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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
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硫黄島からの手紙
d0030824_354827.jpg『LETTERS FROM IWO JIMA』 アメリカ/2006
監督:クリント・イーストウッド
出演:渡辺謙 二宮和也 伊原剛志 加瀬亮 中村獅童 
    裕木奈江 松崎悠希




公開時コピー
5日で終わるとされた戦いを、
36日間、戦い抜いた男たち。
世界中の誰よりも、強く、愛しく、誇らしく-私たちはいま、彼らと出会う。


クリント・イーストウッド監督による硫黄島2部作の日本編。
第1部「父親たちの星条旗」の好評により、アメリカで繰り上げ公開された。
アメリカの製作ながら、全編日本語による英語字幕である。
出演は「ラスト・サムライ」の渡辺謙、「青の炎」の二宮和也、「半落ち」の伊原剛志、「それでもボクはやってない」の加瀬亮、「男たちの大和/YAMATO」の中村獅童、「ピカレスク -人間失格-」の裕木奈江など。

<あらすじ>
2006年、硫黄島。
かつて日本軍が立て籠もった洞窟の地面から、数百通もの手紙が発見される…。

1944年6月、太平洋戦争は混沌を極め、日本軍は疲弊の一途を辿っていた。
本土への足がかりとなる硫黄島に栗林陸軍中将(渡辺謙)が降り立つ。アメリカ留学の経験を持つ彼は本土防衛の為、連合艦隊が到着するまで、なんとしてもアメリカ軍の侵攻を食い止めるべく作戦を練る。
彼は無意味な軍国主義の精神論を排し、合理的な体勢を整えていく。
一兵卒の西郷(二宮和也)たちは、理不尽な上官の体罰から救ってくれた栗林に希望を抱き始め、さらにロス五輪の金メダリスト・西中佐(伊原剛志)といった理解者も増えていくのだった。
栗林は圧倒的な兵力を持つアメリカ軍を迎え撃つ為、地下要塞を構築することを決定する。

<作品解説>
第1部「父親たちの星条旗」は、戦争の英雄としてまつりあげられ、政治的な広報として使われてしまった兵士の生き様を描いていましたが、本作では兵士達の心の有りようを、残された「手紙」から紐解いたものです。
本作の主人公とも言える栗林中将は、日本とアメリカ双方から、第二次大戦中の最も偉大な指揮官とも言われるほどの人で、何よりも対米開戦には否定的な見方をしていた人物でした。
作中でも語られますが、万歳突撃や玉砕を禁止しました。
彼の考えは非常に合理的であり、プライドであることよりも「いかにして戦い続けるか」を優先したわけですが、この考え方自体は彼が留学をしていた経験からくるものです。
そういった意味を踏まえると、アメリカ人であるイーストウッドがうまく監督できた理由にもなるでしょう。
また、二宮和也演じる西郷は「死にたくねぇ」「こんな島、アメリカにくれちまえ」と大和魂よりも自分の弱さを吐露しています。今まで戦争映画における日本軍の描き方は、特攻、カミカゼ、自決、玉砕、敵前逃亡は死、というネガティブな思想ばかりでした。
当然のことながら西郷のような人物は多々いたであろうし、美学とされた死に様よりも戦争の不毛さを彼を通して描けたという点は素晴らしいと思います。
映画全体については、今までは英語をしゃべる変な日本人がハリウッド映画の常であったのに、それらを全て打ち破った作りには脱帽です。元々、イーストウッドは本作を日本の監督にさせたかったらしいですが、彼の思いついた監督とは故・黒澤明…言い換えれば、本作を任せられる日本人の監督はいないということになるでしょうか。
邦画が元気な2006年でしたが、これくらいの歴史的大作を作りうる力が今の邦画にないのは残念です。

<見どころ>
戦争の不毛さを描いたシーンよりも、要所に差し込まれる回想シーンが悲劇的。
西郷に召集令状が届く場面は、現代から見れば不愉快極まりないのですが、これこそが軍国主義の最たる部分です。
戦争で人が死んでしまうのは当然の部分でも、「戦争に人を駆り出す」国家権力の不条理さこそが悲劇の始まりです。
心に留め置くべきシーンですね。

<出演者>
渡辺謙の演技力の幅というか、やはり目に力があります。
アメリカで絶賛された二宮和也は「青の炎」でも存在感を見せつけていましたが、本作では演技に磨きをかけています。
また、伊原剛志は映画出演作が少ないながらも、ベストなキャスティング。
誠実かつ部下思いの西中佐を好演しています。
加瀬亮は映画俳優としての地位を確立しているため、安心感がありますね。
驚いたのは裕木奈江…失礼ながら、まだいたんだ…と。

少し灰色がかった映像と、圧倒的な戦闘シーンは戦争映画における屈指の名シーンに数えられるでしょう。
監督が本作を「日本映画」と言いましたが、邦画にこれほどのパワーがあればそりゃすごいだろうと…。
まあ、作品としてどう見るべきか、イマイチ不明なところがあり、ただ「硫黄島の戦い」を忘れないための記録的作品とも言えます。

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by syosei7602 | 2006-12-30 23:59 | 戦争/歴史/時代劇
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