に、アシュリーの兄で武器密売人のガブリエル(ゲイリー・シニーズ)が仲間と共に現れる。
彼らはルーディーをニックと思いこんだまま拉致し、ニックが以前に警備していたカジノを襲撃するために警備状況を教えろと迫るのだった。

<作品解説>
今やオスカー女優のシャーリーズ・セロン(当時24歳)が小悪魔的な魅力を振りまき、かたや名優ゲイリー・シニーズが悪役で登場、さらに主役がラジー賞ノミネートの常連ベン・アフレックという、何とも変わった?組み合わせのクライムサスペンスです。
本作はかなり評価が割れる作品で、あのフランケンハイマー監督が撮ったにしては…という人と、シナリオの勝利という人もいたりして。
しかし、個人的な感想でいえば素直に面白かったといえる作品に仕上がっています。
なんだか限りなく低予算という感じもするんですが、伏線の張られ方からストーリーの展開まできちんとしていて、言うなれば隠れた良作(かといって過度の期待は禁物)。
どんでん返しもちゃんとしていました。
まあ、綺麗にまとめたかったであろうラストは些か蛇足でしたが…。

<見どころ>
シャーリーズ・セロンがエロいんです、これがまた、凄く。
今よりも童顔で、小悪魔な雰囲気たっぷり。ただ、ファッションがいけてない気がする(これは衣裳の問題でしかないんだけど)。
男ならそちらに目がいくんですが、ゲイリー・シニーズの悪役振りは見逃せない。
ウィレム・デフォーとタメ張れそうです。

<出演者>
ベン・アフレックはラジー賞ノミネートの常連でしたが、なんとなくわかった気がします。
魅力はあると思うんだけど、メジャーな映画になると追いつけてないんですね。
シャーリーズ・セロンのうまさが際だっていました(本作ではまだ甘いけれど)。
なんといっても名優ゲイリー・シニーズ、怖いわ。

作品としてはB級になってしまいますが、楽しめる作品ではあります。
あとは…シャーリーズ・セロンのファンなら押えておくべきでしょう(いずれにしたって「ノイズ」を見るよりは遙かにおもしろい)。
名優ほど悪役をして欲しい、と思わせる作品でした。

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by syosei7602 | 2007-06-04 23:59 | ハードボイルド/犯罪
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