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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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機動戦士ガンダムII 哀・戦士 特別編
機動戦士ガンダムII 哀・戦士 特別編_d0030824_4202215.jpg『MOBILE SUIT GUNDAM - MOVIE II』 日本/1981
総監督:富野喜幸
声:古谷徹 鈴置洋孝 飯塚昭三 古川登志夫 鈴木清信 白石冬美
  井上瑤 鵜飼るみ子 池田秀一 間嶋里美 戸田恵子 岡部政明
  村松康雄 仲木隆司 広瀬正志 中谷ゆみ 井上真樹夫
ナレーター:永井一郎


ガンダムシリーズの劇場版第2作の5.1ch版。
総監督は1作目と変らず富野喜幸。
声は1作目とほぼ同じだが、マ・クベ役の塩沢兼人が亡くなっている為、田中正彦に変更されている。
また、本作と3作目は井上大輔によるエンディングが起用された。

<あらすじ>
新型モビルスーツ・グフを駆るランバ・ラル隊から追撃を受けているホワイトベースは、連邦軍の反攻作戦・オデッサ作戦に参加するために傷つきながらも戦いをしのいでいた。
アムロは戦いの中で少しずつ成長していくが、自らの判断で戦闘を進めようとするあまりに、艦長のブライトと対立してしまう。
彼が増長したと感じたブライトは、ガンダムから降ろすことを操舵士のミライに相談する。しかし、それをアムロは聞いてしまいガンダムにのってホワイトベースを脱走する。
砂漠の街に辿り着いたアムロ、そこにラル隊が休憩に訪れ、出会うことになる。
迎えに来たフラウが後をつけられた事を知ったアムロは、ホワイトベースの危機を感じて再び戦場へと戻るのだった。
しかし、ラルとの戦いに勝利したものの、脱走の罪を問われて牢に入れられる。
ラルに勝ちたいと願うアムロ、そしてホワイトベースはラルに白兵戦を仕掛けられ…。

<作品解説>
2作目となる本作は主に地上戦になります。ホワイトベースの前に現れるのは歴戦の勇士ランバ・ラル、黒い三連星の異名を持つドム部隊、そしてアムロのライバル・赤い彗星のシャアが再び登場。
アムロが憧れる補給部隊のマチルダ・アジャンが重要なキャラクターとして登場するんですが、憧れた割りには3作目ではララァという女性が現れた事によって、アムロに思い出されもしない可哀想な人だったりします。
さて、これらは主人公アムロに纏わる話しですが、2作目の見どころは脇役であるカイ・シデンと女スパイ ミハル・ラトキエとのストーリーでしょうか。
カイは初登場時にセイラさんに軟弱者呼ばわりされたり、皮肉を言っては他の乗組員から少し距離を置かれていたんですが、彼に用意されたこのストーリーから戦争に対する意識を強く持つキャラクターへと変ります。
言うなれば、成り行きで流されていたカイは「誰かの為に戦う」という理由を見つけ、さらに初代ガンダムシリーズの中では最も成長したキャラクターの1人になるのです。
皮肉屋の彼にスポットを当てた展開は、主人公アムロだけではマンネリ化してしまうストーリーにうまく色をつけていますね。
余談ですが、カイは結果としてアムロに次ぐ撃墜数を挙げるエースパイロットになります。

<見どころ>
本作ではランバ・ラルとの戦いが重要であり、そして前述のカイのストーリーも見どころになります。
それに付け加えて、黒い三連星のかの有名なジェットストリームアタック、赤い彗星シャアとアムロが再びまみえるクライマックスなど過酷な戦いが続きます。
次々と登場する強敵との戦いは、2作目の醍醐味です。

<その他>
テレビ版では玩具を意識したGアーマーというガンダムと合体する戦闘機が登場しますが、映画版ではコアブースターという戦闘機に変更され、ガンタンクの登場も本作までになります。
商業的にすでに成功していた為にできた変更ですが、それにより3作目はより深みをますことになり、ガンダムが「ミリタリー色」を前面に打ち出すことに成功した証でしょう。

<関連作品>
機動戦士ガンダム I 特別編
機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙 特別編

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by syosei7602 | 2007-03-16 23:59 | アニメ/CG
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