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『LUCKY NUMBER SLEVIN』 アメリカ/2006
監督:ポール・マクギガン 出演:ジョシュ・ハートネット ブルース・ウィリス ルーシー・リュー モーガン・フリーマン ベン・キングズレー スタンリー・トゥッチ ピーター・アウターブリッジ マイケル・ルーベンフェルド 公開時コピー すべては<幸運のナンバー7>から始まる 「ギャングスター・ナンバー1」で手腕を発揮したポール・マクギガン監督と豪華出演陣によるクライム・サスペンス。 出演は「ブラック・ダリア」のジョシュ・ハートネット、「16ブロック」のブルース・ウィリス、「チャーリーズ・エンジェル」のルーシー・リュー、「ミリオンダラー・ベイビー」のモーガン・フリーマン、「オリバー・ツイスト」のベン・キングスレーなど。 <あらすじ> 仕事をクビになり、アパートが取り壊し、さらに恋人に裏切られ、友人のニックが住むニューヨークにやってきた青年スレヴン(ジョシュ・ハートネット)はいきなり強盗に襲われてしまう。 なんとかニックの部屋にやってきたものの、鍵は開けっ放しで彼はおらず、シャワーを浴びているところへ向かいの部屋に住むリンジー(ルーシー・リュー)が砂糖を貸して欲しいやってくる。 ニックがいないことに疑問を抱きつつ、彼を捜そうというリンジーが仕事に出た後、今度は黒人のギャングが2人やってきて、スレヴンをニックと勘違いしたまま、裸にバスタオル1枚の格好で、街のギャングである“ボス”(モーガン・フリーマン)のところへ拉致してしまう。 ボスはニックに貸した9万6千ドルを返せと迫り、それが出来ないなら対立する組織のボスである“ラビ”の息子でゲイの“フェアリー”を殺せと言うのだった。 <作品解説> なかなか面白い映画でした…が、些かバランスが悪いかな、と思えます。 ユルイのか、シリアスなのかがどっちつかずな感じがしたのと、前フリが些か長すぎたような気がしますね。 伏線をかなり張ってあったのは良かったのに、クライマックスがちょっと長すぎた気もする…一発でパッとわかるオチにしてくれたら良かったのにと思わずにいられないです。 とはいうものの、この作品はなんとなく出演陣がゆるーく、楽しげに作ったんじゃないかなと。 出演陣が豪華な割りには、「ユージュアル・サスペクツ」や「“アイデンティティー”」に今一歩及ばず。「バンディッツ」に近いかなぁ。 でも、ラストは良いですよ。 <見どころ> なんといってもルーシー・リュー。 この人、結構キッとした顔をしているのに、本作では普通に可愛く思えました(こう見えたのは初めてかもしんない)。 ブルース・ウィリスの口の端をあげてニヤッと笑う様は、相変わらずクールです。 まあ、これが見どころかと言われると辛いんですが、伏線が綺麗に納まるところは、ちゃんとまとまっています。 <出演者> ジョシュ・ハートネットは「ブラック・ダリア」よりも断然こちらの方が格好いいですね。 もうちょっと売れ筋にいてもいいのに。 モーガン・フリーマン、ベン・キングスレー共にギャングの親玉。 しかし、意外にゆるゆるな感じなのと、なんかマヌケで笑えます。 ブルース・ウィリス、ルーシー・リューは先に述べたとおり。 今月にスコセッシ監督の「ディパー・テッド」が控えてますが(ラストが違うらしい)、オリジナルで無いことを考えると本作はかなり頑張ってると思います。 あと、ジョシュ・ハートネットは女性には受けると思うので、男前が見たい女性にはオススメ。 ちなみに原題と邦題の微妙な違いは、映画内でなんとなーく語られます(笑)。 よろしければクリックお願いします。
by syosei7602
| 2007-01-13 23:59
| ハードボイルド/犯罪
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